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重要なお知らせ

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 以前から私と游心流に関してネットストーカーしている者が、またもウィキペディアなどにくだらんことを書き込みしていると会員から連絡を受けました。

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游心流DVDラインナップ

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 通常の武術系DVDは5000~6000円くらいが相場ですが、これは販路の大きい大量に作れる会社だから可能な値段設定です。うちはチマチマと手作業で作ってますので、製作費や労力、販売部数の関係上、数倍にならざるを得ません。

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連絡専用ブログ「游心流武術健身法 インフォメーション」

セミナーや稽古会の予定、DVD、商品関連等の情報については、こちらのブログをご覧ください。
最新情報も掲載してます!)

游心流武術健身法 インフォメーション

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本の紹介

 私が武芸考証をお手伝いした作品が出ましたので、御紹介します。

ねぼけ医者 月を斬る平茂寛
小児科医の主人公がお庭番の助っ人“斬月”として活躍! 主人公が無眼流を使うというのがミソです。無眼流とは、三浦源右衛門政為が創始した流儀で江戸時代初期から中期にかなり流行ったみたいですが、残念ながら現代にまでは伝わっていないようです。夕雲流と同様に気の術を極意にしたようです。平茂先生は当道場まで来て試し斬りや無刀取りも体験されていきましたが、無刀取りも見事、成功していました。

開花請負人 忍桜の武士高田在子
植木奉行同心という、今で言うなら樹医と警官が合体したような職務の主人公が、直心影流の腕を活かして活躍! 女性作家らしい恋愛描写が泣けます! 女性作家らしくない剣戟描写も燃えます! 直心影流と言えば、振り棒の素振り鍛錬が有名ですが、「何回くらいが適切でしょうか?」「千回くらいっスね」「ええ~っ! そんなに振るんですか?」「当然です!」みたいなやり取りをしました・・・。高田先生も以前、月例セミナーを見学されたり、先日も個人指導の様子を熱心に見てメモを取っておられました。

 どちらの作品も、白泉社招き猫文庫より発売中です。よろしくねっ!

 また、作家仲間の鷹橋忍さんの『城の戦国史』(河出夢文庫より発売中!)も、城好きにはたまらない内容ですから、是非、よろしくっ! 城の兵器としての機能について書いた本は初めてではないか?と思います。

ケダマメ玉井雪雄
ビッグコミックスピリッツで連載中のSFファンタジー時代活劇漫画ですが、2巻まで発売中です! 昨年、連載前に取材に来られたのですが、剣戟描写の役に立てたみたいですね。SF設定には驚きましたが、ヒロインがサンカの持つ両刃のウメガイ短刀を持っていたり、相当にディテールを研究して描かれているんだな~?と思いましたね。あっと驚く伏線があったりして、新章も楽しみです。

 その他、最近、読んだ本では、『人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた』大槻ケンヂ・山口敏太郎(KADOKAWA)が、異常に面白かったです!

 特撮、神秘武術のネタもちょこちょこっと入っていて、私向けの内容ですね。

 でも、意外に批評本としてもよく出来ていて、お二人の指摘していることには、イチイチ納得するところが多かったですね?

“ある種の”・・・と、ぼかしてはいますが、『帰ってきたウルトラマン』のムルチとメイツ星人の回が在日朝鮮人差別を暗示していたのではないか?とか、「あ~、なるほど、そういうことか~?」と思う点がいくつもありました。

 骨法バッシングの話では、“作りはいかん、と。でもそれを言ったら極真空手もそうだし少林寺拳法も何でもそうなんだけど。”と、大槻ケンヂさんは“野暮な”ことだという思いがあったみたいですね?

 う~ん・・・その論理は芸能界という特殊な業界に居るが故のものじゃないでしょうかね? 嘘ついて歴史の捏造するのは文化の破壊だと思うんですよ。創始者がそういうことしたお陰で後継者たちは要らぬ苦労をしなきゃならなくなるんですし、これまでずっとそうだったから、これからも許されるという論理は、もはや通用しないでしょう。

 エンターティンメントとしての“作り(ファンタジーと言い換えた方がいいか?)”の部分は有ってもいいとは思うんですが、世間一般を欺くような嘘を広めるのはバッシングされるのが当たり前だと思うんですよ。

 シャレで済まない領域がありますからね。

 それでなくとも、今はネットでいろんな人が今まで遠慮して言えなかったことを匿名で言える時代なんだから、“作り”は自然に通用しなくなっていくと思いますね。

 ファジーな部分を楽しむサブカル的な“軽さ”も好きなんですが、具体的に被害を受ける人達のことを考えたら、第三者の立ち位置から面白がっていられないじゃないですか?

 私は武術が好きで続けてきましたから、愛情も敬意も無い人間に荒らしてもらいたくないし、嘘が広まって誤解した人達が面白がってるだけで真価を知ろうともしない態度には腹が立ちます。なので、嘘は嘘、間違いは間違い!と、これからも書いていきますよ。

 さて、もう一つ、面白かったのが、天皇を護る八咫烏なる集団が使う武術・・・の話。

 なるほど、これが青木先生が言っていた皇室兵法なのか?と思いましたね。血の汚れを嫌うから内臓を潰して殺す技を持っているのだとか?

 大槻さんが「内家拳の発勁か?」と、そこに食いついてましたけど、似たようなもんでしょうね。合気の原理を使った当身を使えば、浸透勁のようになるでしょうから・・・。

 意外に深い内容で、非常に面白い本でしたが、もっと突っ込んでも良かったかな~?と、思いましたね。サブカル的なスタンスというのが、何か斜に構え過ぎじゃないか?と。

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五月セミナー“歩法”感想

 五月の月例セミナーは、歩法でした。

 つまり、游心流で言うところの「スリ足歩法による縮地法」なんですが、これは日本武術の運足の極意だと思ってもらって結構です。

 先月の「読みと交叉法」が日本武術の普遍的理合だとすれば、今回は具体的な術理として補完するものなのです。

 もっとも、歩法そのものは地道な訓練を延々と続けていって、何年かしてから急に花開く!みたいなものなので、たった一回のセミナー三時間で成果が得られるような性質のものではありません。

 以前、辞めさせた会員グループは、「歩法は必要ない」「這いは初心者には難しいから要らない」なんて私に面と向かって言ってのけたバカタレもいました。

 それ以前の会員は、全員が歩法の重要性を自覚して一所懸命に練習していましたが、数人しか成果は挙げられませんでした。

 つまり、頑張って練習しても体得して駆使できるようになる人間が非常に少なかったので、「要らない」と言い切るような人間まで出てきてしまった訳です。

 しかし、ボクシングをやっていた人なら解るでしょう?

