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解決しましたっ!

時代劇の間違い探し』中から文章を無断で使用された件に関しまして、共著者の若桜木虔氏より版元へ連絡していただいたところ、早速、編集者と執筆者揃って、会うことになり、私も呼ばれたので27日に行ってきました。

 いや~、本当にどうなることやら?と心配していたのですが、迅速誠実に対応してくださって、有り難かったですね~。

 文筆業自体は私も結構、長くやってますから(20年くらいかな?)、似たような事例は何度か経験があるんです。

 しかし、しらばっくれたり、実に失礼な対応をされたこともありますよ。もう、単なるクレーマー扱いですよ。

 その度に、「くっそ~。こっちが無名だからとナメ腐っとるな~」と悔しい思いをしたものでしたが、現時点で武術出版業界では売れっ子?(単行本が二千部売れたら大ヒットという低レベルの業界だからな~?)ですし、これからメジャーを目指してベストセラー作家になってみせるつもりですから、武道の中小出版社の編集者ごときにナメた真似されたのも今では笑い話で、今後の作品のネタに使おうと思ってますけどね。

 私は、権力振りかざす人間が何よりも嫌いなんですが、ちっさい権力を振りかざすバカには怒るのも阿呆らしくなります。

 とは言っても、当然、私の方から謝罪に行ったことも何度もありますよ。

 だから、今回の対応には本当に有り難かったんですよね~。「やっぱり、狭い業界の武道関係の編集者とは違うな~?」と思いました。

 客観的に物事を判断する眼の無い人が多いですからね~、武道関係者は・・・カルト信者みたいだったりするし・・・。

 正直、「そんな本は参考にしていません。言い掛かりですよ」って言われたら、法廷闘争にするしか仕方が無くなってしまうじゃないですか? だから、実際にお会いするまでは気が重かったんですよ。

 その点、最初からこちらの指摘を認めて謝罪に来てくださっていたんですよ!

 どうも、参考資料一覧に掲載するつもりだったのに、大量に掲載していたので漏れてしまっていたらしいですね? つまり、“単なる校正ミス”だったみたいです。

 編集者の方が若桜木氏と古くからの付き合いだったので、それも助かりましたね。

「編集者として恥ずかしい間違いでした。申し訳ありません」と言ってくださった時は、こっちもちょっとウルッとしましたよ。マジで。

 いくらでも言い逃れしようと思えばできるのにな~・・・と、本当に立派な態度でしたね。

 オバマ大統領だって謝罪はしなかったでしょう?

 どうしてか?というと、下手に謝罪したら莫大な慰謝料を要求される場合があるからですよ。日本だって従軍慰安婦問題は絶対に認めない。謝って済む問題ではなくなるからです。事実かどうかとは別の問題なんです。国家間の問題だから・・・。

 しかし、こういうのはやられた側の人間の心の問題でしょう? 戦争中の事だからと言えば何やっても許されるって理由にはならないんですよ。

 だから、私は日本“国”で考える人達は好きじゃありません。日本“人”としての誇りがあるのなら、他国の人達の気持ちを無視して理屈を並べて自己正当化すんな!と言いたい。ま~、鳩山さんみたいなお詫びパフォーマンスがいいとは思いませんけどね。

 事実、今回の件でも人によっては慰謝料要求すると思うんですよね? 私は若桜木氏とそこまで話していなかったし、私自身は謝罪してもらえばそれで済ませるんですが、共著だから私の一存では済まないでしょう?

 増刷分からは訂正すると約束してくださいましたが、そう言ってる編集者の方も「これで許してくれとは流石に言えないな~?」と言いたいような、ちょっと困惑した表情に見えました。

 何しろ、最近は増刷されずに初回刷りだけで終わる本がほとんどだからです。

 ここで「お金チョーダイ」と言うのも下品だし、「これをご縁に、是非、仕事ください!」と、売り込みしましたよ~! テヘッ・・・。

 苦笑されてましたけどね~。

 ま~、とにかく、今の出版不況の時代を生き残るには、あらゆる機会を利用してチャンスを広げていかないといかんと思うんですよね(いきなり下世話過ぎ?)。

 だから、自分の得意分野とかペラペラ喋って売り込みしましたよっ!

 ホラ、仕事貰って、それでベストセラー出せば、お金も稼げるじゃないですか?

 売れなきゃ売れないで自分の能力の無さだから諦めもつくし・・・。

 今後は小説か漫画原作に力を入れるつもりですが、実用書なんかも書けるうちは書いていこうかな?と思いますから。

 とにかく、創作意欲はどんどん高まってますからね~。


 話は変わりますが、NHKの昼の番組に工藤夕貴さんが出て太極拳を披露していましたが、なかなか上手でしたよ。アクション大好きでテコンドーやカラテもやっているんだそうですね?

 工藤さんと言えば、ハリウッド映画(『ラッシュアワー3』だったか?)にも出て女優さんとして知られますけれど、個人的には『逆噴射家族』で女子プロレス好きの娘を演じていたのが印象に残ります。

 私の大学時代だから30年くらい前ですけどね。岡山理科大学の映研の部室で皆で鑑賞したのがいい思い出です。映研の皆、元気ですか~? OB会とかあったら呼んでね~? あっ、思い出した! 今西君、金、借りっぱなしだったの返すからね~?


PS;『交叉法2』割引(税込み20000円のところ15000円)は31日まででしたが、申し込みが少なかったので、6月いっぱいまで延ばします。最新作なので、義援金半額セールとは対象外にさせていただきます(こちらのセールはしばらく続けます。結構、長引きそうだし・・・)。

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パクられた~!

 私は、漫画や小説に自分の本DVDの内容を参考にしてもらうのは嬉しいんですが、だからといって著作権フリーを宣言している訳ではありません。

 やっぱり、武術に関しては自信がありますが、時代小説を書くには歴史風俗についていろいろ知らないといけないので、その手の歴史考証本なんかも資料として努めて購読しているんです(毎月3万くらい使ってる)が、最近出たある本を書店で立ち読みして絶句してしまいました。

 私が『時代劇の間違い探し』で書いていた真剣白刃取りや峰打ちなどの嘘についての武芸考証を、そっくりパクッてあったからです。

 もちろん、これらは完全に私がオリジナルな訳ではなくて、専門家で言ってる人はいますよ。

 でも、合理的な理由を公刊誌で解説したのは私が最初だと思うんですよ。無論、長年の実験研究の成果であったり、資料の情報を鵜呑みにしないで、実際に「峰打ちしたら刃キレができてしまった」といった証言や刀匠の人の意見を聞いたりした結果なんです。

 それをパクッてあったから驚いた訳です。

 漫画や小説なら基本フィクションだから、別に文句はありません。むしろ、熱心に研究して描かれているな~?と感心するくらいです。

 巻末に参考資料の一覧が掲載されていましたが、何回、読んでも『時代劇の間違い探し』は載っていません・・・。

「これはちょっと酷いよな~。モロパクりしておいて知らぬフリか?」と、共著者の若桜木氏にも見せました。

 私の文をパクッているのなら、若桜木氏の文もパクッているかもしれないと思ったからです。

 案の定、若桜木氏の文もパクッてあったそうです。

「どうしましょうか? 流石に、これは笑って済ませられるレベルじゃないですよね~?」と、対応を相談しまして、若桜木氏が知っている版元だったので話をつけてもらうことにしました。

 編集の方も大変ですよね~。間に立つのは・・・。


 文筆業にこのような問題はちょくちょく起こります。

 パクりパクられが業界の常識ですが、話し合いで終わるレベルから、法廷闘争に発展するレベルまでいろいろです。

 私は、参考資料に書名が載っていれば文句は言わなかったでしょう。文句を言うのも面倒臭いからです。

 しかし、人の研究成果を無断で知ったかぶりして書かれるのは我慢できませんよ。

 以前、ブログの文章をそっくりそのまま無断で雑誌に載せられたことがあって、その時は文句を言いました。

 どうしてかと言うと、ある武道の先生に直接、御迷惑がかかってしまいかねなかったからで、念のため、その先生にもお詫びに行きました。

「いや~、長野さんの責任じゃないよ」と言ってくださいましたが、ブログだから過激な表現をしていたもの(文句があれば私が責任を持つつもりで書いた)を、誰が書いたか判らない専門誌に載せられたら、その先生の名誉にかかわってしまうからです。

 言葉が独り歩きしてしまうと思わぬトラブルに発展することが世の中にはざらにあります。

 よく、「長野先生はツイッターやらないんですか?」と聞かれるんですが、私は素人の無責任な発言と同列という訳にはいきませんし、ついうっかり軽い気持ちで書いて大問題に発展する危険性のあるツイッターはやる気がありません。

 そうでなくとも鵜の目鷹の目で私を引きずり落とそうと狙ってる連中もいるので、安易な気持ちで隙を見せられません。

 DVDだって、他流で秘伝扱いされている内容をバンバン、ネタばらししているので、もし5000円くらいの相場の価格で売っていたら、既得権益守りたい人達から暗殺されても不思議じゃありません。

 最新作の『交叉法2』も察気術について紹介したのは、いろんな意味でマズイかもしれませんね? 真似して売り出そうとする山師が出るかもしれませんし・・・。

 大袈裟だと思うかもしれませんが、武術の世界はカルト宗教やヤクザ社会と酷似していますからね。現に嫌がらせは日常的にありますからね~(苦笑)。

 私が普通の人並みの神経だったら自殺するか鬱病になってるでしょう・・・。

 実際、武術の世界では鬱病の人が多いですよ?

 あ~、でも芸能界よりマシかもしれないな~?

 アイドルが襲撃されたりするストーカー事件は昔からありましたが、今は地下アイドルの世界で暴発したファンの事件が増えていますよね?

 ボディガード雇うくらいしか対策は無いでしょうが、四六時中護ってもらうことも不可能ですし、やっぱり護身術が大切な時代になったのかもしれませんね~?

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緊急告知 『剣に学ぶ 武術の奥義』 いよいよ発売!

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アスペクトムック
剣に学ぶ 武術の奥義
達人の技が映像でわかる!DVD付き

長野 峻也
本体価格: 1800円+税

判型:A5 /並製
ページ数:128
初版年月日:2016/01/08
ISBN:978-4-7572-2435-3
ASIN:4-7572-2435-4

11月26日(木)頃から書店にも並ぶ予定です!
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撮影始動!

 新しく出すアスペクトの武術シリーズ最新刊用の撮影を24日の日曜日に本部道場でやりました。

 黒谷先生が道を間違って一時間遅れで到着したので、ちょっと慌てましたが、割りとサクサク撮れました。

 前作でボツにしていた剣術系のイラストが使えそうだったので、それを復活させることにしたので、撮影項目も減りましたし、これでゲストにやって戴く分以外は、おおむね撮りました。

 前回は、初心者にわかるように・・・と一般向けを意識したんですが、今回は、ちょっと突っ込んでます。

 読み物としては面白いと編集長も評価してくれたので、ノリノリで撮りましたよ。

 ちょっと試し斬り失敗したんで撮り直しますが、今回は武器術もいろいろやってるんで、刀剣女子には楽しいのではないか?と思います。

 もちろん、私自身が「素手の技に興味が無くなった」と言っても、武術である以上、現代武道や格闘技、海外の軍隊系武術に負けてはいられませんから、脱力技法や読み、交叉法をどう具体的に駆使するか?という点についても解説しました。

 特に、日本剣術が素手の技にも、どれほど大きく影響しているか?という点については画期的になったんじゃないかな~?と思います。

 要するに、相手の弱点が読めれば、一撃瞬殺が可能になるからです。

 何も、向かい合って、延々と打ったり打たれたりを繰り返す必要なんか無いのです。

 そんな戦い方をやっていたら、相手が複数になったらすぐにボコボコにやられてしまいますよ。

 相手の攻撃を躱して反撃・・・というパターンでは延々と勝負がつかない。躱すと同時に迎撃!が、武術のやり方なんですよ。

 その点は、充分、解説できたかな~?と思います。

 つきましては、絶版にしていた『戦闘理論』DVDを限定復活します。

 絶版になってからも問い合わせが絶えなかった作品なのですが、販売した当時は秘伝扱いにしていたものの、最近は秘伝にする程ではなくなったので、公開してもいいか?と思った次第です。

 三万円税込みで売っていましたが、二万円税込みに値下げします。

 ただし、これは店頭販売はできません。直接販売のみとなりますので、宜しくお願い致します。取り敢えず限定二十本ですので、御希望の方はお早くお願い致します

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アマゾンで予約受付中

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 私が年末ギリギリまで頑張って書いた『時代劇の間違い探し』(新人物文庫 若桜木虔氏と共著)が、アマゾンで予約始まったそうです!

 いつも、「本屋さんで見つからなかったから買いそびれた」という苦情があるので、もうアマゾンで買っちゃってください

 もう、今の出版流通の事情はおかしいんですよ。出版不況の半分以上は、この流通の問題だと思いますね。

 今、歴史の裏ネタ本が雨後の筍のようにジャンジャン刊行されています。

 歴史ブームは本物みたいですね~?

 日本刀の本もやたら増えました。剣豪や剣術の紹介本も増えつつあります。

 今はインターネットで知識情報はいくらでも入手できる時代ですから、わざわざ本にする場合は、単なる知識情報だけではダメだと思いますね。

 この本も、時代考証本として書いていますが、武芸や武器に関する情報は専門家向けのものしかありません。

 そして、専門家というのはマニアック過ぎて普通の人が読んで面白い文章は書けないものなんですよ。

 今回は、“考証”という点に拘りましたよ。

 例えば、武芸考証と言えば、これまで名和弓雄氏の独壇場だったんですが、名和氏の書いていることも仮説である点を越えてはいない訳で、よくよく調べると例外はある訳ですよね。

 まあ、世紀も変わってるんだから、新しい武芸考証をしないと意味がないと思いまして、私は実験検証して新しい説を打ち出したりしてみました。

 歴史のネタ本では、相変わらず名和説を絶対視して書いている本がいくつもあったんですが、知識情報だけだと、そうならざるを得ませんね?

 だから、私は「実験したら、そうじゃなかった」という点を強調した訳です。

 うちの会員に原稿を見せたら、読む前から、「うわ~、マニアック過ぎて、これは買わないな~」なんて拒絶反応起こしていたんですが、文庫版で安いですから、騙されたと思って買って読んでもらえば、もの凄~く面白いと思います。

 私、自分で読み返して笑っちゃったもん。

 なので、私の本の中でも斬新な内容になっていると思いますよ。

 例えば・・・

「真剣白刃取りは真っ赤な嘘」(無刀捕りはどうするのか?)

「逆手斬りは斬れないというのも間違い」(刀が斬れる原理)

「サムライは万能戦闘者」(武芸百般できるのがサムライ)

「ニンジャのメインウエポンは鉄砲」(刀や手裏剣は補助武器)

「背負太刀は右から抜くか左から抜くか?」(どっちからでもできる。名和説は間違い)

「サムライの歩き方はナンバじゃない」(甲野説は大嘘だらけ!)

 その他、手裏剣術や十手術、薙刀と長巻、槍の遣い方、江戸時代の連発銃なんかについても書いてます。

 共著者の若桜木先生は時代考証に関しては鬼のように詳しくてビックリするんですけれど、武術や武器に関しては、知識としては詳しい方だったんですが、やっぱり自分でやってないと解りませんからね~、武術は・・・。

 結構、トンチキなこと書いてこられるんで、修正するのに苦労しました~(笑)。

・・・という次第で、「武術や武器については長野さんがいないと、とても書けないから」と誘われて、共著で書かせて戴いたんですよ。

 この本読んでいただければ、私がどれだけ真摯な研究家であるか納得して戴けると思っています。

 つくづく思うのは、人間、一つのことを徹底的に追究していけば、いつか“この分野に、この人アリ”という存在になれるものだ・・・ということです。

 武道武術の業界では、私はアンタッチャブルな存在ですが、外部の人からすれば、「凄い人だ~」と思ってもらえる訳ですし、やっぱり「ペンは剣より強し」なんですよ。

 あ~んな、ひ弱で嘘つきな甲野氏が未だに達人扱いされるのも、彼の文筆の力なんですよね?

 もう、ただ強いだけの武道家、格闘家ではダメですよ。

 知識はあればある程、役立ちます。武術も力より技、技より戦略なんですよ。

 つまり、頭脳をどれだけ働かせるか?ということが大切で、頭脳を発達させるような訓練でないとダメなんですよ。

 ただ、筋肉ばっかり鍛えることしか知らないのって、頭、悪過ぎると思いませんか?

 そういう次第で、この本を読めば、脳力が倍増しますよ!


PS;『秘伝』の最新号に、ネットに動画が出てたミカエル先生のセミナーの様子が記事になっていました。三枝先生もミカエル先生も大人ですね~? あ~んなインチキ親父をたててあげてるんだから・・・。でも、あのオッサンは羞恥心が無いから、甘やかすと延々と日本武道に泥を塗りまくりますからね~。私は断固として「ダメなヤツはダメ!」と書きますよ。でないと騙される人が減らないでしょう?

PS2;生頼範義(おおらいのりよし)氏の作品集が出てたので買いました。先日、急逝された平井和正さんのウルフガイ・シリーズや幻魔大戦、平成ゴジラのポスター・・・等々の物凄い迫力のある人物の画で、名前を知らない人でも絵を見たことのある人は多いでしょう。ムック本で2000円という画集としては安かったので迷わず買ったんですが、これはお薦めですよ~。

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目指せ!ワンピース!

 小説家養成講座に通い始めて、よく解ったのは、「自分は普通の小説は書けない」ということでした。

 編集関係の方、何名かからも、「長野さんは漫画の原作者が向いてますよ。作画家と組んでやれば長野さんの専門知識が活かせるでしょう」と言われていました。

 文章が映像的であることと、発想がジャンル映画的であることが原因でしょう。

 でも、私が考えるストーリーだと、描き手の嗜好と合わないと共同作業は難しいでしょうからね~?

