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ご連絡:2018/02/25

当会、游心流武術健身法代表・長野峻也が先日体調を崩し、長期療養が必要となりました。
現在長期療養中のため、当面の間、個人指導、セミナー・講習会、日曜本部稽古、木曜稽古(メイプルホール)を中止致します。

※各支部・稽古会は従来どおり活動致します。日曜稽古は自主稽古会となります。
※入会申し込みは変わらず受付けています。

2018/02/25
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2018年月例セミナー

当会、游心流武術健身法代表・長野峻也が先日体調を崩し、長期療養が必要となりました。
現在長期療養中のため、当面の間、個人指導、セミナー・講習会、日曜本部稽古、木曜稽古(メイプルホール)を中止致します。

※各支部・稽古会は従来どおり活動致します。日曜稽古は自主稽古会となります。
※入会申し込みは変わらず受付けています。

2018/02/25

●日時/タイトル
2018年01月14日(日)11:00 - 14:00 : 1月「脱力体」
2018年02月11日(日)11:00 - 14:00 : 2月「軸」
2018年03月11日(日)11:00 - 14:00 : 3月「下丹田」
2018年04月08日(日)11:00 - 14:00 : 4月「中丹田」
2018年05月13日(日)11:00 - 14:00 : 5月「上丹田」
2018年06月10日(日)11:00 - 14:00 : 6月「交叉法」
2018年07月08日(日)11:00 - 14:00 : 7月「読み」
2018年08月12日(日)11:00 - 14:00 : 8月「推手」
2018年09月09日(日)11:00 - 14:00 : 9月「型の分解」
2018年10月14日(日)11:00 - 14:00 :10月「武器術」
2018年11月11日(日)11:00 - 14:00 :11月「整体活法」
2018年12月09日(日)11:00 - 14:00 :12月「総まとめ」

*** 2018年月例セミナー ***
2018年セミナー情報UP
1ヶ月毎の申し込みも勿論OKです。(なるべく早めにお申込みください)
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二月セミナー“軸の確立”

 二月・・・私の生まれ月でございます・・・。

 二月生まれは「天才と気違いは紙一重」の特異な才能を持つ人間が生まれる確率が高いのだそうで、確かに私の周囲にもそんな異能者がゴロゴロいるような気がします。

 おまけに私、ゲマトリア(カバラ数秘術)ではマスター数22という、ますますもって特異極まりない生まれだもんですから、もうマトモな人生は歩めない運命だったような気が致します・・・。

 一説に、マスター数を持つ人間は人類に奉仕するような生き方をすると大成するけれど、人並みに生きようとすると人並み以下の悲惨な人生しか送れなくなる運命なのだとか?

 なんとまあ、難儀な・・・。

 でも、当たってるな~?と、つくづく思う次第です。

 なので、20代後半からは意識的に他人のやらないようなことをやり、マイナーな領域に進んで飛び込んできました。

 すると、思った通り、ドロップアウトすればするほど、成果が出る!という奇怪な人生が拓けていった訳でございます・・・。

 世の中には素質も才能も兼ね備えた能力値が高い人がいくらでもいるのに、そういう人が必ずしも活躍できている訳ではない・・・という不思議なことがあるものですが、それは因果律によって左右されてしまうからなのかもしれません。

 ですが、そんな因果律を超えてしまう人間もいます。

 それが仙人とか覚者とか解脱した人とか言われる訳で、誰もが憧れて目指す訳なんですが、不思議なことに、こういうのって東洋哲学にしか無い?

 西洋では絶対神を頂点におくので、「人間ごときが神の領域に入ろうなんておこがましい」という観念が発生するからのようですね?

 で、「神は死んだ!」と超人論、ニヒリズム(虚無主義)を唱えたニーチェとか出てくる訳ですが、西洋哲学は基本的に論理思考でありまして、東洋哲学が直感を大切にするのとは随分、異質な印象を受けます。

 しかし、論理思考だから科学的合理精神が確立されて現代の文明が築かれてきている訳ですね。

 直感は社会性が無いので社会的な発展はしません。合理精神とは無縁だからです。

「直接に感じる」と書く通りに、直感とは物事の本質を直に感じ取るものであり言語化不能なものです。

 無理に言語化しても感覚を共有できない人達に対してはチンプンカンプンになります。

 要するに他者との共有と再現性ができない訳です。

 どこまでいっても個としての“私”が感じるものだけしかありません。

 そういう性質なのですから、個人の直感を他者と共有しようとすれば、信じる信じないの話にしかならない訳で、信仰心で結ばれたカルトにしかならない訳です。

 武術も宗家は凄かったけれども、何千何万と弟子がいるのに誰一人として伝わらなかった・・・なんてことがざらにあります。

 直感の性質を理解していないからそうなってしまうのです。

 揚げ句に、「私は宗家の技を受け継ぐぞ」と勢い込んで、かかってもいない技に進んでかかる・・・という自己催眠状態になってしまったりする。

 お解りでしょうか?

 これが“触れずに倒す気の技”のメカニズムですよ。

 憧れの師匠と自己同一化したいから、反射運動として身体が勝手に技にかかってしまうのですね?

 でも、これって師匠の技を受け継いでいるんじゃないですよね?

 自分で自分に暗示をかけているだけです。


 のっけから、怪し~い話を書いておりますが、“軸”というものを考える時、その原型になっている考えは何なのか?を理解しておいて欲しいのです。

 これは、元来、「天地と繋がる行法」として東洋哲学の秘技として伝えられたものであり、それが武術に取り入れられて秘伝とされて伝わったものなのです。

 ですから、本来は科学的な考察は存在していませんでした。

 科学的なアプローチはせいぜい、ここ20~30年くらいで試行され始めたに過ぎません。

 有名になったのは意拳が日本で紹介されてからでしょうか?

 しかし、意拳の専売特許ではなく、本来の中国や日本、東アジアの武術では秘伝あるいは基本として修練されていたことであり、その源流はヨーガや仙道にあったと考えられます。

 今回のセミナーでは、この辺りの考え方についてレクチャーしながら練習していこうと思っています。

 そういう意味で、武術に関心が無い人でも参加しやすくなるかもな~?と思います。

“軸”という概念から、どれだけ世界観が広がるか?という醍醐味を味わっていただきたいと思っております。


PS;今月のDVD二本以上半額セール、お得ですよ~!

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ほびっと村感想

 日曜日のほびっと村は護身術をテーマにしていましたが、年始に完成した游心流合気道の基本型五本を初披露しました。

『表入身投げ・裏入身投げ・中段入身投げ・腕がらみ四方投げ・拳捕り小手返し』

 この五本です!

「たったの五本しか技が無いのか?」と疑問に思われるかもしれませんが、それぞれの技から相手に応じて無数に千変万化する応用変化技を駆使する戦闘理論ですから、心配御無用ですよ!

 游心流武術の初級中級の対錬型は他流のものをほとんどそのまま採り入れていたんですが、独己九剣は半分は私が創作していました。

 今回はベースは合気道ですが、逆に無駄をそぎ落としてシンプルな形にしています。

 何故、そうしたのか?というと、できるだけシンプルにすることで逆に応用発展性を高めることを狙ったからです。

 このアイデアの素形は、宮本武蔵の遺した五つの構えでした。

 具体的な技の手順を捨てて、基本の構えのみを遺したといわれる武蔵の考えに倣った訳です。

 これはブルース・リーも同じ意味のことを言っていますが(この一点でブルース・リーが相当に高い水準に到達していたことが判ります)、実戦は千変万化して予測がつかないものであり、それに対応するには、こちらも千変万化して応じることができないといけない。

 だから、どれだけ実戦的な技や構えを考えたところで、それは一面的な観点から考えたものに過ぎず、予想外の敵を前にして一切無力化される危険性が常にある。

「実戦は強いほうが勝つとは限らない」と言う意味がコレなのです。

 真剣に実戦を考えていると、「パンチしてきたら・キックしてきたら・掴みかかってきたら・タックルしてきたら・ナイフで刺してきたら・日本刀で切りかかってきたら・拳銃で撃ってきたら・ライフルで狙われたら・手榴弾投げ付けられたら・ミサイルが飛んできたら・・・」と、どんどんシチュエイションが広がっていきます。

 若い頃に台湾で修行されていた木本泰司先生から聞いたところでは、喧嘩で塩酸ぶっかけるなんてこともやるので、とても実戦がどうこうなんて言えないとのことでしたね?

 私はトイレ洗浄剤はサンポール使ってますけど、やっぱり汚れ落ちが違いますよね。塩酸入ってるから・・・。道場破りが来たら、サンポールをちゅーっ!っとかけちゃおうかな?


 ところが、現代武道や格闘技で強さを求めている人だと、ナイフ以降は何故か考えない傾向が強くて、現実問題として、そのようなシチュエイションに対処することを何も考えていなかったりします。

 冷静に考えると非常に不思議なことです。

 通り魔や強盗が素手で立ち向かってくる事例は皆無に近く、ヤンキーや暴走族でさえ木刀や鉄パイプ、金属バットで殴りかかってくるのが基本なのに、何故か、対策を講じていないのです。

 中には、「腕の一本くらい折れてもローキックで粉砕してやればいい」と言う人もいましたが、相手が複数であったら、腕一本折れた状態でしのぎきるのは至難でしょう。

 実戦で大切なのは「相手の攻撃を受けないこと」です。

 しかし、現代の多くの武道家や格闘家が“受け技の重要性”を解いています。

 これは試合がもたらした最大の弊害だと私は思っています。

 一対一でルールを決めて同じ技をくり出し合って闘う試合は、第三者に参観させることを前提にしており、自然に見世物としての見栄えがするような試合内容に変質していかざるを得ません。

 その結果、「相手の攻撃を受けてから反撃する」という闘い方のスタイルが定着していったと考えられます。つまり、受け技は試合によって生み出された技じゃないか?と思うのです。

 本来は、防御のみの技というものは無かったと私は考えています。受け流したり、受け崩したり、受けと同時に攻撃したり・・・という攻撃することをメインにそれを補助する技法であったと思います。

 相手のパンチやキックをパリーしてから自分もパンチやキックを出す・・・という攻防スタイルに慣れてしまうと、そうするのが当然なのだと脳に定着してしまいます。

 そういう思い込みからは新たな技や戦闘法はそうそう生まれてきません。

 特に護身術を考えた場合、圧倒的な戦闘力の差を一瞬で逆転させられなくてはなりませんが、武道や格闘技をやっている人ほど、「そんな夢物語みたいなやり方は存在しない」と決めつけます。

 しかし、武道や格闘技のセオリーを離れてしまえば方法はいくらでも考えられます。

 ケミカルメイスやスタンガンは、護身を目的に開発されたものですし、伸縮警棒や携帯ヌンチャクも熟練していれば強い武器になります。

 簡単な話、ピストルを持っていれば小学生がプロレスラーを殺すことも容易です。

 護身が目的なら強い相手と力比べをする必要はないからです。

 武術そのものが力比べとは反対の技を希求してきています。

 その典型例が“発勁”や“合気”です。

 うちの会で初めて体験した人がびっくり仰天した顔・・・この時の新鮮な驚きの気持ちを忘れないで欲しいですね? それが即ち、武術が伝える叡知に触れた瞬間の驚きだからです。

 武術は決してインチキではありません!

 インチキな人間が武術家を名乗っている事例が多いから誤解されてしまっただけです。

「長野はインチキだ」と中傷する人達は、劣等感に苛まれていながら自己承認欲求だけが肥大している自己欺瞞家・・・そんな人間が武術に耽溺している(現実逃避ですよ)のだろうと思います。

 そういう人間は現実をきちんと見せられると反発する。現実を認めたくない。

 そんなに夢想に耽溺したまま人から崇拝されたいんでしょうかね?

 私は別にインチキな人間だと非難されてもどうってことはありません。まともな社会人とは自分でも言えないし、ダメダメな人間だと自覚しています。

 けれども、私の研究してきた武術理論は誰にも否定させません! 潰せるものなら潰してみればいい。

 安全な場所で匿名で吠えるしかできない者は男じゃありません。卑劣なやり方でしか意見を言えない人間の言葉は決して人の心に響きません。

 私は匿名で他人を貶したことは無いと思うんですけどね? 有ったかな~?


 ほびっと村の翌日は阿佐ケ谷の游心流合気道です。

 が、御承知のごとく東京都心は大雪でした。

 私は、こういう時こそ後々のネタができると思って、敢えて強行しました。

 もっとも、電車が止まっていたら物理的にできないからな~?と思っていたものの、何とか電車も動いていたので相模原から阿佐ケ谷まで行けました。

 かなり早めに出たので駅で大分、時間が余っており、熱いミルクティーを買って駅のホームで時間を潰そうとしたんですが、寒くて無理!

 駅中のコンビニに入ろうと思ったら早めに閉まってます。

 これは困ったな~と思って、トイレに入ったところ、阿佐ケ谷駅のトイレの便座は温度調節機能がついていて、「あ~、ケツがあったけぇ~」と、ついついヌクヌクして長居してしまいましたよ!

 15分前に改札前で待っていたら、二人来ました。

 まあ、今日はこんなもんだろうと思ってオルタナスタジオに向かおうと駅から出ると、盛大な吹雪のような状態で、一瞬、こりゃ~休むんだった・・・と後悔しましたけどね?

 ここまできたらやるしかないでしょう?

 何か八甲田山の行軍か?というくらいの勢いで東京でここまで降ったことあったっけか?と思いましたね。遭難するかと思ったよ・・・。

 スタジオに到着すると、流石に深井先生もお休みされていましたね?

 逆に、「俺たち、バカだな~?」と思いましたよ。

 後からもう二人来て、五人で練習しましたが、何しろ、この酷い天候の中をわざわざ来てくれたんだから、大サービスでいろんな裏技を教えましたよ。

 本部でも支部でも練習内容はルーティンになってしまっているので、游心流合気道では実験しようと思っていて、この日は基本型の第一、“表入身投げ”だけからの応用変化技を10種類以上やりました。

 この応用変化は、頸柱捻り技や拳・掌・肘のゼロインチ打撃、回転二段肘打ち、打拳掴み崩し、分筋錯骨法と点穴、肩固め潰し、ナイフ奪取法などを指導しました。

 うちの特徴として掴み手から技をかけるのではなくて打拳に対して交叉法で技をかける方式にしているんですが、これはやはり現代の格闘シーンから最も可能性の高い攻撃法に対応する形式で練習すべきだと思ったからなんですね。

 昔の日本人は掴んでからやったかもしれませんが現代ではパンチから始まることが多いでしょうし、刃物で突いてくるのに対応できないといけませんからね。

 分筋と点穴は滅多に教えていないんですが(痛いから練習が嫌になって会員が減ると困ると思ってやらなかった)、護身術として知っておくとレパートリーが広がりますから。

 私の考えは、とにかく様々な技と戦闘法を知っておくことが有利になるというもので、どんな実力者でもまったく未知の技や武器、戦闘法には対処できないという考えです。

 他流をやっていた人だと、とかく“この技は使えるけど、これは使えない”と批評しがちなんですが、こういう考え方は技を固定的に見ているから出てくるものであって、一面的なんですよ。

 一を聞いて十を知るような人は滅多にいません。

 特に「最近の人は多いな~?」と思うのが、“一を見て十を理解したつもりになってしまう人”です。

 本に書いてあることを鵜呑みにしてしまう人も多いですが、健全な批判眼を育てていかないと、物事の正否を信じる信じないのレベルでしか判断しない論理的思考力の欠如したお馬鹿さんになってしまいますよ。

 直感力も重要ですが、論理的思考力が無いと世の中で円滑に生きていけませんから。そして、論理的思考力は教育と学習によって獲得していくものであり、知識と教養に裏打ちされています。

 ある武道の先生が、自説の正当性を主張するために、そこそこ名の知れた古武術研究家の意見を紹介していましたが、この研究家氏、業界では有名な宗家病で捏造体質なんですよね? 私、この人が過去に自著の中で偽装した証拠握ってますよ。

 だから、「あ~あ~、やっちまったな?」って思いましたよ。

 武術の世界で正統だの伝統だのという言葉は遥かに昔から死語なんですよ。私は恥ずかしいから、そんな理屈は言えません。

日本武術達人列伝』でいろんな武術家の捏造疑惑を批判的に紹介していますが、あれが全てだと思ってもらっては困ります! もし名誉棄損で告訴された時に裁判で負けないように、まだまだ重要なネタは隠してますからね・・・フフフ(不敵な笑い)。

 私は“負ける喧嘩はしない主義”なんですよ・・・フフフ。

 帰りに電車の中で同じ方向に行く会員さんから質問を受けていろいろ話していたんですが、何でもかんでも初心者に教えてしまっても“消化不良になるだけ”ですから、今回は段階的に指導していくつもりなんですよね。

 練習時間は一時間でも毎週やるから続けて通ってきてくれれば本部師範に匹敵する実力になるのも時間の問題かと思います。

 オルタナスタジオでは畳マットを敷いてあるので、投げ倒すことができます。

 これができるのとできないのでは練習できる技の幅が全然違うんです。

 本部道場を開設してから試し斬りや手裏剣の練習を普通にできるようになって技の研究が格段に進みましたが、それと同様に阿佐ケ谷の稽古会でないとできないことがあったんですね~?

 まず、受け身の稽古ができるのは良いですね~? 皆さん、最初はぎこちなかったけれど、前回辺りからぐぐっとうまくなりました。

 受け身の練習をやってもらっているのは、受け身しながら技かける戦闘法もあるからなんですよ。それと地ショウ拳にも繋げられる。

 五月には女子護身術研究会も始める予定ですし、千葉支部も開設候補地を探している段階です。

 東京支部も隔週で再開する予定でいます。

 とにかく人を育てたいですね。天狗になって馬鹿なことやらかすような者は、もう二度と出したくありません!

 実技が優れていてもそれを表に出さずに人格善良で知識と見識も深く世の中で活躍できる人間を育てられる武術研究会でありたい・・・。

 幕末の志士が剣術道場で技を磨きながら国の行く先を語らっていた・・・そんな具合になるといいな~?と思うんですけどね。

 哲学サロン的なサークルというのは宗教の専売特許じゃないと思うんですけど、何か、現代でそれやると独善的なカルトになりかねないでしょう?

 もっと気楽にやれないもんかな~?と・・・。

「あ~、だから長野先生はああいう話をしているのか?」と思った人・・・当たりです!

 武術やる人間は頭が良くないとダメなんですよ。何でかというと、狡猾な人間に利用されてしまうから・・・。昔の大学武道系の学生なんか体制に利用されていましたから、全共闘世代の人達には武道やっている人間を異常に警戒する人も多かったですよ?

 こっち方面の話はまた、いつか・・・。


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発勁は普通の打撃とどう違う?

 新しく入会した会員さんに発勁を教えると、必ず「本当にできてますか?」と聞いてくるのがいつものことなんですが、“発勁は気と勁の力で打つ特別な打撃技で長年の修練が必要”という説を今でも信じている人が多いからなのかな~?と思います。

 あるいはフルコンタクト空手系の修行者の間では今だに「まやかしのインチキ」だと決めつけている人も多いみたいです。

 私は誰にも習わず自分で研究してサンドバッグ打ちながら体得したのが25歳の時でしたから、それからもうすぐ30年経過しますけれど、随分、あれこれ研究して、「こうすれば誰でもその場で即座に体得できる!」という確信を得ています。

 だから、「インチキ」だと言っている人達は、単純に“知らないだけ”だと明言できますし、気だの勁だのという言葉を使わなくとも説明できます。

 先日のセミナーでは女性会員の牛窪さん(体重40kgくらい)が会員のNさん(推定85kg以上)をキックミット越しの発勁(八極拳の頂心肘)で吹っ飛ばしましたし、翌日の阿佐ケ谷の游心流合気道では新入会員のKさん(45kg)が指導員のTさん(推定85kg)をキックミット二個重ねで打って吹っ飛ばしてました。

 蹴りならともかく、手技の打撃で分厚いミットを持った体重二倍の相手を吹っ飛ばすというのはあり得ないと思われるでしょう?

