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漫画原作デビュー

・・・が、決まりました!

 具体的なことは、まだ発表できませんが、昨年から受講している小説家養成講座の先生の御紹介で、いくつか進んでいる出版企画の中の一つが、本決まりになった訳です。

 通常、作家デビューは、新人賞に応募して受賞しなければならないのですが、先生曰く、「長野さんは何冊も本を出していて実績があるから、持ち込み企画でもデビューできるでしょう」とのことで、確かに小説の新人賞を取るには、私の文章はあまりにも癖が強過ぎるし、何よりも文芸修行をまったくやっていないので、完全な初心者が挑戦するに等しかったんですね~。

 簡単に言って、講座に通っている受講生の誰よりも私が一番、下手糞なんですよ!

 でもね・・・、それでも私が作家に挑戦しようと決意したのは、「俺はいい小説は書けないが、面白い小説なら書く自信があるっ!」という信念があったからなんですよ。

 作家にとって最も重要なことは、「俺の考える物語が一番、面白い!」という“根拠無き自信”です!

 どうして根拠も無いのに自信が持てるのか?というと、それは軽く狂気が入っているからであり、ストーリーテラーにとって極めて重要な要素なのです。

 今、このブログを読んでいる貴方!

 貴方は、どうして、私のブログを読んでいるのですか?

 そんなの決まってますよね?

 私がヘンなこと書いて面白いからでしょう?

「いや、長野さんは根が真面目で正義感のある立派な人だからだ」・・・なんて考えて読んではいないでしょう?

 私は真面目な人と話していたって、面白くもなんともありません。キテレツな人の文章の方がずっと面白いんですよ。

 立派な美しい文章を読んで感動したいんなら、宗教の本とか読めばいいんです!

 私が目指すはエンタメ! 娯楽! お笑い! 怪力乱神! 非日常! スリルとサスペンス! ファンタジーとアクション!・・・etc。

 物心ついた頃に覚えているのは、TVの洋画劇場の『吸血鬼ドラキュラ』を蚊帳の中から布団被って見た記憶・・・。クリストファー・リーの赤い目と白い牙。ピーター・カッシングがカーテンに飛びついて引き千切ると、太陽光線を浴びて灰になっていくリー。

 あれはトラウマでありつつ、怪奇趣味が定着した時期だったかもしれませんね~?

 映画館で初めて見たのも、ゴジラ映画でしたね。怪獣大好きですからね~。

 他にも、『マタンゴ』『悪魔くん』のマネキン妖怪の回、『ウルトラQ』のクモ男爵の回・・・など、やっぱり怪奇物が好きなんでしょうね~。

 ホラーも挑戦したら書けるかも?

 小説よりは漫画原作の方が合うと思っていたから、本当に嬉しいですね~。しかし、チャンスだからこそ、しっかり頑張らないと。

 売れる作品を出すのがプロですからね。


 で、目指すは、取り敢えず家付き道場! で、猫を飼う!

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完成までは・・・

 私が参加したアイドル映画『ミリタリーむすめ』は、もう編集も終わったと聞いていたんですが、何やらプロデューサーからのダメ出しで追加撮影をやるとのこと・・・。

 すんなり進行しているとばかり思っていたので、ちと心配・・・。

 完成直前編集版の感想を聞きたいとのことで、千葉師範代と一緒に八王子で、久しぶりに監督と会って、カラオケ店で鑑賞してみました。

 何か、Pのダメ出しの厳しさにビビッていたんですが、予想以上にいい感じで、80年代アイドル映画を思い出すホノボノさ・・・。

 撮影中のきつかった思い出も蘇り、スマイル学園の面々の芝居の健気さに泣けてきそうでしたよ。

 いや、本当に大変だったからな~・・・。

 それにしても、改めて見ると、本当にメチャクチャ可愛いな~、みんな。

 千葉師範代も役者の本領発揮していて、面白いです。私も、演技できない分、髭伸ばしたりムサ苦しさを自己演出していた甲斐があった?かな~と思います。

 まあ、客観的感想を聞きたいとのことだったんですが、何か感情入ってるから客観的には見れなかったですね~。

 60分くらいあったそうなんですが、半分くらいに感じましたね。

 短く感じるというのは、それだけ楽しめたということですから、やっぱり、いい感じなんだと思います。

 予算や準備期間などの関係で、あんまりミリタリー調にはできなかったんですが、でかい銃ばっかり持ってもらったのは正解だったと思いました。見栄えがしますね。

 特にチェイタックとオートマグを使うスナイパー役の黒木さんは長身でカッコイイ。このままハードボイルド映画で主演できますね。

 一緒に殺陣シーンやった今井さんも、動きのキレがいい感じ。編集が入ると引き立ちますね。セリフ一言もないのに、随所で目立ってます。

 山田さんも、異様な長ゼリフを的確にキメて、クラブの参謀格をしっかり演じていました。

 謎の美少女を演じた田谷さん。実はまだ小学生なんですけど、現場で本当に頑張ってましたよ。オジサンは泣きそうになったよ~。

 北村さん、羽矢さんも頑張ってました。私は現場で見てなかったんですが、なるほど、こういうシーンだったのか?と思いましたね。

 生徒会役員役では、双子の姉妹役の永島さん、岡崎さんが存在感があり過ぎで、そこに居るだけで何か笑えてくる・・・その分、内田さんと井咲さんが印象薄くなってしまったのは可哀想かな~?とも思うんですが、それを言ったら、新入生のチョイ役に回ってしまったスマイル学園の皆は、もっと可哀想ってことになっちゃうからな~・・・。

 で、何といっても、演技達者で大活躍しているのは櫻井さん。私は『うる星やつら』を思い出してしまったよ。この人は本当に上手いですよ。屈託なくコメディ演技ができるというのは将来性がありますね~。

 そして、主演の飯田さんは、今時めずらしい、大正ロマンが似合いそうな和風美人だよな~?と現場で思っていたんですが、改めて観ると、何か凄い超・美少女です!

 アイドルで人気がある子でも、客観的に見て「そんなに可愛いか?」と思ったりするじゃないですか? でも、飯田さんは誰が見ても可愛いと言うでしょう。

 個性派美人が主流の現代で、正統派美人女優へとなれる逸材だな~?と、映画を観ていて思いましたね。

 途中、ライブ映像も入れてありましたが、これまた80年代王道アイドル映画を思い出します。

 マジで、私、参加できてよかったな~と思いました。ガバッと金かけて派手に作られた映画じゃないので、DVD出た後はいろいろマイナスの評価をする人もいるかもしれませんが、少なくとも、今の時点での全員での頑張った思いは映像からも感じ取れると思います。

 追加撮影後の完成したものがどうなるか、楽しみです。


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ゼイラム・ゼイラム2・タオの月

 雨宮慶太監督の90年代のSFアクション『ゼイラム』『ゼイラム2』『タオの月』が、チャンネルnecoで放送中です。

 久々に観ましたが、いや~、観直す度に細かいディテールに感心するばかりです!

 2000年代には『牙狼』というヒット作が出ましたが、『ゼイラム』シリーズと『タオの月』も、TVシリーズで観たいな~と思う傑作ですね。

 何よりもオリジナリティーがありますよね。

 SF設定の面白さ・アクションの斬新さ・ビジュアルアートの秀逸さ・・・どこから観ても素晴らしい!

 私は本当に、何で雨宮監督が日本ではさして注目されていないのか不思議でならない。

 円谷英二やレイ・ハリーハウゼンに匹敵する特撮監督としての技術と、ジョン・カーペンターやダリオ・アルジェント並みの独創性があると思うんですよ。

 これだけエンターティンメント・ファンタジーと、アートを両立している映像作家はいないんじゃないでしょうか?

 ゼイラム・シリーズは『エイリアンVSニンジャ』の元ネタみたいなものだし、『タオの月』はファンタジーSF時代劇の可能性を示した野心作でしょう。

 個人的には、森山祐子が三作とも出ているのもイイですね? もう、女優はやめられているような噂を聞きますが、実にもったいない。復帰を望みます!


追伸;ハリーハウゼンの『地球へ二千万マイル』『空飛ぶ円盤地球を襲撃す』『水爆と深海の怪物』もイマジカBSで、円谷英二の『モスラ』等も日本映画専門チャンネルで放送されています。

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剣道日本一が・・・

 あ~、カッコ悪い。カッコ悪過ぎる・・・。

 あの上段からの片手打ちで全日本を制した正代選手が、まさか淫行をしでかすとは?

 むしろ、愛人が20人も30人も居る・・・みたいな人だったら、ちっとも責める気がしないんですけど、何か、本当にカッコ悪いですねぇ~?

 警察官と学校の先生に淫行するヤツが多いような気がするのは、私の気のせいなんでしょうか?(熱血教師が盗撮事件で捕まったり・・・)

 カタイ仕事だから、ストレス溜まる・・・とか言われてもな~?

 そこんところは、橋下さんは、何かカッコイイような気がするんだけど、どうしてかな~?

 さっさと認めたからなのか、あの潔さはカッコイイような気がしますね。

 コスプレ好きだとか聞いても、私は別に変態っぽいとか思わない。ラブホでバイトしてた時に、セーラー服とかミニスカポリスの服だとか「お待ちどう様~」って部屋に持ってってましたからね~(苦笑)。

 人間だもの・・・いいんじゃないの? 

 でも、似たようなことやっても、カッコ悪かったり、カッコ良かったり感じるのは何なんでしょうかね~?

 政治家で赤ちゃんプレイ好きの人とか居たよね~?