 なかなか、先に進めなかった訳です。

 基本ラインとしては、“バトル物”であることが絶対条件ですし、ファンタジー色の強い作品の方が得意ですからね。

 簡単に言うと、キマイラ・シリーズとか魔界都市シリーズとか、あるいは、拳児やケンイチ、刃牙とかの少年修行物とか、幽々白書みたいな妖怪バトル物とか、もしくは松田優作的ハードボイルドアクション物とか・・・そんな感じのものですね。

 私の場合は特撮ヒーロー物が原点なんで、普通の人間が右往左往する日常的な話って、全然、興味がない訳です。

 超能力者とまではいいませんが、超人的な能力のある人間が活躍する話しか考えられない訳です。

 で、そういう小説って、ラノベ以外では新人賞取れないらしい?

 普通の人間が悩んだり悪戦苦闘する話が取れる?・・・みたいなんですが、そんなもん、書きたくない訳ですよ。

 だから、新人賞狙いは早々に諦めて、持ち込みに賭けようと思ってる訳です。


 小説講座に通っていて中国武術を習っていた人と仲良くなって、話していたら、漫画家の友達がいるということだったんで、「是非、紹介してください!」と拝み倒して紹介してもらいました。

 その方と漫画家の方と、小説講座の友人と四人で、5日に道場でお話しました。

 秘蔵のエアガン、クリスベクター・サブマシンガンと、チェイタックM200ロングレンジスナイパーライフルを見せたり、鎖鎌や南蛮千鳥鉤や卍釵や十文字鎌槍見せたり、試し斬りやったり・・・と、小学生魂全開でおもてなししましたよ!

 その後は、最近、行きつけのファミレス『和食よへい』で3時間くらいダベッて帰りました。

 作品も見せてもらいましたが、時代劇も現代劇も描ける方で、青年誌向けの絵柄だな~と思いました。実力のある方で、人柄も凄く謙虚で真面目な方でした。

 私のホームページに載せてる猫又侍の小説に興味を持ってもらったそうで、それをベースに描いてみたいとのことで、有り難い限りでした。

 初対面であれこれ企画を売り込むのも、いかがなものか?と思っていたんですが、遠慮する必要はなかったみたいです。

 聞くところでは、作画はできてもストーリーを考えつかない漫画家の卵の人も多いのだそうで、それだったら、ストーリーはいろんなものを提供して、それぞれ気に入った作品を選んでもらって、複数の作画家の方と組んでやっていくのがいいな~?と思いました。

 私は小学生の妄想脳のまま50年以上生きてきてるので、お話は、いっくらでも思いつけます。そこだけ自信満々ですよ! 現時点で十数本ストックあります。

 ようやく漫画原作者として本格始動できそうな塩梅で、本当に有り難いですよ!

 時代小説のお手伝いもやってきたし、来年一月には時代考証本(共著)も出る予定だし、手相から判断して50歳くらいから人生の大活躍期に入るようになっていたのが、現実化しそうです。

 ガンガンやってやろうと思ってま~す!

・・・とか書いてて、ふと手相(左手)を見てみたら、太陽線と財運線がググッと伸びてるではないですか? なんじゃ~こりゃあ?

 ただし、財運線には浪費線もくっついてるから、多分、貯金は無理かも?

 あっ、そうか? 人脈の運が強まったということかも・・・?

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緊急告知 『重心力を極める武術のコツ』 2014/06/27 発売!

今週金曜発売『重心力を極める武術のコツ』プロモーション用動画が出ておりますので、是非、御覧ください。

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https://www.youtube.com/watch?v=p5krvmkOoes&index=3&list=FLo4uCncLF4gupZRmmkn7r6Q
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ムック本用撮影終了

 DVD付きムック本用の撮影が、無事、終了しました。

 今回は、事前に悪質な嫌がらせもあったので、当日も何か妨害があるか?と心して臨みましたが、そのようなことはありませんでした。

 嫌がらせをした人物も反省してくれていればいいな~と思っていますが・・・。

 私は、これまでいろんな嫌がらせに遭遇してきて慣れているので、仮に直接、ナイフ等の刃物で襲ってこられたとしても対応する覚悟があります。

 世の中、話せば解る・・・というような人は少ないのが現実です。聞く耳を持たず、自分の思い込みだけで意見の違う人や価値観の違う人を目の敵にして排除しようとする幼稚な人間で世の中は溢れかえっています。

 特に武道武術の世界は我の強い人が多いので、視野が狭く、自分の考えに固執して意見の違う人の存在そのものを認められない人が多いようです。

 普通は討論して互いの考えの同じ点には納得し、違う点は尊重しよう・・・という大人の対応をするものですが、武道武術をやっている人は、これが全然できないのです。

 批判を非難・否定としか認識できない。問題提起はもっての外! 虚礼で取り繕ってハラの中では敵愾心を燃やす・・・。そんな人ばっかりです。

 だから、発展もしないし、何十年もおかしな習慣を続けてみたりするのです。合理精神のカケラもありません。

 もともと、武術というのは本質的に合理精神から工夫された叡知の固まりだったのですが、今では不合理精神の温床となり果てています。道場は“バカの養成所”なのか?と思えるくらいです。

 法律で対処するのが基本原則ではあっても、時には法を無視して暴力をふるう人間もいます。残念ながら武道武術の世界には、暴力で自分の意見を通そうとする人間がいます。

 本末転倒ですよ・・・。

 そもそも、不心得な人間の暴力に対応するために自己防衛術としての武術の存在価値があると私は考えていますし、そのための“対暴力”の一点で、武術を長年、追究してきました。

 身体の動きが変わるとか、介護やスポーツに役立つとか・・・そんなものは武術とは何の関係もありません。枝葉の一部を応用することの価値を全体の価値と誤解することの愚かしさ・・・。

 武術は徹頭徹尾、サバイバルのための戦闘実践哲学です。生き残りをかけた戦闘に勝ち残るためのものであって、そこから目を背けても何の意味もありません。

 この点は、はっきり申しますが、世間で注目されている武術の価値など、別に武術である必然性はまったくありません。

 戦って“生き残る”ことが唯一絶対の武術の価値です。

「でも、油断しているところを不意打ちされたら無理でしょう?」とも、よく言われますが、刺された瞬間に反撃して相手をメクラにしてやれば、たとえ私は死んでも相手は一生を不自由な身体で殺人犯としてすごさねばならなくなる。

 それに対して、私は、「流石は長野さんだ! 殺されてもただでは死ななかったな~」と、日本の武術の歴史に“名前が残る”でしょう。

「命を無くしたら終わりじゃないか?」とも言われるんですが、世の中に死なない人間はいません。死ねば肉体の存在そのものが消滅して誰の記憶にも残らない人間が大多数であるとすれば、死んでも“名が残る”のなら結構じゃないですか?

 男なら、ブルース・リーや宮本武蔵のように、死んだ後も語り継がれる存在になりたいとは思いませんか?


 さてさて、撮影会です。

 荷物が多かったので誰か車出してくれないかな~?と思っていたら、大石総教練が気をきかせて手伝ってくれたので助かりました~。

 今回、兵庫県から会員の来住さん(F拳法師範。この度、游心流兵庫支部長に任命!)が駆けつけてくれたり、小塚師範の殺陣(高瀬先生の講座)仲間で日本舞踊の先生であるOさんが協力してくれました。

 そして、会員ではありませんが、先日のほびっと村の講座に来られた方(Sさんとしておきます)が、わざわざ手伝いに来てくれて、本当、有り難かったです!

 ほびっと村では場所的にあまり本気で動く訳にいかなかったので、「游心流のマジ技が見たい!」と、何と、川越から相模原までバイクを飛ばして駆けつけられたそうです。

 フルコンタクト空手や合気道を学ばれたそうで、「少しだけ」と言われていましたが、相当、打ち込んでされていたと思いますよ。

 ここまでされたら、こっちも本気で応えたいじゃないですか?

 大石総教練が一所懸命に撮影の合間も教えたりしていて、私も普段はやって見せない鞭手連環掌打法とかお見せました。

 ちなみに、この技、何で普段はやらないか?というと、マジ・スピードでやると止めるのが難しくて怪我させかねないのと、喧嘩の時に使う技なんで、手のうち晒したくないから・・・。

 Sさんも、「来て良かったですぅ~」とニコニコして帰られたので、こっちもホッとしました。

 わざわざ期待して一時間半もバイク飛ばして見にきたのに、「な~んだ・・・」と思われたのでは申し訳ないでしょう?

 私は著名な武術武道の師範のやり方を散々、批判してきていますから、私自身がそれらと同じ内容しか提示できなかったら、論外。

 その意味で、今回は映像も出るから背水の陣ですよ。口先だけと判断されたら、もう誰も私の本もDVDも買わなくなるでしょうから。

 Oさんと、このSさんのお陰で、当初の予定では本の内容に準じた解説オンリーの薄い内容になるところだったのが、臨場感のある武術の楽しさが伝わるものになったと思います。

 これはこれで、アリだよな~・・・と思いましたね。

 特に、Oさんは、物おじしない明るい性格で、流石に日本舞踊の先生だけあって身体能力も高く、女性に教えてこれだけできた人は初めてです! こっちが驚きました。

「合気や発勁はできても、これはちょっと無理かな~?」と思っていた、今武蔵と呼ばれた伝説の国井善弥先生の得意技(下段払いで中段突きを払って体勢まで崩して潰す)まで教えたらできてしまった!

「老人でも女性でも武術はできる! ズブの素人でも原理がわかれば達人技はできる!」と言ってきた私の主張を、今回、Oさんが完全に証明してみせてくれました。

 皆さん! 六月後半の発売を期待しててください。これを見れば武術に対する概念が根底から変わるでしょう・・・。

 もし、武術に期待してガッカリした・・・という方にも、「あ~、やっぱり武術って面白いじゃん?」と思ってもらえれば、研究家として嬉しいです。


PS;25日には詠春拳・ベリーダンス・美体操のいつもの講習会が開催されます! 今回、発売されたばかりのクエストさん『詠春拳』DVDもありますよ~。皆さん、ふるって御参加ください!

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撮影のお知らせ

 延び延びになっていたアスペクトさんの新刊ですが、紆余曲折、交渉の末に、初のDVD付きの技術解説ムックとなることが決まりました!

 つきましては、DVD用の撮影を18日(日)の夕方6:00~9:00に相模原市千代田のメイプルホールで実施しますので、お手伝いできる方は、是非、おいでください!

 本のタイトルが『武術のコツ』なので、まったくの素人さんでもOKです。

 全国の書店に並ぶ本ですから、結構、自慢になりますよ~?

 何といっても、昔、私が『朝日グラフ』に載った時は、父ちゃんが天草の親戚中回って自慢したらしく、「こぎゃんこつは、一生に二度も無かけん。大事にしなっせ」と親戚の伯母さんに言われたとか・・・?

 それまで、大学中退で無職、独身(田舎では最も軽蔑される)の私は一家の恥!と、存在しなかったことにされていたのに・・・。

 近所の小母さんから「そぎゃんいえば、長野さんとこの真ん中の息子さんは、どけおらすとですか~?」と聞かれた母ちゃんは、「はあっ? なんば言うとっとですか? うちは二人しか息子はおりませんばい」と、そらっとぼけていたそうで、この時も、「あら~? 長野さんは息子は二人しかおらんて言うとったじゃなかですか~?」と言われて、「はあっ? なんば言うとっとですか? わたしゃ、そがんことは言うとりまっせん」としらばっくれたそうです・・・。

 田舎の人間は、大体、こんな感じですが、特にうちの家系はプライドが高いのがDNAに刻み込まれています。まっ、見えっ張りなだけなんですけど・・・。


 それから、最新DVDは『秘伝神業の原理』というタイトルになり、ただ今、絶賛、発売中です。

 セミナーの様子を映したものが大半なので分かりにくいかと思っていたんですが、逆に臨場感があって、退屈しないで見れました。

 以前、絶盤にした『戦闘理論』を大幅に改修したような内容になっており、特に体道塾を主宰するN師範の講習の様子は、ハイレベル過ぎて唖然とします。

 まだ勉強中なので名前を出せませんが、やがては武術の世界の前人未踏の領域に足を踏み入れるだろうと確信して疑いません。

 先日もGWだからか、稽古に参加する会員もぐっと増えまして、大石総教練が非常に感心して「彼がもしダークサイドに陥っちゃったら、どうしたらいいんでしょう?」と言うので、「その時は、俺と大石さんがフュージョンして戦うしかないよな~?」なんて冗談を言っていたくらいです。

 何しろ、目付けと歩法という、我が流派の二枚看板を詳しく解説している上に、発勁も合気も化勁も、U氏やSテマの技なんかもバンバン解説しているんですから、一巻で十巻くらい買うのと同様の内容になっていて、北島師範が顔を合わせる度に、「先生、やっぱり2万5千円じゃ安過ぎませんか? 他流の奥義の仕組みとかバラしまくってるじゃないですか?」と心配するんですが・・・。

 う~ん・・・確かに、これは“神業”でお客さん釣ってる人のところは潰れるかも?

 神秘の技だと思ってたら、「な~んだ? こんな簡単にできるんじゃ~ん?」と笑っちゃうか? 「びぇ~ん・・・こんな真実は知りたくなかった~」と泣いちゃうか?のどっちかでしょうね?

 でも、武術業界が詐欺スレスレ過ぎたんだから、真相を明かして体質改善に繋げていくのは研究家としての義務ですからね。

 武術は武術としての本道である「護身制敵・心身錬磨」から外れてはいかんですよ!

 見敵必殺! 悪即斬! 正義無き力は暴力なり、力無き正義は無力なり!

 介護やスポーツに応用が効いて良かったね~って・・・、戦えない武術に存在の意味無~しっ!

 男なら戦って死ねぃっ!

・・・は~、興奮しちゃって、失礼しましたぁ~!

 何か、ニュース番組見てるとムカつく事件ばっかりでしょ?

 韓国のフェリー沈没事件なんて、あれ、完全に殺人事件じゃないですか? あの船長とか死刑でいいでしょう?

 アフリカの女子学生誘拐人身売買の事件も、イスラム教の名でそんな真似するような連中はアラーの神の神罰が下りますよ!

 とにかく、危機に陥ったら誰かの助けを待つのでなく自分の判断で動くのが大切です。そのために武術が役立てばいいな~・・・。

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松田先生批評本取材開始

 まだ出版社は決まっていませんが、松田隆智先生の批評本の取材を開始しました!

 まずは、松田先生が武術界で最も信頼していたと思われる野口敦子先生(東京陳式太極拳研究会代表)を、ほびっと村にて紹介して戴き、1時間程、お話をうかがいました。

 野口先生には指導でお忙しい中を時間を取っていただき、恐縮でした。

 お話の内容については本で書くとして、つくづく、松田先生が何故、野口先生をあそこまで信頼していたか?ということが、よく解りましたよ。

 私欲なく、謙虚で、穏やかで・・・そうですね~? ほびっと村のゆりこさんも言われていたんですが、凪いだ海のような透明な包容力を感じさせる女性でした。

 松田先生は昭和残侠伝?のような性格の人だったので、その荒ぶる魂を包んでくれるようなタイプの人が相性が良かったんだろう・・・と思いますね。

 男同士だったら、ぶつかっちゃったり、いろいろあるから、拳で語って「お前、やるな~」みたいな相手(オレだよ、オレ)しか続かなかったんだと思いますね・・・。

 あっ、そういえば、青木先生松田先生があんなに相性が良かったのも、「私は前世では女で、しかもレズだったと思うんですよね~」なんて言ってる青木先生の懐の深さと広さがあったからかもしれないな~?・・・と、今、ふと思いました。


 私は、今回の企画をたてた時に、武術関係の方は極力、取材すまい・・・と決めていました。

 どうしてか?というと、松田先生の本質を理解していた人は少ないだろうと思ったからですし、この業界に長く居ると、武術をやっている人達に共通する自己顕示欲・名誉欲・裏表の激しさ・形式ばかり拘る人間性の底の浅さ・平気で嘘をつく人格破綻ぶり・・・といったナルシスティックな臭気がプンプンしてくるからです。

 だから、通り一遍のことしか聞けずに、下手をすれば自分の売り込みに利用しようとすらしかねない・・・。

 何よりも、松田先生御自身が、そういう人達を嫌っておられましたから・・・。

 それでも、野口先生だけはどうしても取材しなければならないと思っていました。

 それは、松田先生の口から毎回のようにお名前が出てきていたからですし、今回の松田先生の特集記事中でも何も語られていなかったからです。

 やっぱり、お話できて良かったです。紹介して戴いたゆりこさんには、本当に感謝!

『秘伝』の松田先生の追悼特集記事は、それなりに充実していたとは思います。私も知らないことを取材していたり、王西安、康戈武、呉連枝といった中国の先生や、ニチャン・リンポチェのコメントも載せており、また『拳児』の漫画を描いた藤原氏にインタビューしていたのも感心させられました。

 頑張って書かれたな・・・とは思いました(塩沢さん、アンタ偉いよ)。

 しかしね~・・・前振り合わせて二回だけ。特集記事が43ページ・・・。

 まあ、古巣の福昌堂が何のコメントすら無いのと比べれば、多少はマシではありますが、これで松田隆智という“日本と中国の武術の歴史上、空前絶後の業績をあげた巨人”の追悼文として充分と言えますか?

 私は武術研究家の誇りにかけて断言しますが、松田先生を除いて、日本でも中国でも流派門派を超えて、武術文化の研究と実践を重ねた中から広く一般に向けて紹介解説を行った人物は、ただの一人も居ないんですよ。

 よく考えてください。自分の流派について書いている人はいくらでも居ますが、流派門派を超えて平等に幅広く歴史と技術を紹介した人は居ないでしょう?

