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緊急連絡 事務局メール障害について

事務局で使用しているYahooメール(yusin_mail_from2006@yahoo.co.jp)が下記の期間、使用不能になっておりまして、メール自体が何も届いていない状態でした。

メール障害の期間 : 2014/09/30 ~ 2014/10/04 08:00位まで

もしこの間になんらか(セミナー申し込み、DVD注文、など)のご連絡を頂いた方がいましたら、お手数ですが、再送信をお願い致します。
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游心流DVDラインナップ

游心流DVDラインナップ

 通常の武術系DVDは5000~6000円くらいが相場ですが、これは販路の大きい大量に作れる会社だから可能な値段設定です。うちはチマチマと手作業で作ってますので、製作費や労力、販売部数の関係上、数倍にならざるを得ません。

 ですから、購入御希望の方は、安い買い物ではありませんので、くれぐれも後悔のないよう熟慮してご購入くださいますよう、お願い致します。値段に見合った価値はあると認識しておりますが、稀にプレーヤーとの相性で映らなかったという御報告もあります。

 DVDは発送前に一つ一つ作動チェックしてお送りしておりますので、少なくとも映らないことは無い筈です。このような事例は市販DVDでもたまにあることなので、プレーヤーやパソコンを代えて再生してみてください。

 それから、滅多にありませんが、注文されても、こちらからお断りする場合もあります。
 これは、私供は、単なる商売でやっているのではなく、武術を指導することには相応の責任が生じると認識しているためであり、悪用の恐れがあると判断した場合はお断りするということです。

「金さえ出せば、欲しい情報は得られる」とか、中には金さえ払わずタダで教えてくれと言い出す者も過去にはおりました。このような礼儀も常識も無い者に危険な技を教えるのはキチガイに刃物を持たせるに等しいですね?

 入会希望の方でも何人かに一人の割合でお断りするのが常です。それは、こちらが了見が狭いからではなく、本人のためにならないと判断したからです。

 武術を学んだが故に心がねじ曲がって人生を誤ってしまうことのないよう、善良な人に勇気と知恵と力を持ってもらうのが武術修行の目的です。


游心流DVD最新作
 『游心流武術健身法奥伝・三元療術 その壱』 DVD-R  ご注文受付中!
価格 20,000円
(ブログ記事より)游心流DVD最新作『健身法』、完成しました! 指導は体道塾を主宰するN師範。筋肉・骨格・経絡(気)の三元療術・調正法のうちで最も基本となる分筋法について実演解説しています。武術のみならず手技療法の専門家の方にも役に立つ内容になっていると思います。料金は20000円(税込み)です。殺活自在の武医術を目指す方に是非!

游心流武術健身法外伝・秘伝神業の原理
見世物芸から極意(発勁・合気・読み)、演武会、詠春拳、体道塾、歩法などを二枚組にした豪華版。限定販売。¥25000(税込み)

発勁と化勁
発勁と化勁の体得と応用技法。発勁のメカニズムを知りたい人向き。¥15000(税込み)

徹底解説シリーズ『基礎錬体』『歩法』『初級対錬(一)』『初級対錬(二)
游心流の練習教程を収めたシリーズ。基本から練習したい人向き。各¥10000(税込み)

独己九剣の応用
游心流の上級居合型をベースにいろいろな応用技や武器術を収めた。いろいろ見たい方向き。¥15000(税込み)

合気の応用
DVDシリーズ中、最も売れ行きが良い作品。試し斬りなども入れており、合気に関心のある人向け。¥20000(税込み)

游心流DVDシリーズ特別編
カリ&シラット
フィリピン武術カリとインドネシア武術シラットの講習会を収録した作品。¥20000(税込み)

詠春拳&美体操&ベリーダンスエクササイズ1
タイトルの連続セミナーの第一回を収録したもの。詠春拳学習者にも好評。¥10000(税込み)

詠春拳&美体操&ベリーダンスエクササイズ2+3
セミナー二回目と三回目を二枚組にして値段据え置きのサービス盤。¥10000(税込み)

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連絡専用ブログ「游心流武術健身法 インフォメーション」

セミナーや稽古会の予定、DVD、商品関連等の情報については、こちらのブログをご覧ください。
最新情報も掲載してます!)

游心流武術健身法 インフォメーション

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いつも心に小学生

 橋下市長と在特会の人との対談・・・私は、非常に面白かったです!

 皆さん、「大人げない」と批判的ですが、何で、そんなに大人ぶる必要があるんでしょうか?

 不愉快なことは不愉快だと、はっきり言っていいじゃないですか?

 あのヘイトスピーチって、私も江古田で聞いたことあるけど、実に不愉快で、日本人として恥ずかしかったですね。「やめてくれ~。日本人の品位を汚すな~」って叫びたくなりましたよ。

 やっぱり、人種で差別するというのは最低だよな~?と、つくづく痛感させられましたよ。

 たとえば、あの同じスピーチを韓国に行ってできますか? たちまち、囲まれて袋にされてネリャチョギ、食らわされて顔面血だらけになるんじゃないっスかね~?

 安全な場所で少数派の人達相手だから偉そうに罵倒してるんじゃないですか?

 よく考えてください。日本人だって、他国の中では差別される側になってしまう。日本人だというだけで人格を否定され汚物のように扱われても納得がいきますか?

 人種に限らず、差別の根源は、その人の個人としての尊厳を無視して暴力的に抑圧する点にあります。だから、世界中で「(人種)差別はやめましょう」と理性のある人達が言ってきている訳ですよ。

 個々の問題は、個々の問題として、しかるべき場所で論議していけばいいんです。

 何も街頭で悪口雑言、叫び散らすような下品な真似をする必要はありません。

・・・って言うと、「中国でも韓国でもやってんじゃね~か? 何で日本人はやっちゃいかんのだ?」と言いたい人もいるでしょうね。

 外国で日本人を誹謗するデモやってる姿を見て、どう思うでしょうか? まともな人間なら、「みっともない」と思う筈です。その、みっともない振る舞いをどうして真似する必要があるのか?

 悪口雑言叩きつけられても微笑して聞き流し、親切に対応し続けていれば、いつか必ず、「あ~、日本人は何と優れた民族だったのか? 我々は恥ずかしい・・・」と反省してくれる時が必ず来ます!

 それに、意見を言うにしても、やり方ってものがあるでしょう?