 まっ、人間、恥ずかしい性癖の一つや二つはあって当たり前なんだから、目くじら立てるこっちゃないと思うんだけど・・・でも、やっぱ、剣道日本一が?ってところが、何だかな~(苦笑)?


 ところで、ムリヤリに話は変わります。

『武士道シックスティーン』を観ました。成海璃子と北乃きいの、若手演技派二人のガップリ四つの演技合戦が面白い!

 北乃きいがアクション・センス抜群なのは知っていましたが、清楚なイメージがあった成海璃子の真面目過ぎて笑ってしまうような微妙にズレたキャラが斬新で良かったですねぇ~。

 気合掛けるところで電人ザボーガーの大門を思い出しちゃいましたよ!

 何だか、中学時代の剣道部を思い出しましたよ。あんまり良い思い出は無いんだけど。

 現代武道の良さというのも、アレかな~? ガムシャラに競い合うところがいいのかもな~?

 武術って、技が深まれば深まる程、人と競い合えなくなるんですよ。肉体の壊し合いになってしまうから・・・。

 そういう点で、試合競技を前提にスポーツとして発展した武道は、立派だと思います。


 またまた、話は変わりますが、原田芳雄主演の『われに撃つ用意あり』。これは以前から観たいと思っていたんですが、ようやく観まして、期待に違わぬ優れた作品でした。

 私、20年くらい前に社会運動やっている人達と交流がありましたが、全共闘世代の人達って理屈ばっかで何か嫌だな~と思ったものでしたが、でも中には過激派崩れで熱い人もいるんですね。

 原田さんもアウトロー演じさせたら並ぶ者がいないハマリ役で、かつて革命を目指しながらも現実社会に呑み込まれて生きてきたバーのマスターという役柄。

 ところが、ヤクザの組長を撃ち殺してしまって逃げてきたベトナム人の女の子を救ったことから、かつての反体制への情熱が蘇り、弾みで殺された仲間を目前にして“闘争”へと駆け出す・・・その疾走感が本当に気持ちがいい。

 人間、死んでもいいやっ・・・という気持ちで動く時が一番、充実感があるんじゃないでしょうか?

 私が子供の頃に飼っていた猫は、喧嘩してる時の昂揚した顔が本当にカッコイイと思いましたね~。喧嘩した後で頭の毛まで逆立って、目を真ん丸にして帰ってくるのが毎度でしたが、先日、町田のあおい書店で見て回っていた時に、その名も『ねこ』という雑誌の表紙に、その猫そっくりのキジ白猫の写真があって、あんまり似てたもんだから、『怖い噂』『江戸残酷物語』と一緒に衝動買いしてきました・・・。
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 そういえば、私も自分じゃわかんないんですが、喧嘩してる時の顔がカッコイイと女の子に言われたことあります。何か、別人みたいに生き生きしてるらしいです。

 白状します。確かに、私、喧嘩好きです・・・未だに。

 こうなったら、“70歳で喧嘩上等な爺さん”を目指すか?

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古刀はやっぱり凄い

 7月最初の木曜日のメイプルホールの稽古で、柄が完成した阿州具氏の刀で試し斬りをやってみました。

 平鉄板を埋め込んで針金巻きにした柄下地をグリーンの鮫で巻いて、その上に黒牛革の柄糸巻きにし、目釘も二つ・・・これなら安心して斬りつけられます。

 刃の鋭さから相当斬れるとは思っていたんですが、重ねが厚くて鎬(シノギ)が高いので、マキワラ斬りはどうかな~?とも思っていました。

 切断力は高いですが、やはり、マキワラを斬るには少し引っ掛かる感触があります。

 以前、南蛮鉄で鍛えたという綱廣の刀も、甲が切断できたと銘切りしているくらいだから、さぞや斬れるだろうと思っていたら、何か引っ掛かる感じでマキワラはうまく斬れませんでした。あんな感じでしたね。

 片手での逆手斬りも、この引っ掛かりの感触で完全切断はできませんでした。だから右手は逆手で左手を順手で添えてテコを働かせて斬ったら斬れましたが、マキワラ斬りには今一つという感じでした。

 ところが・・・最後に短くなったマキワラを斬った時に支えの棒にも斬り込んでしまいましたが、これが非常に滑らかにギャオスの超音波メスで切断したみたいな断面で切れてしまいました。

 まるでチーズを切ったみたいな滑らかな断面だったので、ビックリしてしまいました。
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 この支えの棒は、細竹の切れっ端を使っていたらすぐ折れてしまったりしていたので、木の丸棒を町田の東急ハンズで買ってきて、工作用ノコギリで半分にし、肥後乃守ナイフで削って作ったものだったんですが、親指くらいの太さがあって割りと堅く、ナイフの峰を押して削っていて、指が痛くなったくらいで、刀ではちょっと斬れないだろうと思っていたのです。

 生木なら水分が含まれているから切れるかもしれませんが、成型された乾燥した木材ですと、硬いし、たとえ切れても割れるように裂ける筈なんですね。

 以前も細黒竹やらラミンの丸棒とかを切断できるか試したりしたんですが、竹は斬れてもラミンの丸棒なんかは削れる程度でスパッとは斬れなかったんです。

 使った刀は江戸時代の新刀で薄刃で身幅が広く鎬が低かったんですが・・・。

 樫の木刀や六尺棒が、やはり木刀やヌンチャクでスパッと断ち切られたみたいに切れることがありますが、あれは高速で激突することでパキッと割れているんです。水分を含んだ粘りのある木材だと、そんな具合にはならないんですよ。

 事実、この棒も切断面以外は木目に沿ってパキッと割れてしまいました。堅いからそうなるんです。

 だから、斬った私も驚きましたし、北島師範は「先生、刃毀れしてないですか?」と言うので照明に翳して確認しましたが、刃毀れしたり刃がめくれたりもしていませんし、無論、刀身も曲がっていません。

 江戸時代の新刀で試し斬りをすると、硬い細竹を連続して切れば簡単に刃毀れしますし、太いマキワラを下手糞に切れば簡単に曲がってしまいます。

 試し斬り用に買った関物の新刀も、薄刃でよく斬れますが、試し斬りすれば刃は丸まり、使用後に簡単にエッヂを研いでおく必要があります。

「流石、古刀はつえぇ~な~・・・」と、唸ってしまいましたね。

 帰ってから手入れして入念に確認しましたが、刃先の丸まりもまったくありません。鋭角の少し強く押せばザックリ切れそうな感じはまったく変わりません。

 いや、驚きました。

 何しろ、500年くらい前のブツ?なんですぜ。そんな昔の道具が使えること自体が奇跡でしょう? 日本刀の凄さというのは、ここですよ。何百年も鉄が朽ちずに残っていることそのものが驚くべきことです。

 恐らく、この刀なら薄い鉄板を斬り裂くこともできるでしょう。鎧兜の上から斬りつけても致命傷を与えられるかもしれません。戦場刀、タクティカルブレードとして実に優れた刀だということが図らずも確認できました。

 皆焼刃(ひたつらば)の美術的価値を損なうのはもったいないから、堅物試しはやろうとは思いませんが、やればできるだろうという感触は、実戦向けの武用刀としての信頼感を確保するものです。

 竹くらいなら斬ってもいいでしょうが、まとまって金が入ったら上研ぎに出して大切にしようと思っています。刃文が綺麗に出たら、美術品としての価値も出て、それこそ凄い刀になると思うんですよ。早く綺麗にしてやりたい・・・。


 一方、マキワラの試し斬りには鎬の低い身幅のある刀が良いということを改めて確認できました。いっそ、平造りの方が良いかも知れませんね?

 今、片手逆手斬り専用の刀を注文しようと思っているのです。

 何でか?

 それは、ヒ・ミ・ツ・・・(苦笑)。

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忙しかったっス

 7月13・14・15日は連続して忙しかったです。

 13日の金曜日(しかも、仏滅!)は、文庫版第二弾『誰も知らない武術のヒケツ』の写真入れ替え用の撮影を佐原先生の清心館道場をお借りして実施しました。

 この本が出た当時の会員は分裂騒動で辞めさせた人が多いので、本当は全面的に写真を入れ替えたいと思ったんですが、予算と期間の都合で一部のみ撮り直しました。

 それで、メイプルホールを借りようと思ったんですが、都合が合わず、どうしたもんか?と思っていて、ふと、「あっ、そうだ! 佐原先生の道場をお借りできないかな~?」と思いつきまして、お電話してみたところ、先生は丁度、留守にされているけれども使ってくださいとのお許しをいただきまして(本当に佐原先生はメチャメチャいい方です)、久しぶりに清心館道場へうかがいました。

 途中、駅で撮影をお願いした漫画家の黒谷薫先生を待っていると、何と! シダックスで太極拳を教えていただいて以来、仲良くなった河原達先生とバッタリ遭遇しました。

 そういえば、河原先生も、この町に住まれているとか? わずか10分かそこらの待ち時間に遭遇するというのも奇遇ですが、尚更、奇遇だと思ったのは、前日、ふと河原先生のことを思い出していたんですね~。何か、いよいよ予知能力が本格的になってきたかな~?(苦笑)

 で、黒谷先生が来るまで河原先生と立ち話して過ごしました。

 DVD付き教則本の時に何度も尋ねてますので、何か、落ち着きます。

 個人練習されている方も居るか?と思ったんですが、わざわざ私供が撮影する旨を張り紙してくださっていて、本当に恐縮してしまいました。

 モデルが到着するまで黒谷先生と道場でしばらく、くつろいでしまいましたよ。

 モデルは海外指導部長の千葉師範代にお願いしています。

 流石、俳優ですからポージングもカッコイイです!