 自分の流派について書くのは、単なるプロパガンダ以外の何でもありません。あげくに他流を不当に貶めて自流のみ価値があるかのごとく書く人間さえ珍しくない。

 松田先生はそういう人達を嫌ってましたし、私も嫌いです。事実なら解りますが、捏造話や自分の都合の良い例だけ書いて、都合の悪い話は隠す・・・そんな卑劣な人間も少なくありません。

 武術が怪しく見られるのは、技じゃなくて、やってる人間の人間性の問題ですよ。

 取材編集されたムック本はいくつかありますが、そういう本は何人もの力で出来ているのであって、松田先生の場合はたった一人でやり遂げているんですからね。

 野口先生にお聞きしたところでは中国の武術専門誌では追悼記事が載せられているそうですし、当然、日本ではムック本という形で追悼本が出るだろう・・・と、あちらの先生方は思われているらしいですね。

 松田先生の果たしてきた業績を正当に評価していれば、“最低限でも”それが当たり前なんですよ。

 いや、実に恥ずかしい話です。日本の恥です!

 日本と中国を武術文化の交流という形で、ここまで“組織を持たない一民間人”がもり立てた例なんて後にも先にも無いですよ。

 それを武道マスコミの人間は、きちんと理解していない・・・。それを証明してしまっているな~・・・と、私は思います。

 もっとも、率直に申して、こうなることは最初から読めていました。

 それは、武道マスコミと短期間ながら関わって、はっきりと感じていたことだったからです。

 結局、「俺たちが武術文化の価値を世の中に認知させる」なんて志しを持つ人は皆無!

 そんなことを言えば、“ウザイやつ”くらいにしか考えない、自己満足の趣味で取り組んでいる人間が、同類に向けて本作ってるだけだったりする訳で、だからこそ、上は不当なまでに安く使っても下は文句言わずに、その現場に居続ける訳ですよ。

 でも、そんな情熱の無い連中が作った本が売れますか?

 読む方だって、つまんないですよ。

 だから、売れなくなって休刊しちゃう訳ですよ。簡単な理屈です。

 今の大出版不況の時勢で、自己満足で続けられる道理がないんです。

 まあ、いいです。この辺りの問題点も含めて、武道マスコミ関係者がショックで寝込みそうな一世一代の物凄い本を書き上げてみせますよ! きっと、松田先生もあの世から応援してくれると思います。

 タイトルどうしよっかな~?

『蘇る松田隆智』なんて、どう?

・・・って、これじゃ~、松田優作の本のパクリだよ?

 うわ~ん・・・大丈夫か? オレ・・・文才無さ過ぎだよぉ~?


 スイマセン。取り乱しました・・・。

 一応、目標としては来年の松田先生の一周忌までの発売を目指しますっ!

 松田先生に関する情報をお持ちの方、メールでお知らせくださると嬉しいです。


PS;私の昨年出た文庫本が「全然、書店に置いてなくて買えなかった」という方は、ほびっと村のナワ・プラサード書店にはあります(アマゾンで買うのが確実で早いけど)。絶盤になったDVDもありましたよ。それから、ほびっと村学校で今月17日に天真会小原大典さんの新刊本出版記念講座が開催されます。『霊性のアート』(中央アート出版社)、私も買いましたが、凄く面白いです! 精神世界方面のことをオカルト的、怪しいと毛嫌いする人もいますが、小原さんのアプローチの仕方はバランスが取れていて、超お薦めです。ほびっと村は太極拳、ヨーガ、フェルデンクライス身体訓練法、アレキサンダーテクニーク、野口整体(活元運動)・・・等、いろんな講座があって楽しいですよ。

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技術書写真撮影

 3/2に、游心流初の技術書に載せる写真撮影を、千代田メイプルホールをお借りしてやりました。

 日曜日に借りたかったんですが、空きが無かったので、土曜日にした訳ですけれど、土曜日は皆、空きが無くて、北島師範と千葉師範代と私でやろう・・・ということにしていたんですけれど、何と、前日、北島師範が風邪で寝込んでしまい、「これはもう、俺が出ずっぱりでやるしかないか~?」と覚悟していたんです。

 しかし、北島師範は熱と関節痛を推して駆けつけてくれ、お陰でスムーズに撮影できて、予定していた内容は午前中にすべて撮り終えることができました。

 ミッション・コンプリート後は北島師範は帰っていきましたが、本当に今回も彼が居なかったら、大変だったろうと思います。

 昼からは、モデルの女性に来てもらって主にイメージショットを撮りました。

 予定時間を大幅に短縮してしまったので、余った時間で先日のDVDに付け足す動画とかも撮りまして、予定時刻を2時間残して終了となりました・・・。


 昔、古武術ムックの撮影や、空手道、合気道のDVD付き技術書の製作に参加した時は、えらく時間がかかったという記憶があったので、「これは一日で撮りきれるかな~?」と思っていたんですが、ビックリするくらいサクサクと撮り終えてしまいましたね。

 動画より早く終わったのが驚きです。

 何しろ、今回の本は私が著者でありつつプロデューサーでもあるので、資金は全部出しております。

 何となく、映画つくってるような感じもしますね。

 プロの映画でも低予算だと自主映画とそう変わるものでもないようですし、それなら自分で作った方が自由にできていいんじゃないか?と思うようになりました。

 昔と違って、今は少しは金も出せるし、プロの知り合いも多いし、アイデアとやる気さえあれば、面白い作品を作って発表することもできます。

 宣伝だってインターネットでできるし、予告編を動画で出してスポンサーを募って本編を作ることも夢ではなくなりました。

 プロの現場も経験して映画作りのノウハウも解ったんですが、これは昔と比べて自主映画でも遜色なく撮れるな~と思ったんですね。

 商業用の大作が、何故、巨額な製作費が必要か?というと、かなりの部分が有名俳優のギャラの問題なのだそうです。

 作品内容より俳優の人気でヒットするかどうかが決まる・・・という業界の仕組みなので、これは面白い作品ができる可能性が低くなるのは道理だよな~と思います。

 日中合作の映画が中国側主演俳優の出演拒否で中止になったというニュースがありましたが、尖閣問題で中国の世論は嫌日で染まっているのでしょう。その時期に迂闊に日本の映画に出たら非国民扱いされてしまう・・・という事情は理解できます。

 他にも合作の企画がいろいろ潰れたり難航したりしているそうです。

 政治の外交に頼るより、文化交流を地道に続けて裾野を広げることが結果的には友好の礎になると思いますね。

 損得が入ると、誰だって相手の損にはおかまいなしに自分が得することしか考えなくなるものです。

 その結果が戦争・・・ということにならないように、損して得取る方法論を考えるべきじゃないかな~?と思いますね。

 戦後のアメリカが日本に取った政策のように・・・。


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『誰も知らない武術のヒケツ』文庫版発売

 早くも、アスペクトの武術シリーズ単行本の文庫化第二弾が発売されました!

 見本が送られてきたんですが、いい感じです。一部、写真を撮り直しまして、千葉師範代にモデルをやってもらいました。

 やっぱ、俳優だからオーラが違いますね~。シュッとした顔立ちで身長も183cmだし、カッコイイです。本当はモデル料払わないといけないんだけど、食事奢るくらいしかできなくって、申し訳ないっス・・・。

 53,62,146,148,150,152,154ページの写真が千葉師範代ですので、単行本持ってる人も買ってね~。

 今回、少し写真入れ替えて、若干、書き直した程度なんですが、版型が小さくなっただけで印象が丸っきり変わってしまうのは不思議な感じがしますね~?

 それにしても、今年はほとんど、本の原稿書いてないのに、既に二冊出てしまうし、DVD-BOXも出るし、映画にも出たし、漫画原作デビューもする予定だし、ど~しちゃったんでしょ~?という感じで、我ながら何か凄いな~?・・・と。


 実は未定の企画もいくつもあるんですけど、それらが全部、成立しちゃうと、生活サイクル変わりそうですよ。

 十年・・・いや、五年前だったら対応できなかっただろうな~?と思います。

 結局、私だけできてもダメだし、指導員が私と考えが相いれないと内容が混乱して分裂騒動に発展しかねないというのが判ったので、その辺りの指導者教育に苦労したというところでしょうか?

 最低限、脱力技法と、骨盤主導の体操作と、交叉法と、読み、それから歩法を外さないのが条件ですね。発勁や合気、縮地法はできて当たり前なんで、特に要求しませんが。

 どうも、自惚れてしまう人が何人も出てしまって、技がどうとかよりも、人柄を重視しないといかんな~と思ったものでしたが、その点、今は問題起こしそうな人はいません。

 ここ2~3年は指導員養成に力を入れていたので、指導を任せることができるし、休会していた東京支部も、同好会として秋から再開するメドが立ちました。本格始動したら本部より増えるんじゃないかな~?と思っています。やっぱ、都内でやった方が人は増えますからね。



 話は変わりますが、東映チャンネルで逢沢りな主演の『BADガール』という作品を観ていたら、4月に『ミリタリーむすめ』のロケで御一緒した俳優の高杉心悟さんが出演されていました。

 知ってる人が出ている作品をたまたま観ると、何か妙にワクワクしちゃいますね?

 2012年製作ってなってるから、同じ時期くらいに撮られたのかもしれませんね。

 独特の存在感のある役者さんだったので、これからもっともっと活躍されることを期待しています。頑張れ~!


 何か、昔はプロの役者さんって高ビーな性格の人ばっかりなんじゃないか?って思っていたんですが、実際には凄く謙虚で思いやりのあるいい人ばっかりですね~。やっぱり、人に人気があるというのは、外見が美しいだけじゃなくて、人柄が美しいことが必要な条件なのかな~?という気がします。

 もちろん、困った性格の人もいるんでしょうが、根っから嫌な性格だったりすると仕事干されてやっていけないでしょうからね?

 武術関係とか健康法関係とかで性根の腐ったヤツばっかり見慣れていたからなのかな~?とか思ったりもするんですが、でも、学校とか職場なんかでも、嫌なヤツって必ず居ますもんね~。

 多分、役者やってる人達って“演じることが好き”という楽しみを求めているから、普通の人よりずっと純粋さを保っていられるんじゃないでしょうか?

 で、純粋な人は強い部分と、モロい部分も持ってますよね? 芸能人で自殺したりする人が多いのも、純粋さ故に、図太く狡く立ち回ることができないからなのかもしれませんね?

 でも、それでも純粋な人だからこそ、多くの人の人気を得られるんだと思います。

 TVの番組で淡路恵子さんが姉のように慕っていた淡島千景さんと交わした最後の言葉を紹介していましたが、それが「アイスクリーム食べたい・・・」だったそうなんです。

 あの大女優の最後の言葉が、まるで無邪気な少女のようで、なんて可愛らしい人だったんだろう・・・と、逆に物凄く感動してしまいました。

 私も、死ぬ直前に、何かカッコイイ言葉とか遺すんじゃなくて、物凄いダッセェ~、スットコドッコイな駄洒落とか言ってみたいですね~?

 それが“粋”ってもんでしょう?

 真面目で真摯で謙虚で誠実で・・・ってのは、内に秘めていてこそ輝くのであって、外側に纏っていたらブランド物の装飾品をゴテゴテと飾り立てているのと同じで、“下品”ですよ。


PS;京王線橋本駅コンコースの本屋さんには並んでいましたが、文庫の棚になかったら店員さんに「『武術のヒケツ』ってアスペクトから出てる本はありますか?」って聞いてみてくださいね。

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漫画原作デビュー

・・・が、決まりました!

 具体的なことは、まだ発表できませんが、昨年から受講している小説家養成講座の先生の御紹介で、いくつか進んでいる出版企画の中の一つが、本決まりになった訳です。

 通常、作家デビューは、新人賞に応募して受賞しなければならないのですが、先生曰く、「長野さんは何冊も本を出していて実績があるから、持ち込み企画でもデビューできるでしょう」とのことで、確かに小説の新人賞を取るには、私の文章はあまりにも癖が強過ぎるし、何よりも文芸修行をまったくやっていないので、完全な初心者が挑戦するに等しかったんですね~。

 簡単に言って、講座に通っている受講生の誰よりも私が一番、下手糞なんですよ!

 でもね・・・、それでも私が作家に挑戦しようと決意したのは、「俺はいい小説は書けないが、面白い小説なら書く自信があるっ!」という信念があったからなんですよ。

 作家にとって最も重要なことは、「俺の考える物語が一番、面白い!」という“根拠無き自信”です!

 どうして根拠も無いのに自信が持てるのか?というと、それは軽く狂気が入っているからであり、ストーリーテラーにとって極めて重要な要素なのです。

 今、このブログを読んでいる貴方!

 貴方は、どうして、私のブログを読んでいるのですか?

 そんなの決まってますよね?

 私がヘンなこと書いて面白いからでしょう?

「いや、長野さんは根が真面目で正義感のある立派な人だからだ」・・・なんて考えて読んではいないでしょう?

 私は真面目な人と話していたって、面白くもなんともありません。キテレツな人の文章の方がずっと面白いんですよ。

 立派な美しい文章を読んで感動したいんなら、宗教の本とか読めばいいんです!

 私が目指すはエンタメ! 娯楽! お笑い! 怪力乱神! 非日常! スリルとサスペンス! ファンタジーとアクション!・・・etc。

 物心ついた頃に覚えているのは、TVの洋画劇場の『吸血鬼ドラキュラ』を蚊帳の中から布団被って見た記憶・・・。クリストファー・リーの赤い目と白い牙。ピーター・カッシングがカーテンに飛びついて引き千切ると、太陽光線を浴びて灰になっていくリー。

 あれはトラウマでありつつ、怪奇趣味が定着した時期だったかもしれませんね~?

 映画館で初めて見たのも、ゴジラ映画でしたね。怪獣大好きですからね~。

 他にも、『マタンゴ』『悪魔くん』のマネキン妖怪の回、『ウルトラQ』のクモ男爵の回・・・など、やっぱり怪奇物が好きなんでしょうね~。

 ホラーも挑戦したら書けるかも?

 小説よりは漫画原作の方が合うと思っていたから、本当に嬉しいですね~。しかし、チャンスだからこそ、しっかり頑張らないと。

 売れる作品を出すのがプロですからね。


 で、目指すは、取り敢えず家付き道場! で、猫を飼う!

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アスペクト武術シリーズ文庫化

 先にお知らせしました『あなたの知らない武術のヒミツ』の文庫版が25日発売に合わせて見本が上がってきました。

 非常にいい感じです。文庫版後書きも新たに書いておりますので、よろしく

 また、編集のSさんから電話がありまして、何と! 早々に『誰も知らない武術のヒケツ』が8月、『そこが知りたい武術のシクミ』も10月に文庫化発売がほぼ決定したのだそうです・・・。

 ちょっとビックリ・・・。

 何か、ほとんど何もやらずに今年は最低三冊出せてしまうという訳で、恐縮です!

 いいのか? 仕事しないで印税貰っても?

 まっ、私の文章スタイルって、元々が新書版か文庫版向きだと思っていたので、お小遣いの少ない若年層の皆さんが買ってくれると嬉しいな~と思っております。

 小説の先生曰く、「インターネットでは、誉められるより徹底的に悪口書かれる方が遥かに宣伝効果が高い」のだそうなので、Mクン(←誰?)も気合入れて批判してくださいねっ?

 私は、感想なんか、どうでもいいんです。要は、“売れればいい”んですよっ!

 いっぱい売れて、いっぱい印税が入ってくれるなら、評判なんぞ、ど~でもいいんですよ!

 私は別に有名になって世の中に認められたいとか、そんなことは全然、眼中にありません。

 だって、私の研究している内容をきちんと理解して評価できるだけの慧眼の持ち主は世の中に数える程しかいないと思ってるんで、実際に体験して体得してもらうしか信用してもらえないでしょう。

 無知で洞察力のカケラも無い嫉妬心しかない人達から中傷されてもセセラ笑ってるだけですし、逆に、訳も分からず持て囃されても、それで有頂天になるほど間抜けじゃありません。

 そんなことじゃなくて、具体的な活動資金を稼ぎたいんですよね。本を書いているのはそのためですから。

 稼いだ金で道場建てたり、信頼できる仲間とクリエイティブな事業をやって、これからの世の中を開拓していく人材を育成していきたいんです。

 ブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』の原題『精武門』って、伝統武術を通じて中国人民の心身を鍛え、国を担う人材を育てていこう・・・という理想に燃えながら急逝してしまった実在の武術家、霍元甲の架空の弟子、陳真の活躍を描いた作品なんですが、この霍元甲という人は、日本で言うなら講道館柔道の創始者、嘉納治五郎みたいな人物なんです。

 精武門というのは、一般の流派とは違う意味で、霍が創設した“精武体育会”を指しているんです。現在、活動されているかは存じ上げないんですが、日本にも支部があったんですよ。

 何かね~。最近、急激に武術の技能向上への欲求が薄れてきてですね~。勝手に上がってしまうから欲求が無くなってきたんですね。

 代わりに、武術を人材育成に役立てるべきだというアイデアが日々、強まってきているんです。

 一般的に武道や格闘技で強くなる人って、もともと体力や気力に恵まれている人ばっかりで、言わば、強い人がもっと強くなるために武道や格闘技をやっている・・・という構図があるんです。

 でも、本当に武道や格闘技が必要とされる人は、体力が無くて気力が弱い人ではないですか?

