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本部定期稽古会は普通に寒稽古で~す!

「武術でもっとも大切なものは何か?」と聞かれた時に、私は迷わず、こう答えます。

「気合だぁ~っ!」(アニマル浜口?)

 真剣勝負を決するもの・・・それは、技でも術でも力でもありません。唯一、殺意をも凌ぐ決死の気合あるのみ!

 今や、天下の名人として世間に知られている甲野善紀氏は、何故、まともに立ち合えば素人にすらボコられてしまうのか?

 それは、甲野氏には決死の気合が欠落しているからです。

 理屈で論じ、知識で解った気になる人が武術を志したものの、実際に闘えば見るも無残に負けてしまうのは何故なのか?

 それは、気合が伴っていないからです。

 断言しておきますが、真剣勝負は心の勝負です。技や術や力を引き出すのは気合なのです。気合が無ければ、何もできずに蹂躙されまくってしまうのがオチです。

 重ねて言いますが、武術で最も重要なのは、気合です!

 ケンカ一つしたことの無い人は、素手で他人の顔面を殴ることすらできない人がザラでしょう。「人を傷つけてはいけない」という倫理観が働くからです。

 逆に、何も考えずに他人の顔面を殴れる人は、前頭葉に問題があるかもしれません。

 私の弟は、「他人の顔を平気で殴れるなんて信じられない」と言っていました。多分、私に当てつけて言っているんだと思いましたが、彼の言うことが正しいでしょう。

 他人の顔を平気で殴れる人間は社会人失格です。

 ですが、私は必要と判断すれば、いつでも他人の顔面に必殺パンチをたたき込む覚悟で武術を稽古してきています。

 殺意をもって襲撃してきた通り魔や、オヤジ狩り、ホームレス狩りとかやるような遊び半分で他人を傷つけるような連中に遭遇した場合、ためらわずに顔面に掌・拳・肘をたたき込んで、自分も含めた被害者が出ないようにしなければならない・・・それが、武術を修行する者の義務だと考えています。

 無論、下手をすれば私は殺人犯になるかもしれません。その意味で倫理的な理由を超えて躊躇する気持ちが出るかもしれません。

 でも、もし、通り魔や暴走少年たちが他人を傷つけているところに遭遇した時に、私が周囲の人をほうり出して逃げて、自分だけは助かったけれども、代わりに何人も犠牲者が出たとしたらどうでしょうか?

 これは、単なる臆病者ではなく、卑怯者になってしまう。

 君子危うきに近寄らずと言いますが、私は馬鹿や阿呆や気違いと言われるのは何ともないですけれど、卑怯者にだけはなりたくないです。

 だから、私が武術を修行してきたのは、戦うべき時に覚悟を決めて戦える心の強さを身につけたいと思ったからですよ。根が小心だから、武術の心得が無いと心が決まらないんですけどね~。

 さ~て、そんな訳で、気合というのは、ここぞという肝心な時に覚悟を決めてハラを据えるためのものなんですね。

 気合という言葉は、「意識を統一して心と身体を合わせる」という意味がありまして、その方便としてでかい声を出すとか呼吸法とかがある訳です。

 意識を集中して心と身体をコントロールするんですね。

 そういう意味で、武術家は滝に打たれたり、座禅を組んだりしますけれど、特に現代の武道では“寒稽古”というのをやりますよね~。寒~い戸外で稽古する、アレですよ。

 現在、渕野辺駅近くの公園で日曜日に定期稽古会をやるようになりましたが、これが毎回、必然的に寒稽古になってますからね~。

 秋は気持ち良かったんですけど、12月も寒かったけど、1月は寒いっ!

 特に27日は真っ青に晴れた空に寒風が吹き、寒いったらありゃしない。風がビュビュ~ッと吹く度に震えあがっちゃいましたよ。

 土曜日のシダックスは暖かい室内だし使用料も要らないから快適なんですが、日曜日は自然に気合が入りますよ~。でないと、とてもやる気が出ない。

 あんまり寒いから、とにかく動いてないと風邪ひきそうで、コンクリの柱にキックミットくくりつけてムエタイキックの練習させたりしました。

 私も随分、久しぶりに蹴ってみましたけど、割りと蹴れましたね。

 こういう打撃格闘技的な技はほとんどやって見せたことがなかったんで、「游心流に廻し蹴りはないんだと思ってました」と言われてしまいました。交叉法が上達してから教えるつもりではいたんですけどね・・・。

 皆、空手やっていた人なんで、廻し蹴りは問題なくできますが、重要なのは、蹴りを出すタイミングと位置、軸足の操作・・・といったところで、これは私が独自に交叉法の理合に沿って工夫したものです。

 だから、相手の構えを利用して、崩し・入身・打拳から蹴り・・・といった具合の変化技のバリエーションを指導していきました。

「試合向けはこう。ケンカだったらこう・・・」と、状況に応じて技を使い分けるように教えています。プロテクターのお陰で指導内容が随分、細かく具体的になりましたよ。もうちょっと他の人の分も買いましょう。

 型稽古だけだと技の有効性をきちんと自覚できないまま勘違いしてしまいがちでしたから、今後は約束組手から自由攻防に対応できる稽古法を研究したいと考えています。


追伸;2月10日の借力セミナーでは、武道、格闘技にも活かせる技法を指導したいと思っています。当日参加も今回は認めますが、なるべく事前予約してください。参加人数が把握できないと用意する資料数が決まらないので・・・。

追伸2;『おもいっきりイイTV』で、甲野氏に学んでいる介護指導士の人が出てきて「日常生活に活かす古武術を基にした動き」を教えていましたが、かなり言葉に注意していましたね。私が批判した効果があったと思っています。やはり、無分別に誤解を招くような発言には目を光らせて、今後もビシバシと批判しよう!と思いました。ここで追及の手を緩めると、甲野氏はすぐ舞い上がって虚言を吐き散らしますからね。
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君は大塚剛を知っているか?

『武闘拳・猛虎激殺!』で倉田先生を付け狙う武道家役で出ていた大塚剛氏を知っていますか?

 カラテ映画マニアならば、「あ~、ベンケイが蛇食っちゃうヤツでしょ?」って通じてしまう怪作ドキュメンタリー?『殺人空手』(後半で明らかに普通にドラマになってグルカ族とかと戦う。昔のUMA本で、後半、いきなり宇宙怪獣編になるみたいなものか?)の主役にして、プロ空手を立ちあげた人物なのです。

 またの名を林聖道。双極療術という武道の殺点を治療に活かした中国行者門の秘術を駆使して治療院もされている・・・ということを、昔、ゴマ書房から出ていた本で見ましたが、最近、新しく出された本でさらに詳しく述べられていました。

 ここまで書くと、いかにも胡散臭そうなんですが、でも、大塚剛氏の実力は本物だと思いますよ~。卍釵を持って倉田先生に迫ってくるところはハカイダーかシャドウムーンか?って感じで、石橋先生も戦隊シリーズに復帰したことだし、東映特撮ドラマに出てもらいたいですね~。

 私が覚えている限り、この『猛虎激殺』『殺人空手』の他にも、確か渡瀬恒彦が主演してた空手映画(ガッツ石松と沢村忠が出てた)とか、植芝盛平を描いた『激突!合気道』(冒頭の植芝吉祥丸前道主の演武してるイメージ映像以外、合気道らしさが微塵もない凄い映画。植芝を演じた千葉治郎が実兄の千葉真一演じる空手家にボコボコにやられたり、志穂美悦子が足刀蹴り出したり、小手返しなんて少林寺拳法だし・・・お蔵入りする筈だよ)、それに『柳生一族の陰謀』とかにもチョイ役で出演されていましたよ。

 以前、出版関係の人と打ち合わせした時に、この人が大塚剛氏をよく知っているそうで、マス大山の秘技“十円玉曲げ”を実演してみせてくれていたとか。

 恐るべし、大塚剛!
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NHKスポーツ教室は侮れぬっ!

 NHKって、結構、間違った人を出してしまったりすることもあるのに、時々、妙に本格派な人を出すから、侮れませんね。

 昔、宮本亜門が聞き手だったトーク番組に甲野氏がNHKデビューした時は、サイテーな対談っぷりで失笑してしまいました(アシスタントの床島圭子が甲野氏より先にコイン取りに成功してしまって、宮本亜門が爆笑する中、真っ赤な顔で必死にコイン取りを実演してみせる甲野氏の見苦しさは必見です。ユーチューブとか出てないかな~?)。

 しかし、同番組に、亡くなられた柳生延春先生が出演された時は、本物の武術家が持つ風格が感じられて良かったですよね~。

 やっぱり、伝統を背負って生きる人に備わる重厚な存在感というのは、私のように道楽が過ぎて武術をやっている人間には到底、出せるものじゃないですよ。

 家柄とか血とかDNAとか・・・そういうものって、やっぱり有ると思いますよ。

「あ~、この人には、一生、頑張っても勝てないよな~」って思う人がいますでしょ?

 NHKも、甲野氏とか出してるようじゃダメだよな~と思っていましたけど、やっぱり、ちゃんと見る目のある人はいるんだな~と思いましたよね。

 C・W・ニコルさんの沖縄“手”の探訪は素晴らしかったし、『カラダであそぼ』は、かなり頑張って探してきているな~と感心するような人が出ていたりしますしね~(あの沖縄空手の指導している人は誰だろう?)。


 さて、スポーツ教室で「剣道」が放送されていたので、何の気なしに見たんですが、筑波大学の八段の師範(残念、名前が判らないです)が、剣道の技を木刀でやってみる稽古法を指導されていたんですが、なるほどな~って感動しちゃいましたね~。

“擦り上げて胴を打つ”とかいう技を、木刀の鎬(しのぎ)で擦り上げて受けつつ、スルッと胴に打ち込むところなんか惚れ惚れしましたよ。

 いや~、やっぱり、剣道にはこんな優れた剣術の理を活かしている師範がまだまだいるんだな~と、しみじみと思いましたし、師範が実に爽やかで明るい。八段だから、かなりお年だろうと思うんですが、動きが軽やかで力みが無い。スッ、スパンッ・・・と、竹刀が別の生き物みたいに動く様子は、あまりにも自然だからこそ、私なんか唖然となりましたよ。

 スポーツ教室「剣道」、再放送の折りは是非、御視聴あれ!
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もしかして、女装流行してるんですか?

 最近、橋本駅近くで、立て続けに女装してる男を見ました。

 一人は、京王線乗り場からコンコースを歩いてくる高校生の集団の中にいて、女子用スカート履いてる男子でした。

 スカート履いてる以外はまったく普通の男子高校生・・・バツゲームだったかも~?

 そして、木曜日に本のイラストの打ち合わせにいってきた帰りにオヤジデーで料金安いから『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』を観にいこうと、橋本駅から映画館に向かっていたところ、何と! この寒空に超ミニスカ姿のオッサンに遭遇・・・。

 私、別に差別する気はないんですよ。うちの会にもビジュアル系バンドやっててコスプレ女装してる人いるのを、先日、携帯でチェックして「う~む・・・ここまでやれば芸を極めるべし! アッパレ」と思いましたからね。

 でも、こ、こいつは犯罪だよぉっ! 年齢は、恐らく30代後半から40代半ばくらいでしょうか? 髪の毛も薄かったような・・・。

 そんなオッサンなのに、生足なんですよぅ~、オエエ~・・・思い出しただけで気持ち悪くなるぅ~、オエエ~・・・。

 しかも、階段上がる時に女子高生みたいに後ろ手でパンツ隠してんだよ~、オエッ。

 あの、オッサンは、一体、何だったんでしょうかね? っていうか、警察で捕まえてくれないかな~。公序良俗に反するとかなんとかで・・・。

 何か、最近、事件起こす変態が増えている気がするんですけど、それって、普通に変態が増えてきているからかもしれませんね。


 さて、映画見る前から怪人に遭遇してしまいましたが、謎のチェーンソー男と美少女戦士が戦う?という『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』略して『ネガチェン』ですが、普通に面白かったですね。

 ひと昔前だったら、映像技術が伴わなくて、恐らく陳腐で乗れない作品にしかならなかったでしょうが、最近のCG技術と実写の融合っぷりは、非現実的な設定をリアルに見せてくれるから凄い。

 このストーリーを、アニメじゃなくて、実写でやるところが心意気があっていいですし、関めぐみのクールな顔立ちでチェーンソー男と木刀・ゴルフクラブ・等の武器で戦うところが素敵です。

 ちなみに太ももに隠したスローイング・ナイフとか鎖帷子とかマニアックな武器、防具も出てくるところがナイスですね~。

 アクションもかなり上出来でした。武侠ドラマみたいなワイヤーワークは『牙狼』のアクションもやったアクション監督だとか・・・改めて、『牙狼』が日本のアクション・シーンに与えた影響の大きさが判ります。

 最初はテキサス・チェーンソーみたいなホラー映画なのか?と思っていたら、これは思春期の空想世界を描いた作品だったんでしょうね。家族を失った少女の空想世界に偶然入り込んで共有してしまった主人公の話・・・。

 高校生がタバコ喫ったり酒飲んだり万引きしたり食い逃げしたりする描写はTV放送コードに引っ掛かりそうだけど、劇場で見るのはオッケーですね。推薦の一作です。
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組手用の練習と「借力」について

 12月は丸まる休みだったシダックスも再開されてますが、風邪の季節で参加率低いですね~。でも、室内で暖かく、しかも場所代が要らないのは有り難いです。

 日曜日の公園の定期稽古も、この寒い時期だからキビチイ~って感じなので、じっとしていると寒いんで、プロテクター着けての約束組手的な練習をやっています。

 組手に活かす場合は、無構え自然体では対応し切れないので、こちらも構えますが、概ね、太気拳式の開掌で肩より上に挙げて向かいます。

 このまま這いの歩法を用いて自分から間合を侵食していって、相手の構えている前手を制しつつ崩して、死角にポジショニング(位置取り)しながらミドルキックを合わせるとか、フックを打って間をおかずにミドルor膝蹴り・・・とか、対フルコンタクト空手向けの攻略法を工夫しています。

 これとは別に、最近、割りと蹴り技を交叉法でどう使うか?という研究をしているんですが、サイドキックを駆使するのを考えていまして(廻し蹴り主流の時勢に逆らうのが好きなんで)、これって間合(距離)が稼げるし、狙い所も蹴り出す中で変更しやすい。おまけに、重心移動の力を一番乗せやすいんですよ。一発で倒せる威力は廻し蹴りよりあるでしょう。

 これって、実験してみなかったら解らなかったかもしれませんね。

 ポイントは軸足の返し。蹴りが当たってから、軸足のカカトをクイッと返す(完全に相手に向くまで)と、その瞬間、蹴り足に重心が送り込まれて、相手はブォッ!とふっ飛ぶのです。まるで飛び蹴り食らわしたみたいです。

 一番、軽量の人が一番重い人にこれをやっても、難無くふっ飛びます。これを攻撃して突っ込んでくる時に合わせ技で決めたらゲロ吐いて悶絶するかも?