 フットワークができないボクサーがプロで活躍できますか? どんな強力なパンチを持っていても、当たらなければ意味がありません。

「軽いパンチをいくら当てても無駄だ」と論じる拳法系の人もいますが、本来、軽いパンチしか打てない人間であっても、フットワークと併用することでパンチ力を倍加させることができます。

 これは、合気道では移動力と呼ばれていますが、全身が移動している時には体重×移動速度のエネルギーが発生するので、それが拳に乗れば、拳×腕の伸びる速度で計算される通常のパンチ力の計算式よりずっと大きな値が出るのは解るでしょう?

 拳一つの質量と全体重では比較にもなりませんから・・・。

 つまり、歩法というのは、単なる身体の移動のための技術ではないのです。

 無論、敵の攻撃を避けて不発にさせる技術ではありますが、もっと複合的な戦術的歩法というものが武術の歩法なのです。

 ただし、私は、この点については会員にもあまり説明していません。

 どうして説明しないか?というと、地道な基礎訓練で自由自在に歩法を駆使できるようにならない限り、歩法の戦術を教えても駆使できないからです。

 要は、無駄だから教えない訳です。

 地道に基礎訓練を積んで、歩法を駆使できるようになった時点で戦術的歩法の使い方を教える・・・ということにしてきた訳です。

 しかし、これまた・・・歩法ができるようになった時点で自惚れてしまう人間もいたので、実際に教えたのは北島師範くらいでしたかね~?

 戦術的歩法を訓練する型としては、蛟龍十八式というのを作ったんですが、これは歩法を駆使できないと墓穴を掘ってしまう型なので、ほとんど一般公開はしていません。

 今回のセミナーでは四つくらい披露するつもりでいたんですが、実際は一つと半分くらいしかやれませんでした。

 どうしてでしょうか?

 これ、まともに披露するには本式のスピード出してやらないといけないんですが、そうすると寸止めできなくなってしまうのです。

 一応、今回は面と胴の防具も用意してきたんですが、指出しグローブが見つからなかったので、拳は使わず掌打にしようか?と思ったものの、やっぱり危ないんで、結局、スピードを半分以下に抑えて寸止めにしたんですよ。

 うちで蛟龍歩と名付けた歩法は、太気拳の這いに形意拳の継ぎ足、蟷螂拳や通背拳の三才歩、八卦掌の走圏等々を融合してスリ足で動く日本式の連続縮地法としたものなんですが、この歩法は動いている最中に急加速できるのが特徴です。

 これは長所であると同時に問題も孕んでいます。

 急加速しているのを急に止めるのが難しい訳です。解りますよね? 車で考えればトップギアでアクセルふかした状態から急停止したらスピンしてしまったりするでしょう?

 なので、急加速して動いている身体のエネルギーが拳や掌に乗ったまま当てれば、ただでさえ身体ごと吹っ飛ばすことのできる発勁が倍々の威力になってしまう訳です。

 この型は、実戦でとにかく敵を粉砕撃破するために工夫したものなので、威力だけを優先して考えた訳です。だから、「歩法を使って打ち込めば最大威力が出せる」と考えた訳ですね。

 徹底して実戦しか考えてないので、演武して見せることは考えていなかった訳です。

 やっぱり、私は防具装着させても会員にまともに打つのは危な過ぎて、できませんでしたよ。

 寸止めできる程度にスピード落としてやったので、見た目も迫力無いな~と、撮影した映像見て思いましたね。

 ただ、基本原理さえ見せれば、仁平師範は発展させてくれるだろうと思ってます。

 私自身は、久々にやってみて、「あ~、まだまだできるな~? これくらい動ければ、あと2~3倍のスピードは出せるだろうな?」と、確認はできました。

 やっぱり、50過ぎてから特に膝がガクンと悪くなってきたんで、歩法はできなくなってるかも?と思っていたんですよ。問題なくできたんで、ちょっと安心・・・。

 しかし、仁平師範は相当、速くなってますね。私は年齢的にも無理だけど、彼には、この調子で足が消えて見えなくなるくらい超神速で動けるようになってもらいたいです。今の十倍のスピード出せれば大丈夫!(普通は無理だけど重心移動を加速するだけだから、理論上は可能です)

 読みと交叉法ができて縮地法で動けて合気と発勁を駆使して武器も何でも使いこなせて武医術も会得している・・・というトキとケンシローが合体したような“超達人”が、そろそろ誕生しますよ~?

 自分としては、やる予定の1/4くらいしかこなせなかったと思ったんですが、参加者の感想では「盛りだくさんだった」というものが多かったので、まあ、大丈夫だったかな~?と思いました。

 今回も初参加の人が何人もいたのですが、初めて会う人と話をするのは楽しいですね。

 また、遠方から来てくださった方には、「来て良かった」と思ってもらいたいですからね~。一期一会の機会が一生を左右することって、実際にありますからね?

 本当に、武術やってきて良かったな~・・・と、つくづく思います。

 普通に大学出て、普通に就職して、普通に結婚して・・・という人並みの生き方はできませんでしたし、苦労なんてのは通り越して、「よく生きてこれたな~?」と思うような人生でしたが、今は本当に楽しいです!

 毀誉褒貶も、すべてが名誉なことだと思えばいいんです! 「人様から後ろ指さされて噂されるような人間になってはいけない」と言われますが、私はむしろ、これは逆なんじゃないか?と思いますね~。

 良いとか悪いとかじゃなく、それだけ注目を集めるというのは無視できない存在だという証明じゃないですか? 人間、聖人君子なんてなれるもんじゃないんですから・・・。


PS;日本映画専門チャンネルで観た『サトラレ』のテーマ曲が良かったので、CD買おうと思ったものの、誰が歌ってるのか判らなかったんです。が、最近、また放送していたんでクレジットタイトルを目を皿のようにして観ていて確認したところ、クリスタル・ケイが歌ってる『LOST CHILD』という曲なのが判りました。それで、橋本駅近くのミウイのショップで探してCDアルバム買いました。ゲスの極み乙女。も買おうか?と思ったんですけどお金足りなかったんで買えませんでした・・・。学生時代は山下達郎ばっかり聴いてたけどな~?