 おまけに、何か知らぬ間に明らかにぐぐっと上達しています。合気道の道場にも通っているとか、俳優としての活動が広がってきたとか、そういういろいろな要素が精神面の充実に繋がっているからじゃないかな~?と思いますね。

 彼はいろんな才能があるので、私が紹介した方の全員が気に入っていて、何か引っ張りだこ状態です。

 人間、もともとのオーラが何かの切っ掛けで急激に輝き出すということが実際にあるんですよね。そういうのを“運”と言うのでしょうが、運を引き寄せるのも自分の“想い”なんですよね。

 その人が本気で求めていることって、結果的には実現するものなんですよ。

 ただ、うまくいかない場合もあるんですが、それは結果論からすれば、うまくいかない方が良かったりするんです。

 そういう点からすれば、人間関係は相性の問題で、気の合う人とは長く続くけれども、合わない人とはどうしても離れてしまうんですね。仮に喧嘩ばっかりしていても、何故か離れられない人とは、やっぱり本当は相性がいいんでしょうね。

 そして、相性の良い人と付き合う方が仕事でも何でもうまくいきます。

 類は友を呼ぶ・・・ってのは本当のことで、家族は外見も性格も似てくる(犬や猫もそうです)し、一つの団体の色は、そこに所属する人達にも染まります。

 千葉師範代がうちに入会してきた時は、特撮好きという私との類似点がありましたが、しばらくして会員同士が同じ高校出身だったと分かって驚いたとか? そういうことが何度もありましたね。

 自分を向上させたいと思っている人なら、自分より実力が上の人達と付き合うようにするのが良いでしょう。

 自分と同レベルの人達や下の人達と一緒にいても、何の向上にも繋がりません。

 私がいろんなことができるようになったのは、決して自分自身の素質や才能があったからではなくて、自分が憧れる人達と付き合うようにしてきたからです。

 圧倒的に自分より高い技量を持つとか、社会的に優れた実績を持つとか、そんな人達と接し続けるには、自分が近づいていかないといけません。

 最初はシンドイんですが、いつの間にか同じレベルに自分が立っていることを自覚する時がいつか来るんです。

 大俳優と呼ばれる人でも、デビュー仕立ての頃は、大した役はもらえないし、屈辱的な生活水準だったりするものです。

 しかし、めげずに続けているうちに、いつの間にか一角の者になっている・・・。

 千葉師範代もそうなっていくだろうと私は思っていますし、うちの会員は全員、そうなって欲しい。

 いや、セミナーや講座で教えた人達や、私の本を読んだ人にもそうなって欲しい。

 人と同じことをやって競い合うよりも、その人にしかできないことをやってオンリーワンの存在になる方が、ずっといい。オンリーワンの人は社会的ニーズがありますから。

 まっ、そんな訳で、文庫版第二弾は8月25日くらいに書店に並ぶ予定です。


 それから、翌日は、林田先生の勉強会にゲストで呼ばれているので、シダックスの講座が終わってから、即行で池袋に向かいました。

 終了後にビール飲んで酔ったので、何を話したのかコロッと忘れてしまいましたが、何か多少、技の解説とかはやりましたね。

 それで、林田先生の奥さんが元ダンサーなのだそうで、私が苦心して再現した国井善弥先生の必殺技?を、あっさりと、しかも私より上手にできてしまいまして、何かもう~イジケちゃいましたよ(苦笑)。ゲストに華を持たせなきゃ~ダメじゃぁ~ん(泣)!

「むむぅ~っ・・・、これは、何か他の武術家ができないような特別な秘技をやってみせんとアカンっ!」と思いまして、ローキック蹴られたのを蹴られた箇所から跳ね返す游心流式“体の合気”をやってみせましたよっ。

 でも、北島師範が、目で「ええ~っ? また、アレやるんですかぁ~? イヤだな~」って顔するんですよ~。この技、とにかく痛いんですよね。蹴った力が倍加して跳ね返ってくるから・・・。

 案の定、北島師範が涙目になって脚さすってました。

「この技は蹴った力が戻ってくるから、全力で蹴ると脚が折れそうになっちゃうんです」と、北島師範が説明してました。

 普通、こんな技までは見せないんですけどね? ヤラセ臭いから。でも、「実戦の時はどうするのか?」って聞かれたから、ほとんど部外者には見せたことのない太気拳風のやり方まで実演しました(状況設定でしか戦えないと思われると嫌なので・・・)。

 しかし、本当に気持ちの良い勉強会でした。林田先生のお人柄ですよね~。

 やっぱり、飾らないで本音で話せる場というのは、何よりも勉強になると思います。

 本当に呼んでいただいて有り難かったですし、私の研究してきた武術に関心を持ってもらえたのも嬉しかったです。

「まったくの初心者でもできる」というのがうちのウリなんで、護身術には非常に向いていると思うんですけどね。それに、護身術のテクニカルな面だけでなく、もっと根本的な発想法について理解を示してもらえたのが、本当に何よりも嬉しいことでした。

 武道バカと話していて、一番、疲れるのが、この“発想法”に対する理解を拒絶される点なんですよね~。何か、「こいつら、バカなんじゃないかな~?」と思うくらい受け付けない人が多いんですよね。

 何か、武道やるとバカになるんじゃないか?って本気で思えてきて、最近は、「武道とか、やらない方がいいんじゃない?」って言うようになりました。

 もちろん、本来の武道は頭使わないと上達できないものなんですけど、単なるフィジカル・トレーニングで終わってしまってるのは、本当に残念な状況ですよ。


 翌15日は、ほびっと村での講座。テーマが体の合気だったからか? 初参加の人が多かったですね~?

 今回も遠くから来られた方もいらして、高い交通費も含めて満足して帰っていただくには出し惜しみはできないと思いまして、ちょいハッスルしちゃいましたよ。

 横浜同好会長が佐川先生の技の分解写真が載っている高橋賢先生の本を持ってきていたので、そこからいくつか選んで技の分析して再現してみました。

 結構、できましたね~。皆さん・・・(笑)。

「また、長野はいい加減なこと書きやがって・・・」と苦々しく思う方も大勢いらっしゃるでしょうけれど、技の分解写真から分析するのは非常に有効なんですよ。

 ヒントを書いておきますから、文句がある方も研究してみてくださいよ。人によっては飛躍的に上達するかもしれません・・・。

1,崩れている受け手の体勢の変化を観察する。具体的には中心軸の傾き具合や方向、カカトの浮き具合などから重心の高低を観る。

2,技のかかるタイミングを観察する。攻撃側の力の集中に対する捕り手の迎撃が、どのタイミングで施されているか? これが一番、重要なことです。速過ぎても遅過ぎてもダメ! 特に合気の技は“交叉法プラス粘勁”なんですよ。馬庭念流の“続飯付け”のように、瞬間にペタッと貼り付くようにして“粘る”ことによって、相手の重心を誘導するところに術理の要点があります。その意味で、自分を捨てて相手に合わせないと技はかかりません!


 まっ、この二点を注意するようにすれば、かなりの部分まで技のメカニズムを洞察できるようになりますよ。

 ちょっと面白かったのは、この本の写真だと、既に技が半分以上かかった状態(既に重心が崩れかかった状態)からしか写真が載せられていなかったり・・・肝心なタイミングが写っている写真は抜いておいたフシを感じました。

 さっすが、高橋先生! キムタツのような見せたがりサンとは違いますね~?


 また、せっかくなんで希望者には、ローキック跳ね返す体の合気も指導しましたが、北島師範に続いて、小塚師範代もほぼできるようになりましたし、栗原横浜同好会長も、コツは掴めました。これで私を含めて三人できるようになったぞっ!

 けれども、この技はお互いに解っている人間同士で慎重に練習しないと怪我する危険性が高いですからね~。武術の高度な技は、闘争本能を排除して研究対象として臨まないと体得は難しいと思いますね。

 もっとも、体得した後は闘争本能全開で向かってくる相手に極められないと無意味なんですが、まずは闘争心を抜くのが先決です・・・。

 ところで、ほびっと村の講座に限った話ではないんですが、練習中に夢中になり過ぎて、相手が怪我しても不思議じゃないくらいハッスルし過ぎてしまう人がいます。

 自由組手やフリースパーリングは、相応の熟練者同士で防具を装着したりルールを決めたりして冷静にやらねば得るものは何もありません。

 うちの場合、技の性質上、かなり制限しないと危険過ぎると判断して自由組手はやらないようにしていますが、約束組手でも夢中になり過ぎて相手に不必要に危険な攻撃を繰り出してしまうと、相手は予測していない状態なので余計に危険なんですね。

 これは先日の江古田のセミナーに参加された方から苦情がありまして、今後はもっと厳しくやります。怪我人が出るような練習は、やっても何の意味もないのです。

 もし、「もっと実戦的にやらないと武術として意味がない」と思ってる方がいらしたら私がお相手しますから、そのように申し出てください。

 でも、私の考えてる実戦は殺すか殺されるか?ですから、“真剣で斬りつけるのを避けさせる”とか、“手裏剣打つのを避けさせる”とかの類いの「失敗したら死ぬ」というレベルですから、それは承知の上で申し出てください。

 実戦に中途半端なイメージを持っては身の破滅です。今時、素手で殴り合いのタイマンはるような古き良き不良の世界のイメージは通用しません。ナイフ、鉄パイプは当たり前。複数で囲んでボコるとか家に放火するとか・・・そういう実戦を想定しておかねばなりません。