 思えば、サイドキックは、私の中国拳法の師匠の得意技でした。大概の相手はこれの一撃で沈めてしまいます。「何で廻し蹴りとか前蹴りとか使わないのかな~?」と、昔は思っていましたが、なるほど、重心移動の力を用いるにはサイドキックが一番いいからなんだな~と、十数年も経過してようやく理解できましたよ。

 ブルース・リーもサイドキックを得意技にしていましたが、60kgくらいしかないブルース・リーが一撃でデカイ白人を倒すには、この蹴りしか無いかもしれませんね。

『ドラゴンへの道』で、ブルース・リー演じるタン・ロンが、エアーキックミットに向かってサイドキックを食らわしたら、受けた相手がブォッと、ふっ飛ばされてしまう描写がありましたけれど、「ワイヤーで引っ張ってるのかな?」って思われてますけど、多分、そのまま蹴ったんでしょうね。正確に決まると我々でも、あんな感じになるんですね。

 そういえば、中国散打の打撃技も、蹴り技はサイドキックが主体なんですよね。やっぱり勁力を重視したんでしょうね。

 パンチに関しては、意拳式のフックも研究しています。私は意拳のやり方より太気拳の方が好きなんですけど、肩から振り出す通常のフックと違って、意拳だと腰と股関節を軸にして打ち出していくから、上半身の重さが拳に乗るので威力に貫通力が出ます。極真の大会を見ていると、この打ち方をする選手が時々いますね。


 さて、2月の月例セミナーの“借力”について、質問を頂戴していますので、ちょっと解説しておきましょう。

 借力という言葉は、朝鮮半島の仙道系で用いられる言葉で、日本では、大山倍達師範が幼少時に学んだ拳法の名前として知られ、また、力抜山氏の『秘伝・借力拳法』が日貿出版から出ていて(絶版なので専門古書店で2万円くらいしたような?)、キックの名門、オランダのチャクリキ・ジムにも名前が使われているくらいです。

 しかし、借力という言葉の意味するところは・・・

1,「相手の力を借りて倒す武道」

2,「自然環境(宇宙)の力を借りる健康法」

・・・の、主に二つの意味があります。

 後者の健康法は、要するに気功法と変わらないんですね。ですから、今回のセミナーでは除外します。

 前者の武道として用いる“借力”を、狭義の流派として考えれば借力拳法になる訳ですが、もちろん、これもやりません。

 今回のセミナーでテーマにしている借力は、広義の意味での武術・武道の技術としての、「相手の力を借りて制圧する技術の原理」について解説指導しようと思っています。

 ですから、合気道・柔道・空手道・太極拳・・・等々の技の中から、「相手が加えてくる攻撃力を利用して相手を制圧する技術」、あるいは、「攻撃力をそのまま送り返して制圧する技術」を解説指導していく予定なのです。

 こういう技術をやってみようと思ったのは、システマのDVDを見ていて、「あ~、これは他の武道の技でも本来はこれを狙っていたのかもしれないな~」と思いまして、半年前くらいから密かに研究してきていたんですね。

 それで、稽古中にチョコチョコ実験していて、見切り発車でやってみようと思ったんですが、クエストさんのDVD撮影の時や、アスペクトさんの新刊本の掲載用写真撮影の時にちょっと実験してみて、技術的な確証も取れましたよ。

 特に、蹴り技を腕で受けた時に威力をそのまま返したりすると、蹴った相手は体勢まで崩れて倒されてしまう・・・。

 簡単にいうと、これって基本的に脱力ができてないと体得できません。抵抗するとまったくできなくなります。要するに、頑張っちゃダメなんですよ。タイミングも重要だし。

 ということは、武道や格闘技を頑張ってやってきた人には難しいでしょうね。攻撃されたら反射的にグッと力が入っちゃうし、まるっきりの素人さんの方が簡単にできるだろうと思います。技術だけは・・・。

 でも、これを戦闘に活かすのは難しいでしょうね~。私も撮影の申し合わせでやっているからできたんであって、実際の勝負の時に百パーセントやれる自信は全然ありません。それができたら、もう達人を超えていますよ。

 だけど、それは私もこれからの研究の進展状況によって、生きてる間に体現してみせたいですね。できるようになるんじゃないかな~?という予感はあるんですよ。無理だと諦めたら、暗示がかかって、どんな簡単なことでもできなくなってしまいますからね。

 今度のセミナーでは、参加者の体得具合を観察しながら、できるまでの技はやってみたいと思います。


 あっ、それと、撮影用に久しぶりに大太刀も使ってみたんですけど、重過ぎてとても振れないと思っていたものも、シュモク足にして腰据えて振ると、意外とブオッと振れるもんですね~。素肌剣術の要領じゃ無理だけど、介者剣術なら使えるってことなんでしょうね。

 姿勢をちょっと変えるだけで、こんなに差が出るとは驚きましたよ。いやはや、伝統武術の伝えている秘訣というのは無駄が無いな~。早く十文字槍の稽古がやりたいな~。
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改めて知る石橋雅史先生の偉大さ!

 ふぅ~・・・やっとこさ本の原稿直しが終わったぜいっ・・・。

 東映チャンネルで、ジャパン・アクション特集をやっていて、『ケンカ空手・極真拳』『ケンカ空手・極真無頼拳』『少林寺拳法』『マスター・オブ・サンダー決戦!封魔竜虎伝』『女必殺五段拳』『必殺女拳士』『華麗なる追跡』『武闘拳・猛虎激殺!』『激突!殺人拳』『激突!殺人拳2』『逆襲!殺人拳』を放送中です。

 この往年のカラテ映画群は、千葉真一、倉田保昭、志穂美悦子が主演なんですが、今回、改めて見ていて気づいたのは、ほとんどの作品の敵役で石橋雅史先生が出演している!ということです。

 つまり、これらのカラテ映画群の真の主役と言えるのは、石橋先生なのですっ!(と、オレ的には断言してしまうね)

 中でも『激突!殺人拳』の敵役は素晴らしいです。剛柔流空手七段の石橋先生の柔らかくしなやかな手の動きと鷹の爪のように曲げられた指先!

『ケンカ空手・極真拳』に特別出演していた蘇東成老師も、形意、八卦の動きを駆使して太極拳の遣い手を演じられていましたが、あっさり千葉ちゃんにやられてしまうなんて、あんまりな扱い(もっと見たかった・・・残念)。

『少林寺拳法』もいいですね~。アカレンジャー(誠直也)が片腕を日本刀で切られたり、ホタテマンが金玉切られたり(切られた金玉は野良犬が食べちゃう・・・『ラブデス』にもあったな~)、結構、スプラッター度高いです。

「正義無き力は暴力なり、力無き正義は無力なり」って、少林寺のキャッチフレーズはしびれますね~。

 ところで、日テレ土曜深夜のシュールなドラマ『栞と紙魚子の怪奇事件簿』は諸星ブームの予兆かな~。個人的には妖怪ハンター・シリーズを実写TVシリーズ化して欲しいな~。稗田礼次郎は、トヨエツじゃどうかな~?

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新刊本最終仕上げに悪戦苦闘中!

 いや~、大変でございます・・・。アスペクトから出す武術シリーズの新刊本『そこが知りたい武術のシクミ』の最終仕上げ中なんですけど、写真やイラストのはめ込む箇所とか、文章の直しとか、結構、大変なんですよね~。

 昨年の企画時には健身法を共著で出す予定だったんですが、やっぱりコンセプトの統一(武術と健身法)が難しいし、お互いの考え方や目指す方向性が違うということが露呈していったんですね。

 結局、話し合った末、健身法の師範代は独立させたので、共著の形ではできなくなった訳なんですよ。ハイ。

 それで、私は従来通りにシリーズの新刊を書くことにして、彼は別に健康法の本を書くことにしているんですね。

 彼の書いた原稿の一部も見ましたが、健康法として、かなりエポックメイキングな内容になるんじゃないかな~?と思っています。彼も本を書くのは初めてだから、かなり苦労しているみたいですが、人間、苦労した方が成長しますからね。なんか、ネット上で間違った情報だけ一人歩きしてるみたいだから訂正しておきますね・・・。

 彼は健康法の分野では私よりずっと才能あるし・・・っていうか、逆に私の方がどっちかというと健康法にはあまり関心ないんですよ。実は。

 だから、彼は別に私とやらなくとも自分の才能をそのまま活かした方がいいと思ったんですよ。本来、ナンバー2でやるのは向いていない性格(能力に秀でた人にありがちな上から目線でしか物事を見られない)だし、正直、「このヤロー、つけあがりやがって~」って思った訳ですよ。

 自分で何でもできる(と思っている)人は他人の仕事にイラついちゃうからね。

 でも、自分でやってみると予想外に大変なんだよね~。

 敢えて彼の欠けている点をいうと、「武術に対して愛情がない」ってことです。武術に関して観る目はあっても、幅広い知識は無い。というか、興味がない。だから、悪気はなくても無遠慮な発言をしてしまうところがあったから、「対外的にそれはマズイでしょ?」ってところの見極めが、どうにもヘタでしたね・・・っていうか、ものの言い方とか態度とかが外部の人に不快感を抱かせていたことも後からいくつか判明したんです。

 こういうところに書くのはマイナス・イメージを煽っていると考える人がいるでしょうが、私の真意は違いますよ。本人が自覚していない欠点は指摘しておくのが親心ってものだと思います。彼は游心流所属中は私を経済的に支えて頑張ってくれましたし、トラブル処理にも奮闘してくれていました。指導法に関してもいろいろ工夫してくれました。だから、そういった貢献度と長所を台なしにしかねないような欠点は直して欲しいと思っているんです。

 独立して自分でやっていく以上、自分の欠点を自覚して、充分、注意してやっていって欲しいと思っています。自覚できなかったら、多分、潰れるでしょう。それは、本人の責任だから、私の知ったことじゃありません。人生は勉強の連続です。反省しないで他人に責任転嫁しかできない人間は、所詮、そこまでの器で終わるんです。

 余談ですが、ウィキペディアの甲野善紀氏のところで私のことも書かれていて、“粘着的”だとか“ストーカー”とか“出自や実力や人格が疑われる”とか書かれていたんですが、「長野さんはそういう風に書かれて反論しないんですか?」っていわれたんですけどね~。これって、その文章を書いた人の“印象”であって、事実かどうかってこととは無関係なのが読めば解る。私が嘘書いているとか経歴詐称しているとか書かれているのなら抗議しますけど、人様がどういう印象を抱くかってことは、その人の自由で他人がとやかく言うことじゃないと思ったんですよね。むしろ、“他人からそう見えてしまう”という事実は、私自身の欠点を顧みる素材を提示してもらったと思えば、有り難い話ですよ。
 自分の欠点は自覚しにくいでしょ? 私は、こう考えています・・・。

 私はムチャな発言をバンバンして誤解されてるようだけど、業界に長くいるから駆け引きは弁えているんですよ。でなかったら、とっくの昔に潰されてますし、むしろ、誤解されてた方が都合が良い面もある。