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五月セミナーは“縮地法”

 四月セミナーでは“読みと交叉法”という武術にとって最も重要な理合について解説指導したんですが、これに加えて重要なのが“歩法”です。

 これは、前回、無刀捕りをやらせた時に、痛感した方もいたでしょう。

 つまり、刀を持っている相手の手元に一挙動で入身して柄を捕らえる・・・というのは、遠い間合を一気に縮めなければできないからです。

 何しろ、モタモタやっていたら確実に斬られてしまう。いくら、先が読めても、こちらの動きが遅ければ間に合わない・・・。

 実は、この難しさを実感してもらうのが目的で、敢えて、次の回に教えるようにした訳です。

 読みと交叉法は根本原理です。

 ですが、その根本原理を現実的に駆使するには歩法も重要になるのです。

 前回、タイミングは読めていても、動きだしが遅れている人がかなりいました。

 これは、足で地面を蹴って動こうとする普通の歩法を使うから、どうしても二拍子の動きになって遅れてしまっていた訳です。

 どんなに早く動いても二拍子の動きは一拍子の動きにはなりません。

 一拍子で動き出すのが武術の秘伝である縮地法の原理なのです。

 これはもう、散々、説明しているので改めて書きませんが、理屈はわかっていても実際に体で再現しようとするとできない人がほとんどであるようです。

 この動きは歩法であると同時に身法なのです。

 そして、やはり体内の重心移動を利用するものです。

 なので、足が遅いとか故障しているとかの致命的な問題があっても駆使できますし、瞬間的な動きなら物凄く速く動けます。

 現に足腰を故障しまくって立ち居振る舞いに支障がある人でさえ、健常者を翻弄してのけることができます。

 特に老人にとっては重宝する術ですね。

 武術の動きには、実は縮地法の歩法を遣っている筈だ!と思えるものが多くあります。

 今回のセミナーでは一般公開していない游心流の絶招型「蛟龍十八式」の技もいくつか初披露してみようかな~?と思っています。

 これらはすべて縮地法ができないと駆使できない技なので、まあ、エキシビションですけどね~?

 なので、これは真似して練習しないでくださいね? ちょっと真似しただけでへばって後の練習ができなくなると思うので・・・。


PS;四月のメイプルホール練習は、第五木曜の30日もあります!

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高瀬道場公演観劇

 今年のGWは目まぐるしい展開でした。

 まず、4/30の相模原千代田メイプルホール木曜稽古会は、久々、参加者が複数いたので、剣と無刀取りとかやりまして、翌5/1は霜剣堂の刀剣即売会を天真會青木先生と一緒に観て、昼飯を食べながらいろいろとお話したり、3日の日曜本部稽古会では小塚師範が三間(5.4m)の距離で畳針を打つ!という技を突如、発明し(あんな軽い針が、ほとんど真っすぐの軌道で的にピシッと刺さったのに唖然! 普通の打ち方だとできないそうな・・・)、5日は高瀬道場の舞台公演を、游心流一門と柔芯体メソッド稲吉優流先生、バレエの松田英子先生と一緒に観に行きました。

 その他の時間は新作本の原稿書いて過ごしていたんですけど、特に5日は非常に濃い一日になりましたね~。

 高瀬道場の舞台公演は、毎回、新選組をテーマにして角度を変えて演じられてきていますが、続けて見ている人間にはお楽しみの連ドラ化するギャグ?があります。

 稲吉先生は、「いや~、何か、真面目一辺倒なのか?と思っていたら踊りありギャグありで楽しかったですね~」と、感心されてました。

 高瀬道場は硬派なイメージが強いですが、芯は硬派でもギャグ好きな高瀬先生のちょっとばかし暴走モードのギャグが入るところが一番の個性でしょうか?

 もしかすると、殺陣シーン以上にギャグに情熱を注いでいるのか?と思えたりします。

 やっぱし、笑わせるというのは凄く難しいことで、国民的人気を誇ったお笑い芸人が、一年も経過せずに過去の人になってしまったりするでしょう?

 正直、どマイナー過ぎて、意味が解らなくて笑うに笑えないフライングもある訳ですが、「押してダメでも押し倒す!」と言わんばかりに、グイッグイ、バージョンアップしてくるから意味はわかんないけど圧倒されて笑ってしまう?という状況になるんですね~。

 私も、読者おいてけぼりで特撮ネタ(『怪獣王子』に出てきたシシ竜が300mもあるとか? ちなみに主人公タケルの相棒恐竜ネッシーは200mで口から熱線吐けます。蛇足ながら確か? タケルのメインウエポンはブーメランでサイドアームはトンカチだった)に走るから、似てるかも・・・?

 そんな高瀬先生がお贈りする今回の公演、殺陣アクションのみならず階段落ちのスタントアクションも披露!

 でも、舞台ってのは怖いですよね~? 失敗してもやり直す訳にはいかないし、階段落ちもアクションアワードの時は身軽な状態でやれた分、まだいいと思うんですけど、問題は刀ですよ。

 鞘が引っ掛かったら思いもしない失敗をするかもしれません・・・。

 映画とかだったら、カメラワークや編集テクニックでごまかせるけど、舞台はそうはいきませんからね~?

 特に今回、立ち回りをやった後で、そのまま転がり落ちるという構成だったので、刀は取り落とす形にしたものの、鞘を抜き取るのは不自然だから・・・との判断だったんでしょうが、鞘を着けたまま加賀谷さんが転がり落ちたのは、ドキッとしましたね~。

 もし、私が演出する立場だったら、ギャグと混ぜて、「やられた~」とか言いながら、刀とか鞘とか外して「ちょっと待ってね~」とか言いつつサポーター付けたりして、「いい加減にしろ~!」と蹴り落とされる?みたいな、お笑いに走りますけど・・・やっぱ、それをやっちゃあ、お客さんは白けるでしょうね~?

 昔、学生演劇で殺陣つけた時に、小道具で作った剣がポキンポキン折れて、青ざめたことありましたね~? そこ、ギャグじゃなかったから、役者は動揺せずにそのまま立ち回り続けてましたけど、本番になるとガチでぶつけてしまってたな~?

 殺陣アクションがいかに難しい演技表現なのか?ということが、舞台やれば、よく判りますよ。魅せる技術というのは独りよがりではできませんからね。

 余談ですが、高瀬先生の殺陣講座を受講している小塚師範が、ラスト日に殺陣を演じる時に、瞬間、頭が真っ白になってしまって段取りをスッカリ忘れてしまった・・・と失敗談を語ってくれました。

 武術で考えれば型の演武と構造的には違わない筈なんですけど、合気道で慣れている筈の彼でさえ、いざとなるとこうなったりする訳ですよ。“演技”というものに対する認識の差なのかな~? 私なんかも自主映画とか寸劇とかで演技したことあるけど、アイドル映画(その後、絶賛お蔵入り?)で演じた時は凄い棒読みで恥ずかしかったですぅ~。もうちょっとはできると思ってたんだけどな~・・・(泣)。

 何事も、専門の基礎訓練は重要ですよね?