 相手をボコボコにして勝ったと思っていたら、トイレに入ったところを灯油かけられて火をつけられたらどうしますか? 遺恨を残さないように、ボコッた相手にも「お前の蹴りは凄いよ。才能あるよ~」とかピンポイントで誉めておくとか、そういうのも重要なんですよ。

 私は正直過ぎて恨み買うから、まだまだ未熟ですけどね~・・・。

 だから、武術の練習では、ある程度以上の熟練者は練習相手に好きに攻撃させて捌くだけとか、そういう難易度の高い高度な練習をするべきで、格下の者と対等の組手をやってるようでは自分の向上には繋がらないんですよ。

 誤解されがちなんですが、武術の高度な技を駆使するには闘争本能を制御して冷静にならねばダメです。武道を長くやっている人ほど武術の体得に苦労する理由がコレです。

 また、初心者は自分勝手な真似は絶対にしてはいけません。指示された内容を地道に積み上げていかねば上達はしません。

 自分のレベルに応じた練習内容をテーマを設定してパートナーに手伝ってもらう。だからパートナーには敬意を持って粗略に扱わないのが心得です。

 無論、不埒な無礼者には思い知らせてやるべきですが、必要以上の攻撃をしてはいけません。それでは、単なる弱い者イジメにしかなりません。

 強くなるのは簡単です。技もすぐに体得できます。

 しかし、本当に難しいのは、技を制御して相手に応じて適切な対応をする精神と知性なんです。バカに武術は体得できないと言われる理由が、“ここ”にあるのです・・・。

 武術の奥義に達する人が少ないのも、実は“ここ”が難関だからなんです。

 動物の方が人間より身体的な戦闘力は上でしょう。しかし、人間の最大の武器は知性と精神です。武術は知性と精神で考案されたものなので、ただ力やスピードを求めても上位には至らないんですよ・・・。

 どうぞ、この点をよくよく考えて、武術修行を実人生の充実にお役立てください。

 今の日本は、弱い者をいじめても何とも思わないような精神の荒廃した国になりかかっていますから、武術を修めた人は進んで不正を質し、悪行を窘めて欲しいですね。単なる自己保身の護身術ではなく・・・。


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電人ザボーガーにトリプルファイターが・・・

『電人ザボーガー』が面白過ぎますっ!

 いや~、こんなに俺向きの作品だったとは知らなかったな~? ちゃんと観れば良かったな~?と、今更のように思っております。

 何でか?って言うと、これって基本的に『闘え!ドラゴン』なんですよっ!(凄いムチャぶり)

 一応、特撮だけど、基本的にシグマ団が送り込んでくるサイボーグ格闘家と空手を遣う秘密刑事、大門豊が対決する話なんですよ。

 そして、この作品、ピープロ魂の極致のような貧乏臭さがヘンな味になっていて、何だか麻薬中毒のように面白く思えてくるから、あ~ら、不思議・・・。

 先日は、『トリプルファイター』のグリーンファイターこと早瀬兄弟の長男哲兄(を演じた滝沢浩さん)が、シグマ団の殺し屋アイアンクローとなって大門と対決してました。

 何か、ゲストにどんな人が出てきてるのか?ってチェックするのが楽しくなってきましたね~。

 ちなみに、大門役の山口暁は、あのライダーマンだった人であり、また、古くは『忍者部隊月光』にも出ていたという生粋の特撮系俳優です。『大鉄人17』にも敵の幹部役で出てましたね~。

 この山口さんときたら、やっぱり特撮ドラマとはいえ主役だったからハッスルしたんでしょうね~? 物凄~いハンテンションで怪鳥音を叫びながら剛柔流系空手殺法を繰り出してます。もう、血管千切れそうな勢いですよっ!

 ちなみに技闘は、帰ってきたウルトラマンでウルトラマンの中に入っていた、きくちえいいちさんです。刑事役で出演もされています。

 最近も特撮物にちょくちょくゲスト出演されていたりしますが、やはり『忍者部隊月光』などにもゲスト出演されていましたね~。私的には『子連れ狼・冥府魔道』でニセのお墨付きを奪って、若山先生に一太刀浴びせられながらも馬を駆って烈堂のところまで戻ってくるアッパレな忍者役が印象深かったです(無駄死にしちゃってグッスン)。

 ところで、空手や拳法を遣う主人公の特撮ドラマって、『仮面ライダー・スーパー1』『ウルトラマンレオ』『七星闘神ガイファード』とかありますけど、最近は何かあるかな~? やってもいいんじゃないかな~? 原案考えようかな~?

 あっ、そういえば・・・戦隊シリーズは結構あるぞ? 『マスクマン』『ダイレンジャー』『ゲキレンジャー』とか・・・。

 アニメもかなりあるよな~?

 やっぱし、私もこの路線で行くかな~?

追伸;電人ザボーガーのクレジットタイトルを見ていると、原案は、あの劇画原作界のドン、小池一夫先生だったんですね~? あの斬新過ぎるロボットがバイクになるトランスフォーマーの先駆けが小池先生だったのか・・・と思うと、今更ながら小池先生の偉大さを思い知ります。一回、トークショーでお見かけしたけど、気さくな感じの人でしたよ。

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銃と武術

『GOVERNMENT EXTREME』というムック本を買ってきました。

 1911年に米軍に正式採用されて以来、バトル・ハンドガンとしてずっと現役であり続けてきたコルト・ガバメントM1911のムック本です。

 1911年から百年後の2011年を超えて、ガバメントM1911は、カスタムアップ、ドレスアップし続けて、未だに使われ続けているんですから、これは驚異的なことですよ。

 もっとも、正直に言えば、私はこの拳銃がそんなに好きではありませんでした。

 何でか?っていうと、武骨過ぎてカッコ悪く見えていたからです。

 セミオートの拳銃は、大抵が銃身をスライドで覆われています。何か、それが嫌だったんですね~。

 モーゼルミリタリーやルガーP08、ワルサーP38、南部14年式みたいに銃身が剥き出しになっていないと、何か嫌だったんですね~。

 無論、発射の瞬間は銃身が剥き出しになる訳ですが、「何か包茎みたいだな~?」なんて思ったりしていた訳ですよ。

 だから、オートマグとかウィルディとかいったマグナム・オートとしては欠陥品とされる拳銃の方がデザートイーグルみたいに成功したマグナム・オートより好きなんですが、デザートイーグルも10インチとか16インチのロングバレルは好きですね。

 デザートイーグルは普通のモデルでも実は銃身はスライドに覆われてはいないんですけどね・・・。

 まっ、そういう訳で、私はガバメントを長い間、好きになれなかったんですけれど、この拳銃が色んなカスタムガンのベースになっていることから、段々、興味を惹かれるようになり、プロ・シューター達が最も信頼する拳銃であるという事実から、やはり無視できなくなったという訳です。

 武骨な百年前に造られた拳銃が、中身はほとんど進化しないまま、パーツを交換され、外見をブラッシュアップされていく中で、見違えるように美しい機能美を獲得していく様子は、丸で何の素質も才能も感じなかった人間が武術を学んでいるうちに達人へと近づいていくように思えたのです。

 この拳銃の最もウリになっているのは、恐らく、使用する銃弾でしょう。

 ドングリのようなコロッとした.45ACP弾。

.45は、口径が45口径という大口径であることを示し、ACPは、オートマチック・コルト・ピストルの略。

 つまり、この銃弾は、この拳銃の専用弾薬として設計されたということです。

 現代のセミオート拳銃弾で最も多く使用されているのは、9mmパラベラム弾です。

 これは、ルガー・ピストルが造られた時に専用弾薬として設計されたため、9mmルガーという通称が広まりました。

 パラベラムというのは、「戦いに備えよ」というラテン語の意味だそうです。

 ガバメントM1911に代わって米軍の拳銃に正式採用されたベレッタM9は、この9mmパラベラム弾を使用します。

 しかし、古参の兵士は、この拳銃と拳銃弾を嫌いました。

「頼りない!」として、私物のガバメントM1911を依然として使用する兵士も少なくなかったそうです。

 何が頼りないと思われたのか?

 一発で敵を仕留める威力、いわゆる“マン・ストッピング・パワー”が9mmパラベラムには欠けると感じたのです。

.45ACP弾は、最初から一発で敵を動けなくできる威力のある弾薬として設計されたものでした。

 何故なら、未開地での戦闘で、.38口径の弾薬で撃っても倒れずに向かってくる現地人にブッシュナイフで殺されるアメリカ兵が続出したため、一発で確実に倒せる大口径の拳銃弾薬が必要だと研究されたからでした。

 ちなみに、そうした未開地の現地人は麻薬で感覚を麻痺させていたらしく、急所に致命傷を負わない限り、倒れなかったようです。

 麻薬と言えば、現代のアメリカの犯罪者にも少なくないでしょう。

 だから、ガバメントM1911は、警察官にも愛用する者が少なくありませんでした。

 麻薬でラリッている犯人を一発で倒すには.45ACP弾が必要だという訳です。


 さて、このムック本にガバメントの種類という分類が示されていました。

 タクティカル系カスタム、競技系レースガン、コンシールドキャリー系コンパクトガン、コレクション系プレゼンテーションガン、ヒストリー系ビンテージガンと分けられていました。

 私は、これを見て、「あ~、これって現代の武道・武術の分類と同じだな~?」と思いました。

 タクティカル系カスタムというのは、戦闘用改造を施された物です。つまり、野戦体術ですね。クラブマガやシステマがこれに相当するでしょうか?