 だから、「気と勁の威力なのだ」と言ったりする訳ですが、重要なのは初心者ができたということです。

 答えを明かすと、これは「体当たり」なのです。

 拳や掌、肘の先で体当たりしている・・・だから、体重が倍の相手でも吹っ飛ばされる訳です。

 普通に腕の急激な屈伸で威力を出すパンチだと、衝撃力は大きくとも力積は大きくないのでミットが威力を吸収してしまいます。

 しかし、体当たりされたらミットだけで威力を吸収できずに身体ごと跳ね飛ばされてしまいます。これが吹っ飛ぶ現象のメカニズムです。

 発勁が怖いのは、この体当たりの威力を“いろいろなやり方”で自在に引き出して拳・掌・肘・肩のみならず、胸・背中・腹・脚・足・指先・・・と身体中のどこからでも一点に集中して打ち出すことができるようにしているところです。

“いろいろなやり方”というのはイメージの使い方、身体操作のやり方、重心移動のやり方などがありますし、さらに打撃力を効果的に相手に作用させる“打撃訣”というコツもあります。

 私が自由組手をやらないように決めたのも、発勁を自在に駆使できるようになったことが関連しています。

 練習で会員に致命傷を与えないようにするには自由に打ち合うのは事故のリスクが高過ぎると考えたからです。

 最初は練習しようと思って防具も揃えたんですが、今は使っていません。防具があると思って、ついつい強く打ってしまって後遺症が出る危険が高まってしまったからです。

 結局、寸止めするしかないという結論に至り、型稽古中心にせざるを得ませんでした。

 大袈裟だと考えられるのでしたら、二人で互いに体当たりをぶちかましあう様子を想像してください。危険過ぎるでしょう?

 型(套路)稽古を中心にし、組み手は推手というゆったりしたものだけというのも、発勁が自在に打てるようになれば、そうするしかないという事情が理解できるでしょう。

 游心流合気道も“発勁が打てる”ということを前提にしています。

 ちなみにDVD見て練習しただけでできるようになった人も結構いるみたいですよ?

 でも、少しも特別な技じゃなくて、教えれば誰でもできますから!

 基本ですよ。基本!

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一月『脱力』感想

 今年最初のセミナーは人数多目でなかなか盛況でした。

 もしかして『マツコの知らない世界』効果だったのか?

 年賀状や年始の挨拶メールにも「見ました」という感想が多かったんですが、大阪支部長の友人の占い師の方が「武術をやっているのに全然、邪気が出ていない」と評価してくださっていたと聞いて、非常に嬉しかったですね~。

 私はもともと、邪気の固まりのような人間でしたから、長年の修行の成果だな~?と思いましたよ。

 長いこと、この業界でやっていると、つくづく人間性に問題の有る人が多いと思いますし、それは自分もまたそうであったのだと思いましたよね?

 だから、文章は過激なスタイルを構築してしまいましたが、対人関係では相手に不快な印象を与えないように注意してきました。

 お陰で、「噂と全然違いますね~。長野先生は普通ですよね~」と大抵、言われます。

 まっ、猫かぶってるんですけどね?

 それでも売り言葉に買い言葉でキツい態度になってしまう場合もあります。

 が、それは相手が“メっちゃ睨んできた”とか、失礼な態度を取った場合に限られますよ。

 でも、あまりにも失礼過ぎると、逆に「この人、話してわかるタイプじゃないな」と思って、必要以上に丁寧な対応をすることが多いです。触らぬナントカに祟り無しですよ。

 だから、私は本当に心の底から嫌いな人のことは批判しません。話題にもしたくないからですし、わざわざ文章に書いて知名度を上げてやる義理もありませんから、ガン無視するだけです。


 さてさて・・・今回は最初ですから、うちの基本中の基本の脱力についてなんですが、長年武道をやっている人ほど苦手なのが脱力です。

 まず、「力を抜いたら威力が出せないだろう」という強迫観念があるので、頑なに脱力技法を否定しようとしたり、「屈筋の力だけ抜いて伸筋を用いるのだ」という理論を主張する人が特に空手家には多いみたいです。

 しかし、伸筋技法と脱力技法は似て非なるものですし、戦いの最中に「ええっと・・・屈筋の力だけ抜いて伸筋を使って・・・」なんて面倒臭いことできますか?

 だったら渾身の力を込めてドッカンドッカンぶん殴ったほうが遥かに効果的でしょう?

 脱力して身体の重さを威力にする“重さを乗せる”のが脱力技法の本質なのです。

 その重さを自在にコントロールするのがテクニックであり、それが“重心移動”なのですが、言葉にすればチンプンカンプンでも実際に覚えるのは実は筋肉を鍛えて威力を高めるよりずっと簡単でコツを知れば即座に素人でも使えます!

 私が教えれば、あっという間に簡単にできます。あまりに簡単なので、大抵の場合、「本当にこんなに簡単なんですか?」と逆に信じてもらえなかったりするくらい“簡単”です。

 教えれば簡単に会得できるから、もったいぶって秘伝扱いして教えなかったんでしょうね?

 現代武道や格闘技ではそういう習慣は無くなっていますから、「武術は怪しい。神秘をウリにしてマルチ商法みたいにしているいかがわしい業界だ」と思われる訳で、その認識はまあ世間的な価値観では正しい訳です。

 実際に「俺は秘伝を知っているのだ」と優越感丸だしでエバりたがる阿呆の巣窟になっていたりしたので、これはまあ、まっとうな業界とは言えませんよ。

 だから、私がバンバン秘伝の仕組みを解明して発表すると、「長野がやっているのは似て非なるものだ! 本物の秘伝はあんな簡単ではない!」と口先で否定したがる武術家さん達が続出していた訳ですよ。

 自分達の商売を邪魔されてはかなわんと思うからですよ。

 もちろん、それを戦闘に用いるにはいろんなことを体得しないといけない訳で、これだけできても単なる見世物演芸にしかなりません。

 戦えない武術家を達人なんて呼びませんからね。

 その意味で、見世物演芸ばかり練習して「俺は達人だ!」と勘違いさせてしまうのは罪作りな話だと思う訳ですよ。

 血尿出るまで必死で修練して試合で勝ったり負けたりしながら頑張っている人達から見れば、クズにしか見えないでしょう?

 私も若い頃はムチャクチャ練習しましたし、今でも新しい技を開発するのにそれなりの試行錯誤を繰り返しています。

 そうでなかったら、松田隆智先生や青木宏之先生が認めてくれる筈がないでしょう?

 その結果として「身体を鍛えるより戦略戦術を考えることが重要だ」という考えに至った訳ですよ。

 大体、「俺はこんなに練習しているんだぞ!」と威張る人が多いですが、普通に働いている人間は、そんな練習やってる暇はありません!

「お前、ちゃんと働けよ!」って話ですよ。

 それに、「俺はこんなに身体鍛えているんだぞ!」と威張る人も多いですが、物凄い頭が悪いとか教養が無いとか、まず、文章の読解力が全然ない人とかいますよね?

 身体鍛える時間の三倍くらい本とか新聞とか読みなさいって言いたくなりますよ。

 世の中のことを何も知らずに、どうやって生きていくつもりなのか?

 私なんか延々と、日々の生活費を稼ぎ出すのに四苦八苦し続けていますよ。自由業はつらいです。

「長野先生だったら新宗教みたいに信者を増やせば、いくらでも稼げるでしょう?」って言われたりするんですが、社会的にアウトなやり方で金稼ぐことだけはしちゃ~ならんと思っていますよ。

 だって、それをやっていたら、いつか人生そのものがダメになるでしょう?

 怖くてできないし、御先祖様に顔向けできなくなってしまいますよ。

 うちの先祖は代々、地道に活躍してきていますからね~。


 ええっと、それで、お知らせもいくつか・・・。

 まず、今度の日曜日は西荻窪ほびっと村での講座ですが、游心流合気道、ほぼ完成しましたので、これを御披露致します!

 我ながら、とんでもなく実戦的になったと思いますよ。

 今月から毎週月曜夜に阿佐ケ谷オルタナスタジオで練習していますが、非常に楽しいです。一時間しかないのでコンパクトに密度の濃い練習会になっています。

 新人さんが多いんですが、急速に実力上がってきていますよ。

 やっぱり交叉法と組み合わせたのが正解でしたね。

 入身投げが三つ、四方投げが一つ、小手返しが一つ・・・ここから応用変化技を自在に無限大に生み出すという画期的体系ができました。

 しかも、発勁も含むから一つ一つが絶招(必殺技)ですよ!


 それから、一月のメイプルホール稽古は18日だけですけれど、ここは槍や棒、刀なんかが自由に振れる広さがありますので、長物を練習したい方はどうぞ。

 過日、槍の裏技を教えましたが、これは体術にそのまま応用が利きますよ。


 それからそれから、webマガジン“DRESS”に私が取材された記事が載ってますので、是非、御笑覧くださいませ・・・。

 今年は女子向け護身術に力を入れたいと思っておりまして、5月に女子向け護身術講座を牛窪指導員と実施してみる予定でおります。これは男性の参加はできませんけれど、ある意味、超実戦的な技術を指導するつもりでいます。


 それと、今月のDVD割引セールは何でも二巻以上お買い上げの場合に限り、合計金額より半額に致します! 大サービスでございます。

 ええっと・・・その他、いろいろ企画進行中ですが、企業秘密ということで発表するのをお楽しみに・・・。

 今年も頑張らなくっちゃ~・・・。


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2018月例セミナー初回

 いよいよ、今年最初の恒例の月例セミナーは14日に開催します!

 昨年は大阪支部も発足したり、阿佐ケ谷オルタナスタジオでも稽古会を始めたり、游心流武術の裾野を広げる活動も始めていましたが、私自身は実は小説執筆に追われていたりして、結構、大変な年ではありました。

 何しろ、勉強しなきゃ~いかんのですよ。小説書くためには・・・。

 それでも、11月には皆さんもご存じの通り、『マツコの知らない世界』に出演させて戴く貴重な機会を得まして、しかも伝説の武道家として知られていた青木宏之先生にも出演して戴き、かつて一世を風靡した伝説の秘技“遠当て”を実演してもらい、しかも私自身が受ける!という身体張りまくりの展開となりました・・・。

 事前に告知してはいけないということだったので、見逃した方も少なくなかったと思いますが、ユーチューブにも出ている?とのことなので、宜しければ観てやってください。

 逆に、全然知らずに、「たまたま観てびっくりした」と言われる方も多くて、アパートのお隣さんなんて、廊下で顔合わせたら満面の笑みで「いや~、見ましたよ~」と・・・TV見てたら、お隣さんが出てきたから驚いたのだそうでした。

 こっ恥ずかしいのでTVで放送された直後に髭剃って顔が判らないようにしていたので、町中で指さされて笑われるようなことはなかったんですけど、髭が伸びるのに伴って、ジロジロ見られる率が上がってきて、電車の中で向かいに座ってる女子高生にゲラゲラ笑われたり、書店の店員さんにクスクス笑われたり、クロネコヤマトの配達のお姉さんがキョドってたり・・・といったことは何度かありました。

 一回・・・(いや、『王様のブランチ』の視聴率ランキングにも出たから二回なんですけど)出たくらいで、これだけ注目されるというのもマツコさんの人気の賜物だと思いますし、やはり、秘技“遠当て”の威力なんだと思うんですけどね?

 けれども、私としては武術や護身術という分野が注目されるのは研究家として願ったりかなったりなんですけどね。

 個人的には知名度が上がって本の売上が伸びてくれるのが一番、有り難いのです。

 要は、生活に四苦八苦している現状が改善されて、ある程度、自由に活動できるだけの金銭的余裕が欲しいというのが本音です。

 別に有名人になりたい訳でもないし、世間的に尊敬されたいのでもない。他人の評価なんぞ興味ありません。自分が好きなことして趣味の合う人達と楽しく交流して人生を過ごせれば、特に望みはありませんよ。

 その中で世の中に役立つ情報を提供したり、楽しく笑ってもらえるような作品を作っていければ、それで充分なんじゃないでしょうか?

 個人がやれることは限度があります。その限度を超えて「世の中を変革してやろう」と考えることはこの世の仕組みを破壊するテロ行為にしかなりません。

 もちろん、歴史上、世の中の発展に大きな影響力を与えた人間は無数にいますが、その半数は暴力と破壊と混乱をもたらしているのが歴史の真相です。

 ダイナマイトを発明したノーベルが大いなる自省の念から世の中の平和のためを願ってノーベル賞を創設したことは有名な話です。

 善意の行動でも世の中に混乱をもたらして思わぬ被害を及ぼしてしまう事例は無数にあります。

 まして、僅かでも欲望が隠れていれば影響が広がるに従って欲望も拡散していくものです。

 重要なのは、自分の心に正直になることですよ。欲望があるなら「有る」と認める!

「有る」ことを隠して、あるいは無自覚なまま「善意」を前面に押し出していれば、必ず影響力は歪に捩じ曲がっていきますよ。

 欲望そのものは悪ではありません。隠して嘘をつく“偽善”が悪なのです。

 何か、権力に捕らわれていたり、金に縛られていたり、可哀想な人が多いですよね?

 他人と競い合ったり、自分の考えを他人に押し付けてやろうとしたり、独善的になって心の余裕が無い人が多過ぎるような気がするんですけどね?

 結局、無知だからそうなるんじゃないか?と思います。

 武術武道の世界って、やたらに独善的な主張をする人が多いんですけど、それって単純に無知だから視野が狭くなってるだけなんですよね。

 具体的に書いたら本一冊書くくらいになってしまうので割愛しますけど、本当に、「くっだらね~な~?」と思うような“思い込み”で正統だの伝統だのと語る人がいて、何か、笑っていいのか哀しめばいいのか、よく判らないんですよ。

 いくら論争したところで事実の前では無意味になってしまうでしょう?

 一つだけ言えるのは、正統に伝わっている武術の流派なんて、ほぼ皆無なんですよ。

 嘘だって言うのなら、いくらでも納得のいくように解説してさしあげても構いませんが、まともな研究家だったら、私の主張に苦笑いしながら認めるしかなくなるでしょうね?

 だって、いかなる流派であっても正確に全伝が誤りなく伝承されている・・・なんてことは現実的に99.9%不可能だからですよ。

 簡単な話で、伝統的な武術流派は、全伝を伝えるのは極意相伝を許した宗家一人だけ。

 失伝を防ぐために分家を置いたり、相談役の宗家代理を置いたりもしますが、何代も続けば劣化や変質は免れませんし、免許皆伝を得た師範が新しい流派を興すと技術交流や技術革新も起こる。

 それによって進化する場合もあれば、そうでない場合もある。

 そもそも、流派の創始者が完成形に達していたかどうか?

 また、時代の変遷によっても生活習慣が変わって技術体系にも影響を及ぼしますよ。

・・・とまあ、冷静に考えていけば、“正統”と胸張って言える人間がいたら、余程の馬鹿者としか言えないでしょう。

 私は研究家ですから伝統の形を伝えることにはあまり意義を見入だせません。

“武術”の本質はそこにはありません。文化財的な意義ならありますが、それは骨董品を愛でる感覚に等しいものであって、“武術”の本質とは異なっています。

 いや、別に骨董趣味を否定はしませんよ。“武術の本質”とは違うと言いたいだけ。

 日本刀愛好者としては文化財的意義があることも充分に理解できます。

 けれども、私は武術の研究家であって、その観点から日本刀を見ている訳です。

 となれば武器としてどういう機能と活用法があるのか?を考えるのが先ですからね。

 6日に原宿の霜剣堂さんの展示即売会を青木先生と見に行ったんですが、帰りに喫茶店でお喋りしていて、青木先生も同じように言われていましたね。

 帰りは爺さん二人で竹下通りを歩いて帰りましたけど、青木先生がアニメキャラのTシャツ買って、それを着て演武したいな~とか言ってました。

 青木先生はそういうパンクなこと本当にやりますからね? 普段は伝統的なやり方をきちんと踏襲するべきだと言いつつも、伝統の形式を捨てて見せるアバンギャルドな感性の重要性も解ってる訳ですよ。

 何か、メイド服着て抜刀の演武をされている動画を会員に見せてもらいましたが、こういうシャレッ気は若い世代の感性として認める心の余裕が必要ではないか?と思いましたね。

 第一、現代日本で着物に下駄履いて歩く人はほとんどいないし、ましてや刀を二本差ししていたら逮捕されるでしょう?

 つまり、武術の伝統と言ってみたところでカルチャーという枠組みの中でしか認められないのが現実社会なのですから、そこで優越思想を語ることが一般社会的にはオタクの戯言としか認識されないんですよ。

 プライドは自分の心の中だけに持っていればいいのであって、他者には他者の考えや生き方があるのだと認識していないと周囲は敵ばかりになってしまいますよ。


 さてさて、余談ですが、この時に青木先生から、突き技の種別と察気術の区分についてのメモを頂戴して解説を受けました。

 つまり、口伝で極意を教えて戴いた訳です。

「私が研究してきたことを長野さんに伝えて、長野さんがこれからの人達に伝えてくれれば・・・」とのことでした。

 これは本当の秘伝伝授ですよ。

 直弟子には教えてらっしゃると思いますが、弟子じゃない部外者に教えるのは相当な決心をされてのことではないか?と思います。

 というか、その価値について理解できる人間はほとんど皆無ではないか?と思います。

 なので、これは迂闊に公表する訳にはいかないな~?と思いました。

 一つには、先日、実際に遠当てを受けてみた身体感覚があるから理解できる・・・というレベルの内容なのであって、第三者にはまったく理解できないでしょう。

 私自身も、教えてもらったから体得できるというレベルではまったくない! この内容を生きているうちに体得できるのか?というくらいなんですよ。

「これは、エラいもの戴いちゃったな~」というのが本音ですね。これ以上は御想像にお任せします・・・。

 ヒントのみ・・・

「青木流突きのまとめ」
1,撃力
2,爆力
3,徹力
4,貫通力

「青木流読みのまとめ」
気が起こる以前
気の起こり

立気
発気
発動

 説明は省きます・・・。


 14日のセミナーは、武術の基本にして極意である“脱力”がもたらす技について徹底解説致します!

 T先生の講座の内容を動画で見たんですが、「これなら私が教えれば誰でもできるな~」と思い、実際に稽古会で教えたら会員もすぐにできたので、これもやりましょう。

“気”で説明されると異常に高度なことに思えるんですが、重心移動で考えれば誰でもすぐに体得できることが多いんですよ。

「内功が無ければできない」と言われていることも、最近、そうじゃないんじゃないか?と思えてきましたよ。気功の類いをやったことない人でもコツを掴めばすぐできてしまう例がいくつもあったものですから・・・。

 長く苦しい修行が必要だというのは単なる思い込みに過ぎないのではないか?と思えてきました。

 月曜の阿佐ケ谷の游心流合気道も、結局、従来の合気道の技の手順通りにやろうとするより交叉法と発勁を使って一瞬で倒す方式に変えて、入身投げ(前・後ろ・中段・巻き込み)、四方投げ(腕極め)、小手返し(拳捕り捻り落とし)をやってみたんですが、八卦掌(白蛇纏身)や八極拳(打開)、新体道(大平原)、鹿島神流(拳法破り)、戸隠流忍法(鬼砕き)、日子流の技も参考にして我ながら超実戦的な感じになりましたよ!

 最近、「武術はこうしなくちゃいけない!」という考えを捨ててしまって、とにかく徹底的に合理的に敵を一瞬で倒すことだけ考えて技を工夫しているんですが、そうすると武術って結構、無駄が多いことに気づいてきましたよ。

 松田隆智先生が、「ごちゃごちゃ小技を使うより発勁一発当てればイチコロだ」と言っていた意味が最近、痛感されてきますよね? 拳銃護身術名人のテッドアライも、「44マグナムなら人間なんて一発で殺せるから」と、反動が強過ぎて実用性が無いと言われていたS&Wのモデル29(44マグナム)をホームディフェンス用にしていたのだとか・・・。

 私も結局、八極拳が好きですよね~。一発の威力が桁外れで、頂心肘ならどんなでかい奴でも打ち殺せると思います。「どんな奴でも必ず倒せる」と確信できる技が有ると心強いですよ?

 ちなみに女子護身術の基本は八極拳の発勁を教えるつもりです。50kg前後の女子でも100kgオーバーの男を一打必倒できるのは八極拳だけかな~?と思ったので。

 請う、御期待!


