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太極拳の真価とは?

 今回は、少しばかり太極拳について書いてみます。

 太極拳と言えば、私が武術を志した中学時代、今は無き熊本交通センター2Fの本屋さんで買ったサンポウブックスの『秘伝! 陳家太極拳入門』ですかね~?

 いや、その前の『男組』かな~? この漫画で初めて中国拳法の存在を知ったんですからね。太極拳のみならず、蟷螂拳や八極拳も出てきていました。猛虎硬破山とか旋風脚とか二起脚とか練習したもんね~。

 とにかく、剣道は体験していましたけど、私にとっては武術を本格的に始めた切っ掛けとも言えるのが太極拳であり、でも当時はどんな武術なのかさっぱり判らず、本を見ながらイメージ練習していただけでしたね。

 実際に太極拳を初めて体験したのは、西荻窪ほびっと村で大友映男さんに習ったのが本当に初めてでしたね。確か20代後半の頃だったと思いますから、甲野氏のところを離れてからだったと思います。

 太極拳を知ってから十数年も経過していたんですよ。

 30になった年に躾道館(当時はまだ会の発足前だった)の小林直樹先生と出会って、小林先生の99式太極拳も少し習いましたが、この時に小林先生がやって見せてくれた即興の太極拳が、いまだに私の中では太極拳の最高峰に思えます。

 いや、ビックリしたの何の・・・陳式太極拳の発勁も凄いとは思うんですけど、小林先生はこれをドカンドカン連発して見せたんですね。まさに下丹田から威力が爆発的に出てくる感じで、20mm機関砲を連射しているみたいな感じです。

「内功ができていないで、こんなことやると身体を壊します」と、小林先生は言っていましたが、確かにその通りなんですね。だいぶん内功ができて私もそこそこできるようになったから、今は解ります。

 その後、松田隆智先生の陳式、高小飛先生の呉式、小用茂夫先生の陳式、関本スミ先生の楊式の演武も見てきまして、いくつかの太極拳を比較研究する機会に恵まれましたけれど、専門にやっている人はいろいろ意見もおありでしょうけれど、私個人的には、「太極拳は内功が生命で派閥の違いは意味がない」と思っています。

 もちろん、孫式、武式、和式、忽雷架、鄭式、常式とか、私の見たことない太極拳の派閥もたくさんありますが、そんなに異質で丸っきり違うことはやらないでしょう。

 陳式は纏絲勁と沈墜勁を活用した発勁動作が特徴的ですが、他派は紬絲勁で内功を練ることを稽古の主眼にしているだけで、やろうと思えば発勁はできるでしょう。

 内功で内力が練られていれば発勁の威力も充分過ぎるくらい出せると思いますよ。

 うちでも中級の太極拳で、「中国のラジオ体操」と揶揄されている簡化24式に、発勁動作を加えて稽古することにした訳なんですが、思った通り、ガラッと変わって、見た目にも戦闘的になりました。

 もっとも、実は、これは初心者に教えても体得できないばかりか、熱心にやればやる程、身体を壊してしまう危険性があります。

「これは一日一回しかやっちゃダメ!」と言って教えたんですけれど、内功が練られていないと身体を壊しかねないし、沈墜勁で脳震盪起こしかねないからなんですね。

 台湾の太極拳家で震脚をドカンドカン打ってやっていた人が、突然死してしまったとかいう話を聞いたことあるんですが、きちんと威力を手先に流せないと脳ミソ壊しますよ。

 北島師範はすぐにできましたが、矢嶋師範代は沈墜勁で脳震盪を起こしそうになっていて、「これは頭に響きますね」と言うので、「震脚で下から上がってくる反動を肩甲骨を開いて上手く手先に流さないとダメ」と、やって見せたら、すぐにできました。

 彼はダンスで身体の連動のさせ方を理解しているので、すぐに体得できて、「なるほど~」と感心してましたが、胴体が固まっている人は、これができないので、モロに脳震盪を起こすでしょうね。

 基本的に太極拳は胴体を柔らかく連動させられる人間でないと発勁の威力はきちんと出せません。だから、身体が練られていない人間に発勁やらせると自爆?して脳震盪起こしたり関節壊したり筋を痛めたりしてしまうんですよ。

 内功というのは何か?と言うなら、私の解釈は腹圧が高まることですね。下丹田ができてくると腹圧の圧縮の感覚が具体的に出てくるので、その圧縮の弾む感覚に合わせて太極拳の動作の中で発勁を織り込めば、非常に切れ味鋭い打拳が出せます。

 ちなみに、太極拳の発勁動作のうねるような畜勁からの連動を「動きが遅い」と捉える日本武術家もいますが、これは用法を勘違いしているんですね。

 太極拳の発勁は離れたところから空手やボクシングのように打ち込む訳ではなく、あくまでも接触してから発するものであって、粘勁で粘り着くように密着して相手が逃げられないようにした上で最大威力の発勁を打ち込む・・・だから一撃で倒せる訳です。

 この戦法は、通常の拳法が離隔したまま突き蹴りを打ち合って戦うのに対して、接触して間合を潰した状態で相手が攻撃できなくした上で強烈な一撃で打ち倒す・・・という拳法破りの戦術として工夫されたものです。

 ですから、太極拳で空手やボクシングと戦うなら、相手の突き蹴りが繰り出せないように密着しないといけない訳です。この密着するための方法論(招式という)を秘伝として隠しているから、「何年修行しても使えない」と思っちゃう訳ですね。

 まあ、隠して教えてくれないなら、自分で考えればいい訳ですよ。「秘伝というものは~」とかほざいてるヒマがあったらテメーの頭で考えなさいって言いたいですね。私は自分で考えましたからね。無論、ヒントはいろんな先生に教わりましたが・・・。

 確かに太極拳の良さは、接触したらこっちのモンだってことです。くっついてしまうと相手は打てない。関節技か投げか絞めしか出せない。でも、こっちは自由自在に打てる。鳳眼拳も龍頭拳も骨法拳も指環拳も陰掌も陽掌も弧口も前腕も内腕も肘も上腕も肩も顎でも額でも背中でも腹でも、どこでも接触してるところからボンッと打てる。

 ローキックも、ほとんど接触したまま蹴って相手がバターンと倒れたりするので、発勁の威力に関しては私は絶対的に自信あります。

 王樹金老師が外人の弟子にハグして腹でボンッと発勁かましている映像を見て、私も一回、やってみたら、できましたね。下丹田ができるとこういうこともできる。

 発勁打ち込みながら投げるとか、関節極めたまま発勁かますとかしたら、文字通り必殺技になると思いますよ。試したことないけど。

 私は、「接触したらもう俺の勝ちだ」と思ってるから、安心してくっつけるし、フットワークで逃げ回るヤツをも追い詰められる超神速歩法を練習しているのも、そのためなんですよ。