 私は、老人や女性でも若く屈強な男性に勝てるやり方を追究してきて、ついにそれを発見し体得のシステムも作り出せました。

 そして、それを超速学習できるメドも立ちました。

 もう、一般の武道・格闘技のみならず既存の流儀武術とも大幅に異なる教授システムになったのです。

 それで、一般的な辛く苦しい練習を長年耐え忍んで、ようやく達することのできる領域だ・・・と、頑なに信じられてきた固定概念を叩き潰してしまった訳ですよ。

 しかし・・・これらは私が作り出したものではなくて、既に本来の武術の構造の中に秘められていたものなんです。やってる人間が気づかないだけ。

 だから、大抵の流儀にも応用できます。別に游心流が特別優れているという訳じゃないのですよ。

 もちろん、この原理を解明するのに、多くの先生方の教えに導かれましたし、私がたまたま、その任に選ばれたんじゃないか?と思っているんですけどね。

 いや、本当に苦労だけはいろいろしましたよ。物凄い回り道したような気もするし、よく克服できたな~?と冷や汗が出るようなピンチが何度もありました。

 でも、苦労したから内容がより磨かれたような気がしています。

 いや、年とっても衰えないという自信はあったんですけど、年取って向上に加速度がつくとは予想していなかったんですよ。

 70過ぎて始めた人が、たった一年足らずで別人のようになってしまうんだから、我ながら、何という物凄い人間改造トレーニング・システムを作り上げてしまったのか?と、ちょっと怖くなってしまうぐらいです。

 信じてもらわなく結構! やってみれば判ることなんで・・・。

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出版記念食事会

 あっ・・・またもや、記念写真撮るの忘れたっ!・・・という訳で、出版記念のお食事会でしたが、写真はありません。いつものオッサン軍団だけじゃなくって女性もいたのにな~・・・残念っ・・・。

 どうも、うちの会の特徴として、人が集まると夢中になって話し込んでお客さんを放ったらかしてしまうとか、気が利かないったらありゃしない。これも女性会員が少ないからかな~?とかも思うんですがね~。やっぱ、男に気配り求めるのは無理があるでしょ?

 この日は公園で稽古してから、駅で待ち合わせて和食ファミレス華屋与兵衛に行くという段取りだったんですが、天気予報で雨になるということだったんで、「練習は休みにして12時に駅に行けばいいかな~?」と思っていたら、曇天ながら練習可能で、カッタルイな~と思いつつ、10時半にいつものように駅に向かい、集まった会員と合流して普通に公園で練習しましたよ。

 今回の本で一番、写真モデルで活躍してもらったNさんも練習に参加してくれたので充実した練習になりましたね。

 彼は本当に、私が今まで会った人間の中で武術の素質・才能に関してはずば抜けています。10年20年先には、伝統空手・古武術・沖縄空手・中国武術、いずれも斯界のトップになる逸材だと私は思っています。

 でも、その素質や才能に驕ることのない素直な心根を持っていることが一番!

 うちに入会希望してきた時は中学生だったから、「中学生にうちの技を教えていいものか?」と北島師範と相談したものでした。

 だって、うちの技はマトモに使えば、簡単に人体を壊せる技ばっかり(武道に詳しいUSA支部長のアベさんがビビッたくらい凶悪で、ほとんど暗殺テクニック)ですから、暴れん坊の中学生とかに教えたら“ヒト死ニ”が出るかもしれません。

 実際、お父さんの太鼓判を得て入会した後、試合で交叉法を使って、危うく・・・(割愛します)・・・なんてこともあったりして、本人も武術の技をマトモに使えばどうなるか?ということをはっきり認識した様子で、私の注意もよく聞いてくれます。

 あ~、良かった~。

 やっぱ、バカチンに武術教えてはいかんと思います。

 最近、はっきり解ったんですけど、上達の要は、本心からやることですね。邪念がある人は、いくらやっても上達しないんですよ。テクニックとか理論とか、そんなものに頼る気持ちがある人は、結局、上達できませんよ。

 心と体は一体なんだな~と、つくづく思います。

 上達したかったら、一心にやること。それだけですね。秘訣は・・・。

 さて、早めに練習を切り上げて、12時に駅に戻ると、漫画家でいつもイラストをお願いしている黒谷薫先生と、今回、表紙イラストをお願いしたIさんも来ていました。

 いつも辛口批評な黒谷先生も、Iさんのイラストは絶賛していて、「女性ならではの描線の優しさとか、若い女の子だと明るいばっかりの絵が多いけれども、Iさんは暗い内面を感じさせるオリジナルのセンスがある」と評していました。

 もっとも、黒谷先生に私の小説原案とか漫画原案とか見せたら、散々に言われたんですけどね~(苦笑)。ショックのパァ~ですよ。

 華屋与兵衛は、いつも空いてるからお座敷で・・・と計画していたら、この日に限って予約されてて、テーブル席に大人数で座って、ちょっと窮屈・・・。だから、予約しとこうよって言ったんだよ~、もう~(忘年会はしっかり予約しとかなくっちゃ~)。

 実は小林先生御夫妻も呼ぼうかな~?とか思っていたんですが、呼ばなくて正解。「段取りが悪いっ!」って叱られるに決まってますからね~。

 何か、テーブル席だと、普通に、いつもの懇親会みたいな感じで、今イチ、出版記念という感じがしなかったですね~。

 編集のSさんも来なかったから、風邪でもひいてるのかな~?と思って電話したら繋がらず、帰宅してからまたかけたら留守電。深夜になって折り返し電話がかかってきて、徹夜で仕事して仕事場に缶詰になっていて疲れて出掛けられなかったとか? 電話しようとしたら携帯の充電が切れていたとか? オイオイ・・・。

 なんか、盛り上がりに欠ける出版記念食事会でしたが、黒谷先生が恩師の故・古城武司先生がコミカライズを手掛けたウルトラQの復刻漫画(マンガショップコミックス刊)と猫漫画雑誌『ねこころ』をプレゼントしてくれました。古城先生が病床で描かれた猫キャラの東海道五十三次の画集も発売されるそうです。

 私は、赤ちゃん猫を叔父さんが持ってきて飼ったので、最初のペットだったこともあって、やっぱ、猫好きなんですよね~。赤ちゃんから飼ってるから凄くなついて、家の玄関とかブロック塀の上で待ってて帰ってくるとニャ~っと甘えてきて、そのまま台所に直行してエサくれってアピールする・・・って、エサ欲しかっただけ?

 犬も好きなんですけど、散歩させたり手間がかかるから、エサやっていればいいだけの猫の方が物ぐさな私には合います。

 Iさんも記念にケーキを持ってきてくれまして、私が20歳くらい若かったら惚れたな~・・・とか思いましたよ。

 会員は何にもくれんかったな~・・・。

 武道業界では、2000部も売れてない本の出版記念パーティーを京王プラザホテル借りて盛大にやったりするのが恒例なんですが、何かね~、そんなに見栄張ってどうすんの?って、私なんかは思ってしまうんですけどね。

 アスペクトさんでシリーズ化して七冊。累計で5万部近くはいってるんじゃないか?と思うんですが、今回の本が、実は一番、自信が無い。

 けれども、案外、そういう時の本の方が評判が良かったりするんだから、不思議。

 何か、「今までの本で一番、良かった」とか、「感動しました」というメールをいくつも頂戴して面食らっています。

 気功とか、そういう方面にかなり批判的な内容なので、反発が凄いと思っていたんですよね。

 けれども、むしろ、「よくぞ、言ってくれた!」という意見もありましたね。

 もちろん、格別に苦労した本なので、評判が良いと嬉しいんですが、自分自身が満足できるには遠く及ばなかったので、多少、複雑な気持ちではあります。

 試し斬りの技も、もう、本で解説したレベルよりずっと上手くなってるし(もう、片手でスパスパ切れます。逆手斬りもできる)、はしゃいで披露してる自分が恥ずかしくなってきています。

 最近、以前に作った刀の拵えが気に入らなくなってきて、発作的に改造したりしていますが、相州綱廣の南蛮鉄で鍛えたという刀も、「ちょっと柄糸を巻き直そうかな?」と思っていたら、柄そのものが太過ぎるように感じてしまって、鮫(エイの革)を剥がして、補強用の針金をほどいて柄木をノミで削り、ミニカンナで削り・・・とやったりして一日がかりで改造し始めてしまった訳。

 こういう無駄っぽいことでも、経験が増えれば、それは財産になります。

 ラブホのバイトも、弟子の造反も、ストーカーの嫌がらせも・・・すべてが財産!

 ところで、時代小説作家になるためにいくつか読んでおこうと思って、『いっしん虎徹』という小説を買ってきて読んだんですが、これは非常に面白かった。

 中で南蛮鉄の描写が出てくるんですが、やっぱり、南蛮鉄と呼ばれたのはダマスカスナイフの原料として有名なウーツ鋼だったんですね~。

 刀好きにとっては必読の本です。虎徹のライバル?として三代目越前康継が出てくるんですが、将軍家お抱え刀鍛冶だったものの、何か、あんまりパッとしない印象があって好きになれなかったんですが、この作者も同じように感じていたんだな~・・・と、妙なところに共感してしまいました。

 虎徹、正宗、清麿は偽銘が多いですが、偽物でも出来が良い刀が多いみたいです。

 横浜名刀会で偽銘の虎徹を見ましたが、非常に出来が良くて、値段も頃合いだったので買おうかな~?とか思っていたら、さっさと売れてしまっていました。

 私はブランドで決めるタイプじゃないんですが、やっぱり、良い刀は有名な刀匠の作ですね~。

 武道やっている人間は、日本刀は一振りだけでも購入すべきだと思いますよ。

 なんて、綱廣の柄の拵えを作り直していたら、青木先生から電話があって、試し斬り用の刀をお弟子さんに使わせていたら、地面に切り込んでしまって刃毀れが出来てしまい、オイルストーンの砥石(ナイフ用のもの)で刃毀れは直したものの仕上げ研ぎ用の砥石が無いので研いでもらいたいとの御用でして、まあ、本職じゃないけど、試し斬り用の刀なら素人研ぎでも問題なかろうと思ってお引き受けしました。

 何しろ、青木先生から趣味の刀剣研ぎセットをプレゼントしてもらっていますから、これは御恩返ししなくてはいけません・・・。

 で、送られてきた刀を見てみたら、丁子刃紋で反りが深く、やや腰反りで重味のある刀です。試し斬り用には少しもったいないかな~?という感じです。銘は“助博”。新々刀か現代刀(明治頃?)かな~という感じですが、二尺二寸弱で扱いやすい。

 日本刀の定寸は二尺三寸とされていますが、私がこれまで多く見てきた限りでは、二尺二寸の刀がもっとも多いように思えます。

 江戸時代の日本人の平均身長からしても、二尺三寸だと現代人が二尺五~六寸の刀を使うくらいの感覚になってしまうんじゃないかな~?と思うんですが、二尺二寸だと二尺四寸から四寸五分くらいの感覚で扱えたのではないか?と・・・。

 現代の居合道の抜き方だと、二尺六寸以上の刀を抜くのはかなりきつくなってしまいます。二尺七寸あったら、もう抜けないでしょう。

 長い刀を抜くには真半身をきって鞘引きと腕・胴体・腰を開く動作を一致させねばなりませんし、鐔も小さくないと右手の合谷のツボ辺りに当たって痣になったりします。

 昔、二尺七寸の超合金模擬刀で居合の練習をしていた頃、右手の合谷の辺りに黒々と痣ができていて、何で、こんな所に痣が?と思っていたんですが、居合の練習で鐔が当たってできたんだと判るまで、しばらく気づきませんでした。

 おっと・・・また、関係ない刀話が長くなってしまいましたので、本日はこれまで!

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結構、評判いいみたい?

 アスペクトの武術シリーズ最新刊『潜在力を引き出す武術の丹田』、周囲の評判は上々です。

 うちの特別名誉会員で、ダンス・カンパニー『ラクド』を主宰されている稲吉先生は、特に「武術の本を読んで、こんなに感動したことはありません」とまで感想をメールしてくださって、私の方が感動してしまいましたよ。

 私はラクドのダンス公演を矢嶋師範代と観にいった時に、本当に「武術もこういう具合に披露していくべきだよな~」と思ったんですね。

 私自身は、武術そのものよりも殺陣アクションの方が多分、ずっと好きだと思うんですよ。本当に優れた技だと感動しちゃうんじゃないか?と思うんですね。『あずみ』で、あずみに斬られた相手が、あまりに見事に斬られて感動しながら死んでいったりするじゃないですか?

 町井先生の居合斬りや、ボブ・マンデンの超速早撃ちをTVで観た時は感動しましたもんね~。

 でもね~、なんか、今回の本は、書き直しが凄くて、原型を留めていないくらいになったので、正直、自信なかったんですよ。

 いつもだと、「今回のはスゲーぜっ!」って自信満々だったりするんですけど、今回は「う~ん・・・どうかな~?」って、本当に自信なくってですね~。

 なんで、自信がなかったかというと、今回は“物凄~く、抑えた”んですね。

 自分の考えを遠慮なく出したという実感がないので、やり切ったという感慨がなくて、その代わり、ただただ苦心惨憺したという印象しか残ってないんです。

 ですから、本になっているのは書いた原稿の約1/3くらいなんですよ。

「これじゃあ、本にならない」というダメ出しばっかり食らって、何度、投げ出してしまおうか?と思ったか・・・。

 青木先生には、私が苦心惨憺しているのを見抜かれてしまいましたね。

「正直いって、今回の本は疲れが見えるよ」っていわれてしまいましたよ。

 事実、本当に疲れ果てましたよ。今回は・・・。

 だって、本来はオカルティズムに入ってしまう領域のことなんだから、一般の人に理解できるように書くのなんて、どだい、無理な話なんです。

 ぶっちゃけ、“丹田なんて存在してません”からね~(爆弾発言?)。

 オカルティズムの思想を借りれば、アストラル体・コーザル体・エーテル体とか、そ~ゆう概念も説明していかなくちゃならん訳ですけど、益々、怪しくなるだけでしょう?

 あのですね。自慢じゃないけど、私はオカルト(神秘学・魔術・錬金術)からニューサイエンスから気功、仙道、ヨーガなんかも阿呆みたいに調べていたりするんですよ。

 呼吸法だの瞑想だのもいろんなの実践したりしてるんですよ。

 だから、体験談として語れば、いくらでも書けることは書けるんです。

 だけど、それをやってしまうと一般読者はドッシェ~ッ!ってドン引きしちゃうに決まってるし、イカレポンチなオカルトマニアが団体さんで押しかけてくるのが自明なんで、いつも否定的なことしか書かないんですね。

 こういうムー的な事柄って、真面目に追究したらアカンのですよ。

 どうしてか?っていうと、自己暗示がかかって世界観が異次元にぶっ飛んじゃって、現世に帰ってこれなくなる危険性があるからです。

 永井豪さんがデビルマンや手天童子を描いていた時や、栗本薫さんが魔界水滸伝執筆中に超常現象に見舞われた・・・といった逸話がありますね?

 あるいは心霊番組やホラー映画を撮ってる時に怪現象が起こったとか、そういう話は無数にあるじゃないですか?

 四谷怪談を上演する時に、きちんとお参りしないと事故が起こったりするというのも、とても伝説だと笑い飛ばせないくらい、事件が起こっています。

 何で、断定するかっていうと、知り合いにも起こってるのを聞いてるからです。

“呪い”のメカニズムはユングの集合無意識とか、仏教の唯識論で説明できますが、未だ、科学的合理性では説明し切れない事象は無数にある訳ですよ。

 けれども、オカルティズムの方面では、取り敢えず、説明はできる訳です。

 なので、私はオカルティズムの説明を、できるだけ科学的に納得できるように解説し直してみようと努力してみた・・・というのが今回の本の元々の趣旨ではあったんですね。

「長野さんならできる!」とか周囲の人からはいわれたんですが、やっぱ、無理なもんは無理!

 感覚を育てなければ実感できない事柄を今回は扱っているので、かなり、無理がありましたね~。

 例えば、河野智聖先生なんかは、野口整体の考え方をベースにして解説されていると思うんですが、野口整体そのものを知らない人にとっては、やっぱり納得できないだろうと思うんですよ。

 私は野口整体もいくらか知ってるから、言わんとされてることは理解できますが、だからといって、それが正しいとは言えないんですね。

 だって、野口整体の考えが正しいとするなら現代医療は間違ってるという話になりかねないでしょう? 

・・・って言うか、専門家はみんな本気でそう思ってたりしてるんです。

 いまや世界的に愛好家を生み出している桜沢如一のマクロビオティックだって、これこそが正しいのだとすれば、現代の食文化と栄養学をほとんど全面的に否定することになるでしょう?