 競技系レースガンというのは、競技武道すべて、あるいはそのプロ化したK-1やMMAでしょう。

 コンシールドキャリー系コンパクトガンというのは護身用ということ。これは護身道などの護身を目的とする団体ですね。

 コレクション系プレゼンテーションガンというのは、要するに趣味で楽しむことであり、合気道や太極拳、試合を行わない少林寺拳法などでしょう。

 そして、ヒストリー系ビンテージガンというのは、古武術や中国伝統武術のような、いわゆる伝統武術ですね。

 なるほどな~・・・と思いましたよ。

 ちなみに、游心流はどれにタイプ別されるか?と言えば、コンシールドキャリーにプラスしてタクティカル系ってところですかね~?

 護身術としての完成度を目指しているうちに、ちょっと先祖帰りし過ぎてしまって過激になり過ぎましたからね。

 日本刀や槍や手裏剣の使い方を研究し、海外に射撃研修に行くことも計画しているのは、護身術という範疇をはみ出してしまっているでしょうね。

 でも、武術の本質を追究するには、必然的にそうならざるを得ませんからね。

 そして、実技としての戦闘技術を学びながら、同時に人間存在の意義、生命観、社会性といったことを根本から考えていくことも含めての“武術”なんだと思います。

 だとすれば・・・とても私一代で研究に決着がつくとは思えません。

 銃の進化は、殺人の効率的研究を意味しますが、それは武術も同じことです。

 実際、弓・槍・剣・拳に加えて、武術には鉄砲の流派もありました。

 日本の火繩銃は、独自にいろんな工夫が加えられて発達していました。規制されなければ、ひょっとすると世界一の銃大国になっていたかもしれません・・・。

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山田五十鈴・遠藤太津朗・アーネストボーグナインさん逝去

 何か、立て続けに名優が亡くなられますね・・・。

 山田五十鈴さんは、やはり必殺シリーズの仕事人役がすぐに頭に浮かびます。藤田まことさんがシリーズの表の顔なら、山田五十鈴さんは裏の顔だったような気がします。

 それくらい存在感がハンパ無かった。

 映画の『柳生一族の陰謀』や、『用心棒』など、時代劇の傑作にも多く出演されていました。

 特別な大女優という風格がありました。

 また、時代劇と言えば、遠藤太津朗さんも亡くなられました。

 ご存じ、銭形平次親分のライバル、三輪の万七親分役が有名ですが、時代劇やヤクザ映画での憎々しげな悪役を数多く演じられています。

 しかし、この人の場合、いくら悪役を演じていても、どこか憎めないコミカルなイメージがありました。

 特に、若山先生の『子連れ狼・親の心子の心』では、拝一刀の宿敵、柳生烈堂!を演じられ、ルパン三世みたいに変装の上手い忍者に息子の軍兵衛に化けさせ、「お家のためじゃ、ハラ切ってくれい。介錯はわしがしてつかわす」と無理難題を言い付けて首チョンパしたり、ラストは若山先生と対決し、深手を負わせるものの自分も片目を刺されてしまうのでした・・・。

 でも、遠藤さんが演じていると何かギャグっぽくて、若山先生のヤリ過ぎ演技と相俟って、何かユーモラスな感じがするんですね。


 それから、『ワイルドバンチ』『ポセイドンアドベンチャー』などで知られる個性派俳優アーネスト・ボーグナインさんも亡くなられました。

 私のようなホラー映画ファンにとっては、アーネスト・ボーグナインと言えば、人間が雨で溶ける『魔鬼雨』!

 あの70年代オカルト映画群の中でも際立ってB級カルトな伝説のホラー映画です。

 悪魔を崇拝する教団の司祭役は、本当に怖かった・・・。


 山田五十鈴さん、遠藤太津朗さん、アーネスト・ボーグナインさんの御冥福をお祈りします。

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7月セミナー“歩法”感想

 7月8日の月例セミナーは“歩法”がテーマでした。予告した通り、歩法は練習しても成果が出るのに時間がかかります。

 なので、今回は歩法の練習法と併せて、ステップワークを使いながら相手の攻撃を避け躱し、それを反撃に繋げる・・・という“居着かないで攻撃する方法”を指導しました。

 普通、歩法というと足の捌き方だと解釈される訳ですが、ただ足を捌くだけでは武術としては無駄が多くなってしまいます。

 ボクシングのフットワークとの違いは、武術の歩法は、実は攻撃技と合体していること・・・なんですね。

 それの典型的なのは、八卦掌の走圏です。グルグル円周上を回る“アレ”です。

 あれを単なる鍛錬のための稽古法だと考えていると何もなりません。

 あの歩法の練習の中に、爪先蹴り・足刀によるカッティングキック・足踏み・カカト踏み・足がらみ(暗腿)・・・等の攻撃技が隠されている訳です。

 無論、これは八卦掌の専売特許という訳ではなく、蟷螂拳・形意拳・心意六合拳・通背拳・八極拳・白鶴拳・洪家拳・・・等にも類似の技法があるのですが、八卦掌の場合、基本の練習法がそのまま暗腿の練習にもなっている点に独自性があります。

 もっとも、伝統武術を学ぶ人にありがちなのは、自身が学んだやり方が正しくて、他の派で教えられているやり方は間違っているのだと断定することです。

 例えば、同じ八卦掌でも、程氏・尹氏・宮氏・梁氏・馬氏・・・等でやり方が全部違っていたりするのですね。

 セミナー中での質問にも、足の踏み方に関して、「爪先から着地・カカトから着地・平起平落・スリ足のどれが正しいのか?」というものがあったのですが、それらのやり方には、そうやる戦術的意味が隠れているので、一つのやり方だけが正しいのだと解釈すると見失ってしまう要素が出てきてしまう訳なのです。

「中国武術は陰陽をきちっと分けるから片足に完全に重心を乗せ切って歩くのだ」と言われていますが、武術というものはそんな単純なものではないのですよ。

 表向きに言われていることがフェイクで他流を欺くための戦略である場合もある・・・という観点を忘れてはなりません。

 天真正伝香取神道流の型は延々と技を繰り返す長いものですが、そこには技の極め所を隠して、わざと違う所作にして続けている・・・という戦略があります。

 が、それが表の型であり、実際の必殺要素は口伝で伝えるシステムが長い間に確立されており、表の型だけ学んでも使えないということになります。

 日本の古武術は大なり小なり、そういう表技と裏技の関係性が型に含まれています。

「型なんか練習しても実戦の役には立たない」と批判される場合、表型の形式だけなぞって覚えているから、“使えない”というギャグみたいな展開も多いんですね。

 だから、「免許皆伝まで学ばないと本当のところは判らない」と言われたりするのですが、いやいや、まだまだ甘いですね~。免許皆伝より上の極意相伝という流派の家元を譲る宗家伝承のシステムを経て、一子相伝ですべての口伝まで伝えるというシステムもありますよ。

「じゃあ、宗家を継がないとダメじゃん?」と思うでしょう?

 フフフ・・・甘~い!

 現実的な問題として、現代にまで伝承している古武術流儀の大半が、流儀継承の過程のどこかで極意相伝のシステムが崩れてしまい、正確に伝承されている流儀はほとんど残っていないんですよ。

 宗家が名前ばかりになっていたり、勝手に名乗っている例も多い。学んでもいない流派の宗家を譲ってくれと書いている古武術研究家の自筆の手紙を見たこともあります。

 私が武術業界の体質に批判的なのは、そうした自称武術家個々の悪行の証拠をたくさん知っているからであり、マニアが憶測だけで書いているのとは違うからなんですよ。訴えられたら、公開するつもりの資料もたくさん隠してありますよ~(笑)。

 大抵は、跡継ぎがいなくて失伝しちゃったり、跡継ぎが阿呆で伝えるに伝えられなかったり、全部教える前に前宗家が亡くなったり、弟子に才能のある人間がいなくて教えてもできなかったり・・・で失伝してしまってる訳ですよ(だからインチキ捏造武術家が暗躍する)。

 斯界で有名な師範であっても、先代がすべて伝える前に亡くなってしまって、型をなぞることしかできずに実戦用法を知らないままである・・・なんてことが少なからずある訳です。

 私が改めて新陰流に入門した時も、新陰流の団体は今、乱立している状態で、どこにするか?と考えた時に、やっぱり渡辺先生の転(まろばし)會がいいな~と思った訳です。

 本出してるからとか雑誌に載ってるからとかいったことが、全然、信用できないんですよ。この業界は・・・。

 稽古のための稽古になってしまって、実戦にどう使うか?ということを考えることそのものをタブー視してしまっている師範も少なくないですね。

 自分が判らないから「そんなのは邪道だ! 無心で修行していれば型が教えてくれるのだ」みたいな信仰心になってしまう訳ですよ。

 確かに、「型が教えてくれる」という論理は間違いではありません。理合をきちんと理解している人間であれば、型を観れば実戦でどう用いるか?ということは一目瞭然で判ります。

 ただし、それは根本的な武術の戦闘理論を理解している人間だから判別できる訳で、それは稽古理論とは違うものです。

 武術の理論は戦闘理論が先であり、稽古理論は枝葉でしかないのです。だって、戦闘のために工夫された技なんだから・・・。

 そういう点で言えば、現代の競技試合を経験してきた人間が型を学べば意味が判る?と思うかも知れませんが、残念ながら、大体、ムリ!

 どうしてか?と申しますと、競技試合の闘い方と武術で想定されている戦闘は全然、状況が異なるので比較検討の参考にはならないからです。

 闘い方が試合ルールで全然、異なってしまうのは誰でも理解できるでしょう?