 でもね。ちゃんと受けて立っただけでも偉いと思います。その心意気や良し!と思いますね。多分、論議が進むでしょう。いろんな方面で。

 橋下さんの泥仕合みたいな受け答えは、確かにマズいとは思います。

 ですが、「まともでない人間には、まともじゃないやり方で対する。それがまともな人間のやり方だ」とは、『ヨコハマBJブルース』の松田優作の言葉ですが、けだし名言です!

 橋下さんは好きじゃないけど、時々、カッコイイ~と思ってしまいます。

 あのまま殴りあったら面白かったのにな~?(はっ、つい、本音が?)


 やっぱり、武術やってると暴力的な雰囲気を出さないように注意して、必要以上に自分を抑えてしまいがちなんですが、もっと、本心に素直に振る舞った方がいいんじゃないか?と、時々、自問自答してしまうんですよね~。

 常に猫かぶって生活してるから、たまに、オリャア~ッ!と、暴れたくなります。

 小学生の時の、毎日、キックボクシングの真似して友達とジャレ合っていた頃の無邪気さを忘れてはいかんのじゃないか?と・・・(高校生の時も蛇拳で戦ってたけど)。

 よし、俺は60になっても70になっても特撮オタクで居続けるぞっ!と。


追伸;レプリカの鉄刀(兜割りとか鉢割りとも言うヤツ)の鞘と柄を作ろうと思って、町田のハンズで材料買ってきました。千葉真一が『柳生一族の陰謀』や『影の軍団』で使っていた十手みたいな武器ですよ。これは真鍮製で、ナイフ・メイキングの要領で鉄板から作ってみようか?と思っていたんですけど、もともと持ってるんだから、これをベースに作ってみよう?と思った次第です。完成したらお見せしますね~?

追伸2;個人指導している時に、コンクリート針四本持って打ってみたら、四本とも刺さってビックリ! 小塚師範がいろいろ研究してくれたお陰で、私も改めて研究が進んできましたよ。武術文化の総合研究所に相応しい感じになってきたな~?
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安倍内閣の問題点が出てくるか?

 アベノミクスがどうとか言っていても、我々庶民にとっては生活が苦しくなる一方だという感覚しかなく、これで消費税上がったら、次々に中小企業が潰れていくでしょう。

 結局、アベノミクスだの何だのといっても、実態は「国民監視」「貧富の格差拡大」「国を危うくする原発政策に後戻り」「アメリカの言いなり」・・・と、何一つとして真っ当なことをやっていないんじゃないか?

 日本国を立て直す切り札のように右寄り雑誌で書かれていたものの、安倍さんがやっていることを冷静に客観的に見ていると、アメリカの言いなりになっているとしか思えず、どこに日本の主権を取り戻そうという気概があるのか?という疑問しか出てきません。

 何よりも嫌だな~と思うのは、美しい言葉を並べたてたがる表層的なイメージ戦略しかできない点です。中身が無い。

 目玉閣僚の小渕さん、松島さんが早々に辞任に追い込まれるというのも、安倍さんの見た目ばかり飾りたてようとする浅慮の欠陥をつつかれたのでしょう。

 でも、これからどんどんアベノミクスの綻びが出てくると思いますね。一般庶民にツケを回すだけの経済政策では、金持ちを肥え太らせて貧富の格差を広げるだけですよ。

 町の個人商店がどんどん潰れてさら地になり、マンションがどんどん建てられていくのを見ると、恐ろしいですね。

 このままだと日本の主権なんか無くなって、アメリカの生き残りのための人身御供にされてしまうんじゃないか?と・・・。

 
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ほびっと村“遊び”講座感想

 西荻窪ほびっと村での今年の最後の講座が10月19日でした!

 実は、内容をどうするか、ぜ~んぜん、思いつかなかったので、“遊び”としたんですが、結果的には、これまでの講座中、最も多くの技を次から次に教えましたよ。

 やっぱり、私はアドリブ体質なんだよな~?と、つくづく思いました。決まった形の通りに動くというのが、さっぱり出来なくなりましたよ。昔は型とか覚えるの早かったんだけど、今はダメですね~。

 まあ、実戦は関係ないけどね?

 要するに、「動けば即ち技になる!」というレベルに到達しているマスタークラスなもんスから~(笑)。


 冗談はさておいて、最初は簡単で実用的な回し受けの動作からどんどん応用していったんですが、5~6種類くらいやりましたかね?

 合気揚げも指合気やなんやら次々に応用展開して、よそ様のパクリの正面の斬り?の原理と破り方なんかもやりました。

 後ろ両手捕りや後ろから首絞めされてるのを抜けるとか肘の逆関節技を逆転する技とか、秘伝を惜しげもなく怒涛のように教えちゃいました~。

 それから、差し手を蟷螂拳・通背拳・八極拳・形意拳・太極拳・八卦掌などで応用していき、化勁(片足立ちで胸を押されてもヘーキ!という技)も教えました。

 この化勁なんて、「30年修行しなきゃ~できない」なんて、大嘘こいてる先生もいましたが、こんなん、コツ教えたら30秒でできますよ!

 それと、「イヤな握手」も教えました。握手したまま吹っ飛ばしたり崩したりする技です。

 で、今回は、わざと「理論的に解説しないで、全部、擬音で感覚的に教えたら伝わるのか?」という実験をやってみました。

 グー、とか、ガーッ、とか意味なし音声でしか説明しなかったんですけど、何か、ちゃんと通じましたね?

 これで外国人が習いに来ても大丈夫だっ!


 かなり久しぶりに来られた方もいたんですが、楽しんでもらえたみたいです。

 私が公に武術研究家として教えるようになった最初の場所が、このほびっと村で、そこから勘定すると、ほぼ20年くらい(30過ぎてから)になります。

 その前に25歳から教え始めてはいたんですけど、やっぱり本格的にやるようになったのは、ほびっと村かな~?と思っています。

 やっぱり、長く続けていくというのが一番の実力になりますね?

 いろんな流派を習ったけれど、やっぱり、自分の性格とか気質、体質に合うものは自分で作り出すしか方法はないと思います。

 この日は前日に、大変、不愉快なことがあったんですが、もう、腹が立つより笑えてしまいました?

 自分の中身に自信の無い人間は肩書や権威をひけらかしたがりますが、それが通用するのは自分と同じタイプだけ。客観的にはバカを晒しているだけです。

 この点、空手系の人は良い意味で実力至上主義の人が多いから、潔いですね?