 そういう意味では純粋な太極拳じゃないと批判されてもいっこうに構いません。私は勝てる武術を研究しているのであって、能書きたれてエバりたい訳じゃないから・・・。

 でも、内功を練ることが、こんなにいろんな点で武術的に役立つとは思っていなかったですね。

 第一に威力。ぞっとするくらい威力出ます。重心移動で打つ威力が腹圧で圧縮されて爆薬で打ち出されるような感触がします。

 第二に防御力。多少、打たれても効かなくなってきます。というか、打たれた瞬間に身体が勝手に跳ね返す感じ。全身がゴムボールみたいになってきた感触です。

 第三に身法。歩法も含めてやたらスピードが出せる感じがします。

 私だけだと気づかなかったと思うんですが、北島師範がかなり内功のレベルが上がっているので、彼の上達具合を見ていると、よく解ります。彼は175cmくらいだと思いますが、何か稽古してると2m以上の巨漢に見えたりするんですね。内功のレベルが上がってるからオーラが広がってるのかな?

 以前は内功にはこだわっていなかったんですけど、2003~2004年くらいに丹田歩法を始めてから、ガラッと変わってきましたね。

 結構、この下丹田の腹圧が無いままで陳式太極拳の演武をやっている人もいたりするんですが、やっぱり形だけで内力が感じられません。

 逆説すると、内功の練られた人だと八卦掌でも八極拳でも空手でも合気道でも凄い威力を感じさせます。

 沖縄空手の高齢の先生方を見ると、この内功を練ることを非常に重視されているのが判ります。下腹をキュッと持ち上げるような動作がありますが、アレが下丹田を練る練功法なのです。

 本土に伝わって以降の伝統空手だと、この動作はあまり強調されません。そのかわり、腰を横方向にキル動作が重視されています。

 フルコンタクト空手になると、下丹田を鍛えるという発想そのものが薄れてきて、合理的な攻防動作が主体になっていきます。

 こういうことを書くと悪口を書いていると勘違いして怒るウッカリ者が多いんですが、私は基本的に武術武道に流派の優劣はないと思っていますし、どんな達人にも欠点がない人はいないと考えていますから、“批判=建設的提案”のつもりで書いています。

 欠点を指摘するのは、「そこを直せばもっと向上しますよ」という研究家としての老婆心なんですから、ケツの穴の小さい文句はつけないでくださいね。

 向上したくないのなら別ですが、学ぶ以上は向上しなきゃ~つまらないでしょう?

 私は向上心のない人間は嫌い! 本当に嫌い! 話していて気分が悪くなるくらい。

 男と生まれたからには地上最強か天下統一を目指すのが男のロマンというもの。ノミが屁こいたようなチンケなこと考えて人生送っちゃ~ダメっ。全身全霊をかけてやりたいことをやって生きるのが男の本懐ですよ。(あっ、女性の方も一緒ですよ~)

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武術格闘漫画考

ツマヌダ格闘街』の最新巻を矢嶋師範代が貸してくれたので読みました。

 前回くらいから、「これは俺の本を結構、参考にしてるのかも?」と思っていたんですが、いや~、そうとばかりは言えませんね。

 私の嫌いな宇城憲治氏の本からも、ほぼそのまま参照したような技術解説コーナーがあったりして、そういえば初期の頃は私の大嫌いな甲野善紀氏の影響ありまくりだったし・・・相当、いろんな本(安田登氏の本の影響も感じました)を読んで研究しながら描かれているんだろうな~と思いました。

 無論、パクリだと非難したいのじゃなくて(オレにそれを非難する資格はな~い!)、漫画という表現の中でどれだけ武術の真相を解明していってくれるのか?という期待感で読んでいるんですね。

 下手な武術家の意味不明の技術解説よりセンスの良さを感じますし、私のような専門家が読んでも、なるほど~と感心する描写が時々あるんですよね。この作品の作者はタダ者じゃないと思うんですよ。情報の処理の仕方にセンスの良さがある。

 特に前巻の中国武術マニアの繰り出す予備動作ミエミエの攻撃を主人公があっさり躱す描写なんて、意外と誰も指摘しなかった弱点じゃないでしょうか? これに気づいているのは大した慧眼だと思いますよ。実際にやってる人間でも気づいていない人がザラ。

 気配を消すとか言ってる人が気配出まくりの攻撃したりするのを眼前で見て、「冗談かな?」と思ったこと、私もあります・・・。アレは哀しかったな~・・・。

 結局、世の武術家は技に関しても術理に関しても、戦闘の理合に関しても解説するのが下手な人ばっかりで、正直、何を伝えたいのか判らないんですよね。

 理論は立派でも、それを体現するのは非常に難しいということです。これは、真面目に修行している人は誰でも痛感していると思いますよ。

 例えば、私と年齢一緒くらいの人が試合に挑戦して負け続けているという話を小耳に挟んだんですが、私は嘲笑う気はしません。だって、自分がやっても、勝てないと思いますからね。

 私は護身術として使えることを目指しているので、試合で勝ちたいと思ってないから、試そうとも思わないんですが、「試合の場で実力を証明しないと認めてもらえない」と考えて頑張ってる人を、やりもしない人が嘲笑するのは意地が悪過ぎると思いませんか?

 私が一番、嫌だな~と思うのは、伝統武術を修行する人達には、そんな意地の悪い人間が非常に多い点です。

 やりもしない、できもしない人間が、頑張ってやっている人達を嘲笑するのは嫉妬や劣等感の裏返しでしかありません。だから、醜いんです。

 だから、『ツマヌダ格闘街』に登場した伝統中国武術マニアの描写は、極めてリアルなものだと感心してしまったんですよ。あの胸糞の悪くなるような勘違いして自惚れた連中の性格が、非常に正確に描写されているな~って・・・。


 さて、それはそれとして・・・、漫画というのは絵と言葉で解説してくれるから、ある意味、非常に優秀なテキストになり得るんですよ。

 もちろん、描いている人がきちんと理解していないとダメなんですけど、漫画家の観察眼というのは常人とは段違いだと思う場合がありますね。

 私の本で、いつもイラストをお願いしている黒谷薫先生も、武術経験はほぼないんですけど、やっぱりプロの漫画家の人は凄いな~と思うのは、モデルになった会員の自分で気づいていない身体のクセなんかまで正確に描かれるんですね。