 ボクシング、伝統空手、フルコンタクト空手、柔道、サンボ、レスリング、総合格闘技、キックボクシング、フェンシング、剣道、サバット、テコンドー・・・。みんな、違うでしょう?

 武器使ってよし! 複数で向かってもよし! 不意打ちもよし!・・・みたいなルールの格闘技があったとして、「どっちが強いか?」って論議が成立しますか?

 私が言ってる武術というのは、そういう無限定戦闘状況を生き伸びるサバイバル術なんであって、スポーツ競技的な限定状況での強さを求めている訳じゃありません。

「そんなのは特殊なことだ」と思う人は、“思慮が足りない”。

 何故なら、人類の生存に於ける戦いは、根源的に無限定戦闘状況におかれてきたからです。あらゆる局面への対処を考えるのでなければ武術とは言えません。

 武術が“兵法”と呼ばれていた時代から、個人の自己防衛術として研究発展した時代に到るも、武術の戦闘とは生存のためのもの以外にありはしないのです!

 それが理解できない人間に武術を語る資格無し!

 また、どうにも武術マニアには理論倒れの人間が多いのも困りものです。

 陰陽はきちっと分けられるのではなく、変転万化して陰中に陽があり、陽中に陰が含まれ、陰極まって陽となり、陽が満ちて陰ができる・・・という原理があることを忘れてはなりません。

 ちょっと解説しておけば、爪先から踏むのは探り足で相手の下半身に暗腿を仕掛けるものであり、カカトから踏むのは斧刃脚での踏み蹴り、スリ足はバランスを崩さず運足するため、平起平落も同じ・・・といった要素を隠しています。

 習ったことを金科玉条に考える頭の悪い者に武術の実用はムリ! 所作の違いは用法と戦闘理論の違いに繋がることくらい洞察できなきゃ~話になりませんよ。

 武術マニアには、役に立たない知識ばかり集めてエバりたがるタワケ者が多いんですが、実践者なら知識の真相を分析して実際の用法を抽出していく能力が不可欠です。

 八卦掌の掌形も、牛舌掌(貫手型にする)と竜爪掌(ボールを握るように丸く開く)だけではなく、各派で微妙にやり方が異なります。牛舌掌で突きを出すところで拳打で打つ派だってあるんですよ。

 過日、亡くなられた陳氏太極拳の馮志強老師は白猿通背拳を得意にされていたと聞きますが、確かに拳の握りを観ると、通背拳の透骨拳(空手の一本拳に同じ)の握りに近いんですね。下丹田の回転で背骨・肩甲骨・腕を鞭のように振って威力を伝える太極拳と通背拳の身法原理を組み合わされていたのかもしれません。

 このような違いは意拳でも見られますね? 姚氏・王氏・于氏・韓氏・・・あるいは澤井先生の太気拳も、王嚮斎老師に学んだ先生方は、その後の修行で独自のスタイルに変化していっています。

 今武蔵と呼ばれた国井善弥道之先生の鹿島神流でもそうですね。

 筑波の関氏も、先にDVDを出された稲葉先生も、甲野氏の鹿島神流の師である野口弘行先生も、同門でもスタイルが違います。


「これが正しいやり方だ」と、各派の人が言うのですが、部外者には判別不可能。

 結論を述べれば、どれが正しくてどれが間違っているという論議そのものが独善的な思い込みに過ぎません。武術の本とか読んでると、「これこそが本当のことだ!」って、はしゃいで書いてる著者の写真がド素人みたいだったり・・・阿呆臭っ!と思うばかり。

 どんなやり方でも、それを考案した人の独自の研究工夫の成果としてのものであれば、一概に正しいの間違っているのと論評することはできませんよ。

 武術の場合は、「技ができて、戦って勝てれば、それが正しい」という現実的実用性が問われる面があるのですから、ゴチャゴチャ言うなら戦って決めればいいだけ。

 その覚悟が無い者にどれが正しいとか間違っているとか言う資格は無いでしょう?

 さて、セミナー中、蛟龍歩の第三段階の蛟龍十八式の技も、説明しないでやって見せました。

 これは発勁を連発しながら歩法を駆使する技です。

 一撃で相手をブチ殺す威力を出せる発勁にも最大の弱点があります。

 それは、「威力を高めるための蓄勁の動作をするのに一瞬、居着いてしまう」という点です。

 これって、結構、致命的な弱点でありまして、当たれば一撃必殺でも、当てるまでにこっちが打ち倒されたり、避けられて無防備になってるところをカウンターでやられたりしてしまいやすいんですよね~(苦笑)。なんか、ヤマトの“波動砲”みたいですよね?

 震脚が、沈墜勁の結果としての技法である点を逆に考える人が多いんですが、沈墜勁の動作分析をしていて、これを縮地法の歩法と組み合わせて使ったらどうかな~?と思いまして、その結果、下丹田の回転圧縮を利用して歩法を使いながら打拳を連発するという方式を考案しました。

 セミナー中では解説実演しただけで練習はさせませんでしたが、その理由は、丹田が錬成されて身体がこなれていないと自分の力で故障してしまう危険性があるからです。

 また、一発で大の大人が軽くふっ飛ぶ威力のパンチが連発して当たればどうなるか?

 一発目でふっ飛ぶだけならまだ大丈夫でも、ズドドドドッと重機関銃で撃たれるように食らうとオダブツになる危険性が高まります。

 だから、迂闊にやらせられません。

 代わりに鞭手で相手の構えている腕を打ち払いながら背後に回り込むように足捌きしつつ鞭手連打する方法を指導しましたが、これでもかなり効きます。

 ちなみに『バキ』では鞭打と紹介されて皮膚を痛める技のように解説されていましたが、鞭手打法は通背拳や劈掛掌で多用される攻撃技で、刀で斬り込むように人体の深部に威力が浸透するものです。当てる部分も掌だけではなく腕全体を振り当てたりするんです。

 板垣さんは威力を出せない者の技を見て誤解されたのかな~?

 ただ、発勁の威力の面では鞭手打法はまだ軽いんですね。これだとサブマシンガンで撃たれるような軽さですが、重機関銃のような重い打撃を連発されたら人体は耐えられない訳です。

 サブマシンガンはピストル用の9mmパラベラム弾を使用しますが、重機関銃は.50BMGという巨大な弾丸を使いますから、威力は比較にも何にもなりません。

 率直に申しますが、私はこの技は他流の実力者と対戦する時のために研究しました。体格の小さい私が2m以上あって150kg以上あるような相手と素手で戦わざるを得ない場合に、もう発勁を連発してぶち込むしかないと思った訳ですよ。

 つまり、“熊みたいにでかい格闘技のプロでも素手で一方的にぶち殺せる技”を追究して研究開発したんですね。

 もっとも、やっぱり弱点はあります。

 フルスピード出したら寸止めできない・・・あ~、安全装置の無い拳銃、鞘の無い日本刀みたい・・・。だから、未だ一度も実戦で使ったことありませんが、正直、不謹慎なのを承知で打ち明けますと、一回、思う存分、百パーセントで遣ってみたい・・・。あ~、悪口書いてるヤツらを木っ端ミジンコにしてやりたぁ~い(鬼束ちひろですか?)!


追伸;今月は15日の日曜日にも、西荻窪ほびっと村学校にて講座があります。こちらは3000円とかなりお安くなってますから、初めての方もお気軽においでください。実はその前日にも池袋で林田先生のところで講演があるのですが、こちらは既に満員になっているそうです。そんな訳で、ほびっと村、ヨロシク!

追伸2;え~、セミナー中に爪で引っ掻き傷ができてしまった方もおられまして、できれば、爪は短く切ってきておいてくださると助かります。ファッションや信念?で切りたくない方は、事前にそのように申告ください。事故のないような技だけにしますので。御協力よろしくお願いします。まあ、爪は武器になるんですけどね~。練習だから・・・。

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7月セミナー“歩法”

 7月の月例セミナーでは、“歩法”を取り上げます。

 以前から申していますように、交叉法発勁ができれば、護身術としては十分であると言えます。

 しかし、相手がなにがしかの武道や格闘技の熟練者で、競技形式の闘い方に慣れている場合、歩法を使えないと太刀打ちするのは難しいものです。

 歩法を駆使して間合や角度を小刻みに変化させている相手に交叉法で確実に補足するのは極めて難しいのが現実です。

 以前、うちの会で分裂騒動になった時、「読みと交叉法ができれば十分。歩法は難しいから必要ない」と言っていたから、私は怒った訳です。

 その当時、歩法を駆使できたのは北島師範だけでしたが、他の師範代に任命していた連中は北島師範の実力が自分達より下だと侮っていました。

 私は彼らの前ではっきりと、「君たちは北島さんには勝てないよ。だから、北島さんが筆頭師範代だ」と言っていたんですが、陰で「長野先生は北島さんが可愛いから贔屓しているんだよ(笑)」と言っていたようです。

 どうして私が北島師範が他の師範代に勝つと明言していたか?と言いますと、約束組手で技を掛け合うのと、自由に動き回って戦うのがまったく別物だと判っていたからです。

 これはスパーリングを繰り返している人間なら誰でも納得されるでしょう。

 合気道や古武術、中国武術などが競技形式の空手やボクシング、キックボクシング、総合格闘技などに相手にならない理由は、実際に競い合う場合は互いに動き回るので約束組手や型のように技が極められないからです。

 例えば、先日のボクシング・ミニマム級の世界統一戦の井岡vs八重樫戦を見ていると、フットワークに優る井岡が判定勝ちしていました。

 もし、足を止めて打ち合えば、私は八重樫が勝っていたと思います。

 あれだけ顔を腫らしていながら最後まで闘い抜き、むしろ終盤は盛り返す勢いだったことから考えても、パンチ力や気力では、八重樫が上だったでしょう。

 しかし、フットワークを駆使したテクニックに優る井岡が順当に勝ちました。

 要するに、実力に大差が無ければフットワークが優る方が大体に於いて勝つのです。

 パワー合戦が主流だったヘビー級にフットワークを持ち込み、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と謳われたグレート・チャンピオン、モハメド・アリしかり。

 伝統的な中国武術に西洋式のフットワークを取り入れて独自のスタイルを作り出したブルース・リーしかり。

 しかし、フットワークは現代にしかないのでしょうか?