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オルタナスタジオ試し斬り&忘年会

 25日は今年、最後の游心流合気道の稽古会でした。

 が、前回、「発勁の打ち方と交叉法を教えます」と言っておいたので、基礎練習の後は急遽、ミットを使っての発勁打法のやり方を指導しました。

 昔は、「発勁教えます」といって数万円も取る講習会がよくありましたが(今でもあるの?)、私の地道な啓蒙活動が実を結んだのか? 最近では「発勁も基本技」という認識が結構、広まってきたのではないかな~?と思います。

 しかし、筋力で打つやり方を長年やってきた人にとって、「脱力して重心力を使う」ということがなかなかイメージしにくい様子で、特に空手を長年やり込んだ人ほど体得に苦労してしまうのが常です。

 必然的に、まったくの素人のほうが簡単に体得できてしまうのです。

 けれども、時間がかかっても一度体得してしまえば、やはり空手経験者の発勁は重く鋭く爆発的な威力が出せるようになるものです。

 そもそもの空手の打法に先祖帰りするようなものなのでしょう。

 だから、苦労しても諦めないで練習してもらいたいですね?

 一方、交叉法は、武術の戦闘理論です。

 中国武術や古武術のような型稽古中心のものだと具体的な戦闘法がわからずに試合競技で磨かれた空手や柔道、剣道、ボクシング、総合格闘技などに為す術なく無残に敗れてしまうケースが多く、インチキ扱いされてしまいがちです。

 しかし、これは戦闘法を教わっていないことが本当の原因なのです。

 私は、それが交叉法だと考えて長年研究し続けてきましたが、間違いではないと確信するに至っています。

 具体的に知りたい方は是非、入会してください。言葉で伝えるのは難しいですし、結構、地道な練習を続けていかないと体得できないからです。

 地道な練習というのは、「なぜ、武術は型稽古を主体にしているのか?」という点の答えにもなっています。これは自由組手や乱取りでは体得できないからです。



 28日は、オルタナスタジオで試し斬り会をされるとのことで、深井先生も来られると聞いていたので、私もいそいそと赴きました・・・。

 私の技は完全に我流なので、清心館の佐原先生にレクチャーを受けた以外は自分で好き勝手にやっているだけなので、本格的な試し斬りを体験できるチャンスにウキウキしていた訳です!

 ところが、スタジオに到着すると、川保天骨さんが道着を着て居合道の型をやっておられて、御師範の指導を受けておられるところでした・・・。

「げげっ? これは場違いだったのか?」と、一瞬、ビビッてしまいましたが、今更、帰る訳にもいかず、お邪魔しないように・・・と、おっかなびっくりで入りましたよ。

 川保さんの居合演武は豪快で、何だか三船敏郎みたいです!

 刃風がグオッ!と迫ってきて、おっかなかったですぅ~・・・(汗)。

 演武が終わると、御師範の講評と細かい指導がありましたが、これがまた何ともきめ細かくて、姿勢、所作、視線、運足、拍子・・・と実に細かく丁寧に指導されていて、「こんな細かく教えてくれる先生には会ったことないぞ?」と、内心、感動して見ておりましたよ!

 ところが、後で聞いたら、御師範ではなくて兄弟子にあたる方だということで、二重にびっくりしました!

 つまり、兄弟子がこれほどだとしたら、御師匠はどれほどの境地なのか?ということが容易に推測できるからです!

“武術は縁”なんですけれども、う~ん・・・、やっぱり世に知られない優れた先生はまだまだおられるのだろうな~?と、つくづく痛感しましたね。


 さて、試し斬りです!

 パンパンに巻かれたマキワラは筋肉が張った太い腕みたいで、「え~、これ、斬れるかな~?」と、内心、ビビッてしまいましたよ。巻き方一つで全然違~う?

 川保さんが豪快にスパーン、スパーン!とぶった斬る様子を見ていると、やっぱり、試し斬りはゲーム感覚で楽しいよな~と思いましたね。斬れれば・・・。

 一回目は、かの斬鉄剣で有名な小林康宏刀匠が鍛えた刀をお借りして挑戦!

 寸勁斬りで袈裟・逆袈裟・袈裟・逆袈裟と斬ってみて最後は少し残ってしまいましたが、まずまずの出来でした。

 康宏刀を愛用する試斬家が多いというのも納得の斬れ味でした。

 二回目は持参した関の新刀で再び挑戦しましたが、寸勁と零勁の中間くらいの近間で四連斬りをなるべく早く斬ってみました。

 やはり慣れてる刀だから、今度は完璧に斬れて、思わず、めっちゃドヤ顔になってしまいました。

 道場ではケチって半畳巻きにして斬っているので、一畳巻きが斬れるか不安だったんですが、スピードだして斬ったのでうまくいきました。

 それより、逆袈裟(左側からの袈裟斬り)は成功したことがなかったんですが、流れで斬ったせいか上手くいきましたね?

 試し斬りの後は忘年会に40分くらい参加して帰りました。やっぱり、相模原は遠いですし、中央線はすぐ電車が止まるので、八王子廻りで帰るとうっかりしてるとすぐ終電になっちゃうんですよね?

 ところが、帰りの電車の中で背中が痛くなり、帰宅してから本格的に背中の左側が痛くて参りました。

 捻り過ぎたんでしょうね?

 あと一カ月で55歳。明治時代の平均寿命越えてますよ。寄る年波には勝てませんな~(苦笑)?


 深井先生の試し斬りは、一刀流の身勢からそのままの気合鋭い武骨なやり方で、試し斬りでさえ真剣勝負とするかのような姿勢に感銘を受けましたよ。

 大みそかにBSプレミアムで放送していた『七人の侍』の久蔵を彷彿させましたね?

・・・と考えていたら深井先生からお電話を頂戴し、私の試し斬りの技にインスパイアされたという感想を聞かせて戴きました。

「あの技ができれば戦闘法ががらりと変わる筈ですね?」と、見抜かれておられましたけれど、これまで誰からも指摘されたことがなかったんですが、流石は深井先生は見てるところが違うな~?と思いました。


 そういえば、試し斬りした後、一応、軽く手入れしておいたんですが、翌日、個人指導の前に道場で抜いて見たら見事に赤錆が浮いていました・・・。

 いつもは流水で軽く流してから水気をふき取り、油を塗っておくんですが、この日はお借りした手拭でぬぐって油を塗るだけだったので、きちんとやらなかったんですよね?

 ひょっとして錆びてるかも?と思っていたら、案の定でした・・・。

 なので、これは個人指導に来たOさんにも見せてあげようと思って、Oさんに見せてからピカールで磨いて油を塗って仕舞いましたよ。

 世界最高の刀剣である日本刀唯一の弱点。それは“錆びやすい”ということです。

 手入れの仕方を知らないと貴重な文化財をダメにする可能性もありますからね?

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幸手支部忘年会

 支部活動をしてもらっている場所の中で、私が直接行ったことが無いのは、兵庫支部体道塾幸手支部でした。

 兵庫は遠いのと不定期なので行けないんですが、体道塾と幸手支部は行こうと思えば行けるのに、中々、足を運んでいなかったんですね。

 で、「幸手支部の今年最後の稽古と忘年会があるので、本部を休んで行ってきます」と小塚師範が言っていたので、「じゃあ、俺も行く!」と、本部稽古は北島師範栗原師範に任せて、行ってきました!

 いや~、相模原からだと、ちょっとした小旅行みたいでしたよ。

 途中、二度目の大学の一年の校舎があって、2年半くらい住んだ埼玉県松伏町(ここに住んでいた時期に学業そっちのけで戸隠流忍法武神館と松聲館に通いつつ自主映画にはまっていた)の最寄り駅“せんげん台”を通り、春日部を通り過ぎて幸手に到着しました。

 何か、こちらの方面って縁があるのかもしれませんね?

 だって、『セーラー服忍者』を撮った岩槻にも近いんですよ。

 でも、春日部より北には行ったことなかったんで(新幹線で新潟や福島には行ったことあるけど)、幸手に到着すると、随分、遠くまで来たような感覚になりましたね?

 駅の改札前で小塚師範と会員のIさんが待っていてくれたので、三人で連れ立って、山田師範が経営する足揉み整体と武術(JKD、詠春拳、カリ、シラット等)、バレエも教える“てらこや”に向かいました。

 おしゃべりしながら歩いていたら行き過ぎたのをIさんが指摘して戻ったり・・・大幅に時間を浪費しつつ到着!

 隣が学習塾で、小ぢんまりしたスタジオでしたが、明るくて非常に雰囲気の良いところでした。

 広さはうちの本部道場の8割りくらいかな~?という感じでしたが、一面が鏡張りなので練習にはもってこいでしたね。

 直弟子の方もいて、先日の『マツコの知らない世界』でもちょこっと映った会員のUさん(主婦です)と私らで人数もちょうど良い感じになり、和やかに進行しましたよ。

 山田師範はちっとも武張ったところが無く争いを好まない性格で「僕は事なかれ主義ですから」なんて平気で言うんですが、理不尽な相手に対しては「寄らば斬るぞ」みたいな凄みを内に秘めているのが解ります。

 そうでなかったら「支部長をやってください」とは言いません。

 武術を嗜む人間として理想的な人だと私は思います。

 第一に、自分の腕前をひけらかさない。

 一歩引いて、でしゃばらない。

 本当に争ったり競ったりするのが嫌いなのでしょう。

 第二に、何事にも勉強熱心。

 武術に限らず、治療術や健康法、食養法、自然農法等を幅広く実践研究する姿勢は素晴らしい。

 山田師範くらいできれば大抵の人なら慢心して舞い上がってしまうでしょう。そうならない謙虚さは生得的なものなんだろうと思います。

 第三に、周囲の人を大切にする。

 これは、今回、改めて感心しましたね~。御弟子さんに対する態度や練習後の忘年会で借りた中華料理店での店員さんへの対応などを見ていて、つくづく痛感しましたよ。

 また、今回、改めて山田師範の技を拝見しましたが、以前に見た時よりも格段に向上されていて、内心、驚きました。

 正直言って、うちの師範の中で技量はトップですね。

 これだけの技量があって、あの謙虚さを維持できるというのは凄いことですよ。達観していないとこうはなれません。

 人格も技量も教え方も素晴らしい! 武術を学びたい人に自信をもってお薦めします!


 ただ、今回、少々、残念だったのは、来られる予定だった刀禅の先生が熱を出して休まれていたことと、山田師範の奥さんにお目にかかれなかったことですかね?

 刀禅の先生とは小用先生の思い出話をしてみたかったんですよ。30年近くなると思うんですけどね。小用先生と出会ってから・・・いろいろお世話になりましたからね~。

 またの機会を楽しみにしています!


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現実は常に厳しいのです!

 先日、練習後のお食事会である会員から、「長野先生が仁平師範に特別な信頼を持っているのは文章から感じられるんですが、あの書き方だと誤解されるんじゃないでしょうか?」と、イベントの感想を書いたブログ記事についての率直な感想を言われました。

 また、実際に誤解した人が何人もいたらしいということも別の会員から聞きました。

 私は20年以上、もの書きやっていますから、文章を適当に書くということは、ほとんどありません。“適当にくだけて書いてる”ように読めても、実際は“あれこれかなり考えて書いて”います。

 くだけた調子に書いているのは、読み手の感情に訴えるためであり、文章テクニックです。糞真面目な文章って何も響かないでしょう?

 どうやったら、読み手の心に響く文章になるか?ということを長年、考え抜いて確立してきた私の文章スタイルなんですね。

 キツいことを書くのも、読み手の心にガツンと響かせるためであり、なあなあの馴れ合いで上っ面の「イイネ!」を連発して共感している風を装うネットのお約束を崩してやりたいからです。

 覚悟の無い者、能力の無い者、依頼心しか無い者・・・こういう人間が何万何十万何百万・・・と集まって連帯したところで世の中は何も変わりません。

 イベントのタイトルである『本質レボリューション』。

 このイベントは、“超人的な能力を持つ人の話を聞くことで凡庸な人間が自らの潜在能力に気づいて人として本来の生き方を考える”ということを目指してのものだったと私は私見していますが、果たして、どれだけの効果があったのか?

 中には、猛烈な革命的意識転換があった人もいたのかもしれません。

 しかし、中身の無い人間がいかに意識革命をしたとしても、突如として超人化する道理はありません! それなりの年月の勉強と鍛錬によってしか人間の能力は開花しません。

 それは壇上で語った方々がよく自認していることだと思います。

 つまり、凡庸な人間が自らの凡庸さを自覚しないまま意識だけ「開かれた!」と感じることは単に“舞い上がっている”だけで、現実的にはかなり“危険な状態”なのです。

 そういう意味で率直に申しますが、バブル期に流行ったライフダイナミクスとかの自己啓発セミナーの亜流の域を出ていたのかどうか? (良いイベントだとは個人的に思いましたが)そこには一抹の疑問を拭い去ることができませんでした。

 これを言っては悪いけれど・・・8万円の特別枠を設けたりするところからは「やっぱり金集めるのが目的なのかな~?」と思われますよね? 業界的手法過ぎて・・・。

“天覧席”というのも意味を理解されてませんよね?

 あれは“天皇陛下が見る席”という意味です。この一点だけで「常識が無い」と見做す人達(右の人達)もいるでしょう。

“スペシャルな選ばれた人のための席”というアバウトな意味で使われているのだと思いますが、そういう特別席を設定する発想に自己啓発セミナー的なマインドコントロール的選民思想を感じざるを得ません。

 要は、フェアじゃないんですよ。金額で差をつけようとする発想そのものが業界的手法であって、世間的価値観からずれているのです。その自覚が薄いですよね? つまり、世間一般的常識に欠けていると断じざるを得ない訳です。

「無知なだけで悪気がないんだろう」と批判しないつもりだったんですが、無知な人から文句を言われるのなら指摘せざるを得ないでしょう・・・。

 最初から“ショービジネス”としてのイベントだと喧伝しているのなら問題はないですよ。でも、譬えるなら、「『ほんとうにあった呪いのビデオ』が視聴者投稿によるものと言いながら“つくり”であったと判明した瞬間、道義的問題が発生するでしょう?」

 それと同じなんですよ。

 そこの線引きが曖昧ですよね? というより、多分、そこまで考えていないでしょう?

 でも、世間的には問題視されますよ。私が出たTBSの番組では、相当に注意してました。放送する予定の動画がフェイクだったと判明して放送できなくなったりしてましたからね。

 舞い上がって良いことなんか一つもありませんよ。神秘を語れば、そこに必然的に権威主義的発想が覗く訳ですよ。カルト宗教的な・・・。一般人には胡散臭がられてしまいますよ・・・。

 知らない人もいると思いますから書きますが、かつて流行した自己啓発セミナーは、「ベトナム戦争でPTSDに苦しむ元兵士たちを治療する心理療法のプログラムとして開発されたものである」と公称されていましたが、事実はまったくの大嘘!

 オルダス・ハクスレー(思想家・作家)が中心人物となっていたとされるカリフォルニアのエサレン研究所で数多く誕生したサイコセラピー、ヒーリングなどの手法を利用して“マインドコントロールしてお金を吸い上げるマルチ商法として作られ、アメリカで社会問題化したので日本に移ってきた洗脳ビジネスに過ぎなかった”のです。

 優越意識をくすぐり、選民思想を植え付ける新しい宗教カルトとして自己啓発セミナーは異様な集金システムを作り上げました。

 何万、何十万、何百万・・・と湯水がわき出るように額が吊り上がり、“適正価格”という通常のビジネス・モデルが崩壊して金銭感覚を失った人達が借金しながらセミナーに通ったりしていました。

 もちろん、儲ける側は詐欺をやっているという自覚がある訳ですが、「でも、ここに集まっている人達は喜んでお金を払っているのだから問題ない」と罪の意識をごまかしていた訳ですけれど、そんなことがいつまでも許される道理はありません。

 今では自己啓発セミナーの類いは、ほとんど崩壊しています。反社会的システムであると行政から注意喚起されたからです。残ってるのは矮小化したカルトなサークルだけ。

 バブルが弾けて不況が慢性化したのも拍車をかけましたね。つまり、払いたくても金が払えなくなった人達を相手にしても維持できないからです。

 それでも、バブルが忘れられない一部の人間は形を変えた自己啓発セミナーの真似事を繰り返していたりしますが、武道の業界でそれに近いやり方をやっている人達はいます。

 高岡氏などのように分かりやすい人(お金儲けが目的。ある意味、潔し!)もいますが、宇城氏のように天下国家を論じてミニ池田大作先生化しそうな人もいますね?

 オカルト業界が世間的に怪しまれるのも、このような自己啓発セミナー業界とよく似た体質があるからなんですよ。

 80年代半ばから90年前後には、エコロジー・ブームやニューエイジ(精神世界)ブームがありました。これは「癒し(ヒーリング)ブーム」と重なって、後のスピリチュアル・ブームへと繋がっていきます。

 しかし、このブームの裏面史として決定的な事件が起きました。

 そうです。

 オウム事件です。

 坂本弁護士一家惨殺事件や、VXガス事件。そして地下鉄サリン事件!

 この事件によって全国のヨガ教室は軒並み潰れ、カルト宗教バッシングが広まった。

 私より上の世代の精神世界関係者にとっては大きな心の傷となっていますし、世間一般のオカルト・イメージは「詐欺・反社会」というものに固定されました。

 ほんわかと「地球に優しい共存共栄の生き方」を求めていたのに、反社会的闘争の火中にほうり込まれてしまったのですから・・・。

 意外と知られていませんが、精神世界の指導者には左翼崩れの人(津村喬さんとか)が多くて、マルキシズムに心酔していた全共闘世代のオジさんオバさん達が、ソ連崩壊と北朝鮮の拉致事件にショックを受けたのも、この前後の時期でしたね?

 要するに、どんな立派なお題目を唱えてみたところで、現実は常に厳しく残酷だということです。

 例えば、市民運動の団体内で不倫が横行してみたりするとか? 立派な思想に見合った生き方をできる人間なんか滅多にいないのですよ。人間だもの・・・。

 さて、私が仁平師範に厳しいことを申すのは、彼が、このような厳しい精神世界業界の歴史的経緯をまったく認識していないと思うからです。危機感が極めて薄い。

「幽体離脱」「アカシックレコード」といった彼が好んで用いている言葉の元ネタである神智学協会の創始者、マダム・ヴラバツキーは、オカルト業界では大物として有名ですが、世間一般の評価では“希代の詐欺師”なんですね。

「インチキ手品を使って人を騙していた」と証言した元スタッフ(お手伝いのオバサン)の暴露証言によって、一気に信用を失って本国から逃げた前歴があったからです。

 無論、これが事実かどうかは判らない訳ですが、世間一般の常識の範疇(偉大な霊能者じゃなくて単なる詐欺師だった?)におさまる解釈は世間的に納得され易いのですね。

『リング』のモデルになった御船千寿子や福来友吉博士なんか世間のバッシングで苦しんだ揚げ句、千寿子は自殺してしまいました。

 私が仁平師範の発言にイイネを連発している人達に猛烈な怒りを感じるのは、それが結果的に仁平師範の現実感覚を薄れさせて舞い上がらせて社会的に抹殺される未来に手を貸していると推測しているからです! 自分達は彼を支援しているつもりでしょうが、逆にしか働かない。

 人間、褒めたたえられ続けていれば必ず自分を見失います!

 私、そういう人達を腐るほど見てきましたよ。

 神秘的逸話を好む人間は無教養な人に限られますからね。無知だから、信じる信じないという判断しかできない。そこに「科学的にも証明されている」といった都合の良い“仮説”を持ち込んで理論武装しようとする・・・学識の乏しい人間が劣等感の裏返しでやってしまう“お決まりのパターン”なんですよ。

 自分で証明しなきゃ~何の説得力も無いでしょう?

 科学的理論に疑問を持ちながら、いざとなったら「科学的にも証明されている」といった文言を持ち出すのは、権威主義への反発と隷属に揺れる心の弱さを露呈しています。

 これを嫌ったルドルフ・シュタイナーは、“人智学”を提唱してアカデミックな哲学者のフリをします。疑似科学的独自の理論を打ち立てて見せたのです。

 さすが、クレバーですね? 作戦成功で、シュタイナーは「ユニークな教育システムを考案した天才的教育家」という世間一般の評価を勝ち取りました。

 実際のシュタイナーはゴリゴリのオカルチストなのですが、いかにも科学的な合理主義者であるかのごとく自己演出することによって“ユニークな思想家にして斬新な教育理論家”という評価を世間的に定着させたのです。

 ダンスをやっている人なら聞いたことがあるかもしれませんが、シュタイナーはオイリュトミーという瞑想とダンスを融合した舞踊を作っていて、日本でも前衛舞踊家の笠井叡氏(天使館主宰)がやっていますね。

 類似のものではジョージ・イヴァノビッチ・グルジェフ(松田隆智先生が心酔してました)がグルジェフ・ワークというものを考案しています。

 余談ですが、仁平師範が演じて見せてくれた刀功門の套路(型)は、これらに共通する瞑想効果があるようでした。つまり、トランスに導きアルタードステーツ状態にする行法なんですね?