 ある意味、本人より本人らしいんですよ。

 だから、もう、他のイラストレーターの方には頼めなくなりましたね。

 無論、プロだったら誰でも描けるか?というと、そんなことはないと思いますよ。

 例えば、月刊空手道の10月号(今月号)で、空手専門誌では欠かせない第一人者となった観のある漫画家の坂丘のぼる先生(全空連三段)がマスターズの試合に参戦されたという記事が掲載されていましたが、作家で空手家といえば今野敏先生がおられますが、漫画家で空手家といったら坂丘先生がまず思い浮かびます。

 坂丘先生は御自身が長く空手を修行されて子供たちにも教えておられる上に、雑誌の取材でいろんな武術にも触れられているので、描写が緻密で、躍動感があるんですね。

 芦原空手のムック本での漫画や、『空手のタマゴ』シリーズなんて、私は格闘漫画の隠れた傑作だと思います。私の周囲の空手やっている人達の間でも実はファンが多いんですね。北斗の拳や空手バカ一代が嫌いな人が坂丘先生の漫画だけは絶賛していたのを見たことあります。

 要するに、玄人ウケするんですよ。オリジナルの天下一武道会のような漫画を是非、描いて欲しいな~と心から切望しています。というか、坂丘先生にしか描けないよ!

 以前、松田隆智先生とお話していた時に、『拳児』の絵を描いた藤原先生も格闘シーンの描写が非常に上手いと絶賛されていたのを思い出します。

 ただ、『拳児』の格闘シーンは、とにかく相手が順突きで攻撃してくる率が異様に高くて、「そりゃあ、あり得ないでしょ?」って思いましたけどね。

 多分、モデルとして描く参考に松田先生が実際に実演して見せた時、お弟子さんがそういう攻撃しかしなかったからなんじゃないかな~?と思うんですが・・・。

 アニメでも実写でも、格闘アクションのところはセンスが凄く出ます。

 板垣さんの『バキ』も、少林寺拳法や空手や合気道やボクシングの描写はオオッと思うんですが、中国武術になると何かいきなり変な感じになる。烈さんが、トニー・ジャーみたいな戦い方したりするし・・・。

 いや・・・しかし、そもそも中国武術に関しては実際に修行している人でも戦い方を知らなかったりする(太極拳なんて打撃格闘技とは考えない方がいい)から、これはもう、しょうがないかもしれないんですけどね。

 比較的、いい線いってるな~と思ったのは、『地上最強の弟子ケンイチ』くらい?

『ツマヌダ格闘街』は、リアルな武術描写のできる希少な作品で、これからもっと化けるかもしれないので、見守っていきたいな~と思っております。

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追伸;コンバットマガジンの今月号の甲野善紀氏の記事の写真。書店で見てコワかったですぅ~・・・(泣)。日本刀(真剣)持って、メッチャ嬉しそうに笑ってるんですが、子供の時に見た日本妖怪図鑑に載っていた“わらひ般若”の絵にクリソツ過ぎるんですよ~。何で、こんな不気味な写真を使ってるんでしょ? ホワ~イ? 何か、編集部の作為的イタズラッ気を感じるのは私だけ? 「いいか? 人間は大義名分があれば、人を斬っても心が痛まないんだぞ・・・」と真剣眺めながら力説していた時の顔と一緒だったな~。大丈夫ですか? コーノ先生~っ! 人を斬ったら、心、痛むのが人間じゃないですかぁ~(泣)。自分が傷つくより他人を傷つけることのほうが心が痛むのが、人としてあるべき姿じゃないですかぁ~? アンタね~。神様気分で世の中、眺めるのよしなさいよっ! 脳みその腐った政治家みたいな考え方しちゃ~ダメだよぉっ! 爆笑問題の太田が安倍元首相に食ってかかってたけど、俺も同感。人殺しを正当化する大義名分なんぞ無いよ!


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追伸2;今度の木曜日の相模原本部の稽古会(事務注:9/2の稽古です)ではエアソフトガン使ったライフル射撃の基本を講習します。ライフルの構え方(スタンディング、ニーリング、プローン)、スリングの使い方、スコープの狙い方、ボルト操作、セフティの掛け方と外し方、トリガーの引き方、銃床の肩付けとチークピースの頬付けのやり方・・・といった基本的なことを指導します。用いるのは東京マルイの最新型プロハンター。ボルトアクションのハンティングやスナイピングで用いられるウインチェスターやレミントンの最もポピュラーな形のライフル銃を模したものです。国内でもしも暴動が起こって市民生活が危ぶまれるようになった場合、我々が最も現実的に入手する可能性がある銃は、ハンティング用のショットガンかボルトアクションのライフルでしょう。その意味でも基本的な操作法は知っておくべきと思います。これも現代で武術を学ぶ時に必須であると私は思います。昔の古武術は火繩銃の撃ち方も心得として稽古していたのですから、前々から基本的な銃の操作法も指導しようと思っていたんですが、今後はエアソフトガンで練習しておいて、一年に一回くらいはグァムとかにシューティング・ツアーに行きたいと思っております。普段、来れない会員さんも是非、どうぞ。(何か、着々とやりたいことを実現してきつつあるかも?)


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ホメオパシーが完全否定?

 ホメオパシー療法が「効果なし」と完全否定されました。

 これはいろんな民間療法を実践している個人や団体にとって、大きなダメージになったのかもしれません。

 気功などを積極的に採り入れている帯津先生はホメオパシーも採り入れたりしていたそうですが、帯津先生のように積極的に代替医療を現代医学と併用していこうと考える医師は少なからずいるものです。

 それらの医師は、患者の治療のために効果的なものは何でも採り入れていくべきだという考えがあると思うのですが、今回の「ホメオパシーは効果なし」とする見解が出てきたのには、代替医療、民間療法の世界が現代医学批判をやり過ぎる点に対する危機感が働いたのだと思いますね。

 要するに、代替医療や民間療法と呼ばれるものは、科学的ではないのです。

 言葉を換えれば、「経験的に効果があるとされるものをやってきただけ」であり、そこに科学的な分析は介在してこなかったのです。

 だから、しばしば宗教的な雰囲気に陥り、狂信的になりがちで、それが高じて現代医学批判をやらかしてしまっていた訳ですね。

 その揚げ句に、死体を放置して「グルのパワーで蘇る」みたいな気色の悪い集団妄想に耽ったりする連中が出てきたりする訳です。

 しかし、インドのアーユルヴェーダ医学や、イスラムのユーナニ医学、中国の漢方、日本の和方といった、その土地土地で発達した民間の医学というものはある訳で、それが科学的であるかどうかの判定とは別に、体験的に効果を認められて長い年月を伝承し続けてきたことを簡単に否定するのもおかしいと思うのです。