 もちろん、タイトロープを綱渡りするようなものだから、私の真似したらたいていの人は潰されるでしょう。間合の取り方が判らないから、自家中毒起こしてしまう・・・。

 よくも悪くも、武術の世界は実力行使されるのが当たり前のヤクザ的メンツの世界なのですから、それを弁えていない人間が団体を構えると危ないんですよ。

 私が、意外にメンツとかこだわるのは、「そういう世界にいる」という自覚があるから、他人のメンツを潰すことを何とも思わない節操の無い人間に対しては厳しい態度を取るんです。自分が問題ないと思うのと、他人の目にどう映るか?は全く別のことです。

 実力があっても思い上がって個人プレーに走っていたら反発されるのに、実力もない人間がそれやってたら、もう危ないですよ。

 お陰で、私は敵も多いけど、味方してくれる人も結構いますから、ここまでやってこれました。「お前は任侠道が判っているな~」と、以前、ある武術の先生から誉められたことがありましたけれど、武術の世界は義理と人情が根っこにある世界ですよ。

 もちろん、だからこそ逆に仁義無き戦いも起こりがちですし、自分のことは棚に上げて他人のメンツを踏みにじっておきながら、裏切り者呼ばわりするIQ低い人もいますけどね~(って、そういう人は誰に対しても同じ対応するから嫌われるものです)。

 私は研究家だから他流の先生をたてることに抵抗がありませんが、たいていの武術、武道の先生はこれができないんですよね。ヤクザと一緒で親分気質だから、最初は謙遜していても、慣れてくると必ず「俺の方が強いんだぞ」という態度が顕れてくる・・・。

 口で言わなくったって、態度に滲み出るものなんですよ。この怖さを解っていない人が多過ぎますね。表面上の言葉をどう取り繕ってもダメなんですよ。むしろ、腹黒いヤツと警戒されるだけです。捨て身になって、自分をさらけ出すのが武術の極意です。口先でどんなに取り繕っても本心がすけて見えてたら、もうダメですよ。

 私はこの点について厳しく指摘してくれる先生に出会ったから、随分と矯正されましたけれど、技だけ習って、こういう駆け引きを全く頓着しない人が多いですね。私は、そういう自惚れた人間は相手にしません。

 武術では自分の行動が師匠のメンツを潰すことにも繋がるということを丸っきり認識していない人も多い。「俺の自由だ」って言い張る。そんな考えなら他人にものを習いに行くなっ!という話です。団体の掛け持ちに慎重になってもらいたいのも、ここに理由があるんですよ。

 まあ、基本的に私は他人のことに干渉する気はありませんよ。ただ、研究家として間違ったことや虚偽の発表に関しては厳しく訂正を求めていくつもりです。ここは義理人情を排除してクールにやっていく覚悟ですよ。これができるのは俺しかいないという自負心と使命感がありますからね。

 そんな訳で、今回の本は、かなり“蔵出し”してみました。遠慮していた部分を解禁した箇所もありますから、恐らく、紛糾するんじゃないでしょうか?

 でも、「今、これを書かなきゃいけない!」という強い想いがありました。でないと武術という文化そのものが間違った方向へ雪崩のように崩れていってしまう・・・と、そういう危機感があったのです。

 もちろん、私は自分こそが正しいと主張するつもりはありません。が、この本を切っ掛けにして、武術に関して本気で考える人が一人でも多く増えていってくれたらいいと思っています。

 絶対にこのままでは危ない! 流派の枠組みに埋没して外を顧みない人達が、ここまで武術の世界をひび割れさせてしまったのだと、そう主張しておきたいと思います。



 話は変わりますが、本の印税を当て込んで、分割払いで十文字鎌槍を買いました。2m40cmくらいあるので、室内で垂直に立てることは不可能ですが(上の階の人を突き刺しちゃうかも知れない?)、せっかく江戸時代の柄も健全な形で残っているので、今回は切り詰めないでおこうと思っています。

 その代わり、もっと短い柄を自作して室内用の拵えも別に用意しようかな?と思っています。十文字鎌槍は操作法が多彩になりますから、研究用として最適ですからね。

 確か、一年以上前にお店で見せてもらってから、ずっと売れずに飾られていたんですが、「こんな珍しいものはすぐに売れるだろうな~」と、購入は諦めていたんですけど、何だか、私に買ってもらいたくて残っていたみたいに思えてきたんですよね~。

「早く買ってぇ~」って、槍が囁いているみたいに思えた(幻聴?)。

 槍穂はもちろん、鎌の部分の後ろ側にも刃が付いているので、突くだけじゃなくて引っかけて斬ることもできるタイプなんですよ。ちょっと小ぶりですが、カッコイイですよ。

 ある程度、支払いが終わるまでお店に預けておくことにしていますが、5月くらいには自宅に引き取ることになるでしょう。槍術の研究も本格的にやってみようと思います。

 また、剣術師範代のSさんが刀を預けていると聞いたので、ちょっと見せてもらったんですが、何と? 先日、私が「これはいいですね~。欲しいな~」と言っていた脇差で、やっぱり、目の付け所が同じだったんだな~と、一緒に店にきていたK師範代(現在も以前もうちの筆頭師範代なので悪しからず)と笑いながら帰りましたよ。

 仕事が多忙で稽古にも来れていなかったSさんとは、先日のDVD撮影の時に本当に久しぶりに会いましたが、やっぱり彼の剣は素晴らしいです。見せかけの速さではなくて柔らかく自在に変化する要素を秘めています。昔、鹿島神流を至誠館(稲葉稔師範)で学んだそうですが、彼の刀法を見れば、稲葉先生の素晴らしさがよく判ります。



 あっ、そうそう・・・。

 私、44歳にして、ようやく親孝行できましたよ~。長い間、貧乏生活を続けてきて、親には金を無心することしかできなかったのに、初めて、77歳の母親から「家の保険料が足りないから立て替えてくれないか」と電話があって、丁度、先日のセミナーでお金に余裕があったので、振り込むことができました。

 親父が生きていたころは、本当に金の迷惑しかかけてこなかったし、私は「金が無いのが当たり前」だと親から思われていたので、ただの一度も金を貸してくれなんて言われたことがなかったのです。

 母親も学校の先生だったので年金で問題なく生活していたし、自分が貸すことはあっても人に借りることなんかなかっただろうと思うんですね。それでも親父が死んでからは家のローンとかで生活費がギリギリになっていると聞いていたので、本当に初めてですよ。

 親父が心臓病で大変だった時も、全て弟が面倒みていたので、私は恥ずかしくて仕方なかったです。親父には恩返しできなかったから、せめて母親にはできるだけのことはしないと人間としてダメ過ぎるぞ・・・と思っていたので、今回は「よくぞ、頼ってくれました」って感じでしたよ。

 今年はバリバリ仕事して金稼ぐぞぉ~っ!と、燃えております。

 でも、今回、親孝行できたのも、セミナーに参加してくれた皆さんのお陰です。だから、本当にありがとうございました! 特に年間参加費を先払いしてくださった方には御礼申し上げます。御期待を裏切らないよう、2月10日も頑張りますっ! 逆転の発想で自分より強い相手に勝つ借力の秘術について最新研究を初公開させていただきますよ。

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月例セミナー日程情報です

 月例セミナーの日程が9月までは決定しましたので、お知らせします。

 5月は4日(GW中ですから、地方の方も旅行ついでにいかがですか?)です。6月は8日、7月は6日、8月は10日、9月は14日です。

 いずれも日曜日で、午前11時から午後2時までの3時間の講習となります。

 会場は、いずれも江古田ストアハウス4Fの稽古場です。


 10月、11月、12月は、まだ会場の予約が取れていませんが、できるだけ同じ会場で同じ時間帯にしたいと思っております。既に全回参加申し込みされている方が何人もいらっしゃいますから、なるべく早く場所を押さえたいと思っております。

 それから、2月10日の月例セミナー『借力』は、事務担当者が海外旅行と重なってしまいますので、予約締め切りを2月3日までとさせていただきますので、よろしく御協力くださいますよう、お願い致します。

 それと、今回は念のため、特別に当日の飛び入り参加も検討します。真面目に練習に参加したい人であれば、予約無しでも参加を認めたいと思っています(ただし、あくまでも判断はこちらでやりますから、熱意だけあっても私が教えられないと判断したらお断りするかもしれませんから、悪しからず御了解ください)。


追伸;新刊本用の写真撮影を日曜日にしてきましたが、初めて実験した技で面白いのが撮れましたよ~。三戦の使用法をいろいろと考えたんですけどね。順調に仕上がれば2月中には出ると思います。お楽しみに~。

追伸2;『ウィキペディア』の甲野氏に関するところで私のことも書かれていて、笑っちゃいました。これ書いている人は、相当、頭のいい人ですね~。私もこれ以上、怪しまれないようにしないと、単に「甲野先生をストーカーしている人」にされかねないな~って、反省させられましたっ。興味のある方は読んでみてくださいませ~(苦笑・・・)。 
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あ~、新年から忙し過ぎるぅ~っ!

 ブログ更新が遅れて済みませぬぅ~。

 原稿の直しとかDVDの打ち合わせとか色々と忙しくってですね~。

 という訳で、今回は短く・・・。

 つばさ基地にDVDシリーズ第一弾(アクションの・・・)の打ち合わせに行ってきました。企画内容の相談だったんですけど、何か話が盛り上がって、前代未聞のもの凄い内容になりそうです。

 まだ、詳細は書けませんが、こう御期待ということで・・・。

 打ち合わせの翌日、つばさ基地の人達も出ているということで、『魍魎の箱』を観に行ってきました。

 忘年会で脚本家の方やプロデューサーも参加していると聞いていたのと、やっぱり妖怪ミステリーという私好みの作品ですから、どっちみち観るつもりではあったんですけどね。
 これは、中々、面白かったですよ~。平日の朝だったのに客の入りも結構あったし。

『生物彗星WOO』の美少女主人公役が好演だった谷村美月が、なんと“ダルマ女”にされてしまう・・・という結構、エグイ描写もあって驚きましたけど、中で劇中映画としてチャンバラ映画があって、そこで秋本つばささんが出演していました。

 でも、主役の黒木瞳を目立たせるために弱い役をやらなきゃいけなかったそうで、アクションの切れ味は封印状態・・・う~ん、残念です。(でも、それでもアクション女優の片鱗はやっぱりのぞいていましたけどね)

 ちなみに役名は“神子上マチ子”。ミコガミって読むのかな? 御子神典膳(小野派一刀流の小野次郎右衛門の前名)から採ったんでしょうかね~。

 劇中映画なのに、結構、本格的に撮られていて、驚きましたよ。

 ちなみに秋本さんと一緒に出ていたのは原田眞人監督の息子さんですよ~。つばさ基地でアクション修行中です。


 え~、新刊本の方は、2月には出る予定で、現在、頑張っています。お楽しみに~。できたら、2月のセミナーの時には出てるといいな~。

 2月のセミナーのテーマである『借力』は、簡単に言うと、相手の攻撃を化勁して、そのまま発勁の威力に変換してお返しする・・・という、極意中の極意です。

 私も最近、研究し始めたばっかりなんですが、相手の攻撃力を0化するだけならできても、その力を逆利用して相手に送り返すとなると、どこまで可能なんだろうか?と思っていて、稽古中に密かに実験していたんですが、これも色々な武道の手法を応用すると意外とできることが判明。

 それで、最初から学べば先入観が無いから意外と体得できるのではないか?と思った次第です。

 まあ、キングシーサーの反射眼、メカゴジラのプラズマ・グレネイドみたいなもんですね。自分自身に攻撃力が無くてもダイジョーブ!

 いや~、本当に武術って、よくできてますね~・・・。
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今年は新年からテンパッてま~す!

 いや~、1月5日はDVD撮影、翌日は月例セミナーの一回目・・・。ちょっと、疲れましたね~。ふぅぅ~~~~。

 クエストさんで撮っていただくDVDは二回目ですが、最初の作品が武術の原理を解説する基本編とすれば、今回は、それをいかに応用発展させて実用化させるか?という応用編のつもりで考えたものでした。が・・・。

 見ていた会員さんの印象では、「いや~、今回が基本編で、前回が応用編なんじゃないかな~?」という感じだったそうです。

 いや、正直言って、今回は二回目だしDVD撮影は慣れてるから大丈夫だと思っていたんですが、何をどう説明して演武したのか、さっぱり覚えていません。

 別に頭が真っ白になった・・・?って訳じゃないし、格別、失敗もしていないし、特に会心の技が出せたという実感もない。それじゃ、無難に纏めた・・・?のかと言えば、それも違っていて、今回、かなり決死の覚悟で挑戦したこともありました。

 それでも、何で、こんなに淡々とした気分なんでしょうかね~?