 能書き垂れる前に実力を見せつけるのが先!という、昔の青春ドラマみたい。

 しかし、そうでなければ武術の世界で生き残っていくことはできません。

 私が潰されずにやってきているのも、何だかんだと言われながらも日々の努力で常に実力を磨いてきているからで、お陰で他流仕合みたいな経験だけはやたらに多い。

 最近は他流の人と立ち合った経験のない指導者の方が多いくらいで、そのせいか、怖さを知らずに居丈高な態度を示す人も少なくありません。

 もっとも、ここ最近、武道武術のブームは完全に終わってしまっているな~?と感じます。昔のような武術のブランドだけで人が集まる時代は、もう来ないでしょう。

 昔はカリスマのように崇められていた師範のところでさえ、お客さんが半減してしまっているらしいです(「アンタのせいだろ?」って言われちった・・・テヘッ)。

 不況の時に真っ先に切られるのが、趣味の習い事。生活に必要が無いものから切り捨てていかざるを得ないのが現実です。出版不況もそのせいでしょう?

 武術武道の道場も、場所借りてやっているところはどんどん閉鎖していっていると聞きます。

 実は、うちで健身法力を入れているのも、これからの時代、単なる武術のブランドだけでは人は来なくなると思うからです。世の中に必要な技術を優先していかないとね?

 今後、生存戦略を熟考しない団体は、どんどん潰れていってしまうでしょうね?

 江戸時代だって、何十万石ものお家断絶が、随分、ありましたからね~。

 後先考えない殿様では、城から家来は逃げ出すばかりですよ。

 人の上に立つ人間に必要なのは、下に居る人達の気持ちを考える器の大きさです。パワハラ上司、ブラック企業では、遠からず潰れるものです・・・。

 游心流もそこそこ大きくなってきたから、経営戦略を考えないとな~?と思ったりしています。

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10月セミナー“剣棒術”と大阪日帰り旅行

 10月は、初の本部道場での月例セミナーでした。

 20人越えていたので、ちょっと手狭でしたが(剣術だから尚更)、外部ではできない試し斬りを今回は十二分にできたので、まずは大成功かな~?と思います。

 小塚師範が用意してくれた畳表が五枚に、新陰流・制剛流を現在、本部道場にて毎週土曜夜に開催している千葉先生も一枚用意してくれていたので、都合、六本のマキワラを用意でき、一本を3~4回、斬ってみました。

 前半は、剣術と半棒術の共通する技法をいくつかやりました。

 毎回、同じような技ではつまんないと思ったので、今回は割りと剣術らしい技もやりましたよ。九鬼神伝流とか示現流とか馬庭念流とか・・・。

 この辺は新陰流を習うようになってから閃いた技法なんかも加えて、最近は剣術と半棒(杖)術と素手の体術が原理的に重なってきた印象があります。

 このような原理的なアプローチをしていると、いろんな武術が流儀を超えて融合していく感触が得られます。どの流儀が凄くてどうしたこうしたとかほざくバカは游心流にはいりません!

 流儀を超えれば、武術の技が勝手にどんどん発展していくので、非常に面白い!

 私は常々、「こんな面白いものを、何で皆、興味を示さないのかな~?」と、不思議でたまりません。

 素質も才能も関係なく、運動音痴でも理解力さえあれば体得でき、老若男女の別なく上達できる・・・こんなスポーツはどこにもないでしょう?

 武術は凄い! 人類が発明した身体技法として最高のものと言っても過言ではないと思います。

 何しろ、“凡人を超人に変えることができる”のですから!

 思うに、ほとんどの武道、格闘技の愛好家が、武術の真価を知らないままスポーツ理論で解釈しようとして失敗してしまっています。

 ごく少数の感覚的に優れた才能のある人だけが体得しながら、理論化して誰もが学べる稽古システムを構築できないまま、延々と続いてきている・・・それが現今の武道の世界です。

 いや、格闘技の世界はまだ進歩的です。日進月歩していると言っても良いでしょう。

 けれども、それは競技という枠組みの中での進歩なので、枠組みから出られない思考の限界はあるかもしれません。

 多分、日本の武道はこれ以上、発展しないと思います。組織的な運営のことしか考えておらず、肝心要の技術論をそっちのけにしてしまっているからです。

 その分、海外の方がどんどん発展していくでしょう。技術革新に熱心だから。

 それはそれで仕方がないかもしれませんが、私が武術文化をちゃ~んと発展させて超絶達人を何人も育てれば、数十年後には日本が武術の国として再び尊敬を集められるようになるでしょうから、10年や20年はしょうがないですね。裸の王様化しても・・・。

 私が剣術に拘るのも、日本の武術の根幹がそこにあると考えたからであり、それは間違っていなかったと今は言えます。

 剣を知らなければ日本の武術は理解できないと断言します。

 今回、敢えて参加者全員に真剣で試し斬りを体験してもらったのも、一撃で人間の生命を奪うことのできる武器を持つ・・・ということの重みを知ってもらいたかったのです。

 銃と違い、日本刀は使う者が殺す意志を固めて真剣に斬りつけなければ殺すことはできないでしょう。

 銃は殺す意志が無くても引き金を引くだけで銃弾が飛び出してしまうのです。

 これでは命の重みを噛み締める時間も無い。

 日本刀は殺すか殺されるか?という決死の覚悟を持つ者に要求します。使う者の心次第で凶器にもなれば、決死の覚悟で命を護る武器にもなるのです。鉄人28号みたい?

 私が特に居合術に惹かれるのは、一瞬に殺すか殺されるかを決めて使う武術だからで、徹底的に護身制敵に特化しているからです。

 そこには競い合いの娯楽性は無く、生きるか死ぬかの徹底した峻厳な選択があります。

 何をどう言い繕ったところで、武術は人の殺し方を学ぶものです。綺麗事ではありません。

 ですが、何で人は人を殺すのか?という生存本能の問題に直面する時に、人間の理性は宗教や哲学、倫理学を生み出してきました。

 それが逆に殺人を奨励する理由付けにさえなりました。

 世界中の宗教戦争や、イデオロギーによって殺される民衆(ナチス、ポル・ポト、天安門・・・etc)の問題の根本に、破壊と暴力の本能があります。

 イスラム国に参加しようとした学生がジャーナリストに話した理由に、この本能の問題が現れていたように思いました。

 そのジャーナリストも驚いたそうですが、私は、別に驚きはしませんが、「あ~、ここまで日本人が腐ってきたのか~?」とは思いました・・・。

 その学生は、「このままでは1~2年のうちに、どうせ自分は自殺する。それならイスラム国に入って戦って死にたい」と言ったのです。

 以前、アフガンゲリラ、ムジャヒディーンに入った日本人、田中光四郎氏は、酒を飲んでいる席で、「私は人を殺してしまった。生きてる価値のない人間です」と泣かれた。

 また、ベトナム戦争、朝鮮戦争で戦った某氏は、「国のためによく戦ってくれたと称賛されていなければ、罪の意識に苦しめられて、とても正気を保てないだろう」と言われました。

 そのくらい、人を殺した罪の意識は重く心にのしかかる。

 この学生は、自分の人生を終わらせてしまいたいくらい満たされない想いがあるのでしょうが、はっきり言って現実逃避!