 科学的に否定する前に、科学的分析の観点をもっと多角的にしていった方が、より現実的な効果を見いだせると私は思いますね。

 ホメオパシーは比較的新しくできた療法で、確かに効果の程は疑わしいと思ったりもするのですが、アロマテラピーの一種くらいに考えれば別にいいんじゃないの?と私なんかは思う訳ですね。

 これまた問題になったのは、ホメオパシーの理論に沿って現代医学のやり方を無視して死者が出てしまった点に対するものであって、この点については考えるべき問題提起となったかもしれませんね。

 うちにも精神疾患があったりする人が治療法を質問してきたりすることがあるんですが、根本的に勘違いしてますよね。私は医者じゃないし、精神疾患を気功やヨーガで治そうなんて考えるのがどだい、無理な話です。

 治療は専門家に任せるのが正しい選択です。

 そういえば、先日も東京支部の食事会で、腰痛が治らないという会員がいて「筋トレもやった方がいいのか?」とか聞くので、「医者に行ったのか?」と聞くと、行ってないって言うんですよね。

 そんなに腰痛が治らないなら、医者か整体治療院とか行くでしょ、フツー。まず、原因が解らないと対処法も解らないですよ。

 自分で治そうという意志は気迫があっていいと思うんですけど、治らなかったら、専門家に診てもらうのが大切ですよ~。

 武術にも予防医学的な知識はありますが、あくまでも本筋は敵を倒すためのものです。

 訓練法にも健康を損なう危険性のあるものがかなりあります。

 薬だって分量間違えたら有害でしょ?


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菅VS小沢、マジっすか?

・・・って思った人が圧倒的に多いと思うんですが、私は結構、想定内でしたね。

 いや、正確にいうと、そうなったら面白過ぎるからな~と思って期待していました。

 でも、思っちゃいたけど、民主党って、本当に内向きの視線しかないんですね?

「国民のために・・・」「国民目線で・・・」って連呼しながら、やることは全然、国民のこと考えていない。

 小沢さんが民主党の代表になって総理になったとしたら、こんな国民を愚弄した話はないんだし、「剛腕小沢に期待する」という人達も、頭冷やして考えてみたらいいんです。

 民主党が国民の信頼を失ってしまった最大の理由は、当の小沢さんの欲望丸出し、独裁体質にある訳ですよ。そんなヤツをトップに据えて国を引っ張らせようと考える国民が阿呆ですよ。

 要は、この期に及んで小沢さんが天下取りに出てきたというのは、実権握って金を自分の自由にしたいからってだけの話で、国民のことなんぞ「金恵んでやれば国民は文句いわないよ」ってぐらいにしか考えてないですよ。あの顔は・・・。

 まあね~、政治というのがそういうもんだと言えばおしまいですけどね?

 小沢さんを支持する連中は、政治家としての小沢さんの力量に期待するのはよいとしても、独りの力で国を何とかするなんか無理なのは分かり切ったことなのに、それでも小沢さんを担ぎ出そうとする点に、他力本願な烏合の集団っぷりが現れているしね~。

 じゃあ、菅さんを支持する人達がいいか?というと、これまた頼りない。

 そして、その間を行ったり来たりした揚げ句に小沢支持を表明した鳩山さんに至っては、コウモリ山と改姓したほうがいいでしょう。

 裏切るとか何とかいうより、善良な顔で他人の信頼を平然と放り捨ててしまう精神構造は、変人という域を越えて人格障害を疑わせてしまうのではないでしょうか?

 それとも、政治家たる者は、そのくらいのハラ芸を駆使するのは当たり前なのでしょうかね~?

 漫画だと思えば面白過ぎる“日本の政治のイマ”ですが、思えば、鳩山さんに引っ掻き回されて国際的信用を奈落に落としてしまったことを反省する人が民主党に何人いるのでしょうか?

 大体ね~。普天間問題では、あんなスカポンタンな迷走を繰り返した揚げ句、「私を信じて欲しい」と言いつつ、平然と裏切って世界中を唖然とさせ、その上、小沢さんと無理心中?して「次の選挙は出ない」と言って辞めた鳩山さんが、何ゆえに民主党の中で大活躍し続けるのでしょうか? 誰か止めろよ。

 この世界の危機、日本の危機の一大事の時に、こんな糞馬鹿連中が政治を引っ掻き回している・・・ということそのものが、「日本は一回、ダメになりなさい」というお告げなのかな~?と思えてくるのは私だけなんでしょうかね~?

 昔はよく、パニック映画なんかで阿呆な政治家がダメダメな対応を繰り返して事態を最悪にしてしまう・・・という描写がありましたけど、ああいう状況って、リアルにあるんだな~って、本当に感心してしまいます。

 まあ、勝手にやってくれって感じです。

 戦後日本の復興をもう一回見るのも面白いかもしんないからね。

 それにしても、暑いね~? 人心荒廃すれば、自然もまた乱れるってことですか?


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ジャパニーズ・アニメーションの希望の星、逝く・・・

『千年女優』『パプリカ』などのアニメーション作品で高い評価を得ていた今敏監督が急逝されました。

 宮崎駿、押井守に続く、ジャパニーズ・アニメーションを代表する監督になるだろうと思っていたのに、私は本当に残念でたまりません。

 まだ46歳という若さだったそうです。私より年下なんですよ。

 クリエイターとして、これからが勝負する年齢じゃないですか? あまりに早過ぎる。

 神様は何で、こんなことするんだ?と思う時があります。

 松田優作が『ブラックレイン』でハリウッドに打って出た時、「あ~、これで国際的に活躍する日本の俳優が出たな~。優作、頑張れよ~」と思っていたら、膀胱ガンで急逝してしまった・・・。あの時も残念でなりませんでした。

 今監督も、これから10本以上は映画を製作して世界的な評価を不動のものにする才能の持ち主だったと思います。まだまだ実力の一割も発揮していなかったと思います。

 伝説になるには早過ぎますよ。

 今敏監督の御冥福を心よりお祈り申し上げます・・・。


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アクトオンTVにジャグササイズが!

 ダンディGOさんが創始した、ジャグリング+エクササイズ=ジャグササイズが、「大人の趣味と生活向上」のためのアクトオンTVで『爽快ジャグササイズ』という番組になって放送されています。

 ダンディさんにお会いしたのは昨年の九月でしたか? 渋谷で開催された、つばさプロジェクト主催のアクションイベントで審査員をおおせつかった時でした。

 審査員席では寡黙にされていたダンディさんが舞台に上がった途端、別人のようにシャキーンとポーズを取ってエンターティナーのプロフェッショナルっぷりを見せつけられた瞬間、私のハートはストップモーション?(クワエトモコ? あっ、知らないか?)「ヒ~、カッコイイ~」って思いましたよ。

 もう、お気づきと思いますが、私、田舎モンなんで、か~な~り、ミーハーです。

 そして、ダンディさんが披露されたジャグササイズを見て、また、ビックリ!