 プロレスラーでVシネとかで活躍している人もいるじゃないですか? プロレスがエンターティンメント・スポーツとしての演技力を必要とされるからでしょうね?

 あ~、そういえば、“キックの鬼”沢村忠は演技上手かった! 『闘え!ドラゴン』に“木枯らし”というダンディーな殺し屋で出た時は、倉田先生より上手かったような?

 何でも、日大芸術学部出身だったんだそうです。あそこは芸能の名門だよな~?

 今、時代劇専門チャンネルで『三匹の侍』やってるんですけど、高瀬先生も絶賛していた長門勇が槍と居合の遣い手、桜京十郎を演じているんですが、確かに上手いです。『影の軍団』とか『斬り捨て御免!』の長門勇もいいですが、主演映画いも侍蟹右衛門シリーズとか『道場破り(雨あがると同じ原作)』『続・道場破り』は素晴らしいですよ~?

 相手の刀を刀や槍でクルクルクルッと巻き取ってしまう技は、他の誰もできないでしょうね~?

 国士館大学の剣道家の馬場欽次先生のお父さんがこの技ができたそうで、渦巻きだったか竜巻だったか・・・という名前だそうです。馬場先生の門下だった会員に以前、聞きました。

 ちなみに、この前、気づいたんですけど、この三匹の侍の名字は皆、花から採ってるんですね? 平幹二郎は桔梗(ききょう)で、加藤剛は橘(たちばな)なんですよ。長門勇は桜(さくら)。無頼な浪人達なのに花の名字というのは、ちょっと粋な感じですね?

 ところで・・・高瀬先生に一つだけ質問。毎回、疑問に思うんですけど、なんで斎藤一は登場しないのかな~? 沖田、土方に継ぐ人気者だと思うんですけど・・・。次回は是非!

 それにしても・・・“高血圧”をネタにするとは思わなかった・・・(苦笑)。アレはもっと発展していけそうだな~? 音がカラータイマーみたいになるとか?

 はっ? 何で、私がギャグ考えてんだ? 職業病だな・・・。


 観劇の後は、打ち上げで小塚邸に行きました。

 実は、大変、失礼な話なんですが、この日の私の一番の目的は、小塚師範が新しく飼った猫を見に行くことだったのです・・・(高瀬先生、申し訳ござりませぬぅ~)。

 料理上手な小塚師範が準備してくれていた料理を食べながら、ミケ猫のカズコをダッコして癒されました・・・。

 九ケ月だそうなんで、まだ子猫なんですね~? ネコカフェに居たそうなんで、普通の猫みたいに警戒心が強くなく、すぐ慣れて、我々の膝の上に乗ってきて丸まったり、終始、アクティブに動き回っていました。

 猫に触るのは、数年前に白州の田中泯さんのダンスフェスティバルに行った時以来ですが、ダッコしたのは20代半ばに不払いで電気止められた冬の寒い日に、捨て猫の子猫を拾ってきて暖を取った時が最後・・・(戦時中の思い出か?)。

 あの時は、三匹の子猫をダッコして布団にくるまって寝たけど、翌日、猫ノミに食われて痒かったな~・・・(やっぱ、戦時中みたい)?

 やっぱし、猫は柔らかいっスね~? それと、ゴロゴロ鳴るのがいいんですニャ~。

 私も早く猫飼えるように小説と漫画原作で金稼いでビル建てねば・・・。

 この日の夜は、仁平師範が自分の武術観を「ここまで話したのは初めてです」というくらい話してくれて(実演しているうちに成り行きで・・・)、私が心配していたことも杞憂になったな~と、非常に意味ある日になりましたよ。

 言葉で説明できるような内容ではないし、武術だけやっている人だとチンプンカンプンで誤解するだけだったでしょう。というか、東洋哲学の知識も無いと理解できない内容で、彼の若さで、ここまで考えて本質を掴んでいたのか?と、舌を巻きました。

 彼も理解されないのが解っているから言うに言えずにいたんじゃないか?と思います。

 私でさえ、昔、似たようなことをあれこれと考えてデモーニッシュな観念に取り憑かれそうになった経験(新興宗教や呪術や魔術といったオカルティズム)があり、それで仏教とか道教とか当時流行していたニューサイエンス(デヴッド・ボームとかケン・ウィルバーとか)とか勉強した訳です。ちょうど、ポストモダン現代思想がブームの頃でしたが、同時に精神世界ブームも始まっていました。

 J・クリシュナムルティー、オショー・ラジニーシ、カルロス・カスタネダ、ルドルフ・シュタイナーなんかが注目され始めた時代でしたね。80年代は・・・。

 でも、今はそういう時代じゃないから、彼は独自に関心持っていったんだろうな~?と思いました。

 武術は論理的に解説できない側面がありますが、それは人間の存在理由そのものに関わるものだからで、宗教と違って、直接に命のやり取りを実行するものですからね。

 上っ面の倫理観に当てはめてごまかしていく(お題目唱えて思考停止する)しか現実的な対応はできないかもしれません。言語解析していくと論理矛盾起こして自家中毒になりますからね。

 そもそも、宗教や哲学が発生するのは、命のやり取り、死生観から起こるものですからね。非常に現実的なリアルなものから発想されるものです。

 ただ、人間の場合は、社会的動物としての理性と知性と本能、感情が錯綜して様々な欲望が生じるので、それが他者への支配欲となり、組織化する民衆が社会構造を作り発展させ、文明や文化が生まれて宗教やイデオロギーによって権力が社会の維持装置化して機能していくことになります。

 武の力(国家規模に組織化されたものは軍事力)というのは個人から組織、社会、国家の権力を支えるものへと転用されていくものなので、武術を求める人間の心の中にも権力指向が育ちやすい訳です。

 その意味では現代武道のようにスポーツ競技化されたことは安全装置をかけたということでもあるでしょう。

 一般に勘違いされているのは、表向きの社会の維持が法によって成されているという認識ですが、これは正しくありません。

 それは、イスラム国の一連の事件を鑑みれば明白ですよね?

 法によって恭順するのは法の観念を受け入れた人間だけです。それに従わない“無法者”には通用しません。

 そもそも、法の効力は警察や軍隊という圧倒的な国家の武力が存在しているという暗黙の認識があるから成立する訳で、もし、それが無ければ、一気に瓦解してしまうに違いありません。

 つまり、我々は日常的に認識していないだけで武力によって支えられている社会の中に生かされている訳ですね?