 通り魔事件を起こすのに似た感覚で戦場に行きたいと考えただけで、戦地の人達のために戦おうという意志なんか微塵も無い!

 しかし、ある意味、正直かもしれない。自分の破滅願望をストレートに告白しているのだから・・・。

 でも、私が言いたいのは、「死にたきゃ~、他人に迷惑かけないで勝手に一人で死ね」ってことです。こんな腐れ金玉野郎に銃なんか持たせて何人殺されるか?と考えただけで、胸糞が悪くなります。

 今、大ヒットしている『るろうに剣心』。この作品が人気があるのは、幕末には人殺しのテロリストだった男が、明治の世に人を殺さないで人助けをすることで贖罪の願望を持ちながら、出会った人々との繋がりの中で生きていく意味を掴んでいく・・・という、人間の弱さと優しさを描いたストーリーだからではないでしょうか?

 ここには単純な正義のヒーローではなく、綺麗事ではなく生きることの難しさと希望を描いている点に、魅力を感じる。

 私が武術に心惹かれるのも、殺人の技術を修練するものでありながら、それは生存戦略への徹底的な探究によるものであり、最終的には敵を殺さず活かすという哲学的な地点にまで到達しているという点です。

 どんな理想論を唱えても現実に暴力に訴える人間は居ます。話しても通じない相手は居ます。暴力で他人を支配しようとする人間は居ます。パワハラ、セクハラ、DV、いじめ、幼児虐待・・・一見、平和に見えても暴力は日常的に、学校や職場や家庭の中にさえあります。

 だから、護身の知恵と技術は必要なのです。

 いくら人間に理性があっても、酒や麻薬で理性が眠り込み魔がさすことは誰にでもあります。原始的な本能には野獣の闘争本能もありますから・・・。

 武術は、人間の理性で本能をコントロールする術です。

 簡潔に言えば、悪心・邪心・弱心を滅することが武術の心法なのです。

 それは自分に対してでありながら、敵対する者に対しても同様です。

 生きるか死ぬか・・・という観点で考えるから、このような認識が芽生える訳で、単に娯楽として取り組んでいても得るものは目糞並みの自己満足でしかありません。

 生きていれば、時に理不尽な暴力に遭遇することもあります。その時に暴力を跳ね返すチカラが無いといけないでしょう? 武術はそのチカラになります。

「武術なんか役に立たない」と言う人も大勢、居ます。しかし、その人達は武術の真相をまったく解っていないだけなのです。知らないから簡単に否定するのです。

「そんなことはない! 俺は~流免許皆伝だ!」と言う人も居るかもしれませんが、免許皆伝でも技と型を知っているだけでは何の役にも立てられないでしょう。重要なのは応用能力です。

 暴力に対する手段は、いっくらでもあるんです。それを考えつくチカラもまた武術なんですよ。

 そして、その根本には“覚悟”があればいいんです。

 覚悟って何か?

 諦めと希望です。

 日本刀を初めて持って試し斬りに挑戦した参加者の皆さんは、この言葉の意味が何となく御理解戴けるんじゃないか?と思います。何故なら、迷いがあったら試し斬りは成功しないからです・・・。

 下手したら大怪我してしまう・・・という恐怖心を乗り越えて真剣を振り、マキワラを両断するというのは、経験の無い人にとっては相当な精神力が要ります。

 慣れてしまうと怖さの感覚が鈍るから、逆に怪我しやすくなったりします。

 それでも、この日は、今までで最も出来が良かったと思います。ほとんどの人が成功していましたし、一、二回失敗しても単に距離の目測を誤っただけでしたから。

 あるいはマキワラを水に浸け過ぎてヘタッてしまって難しくなったりしていました。わずかにでも刃筋がブレれば、マキワラがぐにゃっとなって刃が食い込まなくなる。

 これを防ぐには細竹を入れるか、水に浸さず、そのまま巻いてみてもいいかもしれません。

 要望があったので、また寸勁斬りもやりましたが、段々、簡単に斬れるようになってきました。集中しなくてもやり方を身体が覚えてきたのでしょう。

 それにしても、他人がやっている様子を観察するのも研究になります。上手に斬れる人も失敗する人も、それぞれの理由を考えて、よりよく斬るにはどうすればいいのか?というポイントが明確になってきますから。

 だから、上手とか下手とかではなくて、上達するためのコツを探り出していくために練習する訳ですね。

 自分のことしか考えない人はなかなか上達しませんが、これは自分を客観的に観察して改善すべき点を自覚すれば変わっていくんです。そのポイントが判らないまま自己満足の練習を重ねても結果に繋がりません。

 この点を勘違いしている人が多いんですよ。

 まず、観察すること。そして、上手い人の真似をする。それだけでも、かなり上達できます。

 小塚師範に手裏剣もやってもらいましたが、全員の視線が集まると緊張してしまって、調子が出るのにちょっと時間がかかりましたけれど、後ろ向きに三本同時に打って刺さった時は、皆がオオ~ッ!と、思わず声を挙げていました。


 セミナーが終わってから、この日は大阪に行きました。

 小説講座の先生が大阪方面の生徒さんたちと勉強会をやるそうで、私も親睦会から参加することにしたからです。

 時代小説作家の中で、今、最も売れているお一人の上田秀人先生も来られるということだったので、私も上田先生目当てで行くことにした訳です。

 時代小説といえば、一番売れてるのは佐伯泰英氏と言われていましたが、ここ最近では上田秀人先生が一番の注目を集めています。私も個人的に上田先生の作品の方が読みやすくて楽しめました。

 スーパー台風が来るとのことで、泊まってしまうと、朝に帰る時に台風で新幹線とか止まってしまっているとマズイな~?と思い、私は親睦会の途中で帰りましたが、上田先生やメーリングリストで交流していた生徒さんとお話したり、武芸考証をやらせてもらった小説家の平茂寛先生に鉄扇術の説明をしたり? 面白かったです。

 私は持病のせいか、実はあまり旅行が好きではありません。

 最近で遠出したのは、静岡の佐野美術館に源清麿展を見に行ったくらいですが、それも一年近く前です。それ以来、遠出はしていません。

 田舎にもさっぱり帰っていません。

 大阪に来るのも、分裂騒動前に大阪支部の講習会に来た時だから、7~8年前になりますかね~?