 撮影は、“つばさ基地”をお借りして、K師範代、S師範代に協力してもらって撮っていただきました。

 構え・運足・手技・足技・交叉法・護身術・居合術・無刀捕りなんかをやりました。

 前回、原理の説明はしましたが、技の説明はしていなかったので、今回は技の説明を中心にさせてもらいましたけれど、「空手の突きは何故ひねるのか?」という意味と、「空手の受け技は実は攻撃技である」という意味について実演解説している時に、撮影スタッフが『初めて聞いたよ~』みたいな反応をされていたので、“これを解説できただけで意味があったな”と思いました。

 また、居合術と無刀捕り(太刀を奪う技)は、游心流では全く同じ要領でやるように考案しているので、それを説明させてもらいました。これも、恐らく他流ではやらないやり方だと思います。

 が、今回、いつまでも木刀や模擬刀を使ってやっていては単なるテクニック的なことしか伝えられないと思いまして、敢えて真剣(本身)でやってみることにしました。

 仕事が多忙でずっと来れていなかったS師範代が何とか都合をつけて駆けつけてくれたお陰で、これもできました。何しろ、真剣を使うのと模擬刀を使うのでは心理的なプレッシャーが全然違うので、これはもうS師範代がいてくれなくては私独りではどうしようもありません。

 それに、心機一転して今年は頑張ろうと思って、その仕事始めでしたから、真剣で斬ってこられるのにどれだけ冷静に対応できるのか?という点を自分で見極めておきたかったのです。

 ところが、上段から真っ向に斬ってくるのには問題なく避けられる自信があったものの、真剣刀法で最も基本となる袈裟斬りに対しては、率直に言いますが、本気で斬られたら間違いなくキルビルのルーシー・リュー状態(頭蓋骨が横から両断)になっちゃうな~って思いましたね。

 S師範代は鹿島神流を学んだ経験があるので、袈裟斬りも鹿島の大きく深い斬撃線を描いてくるので、もうほとんど地面に転がるくらいでなければ避けられそうもありません。

 しかも、その手に在る真剣は、初代小林康弘・・・あの“斬鉄剣(鉄板とかワイヤー束斬っちゃう刀)”で有名な異能の現代刀匠として知られた方の打った刀なのです。

「DVD撮影中に事故死!」という翌日の新聞記事が一瞬、脳裏をよぎります・・・。

 S師範代の目が“先生~、斬っていきますよ~。大丈夫ですか~?”と、語りかけてきます。“優しくしてね・・・”とアイコンタクトで返す私・・・。

 ふぅ~・・・恥ずかしながら、無事、生還して参りましたっ!(小野田さん?)

 このように決死の覚悟で撮ったDVDは春には出ると思いますので、宜しくっ!


 翌日は、月例セミナー新年スペシャルです。お題は“発勁”です。いつも30分くらいで済ましてしまうヤツです。

 それだけで3時間やろうってんだから、無茶だ・・・と思って、コンテンツを詰め込んでみたところ、詰め込み過ぎて消化し切れるのか?という感じになってしまいました。

 で、年末スペシャルの時も参加者が結構いらしたんですが、今回は前日、前々日にどどっと申し込みが増えて、一気に20人くらいになりまして、会場が手狭になってしまいました。

 本気で、体得できなかった人にはお金は返すつもりでいたんですけれど、予想以上に全員体得できていて、むしろ、力のコントロールに苦労するくらいでした。

 昔、あるところで“5万円で発勁教えるセミナー”を受けたという人から、聞いた話では、2時間くらい「発勁とは何か?」という話を延々としゃべり続けた末、参加者にクッション持たせて、講師がトウッと一人一人打ってみせて、終了・・・だったそうです。

・・・っつうか、それって何も教えてないじゃん? それで5万円もとったの? ぼったくりバーですか? ・・・頭の中に次々にわいてくる素朴な疑問・・・。

 でも、私も、今回のセミナーでは過去最高額の収益を頂戴いたしまして、「帰る途中でカツアゲされたらどうしよう~?」と、イジメられっ子の中学生気分でびびりながら帰りましたとですよ。しかも、これまでの最高額の二倍です・・・何で?と自分で不思議に思えるくらいですけれど・・・。

 しかし、これも、師範代をはじめ会員さん達が支えてきてくれていたり、やブログを読んで支持してくれている人達の期待の現れなんだと思う訳です。

 だから、その期待を裏切るような真似だけはしてはならないという責任の重さを感じました。

 参加者の方々の参加理由や感想を聞いてみて思うのは、実際に武道や格闘技を学んでいる人にとっては、どうしても「隣の芝生は青く見える」という点であったりします。

 ですが、私が武術の研究をしてきて思うのは、やはり流派に優劣は無く、どれだけ自分が深めていっているか?によって技のレベルが変わってくるだけだということです。

 特別な秘伝の技のように思われている発勁が、実はいろんな流派に既に潜在的に含まれているものだという点だけは理解してもらいたいと思っていましたし、実際に空手を学んでいる参加者には、「空手の技の中でこんな具合にやるでしょ? ほらっ、これって本来は発勁と同じですよね」と説明すると、「あっ、本当だ!」って驚かれていました。

 そうなんですよ。中国武術独自の奥義みたいに言われていたけれど、メカニズムと原理から検討していけば、結構、他流にも有るんですよ。同様の手法が。

 だから、自分の学んでいる流派をもっと信じて大切にして欲しいし、技を深めていく努力をして欲しいですね。そうやったら、もの凄い面白い筈ですよ。

 例えば、空手は突き蹴りだけの武道だと思われてしまいがちですが、型を研究すると、むしろ、関節を極める技や体勢を崩して投げ倒したり固めたりする技が豊富に含まれていることが解ります。そういう技の多様な広がりを研究していったら一生分の楽しみが有りますよ。

 何か、因縁つけられたプロボクサーが相手を殴って大怪我させちゃった事件とかありましたけど、そういう場合に逆技とか知っていたら怪我させないで制圧できたと思うんですね。もちろん、大怪我させるくらい殴るのは良くないですよ。だけど、そのボクサーも少し気の毒に思えるんですけどね。

 私も本来は殴ったり蹴ったりする技の方が好きなんですよ。その方が速く決着つくでしょう? 私は組み合うのは嫌いだし短気なんで、ささっと決着つけたい方なんです。一瞬でサクッと倒す居合が好きなのも同様の理由です。

 けれども、殴る蹴るしか知らないと相手を怪我させてしまうし、暴漢相手なら殴れても、仲間内の稽古でボコボコ叩き合うのって嫌じゃないですか? だから、逆技や崩して投げる技を工夫して演武の時はそういう技をやるようにしている訳です。

 護身術という観点で考えると、自分が傷つけられないのが一番の目的ですが、できれば襲撃してくる相手も傷つけないで制圧できた方がいい訳です。そうしないと、捕まったプロボクサーみたいになってしまうからです。

 そういう一瞬に先の先までパパパッと想像して先々のトラブルに発展しないように最良の方法を選択する頭脳が“人間の護身術”ですよ。犬猫みたいにウ~ッて唸って、すぐに噛み付いていくようなIQ低いことをやったらダメです。

 意地張ってつまらんケンカをやるよりも、謝って済ますのが真の達人ですよ。それでも嵩にかかって突っ掛かってくる人間は無論、いますよ。癖の悪い相撲取りにからまれて適当にいなしていたものの、あまりにしつこくからむので、スパッと一刀両断にした剣の遣い手がいたそうですけどね。おとなしくて謙虚な人ほど、実は凄い力を隠していたりするんですから、皆さんも気をつけた方がいいですよ~。

 本物の武術は隠されていたりするものです。

 私自身、「あ~、空手の型って、何てよく考えられているんだろう」とか、「合気道の体捌きって、単に相手の攻撃避けるだけじゃなかったんだ~?」とか、もう、研究すればするほど、感動しっ放しですよ。何か、宝の山の上に立って、「あそこの流派の方がいいかも~?」みたいなタワ言ほざいている人が多いように思えて、頭痛がしてくるんですけどね~。

 でも、「似たような技でもレベルが違う」とか、すぐ、そういう優越意識丸だしの論議に持ち込もうとするバカがいるでしょ? そういう党派観念で論じるのはやめなさいって言いたいんですよね。よっぽど劣等感強いんだろうね。権威主義振りかざさないと自己確認できないのかも? 可哀想に・・・。

 そんでまた、そんな悲しい連中を取材しないと雑誌できなかったりするんだから、武術雑誌作る人達も大変ですよ。二重三重に自縄自縛になってますからね。嘘書かなきゃ売れないんだから、悲し過ぎますよね・・・。


 武術って、人間が学んで体得することによってしか存在できないものなんですよ。

 流派だの秘伝だの奥義だのとゴタク並べてたって、要は、戦って勝ち残った者が正しいという結論しか出ないものですよ。

 戦うべき時に戦う気概を持っていない人間が、技や理論を弄んでエバってるのってカッコ悪いでしょ? 私が尊敬している先生方には、そんな人、一人もいないですよ。

 本当に強い人は、自分が負けた話なんかも平然と言っちゃいますよね。それは虚栄心より事実は事実と認識できる冷徹な精神が勝っているから、言える訳ですよね。

「私の先生はこんなに強かったんだぞ」と、本の中で他流を蔑むようなことを書いていたら、それって、師匠の虎の威を借る狐と同じでしょう? カッコ悪過ぎるし、結局、そんな卑屈な弟子を育ててしまった師匠の恥にもなってしまうんですよ。“贔屓の引き倒し”って言葉を知らないんでしょうかね?

 以前、太気拳の岩間先生を取材した時に、岩間先生の動きには空手・形意拳・八卦掌とかの動きが溶け込んでいて、まさに変幻自在で感動させられました。太気拳のイメージが更に二回りくらい広がりましたよ。何て凄い拳法なんだ!って鳥肌が立ちました。

 私の師匠の兄弟子である岡林俊雄先生も、空手・太極拳・合気道・琉球古武術等の動きが融合していて高級なダマスカスナイフのブレイドに浮かぶ複雑な文様を見ているような気分になったものでした。異種武術が一個の身体の中で渾然一体となった独自の機能美に酔いしれました。

 賢友流の友寄隆一郎先生のパッサイ合一の型も見事でしたね~。空手の型の中に太極拳・形意拳・八卦掌の動きが溶け込んでいる素晴らしい創作型でした。しかも居合の名手のような殺気と品格が融合した猛々しいけれども静謐な風格があるんですよ。まさに現代の世間一般に知られていない達人のお一人です。

 本当に、芸術的レベルまで高められた武芸を持つ先生方に多く出会えたのが、どんな金銭的成功にも替えられない私の財産ですよ。どんなに金積んだって、縁が無かったら見られなかったですよね~。

 私は、何不自由なく暮らせる金持ちになるか、武芸の達人なんだけどホームレスになるか、どっちかを選べと言われたら、後者を選びますよ。だって、カッコイイじゃん?

 金持ちなんて世の中に腐るほどいるけど、本物の武芸の達人って、数えるほどしかいないでしょ? まあ、本音を言えば、武芸の達人で金持ちだったら有り難いですけどね。

 まあ、武術の研究家として、間接的であるにせよ、本当に優れた技や理合を紹介していくのが私の義務だと思っていますし、また、それらが決して特別なものじゃなくて、誰もが気づいていないだけで身近なところで学んでいけるものなんだと言いたいです。


 今年は新年からテンパッてやっていっていますが、頑張っている人達を応援しつつ、私も頑張っていこうと思っています。

 今の日本人の好きな言葉って、「やさしさ」なんだそうですが、むしろ、本当に必要なのは、“努力・根性・気概”だと思うんですよ。無論、これは“自分に厳しく人に優しく”であれば、理想的なんでしょうね。

 何か、戸越銀座で包丁少年が暴れたり、今年も猟奇事件が続発する予感もありますが、はっきり言って、心が弱過ぎるだけですよ。

 私が中学時代のイジメを契機に武術を志したのは何度も書いてきていますが、「イジメてくれて有り難う! お陰で俺は武術の達人に何人も出会って教えを受けられたし、面白い人生が送れたよ」くらいの気持ちですよ。今は・・・。

 40歳でラブホのルームメイクやってた時は、正直、「あれだけ頑張ってきたのに、俺の人生はこんなもんかよ?」って、腐ってましたけどね。でも、あの時に雇ってもらったから今が有る。諦めないで頑張っていれば、いずれ認められる時期も来る。そう信じてやっていって欲しいと本当に思います。

 むしろ、失敗や挫折を経験しないで無難に無難に生きていこうと思っていたら、自分とは関係ないところでぶつかった壁に押し潰されて、気づいたら富士の樹海の中をさ迷っていた・・・なんてことにもなりかねないでしょう。

 人生、辛い時ばっかりじゃないんだから、頑張っていれば、良い時は必ず来ますよ。

 うちの会の中でさえ、問題起こして離れた人間が、何年もかかってやり直していると知れば、やっぱり嬉しいですよ。自分の非を自覚しないまま恨み言だけ並べて砂かけるようにして出ていった人間もいますけど、そういう態度だと、やっぱりその後は問題を繰り返してしまいますよね。でも、問題が起こるのも必要があって起こってるんですよ。

 自分の人生は誰の責任でもない自分の責任です。他人を恨んで自己正当化していたら、いつまでも問題は解決しません。自分の人生を変えるのは自分にしかできないんです。

 だから、私は縁があった人全てに感謝します。イジメっ子にも裏切ったヤツにも陥れたヤツにも感謝します。

 だって、その人達のお陰で、「この野郎。絶対、見返してやる!」と奮起して頑張ってこれたんですから・・・。

 イジメ、浪人、引きこもり、大学中退、金欠生活、パニック障害、失恋、嫌がらせ、裏切り・・・挫折と失敗の繰り返しの人生で、何度も自殺考えたりしたこともあります。正直言ってしまうと・・・。