 ですが、この場合の武力とは国家権力と同義です。これが地球規模の一つの権力となればあらゆる紛争が終結する?・・・かと考えるのは、あまりに世間知らずと言えるでしょう。

 それはそれとして、個人が過ぎた超人的武力を持ったとした場合、他者への支配的権力欲に目覚めることは不幸な結果しかもたらさない。

 だから、心ある武術家は、権力に背を向けて生涯を修行僧のように送ろうと考えるものです。が、それでは何のために学ぶのか? 武術を学ぶことに何の意義があるのか?

 個人の自己実現を追求することが持て囃された時代もありました。が、それは体の良い現実逃避でしかありませんでした。

 しかし、今の時代は個人の好きに生きられる余裕が無くなりつつある厳しい時代になったと言えるでしょう。

 世界の仕組みが音をたてて崩れてきて建築構造物が剥き出しになってきた時代です。

 この時代に生きていくには相当な覚悟が必要になるでしょう。そのための強靭な超人類が必要なのかもしれません・・・。

 私の世代は、新人類と呼ばれる世代でしたが、今は超人類と呼ぶべき個体としての能力値が異常に高い人間が生まれてきているような気がします。

 それは時代の要請なんじゃないか?とも思えます。能力があるのは、「能力を使え」ということでしょう。

 私が生きていられるのは、せいぜい、後、20年かそこらでしょう。その間に、世界がどういう方向へ向かって行くのか?くらいは確認しておきたいな~・・・と、思いましたが、身近に、超人類(ニュータイプ?)が居たことが再確認できた夜でしたね。

 まあ、私の職業的な立ち位置からしたら、人間の本来あるポテンシャルを引き出していくシステムが武術には有る!とか“ほざいて見せた”方が賢明なんでしょうけど、そこまでノーテンキにはなれないな~・・・(苦笑)。

・・・っ~か、どんなに肉体を鍛えても50BMG一発撃ち込まれたらオシマイだからね~。武術じゃ鉄砲に敵わないと解っていた江戸時代。推定ですが、鉄砲の流派は200~300は有ったんですよ? 一度、調べて書き出してみようとしたんですけど、途中で嫌になってやめました。

 私が身体鍛えることを重視しないのは、武術的合理性の行き着くところは、“鍛えても無駄”だからです。これはアンチテーゼとして敢えて、書いておきますね?


PS;一般販売は割引できませんが、今後、セミナー受講生の方だけDVD半額割引で販売します。どうぞ、御利用ください!
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上田秀人先生歓迎会

 時代小説の世界でキングオブキング、佐伯泰英に迫る絶大な人気のある作家、上田秀人先生が、4月26日に、うちの道場に来られました。

 昨年、私の小説の先生が大阪で特別講義を開催するのに合わせて親睦会に参加した時に上田先生がゲストで来られていて、その時に拙著『重心力を極める武術のコツ』をプレゼントさせて戴きました。

 翌日、丁寧な御礼のメールを頂戴し、道場を見学したい旨のことも書かれていらっしゃったんですが、何分、超売れっ子の先生(大抵の書店の時代小説文庫コーナーに上田先生の作品が有ります)ですから、神奈川の道場まで来て戴くような暇はあるまい・・・と、社交辞令だと認識していた訳です。

 ところが、三月に『時代劇の間違い探し』を出版社から謹呈して戴いたところ、取材したいという旨のメールを頂戴し、それなら、わざわざ御足労戴くだけではもったいないので、作家を目指す同門の皆で親睦会をやろう!ということにしました。

 それで、26日に、上田先生と担当編集の方二人に、小説講座の先生と仲間数人で当道場へ来て戴きました。

 何しろ、剣戟シーンの描写の上手さでは定評のある先生ですから、「そんじょそこらの道場でやるような下手なものは見せられないぞ!」と、私も珍しく気合を入れて、滅多にやらない“真剣の無刀取り”をお見せしました。

 ハッタリ臭いか?とは思ったんですが、うちの技は激しく打ち合ったり気合を出したりしないので、やってる内容はムチャ濃いことやっているのに、見た目が普通過ぎて迫力が無い!

 なので、「無刀取りやった直後に試し斬りしてみせたらインパクトあるだろうな?」と思った次第です。

 ですが、これを演武するには北島師範しかいません(彼は特訓して教えた)から、この日は北島師範だけ相手役に来てもらっていました。

 もっとも、北島師範と真剣使っての稽古も、回数としては、2~3回しかやったことないんですよね~?

 なので、北島師範も、最初は構えただけで緊張して、滝行?みたいに汗びっしょりになっていましたよ。

 もっとも、これは真剣の怖さが解ってるから、そうなる訳で、怖さが解らない人間だと雑に扱って怪我してしまう訳です。真剣は絶対に雑に扱ってはいけないのです。

 もっとも、上段からの真っ向斬りを避けるばっかりじゃ~、あまりにもお約束過ぎるだろう?と思って、この日は八相からの袈裟斬りを捌いて刀を奪う技もやりました。

 もっとも、この技は袋竹刀や木刀、模擬刀ではやったことありますが、真剣ではやったことありません。完全に、出たとこ勝負のアドリブですよっ!

 据え置きでDVD撮影していたので、後で確認してみたら、余裕で避けたつもりだったのに、結構、きわどくて、アワワワ・・・と思いましたよ~(苦笑)。

 北島師範には、「ノロノロやったら見栄えがしないから、ビュッと振れ!」と事前に言っていたのですが、いや~、零コンマ何秒遅れていたら、キルビルVol,1のルーシー・リューみたいになっちゃうところでした~。

 いや、もしも、私が縮地法を知らずに足で床を蹴って動こうとしていたら・・・きっと、ザックリと頭に刃が食い込んでしまっていたでしょう。

 そのくらいギリギリでした・・・。やっぱり、転會の渡辺忠成先生のようにはいきませんね~? いや~、渡辺先生は本当に凄いっスわ~。

“予備動作無しで一拍子で動く”ということは、剣術、居合術、そして無刀取りを練習してみれば、はっきりと分かります。素手の格闘技では、いくらやっても気づかないんですよ。だから、剣やった方がいいと言ってるんですけどね~(苦笑)?