 中には、甲野善紀氏のように、「江戸時代以前の日本人は動物性タンパク質は摂っていなかった」なんて妄想話を平気で披露するようになる人もいるんですよ。

 日本人が大昔から魚や貝なんかを食べてたのは論じるまでもありませんからね。鴨鍋や鹿鍋もあるし・・・。

 実を言えば、私も岡山に居た学生時代、玄米食中心で肉類を絶っていた時期もあるんですけど、精神的にかなりおかしかったと思いますよ。学校にも通わなくなったし・・・。

 動物性の必須アミノ酸が欠乏すると鬱病になったりするのは医療の方面では常識なんですが、厳格な玄米食信奉者は、そういう栄養学自体を否定したがりますからね。

 感覚的に「これじゃ~いかん」と思って、やめましたけど、20代はいろいろ実験してましたね。

 私の場合、結構、自分で実験して確かめてるので、「これはこうです」ってはっきり言える面があるんです。

 ただ、自分の場合はこうだったけれど、それが他人にも共通するのかどうかは判らないんですね。

 だから、いろんな先生を訪ねたのも、自分だけでは判らない面を補う意味があった訳ですが、研究心で訪ねているんで、もう、短い時間で本質まで観抜いてやるっ!っていう執念がありますからね。

 余談ですけど、最近、教えていて習いに来る人達に感じるのは、総じて執念が足りない人が多いですね。ただ、漫然と身体動かしてるだけ。そんな心の入ってない練習だと何年やったって上達しませんよ。

 むしろ、月例セミナーに通っている人達の方が驚くくらい伸びていったりしていますが、それは回数が少ない分、集中しているからだと思います。要するに心の持ち方ですよ。

 私の場合は、普通の人とは観てる内容が全然、違います。

“研究家”と名乗るようになったのも、自分の資質に気づいたからです。「オタクも極めればプロフェッショナルになれる!」というのに気づいた訳ですね。

 でも、最近は、こうも思います。「オタクは所詮、オタクだな~」と・・・。

 どういう意味かというと、「オタクって近視眼的視野狭搾に陥ってしまって社会性を失ってしまいがち」なんですよ。

 つまり、自己完結してて、探求心を満足させることしか欲求がないんですね。

 コレクターに近いかな~? 生産的な方向に向かわないんですね。

 内向きで自己満足しか求めない。伝統武術やっている人に多いタイプですね。


 まあ、ともかく・・・今回の本は、これまで書かないように注意していた部分を公開してやろうと思った本なんですが、結果的には抑制せざるを得なかった面が大きくて、テーマ的には限界かな~?と思ったんですね。

 内容も、以前の本の焼き直しの箇所も多いんですが、書かなかった部分を広げて書いたというところです。

 なので、周囲の評価がこれまでより高いのが意外な感じがしているんですが、要は、武術と格闘技の質的な違いをより明確に書いたという点を評価してもらえたのかな~?とも思います。

 けれども、この路線で書けるのは今回が限界かな~?と思いました。

 何でか?っていうと、これ以上は普通の人が入ってはいけない領域だと思うからです。

 オカルティズムの本来の意味は隠秘学ってことで、隠して秘密にする必要がある学問だということなんです。これは、それだけ危険だってことなんですよ。

 今回の本で危険性を煽って書いているように思われた人もいると思いますが、それは正しい読み方です。

 本心では、私は、こういった領域の稽古を興味本位に取り組んでもらいたくないのですよ。狂信的なカルトになってしまう危険性があるからです。

 熊本で滝行と称して精神疾患の娘を拷問死させてしまった事件がありましたが、憑き物落としの拝み屋に頼んで拷問死させてしまう事件は田舎では時々ありました。

 でも、21世紀になっても起こるとは、盲信することの恐ろしさを知らせてくれた事件だと思います。

 なので、今回、伝えたかったのは、「興味本位に甘い考えで武術に取り組んではいけない」ということです。

 どうぞ、御理解くださいませ・・・。

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見本、出来ました!

 新刊本『潜在力を引き出す武術の丹田』、見本があがってきました。
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 シリーズも七作目ですから、表紙のデザインもガラッと変えてみましたが、いかがでしょうか?

 これまでイラスト全般をお願いしていた黒谷薫先生から、早速、見本が届いて一気読みしたとのことで、感想のお電話を頂戴しましたが、表紙のイラストを今回、初めてやってもらったIさんの絵の感性をベタ誉めされていて、女性特有の描線の軟らかさとセンスの良さを買っていらっしゃいました。

 黒谷先生は、他人の絵を誉めることは滅多にないので、これはIさんに聞かせてやりたいな~と思いましたね。

 彼女はプロのイラストは初仕事で、勝手が解らない上に仕事が終わってから無理やりなスケジュールで描いてもらって、会社に出掛ける前の朝に最寄り駅で私が完成したイラストを受け取って、そのまま神田神保町のアスペクトさんまで持って行った・・・というムチャぶり進行させちゃいましたからね~。ホント、頑張ってもらいましたよ~。

 また、今回の本は黒谷先生が別の仕事が被ってしまって物理的に多くは頼めない状態だったので、いつもならイラストに起こすところの写真を、そのまま使ったんですね。

 だから、かなり写真点数が多くなりましたよ。

 でも、今回に限っては内容が抽象的な分、写真が入らないとリアリティーというか説得力が無くなってしまうところだったんで、苦肉の策がむしろ幸いでしたね。

 写真やイラストで技術解説するのはライター時代から慣れているので、本文書くよりずっと楽でした。

 こうなったら、次回作は完全な技術解説書にして、最初に連続で写真撮って、それに合わせて解説していった方が楽かもしれませんね。

 あるいは、ドキュメンタリーの漫画形式にして本文はコラム解説だけとか?


 それにしても、シリーズで7作というのは、なかなか凄いことだな~と思います。ちょっと感無量です。普通、3作か4作がギリギリでしょう? スターウォーズだって6作で完結したし・・・。

 流石に、今回はもうネタが尽きたという疲労感がありますが、一年に一回のペースは守りたいな~と思いますね。

 これまでの本からすると、かなり毛色が変わったように受け止められるかもしれませんが、私としては地続きで書いているので、「あ~、武術というのはこういう背景があるのか?」と面白がってもらえれば有り難いですね。

 それと、写真で載ってるうちの会員さん達の水準も、観る人が観れば判ってもらえると思います。

 特に、うちの会で最年少のNさんには大活躍してもらっていますが、実に決まっています。

 26日には全国的に大きな書店の武道書コーナーには並ぶと思いますので、是非、御購読お願い致します。


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新刊本『潜在能力を引き出す武術の丹田』今月26日発売!

 お待たせしました。今年も無事に、新作が出ます。

 一年と半年ぶりで、割りと間が空いてしまいましたが、その分、最新研究成果が盛り込めたので、「まあ、今年はこれでいいか~?」という感じです。

 タイトルは、『潜在能力を引き出す武術の丹田』となりました。

 アスペクトのシリーズで、7作目。私の著者名入りの本としては10冊目です。

 区切りもいいので、今回は出版記念パーティーなんぞもやってみようと思っておりますが、大々的にやる金は無いので、地元でささやかにやろうと思ってます。

 それにしても・・・うちの会も三回くらい解散の危機があったんですけど、よくまあ、続いたもんだな~と思います。え~っと・・・12年かな? 干支で一巡したってことですかね。

 常連会員よりも幽霊会員の方が圧倒的に多いというのも困ったもんですが、数人は、どこに出しても恥ずかしくない実力の会員ができたし、いろんな業界で活躍されている特別名誉会員も何人かいらして、私は本当に満足しています。

 でも、欲を言えば、やっぱり武術なんだから、やるからには皆、最高の境地を目指して欲しいと思いますね~。

 私がでかいこと言うヤツが嫌いなもんですから、うちの会員はちょっと謙虚になり過ぎてしまって、妙に向上心が薄くて野心が乏しいのが気になります。

 もちろん、自分のレベルも判らない阿呆が勘違いして自惚れたこと口走ったりするのは論外ですが、自分のレベルをあまりにも過小評価するのも情けないですよ。「俺は最高の武術を教えている」という自負があるので、受け取る側もちゃんと認識して欲しいな~。

 それで、今回は豪快さを育てて欲しいと思って、「丹田」をテーマに選んだんですね。

 要するに、“内功”の訓練について書いたんですよ。いわゆる“功夫(コンフー)”ですね。

 何か、伝統武術マニアは、口を開けば「功夫が大切なんだ」って言うんですが、でも、その功夫を得るには10年も20年もかかると言って自分の現時点での弱さを言い逃れしたりする習性があって、「長野は理論だけで功夫が無い」とか勘違いして論じてる連中も多かったんですよ。ハラの中でせせら笑ってたんですけどね~(性格悪いでしょ?)。

 それで、「功夫って、こうすれば時間かからずに得られますけど、何か?」って、イヤミ言ってやりたくなったんですよね。

「習わなきゃ、できるようにならない」という考えは自身の無能さを自己弁護するようなもの。そんな程度の人間は習ってもモノにはできないものなんですよ。

 どうです? 図星過ぎて二の句がつげないでしょ?


 何はともあれ、今までの本の中で一番、苦心惨憺して書いたので、売れてくれると嬉しいな~。

 ちなみに、今回、シリーズのマンネリ感を払拭しようと、表紙のデザイン画を新しくしました。これまでと違って、かなりシュールな感じで、サルバトール・ダリと岡本太郎を足して、クトゥルー神話本の挿絵のヴァージル・フィンレイをちょっと入れたようなダークファンタジーな味わい?になっておりますので、見逃さないでくださいね。


PS;11日のセミナーでは『游心流武術の戦闘理論』DVDも以前の値段20000円
で販売しております。店頭販売は、神田神保町の高山本店でのみ扱っております。こちらは一割引きの27000円です。その他のDVDもありますので、どうぞ。

PS2;15日と29日の千代田メイプルホールの練習は、新作DVDの撮影を兼ねてやりますので、参加可能の会員さんはできるだけおいでください。普段は見せない独己九剣の応用(無刀捕り・二刀流・小太刀・杖・ナイフ・ピストル・拳法体術など)を多彩にやります。この組み居合術の九つの型が、実は無限にいろんな武器術や素手の拳法体術へと応用変化し発展させていけるように編成しているという事実。つまり、“独己九拳”や“独己九杖”などになる訳です。私が游心流の戦闘理論の精華を組み込んで考案した型ですから、そんじょそこらの武術型とは一味も二味も違いますよ~。ちなみに試し斬りもやりますから、新作DVDも宜しくどうぞ!

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ようやく新刊本、出ま~す・・・

 あ~、疲れてまっスぅ~・・・。

 一年半ぶりに、ようやく新刊が出る運びになりまして、現在、最終的な編集作業と直しに入っております・・・。

 いや~、疲れた、疲れた・・・。本当に疲れた・・・。

 これまでで一番、大変だったと思います。

 何回、書き直したことか? 一回は全面的に企画を見直したくらいだから、ざっと考えても本三冊分くらいは書いているんですよね。

 その結果、より良い本になったのかどうか・・・ということすら、今回は判りません。

 でももう、全力出して、これ以上は何のアイデアも出ないというところまで頑張ったから、しょ~がないですわ。

 丹田というテーマを思いついた時はいけると思ったんですけどね~。これが思い違いもいいところでしたよ。

 何しろ、私の本のファンは、「いかなる神秘的なことでもバッサリと合理的に解説する長野ism」を期待しているのだから、その期待に応えるような内容でなければならない・・・と編集者から散々、言われてですね~・・・。

 でもね~。無理なもんは無理なんですよ。

 オリエンタルなオカルト知識を駆使して書いたら面白いでしょ?と思っていたら、嵐のようなダメ出しが出てきて、直しても直してもダメ出し・・・。

 かと言っても、無理やり科学的に書いたところで、エセ科学にしかならんしな~。

 今回は限界を思い知りましたね~。

 そういう次第で、読者にとっては怪しい本と感じられる可能性も高いと思います。

 ただし、私にとっては、目標にしていた秘技ができるようになったり、実験してみたらできちゃったよ~ってことがあったんで、非常に満足できる仕事になりました。

 後は、読者に受け入れてもらえたらいいな~と思っています。

 9月の後半には書店に並ぶと思いますので、是非、宜しく!

 ところで、このに掲載する写真撮影していて、うちの会員さん達が異常に上達していることに気づいて驚いてしまいましたよ。

 特に北島師範の内功のレベルが尋常じゃなくなっていて、驚きました。この調子で皆が丹田開発していったら、超・達人を量産できちゃうと思います。いや、マジで・・・。

 先日、久しぶりに会った武友からも「凄いね~」と言われました。

 何が凄いか?っていうと、北島師範と、高校生会員のNさんが凄いね~という感想だったんですが、彼はオーラの量が見える人なんで、やっぱ、判るだろうな~と思いました。

 実際、動いて技やってるところも見せたかったですけどね。

 そういえば青木先生も北島師範を誉めてくださってました。

 矢嶋師範代もチャリティー演武会以降はちょっと変わってきたので、そろそろ大化けしそうな感じです。歩法も相当、速くなってるし・・・。

 正直いって、私の理論を信じて専念してくれさえすれば、週一回か二回の練習で3~5年で、必ず達人のレベルまで育ててみせますけどね~。

 上達するのって、身体鍛えるより考え方を変えた方が早いんですよ。

 何も考えないでガムシャラに練習したって、武術はちっとも上達しません。上達する仕組みが解明できたんですよ。もう、はっきり解りましたよ。

 だけど、これはしばらく隠しておきますね。

 企業秘密ってことで・・・。

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出版記念パーティー

 新刊も二冊出たので、「久しぶりに記念パーティーをやろう」ということで、3日の土曜日のシダックスの講座の後、そのままパーティーをやりました。

 遠方(兵庫)から参加する人もいたので、講座の体験入門もついでにお薦めしていたら、いつもの倍くらいの人数になって、こちらも久しぶりに手狭な感じになりました(特に居合術)。

 いつもセミナーに参加されている方は、「スムーズに次々に練習内容が進んでいくので、ついていくのが大変でした」と感想を言われていましたが、確かにシダックスの講座だと、ほとんど説明しないでマニュアル的にメニューをこなしていくので、初めての方は少し面食らうことがあるみたいです。

 それでも、昨年からはセミナーでも前半に基礎錬体をやるようになったので、講座のメニューも解らないということはないので、進展はさして問題ありませんでした。

 しかし、打ち明け話をしますと、まったくの初心者の方がいきなり講座を受講されると、大体は定着しないまま来なくなる人が多いんですよね。

 時間が限られているので、練習メニューをこなすだけになりがちで、個別の動きの意味や応用法を説明することが少なくなってしまうからです。

 現在は、講座の受講生もほぼ会員になっているので、そう困るということもないんですが、講座だけの受講をされていた人の半分以上は続いていないんですね。

 元々が地元の人がカラオケ歌いに来ていて、ついでにカルチャーも受けてみようかな?というコンセプトなので、私の講座みたいに一時間以上かけて遠くから熱心に通う人ばっかりの講座って特殊なんですね。

 それだけ熱心な人だと教えるのも楽なんで、こっちも自然にあまり説明しなくなっていくんですよ。

 やっぱり、稽古している内容の意味を理解していないと、形だけやっても何も身につかないまま無駄にルーチンワークをこなすだけになってしまう人も少なくはありません。

 だから、よほど熱心でないと自然にフェードアウトしてしまいますね。それも何も体得しないまま・・・。

 申し訳ないな~と思いつつも、やる気の足りない人に体得させるのは無理ですから、これはもう致し方ないですね。地道に続ける楽しさを理解できる人は、やっぱり本当に好きでないとありえないんだと思います。

 なので、まったくの初心者の方はセミナーを何回か受けてから、講座なり稽古会なりに来てもらうのがいいと思います。

 丁度、東京支部同好会も始まりますから、初心者の方はこちらを受けてもらうのがいいと思いますね。

 正直、私は自分の研究に熱中してしまうタイプなので、まったくの初心者に一から教えるというのはカッタルクて、ダンサーとか役者とか身体能力の高い人に教えるのは楽しいんですが、“普通の人”に教えるのは面倒臭くってですね~。

 特に、何か、最近は覚えの悪い人には、反射的に掌打入れたり蹴り入れたりしちゃってますよ。

 事細かく説明するのを十回も繰り返して、それでも覚えられないという人は、「向いていない」か、「やる気がない」かのどっちかだと判断します。

 私は事細かく説明して教えてもらった・・・という経験は実際は非常に少ないですね。

 ほとんどは、先生のやっている技を観察して完コピし、帰宅してから技の原理がどういうものなのか?を必死に分析したりして体得していきました。

 だから、観ただけで覚えられるし、アレンジして返し技や応用変化技もできる訳なんですよね。

 才能の問題じゃなくて、集中力と執念と探究心の成果ですよ。

 自分が“超・努力型”の人間なんで、「教えてもらえばエスカレーター式に自分も上達できる」と考えているような甘えん坊は“殺意がわくぐらい嫌い”なんですよ。

 例えば、北島師範や矢嶋師範代は、入会してきた頃は別に目立った才能があった訳でも何でもなかったし、他の小才のある会員なんかは陰で嘲笑したりしていましたよ。

 私は、その様子をじぃっと何カ月も観察してきていましたが、結局、小才のある人間はすぐに自惚れて私に対しても嘗めた態度を隠さなくなっていき、本人の自己認識とは逆に技量の伸びも停滞していましたが、北島、矢嶋の二人は愚直に私の教える通りに地道に稽古を積み重ねていき、今では游心流の看板を背負うに足りる実力に育ってくれました。

 やっぱり、素質や才能よりも、最終的にものを言うのは努力を積み重ねること以外にはないんですよ。

 誤解している人が多いと思いますが、私の教える内容は年齢性別に関係なく誰でもできるようにはなれます。理合を理解すれば技なんか悲しいくらい簡単に会得できます。

「長野さんの言っていることは信じられない。私は十年もやってきているけれども、まだまだ体得できていない。そんな簡単にできる筈はない」という類いの批判を随分と向けられましたが、嘘か本当かは確認すればいいだけの話で、私は疑問を向ける人を言葉で説得する気なんかありません。

 だって、“事実を言っているだけ”という認識だからです。

 10年やろうが30年やろうが、理合を理解できなければ技は体得できません。確かにそんな人もざらにいます。ですが、可哀想ですが、そんな人は洞察力がないんですよ。理合を理解できれば“一瞬で技は体得できる”んですよ。

 私は合気も発勁も、ほとんど誰にも習っていませんし、自分で分析しているうちにメカニズムが読めたから自在に使えるようになりましたし、今現在も基本メカニズムを応用発展させ続けています。

“自在に使える”と豪語しているのも、現実に誰にもヒケは取らない自信があるからですよ(謙遜し過ぎると「自信がないんだ」と受け取る人が多いので、はっきり申し上げておきます)。

 無論、これは自分だけが凄いと威張りたいんじゃないんですよ。私が発見した“それ”を教えたら誰でもできるようになった・・・それが現実のことだからです。

 もし、私の言っていることが嘘だったら、誰が一万円もするセミナーにせっせと通うでしょうか? 文句言うのは自由ですが、事実は事実なんだから、「ウルセ~よ」の一言ですね。

 しかし、ここが重要なことなので、しっかり認識していただきたいのは、「技ができるのと、それを用いて命を守れるかどうかは同列にはない」ということです。

 私は、武術そのものに耽溺しているのではなく、本当に命のかかった刻に冷静に対応したり勝負に臨んだりできるかどうか?という観点から、武術を選んだだけに過ぎません。

 アメリカに住んでいたら銃を沢山買い込んでいたかもしれないし、あるいは宗教に帰依して絶対的な信念に安心立命を委ねていたかもしれません。

 どんな方法を選ぶにしろ、私の場合は、命のかかった状況にどう対処するか?というテーマを一生かけて考える生き方をしたのは間違いないでしょう。

 なので、たまたま武術を探究することになりはしましたが、それはあくまでも方法論として選択しただけなのです。

 とは言っても、もはや、趣味の一言では表現できないくらいの大きな意味を持ってしまっていますから、私としても、価値を理解してくれる人にしか教えたくはないんですよ。

 北島、矢嶋両君は、そんな私の想いを理解し尊重した上で学んでくれているのが判ったので、安心して師範、師範代を任命できたんですね。

 無論、常連の会員さんや、セミナーの常連の皆さん、今でも忘れずに顔を出してくれる昔の会員さん、熱心な読者の方・・・といった人達の応援する気持ちのエネルギーが私を支えてくれていたんだな~・・・という実感もありますね。

 それに対して私ができることは、「期待に応える仕事をする」ということだけです。


 そんなこんなで、今回の記念パーティーは、非常に気分よくやれました。

 カラオケをやるのも忘れるくらい、お喋りに夢中になって、あれこれと喋っているうちに時間が過ぎてしまい、記念撮影をしようと思っていたのも忘れてしまいました。

 何か、いつも記念撮影は忘れてしまうんですけどね~。

 まあ、日々、生成流転するのがこの世の理(ことわり)ですからね・・・。うちは淡々と長く続けていきたいな~と・・・。


 前日には、躾道館の小林直樹先生からもお電話を頂戴してDVDの感想をうかがいましたし、その小林先生もDVDを出すことが決まりました。あの超神速の加速歩法がついに披露されるかと思うと、感慨深いです。

 青木宏之先生の『剣武天真流』のDVD撮影の方もメインの撮影は終わりました。実技の実演は新体道代表である大井先生が担当され、青木先生は解説と模範演武もされています。

 よく考えると、青木先生が自身でここまで実演解説したりするのは滅多にありませんから、これはなんだかお宝DVDになりそうですよ~?