 これは予想もつかなかったスグレモノですよ。

 筋肉運動系のエクササイズに批判的な私は、全身を緻密に操る、脳神経系の運動機能開発エクササイズを研究しようとしていたんですが、まさに私が考える理想的な内容がそこに感じられたのです。

 ほんの少しだけでしたが、それだけで充分にジャグササイズの素晴らしさは予測できました。

 だから、アクトオンTVでジャグササイズが放送されているのを知り、観てみましたが、これは私が予想していたより遥かにスグレモノでしたね~。

 これは認知症の老人の脳機能開発トレーニングにもなるだろうし、学習障害や情緒障害、発達障害などを持つ児童生徒にやらせることで改善効果があると思われます。

 脳トレーニングで手指を使うことは昔から知られていましたが、ジャグササイズは細かく全身をバラバラに使いながら、それをリズミカルに順序よく統制していく点に、非常に優れた脳機能、運動機能の開発効果があると思われます。

 しかも、“楽しい”! 楽しいことは長く続けていけますよね。

 私から見ると、かなり複雑にも見えたんですが、それが順番通りに練習していけば誰でも無理なくこなしていけそうで、最初に観た時に直感したことが間違いじゃなかったな~と、本当に改めて感心してしまいましたね~。

 興味のある方は、是非、観てください。また、直接、習いに行かれるのも良いと思いますよ。

 ヘンな武術なんかやるより、遥かにいいですよ~。


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南インド・ケーララの伝統舞踊“モヒニヤッタム”公演!

 9/2、深川江戸資料館 小劇場にて、ケーララの伝統舞踊モヒニヤッタムの公演があります。

 残念ながら私は本部稽古があるので行けませんが、貴重なインドの古典舞踊の動きには、武術にも共通する優れた身法があります。

 伝統的な舞踊には武術との共通点が多く、私も随分前から注目して研究してきたんですが、インド舞踊は特に示唆に富んでいるんですね。

 コンテンポラリーダンスもいいんですが、思いっきり古典の舞踊もまた、非常にいい味があるんですよ。

 本当に観れないのが残念なんですけど、都内にいらっしゃる方は、是非、観てみられるといいと思いますよ。

 8/28、29には小田急線豪徳寺駅近くのスタジオ・ムービングアースにてワークショップもあるようです。

問い合わせ・予約;マルメロ tel03-5627-7583
e-mail; marmeloyama@gmail.com

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東京支部お食事会

 東京支部で食事会をやるということで、私も“宗家(偉そうでしょ? 自分で流派名乗っちゃえばだれでも宗家だよ~ん)”として、参加してきました。

 シダックスの講座が終わってから京王線で新宿へ・・・、40分くらい時間があったので喫茶店で時間でも潰すか?と思っていたんですけど、土曜日の駅ビルって人が多くて大変そうなんで、待ち合わせスペースでだべって過ごしました。

 どうも、今年に入ってからパニック障害が悪化してきて、2月は最悪だったんですが、しばらく落ち着いたかと思っていたら、またぶり返してまして、もう、満員電車に立って乗ってると間違いなく具合が悪くなってしまうんですね。

 本当に、これは困ったもんです。

 都内に出る時は、時間帯を見計らって、京王線を使うようにしていますが、これは始発から座って乗れるからなんですね。料金的には小田急がいいんだけど、小田急は昼間でも結構混むからね~。

 食事会には、普段、稽古会に参加できない人も何人も来ていて、久しぶりに話ができて楽しかったですね。

 空手道場を経営しながら大会にも挑戦しているKさんには、過日、優勝されていたお祝いに教材DVDをプレゼントしました。

 生涯武術としての空手を追及しようとされている人ではあるものの、まだ若いから挑戦できる時に大会にも挑戦していきたいということなんですが、こういう目的意識をもってやっている人は案外、少ないんじゃないでしょうか。

 第一、武術だけでは食うのが難しいですからね。

 金を稼ぐことを馬鹿にしたり志しが低いみたいに言う人もいますけど、そういうこと言えるのは飢えた経験がない人じゃないですか?

 私は金がなくて“自然断食”がしょっちゅうだったし、それなりに苦労してきたから、武術を安売りしたくありません。食うために教えはじめたのであって、食うに困らない境遇だったら誰にも教えていませんよ。

 持病もあるから普通にサラリーマンとかできなかったし、遠方に出掛けるのが苦手なので、今は東京支部横浜同好会も指導は会員に任せています。

 上納金は取ってないから、まあ、独立させたようなもんですよ。幹部候補としてやりたい人はどんどん言ってきてもらいたいんですけど、経営手腕のある人だったら游心流の名前使って盛大に儲けてもらっても構わないと思ってるんですが、やっぱり名前使う以上は指導力と人柄だけは選ばなきゃいけませんけどね~。

 自分で精力的に指導に回れるならやりたいところなんですが、月一でやっているセミナーも、相模原から江古田まで出ていくのに結構、大変なんですよね。最悪の場合、師範と師範代に代理でやってもらうことに決めていて、いずれは完全に移行しようと思っています。どうも、電車が合わないみたい。バスだとあまり発作が起こらないんですよ。

 確か、植芝盛平翁も電車が苦手だったそうですが、電磁波の影響があるのかもしれませんね。


 しかし、この病気があったから、もの書きやるようになったんだし、武術指導をやることで多くの人に喜んでもらえるのは、天職だったとしか言えません。

 仕事柄、武術関係の本もよく読むんですが、情報を羅列しているだけの本がほとんどですね。武術の何がどう価値があるのか?とか、どう実用できるのか?という具体的に役立つことがさっぱり書かれていません。

 情報の羅列だけか、あるいは観念的な宗教書みたいな感じのものか?

 私は凄く危機感を感じます。誰も武術の本当の価値を追及していないし、まして世の中に役立つものとして提供しようとしていないからです。

 だから、「武術なんかやっても意味がないのだ」と言う人もいます。

 でも、私はそうは思わない。現実に私はやってきて何度も助けられたと思っているし、人を助けた経験も何度もあるからです。

 私程度でそれだけできるなら、超・達人が百人いれば日本の危機も救えるんじゃないか?と思います。

 だってね~。人間はヒーローみたいに生きたいと思っても、力がないから諦めてしまうんですよ。実際に力があったら思う通りに生きる選択ができます。

 矢嶋師範代は先日、電車の中での揉め事に割って入って事無きを得たらしいのですが、「以前だったら何とかしてやろうと思ってもできなかったでしょう」と言っていました。

 私も似たような経験が何度もありますが、確かにいざとなっても何とか制圧できるという自信がなかったら怖くて入れないでしょう。これは当たり前なんですよ。

 誰だって、困っている人を見たら助けてあげたいと思うでしょうが、その力がないから「ごめんなさい。助けてあげられなくて・・・」と見て見ぬフリをせざるを得ないだけじゃないでしょうか?