 簡単に言えば、酩酊状態にする。ぐるぐる廻る行為が「舞う」の語源ですが、もう一つ、そのものズバリの語源があります・・・。

“クルクルパー”です・・・。

 おわかりでしょうか? 私が「普通の人間には無理だ」と言っている意味が・・・。

 そもそも、修行というものの“本質”は生きるか死ぬか?の境界線を行きつ戻りつしながら魂を磨く行為なのですよ。仁平師範が坂元先生から体験させられたことを、彼が拝師弟子にやれるのか?・・・という問題もあります。

 今の御時世で、それやったら社会的にOUTですからね? これもまた、「無理だ」と私が判断している理由です・・・。

 要するに、普及できる内容じゃないんですよ。誰にでも教えて良い内容じゃない。

「強くなりたい」なんて曖昧な願望で取り組んで成就するような甘いものではない。

 坂元先生が刀功門を限られた人間にしか教えず、武道の世界に名を残していないのも、「オカルト(武術の本質)は公開すべきではない」と理解されていたからではないか?と私は思います。

 ちなみに、神智学は西洋魔術の思想にチベット密教という東洋魔術?の思想を合体させた点が評価され、その後のオカルティズム業界のスタンダードとなっていきました。

 影響を受けたのは、「黙示録の獣」と自称したアレイスター・クロウリーや、クトゥルー神話の創始者として知られるコズミックホラー作家ハワード・フィリップス・ラブクラフト等々がいますが、神智学によって東洋魔術的側面が知られるようになり、西洋にヨーガや禅、太極拳、合気道、タオイズム(道教・仙道)、レイキ(霊気)等の信奉者を生み出しました。クロウリーなんて自分がモデルになってヨーガの本まで出してますよ。

 一方でチャーチ・オブ・セイタン(悪魔教会、イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』は悪魔教会を歌ったものだったそうです)のような悪魔そのものを崇めたりする流れがアーティストの中にも浸透して、マンソンファミリーのシャロン・テート(映画監督のロマン・ポランスキーの嫁さんで女優)惨殺事件のような事件も起こった訳ですし、“バック・ワード・マスキング(逆回転すると悪魔を崇拝する言葉になる。きゃりーぱみゅぱみゅの歌が「日本人、死ね」を連呼していて一部で話題になった)”なるレコードを出したりする向きも出ました。

 今でこそポップカルチャーの中に組み込まれていますが、デモーニッシュな反社会的思想を秘めていることを忘れてはなりません! 日本神道的に言えば言霊(ことだま)の力が働きますから、バック・ワード・マスキングは立派な呪咀なんですよ。

 無知なロマンチストが表面的なラブ&ピースを唱えて烏合の集まりとなっても現実は何も変わりません。

 その典型例が実は日本なんですよ・・・。

 アジアの中で唯一、欧米に対抗した日本ですが、戦後、アメリカ(とイギリス)が取った戦略は3S政策。「スポーツ、スクリーン、セックス」で日本人を骨抜き低脳民族にする計画・・・。

 つい昨日まで「鬼畜米英」と言っていたのに、「ギブ・ミー・チョコレート!」から「アメリカ大好き!」となっていった日本人・・・。

 この戦略は見事と言うほかありません!

『ローハイド』『コンバット』『奥様は魔女』『サンダーバード』『名犬ラッシー』といったTVドラマが次々に放送されて日本人にアメリカン・スピリットを植え付ける。

 警察も自衛隊もアメリカの援助で組織化された。

 東京裁判で裁かれた日本人にスパイ活動を条件に無罪とし、アメリカの傀儡として利用する。まあ、コワイから匿名にしますけど・・・。

 その成果の最も顕著なのが原発ですよ。

 国政だってアメリカの意向に逆らえないのは、もはや常識でしょう?

 こういうことを書けば、「陰謀論を信じている」と嘲笑する連中もいますが、それもまた戦略に組み込み済み。ニューワールドオーダー。合理的に考えてあり得ますね。

「知は力なり」なので、一般国民を無知な状態に止まらせることが国家の戦略です。

 教養のある人達の中では、私が書いてることなんか常識の範疇なんですよ。知ってて言わないだけです。何故なら、社会的に抹殺されるか物理的に抹殺されるかの危険性があるから・・・。

 ここまで書けば、賢明な人ならおわかりでしょう?

 私が仁平師範に厳しいのは、彼が極めて超越的な才能を持っているからです。「こいつは国家にとって邪魔だ」と目をつけられたら危険だからですよ。

 無邪気に理想を語れるのは何の力も無い人間です。放置していても人畜無害。

 しかし、非凡な人間がカリスマ的存在になれば国家権力を脅かすかもしれない? なら、今のうちに潰してしまおう・・・と、そうなるのが世の中の恐るべき真相なんですよ。

 それを回避するには、二つしかありません。

 能力を隠して凡人のフリをして生きるか、あるいは国家に役立つ傀儡になるか?

 多くのず抜けた能力者は前者に徹して生きたでしょう。仁平師範の師である坂元先生もそうだったと思いますよ。

 謙虚さは自己防衛の基本なんですよね・・・。


 今回は、書けるギリギリまで書いてみたつもり(ということは、書けないことがもっと沢山あるということ)ですが・・・さて、どの程度まで理解してもらえますかね~?

 お断りしておきますが、ここに書いている内容は昨日今日知ったことではありません。学生時代から調べてきたことですから30年以上、研究しているんです。

 私が一番、心配していたのは、仁平師範の周囲にイエスマンしかいないことですよ。健全な批判をしてくれる冷静で社会経験の豊富な高い教養の持ち主・・・。

 ただ、杉本先生を見て、少し安心しました。

 それでも、仁平師範と同族?なので社会的アドバイスがお出来になるかどうか?

 そう思ったので、せめて私くらいは・・・と思って憎まれ役を率先してやっている次第ですよ。

 彼の治療技能はもはや一般的な東洋医学の理論も超えてしまっていますから、このまま行けば必ず現代医療の業界と対立せざるを得なくなるでしょう。

 そうなったら確実に抹殺されるでしょう。

 簡単な理屈です。パワーバランスを考えれば小学生でも解りますよ。

「薬は要りません。手術も必要ありません。何度も通う必要ありません・・・」といって治していったら、どうなりますか?

「インチキだ。詐欺だ」と寄ってたかって潰しにかかられますよ。医療従事者にとっては苦労して資格取って営業してきたのに、それが一気に無価値にされてしまったら生きていく手段が奪われてしまうではないですか?

 そうやって、まずはメディアを使って悪イメージを広められる。そうなった時に誰が護れますか? I先生が護れますか? 否、そうなることなんか想像もされていないでしょう?

 実に浅薄。思慮が無い。インターネットで情報をたれ流すだけ! 後先考えていない!

 バッシングされた時に備えて素材提供していることにしかなりません。

 メディアで真実を明かすなんてことは不可能です。途中でいくらでも加工改編が可能ですからね?

「戦略戦術なんか関係ない!」なんて言うのは、現実社会の闇の仕組みを知らない無知無思慮な人間の寝言でしかありません。

 超人的な能力を持つ人間が必ずしも社会の第一線で認められていない現実は何か?

 そこを考えなきゃ~いけません!

 しかし、こうやって大人の見識を説いても、「マイナスの言葉を発することで不幸を招き寄せてしまうのだ」と思考停止のススメを説くのも精神世界にハマッたアダルトチルドレンの常套文句・・・。

 ここまでマヌケになると、もう、救いようが無いです。

「お前は一生、寝言ほざいてろ」って捨て台詞残してバイバイするしか道は無し!

 私、先日、TVに出ましたが、もし40歳前に出ていたら、舞い上がって阿呆になっていたかもしれないな~?と思いました。

 失敗続きの苦労人生も、役に立ちますよ。「若い頃の苦労は買ってでもしろ」というのは、けだし名言です!

 仁平師範はまだ若い。だから心配なんですよ。失敗しないでトントン拍子で進化している。だから、余計に心配なんですよ。

 人間は痛みや苦しみには案外、耐えられるものだけれども、快感を我慢するのは非常に難しいのだそうですね?

 SEX中毒とか麻薬中毒の人。あるいは変態性欲の人。こういう人は悪いと解っていても止められないらしいですね。

「いいね。いいね。凄いね。凄いね・・・」と言い続けられてごらんなさい?

 どんな克己心の持ち主でも気持ち良くなって天狗になってしまいますよ?

 天狗って、修行者が慢心して変容した妖怪ですよね?

 佐原先生が言われていたのが、「人をダメにするのは簡単ですよ。悪口じゃなくて、ひたすら~先生~先生って持ち上げていればいいんですよ」と笑いながら言われていましたが、確かにそうなんですよね~。

 どんな才能の持ち主であっても、“本物”は、自分は“ただの人間”だという自覚をしていますよ。自分が特別な存在であるという優越意識が芽生えたら、破滅への道を歩きはじめているのだ・・・ということを自覚したほうがいい。

 天性の素質と才能を持っていたからこそ、大変な人生を歩まなくてはならない。

 私が仁平師範に見ている視線は、彼に依頼心しか持っていない人達には、恐らく理解できないだろうな?と思っています。

 お食事会で感想を言ってくれた会員は直感的に、そこも解ってくれていましたが、それは私と直に接しているからなんだろうと思いますね。

 文章の背後(書き手が本当に言いたいけれども敢えて書いていないところ)まで洞察できる人はそうはいませんからね・・・?

 あっ、そういえば、この人、心理学とか勉強しているとか言っていたような?

 お祖父さんが特務機関員だったそうなので、遺伝的資質も関係あるのかも?

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年内の東京支部の指導はピンチヒッターやります!

 小塚師範が仕事が多忙のため、今週と来週の東京支部の指導は私が代打でやります!

 12月セミナーのほうも忘年会込みで楽しくやりました!

 とある会員が「浸透勁を打ってみてください」と言うので、あらよっと打ってみたら、やっぱ、うげげってなってましたけどね?

 今週月曜の游心流合気道も楽しくやりましたよ。

 一通り、合気道の技を見せてもらいましたが、ちょっと細かい手順が多いかな~?と思いまして、もっと一瞬で技が極まるように改造しようと思っています。

 何故か?というと、合気道の技を体得するのが目的ではなく、合気道の技を実戦にどう繋げるか?を考えているので、ギリギリまで無駄な動作を省いてしまおうと思っている訳です。

 その結果、「合気道じゃないじゃん?」と言われようと、実戦に通用する技術体系にしたいんですね?

 交叉法の考え方だと、コンビネーションはやりません。“一拍子で交錯してそのまま倒す”ということを狙っています。

 私が参考にしているのは、合気道の達人の動きです。塩田先生や砂泊先生が理想です。

 刀でシュッと斬るように一瞬で倒すのが理想です。

 護身術として考えると、一瞬で極まらないと力任せの押し相撲みたいになり、結果的に生力でねじ伏せられてしまうでしょう。

 これではマズイ訳です。

 武“術”ですから、格闘してしまってはマズイ訳です。合気道は“相手の力とぶつからない”点に術の要点があるのですから・・・。

 もちろん、“ぶつかってぶっ潰す”とか“ぶつかってぶっ壊す”とかいうやり方だってある訳です。

 しかし、それは生まれつき体格や体力に恵まれているとか、阿呆みたいに肉体を鍛えてビルドアップしているとか、そういう特殊な人でないとできない訳です。

 また、若い頃にはそれができたけれども、中年過ぎたら身体を壊してできなくなったりする訳ですよ。

 だとすれば、最初から“相手の力とぶつからない”やり方を研鑽したほうがいいでしょう?

 護身術で考える実戦というのは、そういう合理的な考え方を基盤にしているのです。

 武道の技は何カ月も何年も修行してようやく使えるようになることを前提にしており、習ってすぐ使えるような技は基本的には教えてくれません。

 指導している先生が、護身術に関心を持って生徒にやり方を教えてくれる・・・というのでもない限りは、武道が護身術に役立つ場合はむしろ少ないと考えておくべきではないか?と私見します。

 例えば、パンチや突きは拳でおこないますが、素人が拳を握って思い切り人を殴れば、指を痛めたり手首を捻挫したりしてしまいます。

 拳の握り方も普通の人間は知りません。親指を握り込む人が多いんですが、これで殴ると親指痛めます(『御先祖さまは忍者ガール』参照)。

 一本拳や平拳のような特殊な拳形となると、打ち方を知らないと手指を痛めます。

 蹴り技もそうです。当てる箇所や当て方を知らないと逆に墓穴を掘ってしまいます。

 これは防御技に関しても同じで、知識が無いと大きなダメージを受けてしまうのです。

 だから、鍛える以前に正確な知識を蓄積することが重要なのです。

 極論ですが、技を知らなくとも人体の構造に詳しければ、必然的に弱い箇所も解るので、そこだけ狙って攻撃すれば素人が武道の高段者を簡単に倒すことも可能です。

 例えば、野口整体の創始者の野口晴哉は、武道の経験は無かったのに、暴漢を一瞬で倒してしまったのだとか? あり得る話だと思います。

 とかく、武道や格闘技の愛好家は、「どっちが強いか?弱いか?」という単純な二元論で考えてしまうのですが、現実はそんな単純なものではないのです。

“強さ”などという曖昧な概念は、視点を変えて見れば一挙に無効化してしまうのです。

 武術は、発想の転換で技が工夫されている例が多くありますが、「まさか?」と思えるような“不合理な技が成立する状況”もあるのです。

 青木先生の遠当てを受けてみて、私自身も研究が深まりましたので、日曜日のセミナーでは気合の出し方も実演解説しました。

 これは発声法にも秘訣があるのですが、実は呼吸法にも秘訣がある・・・ということは割愛して解説したんです。が、会員から質問されたので仕方なく、「実は、これは爆発呼吸を使ってやる」のだと打ち明けてしまいました。

 これは隠しておきたかったんですけどね~?

 爆発呼吸というのは、逆腹式呼吸を一瞬にやるものです。

 私も聞かれると、つい答えてしまうもんですからね~?


 あっ、そうそうwebマガジンの取材の打ち合わせに来られまして、道場で一時間くらい話したんですが、『マツコの知らない世界』を見て、問い合わせされたそうでしたね。

 随分、面白がって戴いたので、取材の時が楽しみです。

 記事は年明けになるそうですが、またお知らせしますね?

 何と? 女性誌なんですよ~?


 それと、『日本武術達人列伝』は20日発売だそうです。禁断の武術業界のタブーをバラしまくってますからね・・・。

 セミナーと阿佐ケ谷オルタナスタジオで売ったら、飛ぶように売れました・・・。皆さん、帰って読んで、のけ反ったと思います・・・。


追伸;最新作DVD『2017游心流武術圧縮セミナー』・・・「長野先生、これ凄いですね~? びっくりしました~」という感想を頂戴しました! 游心流は、最新作が最高傑作なんですよっ!

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12月セミナーは総集編と忘年会

 今年は個人的に大変、忙しい年でしたが、それだけの成果がある有意義な年でした。

 今年最後の月例セミナーは、一年間の復習と恒例の忘年会をやりますので、ふるって御参加ください。

 久しぶりに酔拳やるかな~?


 それと、23日は休日特別稽古会として30日のメイプルホールの稽古を移動しまして昼の一時から三時に実施します。普段、教えられない棒術や槍術もやります!

 終わった後は近くのデニーズでお喋りタイムをやりますので、普段、来れてない人も是非、どうぞ!


 それと12月3日の日曜本部稽古会は主要メンバーが仁平師範が参加するイベントを見に行くのでお休みとなります。間違って来られないよう、お願いしますね~。




---------  事務局より告知  ---------

●2017/11/23(木・祝)木曜稽古会
(ブログより)
今月のメイプルホールの30(11/30)日の稽古は、23日(祝)の昼1:00~3:00に変更します。お休みの日ですから、日頃、来られない方も来てもらいやすいと思います。広い道場ですから長物の練習もやりますよ~。
日時:2017/11/23 13:00~15:00
会費:2,000円
場所:MAPLE1990内 メイプルホール(Maple Hall メイプルビルB1F)
   〒229-0037 神奈川県相模原市千代田2-2-15
   TEL:042-751-5011
アクセス:JR横浜線 相模原駅より 6番バス停『高校入口』下車2分
対象:游心流会員(セミナー一括申込者のお休み分の振替参加もできます。メール等でご連絡ください)


●2018年月例セミナー
2018年01月14日(日)11:00 - 14:00 : 1月「脱力体」
2018年02月11日(日)11:00 - 14:00 : 2月「軸」
2018年03月11日(日)11:00 - 14:00 : 3月「下丹田」
2018年04月08日(日)11:00 - 14:00 : 4月「中丹田」
2018年05月13日(日)11:00 - 14:00 : 5月「上丹田」
2018年06月10日(日)11:00 - 14:00 : 6月「交叉法」
2018年07月08日(日)11:00 - 14:00 : 7月「読み」
2018年08月12日(日)11:00 - 14:00 : 8月「推手」
2018年09月09日(日)11:00 - 14:00 : 9月「型の分解」
2018年10月14日(日)11:00 - 14:00 :10月「武器術」
2018年11月11日(日)11:00 - 14:00 :11月「整体活法」
2018年12月09日(日)11:00 - 14:00 :12月「総まとめ」

*** 2018年月例セミナー一括予約開始 ***
2018年セミナー情報UP
一括予約開始…早期の全回受講予約で最大50%OFF!
1ヶ月毎の申し込みも勿論OKです。

2017年月例セミナー1ヶ月毎の申し込みも勿論OKです。


●2017年12月10日(日)月例セミナー12月『総まとめと忘年会』(一年間の復習と宴会です)
※毎年12月のセミナーは兼忘年会となっておりまして、稽古の後半位から質問コーナー兼忘年会となります。
追加費用は掛かりませんが、飲み物、おつまみなどご持参頂けますと助かります。(ゴミはお持ち帰りください)
道場で実施しますので、夕方くらいまでのんびり忘年会が続きます。早退は自由ですので、お気軽にどうぞ。

お申し込みは
http://infoyushin.blog.fc2.com/blog-entry-4.htmlをご参照ください。

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『本質レボリューション』感想その弐

「もっと詳しく書いて」という要望があったので、仁平師範が出演したイベントの感想をもう少し書いてみます。

 仁平師範が継承した刀功門という謎の流儀を見せてもらった時、私の見立てでは八卦掌に似ていると思いました。

 刀功門では片足の站椿功(日本風に言われる立禅のこと)をやるのだそうですが、実は站椿功をやらずに走圏しかないと思われている八卦掌の秘伝にも片足立ちの站椿功“八卦椿”というのがあるんですよね。

 これは、ほとんどの武術愛好家が知らないでしょう。

 一説に「中国武術の真の秘伝は錬功法であり、錬功法の核心は站椿功である」とも言われるくらい、門派を問わず站椿功は練習されています。

 中国武術に詳しくない人は意拳しかやらないと思っている人もいますが、そんなことはありませんよ。八極拳や洪家拳の馬歩、形意拳の三体式・・・じっと立ち尽くしたまま鍛練するのは流儀を問わない基礎鍛練法なのです。

 ただし、牛舌掌を使うところとか仁平師範が自分の考えで採り入れている点もあるかもしれないので、彼が坂元先生に習った原型がどうなのか?という面ではまだまだ謎が残りますが、八卦掌の創始者とされる董海川は、自らの流儀を「転掌」と称していたとも言われ、元々の名称は不祥なのです。

 刀功門の套路はイスラム神秘派のスーフィーに伝わる有名な旋回舞踊(スーフィーダンスとかワーリングとか呼ばれ、これを見た漢人がイスラム教を“廻教”と呼ぶようになったらしい)のようにクルクルと自転するものがあるそうで、これは急速にトランス状態に導く動的瞑想法になっています。

 が、このやり方は脳を揺さぶって変性意識(アルタードステーツ)に導きやすくするものの、健康面からは下手すると精神疾患に陥りかねません。

 だから、私は「お薦めできない」と以前に書いた訳ですが、健康を損なっても超人的な強さが得たいと考える無謀(言葉を換えると「身の程知らず」)な人が多かったらしく、「かえって入会希望者が増えた」と仁平師範から聞きましたね。

 注意はしたので、廃人になるか、超人的強さと引き換えに世の中で生きていく術を失うかは私の預かり知らないところです・・・(というか、心身共に超人になる人が出るとは思っていない? まあ、万に一人もいないと思いますね。仁平師範が唯一無二になるか?と)。

 少し詳しい人なら知っている事ですが、八卦掌の原型になったと言われる「転天尊」という道教の錬行法(錬功ではなく錬行です)があります。

 道教とは老荘思想が宗教化したものであり、仙人の思想、つまりは仙道ですよね。

 インド・ヨーガを源流とし、中国の民間信仰として仙道ができました。これが日本に入って神仙道となり山岳密教(修験道)となる訳です。

 仙道と言えば、50歳前後くらいのムー愛読者には高藤聡一朗さんが有名でしょうが、高藤さんは元々、武術の研究のために台湾に行っていたそうで、「俺は仙道なんか興味ないんだよっ!」と編集者に怒鳴って、神保町の交差点を奇声を挙げてダッシュしていったまま行方不明になった?という都市伝説みたいな業界裏話を聞いたことがあります。

 事実、その後の消息はようとして聞きません。

 ムー的(精神世界的)な業界の作家とか先生と呼ばれる人達の多くは、社会適応能力が非常に低い人が多く、一時期に注目を浴びても、その後、さっぱりとなってしまう一発屋芸人タイプばかりなんですよね?