 いや、伝統的な武術の秘伝には、歩法が極意とされる場合が多いのです。

 ただ、秘伝だから普通に練習しない。練習しないからできるようにならない。できないから「要らない」と勘違いしてしまう・・・。

 読み・交叉法・発勁・合気・・・が游心流の表芸なら、歩法は裏芸です。

 裏芸というのは、実戦で用いる隠し技だということです。

 うちで練習させている丹田歩法・這い・練り・揺身歩・蛟龍歩・走圏・・・等は、それぞれ錬功の目的が異なっていますが、歩法だけは時間をかけて熟練していかなくては実戦で使うのは無理です。

 確かに形式だけやっていても何の役にも立ちません。フリースパーリングで使えるレベルになるには年単位の時間が必要でしょう。

 特に、うちの会員で蛟龍歩ができるようになった者は、過去に3~4人しかいませんでしたし、奥義の絶招として考案した蛟龍十八式も、前提として蛟龍歩が使えないと真価を発揮できません。

 だから、必然的にほとんど練習しないままなのです。

 もっとも、北島師範だけは蛟龍十八式のいくつかは使えるようになりました。だから、分裂前の誰も北島師範には勝てないと私は断言したのです。

 今の会員では、北島師範の他は、矢島さんだけができていたんですが、実は高校生会員のNさんもできるようになり、しかも実戦的に使いこなせるようになりつつある訳で、彼が完全に体得したら、本当に斯界で名の知られる先生方をも超えてしまうでしょうね。

 余談ですが、当然ながら私自身も、蛟龍歩を駆使して戦ったことは一度もありません。

 どうしてか?と申しますと、これを使うとスピードが出過ぎて完全に寸止めできなくなってしまうからです。

 その上、加速しているので重心移動の威力も倍加してしまうので、これを使って打ったら致命傷になるだろうと思っています。

 私がかつて一度だけ見た小林先生の超加速歩法を駆使した掌打・・・アレが私の長年の理想であり夢でした。

 しかし、身法だけで駆使するには身体に負担がかかり過ぎて危険だと判明し、いろいろと研究しましたが、もう私も49歳・・・体現した途端に突然死しかねない?と考えて、別の方法論を模索しています。

 それで編み出したのが、打撃技だけでなく、効率的に相手を捕捉して一方的に崩し制する体術技法の“招式(技への導入原理と理解してください)”でした。

 打撃技だけであれば、剣道や伝統空手、フェンシングのような前後へのスピーディな進退の歩法や、進退と回り込むサークリングを複合したボクシングのようなフットワークが有効なのですが、もしこれに崩し・逆・固め・投げ・絞め等の技術が組合わさったとすれば、歩法はそんなに複雑に動き回る必要が無くなるのです。

 つまり、まっすぐ入る・ジグザグに入る・回り込む・・・という歩法に、正体から半身、真半身・転換・回身して上体の角度を変えることを組み合わせれば、交叉法と歩法をドッキングさせることができると考えたのです。

 と、こう書けば気づいた方もいらっしゃるかもしれませんね?

 実は、これを体得するために独己九剣を考えたのです!

 いや、正直、最初はそこまで考えていた訳ではなかったんです。が、できあがったものを整理しているうちに、「アレッ? これって・・・読みと交叉法に体捌きと入身の歩法をパターンで体得できるようになっちゃってるじゃんか?」と、己の天才っぷり?に、後で唖然となってしまった訳なんですよ。

 冗談抜きで、この独己九剣に熟練していくだけで、ほとんどの武術の極意が自然に上達していくんですね~。

 例えば、兵庫の会員で某拳法(競技試合のあるフルコンタクト流派)の先生が、先日、土曜日の橋本同好会に参加して北島師範から独己九剣の応用法を習ったそうなんですが、その感想を電話してこられて、「北島師範が前回会った時より格段にオーラが大きくなっていて、正直、こんなに強かったんだと驚きました~」と言っていました。

 そうなんですよ。彼は謙虚過ぎて実力をひけらかしたりしないから皆、気づかないんですが、まともに手合わせしたら凄いレベルになってるんですよ。一回、本気出した時の演武は私でも背筋が寒くなりました・・・。

 それこそ、私を信頼して言われた通りに努力してついてきてくれた結果なんですね。

 私の性格からしたら珍しく、彼だけはちょっと厳しく指導したり、死ぬか?と思うような危険な稽古もやりましたから、いざとなった時の破壊力はうちの会随一です。

 実力そのものは大石総教練の方がありますが、一発のパワーは彼が上ですね。

 それと、歩法ができるから、本気で相手をブチ殺すつもりでやったら、メチャクチャ強い筈ですよ。性格優しいから、そうなる可能性は低いですが・・・。

 そういう次第で、今回のセミナーでは、誰もが地道に訓練を続けていけば“超達人”になれる“歩法”を指導します。

 いつものように、その場で体得!という訳にはいきませんが、地道に練習してもらえば一年後には物凄い地力が養われること請け合います!

 もちろん、歩法を駆使したすぐに使える裏技も、いろいろ御披露しますので、御安心くださいませ。


PS;セット購入半額セールは終了しましたが、今後、毎月、商品を決めて割引セールを続行しようと思います。7月の割引商品は『独己九剣の応用秘訣』を五千円引きで一万円とさせていただきます。毎月変わりますので、ブログをよく御確認ください。

PS2;アスペクトの武術シリーズ、続々と文庫化されますが、昨年出した『武術の丹田』は売上が不調だったそうです。ということは文庫化の可能性はありませんので、後々、プレミアがつくと思います。書店で見かけたら購入しておかれると後々、儲かると思いますよ。オカルト的だと敬遠されたかもしれませんが、購入した人からは絶賛の声が多かったです。内功を養う方法について具体的に書いたのはこの本が初だと思います。

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もしもアントラーが大人になったら・・・

 何か、もしドラみたいですけど・・・、先日、TBSチャンネルでウルトラマンマックスを見ていたら、蟻地獄怪獣アントラーが出てまして、ウルトラマンマックスも独力で勝てない最強怪獣という設定になってまして、初代ウルトラマンがそうだったように、バラージの青い石を使って倒すのでした。

 そのバラージの石を持ってるのがセガールの娘で平成ガメラ・シリーズで有名な藤谷文子だというのが今回のお題ではなくって、作中、アントラーを「クワガタの怪獣め」「違うよっ、あれは蟻地獄の怪獣“アントライオン”だよっ」と言う小ネタがありました。

 あ~、なるほど! アント(蟻)ライオン(獅子)だから、“アントラー”だったのかぁ~?と、私は今更のように感心してしまいました。

 しかし、そこで、ふと、ある疑問が浮かびました。

「待てよ・・・蟻地獄って、薄羽蜉蝣(ウスバカゲロウ)の幼虫なんだよな~? するってぇと・・・アントラーが成虫になると、どんな怪獣になるんだ?」って・・・。

 幼虫から成虫になる昆虫型怪獣と言えば、モスラがいます。

 バトラ(バトルモスラ)もそうだし、メガヌロンが成虫になったメガギラスもいます。

 ギャオスの亜種という設定だったリリスも、ちょっと昆虫型っぽかったですね。

 最近は、ゼットンも昆虫型になってますね?

 帰ってきたウルトラマンのキングマイマイもそうでしたね~。

 ウルトラマンタロウに出てきてバードンのエサになっていたケムジラも、成虫になったらどんな怪獣だったんでしょうか? 意外とバードンより強かったりして?

 有名なところでは、多分、エイリアンも昆虫型なんだと思います。フェイスハガーからチェストバスターになって、あの姿になる・・・。

 すると、フリーザ様もそうなのか?

 セルがあ~いう形態なのもフリーザ様の細胞のせいか?

 ともかく、アントラーは幼虫のままであんなに強いんだから、成虫になればさぞかし・・・。

 あっ? ダメかも?

 だって、ウスバカゲロウって、すぐ死んじゃうんですよ。成虫になったら急にアントラーが虚弱体質になっちゃうかも~?