 自信だけあっても現実に事を収める力がない人が割って入れば、大怪我したり殺されてしまったり、あるいは事態を悪化させる場合すら、あり得ますからね。

 だから、今の日本人の感覚だと「義をみてせざるは勇なきなり」なんて考えは皆無で、徹頭徹尾、「触らぬ神に祟りなし」でしょう?

 要は、恥を感じる感性が薄れてしまっているんですよ。

 だけど、恥も外聞もなく必死でやらなきゃならない時って、誰にだって人生の中で何回かはあると思うんですよ。

 食うに困っていたら、どんな仕事だってやるだろうし、家族の命がかかっていたら自分の命を投げ出しても救おうとする・・・それが自然の本能です。

 私は、口先で大層な理屈並べて逃げるヤツが嫌いです。よって、“イマドキの日本人”が嫌いです。「怒る時は怒る。やる時はやる」という気骨がない人間はダメですよ。

 東京支部の食事会に集まった人達には、イマドキの日本人気質の人はいなかったように感じて、ちょっと嬉しく思いました。

 人が武術を学びたいと思う時には、「自分を鍛えて向上していきたい」という願望があるべきです。

 50歳過ぎても60歳過ぎても、向上したいと願うならば、うちに来てください。

「何か、面白そうだから、適当な武術をやってみたいな~」と思う方は、どうぞ、“他所の道場”へ行ってください。その程度の考えの人は、どこの道場へ行っても上達はしませんよ。

 私は、「自分を高めたい!」と願う人のために游心流を作りました。どんな才能のない人でも向上心さえあれば絶対に最高度のパフォーマンスを得られるように研究に研究を重ねて、考え得る限り、最高の稽古体系を考案したと絶対の自負心を持っています。

 あらゆる武術・武道・格闘技を超える超・武術を体現するのが私の目的。既存の流派とか他人の技量とかに憧れる気持ちはないです。

 無論、他流に敬意は払いますけど、払う価値無しと思う人間に頭は下げません。

 大体、私はどんな凄い達人を見ても、「どうやったら、この人を倒せるかな~」って、ついつい考えてしまうんですよ。

 もちろん、青木先生にしろ小林先生にしろ、「どうやったら勝てるんだろう?」って、やっぱり考えてしまいますよね。

 だから、単純な話、私が手放しで誉めていたら、その時点で「こりゃあ、勝てないな~。すげ~な~」と思ったということですよ。

 で、まったく採り上げない人に関しては、文字通り、「眼中にない」んですよね。論評するレベルじゃないと思っている訳ですから、私に批判されたら有り難く思ってもらいたいですね。

 そもそも、こういう“物凄い傲慢さ”を抱えているから武術の研究をやれる訳です。憧れてアンタッチャブルに崇め奉っていたら、武術の研究なんかできないんですよ。

 だから、価値のわからない馬鹿には教えたくありません。会員になっても向上心の見えない人間は放置して、まともに教えませんからね。

 でも、不思議なもので、道場では真剣にやる人でも伸びない人もいるんです。道場でまともにやらないのに何故か伸びる人もいる。

 どうしてか? それは決まりきった話で、伸びる人間は人の見ないところで必死で研究して頑張ってるからですよ(オレだよ、オレ)。

 有名な流派、有名な先生に学べば自然に上達できる・・・なんてことはありません!

 達人育成エキスパートである私に学んでも、本当に上達していく人は実は数える程しかいません。

 どうしてか?

 武術は徹底的に自力本願でなければ体得できないからです。もし、教わった通りに体得できていると思うなら、他流修行者と戦ってみたらいいでしょう。無残なくらい技が通用しないケースがほとんどです。

 技の形を体得するのと、体得した技を駆使して戦いを制するのはまったく別物です。戦いを制するためには戦いそのものを研究しないとダメです。

 戦いを制するには常に最新最強を目指していなければダメです。この一点だけを考えても、ほとんどの伝統的な武術を学んでいる人は失格でしょう。

 他流を破る研究をしないからですよ。

 私は、どうして、研究しないのか、フ・シ・ギ・・・です。


 まあ、東京支部本部以上に発展していきそうな感じもしますし、矢嶋師範代も指導するようになってから技も人間的にも成長してきているな~と思います。

 何回でも明言しますけれど、本当に彼は素質も才能も人並み以下でしかありません。今だって覚えは遅いです。新しいこと教えると笑っちゃうくらいブキッチョで中々覚えられません。

 だけど、彼の長所は素直なことと、自分で研究すること、そして、懸命に稽古するところですよ。

 それと性格が明るいところですね。欠点を指摘されてもウジウジしないで懸命に改善しようと努力しますから、恐らく、游心流に入って一番変わったんじゃないかな~?

 やっぱり、教えた人が向上していくのは嬉しいです。これは、武術以外の分野でも、その人が個性を発揮して活躍していてくれれば、それも嬉しいですよ。

 ビジュアル系バンドやっているQちゃんもお花見の時以来に会いましたが、最近、人間関係で揉めることがあったそうですけど、スッパリ離れて新たな方向も模索しようとしている様子で安心しましたよ。

 才能を活かして生活していくのは実はかなり大変なことですが、要するに、諦めないで続けた人間が最後に残って栄光を掴むんだと思いますよ。

 結局、続けていくことが本当の力になります。大抵の人は生活が苦しいと諦めて楽な道を選んじゃうでしょう?

 だけど、一流の人って自分の道を疑わないし、ブレない。愚直にただ邁進するのみで、成功しようという意識すらなかったりします。

 私もまだまだ一流には、ちと遠いですね~。


PS;教材DVDの25%引きセール延長も八月一杯で終了します。九月からは通常価格に戻りますので、御注文希望の方はお早くお願いします。


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ついに、小林直樹先生の技が見れます!

 私が武術を学んだ先生の中でも生涯唯一の師と思っている小林直樹先生の技が、ついにクエストさんからDVD映像化され、11月には発売される運びとなりました!