 その他にも大物の企画が進行中ですし、私も新作に取り掛かりはじめています。

 今の時代、立ち止まっていたら、あっという間に時代に取り残されてしまいます。時代の最前衛を駆け抜けていかなきゃ~、男と生まれた甲斐がないでしょう?

 自己満足だけを求めて生きても、それは得られないものです。目標は高く高く設定しておいて、そのために努力していく人間だけが結果的に自己の人生に達成感を得て死ぬことができるんだと思いますよ。

 謙虚さと卑屈さを区別できない人が多いような気がしますね~。


追伸;十数年ぶりに秋口に短編のインディーズムービーを撮る計画を進めています。スタッフ、キャストともに募集中です。特に特殊メイクのできる人の協力を求めています。我と思わん方は御連絡ください。完成したら作品はネットで公開する予定です。


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出版記念パーティーやります!

『使える武術』ちくま新書 新書判 224頁 定価756 円(税込)
『ヒトを観抜く 武術の読み』アスペクト 判型:四六/並製 ページ数:200 定価 1,575円
が発売されまして、今回、2冊合同の出版記念パーティを行うことになりました!

日時:2010/04/03(土) 17:30~ (10分前までに着くようにしてください。着いた順に会費を集めます。お釣りのないように!)

場所:相模原橋本駅前シダックスカルチャークラブ(いつも稽古でお世話になってます!)
〒229-1103 神奈川県相模原市橋本3-12-8  042-700-1694
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会費:5,000円  3時間 コース料理+ドリンク飲み放題(プレミアムビール・ワイン・カクテル・サワー・ソフトドリンクなど)込みです!

参加希望の方、2010/03/19(金)までに
yusin_mail_from2006(アットマーク)yahoo.co.jp
までご連絡ください。

氏名、連絡先(携帯番号・携帯メールアドレスなど)などの明記をお願いします。

締め切り(クドイけど)3/19(金)までです!
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ホンの感想

 続けて二冊出て、何か景気がいいな~と思ってますけど、頑張った甲斐があったからか、売れ行きがいいという話を聞いてホッとしております。

 今回、アスペクトさんは伝家の宝刀を抜いてしまった・・・という多少の後悔もあるんですが、“読み”の中でも一般向けに役立つような内容にしようと知恵を絞って書いたので、武術からは少し脱線したかな~?という気もしています。

 でも、武術に特化した内容だと、もう一般の人には何が何だかチンプンカンプンになってしまうでしょう。

 うちの会員さんでも、「細か過ぎて覚えられない」と苦情を言うくらいですから、本格的に武術の勝負論上の読み(構えから戦法を読むとか、得意技にこそ最大の弱点が潜んでいるとか)について書いたら、もう、ほとんどの人が解らない内容になってしまうでしょうから、この辺りが妥当なところかな~?と思います。


 一方で、ちくま新書さんの方は、コテコテの武術入門書として書いたつもりなんですが、読み直してみると意外と一般向けになっているな~という感じがします。

 また、努めてギャグを書かないように注意したつもりだったんですが、普通の新書の本と比べると、相当、ギャグ走ってる?感じがしますね。

「こう見えても、オラは学会誌にも寄稿したくらいだから真面目な文章も書けるんだぞ~!」と思っていたんですが、やっぱ、ダメっすね~。無意識にショーモナイこと書いてしまうんですね~。

「また、つまらぬギャグを書いてしまった・・・」


 で、早速、お世話になっている先生とか何冊かお贈りしたんですが、青木先生から早々にお電話を頂戴しまして、感想をお聞きしました。

「長野さんは本当に正直だね~」と。

 で、50分近くお話したんですけど、青木先生も本当に正直な方なんですよね~。

 何が正直かというと、“自分の都合の悪いことでも平然と喋れる”ということ。

 武道や武術をやっている人は、これが一番、苦手なんですよね。虚栄心が強過ぎて都合のいいことしか話さないし、都合の悪いことは全部他人の責任にしたり、時には捏造して話したりする。そんな人ばっかりですよ。

 劣等感が強い人は自分を守ろうとする意識が強いから、自分の本音をさらけ出すというのができないんですよ。独善的で一方的に他人が悪いと思い込んで非難することで自分を守ろうとしている・・・ビョーキですな。

 しかも、面と向かって文句言えないんですよ。論理的にも実力的にも勝てないと思ってるから逃げてる。陰口とかネット掲示板に匿名で書き込むとか、せいぜい手紙で文句つけたりするだけ。会って話そうとすると逃げ回る臆病な卑劣漢・・・そんなゴミ連中に人間としての誇りや克己心はありませんよ。

 だけど、コンプレックスだけは人一倍強いから、武術に現実逃避してしまう訳ですね。

 だから、何か暗いんですよね~。卑屈でジメッとした人間が武術やっている人には非常に多いです。

 しかめっ面して苦しそうに練習すれば上達するってもんでもなかろうに・・・どうも、必死で頑張ってる俺・・・という図に酔ってる人ばっかりですね~。

 だから、上達しないんですよ。

 もっと、練習は楽しんでやらなきゃダメですよ。理合がわかれば、こんな面白いものはないんだから・・・。

 武術はこんなに面白いのに、なんで、あんなにつまらない無味乾燥な教え方をするのかな~?と疑問に思うんですね。

 この面白さを理解すると、もう、ゲームだとか他のスポーツだとかやる気がしなくなると思うんですけど、知らない人達は可哀想だな~と思います・・・。


 そうかと思えば、躾道館の小林直樹先生からも感想の電話を頂戴しました。恐らく、出会って以来、初めて、ちゃんと誉めてもらいましたよ。

 とにかく、小林先生は他人を認めるということはまずありません。批判はしないけれども本音の部分ではまず認めていないですね。勝負師としての厳しさを師伝されて忠実に守って修行されてきたからだと思います。

「俺は駄物は嫌いなんだ」と言われていましたが、フェイクのやつとか口先だけのやつとかを嫌われているんだと思います。

「って~ことは、俺も今まではそういう類いの人間だと見下されてたんだろうな~?」って、邪推しちゃうんですけど、まあ、見直してくれたんだったら、別にいっかぁ~。


 その電話の時に「先生も、いい加減にDVD出してくださいよ。ずぅ~っと、クエストさん待ってるんですから・・・」と、(また断るんだろうな~?)と期待しないで言ってみたら、「よし、こうなったら、俺もやるぞ」と言われたので、(はっ? 今、何と言いました?)と思って、確認しちゃいましたよ。

 いや~、十年かかって、やっとその気になってくれましたか~・・・。何か、今年は剣武天真流のDVDも出るし、これで小林先生の超神速歩法が映像化されたら、日本の武術シーンから、一気にフェイクが一掃されるだろうな~。

 これで私も武術家の真似事みたいなことしないで研究と指導に徹することができます。


追伸;ホームページの方で、年末年始に書いた中編の小説をアップしてもらいます。以前、書いた猫又侍の異伝というか、新耳袋風の奇談としてリニューアルして書いてみました。『日本昔話』にもなったことのある熊本県の妖怪伝説を元ネタにした作品です。読んでやってくださいませ。携帯小説は挫折しちゃったんで、これからはホームページの方でボチボチ発表していこうかと思ってます。漫画やアニメやドラマや映画の原案とかにでもなったらいいな~と思ってます。あっ、盗作したら、訴えちゃいますよぉ~(っ~か、俺も伝説をパクッてるけど)。それから、私の本から参照したいプロの作家の方は事前に挨拶してくださるか、参照しましたって書いてくださったら、別にお金ちょーだいとは申しませんから宜しくお願いしますね。こっちも宣伝になりますから有り難いだけですから。ただ、明らかに私の考えた理論とかを無断で使われるのは、著作権侵害に相当してしまうので、御注意くださいね。私は、どうぞどうぞ・・・って感じなんですが、出版社側から告発される場合がありますので・・・。私もうっかりして事前連絡無しである出版社の本の図版をビデオで使って参考資料としてクレジットタイトルには書いて、その出版社にも「失礼しました」ってお贈りしたんですが、後から「こんな失礼なやり方があるかっ!」って、凄い怒られて、大慌てで謝りに行ったりしたことあります。作家の方は注意して、苦労して描いた作品にケチがつかないよう、御賢察くださいね。

追伸2;4月6日の火曜日夜より游心流東京支部同好会の活動を始めます。初日は私も顔出して軽く打ち上げやります。詳細はブログ・トップをご覧ください。

追伸3;教材用DVD上級編、もう仮編集が終わりました(早いっ)。この分だと3月中旬には発売できそうな感じです。これは私の武術研究成果のエッセンスを注ぎ込んだ内容ですから、安売りはできませんので、悪しからず御了解ください。やっぱり、悪用されたらマズイし、本気で学びたい人だけを選ぶためにも、高い値段にするのも致し方がありません。もっと安くしていっぱい売れた方が収益にはなるでしょうけど、価値の解らない人達には見てもらいたくないんですよね。

追伸4;相模原本部道場(メイプルホール)へのJR横浜線相模原駅からのバスの乗り場は“6番乗り場”で、“上溝駅行き”に乗り、「高校前」で降りる方がバスの本数も増えて良いようです。上溝駅行きは、市役所経由と横山団地経由があり、市役所経由だと「学院前」も近いのですが、「高校前」だと両方のバスが停車しますから、こちらをお勧めします。メイプルビル2Fには喫茶店もありますので、遠方から来られる方は早めに来て喫茶店でゆったりしてから練習に参加してもらうのもいいと思います。足腰を鍛えるには駅から25分、徒歩でくるのもいいと思います。距離的には相模線の上溝駅からだと徒歩で15分くらいです。車やバイクの方は駐車場もあります。

(本日の執筆中のBGMは、MINMIの『四季ノ唄』。『侍チャンプルー』のエンディング曲です)


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ちくま新書『使える武術』もうすぐ発売

 ちくま新書から出る『使える武術』の見本もあがってきました。
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 来週、書店に並ぶそうですが、アスペクトの第一弾と第二弾を足して、そこに最新研究成果を盛り込んだような内容になっておりまして、入門書として初めて読む方にはうってつけだと思っております。

 ちょうど、時期的に執筆がアスペクトの『ヒトを観抜く武術の読み』と被さってしまったのですが、内容は差別化できたので、初めて長野本?に触れる方には、こちらがお勧めです。

 でも、客観的に考えて、新書版でこの内容というのはエポックメイキングだと思いますよ。最後の章には軽く“達人列伝”まで載ってますけど、普通、この章だけで一冊になるネタですから、怒涛のテンコ盛り状態です。

 ムラサキウニ混ぜたご飯の上にエゾバフンウニをご飯が見えなくなるまでトッピングしたウニご飯・・・みたいな武術漬けの本です。

 自分で書いておいてナンですが、「スゲ~な、これ・・・本当に俺が書いたの?」って思いましたよ。いや、マジで・・・。

 何か、乗り移られて書かされたのかも?って、思えますね。現物見ると・・・。

「いろんな武術家を取材して原稿執筆を依頼したりして、徹夜で一カ月編集作業しないとムリでしょ?」って内容を、正味二日で書きましたからね・・・フッフッフ(メッチャ、自慢げだな~、オレ・・・)。

 送っていただいても構わなかったのですが、担当編集の方がわざわざ持参くださるとのことで、イラストを担当してもらった黒谷薫先生にも橋本駅まで来ていただいて三人で少し遅いランチをいただきながら出版の苦労話や、某先生の面白失敗話などして過ごしました。

 それにしても、私は自分でも思うんですけれど、本当に強運だよな~と思います。

 90年代半ばからの甲野善紀氏独り勝ち状態の長い古武術ブームも、昨今は陰りを見せて、目立った活躍をしている人はいなくなっているのが現状です。

 甲野氏に続くか?と思えた人達も、甲野氏ほど世間に注目されることなく地道な活動に落ち着いているような気がします。

 では、そんなに甲野氏の研究が並外れていたのか?というと、実際には各界の名のある人との交流を役立てたりする宣伝上手さが先走って、発表している内容は浅いし、武術そのものもフェイクとしか言えなかった訳ですが、「そんなことは世間様の感知するところではない」といった本末転倒な論調まで出てくる始末でした。

 だけど、「それなら武術じゃなくっていいじゃん?」と、私は言いたいですけどね。

 だいたい、武道武術の専門雑誌が書店の本棚で見かけなくなって久しく、80年代後半から業界をけん引してきた老舗雑誌である『格闘技通信』も休刊が決まり、この分野の衰退は誰の目にも明らかです。

 そんな中で私の武術業界裏うんちく話のシリーズ本が六冊も続いていたり、DVDが三巻出せたというのも、どう考えても私自身の力だけでは考えられないと思うのです。

 十年前だったら、この分野も世間の注目を集めて活気がありましたから、変人の私独りくらい許容できる活力があっても、不思議はなかったと思うんです。

 でも、今は違いますよね。

 はっきり言って世間の目は全然向いていませんよ。甲野氏ですら、もうかつての輝きを取り戻すことはないと思いますし、無理にでしゃばると痛い思いをするだけでしょう。

 かつて、この分野で伝説の達人と仰ぎ見られていた青木宏之先生を、ほとんどの武道武術愛好家が“知らない”という現実・・・。

 私には信じられません。王や長島を知らないというのと同じことですよ。

 あ~、でも世代が変わってしまったということなのかも知れませんね。

 近い将来、大山倍達、芦原英幸、塩田剛三、植芝盛平、上原清吉、澤井健一、佐川幸義といった伝説の武人の名前を知らない人達が大勢を占めてしまうのでしょう・・・。

 哀しいな~。

 あっ・・・そうか? そういうことか・・・。

 私に“武術の世界の語り部”になれってことなのか? 武術版の“稗田阿礼”の役目を私が負わされているのかもしれないな~?

 そうでもなけりゃ、貧乏のあまりアパート追い出されそうになったりしているボンクラ中年が売れる訳ないもんな~。

 まあ、自分の実力を勘違いするほど、私も若くはないですからね~。


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『ヒトを観抜く武術の読み』出来ました!

 18日にアスペクト新刊本の印刷があがって献本が来ました。
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 ちょうど本部の稽古日だったので、メイプルホールのスタッフに一冊、贈呈して会員向けは後日ということで、ちょっと見せただけでしたが、表紙のデザインをいつもと少し違えて渋い感じです。

 書店には早いところで24日、遅くとも25日、地方はもうちょっと遅れるかもしれませんが、今回の本はとにかく“バカには皆目わからない本”になってしまったかもしれませんから、ちょっと読解するのはきついかもしれません。

 いつもよりページ数が少ないんですが、内容が濃過ぎるので、いつものようにサクサク読めたりはしないと思います。自分で読み返しても、ちょっときつかったです。

 結局、なんでこのテーマにしたか?っちゅうと、“人を観抜く技術”みたいな本が一種のブームになっていて、確かにそういう本は役立ちそうな感じがするんですけど、「ふ~む、これだったら、武術の読みを利用した方がずっと洞察できるけどな~?」と思ったからなんですね。

 でもね~、こういう技術って、体得したらいいと思うでしょうけど、他人のホンネが透けて観えると、精神的にはきついっスよ~? 人間不信になっちゃうかもしれませんよ。

 それに、完全無欠の達人と尊敬していた人の弱点がモロバレでわかるようになったら、悲しいよぉ~?