 でも、一貫して自分のやりたいこと、好きなことに関してはずうっと止めないで続けてこれましたからね。だから、潰されずに済んだんだろうと思いますし、本当に八方ふさがりの状態になると、神の助けみたいに誰かに助けられる・・・というパターンがあって、どうしても自分の意志とは関係ないところで、天命というか、そんな私がやるべき役割みたいなものがあるように思えて仕方がないんですよ。

 その助けてくれた中には、後日、袂を分かつ結果になった会員もいます。私は自分が間違ったことをしたとは思っていませんが、彼らの恩義に十分に報いることができなかった自分の非力さと不徳に関しては、心残りがあります。

 もっと私に力があったら、同じ別れるにしても別の形があったんじゃないか?と思う。

 でも、それは私自身がこれから頑張って実績を積み重ねていくことでしか彼らに理解させて反省を促すことはできないだろうと思っています。「あの長野のヤローに騙された」と思ってくれててもいいや。私もそうやってやる気を維持してきたんだし・・・。

 まず、自分の現状をしっかり認識して、力の無さや問題点、欠点を自覚し、それを克服していくことが肝心ですよね。

 その意味で、クエストさんで第二弾のDVDを撮っていただいたのは、自分の現時点でのレベルを客観的に測る良い機会でした。やっぱり、自分で思ってた程には動けないものですね~。出来上がりを見るのが怖いっス。チラッとモニターで見た感じだと、私の風貌は酔拳の爺さんにクリソツでした・・・(これ出ても女性会員増えそうもないな~)。

 広い意味で、武術修行は生き方の勉強そのものです。


追伸;以前のブログで、桐生市を栃木県だと思って書いていたら、群馬県の間違いだったと御指摘を受けました。どうも、済みません、訂正させていただきます。

追伸2;昨年末まで游心流東京支部として活動していた江古田ストアハウスの土曜日の稽古会は、本年一月より独立して別派をたてることになっております。今後は游心流の活動は、日曜日の相模原市渕野辺の本部稽古会、土曜日シダックス橋本駅前店の講座、及び月一回、日曜日に行われる月例セミナーの三つとなり、全て、会の主宰者である長野峻也の直接指導のみとなり、当面の間、長野峻也以外のいかなる者にも游心流の名を冠しての指導は認めません。また、游心流大阪支部も協議の末、活動を停止しておりますので、御了解ください。会員の方で詳細をお知りになりたい方は、ホームページ管理事務局まで問い合わせください。
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年末年始はどう過ごしましたか?

 年末年始はお笑い番組が沢山あって、アントキの猪木で暮れてアントキの猪木で明けた?みたいな年末年始でございました・・・。

 アントキの猪木は良いですね~。これまでも猪木の物真似をする芸人さんは何人もいました。特に春一番みたいに猪木しかやらない(できない?)人もいましたけど、アントキの猪木は、単なる物真似じゃなくて、「もし、猪木がこんなことをやっていたら?」というシチュエイション・コントになっていて、ファミレスの店員、コンビニの店員、ガソリンスタンドの店員とかのネタでやっていて、しかも何故か?猪木がエコロジー問題とか健康問題とか語り出しちゃうところが良い。お笑いなのに社会派のネタが入ってるところが斬新ですね。

 でも、ちらっと見たけど、インポッシブルの“2mのカブト虫と闘う”ネタも面白かったな~。恐らく、刃牙のイメージで作った2mのカマキリとの戦いを読んでネタ作ったんでしょうけどね。

 さて、年末30日は稽古納めで公園で練習し、愛知県からわざわざ来た会員さんもいたので、“這い”の腕を挙げる意味(何故、肩より上まで挙げるのか?)や、姿勢の注意点(肩甲骨の位置)、意拳式の推手のやり方と対策(伸筋技法と脱力技法の違い)、それから形意十二形拳の馬形拳の用法などを指導しました。

 キックミットで、馬形拳の威力がどのくらい出ているか?を確かめる意味で全員に打ってもらいましたが、全員、相当、威力出ていまた。これを生身にそのままかましたら、大抵はふっ飛ぶんじゃないですかね? 体当たりの威力を立ち止まったまま出せるんだから、中国武術はよく出来てますよね。

 しかし、久しぶりに実験してみて、予想していたよりずっと威力が出せるようになっていて、スゲェーな~って、驚きました。

 元々、この日に参加している人は全員、フルコン空手の経験があって、この前、ブログで喜んで紹介した試合で馬形拳を使って勝った会員さんもいたんですが、いずれ劣らぬ威力が出ていて、正直、そこいらの中国武術教室の指導者より発勁のパワーだけなら上だと思いましたね。

 普通、体重の重い人が単純に威力高いと思うでしょう? 一番重い人で90kgくらいで、軽い人で60kgくらいかな~?と思うんですが、威力そのものはそんなに差がなかったようです。30kgの体重差でパンチの威力に差が出ないということは、発勁は単に体重を乗せる突きではなくて、重心移動を技巧的に操作することで威力を高められるということでしょう。

 つまり、軽い体重の人でも発勁の威力は相当に出せる訳ですね。

 事実、中国武術史上最強とも言われる八極拳の李書文や、国手と呼ばれた意拳の創始者王向斎は、痩せて小柄だったといわれていますからね。

 稽古後は私の部屋で地方の会員さんが贈ってくれたビールを飲みながら弁当や寿司を食べて忘年会にしましたが、そこで私が游心流を興した直後に作ったビデオを持ってきている人がいて、恥ずかしいから嫌だと言ったんですが、観たいと言うので観ました。

 10年近く前で、私も今より10kg以上、痩せていましたが、技は下手ですけど、発勁の威力だけは今と遜色ないくらいまでに達していたんだな~?と、改めて思いました。

 それにしても無刀捕りは凄いギリギリで避けていて、今見直してもゾッとしますね。アドリブでやったんだけど、結構、本気で斬ってきてる・・・0.2秒しゃがむのが遅れてたら、頭蓋骨に刀食い込んでたなあ~、クワバラクワバラ。

 あいつはどうしてるかな~。元気でやってるかな~・・・。

 忘年会が終了した後、夕方に友達から電話があって、自主映画時代の仲間の忘年会に行くというので、私も出掛けました。

 9時に総武線の新小岩駅で待ち合わせしましたが、少し早く到着したので駅中の本屋さんで『武道vs.物理学』という新書版の本を買いました。

 この本の著者の別の武道本を買って読んだ時は、凄いデラックスな人だな~と思って、正直、期待していなかったんですが、今回の本は著者のイジメ体験や癌闘病の話などが飾らずに率直に書かれていて、何かジーンときましたね。

 まあ、大東流の佐川道場門下の方らしいのですが、佐川先生が完成して木村達雄氏が継承できたという“合気”を“究極奥義”と呼んで万能の技のように解説されているところは、何か無邪気で微笑ましかったし、技のメカニズム分析だけで、実際の勝負論を全く考えていないようなところはオイオイって感じでしたが、それでも佐川先生が駆使した合気技の秘密を解明する意義は十分に有ると思いますし、あんまり不快な印象はありませんでしたね。野心とか邪念が感じられないからでしょうね。

 前書きのところで「ところが、つい先日のことだ。古武術を現代に紹介し、日本古来の身体の使い方を介護の現場に取り入れることを提唱しマスコミの寵児となった武道研究家までもが、公共放送の中で『科学的な研究が武道のレベルを下げている』と豪語していると小耳に挟んだのは。そのとたん、愚直なまでの一本気が頭をもたげる。このままひっそりと死んでいったのでは、間違った考えが広まったままになってしまうではないか!」と、憤っているところは、私以外に、初めて甲野氏(介護に武術を応用してマスコミの寵児になっていると言ったら彼しかいない)を批判した武道関係者の声としてフムフムと思いました。

 余談ながら、皆さんに是非とも知っておいていただきたいのは、基本的に武道の世界では批判は御法度なんだということです。

 間違いだと解っていても、批判しない人が圧倒的に大多数です。だから、メディアでも批判的論調は徹底的に避けるんですね。

 だって、名誉棄損で訴えられたりしたら現実に法廷闘争になって金がかかるでしょう?

 それでなくとも昔は、武道関係者が他流の嘘や間違いを指摘する内容の批判を自分の本に書いたりしたら、そこの流派の人間が乗り込んできてボコボコにされた・・・なんて話は枚挙にいとまがありませんでしたし、私だって何度もそういう経験(痛い思いしたこともさせたことも・・・)はありますよ。

 よって、武術や武道の世界で真実を明らかにするというのは物凄くリスクを伴うものであり、真相を知っている人も口をつぐんでいるものなんですよ。

 でもね。それじゃあ、嘘がまかり通っちゃうでしょう? 私も敵を増やしたくはないんですよ。でも、真相を知っている以上、それを公に発信する人間もいないと業界全体が嘘に塗れて腐っていくばっかりなんですよね。そして世間に誤解と虚偽の定説が広まる。

 だから、ヨゴレ・キャラやってる訳ですよ。メディアがまともな情報出していたら、私も何も言わないし、良い情報だったら誉めるんですよ。当たり前に反応してるだけなんだから、もっと、感謝してもらいたいですよ。

 この本の著者の場合も、そういう具合の反骨精神が有るんだろうな~と思うと、何か親近感湧きます。

 そもそも、佐川道場の人だったら、甲野氏が筑波大学の大東流学んでいる学生にすら全然敵わなくて(十数人全員に惨敗したそうです。もう時効だからバラしてもいいよね?)、佐川道場に来た時も、合気揚げで正座したままふっ飛ぶようなスカポンタ~ン(ドロンジョ様?)な実力だったことを知らない訳がないので、「何~、オメーみたいなヘッポコ口八丁野郎が何をでかいこと言ってやがんでぇ~いっ!」って、著者が怒ったのも当然だと思うんですよね。

 何度か書いてますけど、私は木村達雄氏の合気揚げも受けてますけど、地力の点で言えば甲野氏は木村氏に遠く及ばないと確信をもって言えます(もっとも、私は木村氏は武道家というより武道に熱心な学者さんだよな~としか思っていませんから、持ち上げて書きたくはないんですけどね)。

 で、この本を読んでいて、非常にワクワクする面もあります。神秘の技の科学的解明という過程は、実に楽しい。そういう意味で画期的な本だと思います。「なるほど、そうか」と思わせるものがありました。

 しかし、残念ながら、この本の著者は、実際に闘った経験がほとんど無い方なんだと思いますが、技のメカニズムは分析できても、勝負論に関する理合が全く考察されていないのです。実際に攻撃してくる相手をどのようにして制圧していくのか?という観点が全く書かれていないのです。その点では甲野氏と五十歩百歩でしかないのが残念でしたけれど、そもそも自由組手や乱取り稽古の稽古法が抜け落ちている古武術流儀にそれを求めるのは無理があるかも知れません。

 闘いの一局面の技だけ抜き出して分析しても勝負論としては成立しないのですが。

 いかに究極奥義の合気を使っても、“触れた瞬間に相手がコチンと固まって銅像みたいになる”と本気で考えていたらお目出度いと言うしかないでしょう。「電磁場を利用して電気信号で神経に働きかける」という仮説(気功の理論にも共通性がある)は良いとしても、それが実際の戦闘状況で用いられるものかどうか?という点を綿密に実験検証して考えなくてはならないでしょう。

 恐らく、無理だと思います。実際の自由攻防に於いて、相手の動きを一瞬でも固定させるには、別の理合を駆使する必要があり、著者が主張する“究極奥義”だけでは無理だと私見します。

 それが証拠に、その究極奥義を開発した佐川先生自身が、「実戦は当て身ができなければダメだ」と、合気拳法を工夫していたといわれます。佐川先生は流石に武術家としての実戦についてきちんと考えられていたのでしょう。いくら同じ技を体現できても、闘いに対する心構えが違えば、全くの見世物芸に堕してしまうということは認識しておいた方が良いと思います。

 極真会館の松井館長が簡単にふっ飛んだとか、体重120kgの空手師範のマウントポジションを簡単に引っ繰り返せた・・・だのと言ってみても、技術構造の異なる技を使ったら、そういう現象はいくらでも起こりますし、試合の中でもいくらでも起こるでしょうから、ふっ飛ぶ、引っ繰り返るという現象そのものを強さや勝利と結び付けて結論付ける拙速な考えは戒めなければなりません。

 それを自覚していないと誇大妄想に陥って、「どうだ。俺の技は実戦空手の師範ですら簡単に倒せるんだ」と、勘違いしてしまったらOUTですよ。

“攻撃しないでじっと停まって技を受けてくれる人”に技がかかるかかからないか?という論議をすることの非現実的状況設定をしっかり認識しなきゃいけない。いくら空手の達人でも、その空手技を使って攻撃してこない以上、一方的に技をかけさせてもらって、かかったかからないと喜んでいたら、幼稚過ぎるでしょう?