 何回来ても地理的にさっぱり解らなくて、今回も早めに到着したので講習会場に行こうとしたものの、皆目、解らず、駅で探してもらって到着しました。

 でも、親睦会場はもっと解らなかったので、助かりました・・・。

 武術やってたお陰で、いろいろな分野の人達と交流できるので、有り難いことです。

 もっとも、武術以上に、自分が小説書くようになろうとは、夢にも思いませんでしたけどね~。何しろ、文芸修行はしたことなかったですから・・・。

 今は、作家デビューは新人賞取らないと無理と言われますが、新人賞取ってデビューした人達も1~2年のうちに消えてしまうのが8~9割という恐ろしく厳しい状況です。

 だから、デビューして作家として生き残っていくのは並大抵の努力ではできないことだと思います。

 私は、どう考えても普通の王道の小説は書けないし、書きたいとも思っていません!

 自分の適性を考えたらラノベか漫画原作だと思うんですよね~。

 典型的な中二病のオッサンだからな~?

追伸;来年の月例セミナーは本部道場でやります。来年の一括予約申し込み割引セール期間中ですから、是非、御利用ください。今年は後、二回。江古田ストアハウスです。それから、支部活動は、東京支部、橋本支部横浜支部ですが、相模原メイプルホール(第一・第三・第五木曜夕方7時から9時)は私が直接指導しております。近在の方は是非、どうぞ。

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こんどのセミナーは本部道場

 皆様、既に告知しているように、10月の月例セミナーは、本年7月から開設しました游心流本部道場でおこないます!

 11月、12月は従来通りの江古田ストアハウスですが、今回は場所が取れなかったので、本部道場にした次第です。

 ま~、私は自宅から歩いて5分なんで助かります。

 せっかく剣術をやる回なんで、試し斬りもバンバン体験していただこうと用意しています。

 これまでも試し斬りはやっていますが、遠くまで持っていく関係上、本数も少なく、希望者しかできませんでした。

 今回は小塚師範が畳表を用意してくれたので、全員に一回ずつはやってもらおうと思っています。

 マキワラ斬りをやるようになってから、“力の働き”に関する理解が深まり、素手の技も随分、変革してきました。

 これは打撃技にも共通するものですが、刀で斬る試し斬りは、正確で精密な打撃法の体得に役立つのです。

 どういう意味か?というと、当たる角度、当たってからの貫通性、力の集中、速度、身体の協調・・・といったことを一瞬に統合しないと綺麗に斬ることができないからです。

 前回、試し斬りを初体験した会員は、空手や格闘技の経験はあるものの、刀は初めてで、かなり緊張した様子なんですが、教えた通りにやったら、ストンとマキワラが斬れ、本人はエッ?という顔をしています。

「今、全然、手ごたえが無かったですよ?」と、キョトンとした顔をしています。

「正確に斬れるとそうなるんだよ。ちょっとでも刃筋がブレたりするとガツンという感触があって、綺麗に斬れない。力がぶつかるとそうなる。本当に効く打撃技は意外と打ちごたえが無いんだよ」と説明すると、「あっ、これは打撃技にも応用できますね~」と、喜んでました。

 私が寸勁を応用した斬り技を訓練したのも、こういう認識があったからなんです。

 剣術の原理に精通すれば、体術はもっと上の次元に昇華すると私は確信していますが、これは昔の武術家も気づいていたようで、だから剣術を上位に置いたのでしょう。

 手裏剣術も、極端に間合の遠い剣術だと考えればいい。

 最近、小塚師範が手裏剣術を独自に工夫して、冗談みたいな技をいろいろ開発してくれたのですが、これも研究になりますね?

 私も、半信半疑ながら後ろ向きに下から打ってみたら、バシバシと刺さって、ビックリ? 嘘じゃ~ん?と思いましたよ。

 だって、的を見てないんですよ? 今度は正面向いて上から打ってみたら、カランカランと外してしまいました。

 私は、上から打つのが一番刺さると思っていたんですが、そうじゃないかも?

 小塚師範が横向きに打ってみせてくれたら、二間くらい離れてビュッビュッと、真っすぐ飛んで、ドスッドスッと深く刺さります。

 自宅練習は間取りの関係で二間くらいが限度らしいんですが、試しに三間くらいからやってもらったのも、ビシーッと刺さってましたね。

 何か、横打ちが一番、威力が出てる。何でかは、まだ判りません。多分、骨盤の回転力でデンデン太鼓を回すように打っているからかも?

 また、手裏剣でやってはいけないと言われている手首のスナップ効かせた打ち方もやってましたが、結構、刺さってました。

 せっかくなんで、手裏剣も剣術のうちだから、セミナーでやってもらおうと思います。


 ここ最近、会員の上達っぷりが漫画みたいになってきましたが、月イチで個人指導に来ている会員さんも、何か突然、上達し始めました。

 この人は知能障害のある人達の介護施設で働いていて、日常的に殴りかかってこられたりするので、護身の必要性があるのですが、反撃して怪我させる訳にはいきません。

 必然的に化勁的な技に熟練せざるを得ない訳です。

 流派を名乗る前から来ているので、もう20年近くなるかもしれませんが、会員になったのは割りと最近でした。

 小柄で力が無いから、大丈夫かな~?と思っていたんですね。実は・・・。

 ところが、寸勁の威力とか突然、倍加してきていて、驚きました。

 やっぱり、才能より努力。努力より理解。これが一番だと改めて思いました。

 武術は原理が理解できていないと、原理通りに身体を遣えないんですね。

 原理を理解して練習するから僅かな期間で上達できる訳です。その意味で理解力の無い人、理解しようとしない人は、うちでは上達できません。

 漫然と通っているだけの人はちっとも上達しない。どこの流派、道場でも同じだと思いますが・・・。

 だから、うちでダメだと、どこもダメだと思います。

 要するに、上達する人とそうでない人は厳然としているんですね。


游心流本部道場所在地
最寄り駅 JR横浜線 淵野辺駅  北口より徒歩13分
神奈川県相模原市淵野辺2-29-7 シャルマンビル3F(稽古している時だけ開けていますので、事前予約無しで来ても入れませんので、御注意ください)