 いや~、長かった・・・。

 確か、『嫡流真伝中国正派拳法』のビデオが出たのが1998年でしたかね~? あのビデオの時も小林先生の交叉法は見られましたが、お家芸たる太気拳の這いで修練した加速する歩法は封印していました。

 あの歩法は小林先生しかできない歩法で、私も何とか独自に研究して似たことはできるようになり、また5人くらいはできるようにしました(あと二人くらいはすぐにできそう)が、小林先生のオリジナルと比べれば、まだまだですよ。

 正直、あのスピードを見慣れると、大抵の人の動きは遅く見えるので、本当に助かりました。プロボクシングの世界で一番早いといわれるパッキャオのパンチ見ても、小林先生のフルスロットルと比べたら1/3くらいに感じます。

 どこが違うかというと、一発のパンチの速度は恐らく変わらないと思うんですが、小林先生は北斗百烈拳みたいに左右連発できるんですよ。しかも、その異常極まる速度は骨盤の動きで増幅して出しているらしく、同時にスリ足で動いている足も同速で動いて消えて見えなくなるんです。音だけシャシャシャーッと床を擦る音がするだけ・・・。

 以前、陳静先生が三節棍をビュビュビューンッ!と振ってるうちに消えて見えなくなりましたけど、あのくらいのスピードで手足が動きますからね~。フルスロットルに入ってクロックアップした小林先生の打拳(掌打だけど)のスピードは肉眼に映らないですよ。

 だから、何とか映像化してくれないかとクエストさんからも要請し続けて、十年以上。

 今年になって、電話でお話した時に、いきなり「よしっ、こうなったら、俺もやるぞ」と言われるので、「はぁっ? 今、何とおっしゃいました?」と聞き返したくらい。

 もうね~、「いやいや、私なんかより~~先輩の技が・・・」と、毎度毎度、先輩を立てようとしているので、こりゃあもう、出さずじまいかと諦めかかっていたんですよ。

 ただ・・・撮影の打ち合わせに行ったクエストの担当の方に聞いてみたら、「何か、昔と比べるとスピードが落ちたような・・・」という感想が・・・。

「うげげっ・・・まさか、何年も会わないうちにヘッポコになってしまってるのかっ?」と、急に心配になってしまいました。

 いやね~、私も、小林先生のあの超神速歩法をできるようになろうと思って、かなり研究したんですよね。そんで、「多分、こうやればできる・・・筈?」と思ったやり方でやってみたんですが・・・確かにスピードは出るけど、心臓が破裂しそうになるほどキッツイという事実が判明!

「うわ~っ、もろ刃の剣過ぎるぅ~。オレにはムリッ!」と、あまりに身体に負担がかかり過ぎるので、以後、封印技にしてしまいました。

 一度、大石教練も私の説明を聞いて実験してみて、いい線いったんですが、やっぱり、「せっ、先生・・・これ、死にそうにキツイっすよ~」とゼエゼエ言ってました。

 でしょ?

 そういえば、小林先生も、「勝負してる時に本気にならないとできない」と言うとったな~?

 そんな次第なので、流石の小林先生も50代半ばで、こんなムチャぶりの技をこなすのはかなり困難なのは予想できました。

 まあね~、陸奥圓明流の死門みたいなものだと想像してください。

 大体、50代でそんな超高速で動くことそのものが生理的に無理があるんですから、これはどうなのかな~?と思いましたね。

 それで、撮影時には私も応援に行こうと思っていたんですよ。当日の練習が終わってから駆けつければ間に合うだろうと思って・・・。

 ところが、午前中の練習の時に、大石教練がユーチューブの動画で小林先生の太極拳やっているのを見たと言うんですよ。

 私、びびりましたよ~。昔、小林先生が太極拳やっているのをビデオカメラで撮って、うちの会員には「参考にしなさい」とダビングして配ったり(ゴメン。本当は売り付けた。テヘッ)していたんで、辞めた誰かが勝手にユーチューブに流したのかも?とか思ったからです(うわ~ん、殺されるぅ~)。

 それで、練習が終わってからファミレスで携帯電話で見たんですね。

 そうしたら、脳波測定の実験やった時の映像だったそうで、「そういえば師範代のOさんは能力開発系ビジネスに武道を応用していたんだったっけ?」と思い出しました。

 椅子や机があったので上半身しか映っていませんでしたが、何年かぶりに見た小林先生の動きからは、内功で練った内力が漲り、衰えているなんかとんでもない! デタラメな内力の強さにビックラこいちゃいましたよ。

「ぶぇ~、衰えてるんじゃなくて、レベル上がりまくっとるやんけ~」

 それで、撮影の応援に行くまでもないと思って、ファミレスでフルーツヨーグルトパフェとドリンクバーで夕方まで粘って帰りましたよ。

 そういう次第ですから、11月に発売される小林先生のDVD、御期待くだされ!


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八月聴勁セミナー報告

 原稿書きが終わってないのでかい摘まんで御報告申し上げますぅ~。

 前回は“目付けで観る”「読み」について解説指導した訳なんですが、今回は“皮膚感覚で察知する”「読み」を解説指導したんですね。

 つまり、「観ちゃダメ!」という訳で、前回と真逆の内容だったんですよ。

 ユーチューブに出している動画で、うちの大石教練が目隠ししたまま北島師範の攻撃を見切って接触、崩してコカす・・・という一連の応用組手を演じていますが、今回の「読み」の方法論は、ああいう座頭市感覚を養成するための基本練習法を指導した訳です。

 フッフッフ・・・まさか、アレの練習法を考案しているとは思わなかったでしょ?

「ああっ! しまったっ! そんな重要なことを教えてくれるんだったら受講するんだったぁっ!」と思った方は・・・また来年、ヨロシク

 実は、この練習法はつい最近、今年に入ってから推手の稽古法をあれこれ研究していて工夫したものなんですね。

“目付け”で読むやり方については『武術の読み』で結構解説していますが、私はで書いた内容をセミナーでそのままなぞるような凡庸なことはしたくないんです。

 実際は、本に載せるイラストのための写真撮影をやっている時に、既にこういう研究が進んでいたんですが、それを載せる余裕はなかったので、参考までに少し解説しただけだったんですね。

 つまり、本に書かれている時点で研究は二歩か三歩、先まで進んでいる訳で、私としては本で発表したら、もう他所様でパクッて戴いてもかまわないレベルに研究は進めているんですよ。

 そうでなかったら、発表できませんからね。

 大体、「習ったことを後生大事にそのまま稽古し続ける」というのを美徳だと信じ込んでいる人達を、私は修行者とは思いません。

 習ったことは、まず、一所懸命稽古してきちんと体得する・そして自分で工夫して応用発展させる・さらに技の弱点を検討して返し技を工夫する・そしてまた弱点を克服するためのより完成度の高い技を工夫する・そしてその工夫を織り込んだ新しい基本型と稽古体系を編み直す・・・という発展系の稽古システムを考案していかねば、どんな優れた流派であってもいずれは時代に取り残されていってしまうでしょう。

 正直言って、日本の大半の武道家、古武術家はそうなってしまっていると私は感じています。何か、伝統的なもの、古いものほど完成されていると信じ込んでしまっている。

 そんな馬鹿なことある訳ないでしょう? ピラミッドくらいの大きさの建造物は現代ならどこだって建ってるでしょう。新しいものがより進化するのは当然のことなんですよ。

 冷静に客観的に考えないとダメなんですよ。

 むしろ、格闘技をやっている人達の方が感度が高いんじゃないでしょうか?