 ある人は、「松井館長が本気でローキック入れたら木村さん達は全滅しちゃうよ」と言っていましたが、これを単なる誹謗中傷と受け止めるか、現実の闘いのシビアさを教える戒めと受け止めるかで、修行の方向性は全く変わってくるでしょう。ちなみに、私もこの人の言葉に賛同していますから、御批判がありましたら甘んじて受けます。


 ですが、この本の中で非常に良い話が書かれていまして、“普通に素早くパンチするより、ゆっくり飛び蹴りした方が遥かに威力が出る”“歩きながら拳を出した方が足を止めて打つよりずっと威力が出ている”という点ですが、これって、そのまま発勁の原理なんですよね。“武道の究極奥義による突きで倒す”って連続写真は、マンマ発勁でしたね・・・多分、違うって言い張る人が多いんだろうけど・・・。

 何か、武術の本とか書いてる人の中には、私が発表したことにケチつける人もいて、ちゃんとした批判なら納得するし、私の間違っている点を指摘してくれる意見なら有り難いんですけど、権威主義丸出しで、「似たようなことをやる人もいるけど全然違う!」って言い張る。だけど、どこがどう違うのか説明しないで「そんな簡単なものではないっ!」ってエバるだけ・・・。

「違うよ。どんな複雑そうに見えても基礎原理は至って簡単なものなんだよ。お前が頭悪いから解析できないだけだよ。説明できないなら本なんか書くなコンニャロメーッ!」って、声を大にして言ってやりたくなりますよ。マジで。

 そういう意味では、この本の著者が「癌を患って余命がどのくらいあるか判らない。だからこそ武道の奥義を科学的に解明してみたい」という志しを持って理論物理学者としての科学の眼で武道を観ようとしていることは、大いに激励したいものですし、いくつか私も言語化できずにいた内容を書かれていて、非常に参考になりましたから、感謝したいですよね。武術を神秘めかして権威主義を築いてエバる詐欺師より、科学的に解明して多くの人達に役立つようにしようとすることのどっちが正しい態度か?

 そりゃあ、人間だから欠陥はあるし、多少の勇み足にオイオイって思う点も多々ありますが、この本の著者は邪気が無くて愛嬌がありますよね。本当に純粋に武道が好きなんだな~という気持ちの良さを感じました。だから、長生きして頑張って武道の科学的探究をやっていただきたいと思いました・・・。


 さて、余談が過ぎましたが、9時ちょい過ぎに駅前で友人と合流して、例年、忘年会会場を提供している方の御自宅に向かいました・・・が、毎年、迷うんだよな~。40分くらい迷って、ようやく到着しましたよ。

 5年ぶりくらいかな~? 彼らとの付き合いもそろそろ20年くらいになるけれど、別に変わらないな~。仕事とか各自の立場が変わっても、態度が変わらないところが有り難いです。

『スピードマスター』『ロボ・ロック』の須賀監督も深夜に到着。体調が悪いからキャンセルすると言っていたのを、私が来てるからと電話で言ってくれたので駆けつけてくれたらしくて、本当に有り難かったです。

 でも、私が来ているかどうかって大して関係ないだろうに・・・と思っていたら、年末に私が書いたブログの映画の感想をたまたま読んだらしくて、その御礼が言いたかったみたい。何と、義理難い・・・ジ~ン・・・(泣く)。

 しかしまあ、映画製作の裏舞台の話をちょこちょこっと聞くと、やっぱり楽観はできないものですな~。いい映画、面白い映画が当たるとは限らない今の映画業界事情は、映画館で公開されない作品が無数に撮られている邦画バブル状態。

 そんな状況に危機感を持っているらしく、良い映画がきちんと興行的に当たる真っ当な映画業界にするにはどうしたらいいか?と、須賀監督は本気で考えているみたい。

 思うように撮らせてもらえない監督の苦労は相当なものらしく、そんな中でオリジナル企画に勝負かけてる須賀監督は「闘ってるな~」って感じでしたね。でも、一日二時間の睡眠時間で編集中に気を失ってたとか・・・そういう話を聞くと、ちゃんと休養とらなきゃいけないよって皆で言っていたけどね。

 それと、『スピードマスター』『ロボ・ロック』にも出ていたシマさんとも本当に久しぶりに話しましたけど、何か、人間的に一皮むけたような顔付きで、ちょっと落ち着いた雰囲気がありましたね。

 ここには書けないような人間関係のゴタゴタというか、いやらしさというか、何というか・・・う~ん、まあ、そういうのを見せつけられたりしたらしいんですけど、でも、そういうネガティブな体験をするのは成長の切っ掛けになったりするんですよね。

 マイナスな体験やネガティブな言動を避けるのは人情ですが、全面的にプラスにプラスにって考えるのは、一種の現実逃避になりかねないし、どう考えたって、人生はマイナスの要素の方が多いですよ。それに逃げずに立ち向かうことそのものがプラスになる。

 厳しいこと言ってくれる人の方が愛情が有るでしょ? ダメ出ししない劇団って、絶対、進歩しないでしょ? 現代人はストレスに弱過ぎますよ。コアラじゃないんだから~。

 やっぱり、挫折してそこからはい上がるのってエネルギーがいるじゃないですか? そのまま潰れる人間だって沢山いると思うんですよ。でも、はい上がった人間は、それだけで確実に強靭になっているんですよね。

 頑張ってる人達って、挫折してそれを乗り越えた経験のある人ばっかりなんじゃないかな~?と思うんですよ。だから、失敗したり挫折することを怖がる必要はないんじゃないかな~?と思うんですよね。

 私自身、何度も何度も人間関係のトラブルが襲ってくる。でも、一度も潰されてませんからね。トラブルの後は、より成長しているという実感がありますから、最近は、何かトラブッたりすると、「やった~! これはチャンスが来たぜ」と思ってますよ。

 武術だって、順調に人生歩んでいたら、絶対に今の水準に達していなかったと思う。挫折や失敗を沢山繰り返したお陰なんだと思いますよ。そもそも、自殺を考えるくらいのイジメに中学時代に遭遇しなかったら、武術そのものをやらなかったのは確実だし。

 どっかで読みましたけど、「人間、乗り越えられない試練は無い」んだそうですね。確かにそうかも知れませんね。

 人生は計算通りにいくものじゃない。これは昨年、痛感したことです。計算がうまくいかないことを外部に責任転嫁するのは自らの成長を阻むだけです。

 人間関係のトラブルが起こる誘因は、私自身の甘さに有った。他人に対する甘さは、自分自身に対する甘さの裏返しだったんだと思っています。従って、これからは指導者として持つべき厳しさはしっかり持とうと思っています。

 そういえば、数年前に師匠と奥さんに相談した時に、奥さんから「長野さんが揺れていたらダメでしょ」と言われたな~。確かにその通りだと改めて思いました。

 来る者は選び、去る者は追わず・・・。武術は先人が伝えた貴重な文化ですよ。文化を学ぶのにスーパーで商品買うみたいな感覚でいる人間は学ぶ資格はありません。そんな認識の人はこちらから願い下げです。

 例えば、私は日本刀を何振りも買ってますけど、これはマニア的に収集しているんじゃないんです。武術の文化を研究する過程で日本刀の実物を持つことが大いに役立っている訳ですし、消耗品じゃないので私が死んだ後も持ち主を替えて数百年後まで残るものです。
 拵えを自作しているのも研究のためです。鐔の大きさや重さ、コジリの金具、栗形の位置、柄の目貫の位置・・・等々、一本も同じ拵えでは作っていません。お陰で剣術の研究も随分、進みました。

 そういう研究の進展には会員の協力があればこそですし、日本刀の研究には剣術師範代のアドバイスが多く役立ちましたし、彼が紹介してくれた刀屋さんのお陰で、大太刀まで入手できました。

 まだまだ、これからやるべきことは山ほど有ります。武術研究にゴールは無い。今年はどんな年になるか?と、今から楽しみです。


PS;何か、朝日ソノラマの倒産で休刊されていた『宇宙船』が、何と! ホビージャパンから復刊するそうです! こいつぁ~春から目出度いっ!
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武侠ドラマで年始を過ごすのはどうかな?

 ども・・・、新年、明けましておめでとうございます! 2008年も宜しくお願いいたします。

 昨年もまた色々ありましたが、私はそれでも相も変わらず、独身ライフをひた走っておりまして、後、一カ月で45という四捨五入すると50代に突入する年齢となります。

「2007年は運命の出会いがある」と言われて、スッゲー期待してたんですけど、全っ然ありません。何年かぶりに、これだーっ!ってピーンとくる出会いがあるか?と思っていたんですが、何にもな~い・・・。

 24年ぶりくらいに合コンも経験しましたが、最早、普通の女性と話しても全くかみ合わないという事実を自覚しただけ。・・・って言うか、私はもう恋愛感情自体が無くなってるのかも知れないな~。

 所詮、占いは運命を明かすものじゃないし、自分の運命は自分の意志が作り出すものなんだよな~と、改めて反省した訳でございますよ。

 だから、今年は思う通りに、バンバンやっていきますぞっ!

 まあ、景気づけに年頭の標語でも書いてみますか?

「金は無くとも愛が有る」 う~ん・・・。何か、貧乏臭いな・・・。

「嫁は無くとも夢が有る」 む~・・・。ダメだな・・・。

(う~む。年頭から、ネガティブなのかポジティブなのか、判ら~んっ!)


 ところで、チャンネルnecoで『大旗英雄傳』が終了しました・・・。

 え~っ? 何でこうなるの?って感じの韓流ドラマ的悲劇で終わるのが、何か納得いかないな~・・・。

 あんなに独りで頑張ってきた鉄さん(最凶の敵“毒神”を捨て身の相討ちで葬って三年後に奇跡の生還を果たしたのに・・・)が、恋人も失って、髪の毛も真っ白になって墓前でひっそり死んでいく・・・なんて、そりゃあ、あんまりじゃ~ございませんか?

 問題ばっかり起こして迷惑かけてた相棒、雲箏の方は幸せになったのに・・・と、何ともかんとも・・・な展開に、唸ってしまいましたよ。

 そういえば、古龍さんって、こういう悲劇で終わる展開が多かったんでしょうか?

 で、一月からは、再び『笑傲江湖』が始まります。

 この作品は欠かさず見たし原作小説も読んだから、新作が見たいな~と思って、武侠ドラマの品揃えの多かった橋本駅近くのツタヤに行って、同じ原作だけどツイ・ハークがプロデュースしているらしきTVドラマ版『スウォーズマン』を借りてきました。

 何しろ、服部半蔵と忍者軍団が出てきたり、船が潜水艦にトランフォーマーしてしまう超怪作映画版『スウォーズマン』三部作(特に、東方不敗が主人公になってる二部と三部の大バカっぷりは絶句しますぜ)のイメージがあるんで、どんなヘンチクリンな作劇になっているだろう?と、ワクワクして見たんですが・・・。

 あれ? 意外とまとも・・・って言うか、かなり原作に忠実に作ってますね~。アクション・シーンは派手だけど、何か予算が少ないのか、妙にセットで撮影しているシーンが多いな~。忍者も出てこないし・・・。

 いや、はっきり言って、中国で製作された『笑傲江湖』の方が明らかに出来が良い。

 そもそも、恐らく数十話あったであろう話を四つのディスクに短縮しているので、話の繋がりが無理やり過ぎなんです。儀琳も岳霊珊もほとんど出てないし、辟邪剣譜の争奪戦も無視に近い。莫大先生や冲虚道長も出ないし、左冷禅と岳不羣の対決も無い。

 東方不敗をやっつけた後で任我行をやっつけて終わりになるし、やっぱり、この物語は君子ヅラしてた岳不羣が偽善者の正体を現して武術界の君主になろうとするところにミソがある訳で、クライマックスに主人公の冷狐冲がかつての師である岳を倒した中国ドラマ版の方が正解ですよ。

 もっとも、原作はそうなってない。野心家は自滅するのがいつもの金庸先生の作劇なんですけどね。その辺が道教の国っつうか、老荘思想っぽいですかね~。

 散々、戦いまくった揚げ句、「戦うなんて無益なことだよ」って感じでほうり出して終わるところが金庸っぽいですね。

 ところで、『ドラゴンボール』なんて、武侠物だと思って見たら、構造的に全く同じなんですよね~。主人公が強敵に出会っててんで敵わないのに、秘伝を得て激烈パワーアップして倒す・・・っていうパターンですよ。

 殺し屋タオパイパイに負けた悟空が超仙水(実はただの水)飲んで勝つ!

 ピッコロ大魔王に負けた悟空が超神水(猛毒)飲んで勝つ!

 実兄ラディッツとの戦いで死んだ悟空が界王拳と元気玉を学んでベジータを撃退!

 フリーザに親友のクリリンを殺されて怒った悟空が超サイヤ人に変身して勝つ!

 人造人間セルの自爆を防いで死んだ悟空が幽体になって悟飯を手助けして勝つ!

 魔人ブゥに超サイヤ人3になって元気玉で勝つ!

・・・ねえ?

 何か、最初の頃って人間と戦ってたのに、魔物・宇宙人・宇宙の帝王・人造人間・宇宙魔人・・・と、エスカレートし過ぎてます。TVオリジナルの『ドラゴンボールGT』になると、もうシッチャカメッチャカ過ぎてよく判りません・・・。

 一体、何億倍強くなったんでしょうか?