 余談はさておき、仙道では、導引術・錬丹術(これには内丹法と外丹法がある。著効があるのは外丹法とされて不老不死の丹薬を飲むものだが、ほとんど実証された成功例が無い)・房中術(これはタントラヨーガが中華風になったもので、日本の真言立川流もこの系列でしょうね?)・呪言(マントラを唱える密教的なもの)・呪符(方術。陰陽道ですな?)に、医術と武術が併用されていると言えますかね?

 ちなみに八卦掌の掌法は刀術から来ていると言われ、「刀法で錬功を積む門派」と解釈すると刀功門という名称に沿うようにも思えます。

 私が心底から驚いたのは、刀功門には、道教系統の密教的符呪法(式神や厭魅の法等々)も伝えられていて、エソテリック(秘教的)な派閥として“転掌”から分化した門派なのかもしれないな~?と推測しているのです。

 私が研究してきたのは、武術・導引術・錬丹(内丹のほう)術・医術であり、符呪法の系統は若い頃に少し実践して心身の調子を壊したことから諦めていました。流石に独習するのは危険過ぎたのだと思いますし、まさか現代にも伝承している武術家がいるとは思っていなかったのです(数人はいるのでは?と思ってはいましたが・・・)。

 しかも、それが自分が教えた弟子(の先生)だったとは?

 ちなみにオカルトの領域に入ると選ばれた者にしか伝えないというのが秘教の伝統であり、その伝統の名残が“拝師制度”なんですね。

拳児』で主人公が拝師する描写がありますが、あれって見る人が見れば秘密結社の入門式なのがバレバレでしょう? つまり、そういうことなんですよ。

 私もそうとは知らずに天道に入った時に拝師したことになる?のでしょうね。

 中国の伝統武術そのものが、一般には真相を隠したままであるという事実は知っておくべきでしょう。

 ついでに、イベントのチラシに書いてあった仁平師範の紹介文で誤解を受けるかも?と思った点について私見を述べておきます。

 坂元先生が「20m先のフライパンに菜箸を打って突き刺さった」という箇所ですが、彼が能楽堂の舞台で「このくらいの距離だった」と示した距離は約10mくらいで、子供の時に見たから印象で遠く感じたのではないか?と思いました。

 数年前に14.5mのニシキヘビが見つかったとニュースが出た時に大興奮したものの、その後のニュースがありません。「こんな凄いニュースが何故、続報されないのか?」と思っていたら、ちゃんと測ったら7.5mだったのだとか・・・? まあ、人間の印象ってそんなもんですよね?

 現代の手裏剣術業界で恐らく実力ナンバー1であろうと噂される八角流の先生は、十間(18mくらい)先の畳に長く重い棒手裏剣を打って刺していましたが、これが手裏剣術の実用的限界だと思われます。

“20m先のフライパン”ではあまりにも的が遠くて小さ過ぎるし、それでも“鉄の手裏剣ならぬ菜箸を打ってフライパンを貫通する威力が出せた”というのは、手裏剣術の研鑽をしている人なら“誰も信じない”でしょう。

 10mでも信じられないでしょうが、坂元先生の超人的逸話を聞いていると、まだあり得るような印象は受けます。

 しかし、師匠の贔屓の引き倒しにならないよう、神業について言及する場合は実証し得るかどうかを考えて紹介するべきではないか?と思いますし、武術業界は同族憎悪(ジェラシー)が酷いので敢えて仁平師範にも注意しました。

 まあ、彼自身が20m先から菜箸でフライパンを貫通させられるようになれば、言っても問題ないと思いますけどね。「師匠がやって見せてくれたのを僕も頑張ってできるようになりました~」ってね? 彼ならできるようになるかもしれないと思ってます。

 僭越ながら、私がいろんな技を研究しているのも、そういう意味もあります。

 論より証拠です。やって見せて、教えて体得させられれば誰も文句が言えなくなるでしょう? とかく武術業界は嘘や捏造が蔓延していますから、実証できねば意味がない。

 青木宏之先生も、かつて筑波で『科学技術と精神世界』のシンポジウムで遠当てを披露して、轟々たる非難を浴びた主催者の方々から拝み倒されて渋々、もう一度、登壇して非難している海外の科学者達に遠当てを当ててみせて信用を勝ち取ったそうです。

 この結果、ヨーロッパ、特にフランスに於ける青木先生の知名度は群を抜いて高いらしいですね。

 え~、それと、「幽体離脱を二回体験した」ということも紹介していますが、恐らく、それは臨死体験と幽体離脱を混同して言葉を間違って使ってしまっているのではないか?と思いました。

 はっきり申しますが、幽体離脱(アストラルプロジェクション)は神智学、人智学で紹介されたオカルチズムの基礎概念ですが、単にテクニックなので誰でも体験可能です。

 私も20歳くらいの時に凝ってトレーニングしていて体験したことがあります。1980年代でしたが、その頃はムーで幽体離脱ブーム、サイオニクス戦士ブームでしたよ(青木先生が一番、有名だった頃)。

 まあ、いわゆる“セカイ系”の発生時期でしたね(あっ、そういえば『本質レボリューション』はセカイ系の匂いがしたな~? 懐かしい~っ!)。

 ちなみに心理学的には幽体離脱は幻覚の一種と見做されていることも補足しておきましょう。だから、あのような紹介文では多少、心理学に詳しい人がいたらインチキ扱いされるか頭がイカレていると決めつけられる危険性があるということも充分に認識しておくべきと思います。

 しかし、臨死体験はこれまた別で、こちらはトレーニングしてもできるものではない。事故で死にかかるとかしない限りは・・・。

 こちらは、従来は脳内神経伝達物質の作用による幻覚だと見做されていましたが、最近の研究ではそれだけでは説明がつかないと信憑性が議論されています。

 仁平師範の話を聞く限り、臨死体験と言った方が良かったでしょうね? 幽体離脱という言葉を使えば、ムー世代の人達は「そんなの誰でもできるよ」と文句を言いたくなるでしょうから・・・。

 実際、ムーでは幽体離脱のやり方が解説されていたり、そのものズバリの本もありましたよ。時期的にシャーリー・マクレーンや丹波哲郎の霊界本なんかもブームになっていましたね。元ネタはエマニュエル・スウェーデンボルグの本だったそうですが、その第一号を出したのは私の小説『御先祖さまは忍者ガール』と武術家評論本『日本武術達人列伝』を出してもらっている叢文社さんだった模様です。

 世代の問題かもしれませんが、オカルティズム用語に対する社会的禁忌の感情はオウムの地下鉄テロ事件以前と以降では決定的に変わったのですが、その時代の空気感を知らない世代は、あまりにも安易にオカルト用語を使いたがっていると思いますね。

 私のようなオタクから研究家になったような特殊な人間を例外とすれば、オカルティズムに関する一般社会的認識としては、圧倒的に「反社会的な詐欺と精神疾患の温床」という認識しかないでしょう。

 その最も一般社会的認識判断は、当会では小塚師範が一番強いので、小塚師範が「怪しい」と感じたら、もう社会性は期待できないと思うくらいで丁度いいでしょうね?

 で、小塚師範が仁平師範の文章を「中二病だよ」と評したところ、仁平師範が珍しく怒った表情を見せていたんですが、いやいや、私に言わせればまだまだ甘ぁ~いっ!

 中二病の人間はもっと詳しく知ってますもん。

 神秘学や宗教哲学や科学からノンジャンルで都合の良い情報を抜き出して組み合わせて語っていれば、言葉の矛盾をつかれて窮地に陥るのが理(ことわり)ですから、仁平師範には充分、気をつけてもらいたいな~?と思いますよ。

 もし、私が悪意を持って彼を潰しにかかろうと思えば、いくらでも材料が撒かれてしまっており、ツッコミどころが満載過ぎて逆にツッコミをためらってしまうのです・・・。

 一言で言うと、「うわ~ん。これじゃあ、理論武装になってねえよっ!」ってことなんですが、その辺は杉本錬堂先生は老獪(ろうかい)でしたね~?

 もうね~、「ツッコミたければツッコンでごらんなさい。ウシシ・・・」って心の声が聞こえてきましたよ。

「どうせ、俺なんか変態に見えてんでしょ?」って達観しているような語り口で河童や鬼の話を堂々と披露するところがカッコイイな~と、私は惚れ惚れしましたよ。

 観客に媚びない! 理解してもらおうという邪念が無い!

 本当に凄い人は自分の凄さを見せつけてやろうとしませんもん。青木先生も松田先生友寄先生もそうでした。

 私は文筆業ですが、言葉で伝えるということは非常に難しいんですよ。自分がどれだけ正確に説明しても、受け取る側が読解力がなくて誤解されてしまうとか・・・そんなのしょっちゅうですよ。だから、解ってもらおうなんか考えなくなりましたよ。

 ただし、イベントでの仁平師範の話は実に解りやすくて、フェイスブックに書いている内容(読者に理解してもらいたいのか解ってもらいたくないのか、さっぱり判らない! 要は、無意味に専門用語を並べ過ぎなんですよ! 伝わる訳がない! これに“いいね”を連発している人達には、「ブワァッカモ~ン!」と波平さんみたいに言ってやりたいですよ。あるいはもしかして、「貴方達には僕の言ってること理解できないでしょお~っ?」っていう超“上から目線”ですか?)とは全然違って、「これくらいなら、一般向けの本とか書けるレベルだな」と思いました。

 あんまり専門用語も使ってなかったし・・・、本当に素晴らしい講演でしたよ!

 スピーカーも欲しくなったし、猫のゴロゴロが癒し効果があるというのはどこかで聞いたことあったけど、なるほどな~?と思いましたね。

 次に繋がっていくといいな~?と思いましたね。

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仁平師範イベント「本質レボリューション」感想

 仁平師範が参加するイベントに招待してくれたので、12月3日は稽古会はお休みにして栗原師範小塚師範、会員のIさんと四人で中野の梅若能楽堂に行ってきました。

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 実はIさんから聞いてチケットを買って行く予定だったんですが、仁平師範から「招待にさせてください」とメールが来まして、「もうチケット買ったからいいよ」と返事したんですが、「いいえ、師匠を招待しなかったら僕の面目が立ちません!」と言うので、お言葉に甘えました・・・。

 終わったから、正直に言いま~す!

 仁平師範が怪しい人達と付き合っていたり、カルト信者みたいなシンパに囲まれていたりしないか?と確認したかったんですよ。本当は。

 彼は本当に物凄い才能の持ち主で、天才なんて言葉を使うのが陳腐に思えるくらい武術も治療術も優れています・・・が、何しろ、まだ若い!

 少年時代から特殊な業界にどっぷり浸っていると社会性(一般常識)を失ってしまうのではないか?と、游心流一同、ずぅ~っと心配してきている訳です。

 何しろ、武術も治療術も一般社会的にはアウトサイダーの巣窟みたいなもんですから、正気を保っているのがどれだけ困難か?という業界ですからね~。

 だから、私は「行けるんだったら大学に行ったほうがいいよ」と言っていたんですが、彼は「無駄に時間を費やしたくない」と、専門学校に進んでプロ治療術家へとまっしぐらでした。

 だけど、世の中に出たら一般常識とか一般教養がないと、どれだけ専門知識があって優れた技能を持っていても活かすことができない訳ですよ。

 それで世に受け入れられずにマイノリティーなまま非常識な価格設定でやっている治療術家が“当たり前”になっているのが現状なんですよね。

 専門的にはそういう世界だから、何とも思わないのでしょうが、一般社会通念からすれば非常識というか「詐欺なんじゃないの?」と疑われてしまっている訳ですよ。

 催眠療法の業界だと一時間一万円が相場になっていますが、この価格設定は最初に守部催眠学院が始めてから定着したと聞いています。

 カイロプラクティックだと4000円~5000円くらいが相場ですかね?

 しかし、こうした価格設定は厚生省が定めている訳でも何でもないので、ピンキリですよね?

 だから、高いか安いかは受ける人の懐事情と気持ちの問題であって、安いから良いという話ではありません。

 私だってDVD20000円という高額で売ってますが、それだけの価値があると思う人に対してしか売るつもりはありませんよ。

 最新作のDVDだって、確認していたら「これ、3万円にすれば良かったかな?」とマジで思いましたよ。裏技、そのまた裏技・・・と、一般向けに公開する内容じゃないですからね。

 まあ、そういう次第なんで、仁平師範の価格設定は知らない人には誤解されるだろうな~?と思ってはいるんですが、実際に受けている人達が文句を言わない限り、とやかく口出しすべきではないと思っていた訳ですよ。

 でも、会員が心配して私に「注意したほうがいいのでは?」と言ってきたので、注意はしました。

 が、「やめろ」とは言いませんでしたよ。私が教えた技術じゃないから筋違いだし、失敗したり痛い思いをすることも成長の過程で重要だと思っているからです。

 私自身が失敗した回数では誰にも引けを取らないくらいやらかしていますし、その経験があるからこそ勉強になっていると思うからです。

 それに、直に話してみて、彼はまったく舞い上がっていないし、覚悟を持ってやっているのがよく解りました。

 だから、「よし、思う通りにやって、もし問題が起きたら俺が助ける! だから心配すんな」と決心しました。

 何でか?というと、私はもう自分の力ではどうにもならない・・・となった時に、助けてくれる人が現れて乗り越えられたという経験を何度もしているからです。

「仁平師範がどんなに優れた実力があっても、世の中でやっていれば必ず窮地に陥る時があるだろう。その時は俺が助ける立場であるべきだ」と思った訳です。

 そういう訳で、今回のイベントも、スピリチュアルにどっぷり浸った夢みる夢子ちゃんが大挙して集まっているかもしれない?という疑問も持ちつつ、足を運んだというのが嘘偽らざる本心でしたよ。

 結論から言いますと、杞憂でしたね。

 非常に雰囲気の良い楽しいイベントでした。

 小塚師範はずうっと腕組みしてうむ~っ?て顔してましたけど、そういう観点も大切ですからね。

 直感は間違わない・・・というのは本当だと思いますが、論理的思考も備えていないと社会生活は困難になります。

 右脳と左脳のバランスが取れているのが大切でしょう?

 ただ、現代日本人は左脳ばかり使い過ぎてる状態だから、直感理解の重要性を示してくれたのは有り難いことではないかな~?と思いましたね。

 登壇されている皆さんも、ハラに一物あるような感じじゃなくて、どこか達観して超然としたところを持つ人達で、「あ~、仁平さんも、こういう人達と付き合っているのなら安心だ」と私は思いました。

 特に杉本錬堂先生は、昔、お会いした石坂流鍼術の町田栄治先生と似た雰囲気があって、お茶目な中に毒舌を交ぜて妖怪っぽいところが魅力的でしたね?

 あ~、世の中、まだまだ凄い人はいるもんだな~?と思いましたよ。

 だって、仁平師範が可愛く見えましたからね?

 その他、いろいろ勉強になりました。

 否、勉強したくなったと言ったほうが正確ですかね?

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新作DVD間もなく完成!

 今年ラストのDVD『2017游心流武術圧縮セミナー』、間もなく編集作業完了する予定です!

 21日の『マツコの知らない世界』では割愛されていた“発勁・合気・無刀取り・零勁斬り”等を収録し、現時点での游心流武術の集大成となる内容です!

 初めて武術に触れる人でも会得可能な内容ですので、是非、どうぞ!


 さてさて・・・それにしても、「番組を見た」という友人知人からのメールが殺到しまして、改めてマツコさんの人気の高さを思い知りました。

 お陰様で視聴率も良かったらしく、ほっとしました。

 特に、青木先生が登場する瞬間に視聴率がググッと上がったのだとか?

「遠当ては本当に効くのか?」という検証番組風になりましたが、受けた私は断言できます!

 本当に効きます!!!!!!!!!!!!!!!

 嘘だと言うなら、実際に受けてみたらいいでしょう。

 ただし、後遺症が出ると思いますし、もし心臓に潜在的疾患があったりする人だとショック死するかもしれませんので、覚悟の上でお試しあれ!

 いや、正直、私もここまで具体的に物理的な効果が出るとは予想外だったので、驚きましたけどね~?

 来年は遠当てを研究テーマにしようと思いますよ。


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『マツコの知らない世界』感想その弐

 番組が放送された後、会員や小説仲間、親しい武術の先生(深井信悟先生岡部宜史先生、岡部武央先生)などから感想のメールが殺到致しました。

 自分で見ても、「うまく編集されたな~」と、まず思いました。

 追加撮影の様子なども聞いた上で勝手に推測すると、単純な収録量から削ったとすれば、恐らく、“百分の一”くらいの分量になっていると思うんですよ。

 物凄ぉ~く難航したと思いますよ。

 無論、肝心な箇所はしっかり残されていますが、1時間番組の半分(30分)としてもCFなどを除くと、放送時間は正味約20分くらいだと思います。

 スタジオ収録も実はかなり削られて半減していたんですよ。その上で新たに追加撮影を何カ所も廻って撮ってこられているのですから、本当に番組スタッフの労力を考えると頭が下がります!

 例えば、山田師範のところでは3時間以上撮られたそうなんですね?

 で、使われたのは20秒くらいでしょう?

 他のキックボクシング、システマ、クラブマガ、合気道はもっと短いですよね? イメージ映像みたいだし、東京イサミさんのところも、もっと沢山撮っていたんですよ(ちなみに、撮影時に偶然にも会員のMさんとばったり出くわして、「放送まで黙っていてね」とお願いしました)。

 天真体道も、本来は剣武天真流の居合の稽古だったろうと思うんですが、刀を使うシーンを敬遠されたらしく、映されたのは素手の体術だけでしたね?

 うちの道場でも二回、追加撮影されていたんですが、なるべく武術の高度な技をお見せしたいと思って合気揚げ、発勁、無刀取り、手裏剣、零勁斬りも実演したんですが、まったく使われていませんでした。

 サンドバッグ適当に殴ってるところと舞の手(自由演武)の最後の辺と、無理やり演じた自由組手っぽいところが使われていましたが、これって要求されてやったもので、うちの稽古ではやらないんですよね~(苦笑)。

 やっぱり格闘技のイメージしかないからなのか、そういう“ガチンコで戦ってるような画”が欲しいと言われたんだと思いますね。

 意外と高度な武術の技って素人目には地味過ぎて意味が解らないのでしょう。力感が全然無いし・・・。

 遠当てなんかその最たるものです。

「武術は違うんだけどな~」と思いつつ、別に今回は「武術とは何か?」という番組を作ってる訳でもないので、ディレクターの要求に従ってやりましたけども、例えば、私でなくて型稽古しかしたことのない武術家に要求したら、多分、できないと思うんですよ。

 私は、現代武道も格闘技も若い頃に一通り体験しているから、今でもやろうと思えば少しはできますけど(でも、メッチャ疲れた)、やったことない人だと全然、無理ですよね?