 どんなに速く動いているつもりでも、脚力で地面を蹴って動こうとすれば二拍子になってしまうので、このような武術の攻防の場合では遅れてしまうのです。

 極意は睫の先に有る・・・とか言われますが、ほんのちょっとしたコツを知ってるか知らないかで結果には格段の差ができるのです。


 その他、「ペンは剣よりも強し!」とか、「小柄の手裏剣打ち」「後ろ向き手裏剣打ち」「逆手斬り」「右肩からの背負太刀の抜き納め」「十手の使い方」「合気見世芸」「柳生心眼流の鎧の上から心臓を止める当て身」とか、いろいろやりました。

「そんなの無理!」と言われているような技でも、本当は、「やれば出来る!」んです。

 やりもしないで、「できない」と簡単に言う人が誤解を広めてしまうのです。

 剣術中心にいろいろ実演解説しましたが、さりげな~く置いていたチェイタックM200インタービジョンライフルのエアガンを、上田先生は「アンチマテリアルライフルですね?」と言われて、お~、時代作家でありながら現代兵器のことも御承知なのか?と、感心させられました。

 担当編集者の方が中国拳法と古武術の老舗のSK先生の道場に昔、通われていたそうなので、話がしやすかったですね。この道場の出身者は武術業界に大勢いますから。

 やっぱり、武術のこと全然、知らない人に説明するのは凄く難しいので・・・。

 道場の次は送迎バスに乗り込んで、会食会に行きます。一度、駅に回って戴いて、参加者を拾って・・・という計画なんですが、異様に多い!

 大丈夫か? バスの定員に収まるか?と思っていたら、ギリギリで大丈夫でした。

 やっぱり、上田先生の人気の高さですよね? 作家の卵にしてみれば雲の上の憧れの先生ですよ。

 それにしても多い・・・半数以上が私の知らない人です。

 この人数で上田先生に質問しまくったりしたら大変なことになる?と考えて、「一人一人、自己紹介して、上田先生への質問は一つだけにしてくださいね~」と、順番にやってもらったんですが、結局、時間ギリギリまで質問が続いてしまいましたよ。

 お金払う時に足りなくてビビッてしまいましたが、後から払い損なっていた人が払ってくれたんで大丈夫でした・・・が、飲食代で20万超えると大変ですね~? 新年会の幹事やった人が体調崩したって聞いていたんですが、なるほどね~?と思いました。

 小説講座では、いかにして新人賞取ってデビューするか?ということまでしか皆さん、考えていないので、その先の、デビューしてから売れっ子作家になるにはどうすればいいのか?ということについて上田先生の日々の実践についてお話戴いたことは、皆さんに大いに参考になるだろう・・・と思っていたので、非常に有意義な機会だったと思います。

 何よりも、上田先生御自身が、プロ作家としての覚悟を話してくださったので、デビューした後からが大変なんだということを皆さんが理解されたと思うので、本当に有り難いことだと思いましたね。

 何しろ、新人賞取って鳴り物入りでデビューした新人作家が一年後にはいなくなっている!という恐ろしい現実が、今の小説の世界の真相だからです。

 実は、新人賞を取る人のかなりの割合が、プロ作家として何年もやってきたものの、鳴かず飛ばずで再デビューを目指した人だったりしているのです。

 売れっ子になることがいかに大変なことか? 印税生活がいかに夢物語なのか?

 私も、いつまでも武術の本ばっかり書いていても埒があかないと思ったからこそ、創作文芸作家を目指して勉強し始めた訳ですよ。

 でも、小説で食うのはさらに難しいと判ったので、今はいろいろ書けるマルチ作家目指しています!

 この日も親睦会の後は、小説講座の先生との共著の新企画で、フリーの編集者さんと歴史謎オカルト本?の企画打ち合わせをしました。

「これは山口敏太郎さん向きの企画でしょう?」という感じの内容でしたが、まあ、私も、かつてムーに何回も名前が載った男で、オウムから勧誘の葉書が来たりしているくらいですからね~(自慢にならねぇ~!)?

 洋の東西問わず、オカルト系(秘密結社・悪魔・妖怪・神秘思想)は結構、詳しいんですよ! 「普通のオカルトだと山口敏太郎さんにはとても敵わないけど、武術や刀とからめれば俺の右に出るヤツはおるまい?」と、結構、自信満々です。

 特撮物も自信あるんですが、そっちの業界はプロのマニアには素人では到底、及ばないですからね~?

 ちなみに、昔、『怪獣王子』という特撮ドラマがあって、恐竜がいっぱい出てきていたんですが、当時は恐竜だから20m~30mくらいの設定なのかな~?と思ってたんですよ。

 ところが、ケイブンシャの『原色怪獣怪人大百科』によれば、この作品に出てきていた恐竜たちの設定は小さいヤツでも100m超えてて、ビックラこいてしまいました!

 巨鳥ジアトリマは100m、巨大猿ゴズラスは150m、サンドラゴン、ジゴロドンが200m、シシ竜に至っては300m!

 でも体重は軽目で、~千トンくらい。300mもあるシシ竜でも1万トンなんですよ。

 初代ゴジラは50mで2万トンでしたね。身長が6倍なのに体重は半分ですよ?

 しかし、驚くのはまだ早い! ウルトラQに初登場したゴメスなんて、身長は10mなのに体重は3万トンなんですよ!! シシ竜の1/30の身長なのに体重は3倍もあるんですよっ!!!!!

 想像してみてください・・・体重3万トンのアミメニシキヘビ・・・。太り過ぎっ!

 でも、初代ガメラは60mで80トンだったからな~? これ、比重でいうと発泡スチロールより軽いらしいよ?

 こういうのって、皆で酔っ払いながら設定決めるんですかね~(笑)?

 ちなみに、『怪獣王子』トリビアです!

 この作品に博士役でレギュラー出演していた及川廣信氏は、舞踏の大野一雄氏の友人で日本に初めてパントマイムを伝えた舞踊の世界の重鎮なのです。

 パフォーミングアーツ批評家として知られ、赤羽にアルトー館(アントナン・アルトーからネーミング)という自宅兼バレエスタジオを持っておられます。

 禅や太極拳も学んでおられて、精力的に身体運動と芸術の関連性を思想的に追究されていらっしゃいました。

 私、及川先生の勉強会に呼んで戴いて武術の身体論とかお話させて戴いたこともありました・・・。非常に温厚で知的で情熱的な方でした。及川先生、お元気かな~?


PS;翌々日、上田先生から御礼のメール頂戴しました。小説では使いにくいな~?と困っちゃったみたいですぅ~。張り切り過ぎちゃったか(苦笑)?