 やり過ぎだっちゅうの・・・。


追伸;新年から心機一転。イチから出直します!(ブログの過去ログHPをご覧くださいませませ)
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2008年ニューイヤー記念武術セミナー

 毎月やると決めてからの2008年最初の武術セミナーは、1月6日(ちなみに前日5日はクエストさんから出す第二弾DVDの撮影をやりマッスル。まあ、三月か四月には出るかな?)に、いつもの江古田ストアハウス稽古場にて午前11:00~午後2:00に行います。

 今回も年始めなので、終了後はファミレスにて新年会に突入してしまう予定です。

 もう、当日配布する予定の資料は作成しましたが、いや~、自分で言うのは宣伝臭くて恥ずかしいんですけど、ちょっと期待してもらってもいいのではないでしょうか?

 やっぱし・・・あれだけ「甲野氏の技は武術としては全然使えまっしぇ~んっ!」って断言している以上、私がヘタこいちゃったら、何言われるか判らん。もう、ブッ千切りで誰も文句言えないようなレベルのことをやらないといけませんから・・・(って、こういう軽いノリで書いてるから説得力ないのかな~? でも問題ナッシング! 性格と指導力は関係ありませぬ・・・。大船に乗ったつもりでおいでヤス・・・)。

 よそ様と同じレベルのことはやりませんっ! 常に前進! 日々発展! 二カ月経ったら二年経ったようなもの・・・それが、我が游心流のモットーでございます。

 目指すは<超速進化形武術>ですよ(何か、ヤケクソっぽいな~。落ち着け、オレ)。

 で、うちのセミナーや講座では使い古されまくった“発勁”についてなんですが、今回は3時間みっちり発勁の養成法から実戦応用法まで完全指導するつもりでいます。

 そもそも、游心流の技は、発勁ができないと成立しない技術体系なんですよ。でないと盆踊りと大して変わらない。関節技とか投げ技って、それだけやろうとしても、そうそう決まらないでしょう?

 だから、発勁に関しては相当、研究してきましたよ。

 まずは、「発勁とは何か?」という日本でこの言葉が使われるようになった切っ掛けや歴史的背景についても書いていますし、この部分だけ膨らませても一冊分の本が書ける。

 続いて、「誤解される発勁」では、発勁と呼ばれる打撃技のメカニズムを解明して「誰でもその場できちんと打てるようにする」ことを責任指導します。体得できなかった人には金返しますよ。私の指導する通りにやれば誰でも必ずできると断言しちゃってもいいですよ(私の言う通りにすれば・・・ね)。

 更に「発勁の力の秘密」は、筋収縮で生み出すエネルギーではなく、“重心移動で生じるエネルギー”について書いています。これも実技を体験しながら確認して体得してもらいます。

 さてさて、お次の「勁力の種類」では、具体的な発勁の威力を生み出す身体操作法を解説します。ここまでは、従来のセミナーで散々やってきたことですが、やはり、2008年バージョンはそれだけでは意味がない!

 それで、今回は、“弾勁”と“抖勁(とうけい)”についても解説指導します。

 弾勁は、日本の武道ではあまりやらないので、馴染みが薄いとは思いますが、中国武術では多くの門派でやっているもので、鞭手なんて技もその一つです。無論、もっと色々やりますよ。

 それから、抖勁については、これまでほとんど具体的には指導できませんでした。胸で打つとか腹や尻で打つなんて芸当は素人には無理だろうと思っていたんですが、やりようではできるかも?と思って、今回、チャレンジしてみようと思います。

 中国武術の最終奥義とも言われる抖勁(身体中、どこからでも触れたところからぶっ跳ばす)の指導は、恐らく、まだ誰もやっていないんじゃないかな~?と思っております。

 そして、「勁力の養成法」では、今回、発勁開発DVDに収録しているあるトレーニング法を、より詳しく解説指導します。これは健康法にもなりますし、全身運動による強健法として、私が密かに実践してきていたものです。安全性も確認できたので、もうそろそろ教えてもいいかも?と思って、今回、初公開することにします。

 最後に「発勁の活用法」では、具体的な護身術でも使い方を指導します。
 威力だけ出せても当たらなきゃしょうがないですし、当てる前に相手にぶん殴られては意味がない・・・それで、いくつかのシチュエイションに沿って実戦的に使える発勁マニュアルを指導させていただきます。(必殺・馬形拳の用法も教えちゃいますぜいっ!)

 今度のセミナーは、「一発で倒せる打撃法」をテーマにしていますが、これは護身術の基本なんですよ。一対一でガンガン殴りあって何分も時間をかけていたら、相手が複数だったら完全にフクロにされますし、もし得物を持っていたら大怪我するか殺されるかするかも知れません。

 だから、一瞬で確実に相手を戦闘不能に追い込む術法を知識として知っておかねばなりません。

 けれども、それは単に急所の位置だけ知っていても役立たないし、普通に殴る蹴るしてもアドレナリンがバリバリ出ていたら屁の河童です。これはタイマン張ったことある人なら誰もが知っていますよ。

 ボクシングだって極真空手だって総合格闘技だってそうですよね。人間は戦闘モードの意識では痛みには強いもんなんです。

 だから、痛みで屈服させるのは無理があるんです。身体構造的に戦闘できなくなる攻撃法を知らないとダメ!

 そして、それを知っていれば、不必要に相手を傷つけないで制圧する(要するに当身で失神させる技)可能性も高まるし、自分も恐怖心や不安感に捕らわれて頭が真っ白になってやり過ぎてしまうこともない。

 それだけ心に余裕があるから、無益な争いを回避する知恵が働くのです。

 護身術は、そこまでいかないと役立たないのです。

 これは、2008年のセミナー全体を通して、私が一貫して伝えていこうと思っているテーマです。傷つけず、傷つけられず、罪を犯さず、罪を犯させず・・・それが日本武術の心意気ってもんですたいっ(何故、いきなり九州弁に・・・?)。

 2008年は最初からフルスロットルでカッ飛ばしますよっ! 夜露死苦っ!(オヤ?)


追伸;発勁開発DVD游心流ストアにて在庫一掃セール中です。地方在住でセミナーに来れない方は必見です。丹田開発DVDと併せて見れば、威力も倍増ですよ。

追伸2;第三弾武術シリーズ本、遅れましたが、現在、第二稿の直し作業に突入。より面白い本にするべく頑張っておりますので、もうしばらくお待ちくださいませ~。
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2007年末特別セミナー感想

【事務連絡】

●本部稽古会予定●
12/23(日)10:30~
12/30(日)10:30~
1/6はセミナーです!
2008/01/13(日)10:30~
2008/01/20(日)10:30~
2008/01/27(日)10:30~

参加希望者は長野師範に許可を頂いて下さい!
連絡先を知らない方は、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・会員暦など記入の上、
事務担当までメールを。
yusin_mail_from2006(アットマーク)yahoo.co.jp

シダックス講座『武術で護身術』予定●
2008/01/12(土)15:30~17:00
2008/01/19(土)15:30~17:00
2008/01/26(土)15:30~17:00
2008/02/02(土)15:30~17:00
2008/02/09(土)15:30~17:00
2008/02/16(土)15:30~17:00
2008/02/23(土)15:30~17:00
2008/03/01(土)15:30~17:00
2008/03/08(土)15:30~17:00
2008/03/15(土)15:30~17:00
2008/03/22(土)15:30~17:00

【事務連絡 以上】

 え~、久々にやったセミナーでしたが、遠方からの参加者も三名いらして、中々盛況になったと思います。久しぶりなので、師走の忙しい時期に御参加くださった方々の期待を裏切らないようにというプレッシャーも感じましたが、無事、終わりました。

 とにかく、あまりにテンコ盛りにし過ぎて、消化できるかどうか?という感じだったんですが、今回はイラスト付きの解説資料も用意していたので、割りと好評を頂戴できたみたいで、内心、ホッとしました。

 それにしても、今回は気イ狂ったような怒涛の展開で、次から次に説明、演武、練習、説明、演武、練習・・・の繰り返しで、我ながらムチャクチャ過ぎだな~?と思ったんですが、常連さんが多かったのも幸いして、意外に皆さん、問題なくついてこられていて、スムーズに進行することができました。

 会員さんや常連さんが初めての方にやり方を教えてくれたりしていたのも手伝って、かつてないスムーズさに助けてもらったのも有ったと思います。

 特に、いろいろと質問を用意して遠方から参加されてる会員さんは「ふっ飛ぶんじゃなくて、その場に倒れるような発勁の打ち方はどうするんですか?」と、あんまり聞くので、後遺症が出ないように打つのは難しいので普段はやらないようにしていたんですが、大サービスで寸勁の効かせるコツを軽~く身体で味わってもらいました。

 が、うっと呻いてその場にうずくまり涙目で笑ってます(大丈夫かな~?)。座布団二枚じゃ少なかったかな? コレやると、その場で大丈夫でも後で効いたりするから危ね~んだよな~。後は運を天に任せて、神様お願い・・・。

 でも、懲りずに「~拳の技は何で、ああいう具合にやるんですか? どっちが正しいんですか?」といった具合の質問ばっかりするから、まいっちんぐマチ子先生になった気分でしたよ。だから、そういう質問に答えると悪気が無くても他流批判に聞こえちゃうから、すんなっちゅうのに、もう~・・・。

 口で言っても納得しない人だから(これはこれで騙されないために大切な態度です)、今回はジャブ、ワンツーの潰し方や、推手の実践用法、内脚ローキックから攻め崩すやり方・・・とか、実際にやって見せて納得してもらいました。こういうのは質問が無ければ、やって見せたりしませんからね。

 フルコンタクト空手やキックボクシング、サンボとかの練習も30歳前後の頃にはやっていましたから、そういう闘い方もできない訳じゃなかったんですが、それだと限界を感じたんですね。

 確かに、キックにしろフルコンにしろ、試合のスタイルとしては既に確立されていますから、そこに新しい勝負理論を構築するのは非常に難しい訳です。

 どっこいどっこいの闘い方だと体格・体力がモノを言う。それを突破するには武術の理合を現実的にどう活かせるか?という研究を数年積まないとならなかったですね。

 もちろん、失敗と挫折の上に構築してきていますよ。タックルでひっくり返されたりローキックで脚腫れたり袋撓いで打たれたり・・・なんて経験を数年前にもオフ会で経験させてもらって、ちょっと自惚れていた慢心を矯正してもらったこともあります。あの経験が無かったら自己満足に陥ってヌルイ稽古のままでいたかも知れない。

 やっぱり、失敗したり挫折したりして悔しかったり恥ずかしい思いをしないと、本気で頑張れないと思うんですね。人間だから自分を甘やかしたくなるじゃないですか? 

 でも、私が目指してる武術の理想像って、そんな低いレベルでいいのか?って自問自答した時に、「あ~、そうか? 俺が自惚れちゃってたから、それじゃダメだって教えてもらったんだな~」って考えると、本当に感謝できましたね。

 お陰で、今、勘違いした自惚れじゃなくて、正直に言って、多少の自信はあります。武術の理合を活かすための道筋が見えてきたと思っているからです。

 本当に、嘘でも謙虚そうに振る舞ってるのでも何でもなく、私は素質も才能も無いんですよ。運動神経だって悪いし、もうすぐ45歳ですから体力だって枯渇してますよ。それでフルコンタクト空手を20年も続けてきた人が教えてくださいって来てくれてるのは、私が教えてもらった「武術の技や理合が優れていた」ということ以外に理由は無いでしょう?