 だから、いい年して勝てる道理も無いのにも気づかずに総合格闘技に挑戦する武術家とか出てくる訳で、そういう勘違いした武術家の失敗をもって「武術なんかインチキだ」と冷笑する体質がいまだに有ると思うんですよ。

 格闘技がハンパ無いのは知ってますよ。はっきり言って、ルール決めた試合をやらされたら私なんかイチコロで負けます! もう50半ばですからね~。

 これは自信をもって明言できますよ。

 まず、体力がありませんからね。試合で大切なのは、まずは体力ですよ。だから、40過ぎたらまず無理ですよ。反射神経だってピークは16歳から25歳と言われてますし。

 それと、ルールによって規制されたら武術家の実力は大幅に半減します。使える技が激減してしまうから。

 ここが解らない人が多いんですよね~? どうして解らないのかな~? 馬鹿なのかな~? 馬鹿なんだろうな~?

 武道や格闘技には反則があります。「これをやってはいけない」という決まりがあります。

 しかし、武術には反則という概念そのものがありません。

 勝ちゃあ何やってもいいんです!

 だから、基本技がすべて反則技なんですよ。目突き・金的蹴り・喉攻めが三大基本技!

 勝つためには武器を使うのも毒薬や爆薬を使うのも、戦術に陥れて暗殺するのもすべてオッケーです。それこそが「武術の真実」なんですよ。

「違う」と言う人もいるでしょう。しかし、そう言う人は武術の真実を理解できていない上っ面しか見ていない人です!

 それに、どうしても勝てないなら、逃げてもいいんです!

 卑怯も糞もありません!

 何故、そう考えるのか?

「武術は命を護るために駆使する術だからです!」

「命を護る」という目的があるからこそ、ありとあらゆる手段が是とされるのですよ。

 武道や格闘技の試合は何のために実施するものでしょうか? 命を賭けた真剣勝負ですか?

 違います!

 技量を競い合うスポーツだからです!

 スポーツとは何ですか?

 運動を通じて楽しむ遊戯です!

 ねっ? ぜ~んぜん、違うでしょう?

 スポーツという概念は人間の理性が生み出した高度な闘争本能を昇華する発明です。

 大きく考えれば戦争を駆逐するために生み出されたものとも言えます。

 戦いの本能を理性的にコントロールして社会化したものがスポーツなんですよ。

 だから、スポーツは人類の偉大な発明なんですよ!

 しかし、これはルールを守るという共通認識を持たない限り、機能しません。だから、いつまでも戦争は無くならないのです。

 一方で、武術はルールを守らない無法者の暴力から身を護るために工夫されたもの。

 だから、ルール無用の敵を想定しているので、こちらもルール無用で対策を考える訳なのです。

 武器を使うのが基本なのも、本気で殺意を持つ者は必ず武器を持つからですよ。

 銃や刃物を持って殺意を向けてくる相手に対して、「そんなの卑怯だから素手で勝負しろ」と言っても笑われるだけでしょう?

 私が武器術の修練に拘るのも、“ここ”にあります。

 理解できない人には教えません。そんな人に教えても無駄だからです。

 しかし、人間は常に武器を携帯することは不可能です。特に一般社会生活の上では許されません。

 だから、素手の技をまず体得しておく。

 これは武術にとっても基本以前の基礎教養なんですね。

 打撃・投げ・逆固め・絞めといった技は必須です。

 その上で、あらゆる武器を使いこなし、身の回りの物を武器に応用できる感性を養成するべきでしょう。

 非常に限られた時間の中でしたが、そうした私の考えは番組中でもくみ取ってもらえているように思いました。

 一つには、海外の武術事情を知ることで日本の武道や格闘技をやっている人達には刺激になると思ったのです。

 しかし、「実戦的なのは海外の武術だ」と単純に考えるのでなく、日本武術の最も極意となる思想を体現した技を知ってもらいたい・・・と思ったので、青木先生に出てもらって遠当てを実演してもらったんですよ!

 本当に、この一点だけで私は今回のTV出演は大きな意義があったと思います。

 遠当てが成立する条件としては、相手の心(脳波)を読むというものがありますが、これこそが日本武術の究極の極意なんですよ!

 そこだけ解ってもらえれば、私は満足ですよ・・・。


 それ以外の感想としては、「随分、ギャグが切られたな~?」というのもあります(『男組』や『魔太郎がくる』や『北斗の拳』の話した)けど、妃羽理さんを紹介してもらったのは有り難かったですね~。

 妃羽理さんは武術家として非常に優れた技の持ち主なのに、ニューハーフということが偏見を呼んで、正当に評価されているようには見えなかったので、残念だったんですよ。

 これを切っ掛けに注目されて欲しいです!

 それと、話の流れ上、何だか合気道の映像を紹介された時に批判的ニュアンスになってしまって、申し訳ありませんでした! 御協力いただいた先生には心から、お詫び申し上げます!

 私は現代武道の中でも合気道を最も評価していますから、誤解ありませんよう、お願い申し上げます!

 山田師範にも突然のムチャブリに対応してもらって本当に申し訳ない!

 でも、女性会員で最も熱心に練習されてきた牛窪さんが見事に技を極めている映像を見て、別の会員からも感心したという感想を頂戴しましたが、私も驚かされました。

 知らない間に随分、腕を上げられていたので迷わず二段を進呈しました!

 游心流では二段から指導者資格を認定しています。

 来年は游心流女子護身術をけん引してくれると思います!

 キックボクシング、クラブマガ、システマの各道場には私は同行しておりませんが、御協力いただき厚く御礼申しあげます!

 それにしても女子護身術は本当にブームになりつつあるみたいですね~?

 悲しいことに、女性を狙った凶悪な猟奇事件も増えているようですし、護身術の訓練で護身の意識を高めることは決して無駄にならないと思いますよ。

 後はセクハラ先生が経営するヘンな教室に入らないよう注意してもらえれば・・・。


 それと、私の紹介で「70種以上の武術を習得」というのは少し誤解を受けるかもしれませんね? 正確には「70種以上の武術を体験」とします。

 嘘だと思われるでしょうが、体験しているのは事実です。ざっと挙げます。

剣道、空手(芦原・和道・松濤館・沖縄剛柔・賢友流)、柔道、弓道、合気道(気の研)、杖道、居合道、少林寺拳法、新体道、竹内流(棒と柔の基本)、大東流(三系統)、八光流、戸隠流(九流派)、鹿島神流、香取神道流、小野派一刀流、新陰流、制剛流、無双直伝英信流、柳生心眼流、駒川改心流、民弥流、四心多久間四代見日流、示現流、二天一流、根岸流、白井流、天然理心流、日本武道医学、真極流当て身、江戸町方捕手十手、正木流万力鎖、現代忍法道(琉球古武術・空手)、拳正道(少林寺拳法・杖道・ヌンチャク)、南派五祖拳(達磨・太祖・白鶴・羅漢・猴拳)、詠春拳、酔八仙拳、酔酒拳、地ショウ拳、蟷螂拳、洪家拳、八極拳、白鶴拳、形意拳、通背拳、通臂拳、孫ビン拳、太極拳(簡化24・陳・楊・呉・陳拌嶺)、八卦掌(宮派二つ・馬・尹・程・劉)、太気拳、意拳、嫡流真伝中国正派拳法、シュアイジャオ、チンナ、中国剣術、中国棍術、六合大槍、中国扇子術、拳法術(カリ・ケンポーカラテ・白鶴拳・本部御殿手)、JKD(詠春拳・カリ・シラット)、ムエタイ、ボクシング、キックボクシング、シュートボクシング、ニューマーシャルアーツ(サンボ・詠春拳)、日本伝上法円天流道術、巍櫻流拳法、カポエィラ・アンゴーラ、カラリパヤット、ブラジリアン柔術、エアライフル射撃・・・ETC

 ざっと思い出すだけでも70種以上ありますよね?

 当然ですが、体験するのと体得するのはまったく別です。

 私は体得しているとは言えません。が、それぞれの流儀を深く研究した上で游心流武術健身法を名乗った点では技の真相に迫っているという自負は持っていますから、通り一遍に学んでいる人には引けを取らないつもりでいます。

 実際、長年、特定の流儀を学びながら本当の使い方が解らずに学びに来られる方にも随分、教えてきました。本来の使い方については専門家以上に分析しているので、そういうことも可能になったのです。

 例えば、空手の型の分解用法についてなら専門の先生より詳しいと思いますよ?

 というのも、多くの流儀を学んで研究してきた過程で、各流儀の長所と短所も熟知しているからです。

 これまで多くの武道家と接してきましたが、自身の学ぶ流儀が最強であるという自負を持っていても、自流の弱点を自覚している人は滅多にいませんでした。

 実力があれば勝てると簡単に考えているのです。

 これは同じ闘い方をする試合の弊害でしょう。

 武術的に考えれば、勝負はジャンケンみたいな相性があります。

 専門的に言えば、皮肉にも最強の技にこそ最大の弱点が隠されているものなのです!

 まあ、これは明かしません。明かしてしまえば対策を講じられる。だから、明かさないのが護身の知恵なのです。

 無論、謙虚に習いに来た人には教えますよ。武術に敬意を持って、私に敵対しない人であれば教えます。

 しかし、それを口先で言うだけの人は私は信用しませんけどね。


 それと、「全国に200人以上の弟子がいる」と紹介されたのも本当です。

 会員登録している人は全国に散らばっていて、そのくらいの人数はいます。が、現在も定期的に通っている人は20~30人くらいです。

 これは道場としては平均的なレベルではないかと思います。

 海外にまで支部がある組織だと万の数の門下生がいるのも不思議ではないでしょう?

 弟子が数人しかいないと言う師範は、単純に宣伝して増やそうという努力が足りないだけでしょう。

 往々にして、自己修養を優先して考える師範ほど弟子は少ない傾向がありますし、弟子の多さを誇ることほど空しいものもないように思います。

 ですが、良い先生には弟子も増えて欲しいと個人的には思いますね~。武術は無形文化財なんですから、強いの弱いのと論じるより、もっと広い価値を認識して欲しいものだと切に願います・・・。

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『マツコの知らない世界』出演感想

 この原稿を書いてる時点ではまだ番組を見ていないんですが、ブログアップは番組放送後にしてもらっていますので、感想を書いてみます。

 お話を頂戴した時点では番組企画の相談がしたいということでしたが、道場まで来て戴いて話をした結果、企画が通ったとの連絡を受けて本格的に出演の準備をしました。

 終わってるからいいかと思いますが、当初の企画内容でスタジオ収録した後、「テーマを変えたい」とのプロデューサーからの電話を頂戴して慌ててしまったんですが、再度収録ということではなくて道場での稽古の様子とかを収録したいということだったので安心しました。

 要は、「面白いテーマだから、もっと掘り下げてみよう」と思ってもらったみたいなんですね?

 だとしたら、研究家として、こんな嬉しいことはありません。

 それにしても、TV番組というのがいかに多くの素材を収録して作られるのか?ということを知って、大変な世界だな~?と思いましたよ。

 追加撮影とか含めるとロケも十数回やっている筈で、いくつもの団体も取材したらしく、中でもカリシラットの道場を知らないか?との質問を受けたので、幸手の山田師範のところを紹介しました。

 すると、山田師範から電話があって、急にふられたから焦ってるとのことでしたが、何とかできたみたいです。夜の11時過ぎまで収録したらしいですが・・・。

 昔、古武術のムック本に協力した時も、編集スタッフが武術について何も知らなかったので、結局、私が半分以上やることになってしまった・・・という、あの時を思い出しましたね。

 業界の内情を知っている人間がいないと、どうしようもない面があるんですよ。

「うちだけが正当派で他所は全部インチキだ」なんて、ほぼ全員が思ってる業界ですからね~(苦笑)。

 だから、仲の悪い団体同士をブッキングすると血の雨が降りかねないんですよ。

 やっぱり、番組スタッフもかなり困ったみたいでしたね? 収録後も質問がちょくちょく来ましたから・・・。

 だって、知らない分野のことを短時間で調べて調整するんですから、そりゃあ、大変ですよ~。

「次の機会があれば、最初っから僕に相談してくれたほうが無駄に苦労しなくて済みますよ」と言っておきました。

 正味、20~25分の番組のためにここまでやる。それを毎週毎週やるんですから、その大変さは、ちょっと私には想像もつきませんよ。本当にTVの仕事は大変ですよ!

 さて、それと、番組を見た皆さんが最も関心があるであろう「遠当て」について説明しておきましょうか?

 実は長い付き合いにもかかわらず、私は青木先生の遠当てを受けたことが一度もありませんでした。

 だから、「やっぱり、お弟子さんにいくらやって見せても信憑性が無いので、長野さんにやってもらえませんかね?」と番組側から言われて青木先生も渋っていたんですが、私もこの機会に一回受けてみたいな~と思った訳ですよ。

 でも、皆さん、御承知のごとく、私は相手がどんな人であれヤラセはやりませんよ。

 技のメカニズムは分析してきているので、かからなくするやり方も考えています。だから、かからなければ、「かかりませんね~」と言ってしまうつもりでしたし、TV的に、「遠当て、破れたりぃ~っ!」とか言ってやろうかな?とまで考えてましたから・・・。

 けれども、わざわざTVに引っ張り出して恥かかすようなことしたら人非人でしょ?

 だから、ここは私が青木先生の凄さを知らせる実験体に徹して、青木先生にも「技がかかりやすいように模擬刀できりかかるのはどうですか? それなら先生もかけやすいでしょう?」と、確実にかかるつもりで打ち合わせしたんですよ。

 ところが、ところが・・・いざやってみたら、模擬刀を構えるどころか、気を入れる寸前に「えいっ!」て、かけられて「げげぇ~っ! そこを察知すんのかよ?」って、あまりの速さにびびってしまいましたよ。

 要するに、攻撃しようと思う一瞬、前に察知されてしまう訳で、正確に言うと殺気が出る寸前に解るみたいなんですね?

「嘘だろ? これで解るのか~?」と思っていたら、何か闘志がシューッと抜けていく感じで力も入らなくなってきて、右手なんかだる~くなる。

 これは何やっても敵わないよ~と、すっかりやる気を失いましたね・・・。

 念のため、リハーサルでは受けなかったんですが、正解でした。リハーサルで受けてたら本番できなくなってましたよ。

 私は軽~く三回くらい入れられただけでしたが、模範演武で受けを取った丸山さんとウィウソンさんは顔面蒼白になっていたし、後で倒れたらしいです。

 そりゃあ、そうなるだろうと思いました。

 何故なら、私も帰りのタクシーの中で咳が出てきたり心臓がチクッと痛くなったりし、翌日はずっと心臓が痛くて気味が悪い思いをしましたから・・・。

 心配して電話かけてきた青木先生にも「先生、あれだったら誰にでもかかりますよ~。余計なことやる必要なかったですよ~」と文句言いましたけどね。

 古武術には気合当てというものがあり、私も研究して一応できますが、青木先生は超能力レベルでできると言うべきかもしれません。

 よく、触れずに気で操って倒すという技のパフォーマンス(ピョンピョン跳ねたり海老ぞったり酔ったような動き)がありますが、あれは催眠暗示で錐体外路系反射運動なんですね。業界用語で感応にかかると言います。

 しかし、青木先生の遠当て自体は気合当てが物凄く高度になったもので、あれとは別物なんです。

 演武を見て練習法を分析した今田柔全先生が、昔、同じものと考えて書かれていましたが、技としては実は別なんです。

 多分、現時点で区別できるのは私ぐらいしかいないんじゃないか?と思います。

 それでも、番組を見て「あんなインチキを放送するなんてけしからん」と文句を言う頭でっかちの武道家もいるだろうと思いますが、そういう人は青木先生の技を受けてみられたらいいと思います。青木先生自身も自覚しないまま、今が最高の水準に到達しているのではないか?と思いますよ。

 補足ですが、具体的な作用として遠当てを受けた感触は浸透勁の打撃を受けた時に似ていました。その場はそうでもないのに後から効いてくるんですね。

 気合も音波ですから、音の振動波が体内の水分に波紋効果を与えているのではないか?と、今回、私は感じましたね。

 昔、松田隆智先生が雷声をかけたら相手が下痢したという話をされていましたが、水分に作用すると考えれば納得しやすいですね。

 後、音の高低は骨に響いて高い音は頭へ、低い音は下っ腹に響くようです。

 高音の発声でワイングラスを割る人もいますでしょう?

 高度な発勁も振動波を使いますが、気合当ての正体もこれかな~?と思いました。

 武侠物にも時々、出てきますよね?

 それにしても、マツコさんが青木先生と会えたことを大喜びされていましたが、その後、体調を崩して入院された時は、「まさか、マツコさんにも効いてしまったのか?」なんて思ってしまいましたが・・・(それは無いよ)。

 リハーサル含めて二時間足らずしかやっていない私がグッと疲れたんだから、その日、三つの収録もあって、毎日、どこかの局の番組に出ているマツコさんは完全にオーバーワークなのだろうと思いました。

 身体をいたわって欲しいと思いますね。

 本当に得難い経験でした。関係各位に深く御礼申し上げます!


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整体活法セミナー感想

 12日は、整体活法の月例セミナーを開催しました・・・が。

 前日の夕方にTV局から電話がありまして、番組収録の追加撮影をしたいという依頼があり、セミナーの様子も映るかどうかは判りませんが多少、撮って戴きました。

 何か、面白いと思ってもらったみたいで、他にも追加撮影もいくつか重ねられたらしくて放送が楽しみですね?

 まっ、事前告知はNGだそうなので、たまたま見たという方は感想でもお聞かせくださいませ~。

 小塚師範以外の人は撮影があるとは知らずに来られたので、びっくりしていましたが、私としては武術に関心を持ってもらえるのが一番、嬉しいです。

 何しろ、かつては武術の専門雑誌もいくつもあったのに、今では『秘伝』ひとつだけ。

 40代の会員ですら、武術の世界で有名な師範や流派の名前を知らないということが多くなってきています。

 私の会に入会するくらいだから、一般的な武道愛好家と比べれば情報のアンテナは多く持ってるほうなんですよ。それなのに知らない?というのは、私にとってはアンビリバボーな事態なんです。

 元来、武術好きな人間はオタク気質ですから、異常に情報を集めるのが普通で、例えば太極拳ひとつ取っても、陳式、和式、呉式、武式、孫式、楊式、陳拌嶺式、常式・・・と事細かく門派に言及し、さらに派閥にまで優劣を論じる人間がざらにいました。

 自分の技量よりも、いかに他人がやっていない珍しい流儀の技を知っているか?という希少価値のある知識を披露してエバる!というのが中国武術業界のステイタスになっている時代が長く続いて(20年くらい?)いたんですよ。

 だからこそ、一般の武道や格闘技の愛好家は、「中国武術なんて厳しい練習に耐えられないオタクが口先三寸で達人を装う怪しい世界だ」と断じて毛嫌いしていた訳ですが、これはかなりの割合で当たっていたんですよね。

 中には、試合で強さを証明しようとする潮流もありましたが、主流になったとは言えないでしょう。

 何故なら、「フルコンタクト空手に勝った」みたいな目先の強さを求めたりしている時点で、世間にアピールして認めてもらいたいという子供っぽさが透けて見えてしまうのです。

 つまり、コンプレックスの裏返しで強さをアピールしようとしていたんですね?

 これでは世間的には相手にされませんよ。

 そうやって、どんどんマニアックなマイナーな世界に閉じていった訳ですね。

 しかし、私は長く研究しているうちに、武術はスポーツではないし、試合競技を目的にしたら完全に間違ってしまうな~と確信するようになりました。

 やはり格闘技と混同されていると思うんですが、武術は世界中に自然発生的に誕生して伝えられているものですし、身体的に強い者にしかできないのではなく、むしろ、身体的弱者が技術と知恵、知識を用いて身を護ることができる!という点が魅力なんですね。

 具体的にいうなら、「武術は武器を使うのが基本」だということです。「空手は武器を使わないだろう?」と言う論理も、「武器を取り上げられたから素手の技を武器化せざるを得なかった」というのが真相で、過剰な鍛錬で拳足を鋼のごとく鍛えて武器の代わりにしようとした訳ですよね。

 では、武器が使えたら、どうなっていたか? そこまで肉体を鍛えることに拘らなかったのではないか?と思いますよ。

 肉体を鍛えるより高性能な武器を開発したほうが、遥かに効率的であることは誰にでも解ることですから。

 私自身は、もう「強くなりたい」なんてほざく年齢ではありませんし、武術の伝える叡知の素晴らしさを主張したいんですが、今回のTV出演では、割りとそれが表現できたのではないかな~?と思っていたりしますし、番組側でも関心が高まって追加撮影がどんどん増えましたから・・・。本当に有り難いことだと思っています。


 それと、今回のセミナーのテーマであるところの整体や活法は、日本武術が伝える本当に価値ある伝統医術の一つであると思っています。

 これもまた格闘技や武道には無いものでしょう。

 いや、本来はあったのだ・・・ということを主張したいんですが、それをやるには自分ができなくちゃいけない。

 論より証拠です。

 今回は、私が武道医学で学んだことをやりました。

 運よく? 栗原師範が突き指したので、突き指の治し方も実演できましたよ。

 その他、参加者で調子の悪い箇所を施術してみましたが、概ね、好評でした。

 まあ、習っていた当時は開業するつもりで学んでいましたから、一日講習会で開業したカイロプラクター辺りよりはできる自信がありましたけど、四半世紀も練習してないんですからね~。忘れていないだけで御の字ですよね?