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ほびっと村感想

 今回の、ほびっと村の講座は、ほとんど宣伝しなかったので極端に参加人数が少なくて赤字になってしまいましたが、日本武術の構造的な説明が十分にできたので、参加者の方には勉強してもらえたかな~?と思っています。

 ここ最近、「武術は肉体の強い弱いではなくて、知識が勝負を左右するものだ」という思いが強くなってきました。

 研究すればする程、肉体の強さは関係ないように思えてくるんですよ。

 だって、いくら鍛えても、人間の絶対的な急所は無くならないし、パンチやキックを耐えられても、刃物を通さない筋肉なんかあり得ないでしょう?

 格闘技漫画の金字塔だと言われていた刃牙シリーズも、最新の『刃牙道』になったら“武術”がテーマになり、もはや、格闘漫画と言うよりは武術漫画になっています。

 これまで厳密な意味で武術漫画と言えば、とみ新蔵さんの剣豪漫画しかなかったと思うんですよ。

 もちろん、『拳児』や『史上最強の弟子ケンイチ』もありましたが、生き死にの勝負を描いた武術というのは時代物でしか描写できないかもしれません。

 剣で斬るというのは、もう格闘技の範疇ではありませんからね。

 倒す!じゃなくて、殺す!

 しかし、現代の武道というのは、そういう武術の延長線上にある訳で、武道を追究していくなら、当然、武術について研究していかないと嘘になると思うんですよ。

 とかく、武道やっている人間は洞察力に欠けます。

 表面だけ見て判断してしまうのです。

 どうしてか?というと、自分なりの観察眼が養われているという感覚的自信があるからでしょう。

 でも、感覚というのは客観性がありません。どこまでいっても主観であり、他者と共有できないのです。

 しかも、容易に思い込みに変質してしまいます。

 だから、感覚を磨くのが武術の修行の大部分なんだけれども、それとは別に客観的にデータ化して分析することと、様々な外部情報を取り入れることも大切なんですよ。

 要は、“知識”が重要だということです。

 例えば、どんな優れた技の持ち主であっても、本当の遣い方を知らなければ、実際に勝負した時に簡単に負けてしまったりします。

 古武術で高度なレベルの技を持ちながら、実際に闘って簡単に負けてしまった・・・なんて人はざらにいます。

 技の凄さが戦闘に結びついていないのです。

 武術は、この“本当の遣い方”を秘伝にして容易に教えないシステムになっているため、師範クラスになっても“本当の遣い方”を知らない・・・ということが現実にいくらでもあります。

 無論、型に習熟して優れた動きを示す人は少なくありませんが、それでも本当の遣い方を教わっていなければ、教わっている相手には勝てないものなのです。

 このような事情は、現代武道では“あり得ない”ことなので、嘘だと決めつける人も少なくありません。

 現代武道では同じ技を使ってルールを決めて闘うので、実力がある方が大体、勝つのです。実力が下の者が勝つのは偶然のラッキーパンチが当たった・・・くらいの偶発的な要素でしか起こりません。

 しかし、昔の武術だと、試合稽古ではてんで弱かった河上彦斎(るろうに剣心のモデルになった肥後の人斬り)が、いざ真剣を遣っての暗殺となると鬼神のように強かった・・・なんてことが起こる訳です。

 どうしてそうなるか?というと、やはり、命のやり取りをするからですよ。

 目玉・金玉・喉仏は“潰す物”。耳や鼻は“千切る物”。関節は“折る物”。骨は“砕く物”・・・。

 剣術で狙うのは急所のみ。敵の首は切断する。

 これが本来の武術の技の目的とするところです。

 現代の武道では、これらはすべて禁じ手ですよね?(当たり前) 安全に娯楽として楽しむためのものだからです。

 武道愛好家に、本来の武術について解説すると、ほとんどの人が“しかめっ面”になりますよ。

 武道は道徳的に近代化されたものであり、精神性を重視する伝統文化であり、社会体育、競技スポーツとして位置付けられているからです。

 それが間違いだと言うつもりはありません。一般に普及するためには、それでいいのではないでしょうか?

 しかし、武術の本質を考える場合は、このような残忍な戦闘術の存在理由についても考えないと、まるで上っ面だけの綺麗事でごまかしてしまうでしょう。

 そのごまかしが広まる中で、「武術とはいにしえの身体操作が云々・・・」なんて、ペラッペラに薄っぺらな理論が刷り込まれてしまったりする訳です。

 現代で最も武術のあるべき姿を現実化しているのは、スイスなんじゃないか?と私は思っています。

 永世中立国のスイスは、戦争に与しない代わりに、国民が自治的に防衛できるように各家庭にアサルトライフルを持っていて、国民は射撃の訓練も受けるそうです。戦争に巻き込まれたら国民個々が戦うためだそうです。

 実戦に備えているためにスイスの銃は高品質で有名です。

 実に見上げたものだと思います。

 かつての日本の左の平和運動家達は、スイスを理想としていながら、その実質を知らずにいましたが、平和を理念として唱えても、暴力で人民を支配しようとする人間は必ずいるのだ!という現実的考えで自衛手段を講じることを忘れていた訳です。

 日本の革命家だのネトウヨだのという人達が尊敬できないのは、戦う準備をしていないからですよ。戦う能力も無いヤツが何を勘違いして“闘争”を論じるのか?

 誤解してもらいたくないのは、私は戦争は絶対反対! 日本が国として戦争に加担していくなど、絶対に許せません!

 国じゃなくて、国民個々が戦いに備える意識改革をしてもらいたいと思うのです。

 自衛隊や警察だって、アメリカの真似よりも日本独自に研究してロボット部隊とか作ればいいと思うのです。

 ガンダムの大きさは無理だとしても、アーマード・トルーパーくらいの3mくらいのなら作れると思います。

 日本のメーカーが、50口径の重機関銃の弾丸も通さない携帯電話のケースを作った?というのを銃雑誌の記事で読みましたが、超合金ロボットスーツの部隊結成すれば、世界中がビビッて日本の平和は脅かされませんよ。

 核みたいな時代遅れのオーバーテクノロジーに拘って原発温存しようとする発想が既にダメなんですよ。今や、原発はテロリストに狙われたら列島壊滅のガン細胞にしかなっていません。

 原発再稼働を画策する暇があったら、原発自衛隊を組織して全国の原発をテロから護るくらいのことを、どうして考えないのか? 戦略も糞も無い!