 つまり、先生方に恵まれたってだけなんですよ。戸隠流忍法・太極拳・八卦掌・形意拳・八極拳・太気拳・意拳・嫡流真伝中国正派拳法・円天流道術・新体道・不二流体術・・・等々、本当に恵まれてるな~と思いますよ、我ながら・・・。

 これは甲野氏を含めてもいい。甲野氏自身は戦闘力0だし、彼の工夫した技も武術としては使用不能の絵に描いた餅です。これははっきり断言できます。彼は武術家と言うより詐術家です。

 けれども、それでもヒントにはなりますよ。本当の武術とは何か?ということを私が本気で追究する切っ掛けになったのは、甲野氏と出会って、彼に憧れて、熱心に練習し、そして使いものにならないのを実感し、正体を知って幻滅した・・・その経験が無かったら、私は武術をやめてしまっていたかも知れません。私の人生を劇的に面白くしてくれた。

 だから、大恩人です! 近い将来に彼の正体が暴かれて世の中の糾弾を受ける刻に、最後の引導を渡すのは私の役割だと思っています(その前に隠居して逃げるだろうと思ってますけどね)。


 余談が過ぎましたね。

「長野先生はやっぱり殴る方が好きなんですね。顔が嬉しそうですよ」って、帰り道で師範代から言われてしまいましたよ。ストレス溜まってたしね~。これまでガラス細工のコワレ物を扱うみたいに力をセーブして、とにかく怪我させないように常に注意して教えてきていましたが、これってストレス溜まりますもん。

 やっぱ、空手見たりすると、ああいう感じに全力で闘う方が気持ち良さそうだしね。来年は防具組手練習の研究を進めて確立しようと思ってます。会員は半減したけど、実際に打ち合ってた人達が残ってるから、会の方針を修正するのにも都合が良かったですよ。でも公園でバシバシ殴り合う訳にはいかないし、道場欲しいな~・・・はっ? 太気拳はやってる・・・? 甘いこと言って失礼しました・・・。


 さて、今回は、こっちの心意気を見てもらおうと思って、無刀捕りは、模擬刀で練習して慣れた(3分くらい練習したから充分。見切れるかどうか確認しただけです)から、事故ったらシャレになりませんが“真剣”でやってみました。

 ハラ括ってやれば別に変わらないですね。技より度胸の問題です。でも、真剣で斬りかかる師範代の方が顔が青ざめてました。映像で確認するとかなり遠慮してる。もっとドゥリャァッ!ってやってくれても躱せたんだけど、打ち合わせしてないから無理ありませんが(でも、遠慮しないで斬り込んだらキチガイ)。

 練習は、まさか参加者に真剣で斬りかかる訳にはいかないので、ラミンの棒で練習してもらいましたけどね。当たり前の話です。

 他にも、伸筋と脱力の違いについても説明しましたし、体捌きや歩法の使い方も指導しました。合気道経験者は体捌きが上手いですね。でも、体捌きはともかく、歩法を使いこなすには日々の練習が必要なので、練習していればこういう動きができるようになる・・・という実例として、少し蛟龍歩の使い方も見てもらいました。

 予定内容が5時間やっても無理かも?というくらい詰め込み過ぎだったので、とても全部は無理でしたけれども、ナイフやピストルを捕るのも練習できたし、何とか一通りは消化できましたかね?

 説明演武してるところの一部は、動画でアップしてますから御参考にしてください。音量が不明瞭だと思いますが、割り引いて見てくださると有り難いです。


 あっ、それから、甲野氏の技のタネ明かししようと思っていたんですが、参加者の誰も興味を示さないので、浪之上?だけ説明指導しました。これは脱力技法で、相手の力の働いている方向をずらして返すのがコツです。やり方としては、甲野氏のやり方だけでなくいくつかの技術的コツがありますが、形式で覚えても実用性は望めません。

 お一人、かつて甲野氏の稽古会に三年通ったという方もいらしたんですが、セミナー後のファミレス会食会で「あの三年間は一体、何だったのか?」と嘆かれていました。「三年通って全くできるようにならなかった技が、あっという間にできてしまったので驚きました」と言われていましたけれど、こういう実例を聞くと、やっぱり、甲野氏の稽古会は羊頭狗肉の度が過ぎるんじゃないかな~?と思わざるを得ない。

 少なくとも武術としては全くダメだと言わざるを得ません。「身体操作法の研究会」だと名乗ったら何も問題ないんだから、もう武術と名乗るべきじゃないでしょう。

 必要以上に見世芸を難解に説明することで習得にわざとストッパーを掛けてしまう。こんな風潮は、ひとり甲野氏だけの問題ではありません。

 こういう風潮は柔道や空手、剣道といった武道や、格闘技ではあまりなく、圧倒的に中国武術や古武術の専門誌に特徴的な表現形式で、“神秘武道”という言葉で揶揄され、一般に武術を誤解させてしまっている大きな原因だと私見しています。

 そんな頭の悪い業界だから、甲野氏のような真剣に闘えば百戦百敗、必ず負ける(状況設定抜きで本気で手合わせして勝った話は一度も聞いたことがないのです。どなたか知っていたら教えてください。信用に足る話なら紹介しますよ)・・・という、見世物芸しかできない人物が出てきて、口先三寸で偽装しまくって世間を欺いてる訳なんですよ。彼の嘘で一体、どれだけの人が煮え湯を飲まされていることか・・・。

 本当に、もう、全部、バラしてやろうかな~? どう思いますか?


 まあ、それにしても忘年会込みなのに昼間のランチタイムから始めたので、酒も飲まない状態で5時間もファミレスでしゃべり続けて楽しかったですよ~。参加者全員来られたので十数人でファミレスの座席取るのが大変でした・・・。

 愛知から参加された会員さんとはキューティーハニーの話で盛り上がりましたが、客観的に考えて四十半ばのオッサン二人でキューティーハニーを熱く語ってるってのはオタク度高過ぎですよね~。

 そうそう、酔った勢いで喧嘩で怪我しちゃってた方も参加されていましたけれど、人間だから酒で酔ってたらそういう間違いもありますけど、軽い気持ちでやった喧嘩でも、ほんのささいなことで殺人者として人生を棒に振ることだってあり得る訳です。

 特に武道・武術・格闘技を学んでいる人間は、素人じゃないんですから、喧嘩は勝って当たり前。怪我でもさせたら罪は重くなりますよ。自分の腕前を確認したかったら試合に出ましょうよ。健全にやりましょうよ。スポーツはそのために有るんだから・・・。

 武術の勝負って殺るか殺られるか?って考える訳だから、原則的にやっちゃダメなんですよ。護身術の基本は、「危険を避ける」ということです。この大前提を無視しちゃダメですよ~、皆さん!


 新年からは、毎月一回ずつ連続セミナーでやっていくことに決めていますが、日程は現在、四月まで決まっています。

 一月六日(日)11:00~14:00
 二月十日(日)11:00~14:00
 三月九日(日)11:00~14:00
 四月二十日(日)11:00~14:00

 会場は江古田ストアハウス4F稽古場です。

 今回、好評だったので、解説資料を毎回のテーマに沿って作成することにします。映画館で売られるプログラムみたいなものと思ってください。
 一月六日のセミナーは、発勁の原理とメカニズム、実用化のための研究をテーマとしますが、終了後は新年会を兼ねて2時間程度の会食会(自由参加)をやります。
 
 発勁を駆使できれば、素手の闘い方が原理的に変わります。年とっても一打必倒の威力が出せる。これは事実です。重力を味方にすれば、体格や体力に頼る必要はありません。

 体格や体力、年齢性別に左右されない誰もが獲得できるパワーについて徹底解説責任指導致します。倒す力が無かったら、護身術としては不完全ですし、打撃系武道・格闘技を修行している方で威力に自信の無い方や、逆技や投げ技しか知らないという方でも知っておけば万が一に役立つでしょう。
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セミナー内容のお知らせ

 いや~、12月ですね~。年末でシダックスの講座はお休みなのに、日曜日の青空稽古会は燃えてきていますよ。今回はムエタイのミドルキックとローキックを交叉法で使う方法を試みましたけれど、やっぱり空手出身者ばかりだからやりやすかったみたいです。

 ムエタイの蹴りは空手と違って膝のかい込みをしないで棒のようにして放るようにぶつけるので、本当はサンドバッグの蹴り込み練習とかも必要なんですが、これは次回からキックミット蹴ったり、ボディプロテクターも買ってきたんで、軽く当てる練習もしてみるつもりです。

 やっぱり空手式の蹴り方に皆、慣れているので、空手では「こうやっちゃダメ」と言われるこういう脱力して蹴るやり方で「本当に威力が出るのか?」と疑問に思うらしいんですが、前足での内脚ローキックを軽く蹴ってみせて納得してもらいました。

 後は推手からの崩し、関節技、投げ技への変化技もやってみましたが、皆さん、かなり複雑な変化も感覚が慣れてきつつありますね。

 私の技は応用変化する感覚を養成しないと全く遣えないので、稽古後にファミレスで話している時に質問が出ました。

Q,「差し手を四種類に分けて教えられていたのは必要ないんでしょうか?」
A,「今日のができたら必要ないです」
Q,「でも、あれが基本では?」
A,「言っちゃ悪いけど、形式で教えないと覚えられない人ばっかりだから便宜的に簡略化して教えただけ。差し手を本当に遣いこなすには、たまたま手首とか前腕とか内腕とか肘、スネ、足首、膝・・・と、接触したところから咄嗟に変化して技を極められなかったらダメ。“差し手”とか“推手”という言葉に捕らわれて固定して考えている人ばかり。だから形式通りにやろうとするから、接触箇所に拘ってパターン化して覚えようとしている。そんなに都合よく攻撃してくれる人はいないから、結局、遣えない。型は練習の方便であって、形で技を覚えると約束組手で自分では強くなっていくように思うものの、実際には弱点を拡大してしまってる訳。これは自由組手や乱取りをやれば一発で気づくんだけど、武術ロマンに酔いたいだけの人達は避けちゃうから気づかないんだよね。かといって自由組手ばっかりやっていると「こんな技は使えない」と勝手に判断してしまいがち。動いて攻撃してくる相手との勝負は理論通りにはいかないよね。いくんだったら誰も苦労しないで達人になってるよ。差し手の意味も誤解してる人が多い。俺は説明してたんだけど、ちゃんと聞いてないんだよな~。水は掴めないけど、氷は掴めるでしょ? 相手が居着く瞬間を待つんじゃなくて、能動的に相手を居着かせて技をかける“誘い”と“作り”を知らないと技の効力は大幅に落ちる。こういうのは自由組手での失敗体験から工夫したんだよね」
Q,「じゃあ、型稽古だけやっていてもダメなんでしょうか?」
A,「勘違いするでしょうね。でも、勘違いしてくれてた方が僕らは有り難いよね。だから、こういうのは公開しないでおきましょう・・・」

・・・とまあ、こういう具合の話を実際にはもっと過激に話しておりました。

 公園で練習していると、色々な人が通り過ぎるから、物珍しそうに立ち止まって見ている人とかもいます。



2007年末特別セミナー

 12月16日の年末特別セミナーは、今年の研究成果を歳末謝恩セール?のつもりで蔵出ししようと思います。

 特に今回は、武術技法の原理的な仕組みについて説明しながら練習してみたいと思っています。

「何故、脱力することが有効なのか?」という意味について、実技と簡単な実験(合気的崩し)をやってみます。力が働くことの意味から考えた実際的な武術技法の仕組みについて指導するつもりです。

 それから、「歩法と体捌き」についても、「何故、歩法が秘伝とされているのか?」という具体的な意味についても実技と共に解説していくつもりです。

 そして、剣術と杖(棒)術についても、「手の延長として道具を用いること」の意味を考えてみたいと思います。

 また、武術にとって最も重要な、「相手の弱点を観抜く観の眼の養成法」についても、今回、初めて解説してみたいと思っています。

 これは今まで一度も言及したことがありませんが、どうしてか?と言いますと、発表すると完全な他流批判と受け取られてしまうからです。

 しかし、これを知らないと、単なる強弱のレベルでしか考えられません。どんな強い敵にも弱点はある。その弱点だけを攻めれば弱くても勝てる可能性が高まる。だから、秘伝にする・・・と、まあ、こういう仕組みです。

 普通、武道家や格闘家は弱みを見せたら付け込まれるから・・・と、いかにも強そうにしていたり、隙を見せないようにしようと緊張していたりするものですが、そういうのは二流以下です。

 本当にできる人は無防備で弱そうに見えるものです。

 きっちりと作られた鉄壁の防御体は、実は蟻の一穴で崩れてしまったりする。逆に、全身が隙だらけだと、どこでも攻められるから、逆にどこを攻めるかと焦点を定めにくくなります。

 つまり、メカゴジラかヘドラか?ということですね・・・えっ? 解らない?

 まあ、解らなきゃ別にいいです。習いに来た人にだけ教えます・・・。

 ちなみに、セミナーの進行に関しては、今後は初期の頃にやっていた解説の時間を設けたり、簡単な資料も用意しようと思っております。ですから、資料を横流ししたりしないでくださいね。他所様で秘伝にしていることもバンバン書く予定なので・・・。


2008年お正月セミナー

 新年1月6日のお正月セミナーは、毎月一回やるセミナーの第一回目ですから、初心に戻って、テーマを一つに絞っての徹底習得を目指していきます。

 第一回目のテーマは、「勁力の正体と、勁を発する武術体の養成」について、徹底して解説指導するつもりです。

 無論、原理解説と習得だけに留まらず、それを具体的な武術技法としてどう用いるか?という実技講習もきっちりとやりますから、この一回だけで打撃技の概念が変わることをお約束します。三時間で三年分の修行に匹敵する内容をエッセンスとして指導します。


以下は開催期日は未定ですので、ホームページ・チェックお願いします。

毎月のテーマは以下のごとし・・・。

2月『借力(相手の攻撃力を利用して技をかける方法)』

3月『丹田力(基本と応用、縮地法)』

4月『歩法(スリ足のステップワーク)』

5月『合気と化勁(脱力の基本と応用)』

6月『合気と化勁(軸の操作と崩しのメカニズム)』

7月『読み(目付けで読む)』

8月『聴勁(推手で読む)』

9月『型の分解(武術の形は意味がある)』

10月『武器術(剣・棒その他)』

11月『格闘技に武術を応用する方法』

12月『2008年総まとめ』


(セミナー受講申し込みは游心流公式ホームページをご覧ください)


追伸;游心流ストアの店じまいに関連しての在庫DVD一掃セール中ですが、既に合気開発トレーニングDVDは在庫が無くなっているそうです。DVD再販の予定はありませんから、発勁、丹田もお早くどうぞ。
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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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