 大阪支部長は、「今年習った中で一番良かった!」と言ってくれましたが、何か、ちょっと引っ掛かるけど・・・まあ、いっか?


 翌日は、阿佐ケ谷オルタナスタジオでの游心流合気道です。

 何と、本部稽古を含めても支部中で参加者が一番多い?という会になりました。

 毎週やって欲しいという要望があったので、全員に聞いてみたところ、全員が毎週やって欲しいとなりましたので、来年からは毎週やることにしました。

 つきましては、オルタナスタジオの団体登録もしました。

 まだまだ実験段階ですが、一時間の練習時間を目一杯使ってやっていますので、近隣にお住まいの会員さんもお気軽に御参加ください。

 また、我々の前の時間帯は深井先生の練習会がありますので、御関心のある方はいかがですか? 幕末の剣聖、男谷下総守のような先生ですよ!

 本当に、最近は素晴らしい先生方と出会えて嬉しいです!

 研究家として、そういう先生方を紹介していきたいですね~。


PS;新作DVD、鋭意編集中です! これ一本で最新の研究成果が解る内容になっておりますので、お得ですよ~。今年最後の作品なので先行予約割引は年内一杯に延長致しますが、早く見たい方はお早く申し込みくださいませ。

PS2;冗談じゃなくTVに出た後は殺到しそうな予感がしますので、来年月例セミナー一括予約御希望の方はお早くお申し込みくださいませ。私自身が技見せる予定じゃなかったんですけど、追加撮影で沢山やったんで・・・。

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12日セミナーは整体活法術プラスアルファ

 直前になっての告知で申し訳ありません!

 12日の月例セミナーは武術に伝わる整体・活法がテーマです。

 本来だったら仁平師範にやってもらいたいところなんですが、彼はどんどん研究が進み過ぎて、もはや、人に教えてどうこうというレベルではなくなっている?と思いますので、今回はオーソドックスな武術に伝わる基礎基本のやり方をやります。

 また、それにプラスして、今回は護身術についての基礎知識も講義したいと思います。

 なぜかと言うと、またもや、私が住む相模原にも程近い座間(隣町ですよ)にて、猟奇殺人事件が発生しまして、こういうアメリカのホラー映画に出てくるようなマーダーが増えてきているのではないか?という印象があるからです。

 しかしま~、本当に物騒な世の中になってきましたね~?

「FBやSNSとかどうしてやらないの?」と、よく聞かれるんですが、私、別にそんなに友達欲しい訳じゃなくて、引きこもって趣味に没頭したい性格なんですよ。

 早い話が、他人と付き合ってる時間がもったいないと思う人間なんです。

「独りで寂しくないの?」とかもよく聞かれるんですが、どうしてそんなに人と関わっていないとダメなのか?と不思議に思うんですよね。

 自分の知識や技能を伸ばすことにしか関心が無いんですよ。基本的には。

 人間にあまり興味がない。付き合うのは面倒臭い。

 TVと本があれば一年間、誰とも付き合わなくても全然、へーき。

 ただね~。年とって無性に猫飼いたくなってきたんですけどね。人間より猫が好き。

 趣味に生きてる人間だから、趣味の合う人としか付き合いたくないんですよ。

 そういう意味では道場がパラダイスですよ!

 練習して、仲間とファミレスで武術談義に興じる・・・それだけで私の人生は満足なんですよ。

 で、趣味を仕事にしているんだから、こんな幸せな人生はないですよ。

 だから、生活に苦労するのも仕方がないかな~?と思ってますけどね。

 もっとも、経済的に生活が苦しいというのは自殺も考えざるを得なくなるほど、大変なことです。

 私も何度か考えたことありますもん。

 ええ~?って思いますか?

 いや、私は自殺を一度も考えたことのない人間のほうが少ないんじゃないか?と思いますよ。

 だから、座間の猟奇殺人事件の犯人には腹が立つんですよ。

 自殺願望のある人を狙った殺人淫楽症の変態というのが、この犯人の実体ではないでしょうか?

『IT』というスティーブン・キング原作の映画の元ネタになったジョン・ウェイン・ゲイシーの事件を彷彿させますね。

 ピエロの扮装をして慰問に廻る地元の名士だったゲイシーが、少年愛とサディズムの変態で少年を襲って殺し自宅地下に捨てていたという猟奇事件です。

 あれにそっくりだな~と思いました。

 多分、この手の犯罪は増えることはあっても減らないだろうと思います。

 それは人間そのものが狂気に陥る確率が高くなりつつあると思うからです。


PS;今月の阿佐ケ谷の游心流合気道は13日と27日です。

PS2;今月のメイプルホールの30日の稽古は、23日(祝)の昼1:00~3:00に変更します。お休みの日ですから、日頃、来られない方も来てもらいやすいと思います。広い道場ですから長物の練習もやりますよ~。

PS3;今月のDVD割引セールですが、先日3日に実施した特別圧縮講習会を中心に護身術など最新の游心流武術技法を織り交ぜてDVD化します。題して『特別圧縮2017游心流武術セミナー』で、料金は20000円(税込み)のところ、いつものように今月の予約申し込みに関して15000円(税込み)とします。発勁・合気・蛟竜歩・無刀取り・拳銃捌き・零勁斬り等々盛りだくさんで、参加人数が少なかったのが幸いしまして見やすくなっております。乞、御期待!

PS4;来年の月例セミナ一括予約申し込み、期限が迫っておりますので、宜しくどうぞ。近日、TV出演しますので、ひょっとすると一気に増えるかも解りませんので、お早くお申し込みください。

PS5;『御先祖さまは忍者ガール』の感想を兵庫支部長より頂戴しました。「もう、ムチャクチャ面白かったですぅ~。技の描写がマニアックだしギャグがピンポイントで僕の世代にぴったりなんで、余計に面白かったですわ~」との大絶賛でありました。

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ほびっと村感想

ほびっと村感想

 今回のホビット村の講座は過去最低人数になりそうでしたが、ギリギリで参加者が来たので少ないながらも充実した内容になりました。

 最近、「ブログ記事が載るのが遅い」とお叱りを受けたりしているんですが、小説とか本の仕事とかテンテコ舞いしておりまして、どうしても手が回らない訳です。

 基本的にブログは宣伝プラス趣味なのに対して、小説も本も金を貰うための原稿書きの仕事ですから、どちらを優先するかは言うまでもありません。

 昔、「私は持病があって働けないのでお金が払えません。それでも武術が大好きなので、ただで教えて欲しい」と電話してきた人がいました。

 その持病というのが赤面症なのだそうです。

 対人恐怖で顔が真っ赤になって恥ずかしいのだそうです・・・。

「バカタレ! 顔、真っ赤にして働け!」とお答えしました。

 そもそも、お金が無いのに教えてくれと自分から申し出る根性が甘えておりまする。

 そして、ビジネスとして道場経営している相手にそんなこと頼む神経がイカれておりますね。だから、まともに働けないのでしょうね。

 もっとも、ただで教えている人もいます。

 それは私の代わりに教えてくれている師範に任命した会員です。

 つまり、私の仕事を手伝ってくれている訳ですから、ただで教えるのは当たり前ですよね?

 もし、ビジネス展開がもっとうまくいっているのなら、給料を払わねばならないくらいです。

 だから、将来的にはそうなるように仕事を頑張っている訳で、ただで教えてくれなんてバカなこと言う人間にかまってやる暇はありません。

 長くやっていると、時々、このような常識も何も無いようなタワケ者が接触してくることがありますが、本当にその人の家族の方が気の毒に思えますね。

 バカというのは中々直らないようです。

 高速道路でインネンつけて人を死なせてしまった犯人。何度もやっていたそうですが、この手のバカも、たま~に遭遇することがあります。

 驚いたのは、こいつに元彼女がいたということですね。付き合う相手は選ばないといけませんね。

 しかしまあ、こういうバカに限って武道や格闘技とかやっていたりする場合も多々ありますから、注意しなければなりません。

 これまで多くの道場を拝見しましたが、どんなに師匠が人格者でも、最低、一人はオツムテンテンな人がいるものです。

 私はバカには教えないと決めております。バカが事件起こしたらヤバイでしょ?

 それに、武術は肉体の強さとはあんまり関係ありません。

 長く教えていて、上達する人は知的水準が高いという統計が取れました。要するに深く考えるタイプが上達するんですね。

 虚弱体質な人でも「身体を強くするにはどういう訓練をすれば良いか?」と考える人だと変わっていきます。

「俺は頭悪いからダメだな」と思った人は、やるだけ無駄だからやめた方がいいでしょうね。だって、こう考える人は自分を変えていこうという信念が無いからですよ。

 非常に多いのが、「優れた先生に習えば上達できる」と考える人。これはまったくの間違いです。

 上達する人は誰にも習わなくとも自分で必死に勉強して他人の何十倍でも努力して上達します。

 優れた師範の弟子が意外と凡庸な人間ばっかりという例のほうが多いんですよ。

 また、技は素晴らしいけれども、まったく戦えないという人もいます。それは技の形ばかり整えて、現実に戦うことを考えていないから対応できなくなるんですよ。

 本当に、こういう人は多いですよ。

 武道や格闘技は肉体の強さを求めますが、それは限定されたルール上の試合を目的にしているからです。どんなに身体を鍛えても、戦い方がまったく異なると途端に対応できなくなる人がほとんどです。

 私が「武術は戦略戦術が肝心だ」と言っているのは、こういう意味であり、それが解らない人は、所詮、戦いを一度も真剣に考えたことのない人だということですよ。

 武術は基本、人間の急所だけを狙います。弱いところを徹底的に攻めます。

 だから、力が弱くとも身体が小さくとも年とっても病気してても泥酔してても勝てる工夫があります。

 最近、動画でいろんな武術をチェックしていますが、驚くべき実力者はいますね~?

 刃渡り四尺!の長~い刀を抜く柳川藩伝景流の先生にはビックリ仰天させられました。

 いろいろ見てると、自分なんか及びもつかない実力者はゴマンといるのだと思いましたね。

 ただ、技ができるのと実際に戦うのは違います。

 単純に考えて、どれだけ実力があっても世の中に知られないまま死んでしまっては歴史に埋もれて何の意味もなくなってしまいます。

 そうやって埋もれて消えてしまった実力者は大勢、いたのだろうと思います。

 それはそれでカッコイイかもしれませんが、見方を変えれば、単なる自己満足。

 私が研究家と名乗っているのも、そんな優れた師範や流儀を発掘して世の中に知らせる必要があると考えたからでした。

 TVからお声がかかったのも運命的なものなんだろうと思っています。

 本の仕事が目白押しなのもそうでしょう。

 大変は大変だけれども、ニーズがあるうちは御奉公せねば・・・と思っています。


 22日の定期稽古会は超大型台風が直撃するのでお休みにしようか?と思っていましたが、大したことなかったので普通にやりました。

 ところが、始めてみるとどんどん風雨が強まってくるので、遠方から来ている会員さんが帰れなくなっては困るので、一時間で切り上げました。

 翌日は台風一過で、阿佐ケ谷の游心流合気道の稽古会です。

 私、ちょっと風邪気味だったので休むかどうするか?と悩んだんですが、定着するまでは顔を出すと決めていたので、出掛けました。

 月曜夜八時半から九時半で第二・四の隔週でやっていますが、「毎週やって欲しい」という声もあるので、来年からは毎週やらせてもらおうかな~?と思っています。

 練習場所のオルタナスタジオは駅からも遠くないし、設備も整っていて非常に良い道場です。私達の前の時間帯は、たいてい、深井先生のクラスが使われています。

 深井先生は実力も人柄も尊敬できる本当に珍しい武術家ですよ!

 本当にこの業界は根性のねじ曲がったパワハラ体質のクズみたいな自称武術家が跋扈していますから、なかなか推薦できる先生はいないんですが、深井先生は間違いない!

 岡部武央先生の御紹介で川保天骨さんにお会いしたのが昨年末でしたかね~? それから怒涛のようにいろいろな展開があって、ちょっと、ついていくのが大変なくらい忙しくしております。

 それはそれとして、今回の練習で思ったのは、「合気道は掴んだり掴まれたりから攻防が始まる技が多いから、これを突き蹴りから始まるようにしたらどうかな~?」ということでした。

 現在では打撃技から始まるのが当たり前になっていますから、突き蹴りの対処法を練習していないとどうにもならないんですよね。

 特にボクシングや伝統空手のように遠い間合から素早く打ってくる相手に対応できなくては何にもなりません。

「合気道だから合気道の技だけやればいい」というのは戦後の武道教育論の弊害で、だから私は武道ではなく“武術”と言っている訳ですが、広く様々な武道・武術・格闘技・戦闘術を研究して対処法を工夫していなくては、本来の“武”の精神には馴染まないと思うのです。

 どれだけ品格ある美しい凛とした技をやって見せられても、ゴロツキの力任せの暴力に為す術がなかったら、それは“武”とは言えないんですよ。

 そういう観点で言えば、現代日本の武道はみんな奇形になっていますよ。様式美に拘って本質を無視してしまっている。

「侮辱するな!」ともし言われるのでしたら、私はその人に問いたい。「斬れない日本刀がどんなに美しくても、それは最早、日本刀とは呼ばれません。どんなに型を美しく演じられても、型の意味を知らねばパフォーマーでしかありません。本末転倒している伝統を正すのは伝統の継承者の義務ではありませんか?」と・・・。

 余談ですが、バレエを学んでいる女性が空手や合気道やカンフーを学んで“バレエ拳”を工夫するという動画を見ました。

 私は非常に興味深く楽しく拝見しましたが、コメント欄には非難囂々で「空手を侮辱するな!」みたいな調子で、何とも了見の狭い人達だな~?と、ウンザリさせられてしまいました。

 別にふざけたり侮辱したりしたくてやっている訳ではなく、未知の武道武術を学んでバレエで鍛えた身体能力をどう活かすか?と試行錯誤している様子をドキュメンタリータッチでやっている訳でしょう?

 そんなに目くじら立てることなのか?と思いました。

『黒帯』や『ハイキックガール』『KG』『ハイキックエンジェルズ』などのプロデューサーをされている西冬彦さんが企画されている様子でしたが、正直、そんなに詳しい知識を持っている方ではないと思いますけど、だからといって対象をリスペクトしていない訳ではなく、むしろ未知の流儀に対する溢れんばかりの好奇心と憧憬から愛情を持って作品作りしてこられているように私は感じておりまして、微笑ましいとは思っても悪い感情はまったくありません!

 動画を見た印象では、流石はバレリーナ! 足指先で直立してクルクル回転して軸が崩れない身体能力は驚嘆すべきものであり、個人的にはカンフーとの相性が一番良いのではないか?と思いましたね。

 かく言う私も、20代後半から、クラシックバレエ、パントマイム、能、日本舞踊、バリ舞踊、エジプシャンダンス、インド舞踊、暗黒舞踏、前衛舞踊、ブレイクダンス等々研究しました。

 何故なら、日本舞踊には古い時代の日本武術の所作が伝わっているし、能は日本剣術の身体運用と多くの共通点がある。それに、世界中の武術が舞踊と関連性をもって伝えられている(コサックダンスやカポエィラ等)ということを知ったからです。

 特に、空手だって“空手踊り”というのがあるくらいですから、沖縄空手の遣い手が踊りに極意があると言うのも道理。何故、バレリーナが空手をやったら侮辱したことになるのか?

 クルクル回ってカカト落としして空手家がやられる演出が気に入らないのか?

 実に了見が狭い!

 お芝居なんだから・・・。

 ジャッキー・チェンの『ドランクモンキー酔拳』に出てきたウォン・フェイホンの叔母さん役の女優さんは元々バレリーナなんだそうです。

 軽々と避けて高く上がった蹴り足を自在にコントロールする殺陣は実に見事でした。

 恐らく、西さんの企画イメージとしても、このシーンにインスパイアされた面があったのかもしれません。

 何にせよ、新しいアクション女優を育てていこうという情熱にはエールを送りたい!

 私も西さんの映画を見ていなければ、ガールズ武闘アクション物を書いていなかったかもしれません・・・。

 だから、「面白い映画を見せてくれて有り難うございますっ!」って感じですよ。

 それにしても、動画を見ていると、本当に心ない誹謗中傷を書き込む人がいますね~?

 書いてて恥ずかしくならないのかな~? 読んでて「可哀想な人だな~。自分の人生の中で誰からも認めてもらえなかったのかもしれないな~?」と思うんですよね。

 私も若いころはそうでしたよ。世の中を呪ってましたよ。まだペエペエのライターだった頃には意見を言ってもクレイマー扱い。バカにされまくりましたよ~!

 私が武道の専門誌とかにさっぱり出ないのも、そういうイメージが大きいからです。

 でもね・・・「いつか、必ず、こいつらに後悔させてやるっ!」と思って頑張りましたよ。

 そういう意味では、「馬鹿にして戴いて有り難うございます。お陰様で諦めずに頑張ってこれました」ってことですかね?


追伸;突然ですが、去年もやりましたように、11月3日(文化の日)に、また特別圧縮武術セミナーを開催します! 今回は武術の基礎基本をレクチャーしながら発勁・合気・縮地法・無刀取り・零勁斬り・型分解・・・そして最近研究中の“GUN捕り”をやります。
場所;渕野辺本部道場
時間;11:00~15:00
一般参加20000円、会員10000円
・・・です!

直前なので参加者は少ないと思いますが、少数精鋭でいいか?と・・・。

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15日のホビット村はDVDと小説の発売記念講座

+++ほびっと村講座+++
日時:2017/10/15(日) 13:00 - 15:00
場所:JR中央線西荻窪駅南口下車 徒歩2分
 〒167-0053 東京都杉並区西荻南3-15-3 ほびっと村
講師:長野峻也
参加費:3,000円
※予約不要
+++++++++++++++++++++++

 今度の日曜のホビット村游心流合気道は、DVD『セーラー服忍者』と、そのノベライズ小説『御先祖さまは忍者ガール』の発売記念講習会です!
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 いつも発売日が間に合わなかったんですが、今回は間に合いましたよぉ~!

 最近、阿佐ケ谷の隔週でやっている游心流合気道がなかなか盛況で、たった一時間なのに充実した練習ができています。

 この分だと来年から毎週できるかも?という感じです。

 こちらの練習は月曜しか休みが取れないIさんに合わせて始めたんですが、ワケ有りで合気道から離れたものの、当時は三段もらっていたそうなのでIさんの合気道の実力は確かです。

 だから、游心流合気道の基本体系をIさんを実験体?にして形作っているのです。

 あのですね~? 既に完成された体系をそのままなぞるよりも、ああかな~? こうかな~?と試行錯誤を繰り返しながら構築していくのって、非常に楽しいんですよね?

 私が研究家だからかもしれませんが、合気道をベースに様々な流儀の技や戦術を組み込んでいったり無駄をそぎ落としてシンプルにしていく作業というのは、実にエキサイティングなDIY精神を刺激してくれます!

 游心流武術健身法は一応、体系を組み上げているので細かい改良をするくらいしか手を加える余地が無くなっているのですが、游心流合気道は0から作り上げていく最中なので、本当に面白いんですよ。

 日本古武術、琉球古武術、中国武術、フィリピン武術、インドネシア武術、アメリカン武術、ロシアン武術、ブラジリアン武術・・・等々、ありとあらゆる武術の知識を組み込んで、剣やナイフ、銃にも対抗できるものを作ろうとしています。

 私独りではできなくとも、いろんな流儀を体験している会員が集まって知恵を出し合ってみたり、DVDや動画で未知の流儀を研究したり・・・今の時代だからこそできる!

 そしてまた、その研究成果をDVDで発表する!