 それから、国際社会で日本の存在感を示したいなら、新しいエネルギー研究が最も有効です。特に蓄電技術をもっと研究すれば、エネルギー問題は急速に解決するでしょう。

 関係ない話だと感じられるかもしれませんが、これは私が武術を研究しているから考える発想です。

 つまり、何が現実に即して実効的なものか?と考える。

 日常生活の中での自己防衛なら、刃物類に対処できる技術が必要だし、対テロリストからの防衛なら、敵の銃を奪って反撃する技術が必要・・・。

 そうやって考えていくだけです。

 で、こういう今の日本で現実的に起こりえる事件に対して自己防衛するのに、普通の武道や格闘技では対処する技術が無いんですよ。

 これは、競技に慣れ過ぎて、ストリートファイト的な状況を考えなくなってしまったせいでしょう。

 少なくとも80年代くらいまでは、まだ武道やっている人間も実戦の在り方について柔軟性があったんですが、90年代くらいからは話が通じなくなりましたね~?

 多分、格闘技ファンが増えたり、フルコンタクト空手も試合が中心になってケンカ空手から脱却したからでしょうね?

「試合イコール実戦なんだ。試合で勝てない者は実戦的ではない」という観念が固定してしまったんです。

 この考えに呪縛されている武術家?も、今でもいますよ。

 確かに、私もボクシングの世界戦は今でもTVで見たりします。優れた技術を見ると、感動します。

 でも、自分でやろうとは思わないんですよね。若い頃は少し練習しましたが・・・。

 やっぱり素手で武器には勝てないでしょう?

 私は強いか弱いかでは考えません。勝てるかどうか?が問題なんですよ。勝つためには何が必要か? その必要なものを得る・・・という発想です。

 武術を選んだのも、勝つための工夫が尋常じゃなく膨大にあるからです。

 が、アメリカに生まれていたら、多分、銃職人になっているでしょうね?

「じゃあ、勝つためだったら核兵器や化学兵器なんかでもいいのか?」と言われるかもしれません。

 いや、これは違いますね。個人が扱える武器じゃなくて、これらは大量殺戮兵器でしょう? 戦車や戦闘機なんかにもあまり興味ありません。

 個人で扱える武器止まりです。

 対戦車ライフルとか、RPG-7とか・・・。

 個人で戦うために必要な技術は何でも学ぶ・・・それが本来の武術です!

『刃牙道』で、いつもヤラレ役だった本部さんが、武芸百般何でもできる!と豪語して活躍してますが、「俺もそのくらいできるけどな~?」って、思いました。

 むしろ、現代がおかしいんだと思いますね。

「刀もナイフも棒も弓も鉄砲も手裏剣も使えません」って武術家なんか、存在価値無いと思うんですけど・・・。

 昭和の武道家だったら、何でもできた人がざらにいたんですけどね~?


 そういえば、個人指導に来られているミュージシャンのMさんが、今回は“口琴”を演奏して見せてくれました!

 打楽器は何でもできるということでしたが、こういう楽器までできるとは・・・?

 近い将来、脚光を浴びるでしょうね~? 私のところに来るアーティスト関係の人って、みんな、そうだから・・・。

 
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松田隆智先生『謎の拳法を求めて』増補復刊

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 日貿出版から、松田隆智先生の『謎の拳法を求めて』が復刊されました!

 しかも、大増補版として、松田先生の活動の全記録を集大成したような素晴らしい内容になっています!

 私は、読んでいて、何度、泣けてしまったか判りません。

 編集した方の名前が載っていないので、どなたが編集されたのかは判りませんが、多分、私も知ってる人なんじゃないかな~?とは思います。

 自分の名前を書かずに黒子に徹するところが粋じゃないですか?

 いや~、これを読むと、私が出る幕はないな~と思います。

 ただ、生前の松田先生だったら書き直していただろうな?と思う箇所もありました。

 当時の内容のまま復刊されている部分で、「陰陽八盤掌を董海川が習って八卦掌を創始したのではないか?」という部分ですが、この陰陽八盤掌を世に出した人が八卦掌を学んでいたことが判明し、要するに歴史を捏造していた訳で、松田先生は騙されていたんですね。

 私は直接、松田先生から聞いてますが、ここは直したかった筈だと思います。

 それと、酔鬼張三は張策となっているのも間違いだそうです。

 これも松田先生に直接うかがって、「別人だった」と言われていました。

 松田先生が、何故、何度も何度も現地調査に赴かれていたか?というと、このように間違った情報を掴まされることがざらにあるからなんですね。

 これは日本の武術業界も変わりません。武術家の経歴なんか全然、信用できません。

 以前、ハワイの拳法術會のキモ・フェレイラ先生にうかがった時も、アメリカでもインチキなヤツがざらに居るのだそうでした。

 興味のない人は、どうだっていいじゃないか?と思うかもしれませんが、こんなに嘘情報が蔓延しているのでは、世間的に相手にされなくなってしまいます。

 文化水準が低いのをヨシとしてしまっているから、技術レベルもどんどん劣化していくんですよ。

 先日、U先生のDVDを見ましたが、実力はあるのに、やっている内容は催眠セミナーみたいになってしまっています。合気のまね事や目付けを駆使した単純な読みをやっているだけで、それを“気の理論”で実に大仰に解説しています。

 なんだか、武術じゃなくてカルト宗教の宣伝教材みたいになってしまっていますね。

 常連の人達は完全に感応にかかってしまって肉体が条件反射してしまっています。かつての西野流呼吸法と変わらなくなっています。

 特殊なニューサイエンス的な解説がされていて、いかにも科学的なもののように印象付けていますが、私、岡山理大に通っていた頃に見た統一教会のビデオセンターのビデオ映像を思い出しましたよ。クリソツ!

 凄く耳に心地よいことばっかり言われていますが、それと武術のパフォーマンスがどう繋がっているの?と、逆に不審に思えましたね。武術いらないんじゃね?

 甲野氏や日野氏や高岡氏よりずっと実力がある分、何か、空しくなりますよ。

 結局、これ見よがしに武術の秘技を演じておいて、社会正義や世直しを理念として打ち出すところは、軍人の発想だということです。将軍様かいな?

 武術家が権力を志向するのは非常に危険だと思いますよ。

 松田先生は、この人、非常に嫌ってましたね~。権力者気質なのを観抜いていらっしゃいました。

 直弟子だった人の悲しそうな顔を私は今でもはっきり覚えています・・・。


 さて、今週の日曜日は西荻窪ほびっと村学校で講座やります。せっかく松田先生の名著が復刻されたので、本に書けなかった話なんかも披露しちゃいますかね~?

 松田先生の最後の電話の時の、「長野くんも猫好きか?」と言われた言葉は、今でもはっきり覚えていますよ・・・。

 小塚師範も猫飼うそうで、三毛。いいな~、俺も早く猫飼えるようになりたいな~?

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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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