 個人指導の内容はお好みでやっていますが、私が直接教えているのは、本部メイプルホールセミナー、講習会(ほびっと村など)で、各支部は支部長に任せています。


 この日は個人指導の後、電力会社に支払いに行くのに車で送ってもらい、近くのビックリドンキーに十年ぶり?くらいに入ったんですが、昔、この店の近くに住んでいた頃は、たま~に入ってました。

 お喋りしながら食べていたら器官に入ったらしくて、咳き込んでしまい、帰る時には鼻の奥がムズムズ・・・。急に鼻水が出てくるから変だな~?と思ったんですが、流し台でチーンしてみたら、鼻水と共に米粒が・・・。

 いや~、ビックリドンキーしたな~、もう・・・?

 でも、久々に入って美味かったんで、また、行こうと思いました。

 ファミレスは落ち着くな~?


 19日は、ほびっと村で講座をやります! 本部道場開設記念で大盤振る舞いします。

 25日の土曜日は、N師範初の講習会です! 予約限定ですから、お早めにどうぞ!

 最新DVD三元療術その壱』、出だしは今イチでしたが、ジワジワと売れてきております。多分、内容の凄さが手技療法家の方面から噂になったのでは?

 知らない人は高いと思うようですが、そちらの方面の相場からすれば、かなり安い。

「もっと高くて内容はチョビッと・・・というのが、あっちの業界の常識ですから、この内容で20000円だとバーゲンセールですよ!」とは、そちらの業界に詳しい会員さんの感想。

 だよね~? だって、数十万から百万越えるのが普通の業界なんだもんね~?


PS;『るろうに剣心』に感激したので、アクション監督の谷垣さんに感想のメールをしました。海外で仕事していたそうで、帰ってからお返事を頂戴しました。恐縮です! やっぱり、純粋な気持ちでやっている人は報われるものなんだと思いますね。多分、筆舌に尽くせない理不尽な想いも沢山経験してこられたと思うんですよ。私なんか一回で嫌になっちゃったもん。でも、またやりたいな~?と思う気持ちは有ります! この繰り返しかな~?

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ついに観た『るろうに剣心』

 仕事が忙しいのと体調が悪かった(夏バテと喉風邪)ので、行くに行けなかった『るろうに剣心』二部作、ようやく鑑賞して参りましたでござる!

 何しろ、前作は驚天動地のハイスピード・チャンバラで度肝を抜かれ、時代劇をアクション映画として新しい地平に押し上げた大友監督と、谷垣アクション監督のグッジョブ!に絶賛が集まったのですが、そうなると、続編には、より以上の期待が高まるもの。

 その期待に応えられなければ、逆に評価はガクンと落ちてしまうのが世の常。

 特に、漫画原作で長期アニメ化もされている人気作品となると、ハリウッド版『北斗の拳』(リンが小汚かったり、アクションがショボかったりVシネ規模でした)や『ドラゴンボール・エボリューション』(あの大傑作をどのようにすれば、こんな酷い代物になるのか?)のように、唖然となる結果になってしまう恐れが多分にある。

 原作でもアニメ版でも最も燃える展開だった“京都編”を実写化するとなると、本来ならTVシリーズのように時間をかけないと描くのは無理。

 それを映画で描く以上、どう工夫しても一本には収まらないのは理の当然!

 それで前編後編としたのは大正解でしたね。

 まあ、刀狩りの張、明王の安慈と天剣の宗次郎以外の十本刀が、ほとんど仮面ライダーの再生怪人程度のザコキャラ(何か、コスプレしてる人達風)になってしまったのは致し方ないとして、蒼紫、操、翁、比古清十郎の存在感と見せ場は充実していて、堂々とアクション俳優っぷりを示してのけていたのに感心しましたよ~。

 私としてはファンだから田中泯さんに注目する訳ですが、日本を代表する国際的前衛舞踊家だからといっても、琉球古武術のトンファーを持っての激しいバトルは別物で、飛び足刀蹴り(あるいは捻りを入れればローリングソバット)まで繰り出し、全身を前後左右“上下”に目まぐるしく折り曲げ、のけ反り、転がり・・・と動かし続けるのは心臓に持病でもあったら、お陀仏になってもおかしくない。

 谷垣アクション監督はトンファーを使わせるのは抵抗があったらしいんですが、翁が琉球出身だってことにすれば別にいいのではないか?と・・・。ちなみにトンファーに似た武器は中国南方からタイなんかにも各地に伝承しており、琉球独自に発展したという説がありますが、これは完全に間違いですね。

 Jチェンの『拳精』や『龍拳』にも出てくるんですが、琉球古武術だと棒の方を握って、取っ手を鎌のように引っかける技法が多いです。

 操役の土屋太鳳は、ウルトラマンゼロの映画でエメラナ姫を演じていて、その後、『鈴木先生』で注目され、『花子とアン』でブレイクしましたが、こんな美少女がアクションばりばりにできるとは思いませんでした。何か体育大学在学中だとか?

 最近は女優さんでもアクションこなせる人が増えていますが、特に蹴りのシャープさを出せる人は滅多にいません。膝から先の鞭がしなるように鋭く伸びる空手やキックの蹴り技は女性の体質上、難しいのだろうと思っていました。

 往年の志穂美悦子くらいしかできる人はいなかったですね。空手黒帯の武田梨奈を除けば、土屋太鳳の身体能力の高さは群を抜いているでしょう。

 カカト落としも打点が高いし、ジャンプしての左右開脚蹴りなんて、評論家がワイヤーで吊ってると思い込んでいたくらい人間離れしている。

 何か、佐藤健も戸惑ってマジで逃げてる感じ・・・?

 伊勢谷友介の荒っぽいアクションは拳法の動きというより喧嘩師のよう(クラブマガも参考にしたそうなので、そのせいか? アメリカのケンポーカラテ系から分かれたクラブマガって、実はJKDとか参考にしてるんだけど、技術より根性に傾いている印象があって、正直、私はあんまり好きじゃありません。力任せで技術が乏しいような印象がある。軍隊系ならシステマが好き。うちの技と似てるから)だし、二刀流も従来のイメージとは全然違う。フィリピノ・カリのWスティックに近いですが、カリの技術にはスペイン系の刀剣の技術も融合されているから別に不自然じゃないんですよ。

 タイのクラビ・クラボーンという古武術には、どうも日本刀の使い方が混ざってんじゃないか?と思えるフシもあるし、山田長政率いる武士団の影響もあるかもしれません。タイでは山田長政の映画も作られたそうだし・・・。

 ちなみに、カリと並んで最近、注目されているシラット、ペンチャックシラットも、中国武術の個々の技を分解して実践向きに再構成したような印象がありますが、個々の技そのものは東洋の武術に普遍的にあるものだったりするんですよね?