 ワケ有りで発表できないことは小説というフィクションの中に、そっと挟み込む・・・。

 陽明学研究家の林田明大先生から『評伝・中江藤樹』(三五館)を贈っていただいたのですが、最後の作品になるかもしれないという覚悟で書かれた力作で、研究家の生き様を教えてもらう想いでした。

 私だって、明治時代の平均寿命は越えてしまっていますし、この先、いつどうなるか解らない。与えられた仕事は精一杯やらなければなるまい!と思っています。

 いい年したオッサンがガールズアクション書くのだって、ロリコン趣味じゃなくて「肉体的に弱い筈の女の子でも武術を体得すれば超絶の戦闘能力を発揮できるのだ!」という真実を伝えたいからなんですよっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 男が強いのって当たり前じゃん? それに男の肉体って美しくない!

 華奢な美少女がメチャクチャ強い!というのが武術の理想像なんですよっ!

 合気道は、その中でも最も理想像に近いかもね?

 15日、宜しくねっ!


追伸;19日の相模原メイプルホールの稽古は、私が原稿執筆で多忙のためお休みしますので、間違って来られないようにお願いします。

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新体道50周年パーティー

 8日の武器術セミナーは異常に参加人数が少なくて、いつもの稽古会みたいになりましたが、北海道からFさんが駆けつけてくれたりしたのと、会員のNさんが自作ナイフ(RE:BORNのカランビット改造ナイフを木製で再現!)やガスガン(M1911系二丁)を持ってきてくれていたので、なかなか楽しい内容になりました。

 最近、凝ってるのが、“銃で撃たれそうなのを察知して避ける”という銃への対処法なんですが、ガスガンで実験していていろいろ解ってきましたよ。そのうち研究成果を発表できると思います。

 9日は新体道の50周年パーティーで、私は来賓挨拶をするハメになっていたので、前々日にスラックス買って、ジャケット着用で行きましたよ。
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 でもノーネクタイでポロシャツ着ていったので、どうかな?と思ったんですが、私の前に来賓挨拶された先生もノーネクタイだったので、ちょっと安心・・・流石、新体道!

 とはいえ、30周年、40周年と参加している身からすると、50周年が開けたのは奇跡的だったんじゃなかろうか?と思えてなりません。

 だから、気づいた人がいたかどうか判りませんが、私、祝辞話している時に結構、ウルルッて来そうになったんですよね~?

 無理やりギャグ言ってごまかしたけど。

 30周年の時は、気楽会の中村晴一先生の御紹介でした。

 その後、新体道との縁が深まり、直接、青木宏之先生と接する機会が増えていってからは、新体道の組織的な内部事情を好むと好まざるに関係なく知ることになっていきました。
 そして思ったのは、青木先生の孤独ですよ。

 直接の弟子で青木先生の気持ちをきちんと理解していたのは岡田満先生くらいなんじゃないかな~?と私は想像します。

 その次の世代が中心になった新体道40周年は、近藤等則さんが音頭をとられていましたが、実態としては分裂危機的状況だったのを近藤さんが「何とかしなければ・・・」と男気でもり立てたという事情がありました。

 この辺りの裏事情は書けませんが、今となっては私が一番知っていると言えるかもしれません。書けないけど・・・。

 それから十年。

 青木先生は剣武天真流を興して武道家復帰されました。

 ずうっと、見守らせてもらってきた身で言わせてもらえば、新体道の“新”とは“革新の新”なんですよ。

 常に革新されていくべきものであり、50年前に生まれたものをそのまま保存継承しようとするのは“形つくって魂入れず”なんですよ。

 50年前は確かに前衛だった。時代を先取りした未来的武道だった。

 しかし、50年も経過すれば世の中は変わります。

 他流だって躍進し新しい流儀も生まれます。

 武術は、結局、最新の技術、最新の戦略戦術を採り入れていかなければ通用しなくなります。

 余談ながら、ある人が戦略戦術なんか必要ないというようなことを書かれているのを読みましたが、「所詮、武術とは縁のない人だったか?」と思いました。

 武術は綺麗事ではありません。戦って勝つためには善悪も強弱も関係なく勝てる武器を用意して敵対者を倒す・・・それだけのことです。

 私は、どんな優れた技の持ち主を見ても、「この人ともし戦わなくてはならなくなったら、どうすれば勝てるかな?」と、まず考えます。

 これは、憧れたり尊敬したりする感情とは別の一種の職業病のようなものです。

 どうしてか?というと、勝つことを考えることをやめてしまったら自分を向上させようとする意欲が失われてしまうからです。

 無論のこと、青木先生に対しても、私はどうやったら勝てるか?と考えています。

 当然、先生も気づいていますよ。時々、挑発的なこと言ってくるし・・・(笑)。

 でも、そういう面もないとダメなんですよ。崇めてしまったらオシマイ!

 それに、不思議なもので、崇め奉ったりする人間に限って、ある日、突然、「こんな人だと思わなかった」って反感剥き出しにして攻撃してきたりするから面白いですよね?

 それはつまり、先生を崇めることによって、「こんな凄い先生に習っている自分はやっぱり凄い」みたいな自己崇拝願望なんですよ。

 だから、本音は「自分が威張りたいだけ」なんですよ。

 外部の人に謙虚に振る舞う人が、身内にパワハラしてたりすることって多いじゃないですか? そういう情けないのが人間の本性に近いんだと思いますね。

 掛け値無しに、私は武術の世界で青木先生を最も尊敬していますが、それは、自分のダメな部分を隠さないでさらけ出してしまえる“強さ”ですよ。

 黙っていれば周囲は聖人君子扱いしてくれる立場なのに、相手と同じ目線まで降りてきてくれる。

 それを勘違いして馬鹿にするような人達は、それこそ愚か者です。

 それに、青木先生は武術家ではないんですね。戦略戦術の研究はしてもそれを使いこなしていこうとはしない。策士、策に溺れることを理解しているからでしょうが、かと言って、青木先生の立派なところは、戦略戦術を馬鹿にしない点で、自分の知らないことは何でも勉強されるんですよね。今でも・・・。

 それでも、達観しているから、ある一線を超えるとどうでもよくなるみたい。何度も裏切られても、それでも恨まないで愛情を持ち続けられるのは、本当に頭が下がります。

 そこを教われる先生は、もう青木先生しかいないと思いますね。

 能力じゃなくて、時代に求められる人間っているんですよ。

 古武術ブームを作った甲野氏がまさしくそうでした。が、能力が足りないから今は表舞台に出てこなくなったように思えます。

 甲野氏に続け!といろんな人が出てきましたが、結局、続かなかった。

 芸能界や政治家の世界も同じでしょうね? 小池フィーバーも息切れしてきてるし。

 今回の新体道パーティーではREBORNをテーマにしていましたが、本当に新しいシン体道がこれから広がっていくんだろうと思います。

 日々、進化していくのが革新ですから・・・。

 私はそれを見守っていきたいと思っています。

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十月セミナーは武器術

 さてさて、十月の月例セミナーは、「武器術」です!

剣体一致の原理』を見ていただいた方には御理解戴けると思いますが、私の考える武術理論は素手でも武器を持っても原理的に同じだという点に最大の特徴があります。

 というか、私が長年研究してきた結論として、武術とは武器術が主体であり、素手の拳法体術は副次的に発達したと考えます。

 それでは、何故、「空手や柔道や少林寺拳法や合気道は素手なのか?」とか、「ボクシングやレスリングやムエタイやカポエィラやシラットはどうして素手なんだ?」とか言いたくなる人も多いでしょうし、私が教えた人達の中にも、どうしても武器術には抵抗を感じるとしてやらなかった人もいます。

 しかし、これらの考えは近代のスポーツ化された武道や格闘技を前提に考えているだけで、はっきり言って“間違い”、あるいは“無知”と言い換えることもできます。

 要するに、本来の武術を骨抜きにするために間違いをわざと広めて、皆を騙してしまっている訳ですよ。

 誰がそんなことをしたのか?

 まずは権力者であり、その影響を恐れた当事者が権力者の目をくらますために、わざと安全なスポーツであるという具合に改編して広めて見せた訳です。

 知らない人のために書きますと、空手には棒・ヌンチャク・トンファー・釵・スルジン・ティンベー・ローチン・鉄拳・櫂(ウェーク)などの武器術がありますし、柔道の源流の柔術は刀剣を使います。

 少林寺拳法にも如意棒というのがありますし、合気道も剣・杖・短刀を使います。

 ボクシングも昔はナックルダスターみたいな武器を装着したようですし、ムエタイも昔は武器術とセットでした。

 カポエィラも足指にナイフを装着する暗器を使うし、シラットはカランビットナイフやターバンを使う術なんかもあります。

 システマにもシャシュカという剣術や鞭があるし、カラリパヤットも多彩な武器術が知られます。

 無論、中国武術は刀・剣・棍・槍の外にも多くの武器術があります。

 まあ、相撲やレスリングは素手で戦いますが、これらは訓練法であったり儀礼的なものだからであって、武術である以上は武器術がメインなんですね。

 私はもうスポーツ化された武道には興味が無くなりつつありますが、その大きな理由が、武器に対する備えの意識が無くて、強いの弱いのと論議するような連中の呑気さに辟易させられるからなのです。

 現代に生きて戦闘について少しでも真剣に考えれば、素手の格闘の強さを論じることがいかに虚構にしかならないか?と気づきそうなものなのに、何故か、武道格闘技の愛好家ほど気づかないのです・・・。

 早い話、ナイフや包丁持った通り魔や、銃で武装したテロリストに遭遇した時に、何もできずに殺されるしかできない者に武を語って欲しくないな~?と思う訳です。

 現に海外のマーシャルアーティストは必ず考えてますでしょう?

 日本だけですよ。素手を前提に強いの弱いのとほざいているのって・・・。

 だから、今回の武器術セミナーは、ナイフや銃に対することをやります。

 相手の武器の奪い方。

 こっちも武器を使うやり方。

 武器のメカニズムと使い方。特に銃については知識が無いと対応は難しくなります。

 ちなみに武器というものは、使い方を知らないと自分を傷つけてしまいます。

 私もヌンチャクや刀で自分でつけた疵があります。

 だからこそ“怖さ”がわかります。

 わかるからこそ、武器術の錬磨の必要性を痛感するのです・・・。

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游心流合気道 稽古会情報

游心流合気道の稽古は毎月第二第四月曜の夜8時半から9時半に、阿佐ヶ谷オルタナスタジオです!

詳細はこちら
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剣武天真流演武会2017

 毎年、年末に開催される剣武天真流の演武会ですが、今年は11月に青木先生が国連!に行くので大変だということで、早めに開催されました。

 毎年、見ていますが、今年は本当にビックリしましたね~。

 今の剣武天真流の師範勢の力量は、かつての新体道の師範勢を完全に超えていると思いましたよ。

「何じゃ、こりゃあ?」というしかありません。

 私は青木先生の指導力というのを改めて再認識させられましたね~。

 人間の潜在能力を引き出す指導体系というのは、新体道の専売特許みたいなものでしたが、それが今は剣武天真流によってさらに進化発展させられているようです。

 10年前に青木先生は、「日本刀が身体の能力を引き出してくれる」と言われていました。

 ちょうど、私も直感的に剣術の研究を始めた時期でしたから、大いに励まされました。

 日本武術の本質は、やはり日本刀の操法と戦闘法と無関係ではない・・・と、益々、確信できました。

 何故なら、居合術を嫌ってやらなかった会員と、熱心に練習した人間では雲泥の差ができているからです。

 剣武天真流の凄さは、まさに居合の数稽古(千も万も抜く)によって心身が新しい次元に踏み込んだからだと思います。

 重要なのは目先の“実戦的”な技に囚われてはいけないということです。

“非実戦的”に見える所作の奥にある理合を洞察し、それを会得することによって次元が変わるのです。

 特に居合は構えないので、より心法が重要になりますし、骨盤から動くので丹田力が養成できます。

 幕末の侍が国難に際して活躍できたのも剣の修練をしていたからではないか?と私は思います。

 とにかく、今年の演武は一番驚かされましたよ!

 そして、「武道人生は去年の演武で終わった」と言う青木先生のアドリブでの組手は、かつて到達できなかった次元を気づいたら通り過ぎてしまっていた?のではないかな~と思うくらい素晴らしく、私の目がおかしくなっていなければ、青木先生の実力は生涯で最高の頂点に達していると思いました。

 久々に遠当ても拝見しましたが、これまでとレベルが違うんですよ。

 往々にして、「強くなりたい」「もっとレベルを上げたい」「実力が衰えないように」と考えているうちはできなかったことが、すっかり諦めてしまったら“できるようになってしまった”ということが起こります。

 もしかして、そういうことなのかな~?と思ったりしています。

 10月9日には、新体道の50周年記念パーティーが開催されますが、まさか自分がこれほど深く関わることになろうとは夢にも思いませんでしたけれど、青木先生に『魂のルフラン』とか歌っていただきたいですね~?


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セミナー報告

型の分解

 忙し過ぎて遅れに遅れてしまいましたが、10日の“型の分解”は、非常に濃密な内容にできたと思います!

 以上!

 翌日は合気道ですが、今回は無刀取りをやりました。が、これに関しては合気道のやり方より私が独己九剣の応用でやるやり方の方が簡単で安全なので、これをやってもらいました。

 というのも、木刀でやると気づかないでしょうが、もし、真剣でやったら、大きく回してもぎ取るのでは刃先がかすって怪我をする可能性があると思ったからです。

 で、形式的に「できる」と誤解してしまうと実際にやった時に致命傷を負いかねませんから、ここは敢えて全面的に変えました。

 もちろん、合気の原理を使っているので手法が変わっても問題ないのですね。



大阪セミナー

 さて、大阪セミナーは、50年に一度の大形台風が列島縦断!ということで延期するかどうか?と悩みましたが、様子を見て大丈夫そうだったので、当日朝に出発!

 新大阪駅で大阪支部長と待ち合わせて江坂の会場に向かいました。

 10年ぶりくらいですからね~。ハッスルしていっぱいやりましたよ~。

 合気に発勁、交叉法・・・スタンダードなところを指導させてもらいました。

 しかし、今回は久しぶりなので、他で教えていない秘伝的な内容もいくつか公開しました。

 これは威力がどうこうというより、確実に致命傷を負わせるやり方なのですが、まあ、悪用する人はいないだろうと思ってお教えしました。

 セミナー後は会食会。

 一番驚いたのは、参加者の一人がビールをぐんぐん呑んだこと! 水でもあんな具合には呑めないよっ! 人間かっ?

 いろんな流儀を学んでいる人と話すと、いろいろな発見があって楽しいです。

 でも、武術は自分が学んで自分がどれだけ向上できるか?が大切なので、信仰に陥ってはいけないと私は思います。

 どんな流儀も水平に見て、良いものは取り入れ、悪いものは反面教師にすることで自分の成長に繋げられます。

 信仰はしばしば独善を招いて思考の硬直化に陥ります。それでは自分の成長を止めるだけですからね。

 大阪支部兵庫支部の発展を祈ります!

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大阪セミナー2017/09/18 指導項目追加

大阪セミナー指導項目

1,合気技法
座捕り合気揚げ(大東流式・脱力技法・円天流道術式・指合気・片手合気・多数捕り)
立ち技合気崩し(波の原理・斬りの原理・胸倉掴み崩し・突き腕崩し・蹴り脚崩し)

2,発勁技法
重心力ミット打ち(縦拳・横拳・双拳・掌・双掌・重掌・前腕・肘・肩・足裏・ロー)
発勁打法の秘訣(剛体打法・柔体打法・打撃訣・十字勁・沈墜勁・纏絲勁・抽絲勁・波浪勁・螺旋勁・爆発呼吸・震脚・意念・コン歩・チン歩・第三段蛟龍歩)

3,交叉技法
各流儀技法分析(那覇手・首里手・太極拳・形意拳・意拳・詠春拳・八極拳・八卦掌・蟷螂拳・酔八仙拳)
暗腿技法の応用

4,読みの技法
目付けと聴勁(口伝にて解説します)


+++ 事務局注 +++

日時:2017/09/18(月・祝)11時~14時

場所:江坂公園前スタジオアズール5F(御堂筋線江坂駅から徒歩3分)

参加費:一般10000円 会員5000円

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大阪セミナー2017/09/18(月・祝)

游心流大阪セミナー

日時:2017/09/18(月・祝)11時~14時

場所:江坂公園前スタジオアズール5F(御堂筋線江坂駅から徒歩3分)

参加費:一般10000円 会員5000円

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九月セミナー“型の分解”

 九月の月例セミナーは、「型の分解」です。

 ここ最近、いろんな流派のDVDやユーチューブの動画も見たりしているんですが、武術の型の分解応用組手に関しては、どうも定型的な解釈が多いような気がします。

 つまり、基本型は基本的な使い方をするもので応用型が大切だ?みたいな解釈をどうもされているみたいに思えます。

 でも、恐らく、そうではないと思います。

 型の分解応用というのは、基本型こそ応用自在な筈で、応用型と言われる型は使い方が限定的になる筈なんですよ。

 何故なら、突発的に起こる攻撃に対しては、瞬間的な対応しかできないので、複雑な動作をやる余裕はない筈なのです。

 コンビネーションで不意打ちする人間はいないでしょう? 不意打ちは、単純な突きや蹴りを相手が臨戦態勢になる以前に食らわすもので、とにかく初撃のスピードが命。余計なことはしない筈です。

 この点、やはり空手家は速いっ!

 伝統空手の選手なんか速いですし、動画で川保天骨さんが体験レポートされていた無門會の富樫先生の突きなんかメチャ速いですね~。予備動作がなくて、ビシュッて出るから、あれは受けるのは至難でしょうね~。ブラックマンバみたいですよ・・・。

 中国武術も通背拳や翻子拳や詠春拳なんかは速いんですが、連打の回転の速さが特徴で、一発の速さでは伝統空手の突きのスピードは最速かもしれません。

 スナイパーライフルみたいな感じですかね?

 しかし、剣道の試合なんか見てると、素人にはどっちが勝ったのか判らないくらい神のごとき速度で打ち合ってますよ。

 余談ですが、水曜の東京支部の稽古に入会希望の人が来るので私も行ったんですが、この人は私と同じ熊本の人で剣道をやっているそうでした。

 剣道家だからか、対錬の時の突きのスピードが異様に速くて、小塚師範もヒヤッとした顔をしていました。気を入れていないと食らってしまいそうでしたね・・・。

 熊本は武道が盛んで、剣道・柔道・空手道・合気道と、いずれも日本トップクラスの県ですし、宮本武蔵(二天一流)・丸目蔵人佐(タイ捨流)・松山主水(二階堂流平法)・井鳥景雲(雲弘流)といった有名剣客が知られています。

 親の土地を相続しているので、将来、ここにも道場建てて熊本県にも游心流を定着させたいな~?と思ってます。


 え~、型の話に戻しますと、空手(那覇手、首里手)、合気道、柔道、中国武術、剣道、居合道・・・等の型や構えの所作には想像もつかない秘訣が隠されていたりするのです。

 ほんのちょっとした手の形や足の踏み方に凄い秘訣が隠れていたりするんです! こういうのは教えを受けない限り、自分で気づくのは相当に難しいと思いますね。

 今回はそういう秘訣について解説していこうと思います。

 予定内容は、空手はサンチンとナイファンチ、合気道と無刀取り、柔道の隠し技、中国武術の応用技、剣道の封じ技、居合道の変化技・・・等々。


 それと、その次の週(18日・祝日)には大阪セミナーを行います。

 こちらは10年ぶりくらいですかね~? 前の大阪支部を解散してからやっていませんでしたが、今年は新体制で支部が復活したので、要望も以前からちょこちょことあったので、久しぶりにやってみます。

 ただし、10年前と同じだと思ってもらっては困ります。

 同じだったら進歩がないってことでしょう? 私はそういうのが一番、嫌いなんです。

「な~んだ。昔と変わってないじゃん?」と思われたくありませんからね。

 より一層、効率よく強力で迅い技をお見せしたいと思っています。

 内容は、基礎錬体(とその応用)・歩法・各種発勁打法(拳・掌・前腕・肘・肩)・蹴り技(蹴りの発勁・暗腿)・合気揚げ(大東流式・脱力・指・多人数捕り)・交叉法対錬(読み・差し手)等です。

 何か、会場の関係で人数を先に申告しないといけないそうなので、申し訳ありませんが、限定20名としたいと思います。

 予約はお早めにお願い致します。

 
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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