 確かに役にはたつんですよ。

 だって、私がこれまで武術の業界で生き残ってこれたのって、“読み”のお陰ですからね。これはヤバイぞ・・・って思ったら、一瞬で作戦変更できる変わり身の早さで危機一髪状態を切り抜けてこれたんですよ。

 私はヤバイッと思ったら、ダッシュで逃げますからね~。まったく躊躇しません。

 松田隆智先生から、呆れた顔で「いや~、長野君は化勁の達人だな~(笑)」って誉められましたよ(違うかっ?)。

 普通の武道家だったら見栄っぱりだから、意地張って墓穴掘ったりするんですが、私は危ないと判断したら、徹底して合理的に判断しますからね。

「こりゃ勝てないな」と思ったら、その場で勝負しないで情報収集して弱点を調べておいて、確実に勝てると確信してから勝負するとか・・・こういうのは本来の武術では勝負のセオリーですよね。

 だから、下手に武道やっているヤツより、格闘家とか喧嘩好きなヤンキーなんかの方が話が合うんですよ。一時期、うちの会のヤンキー率高かったもんね。

 ヤンキーの発想って、意外と武術的なんですよ。

 強いヤツは暗がりで大勢で襲えばいいって考える。「汚いことやっても、ようは勝ちゃあいいんだよ」ってリアルな考えですね。

 北野武の映画が海外で凄く評判になったのも、バイオレンスシーンのリアリティーにあったと思うんですけど、竹中直人主演の『カルロス』というVシネマがあって、この殺陣シーンが凄く良くて印象に残っていたんですけど、最近、東映チャンネルで観直したら、何と高瀬将嗣先生だったんですね~。

 何か、私が「これは良いな~」と印象に残った作品の殺陣シーンの演出していた方とは、その後、実際に会っているんですね~。不思議なことに・・・。

 田中泯さん、秋本つばささん、渡洋史さん、AACの皆さん、そして、高瀬先生。

 同様の逸話を本の中でも紹介しているんですが、結局、ユングの言う集合無意識の理論というのは実際にこの世の因果律として本当にあると解釈するしかないと私は思いますよね。

 そういう点では、武術の読みというのは、相手の本音を洞察するだけじゃなくて、むしろ、相手が自覚していない無意識の領域まで繋がっていくものなんですよね。

 だから、心法の究極が活人剣であったり、相ヌケであったりという闘争を超えた領域になっていくのは必然的なことなんですね。

 武道家でそこまで行ってる人は凄く少ないと思いますが、青木宏之先生は確実にそこに到達されていますよ。やっぱり、ああいう具合にならなきゃ嘘だと思いますね。

 強くなろうと思ってる時点で、弱さの呪縛を自分で自分に呪文かけてるんですよ。

 これ、宗教的な話じゃなくて脳科学的な話です。

 私は武術に対して科学的にアプローチしようとしていますから、仮にオカルト的な理論を持ち出す場合でもオカルトも科学的に説明するとどうなるのか?という観点は保ちますよ。

 でも、知識がないとオカルトは宗教的なものとしか認識できないでしょう? で、そういうアプローチしかできない人が大半だから、「怪しい」ってことになって、それを面白がるか危険視するかに概ね分かれる・・・。

 私はどっちでもありません。事実はどうか?ってことを追究するだけです。

 武術の読みに関しても、オカルト的な神秘主義でしか解釈されていませんから、これを求める者は精神病患者みたいになってしまう場合が多い。

 これじゃマズイので、私はできる限り、科学的に合理性あるように研究し解説するようにつとめました。

 例えば、セミナーの時にも、最初の自己紹介の時に、初参加の人にしつこく質問したりする場合があるんですが、実はこれ、コールドリーディングというテクニックを使ってるんですよ。

 初めて参加する人の場合、もしかするとセミナーを邪魔してやろうとか、長野に大恥かかしてやろうといった具合に考えている人かもしれませんから、申し込みのフォーマットの質問事項の答え方であったり、会場に入ってくる時点で顔付き(だいたい、目付きで判別つきます)を観察したりして目星をつけておくんですね。

 だから、もし、初参加の人にしつこく私が質問していたら、その人に興味があるか、あるいは“疑っているか”のどちらかと思ってくださって結構です。

 今後は師範と師範代に指導は任せることにしたのも、練習中にヘンな真似をする人がいたら、すぐにつまみ出してしまおうと思っているからなんですね。指導していたらそこまで判らないんですよ。

 今はかなり注意しているので少なくなりましたが、やっぱり特に武術にマニアックにのめり込んでいる人は人格障害のある人が多いんで、そんな邪念のある人が一人でも入り込んでしまうと全体の雰囲気が悪くなってしまうんですね。

 いろんな武術道場を見てみると、どんな立派な先生のところであっても、最低、一人はそういうアブナイ性格の人がいますね~。そして、こういうタイプの人って、ちょっとでも関心がわくといろんな道場に行くんですよ。

 だから、武術業界で結構、有名人?になっていたりもするので、「あ~、長野さんのところにも来ましたか?」なんて話になったりするんですよね。こういう具合に有名人になったらマズイですけどね~。要は、“武術業界ブラックリスト”に載る訳ですからね(私、チェックリストつくって知り合いの先生に配ろうかと思ってます)。

 そういう人は、自分の感情だけで動くから、下手をすれば通り魔殺人みたいな行動をとってしまったりしかねないと思いますね。気づいたら刑務所に入ってましたってタイプ。

 自分の感情だけで行動していたらロクなことにならないですよ。他人とのかかわりあいの中で自分の身の処置を考えていかないと、下手なことをすれば一生を棒に振ることになってしまうんです。

 世の中って人と人の関係性の中で成立しているんですから、自分本位な言動しかとれなければ誰も相手にしてくれなくなりますよね。「相手のことを考える」のは、結局、自分のことを考えることに繋がっていくんです。

 でも、それが理解できない人が多いみたいですね~。


 結局、神秘に頼っていたら、やるべき努力を放棄して人生を誤ってしまいます。現実逃避の隠れ蓑として武術にしがみつくのは逆効果にしかならないんですよ。

 だって、人生、一回だけしかないでしょ? 自分で現実と闘っていかなきゃ~何も得られないでしょ?

 本当に、「何で、この人達は無駄に人生を浪費していられるんだろう?」って思えるような人が意外といますよね~。

 自分がやらなくても他人が一生養ってくれるとでも思ってんのかね~?

 私は不謹慎なのは承知の上で敢えていいますが、自分の将来に不安を感じて自殺する人って“まともな人”だと思いますよ。

 通り魔になったり他人に迷惑かけるよりいいじゃないですか?

 だけど、自殺する勇気があるんだったら、生きていく道はいくらでも考えられると思うんですよ。だから、考え方が悪いだけ。

 だって、別に自分から死ななくたって、全人類は等しく必ず死ぬんですから、慌てて死ぬ必要なんかないじゃないですか?

 生きてるうちは何でもチャレンジして図太く生きていったらいいじゃないですか?

 私だって、もう自殺するしかないって思い詰めたことは何度かありますよ。だけど勇気が出なかったですよね。怖いよ、やっぱり。

 貧乏で食うに困ってる人って、結構いるでしょう?

 私もいろんなバイトしたりしましたけど、結局、自分の好きでやっていることを商売にするのが一番、金も稼ぐことができると気づいた訳だし、そうすることで喜んでもらえるんだから、これはラッキーとしか言えませんよ。

 毎月のセミナーでも、初めて参加した人が嬉しそうな顔してくれてると、こっちも嬉しいですよ。

 だってね~、この不況の御時世に一万円も頂戴してるんだから、満足してもらえなかったら申し訳ないですもんね。

 うちの会員さん達は、ネットで私の悪口書いてる人がいると悔しがったりしているんですけど、そりゃあ、私はいろんな武術家を人非人扱いして罵倒しまくってるんだから、悪く書かれるのは当たり前。

 むしろ、無視しないで、わざわざ注目してコメントしてくれるのは期待したり認めたりしている意識が無かったら、決してやらない訳ですからね。

 もし、私のやっていることが世間的に評価されたら、もしかして批判していた人達も評価が180度変わるかもしれない。

 だから、マイナスに受け止める必要はないんですよ。

 もちろん、悪口を読んだら腹は立ちますけど、読まなきゃいいんですよ。視界に入らなければ“悪口も応援と同じ”です。一種の叱咤激励と弁えて「有り難うございます」とお応えすればいいでしょう。

 で、何か具体的に悪さを仕掛けられたら?

 それは有り難く慰謝料をたんまり頂戴すればいいだけですね・・・。



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アスペクト『ヒトを観抜く武術の読み』二月後半に発売

 アスペクトの武術シリーズ第六弾『ヒトを観抜く武術の読み』の最終チェックが終わりました。

 パニック障害が悪化していて会社まで行けそうもなかったので、担当編集のSさんに渕野辺まで来てもらい、駅前の行きつけのジョナサンでチェック作業を約3時間と少しかけてやりました。

 今回の本は、これまで約10年間に渡って隠しに隠してきた「読み」に関して、「もう、いっかぁ~?」と思って明かした初めての本です。

 実のところ、これまでどんなに技術について解説しても今ひとつ人に伝わりづらかったのも、この「読み」の具体的なやり方を隠していたからなんでしょうね。

 うちの武術論は「読み」ができることが前提ですから、その感覚がない人が技術論を読んでもピンとこないし、DVDを見ても意味が判らない。

 要するに本質が掴めないんですよ。前提が不明なままでは技の意味が理解できないからなんですね。

 そうなってしまうだろうということは解っていたんですが、これは私の先生が物凄く大切にして秘伝にしていたので、私も公開できなかったんですよ。

 師匠が大切にしてる秘伝を弟子がバラしたらどうなりますか? それは師匠から見れば裏切り行為ですよね。

 もちろん、私は正式な弟子じゃありませんから、周囲からは「そこまで義理立てて隠さなくても・・・」と言われたりしていたんですが、心情的にやっぱりね~。

 昨年、先生と電話で話した時に、「原点がどこか?ということをきちんと話せば・・・」ということを言われたので、それだったら、もう隠さなくてもいいか?と思って、発表の機会を考えていたんです。

 その後の研究で何十倍にも膨らませているし、先生も許してくれると思います。

 多分、以前、教えていた会員さんは、これを読むとギョギョーッ!とすると思います。

 どうしてか?

「部外者にバラしたら破門じゃあ~!」と厳命して、実際に破門にした人もチラホラといるというような“目付けの秘訣”を第一章から細かく解説してしまっているから・・・。

 いや、そればかりではなく、実際に教えた内容の何十倍も詳しく解説していたり、これまで会員にすら教えてこなかった心法の具体的なことまで書いているのですから、これを読んだ武道関係者は唖然となるでしょう。

 何しろ、「読み」の具体的なやり方については歴史上、一度も文章化されていない筈だからです。

 これを体得しなければ“先の先”だの“後の先”だのといった戦法は使えません。あくまでも個人のセンスによって自然にできる人と圧倒的にできないままの大多数の人に分かれるだけなのです。

 私も、言葉として「読み」の存在は知っていても、実際に“できる先生”に教わらねば、一生、体得できなかっただろうと思います。

 そして、読みと交叉法を研究しているからこそ、明らかに実力的にまともに対戦すれば私が手も足もでないような若い修行者をあしらえるようになれた訳です。

 つまり、武術は強い弱いではなく理合を体得しているかどうかで勝負が決まるということです。

 もう、自信があるから率直に申しますが、私に習っても強くはなりませんが、達人にはなれます。

 素質も才能もない、70歳くらいまでの老人や、女性、小学校高学年くらいの子供であっても、屈強な成人男子を一撃で倒すことができるように教えられます。

 えっ? 「屈強な成人男子を一撃で倒すような威力は長く武道や格闘技をやっている人間でもそうそう出せない。長野さんも嘘つくなら、もう少しリアリティーを考えたらどうか?」ってことですか?

 そうですね。武道や格闘技では難しいでしょうね。

 だけど、武術なら現実に簡単にやれるやり方は無数にありますよ。でも、教えてあげな~い・・・。


 けれども、今回の本は、恐らく、物凄い賛否両論になるだろうと思っています。

 何しろ、“武術の読み”というのは最終的には第六感に突入してしまう訳で、これはもうオカルトか超能力の分野の話になってしまう訳なんですね。

「合理主義者であるはずの長野らしからぬ」と思われる方も多いと思います。それもあるから書きたくなかったんだよな~。

 脳みその壊れたオカルトマニアがファンレター出してくるかもしれないし・・・。

 けれども、今回の本で明かした内容以上に実際の研究会では進んでいるんです。だから、ここまではもう発表しても構わないと思ったところまでは書いたんですよ。

 これは嘘だと言われる可能性が高いので、近日中に証拠の映像を撮って動画に出そうか?とも考えています。

 あくまでも、私は武術を神秘的に解釈するつもりはまったくありませんから、神秘大好きの発狂してる人達が集まってきたら嫌だな~と思っているんです。

 それでも、研究家として検証できる事実については隠すのも良くないと思った訳ですし、また、本格的に超感覚を磨きたい人にとってはお勧めできる団体もあるので、問い合わせがあればそちらを紹介したいとも思っています。

 それよりも、非難を覚悟で書いたのは、今回は他流仕合で攻略する戦法について図解していたり、各武道武術の特徴と長所短所といったことまで書いているので、頭の堅い人達は激怒するんじゃないかな~?と思っているんです。

 何で、こんな喧嘩腰のことをわざわざ書いたのか?というと、私には、それだけ現在の日本の武道武術の世界に対して物凄く危機感があって、武道、格闘技の世界の当事者にも危機意識と改革のための「なんとかしなきゃいけない」という意識を持ってもらいたいと思ったからなんですよ。

 外国の進化した武術が本格的に入ってきたら、日本の武道、格闘技は全滅しちゃうと思うんですよ。勝てないですよ。筋肉鍛えて脳みそ鍛えないから・・・。

 結局、日本の武道は創立時点からほとんど技術的に発展していないし、格闘技はまだ進化の途上でしょうが、体系化はされていないから個人の技量に頼り過ぎています。

 技量に差がなければ体格と体力で差がつく。しかし、決定的に差がつくのは勝つ工夫をしているかどうか?なんですよ。そのための指針になれれば、いくら非難されても本望。


 練習後にはいつも会員と一緒にファミレスで日本の武道武術の世界の現状についてあれこれ論議するのがいつものことです。

 以前、“太気拳の至誠塾の方が私のDVDを見て批判的なコメントをブログに書いていて、すぐに消していた”という話を聞いていたんで、私もブログにコメントを書いたことがありました。

 私はてっきり、新人の会員さんなんだろうと思っていたんですが、この方は、支部長さんだったんだそうですね?

 いや、別に観た方がどう感じられるか?というのは自由な訳ですし、こっちだって批判されるのは慣れているから何とも思わないんですよ。

「オタクだ」とか「あんな技は通用しない」と言われたって、正直言って、私は「自分の研究内容は天下第一」という自信があるので(シャレでも冗談でもなくて、事実、こう思っています)、部外者から何を言われてもヘーキなんですね。

 実際にできる人をいっぱい育てれば、誰も文句言えなくなると思っていますし、現実に成果も上がってきています。

 今の段階で批判されるのは、むしろ、自分を過信して気づかないでいる欠点を教えてもらえる場合があるので、感謝すべきなんだと思っていますから、まったく反論するつもりもありません。

 新体道のライブでお会いした河野智聖先生も、私が本の中でおちょくったように書いたことをお詫び申し上げたら、ちっとも気にしておられず「あれは誉めて書いてくださったんでしょう?」と、粋な対応をされていました(オトナだな~)。

 この方のコメントを発見したうちの会員さんは、「ネットの世界では、一度でも書いてしまった文章は訂正したり消したりしても元の文章が残ってしまうから、臭いものに蓋はできないんですよ。むしろ、訂正したり消したりするよりも、“ごめんなさい”って素直に謝った方がいいんじゃないかと思うんです。僕も、最初に読んだ時は、ムカついて文句の一つも書こうかと思ったんですが、勝手にそんなことして長野先生に迷惑がかかっちゃいけないと考えて我慢したんです。立場がある人だと言葉の責任が師範や団体にかかる場合もあるから、よく考えて書かないといけないな~と思いました」と話していましたが、賢明な判断だと思います。

 批判されれば感情的にナニヲって思うのが人情ですが、批判的な意見には本音が隠れているんですね。ある意味、正直な人が批判をする訳です。

 無論、単なる嫉妬心でイチャモンつけてるような人間は論外ですが、厳しい意見は大切にすべきですね。

 また、「長野先生はもの書きの仕事をされているから、ムチャクチャなことを書いているようでいて、実は計算して書かれていますけど、それは長野先生以外にはできないと思うんです。ブログにもわざときわどいことを書かれていますけど、そのきわどさの度合いを見極めるのも業界事情に詳しいプロだからできるんだと思うし、長野先生の文体を素人が真似したらすぐに大炎上しちゃうと思いますよ(笑)」とも言っていました。

 私がブラックジョークやきわどい裏話を好んで書くのも、自己宣伝と自己保身を考えたらマイナスにしかならない訳です。だって、敵を増やすだけだもんね。

 けれども、ある程度、リスクを負わねば面白い文章にはなりませんし、面白くなければ本は売れません。謹厳実直な人の本なんか誰も読まないんですよ。

 小島一志さんなんて、サイテイ過ぎてサイコーじゃないですか? 俺、大ファンだもんね~(アンチだけど)。

 感動させたり笑わせるのは難しいですが、人の感情を動かす時にてっとり早いのは、怒らせることです。ムカッとさせるようなキワキワな表現も、やりようによってはユーモアになったり感動させたりできる。

 私は文が拙劣だから、ストレートに人を感動させるような文章は書けないので、敢えてひねって書いている訳です。

 小説書きたいとは思うけど、絶対に書きたくないのは恋愛小説! ダメ! こっ恥ずかしくって、よ~書けん!