 日本の柔術も投げと寝技しかないと思ってる人が多いですが、当て身や蹴り、急所攻めや逆技かけたまま投げたり、投げられた瞬間に当て身を返すとか、暗器と併用するとか多彩な用法があるんですよ。

 特に足がらみ系の技なんかは剣術の裏技として、いろんなやり方がありますが、これは中国武術だと八極拳や八卦掌が多用する“暗腿”とほぼ同じです。

 前作でも、よく見ると使ってましたが、今回は、かなり多用していて、しかも、そこから地ショウ拳的に蟹挟み風にグランドテクニックに持ち込んだり、アクションの流れの中で膨大な応用変化技を見せていましたね。

 当然、見せ場は前作以上。張を演じた三浦涼介は演技うまいな~と感心しましたが、神木くんの宗次郎はイメージ通り、というか、それ以上!

 縮地の表現は難しいだろうな~と思っていました。縮地について研究しているのは日本で何人もいないと思うし、「これが縮地だ」と言えるオーソドックスな型が無い。

 私は、新体道、松濤会、松濤館、沖縄剛柔流、和道会、鹿島神流、新陰流、駒川改心流、柳生心眼流、八卦掌、八極拳、太気拳、日子流等から、能や日本舞踊(女踊りの滑り)、前衛舞踏なんかも研究しました。

 20代半ばから研究してきたので四半世紀もやってるんですが、最初の頃の遠い距離を一挙動で縮めるのが縮地だと思っていたものの、30過ぎてから、「あ~、こりゃあ、間合を縮めるのが秘訣じゃなくて、予備動作を出さないで間合を縮めていくのが秘訣なんだ」と気づいて研究の方向を変えました。

 そうして作ったのが、蛟龍歩・・・。

 もっとも、教えた人間は数百人いても、曲がりなりにも会得したのは10人に満たない・・・。そのくらい難しいのですよ。縮地は・・・。

 今、うちの会員でできるのは三人しかいません。

 ただ、原理的には「脚力で地面を蹴って動くのではなく、骨盤から重心移動を使ってスリ足で動く」という点さえ守れば、武術的にはOKなので、その意味で言えば、常連会員やセミナーの常連さんは全員できてます。

 基本的な縮地のやり方は三つあって、前方に身体を斜めに倒していって、思わず足が出る?という動作を利用する“倒木法”、膝カックンの要領で前に進む“膝抜き法”が知られていますが、私が重視しているのは、背骨と骨盤を繋ぐ仙骨から押し出すようにして進む“仙骨起動法”。

 前者二つが前にしか進めないのに比べて、仙骨から動く方法は前後左右斜め上下と、全方位型なんですね。それに、普通に歩いている中で鍛練できるのが最大の利点です。

 例えば、交差点を渡っている時に信号が点滅し出した瞬間、仙骨から押し出すイメージで歩くと歩行の動作は変わらないのにスピードは倍加する。これは歩幅が広くなったからです。

 また、階段を上がっている時も仙骨に意識を向けて、そこから上がっていくイメージにするとスイスイ上がれます。倒木・膝抜きが予備動作が出るのに対して、仙骨起動は予備動作もありません。いきなりズームアップするように縮地できるのも利点ですね。

・・・という訳で、現在は仙骨起動法を基本にして練習しています。

 神木くんの縮地も、体幹部の重心移動をうまく使っていました。谷垣アクション監督が相当、研究されたんだろうな~?と想像します。

 剣心との対決シーンでクルクル回り込む描写がありますが、あれを見て「何だよ?」と笑っていた人もいるそうですが、相手の先手を取ろうと死角に回り込むのは八卦掌のお家芸。ああなるのは非常に理に適っているんですよ。

 私は昔、実家で猫飼ってて、こいつが凄い喧嘩好きで、毎日、近所の野良猫と庭の畑で戦ってましたが、よくクルクル互いに高速で回ってました。

 そういえば、映画では剣心がパルクールみたいに屋根を猛ダッシュしていって馬に飛び乗って宗次郎を追いかけるシーンがありましたが、その疾走感の気持ち良さ!

 佐藤健は真田広之を超えたよ!

 電王で佐藤健を見たことのある若手の監督さんが、「佐藤健は天才だよ!」と、その身体能力と演技力を大絶賛していました。

 アクションとエモーションの融合が、今回は特に見事でした。

 実は私は、「比古清十郎が福山ってのはど~よ?」と思っていたんです。斬心塾出身の阿部寛か、JAC出身で柳生心眼流春風吉田会の吉田朗先生に学んでいる堤真一だろ~?と思っていたからです。

 でも、実際に観ると福山がバッチリですね~? 驚きましたよ~。

 特に、本気になって剣心に斬りつけてくるところなんて、マジで殺気が感じられて最強剣豪の比古清十郎の風格が出ていました。

 藤原竜也の志々尾も、異常な存在感とカリスマ性を出していて文句のつけどころがありません。

 顔が丸顔で可愛過ぎて違うだろ~?って思った人も多いと思いますが、あの太々しさは若手演技派随一の藤原竜也しか出せないでしょうね~。

 風貌の違いは包帯でカバー。ある意味、スーツアクターですよね?

 それでも、やっぱり藤原竜也! いずれ松田優作みたいな唯一無二の俳優になっていくでしょう。

 斎藤一の江口洋介も、今回は板についた感じ。こんなにハードボイルドな役ができる人だとは?