 しかし、動画で観ると海外のマーシャルアーツ事情はまったく違いますね。半年くらいして観ると、もう全然、別物になっていたりします。

 もちろん、玉石混淆ですよ。自己満足でダメなものも多い。けれども、技術的にビックリするくらい発展しているものも少なくありません。

 特にセルフ・ディフェンス系のマーシャルアーツの発展具合は凄いですね。クラブマガ系・システマ系・フィリピノ系・ウィンチュン(詠春)系が感じられますが、技術的に猛烈に核融合しているような印象を受けます。

 正直、日本のバカ正直な闘い方しか知らない武道家は瞬殺されてしまうだろうと思います。「あ~、“武道母国・日本”は遠い過去の話になってしまったな~」と、私は哀しいです・・・。

 けれども、「日本の武道が培ってきたものは、そんな底の浅いものである筈がない! 俺が必ず復権させてやる!」と、思っとります。

 そんな訳で、今回の聴勁を駆使した戦闘法に関しても、游心流の最新研究段階の稽古法を解説指導した訳で、本来ならセミナーではやらないんですが、まったく初めての人がどれだけできるか?という試みとしてもやってもらった訳です。

 そもそも、何でも同じですが、推手にしても手順と様式ばかりに拘って練習のための練習に終始して、一向に実用に結びつかないのが私は気に入らなかったんです。

 それで、“推手から差し手”という段階を個別に練習し、熟練したら両者を合わせて練習し、さらに実用化の手順(この辺りは隠しておきます)を踏む・・・というカリキュラムを組んでいった訳です。

 その一法として、今回は“目をつぶって”相手の構えを崩して倒す・・・というのを最後にやりました。皆さん、戸惑いながらも結構、やれていました。やればできる!

 こういうのを原理も理解しないまま形だけ見たら怪しい気の武術と勘違いしてしまうでしょうが、あくまでも身体感覚を駆使した技なんですね。感覚を養成していけば誰でもできるんです。「考えるなっ、感じるんだぁっ!」って訳ですよ。


PS;アスペクトから出ている文庫死ぬかと思った7』に私のエピソードも載っております。あ~、若気のいたり・・・。死ぬかと思った経験は他にも何度もあったんですが、「本当に死にそうになった話は笑えないからダメです」ということで、これが採用されました。よろしかったら読んでやってくださいませ。


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八月セミナー“聴勁・推手”

 夏バテで原稿書きがさっぱり進みませぬ。参ったでござる・・・。

 あっ、そういえば八月セミナーの予告をしていなかったでござるよ。これだけは書いておかねばならぬでござるよ。

 聴勁とは何か? これも日本流でいうところの“読み”。前回は目付け。目で観る方法。

 今回は目で観ないで“触れて感じる”“相手がやろうとする意識の声を聴く”という感じでござろうかの~。

 まあ、“ドント・シンク・フィ~~~~ル”でござるな。

 多数の御参加、お待ち致しておりまする・・・。


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ちょっとお知らせ

 原稿執筆が遅れているのでブログ休止中ですが、ちょっとお知らせです。

1,教材DVDの25%引きセール、好評につき八月中まで延長させていただきます。サービス、サービス~(ミサトさんの声をイメージして読んでください)。

2,東京支部、横浜同好会ともに、ここ最近、見学ご希望の方がいらっしゃるのですが、当会は原則として初めての方の見学はお断りしております。理由は「見ても皆目わからないから」です。“他流の師範でもさっぱり解らないくらい”なので、多少の経験者でも、全然解らないと思います。で、誤解して誤った情報が広まるのは長期的にマイナスになると判断しておりますので、どうぞ御理解ください。入会を前提とした体験入門ならば可能ですが、体験だけやってみたい方は月例セミナーをお勧めします。ただし、「ちょっと興味があるからのぞいてみようか?」という軽い気持ちの方は事前にお断りしております。武術は本気で学んで何年も続けていかない限り、本当の有り難みは理解できません。「強くなりたい」とか「良い汗流したい」だけなら他に行かれた方が宜しいと思います。武術は人を選びます。考え方や心構えから変えていかないと絶対に体得できません。というか、それこそが目的なのです。この不況の御時世、無駄な金を使う愚かなことはやめた方がいいでしょう。私は価値の解る人だけ来てもらいたいので、宜しく御理解くださいませ。

 以上です。


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ダンディGOさん、エクセレント!

 7月30日(金)のお昼に、NHKでダンディGOさんのジャグリングを見ました!

 いつもは、この時間帯はNHK見ないで、『思いっきりDON』か『笑っていいとも』か『スクランブル』かを見ているんですが、この日は、原稿書きの合間に、何故かは判りませんが、何とな~く、NHKにチャンネル合わせていたんですね。

 すると、“和と洋の曲芸”ということで、曲ゴマやアクロバット、けん玉、紙きり、タップダンスが披露される中で、“ダンディGO”さんの名前が!

「ああっ、そういえば?」と、思い出したのは、ダンディさんのブログを以前見ていて収録したものの放送が延期されていた番組があった筈・・・それが今日だったのか?

 いや、失礼ながら、本当に、完璧にコロリッと忘れていたんですよ~。いつ放送されるかってのは覚えていなくてですね~。

 でも、何なんでしょうかね? 潜在意識がしっかり覚えていたのか? それとも「ダンディさんが出るから見なさ~い!」と誰かがテレパシー送ったのか?(俺はバビル二世かよ)

 正直いって、私がこの時間帯にNHKにチャンネル合わせたの何年ぶりか?というくらいなんですよ。偶然とも思えませんけどね。

 で、昨年のつばさ基地のアクション・イベントの時以来、久しぶりに拝見したダンディさん。相変わらずカッチョイイです。ジャグリングのオーソリティなのにキャラクターとトークをウリにしているというエンターティナーとしての姿勢が素晴らし過ぎます。

 やっぱ、サービス精神というか、皆を楽しませようという明るさがいいんですよね~。


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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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