 ともかく、文体がムチャでも書かれている内容がしっかりしていれば、深く読める人には役立つはずです。「長野は大っ嫌いだけど長野の本は面白いから買っちゃう」って言われたりしますからね。

 今、教えている会員さんの大半が、私の本を読んだりDVDを観て、「これなら自分でも上達できるのではないか?」と直感して習いに来られています。

 で、実際に上達しているという実感を得られている人たちと楽しく練習できているので、私は非常に恵まれているな~と思う訳です。

 それも、ある程度のリスクは承知しているからこそなんだと思っていますし、至誠塾で太気拳を一時間半程度しか習っていない私を太気拳の支部長を任されるような実力者が批評してくれるというのは、内容はどうあれ、光栄なことだと思っていますよ。


 恐らく、今月下旬に本が出た後は毀誉褒貶が相当出るだろうな~と予想していますが、文章の奥の私の目論みに気づく人がどのくらいいるのか?という点を、今回は実験精神で待ちたいと思っています。

 とにかく、日本の武道武術の世界は、今、変わっていかなくては、気づいた時には世界に取り残されてしまいますよ。そのためには敢えて波紋を起こさなきゃダメでしょう?


追伸;動画で宇城氏が元極真の格闘家Nさんを指導しているところを見ました。最初、アレッ?と思ったのは、以前の宇城氏が持っていたキリキリと集中するような鋭い読みの意識が薄れて、随分とラフに技を使っているところでした。空手着姿でもなかったので、一瞬、別人かと思ったくらいでした。崩し技も力任せで強引に見えるし、間合も一本調子に保ち過ぎているとお見受けしました。失礼を承知で申しますが、私の目には実力が明確に落ちておられるように観えます。一体、どうしたんでしょうか? お身体の調子を崩されたりしたんでしょうか? 複数の相手にかけて見せるのも重心操作を説明せずに“気を通す”と称しても意味が通じないですし、そもそも名のあるNさんを転がして見せているところを動画で晒すというのは品性を疑ってしまいます。甲野善紀氏そっくりのやり方で、釈然としません。『空手バカ一代』でサファーデのチャンピオンに辛勝した飛鳥拳が新聞で簡単に勝ったと書かれたのに腹を立てて、「私はようやく勝ったのであって他人を踏み台にして名前を売りたくない」と言いますが、これが武道家として正しい態度でしょう。強ければ何をやってもいいのか?という傲慢さと権威主義をも感じてしまうのです。新体道にも名のある他流武道家が学びに来られていましたが、青木先生はその人達の名を傷つけないように箝口令を敷いていました。私が学んだ躾道館の小林先生もそうしていました。心道流は「自信他尊」が旨であった筈ではないでしょうか? それとも宇城氏はUK空手とすることで心道流の精神は捨ててしまったのでしょうか? なんだか、凄く悲しく寂しい気持ちになってしまいました・・・。



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年末年始は休めそうにないっ!

 いや~、参っちゃったな~。

 筑摩新書の原稿チェックと写真・イラストのキャプションも書いたので、後は一気にアスペクトの本を・・・と思っていたら、書いた原稿の半分くらいは書き直ししなきゃならなくなってしまいましたよ。

 今回は、ノッケから技術解説で始まったので、その勢いで最後まで技術解説一辺倒で行き切ってもらいたいという担当編集からの強い要望だった訳で、いつものボヤキ漫談風の文体とか余談が脱線するところとかはダメだというお達しを受けました。

 技術論に徹してシリーズの変革を目論んでというのは判るんだけど・・・う~ん、そういう無駄なところが私のスタイルというか味だと思うんだけどな~。

 まあ、ダメと言われりゃあ、変えるしかない。

 そんな訳で、年内に原稿そのものは書き直ししてしまおうと思っている訳なんですが、こうなるとは予想していなかったんで、構成とかネタとかのアイデアがイマイチまとまらないんですね~。

 細かく書けば、いくらでも書けるんですよ。

 でも、それやっちゃうと読者は完全に理解不能になってしまうでしょう。やっている人間にしか解らない内容になる。

 いや~、うちの会員でも理解できないかもしれませんね。

 要するに、人相とかクレッチマーの体型分類とか整体療法とかオカルトに突入したような話になっちゃうんですよ。

「それを合理的に書けるのが長野さんなんだから」と黒谷先生は言うんだけど、私も毎回、どう表現したら理解してもらえるか?と知恵絞ってるんですよ。それでも、「難しくてよく解らない」と言われることも多いんですよ。

 解りやすいというより面白いと言ってもらいたいんですけどね。

 でも、読んで解らないようなものじゃ仕方がないと思うしね~。

 う~ん・・・困ったな~・・・。

 一応、私の得意分野から考えてみるか?

 特撮・アクション・ホラー・SF・精神世界・宗教哲学・GUN・武器・日本刀・UMA・健康法・舞踊・・・etc.

 う~ん・・・今回の本の内容とは、あんまり関係ないな~。


 とまあ、こういう具合に考えが煮詰まっている時は、関係ないことをやってみるのもインスピレイションを得るのに役立ちます・・・。

・・・ってな訳で、小宮四郎國安の拵えを作り始めました。

 この刀、胴田貫みたいな剛刀なので、刀身が重い。遣いこなすためには重心バランスを手元に寄せる必要があります。

 そのためには、鐔を重いものを付けるくらいしか手はないんですが、先日、青木宏之先生の刀の拵えを作った時に武蔵考案の海鼠透かし鐔が格好良かったので、この刀にも海鼠透かし鐔を付けることにしたんですね。安かったし・・・。

 割りとゴツイ鐔なんですが、大きく穴が開いているので重量はそんなにない。

 なので、今回は柄木を削って鉄板を埋め込むことにしました。

 重りにするのは以前、買っていた軟鉄の平棒。1mあるのを寸断して使います。これでそこそこの重量増加にはなるでしょう。

 以前、繁綱の大太刀の柄の時にやってみたように(この時は真鍮板を仕込んだ)、柄木の茎尻の余った部分に彫刻刀で溝を彫って寸断した平鉄棒を仕込みます。

 次に柄木の側面にも同様に溝を彫ってはめ込んでみましたが、柄木を結構薄く削っているので、茎がはまる穴に貫通してしまうのでは?と、慎重に彫ってみました。
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 後は接着剤で固定してから針金を巻いて柄が折れないようにして鮫革を貼って、柄糸を巻けば完成です・・・。

 今回、横浜名刀会で買っておいた白鞘の柄木を流用して作ったんですが、朴の木なので重い刀身を振って割れる危険性も感じたので、この鉄板(平鉄棒)をはめ込んだのは補強の意味もあります。

 実物の拵えの中にも柄や鞘を鉄板で覆ったものがあるそうですが、これはもう鍛冶屋さんに頼むでもしないと無理ですから、できる範囲でやってみました。

 丁度、預けっぱなしだった関住兼元(二代目以降は三本杉の刃紋の“関の孫六”で有名)の長脇差(一尺八寸)も戻ってきたので、こっちも拵え作ってみようかな~?と思っていますが、その前に研ぎに出した方がいいかな~?と思っております。本物だったら結構な値段になりますからね。


 そういえば、刀の拵え用の金具とかを買いに水道橋の尚武堂に行ったら、丁度、冬の特別セール期間で居合刀も割引されていました。

 それで、つばさプロジェクトからお歳暮でミカンを頂戴して非常に美味かったものですから、殺陣の練習とか撮影用に使ってもらおうと思って一振り買って、そのまま大塚のつばさ基地に持っていきました。

 かなり久しぶりだったのと暗くなっていたので、道を間違ったかな?とか思ったんですが、空き地だったところにでかいマンションとか建っていて、それで印象が変わっていたみたいです。

 秋本さんは留守だったんですが、スタッフの方に「お歳暮にミカンをいただいたのでお返しです」といって居合刀を渡してきました。

 翌日、秋本さんからお電話をいただいて、丁度、綺麗な刀がなかったので撮影用に使わせてもらいますということで喜んでいただけたみたいです。

 普通の人だと居合刀貰ってもイヤゲ物(みうらじゅん先生命名の、贈られた人が嬉しくない土産物のこと)にしかならないでしょうね~?

 以前、打ち合わせにつばさ基地にお邪魔した時に、殺陣に使う竹光の刀(物凄く軽くて私なんか逆にそれらしく振るのが難しい)とか美術刀(鋳物にメッキしてプラスチックの柄が付いたお土産用の刀)とかを見せてもらったんですが、居合練習用の合金刀の方が出来はいいですからね。

 居合の型稽古とかに使ってもらえば、つばプロの役者さんたちが時代劇に出演される時にも間接的に役立つでしょう。

 本当に技能のある役者さんたちには活躍して欲しいですね。いや、活躍させてあげなくちゃダメ! 日本はアクションを評価しなさ過ぎるんですよ。

 うちの会にも今年は役者さんが入りました。

 ハリウッドのアクション事情もちょっと聞きましたけれど、以前はカンフーとワイヤーアクション一辺倒だったけれど、今はフィノピノやペンチャックシラットが注目されているそうで、これからは、日本の武術の凄いのが注目されたらいいですね~。

 相変わらず日本刀の人気は高いし、サムライやニンジャの認知度も高い。『ラストサムライ』みたいな感じで『レッドサン』をリメイクしたら面白いと思う。

 いや、『カムイの剣』を実写版にしたらいいんじゃないかな~? 日米合作で。

 殺陣アクションに関しては、私だったらこうするけどな~というアイデアがいっぱいあるんで、役者さんは大歓迎。武術をベースにした殺陣や身体つくりを教えて、是非、大活躍してもらいたいと思ってます。

 あっ・・・そうだっ! 殺陣のことについて書けばいいじゃん?

 殺陣の練習は武術の読みの養成に役立つ筈だし・・・あ~、脱線してみるのもアイデアを得るにはいいですね~・・・。


追伸;新年のTV東京の大型時代劇は、『柳生武芸帳』! 反町隆史が十兵衛というのは未知数ながら(浜ちゃんが龍馬を演じたドラマで人斬り以蔵を演じていたのと大河くらい?)、疋田陰流の山田浮月斎を松方弘樹、柳生但馬守宗矩を高橋英樹が演じるというのは凄い! 考えてみれば、松方さんと英樹は対決したことないんですよね~。時代劇の大御所同士の初対戦。それだけで事件ですね。『寒月霞斬り』の時の松方さんは凄かったからな~。悪役の方が合うかも?

追伸2;反町と言えば、無眼流という流派に反町無格という遣い手がいます。ひょっとして末裔?

追伸3;秘伝を読んでいて、山口清吾先生が剣術をやったことがなく、「やればすぐ出来る、同じだよ」と言われていたという話を武田義信先生がされていて、「あ~、なるほど、そういうことだったのか?」と思いました。つまり、剣の型稽古をやっていないから、原理的な合気道の動きの中で自在に剣を操られていた。型の形に捕らわれていないから、あれだけのレベルの動きが出来たんだな~と、感銘を受けましたね。つまり、流派の形という枠組みから解放されていたんですね。私が山口先生の剣が国井先生を超えているように観えた理由がこの点にあった訳です。普通は、「剣術をやったこともない人間がイッパシのことを言うな」と言う人がほとんどでしょうが、剣を操る術を駆使するのは五体なんですよ。その共通原理が観えていれば使えない道理がありませんし、合気道そのものが剣の理合が基盤になっている。その上、合気は動きの流れが途切れませんから、剣を遣えば相手の隙間に水が染み込むように自在に吸い付くように相手を封じていってしまう。山口先生の剣はそういう術理だったのです。内家剣?とでも言いましょうか? 御一読アレ!

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リュウケンの奥義を間違えてたよぉ~っ!

 皆さん、申し訳ありまっしぇん!

 武者アヴェスタ様(HNは書いても大丈夫ですよね?)より、私の『そこが知りたい武術のシクミ』154ページの『北斗の拳』先師リュウケンの奥義を“夢想転生”と書いていたところ、“リュウケンが繰り出した奥義は「七星点心」のはずです。また、「夢想」転生ではなく、「無想」転生が正しい表記と思われます”との御指摘をいただきました。

 早速、当会のマニアック会員に確認したところ、「確かにその通りです。僕も言おうかな~?と思っていたんですが・・・(言ってよっ!)」とのこと。誠に失礼致しました。

 増刷される折りには訂正したいと思いますが、取り敢えず、先に、ここで訂正とお詫びを申し上げたいと思います。

 いや、お恥ずかしい限りでございます。武者アヴェスタ様、わざわざお教えいただきまして、ありがとうございました。

 読者の皆様も、「これは間違いではないか?」と思われたら、どうぞ、御遠慮なく御指摘ください。(でも、嫌がらせはやめてぇ~)
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『武道に伝える武術の教え』完成!

 一月に文芸社さんから『武術と生きる日々』が出たばっかりだというのに、アスペクトの武術シリーズ第五弾『武道に伝える武術の教え』(自著としては通算7冊目)、早々に完成しました。

 早々っていっても、実は二月には出る予定で昨年末から進めていたんですけれど、十二月が体調不良で丸々仕事できなかったり、企画変更がたび重なったりで一カ月も伸びてしまったんですね。

 でも、一月から二月にかけてライトノベル三冊分くらいの量の原稿は書いてますよ。

 今回は資料本も十数冊は読み込んで書いたので労力もかかったし(ページ数の都合で参考資料一覧を掲載できず、大変、失礼しました。次回作には載せたいと思います)、これまで書いた本の中でも二番目か三番目くらいには苦労しましたね~。

 それでも、喉元過ぎれば熱さ忘れるという通り、今回もできあがってしまえば、「もっと、こうすれば良かったかな~?」と反省するところもあるんですが、まずは「最新刊が最高傑作」という物書きとしての志しは裏切らずに済んだかな~?と思っています。

 この一冊読めば、現代武道と古武術、そして気の武術と気功、最近流行の武術系身体操法の裏事情についての概略が、おおよそ理解できるようになっています。

 恐らく、こういう本はいまだかつて誰も書けなかっただろうと思っています。

 なぜ、書けないか?というと・・・

1,こんなことを研究している酔狂なヤツはいない!

2,メチャメチャ敵をつくる!

3,武道マスコミを根底から引っ繰り返しかねないので武道系の出版社では企画が通らない!

・・・とまあ、このような理由が考えられます。

・・・と、こう書けば、一体、どんな内容なのか?ということはお察しいただけるのではないか?と思っております。

 空手道(沖縄空手・伝統派・フルコンタクト派)、剣道(古流剣術・古流居合術・剣道と剣術もし戦わば?)、柔道(古流柔術・少林寺拳法)、合気道(大東流・八光流・脱力技法と軸の操作・必殺ヘドラ固め)、中国武術(日中武術交流史・松田隆智評伝・神秘の解明・電光石火の太極拳・極悪八卦掌・必殺猛虎硬破山・凶悪の実戦蟷螂手)、身体操法(古武術と無関係な身体操法・新体道戦闘法・発狂する気の武術・誰にでもできる合気の神秘・科学で解明できちゃう甲野理論)・・・といった具合の“問答無用の武道武術界の掟破り決定版”となっております。

 スゲェ~・・・自分で書いておきながら、なんちゅうムチャクチャな本を書いてしまったんだろうか・・・と、できあがった本を読み直していて慄然としてしまいました。

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 これ読んだら、いろんな武道武術関係の人(武道家・武術家・武術ライター・武術誌編集者など)が寝込んだり脳卒中や心筋梗塞で倒れたりするかも~?(スネに疵もつ皆さん、南無阿弥陀仏・・・)

 なんか、もう、私は問題作しか書けない体質になっちゃってるかも~?

 これからは「武術界の快傑ズバット」とでも呼んでくださいまし・・・。

PS;書店には25日くらいに並ぶと思います。確実に都内在住で確実に入手したい方は神保町の書泉グランデ2Fの長野コーナー(ホントにあるんだヨ)に御来店ヨロシク。私の地元(相模原市渕野辺)では、渕野辺駅前の有隣堂さんには入荷すると思います。こちらは過去の本もありましたので、御近所にお住まいの方は是非、どうぞ~。

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『武術と生きる日々』電子書籍版開始!

 文芸社の電子書籍でも『武術と生きる日々』が購読できます。恐らく、まだ読んでいらっしゃらない方が多数おられると思いますけれども、パソコンで読めますので、宜しくお願い致します。

 15日から出る予定だそうです。

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ヒミツ・ヒケツ増刷決まりました

 アスペクトさんで出してもらっている武術シリーズ第一弾『武術のヒミツ』第二弾『武術のヒケツ』が、それぞれ1500部程、増刷されることが決まって、内容を一部手直ししたりしました。

 お陰様でヒミツのほうはこれで一万部突破致しました。実売部数はまだ追いつかないですが、それも時間の問題かな~?と期待しています。

 内容の手直しをしていて思うのは、時間が経過すると人の縁も移り変わっていくものだということ。

 ですが、それにしても私の場合は人の出入りが激しいな~・・・とか思っていたところ、最近、プロのダンス振り付け家の方とお話していたら、似たような経験をされているみたいで、何か少しホッとしてしまったものでした。

 大きなミュージカル劇団のオーディションなんて合格する人がほとんどいないらしく、やっぱり、プロの世界は技術はあって当たり前、やる気だけではどうしようもない世界なんだと思いましたね。

 趣味で武術やっている人間が勘違いして、プロ格闘家に勝てる?なんて考えるのは誇大妄想も甚だしいものです。

「去る者は追わず、来る者は選ぶ」というのが今の私の方針です。

 やっぱり、武術は誰にでも教えられるものではないとつくづく思います。精神を害する場合すらあるからです。

 そこいくと、やっぱり芸術はいいですよね~。

 毎月のセミナー会場でお借りしている江古田ストアハウスは、ストアハウスカンパニーという劇団が主催されているんですが、ここの公演を何度か拝見させていただいて、毎回、凄いインパクトを受けています。

 演劇とも違うし、かといってパフォーミングアートと呼ぶのもシックリこない。

 ダンスとも違うし、即興の部分と緻密に計算されている部分と出演者相互の感応が奇跡的に共鳴して成立する劇・・・という点で、私は驚くばかりなのです。

 今回(3/4~10)に公演される『CeremonyⅡ』は、一昨年でしたか、招待状を頂戴して拝見したんですが、本当にビックリしましたね。

 何だか、万華鏡をずうっとのぞいているみたいな不思議な感覚に浸っていくのです。

 是非、一度、見て体感してもらいたいと思っています。

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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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