 左之助と安慈の格闘戦もプロレス的で面白かった。金玉掴んでのバックドロップって、私の子供の頃の喧嘩テクニックだったんで、ちょっとニヤついた・・・。

 それと、驚かされたのは美術ですね。煉獄が登場するシーンは、まるで怪獣映画! ロケ地やセットも豪華でスケール感が前作とは雲泥の差がありました。

 前作も十分に時代劇のエポックとなった作品でした。が、今回はその何倍も圧倒的に凄いと思いました。

 それは、メインのキャラクターの完成度の差かもしれません。

『新ポリスストーリー』『捜査官X』『孫文の義士団』などの良質の香港アクション映画のDNAを日本の剣戟アクションに注入して、まったく新しいハイパーアクションを生み出した谷垣アクション監督の現時点での最高傑作だと思いますが、それは大友監督の理解が無ければ絶対に実現しなかったであろう現場での挑戦だったと思います。

 とにかく、日本の映画ではアクションはおざなり。時代劇を見ていても、「何で、いまさら、こんなことを・・・?」と、見ていて恥ずかしくなるくらい工夫も情熱もないアクションシーンを平気でやってたりするから頭痛がします。

 これは恐らく、殺陣師ではなく演出家がアクションに興味がないのだと思います。

 時代劇の未来は活劇としての面白さ、魅力を蘇らせることができるかどうか?だと私は思うんですが、原作小説も剣戟シーンの貧困さには目も当てられないくらいですから、今後、若い人が読まない、見ないジャンルになっていきそうです。

 私、今、小説や漫画原作でプロを目指していて半分くらい実現しつつある(武芸考証で何人かの時代小説家のお手伝いしています)んですけど、出版業界の実情を知るにつれ、この業界に期待するのはやめておこうと思っています。

 でも、諦めた訳じゃありません。「これだけ覇気が無いなら、俺の独壇場になるな」と、剣戟アクション専門作家になろうと思っています。

 かつて熱狂した夢枕貘や菊地秀行、山田風太郎、柴田錬三郎、大薮春彦の路線をやろうと思ってますね。で、原作者として映像作品に関わる・・・のが目標ですね。



 さて、ついでですから、私の好きな作品を・・・。

1,若山富三郎先生主演子連れ狼六部作(もう、バイブルですね)

2,『翔べ! 必殺うらごろし』(必殺シリーズと怪奇大作戦が合体したような作品)

3,『魔界転生』(若山先生が柳生但馬守を演じて江戸城で大暴れ)

4,『剣鬼』(市川雷蔵主演作で一番好き。居合斬りで戦うところが好き)

5,若山先生主演賞金稼ぎシリーズ(銃と剣と空手殺法。若山先生の殺陣の集大成)

6,『あずみ』(美少女剣客エンターティンメントのエポック)

7,『乾いて候』(正和サマ主演の劇画シリーズ。毒が効かない剣客というのも味噌)

8,『必殺仕事人 激突!』(山田浅右衛門を演じた滝田栄の豪快な殺陣が凄い)

9,『丹下左膳 剣風! 百万両の壷』(五社監督、仲代達矢主演時代劇の最高傑作)

10,やっぱ、黒澤時代劇だね?(『七人の侍』『用心棒』『椿三十郎』)

次点、『忍者武芸帖 百地三太夫』『柳生一族の陰謀』『里見八犬伝』『龍の忍者』『雲霧仁左衛門』『闇の狩人』Vシネ版『魔界転生』新旧『十三人の刺客』『十兵衛暗殺剣』『妖刀斬首剣(生死決)』『レッドサン』『人斬り』『江戸の激斗』『浪人街』『(萬屋錦之介版)それからの武蔵』『影の軍団3』『(正和サマ版)眠狂四郎』『座頭市』『新十郎捕り物帖 快刀乱麻』


PS;28日に詠春拳セミナーありま~す! 宜しく~!
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九月セミナー『型の分解』

 九月の月例セミナーのテーマは武術型の分解と用法の抽出です。

 毎年やっているテーマなんですが、太極拳や空手の型には、どう使うのか意味不明の動作が多く、専門家でも解らないのが現状です。

 あるいは、合気道や古武術の型稽古をやっていても、「説明される用法が不合理で納得いかない」と不満を漏らす人が少なからずいます。

 根本的な疑問なのは・・・

「何故、空手の突きは捻りながら出すのか?」

「何故、空手の受け技は使えないのか?」

「太極拳のゆっくりした動きで実際に通用するのか?」

「合気道は何故、手刀で攻撃するのか?」

「古武術の型は現代では使えないのか?」

・・・とまあ、このくらいの疑問は多少、経験した人なら誰でも思いつくようです。

 しかし、明確な解答のできる人には残念ながらお目にかかった経験が少なく、ほとんどは、「基本なんだから黙ってやれ!」みたいに疑問を持つことが間違いなのだと決めつけられてしまうようです。

 何故、決めつけられるのか?

 それは、指導している先生も知らないからです。

 よって、疑問を口にせずに言われた通りに黙々と練習する人間こそが尊ばれる業界体質が形成されたのです。

 が、これは換言するなら“従順なバカ”を大量生産している訳で、真面目な団体ほどカルト化しやすいのです。

 良くて無害な宗教団体。悪くすれば独善カルト教団になりかねません。

 これで武術や武道が世間様に理解してもらえるようになるのでしょうか?

 無理でしょうね~?


 武道武術の世界では「他流の批判をしてはならない」と言われますが、それは裏を返せば「他流の批判をするのが日常茶飯事」だったということです。

 私は他流批判をしない先生には会ったことがありません。表立って言わなくとも、本音が出ると他流の批判(あの技は嘘だ)、悪口(かっこ悪い)、果ては根拠の無い誹謗中傷のオンパレードになります。

 しかし、むしろ、本音を隠さずに話す先生の方が正直な分、信用できます。

 裏表の激しい人は信用なりません。

 性格の悪い人より偽善者の方が私は嫌いです。

 聖人君子みたいな人を尊敬したがる人が多いのでしょうが、私は気持ちが悪くて、そんな立派な人とは付き合いたくありません。本音で何を考えているか判らないから気持ち悪いのです。

 さて、そんな次第で、今年も型の分解と用法の抽出は、空手・合気・古武術・中国武術と流派問わずやりますので、是非、御参集ください


PS;游心流DVD最新作『健身法』、完成しました! 指導は体道塾を主宰するN師範。筋肉・骨格・経絡(気)の三元療術・調正法のうちで最も基本となる分筋法について実演解説しています。武術のみならず手技療法の専門家の方にも役に立つ内容になっていると思います。料金は20000円(税込み)です。殺活自在の武医術を目指す方に是非!

※ 事務局 より ※

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価格 20,000円

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●Yahooメールを受け取れる設定にされていない方から、返信が来ないと何度もメールを頂きます。
注文の注意事項が記載してありますので、ご参照頂きますと助かります。

※ 以上 ※
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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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