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武器はもろ刃

 先日、ブルース・リーの『死亡遊戯』を観ていて、雨中に殺し屋が車の中からタンロン演じるリー先生をライフルで狙うシーンで、日本の玩具メーカー、タカトクが作っていたエアソフトガンの名銃TM-ガンSS9000(後に会社がマツシロに代わり、スーパー9と改名)を使っていたのを確認しました。

 非常に特徴のあるデフォルメされた形のガン(当時のエアソフトガンはモデルガンのように実銃にそっくりなものはありませんでした。今じゃ下手なモデルガンよりリアル!)なので、以前から、そうなんじゃないかな~?と思っていたんですが、今回、じっと目を凝らして観ていて、間違いありませんでした。

 このガンは、私が高校生の頃から売られていて、数年後の第一次サバイバルゲームの時期には、マルゼンのKG-9と共に、ポンプアクションに改造されてメインウエポンに使われたものでした。最初はツヅミ弾をカートリッジに入れて五発ロータリーマガジンに詰めてボルトアクションで撃つ方式だったんですけど、エアシリンダーの容量が大きいので技術のあるマニアがカスタマイズするとBB弾が70mぐらい直進して飛ぶようなムチャなエアライフルに変身したりしていたんですね。これだと本物のエアライフルみたいに雀撃ちに使えたりしますよ(もちろん、違法です!)。

 エアソフトガンが発展したのはサバイバルゲームと重なったという理由が大きいでしょうね? 欧米のサバゲーではペイントボール弾をCO-2ガスで発射するオモチャっぽい専用銃が使われていたんですが、逆に日本のリアルなエアソフトガンを使う方がカッコイイという具合に逆輸出され、その高性能っぷりにトレーニングガンとしてSWATやシューティング学校で使われたりするようになりました。

 また、2000年前後になると香港で人気になって香港製のエアソフトガン、ガスガンがどんどん作られるようになったみたいなんですけど、最初は下請けでカスタム用のパーツを作っていたものの、それで機構に詳しくなって日本製エアソフトガン、主に東京マルイの電動エアソフトガンを真似て独自に作るようになったんですね。

 もっとも、「香港製は造りが甘くてちゃんと作動しない」というマイナスの評判も広まってしまったんですが、時間が経過すれば技術力も上がりますし、実銃に触れやすい香港だと最新モデルをどんどん造ってしまうみたいです。

 例えば、私が持ってるcheytac M200なんて、国内で製品化しようと思ったら、企画進行が相当揉めそうなんですが、向こうは「カッコイイから、今度、コレ!」みたいに簡単に決めちゃうみたいですね。

 新製品の発売頻度がハンパないですもん!

 で、売れなかったらどうするか? バンバン安くなる。無問題!

 私のM200も、ARESという会社が最初に造った時は32万円くらいしたんですよね。私は9万8千円で買ってますが、これだけバーゲンになったのも、他社で15万くらいで再販されたからなんですよ。

 多分、造ったけど、あまりに高くてさっぱり売れない(実銃買えるもんね~)。だから型枠売っぱらっちゃって、それ買った他社は廉価版で売ってんじゃないかな~?と思います。

 これらは日本にも輸出されていますが、日本の場合、阿呆のエアガン犯罪が多発したことから威力規制とかありますので、日本の法定基準にパワーを調整しないといけないので、一手間かかるみたいですね。

 で、『死亡遊戯』は、リアルなエアソフトガンが出てくるちょっと前に完成した作品なんですね。確か1978年だったと思います。

 それなりの大作の筈なんですが、せめてモデルガンのライフルとか使えなかったんでしょうかね~?

 リー先生が監督した『ドラゴンへの道』では、ウィンチェスターM73のモデルガンを殺し屋が使っていて、「おいおい、いつの時代だよ? それって西部劇で使う19世紀の銃だぜ?」って、ツッコミを入れたものでしたが、まあ、イタリア製のウエスタンで使う銃のレプリカ・モデルだと思えば、ギリギリ納得はいきます。舞台がローマだし・・・。

 それとも、壊れてもいいように単純に安いのを使ったということなんでしょうか?

 あれから30年以上経過して、日本のエアソフトガンも、下手なモデルガン顔負けにリアルな外観になりました(私が参加している『ミリタリーむすめ』を観て確認してくださいね)が、射撃場でないと撃てない本物の銃と比べると、家の中で気軽に段ボール撃って遊べる点で趣味の満足度は高いのではないか?と・・・。

 何しろ、本物の武器というものは、慎重に扱わないと大怪我どころか死ぬことさえありますし、気軽に外に持ち出すこともできません。

 興味の無い人にとっては恐怖心の対象にしかなりませんからね~。

 昔、新宿のロッテリアでドキュメンタリーの映画監督の友人とお喋りしていた時に、サバゲーマニアのような集団が、あろうことかテーブルの上にエアガンだのガスガンだの置いて雑談し始めていたのを見た時は、あまりの常識の無さに注意しようかな~?とも思ったんですが、ここまで阿呆な連中に注意したらエアガン撃ちまくって暴れる危険性もあり得るな~と思って、無視しました。

 これまでの長い武術指導経験上、“非常識な人間に常識を説いても無駄であり、かえって逆恨みされるだけだ”ということが明白なので、私はバカを見ても注意しようとは思わなくなりました。

 先日も、雨が降った日に橋本駅のコンコースを傘の先端を勢いよく後ろに振って歩いているバカ・リーマンが居たので、一瞬、注意しようか?と思ったんですが、顔付きを見たら目付きがおかしい・・・。

 こりゃあ、うかつに注意したら逆ギレして暴れそうだな~・・・と思って、やはり無視しました。

 通報されて捕まって警察でこってり絞られた方が、そういうバカの矯正には役立つでしょう・・・。

 しかし、それにしても人様を傷つけることを何とも思わない前頭葉が腐りかかってる人間が増殖してきているような気がします。

 例えば、あの渋谷駅でのサバイバルナイフ傷害男。

 あいつは、護身用?に刃渡り30cmのサバイバルナイフをいつも持ち歩いていたってんですから、発狂してますよね~?

 それに、護身用の筈のナイフで肩がぶつかったくらいで口論になった相手を追いかけて後ろから刺すなんて、そんなキチガイは一生、どっかに閉じ込めておかないと危険過ぎますよ。

 海外の治安の悪い国とかなら、護身用に銃で武装するのだって、私は個人的にOKだと思っていますが、日本でそれをやっちゃあダメでしょう。

 大体、現在、護身用に刃物を持ち歩いている時点で違法なんですよ。刃渡り5cm以下だったらOKという法律はあっても、それが適用されると期待しない方がいいでしょう。

 違法じゃないのに任意同行させられて長々と調書取られるなんて話はざらにあります。

 だから、私も以前は小さいナイフが内蔵されているコブタンをキーホルダーにして持ち歩いていましたが、今はナイフは外して自宅に置いています。

 ちょっとでも疑われる要素は除いておいた方がいい。

 何しろ、私のように武術を仕事にしている人間にとっては、本身の日本刀を稽古で運搬したりするので、きちんと登録証を携帯したり、ケースに納めて外部の人に脅威を感じさせないようにする・・・といったことは神経質なくらい注意しなければなりません。

 これは、模擬刀や木刀だって同じです。

 道場の中なら判りますが、外で模擬刀や木刀を持ち歩いていたら、知らない人には恐怖心を与えるだけなんですよ。

 自分を中心に考えてはいけません。何も知らない第三者が見た時にどう思うか?ということを優先して考えないといけないのです。

 この点に関してはマニアは本当に配慮できない人が多い!

 辞めさせた元会員にも駐車場でバール振って鍛えていると自慢してる人がいました。本人が言うには、「警察官に質問されたけど、話したら解ってもらえた」とか、「人に迷惑かけてる訳じゃないし僕の勝手でしょ~」と、シャアシャアとしてました。

「あのね~。警察官から質問されたということは、誰かが通報したということであって、通報されるくらい怪しい人物だと警戒されているってことなんだよ。職質された時点で、そういう行為はアウトなんだよ。もし、そのバール振りを続けるのなら、うちは辞めてもらうよ」と言ったら、渋々、納得していましたが、まあ、それだけ周囲へ配慮できない性格だから、やっぱり、分裂騒動の時の中心人物の一人になりましたが・・・。

 もっとも、この人は解りやすいです。非常識さを「俺の自由だ」と言い張る人なんだから、話すだけ無駄。好き勝手にやりたいなら、人に習おうなんか思わないことです。


 武器というものは、それに関心の無い人にとっては恐怖の対象でしかありません。

 たとえそれが模擬刀やモデルガン、エアソフトガンであっても、第三者の目には本物かもしれない?と思わせてしまうのですから・・・。


 また、これは逆の意味で、一見、武器に見えないような物でも、熟練した者は武器に転用してしまえるということも知っておいてもらいたいですね。

 先日、近藤等則さんの講座にゲストで講師をやらせていただいた時に、DVDで扇子術を解説しているのが面白かったという感想がありました。

 扇子を使う武術は中国でも日本でもポピュラーなんですが、その事実を知る人も今では専門家でも少なくなっています。

 しかし、本来の武術に精通していれば、身の回りの物を武器に転用するくらいは基本的な心得であって、習っていなくとも咄嗟にアドリブで使いこなせるくらいじゃないといけません。

 例えば、ボールペン、コイン、切符、カバン、傘、折り畳み傘、雑誌、靴、ベルト、鍵、箒、フォーク、スプーン、箸・・・これらは隠し武器や防具にすぐに転用できます。

 催涙スプレーなんかもプッシュ式の香水やエアーサロンパス、スプレー塗料なんかでいくらでも代用できますし、街中で通り魔に遭遇した場合でも看板や停車してある自転車なんかを盾にすれば十分に対抗できるのです。

 店の中だったら手当たり次第に周囲の物をガンガン投げ付ければいいのですし、喫茶店やファミレスで遭遇したら、熱いコーヒーを顔面に引っかけて怯んだところに蹴りをかましたりフォークで手の甲を突き刺してやればいい。

 人を殺そうとしている人間に遠慮してはいけません!

「そんな乱暴なことはとてもできない」という人が多いのですが、自分や、あるいは家族が殺されそうになっている緊急事態に、そんな寝ぼけたこと言っている馬鹿はいないでしょう。

 生きるということは、時に残虐にならねばなりません。戦うという行為は必死で生きる場合に必然的に発生する行為なのです。

 死んでもいいと思っている人は戦う必要は無いでしょう。

 これからの時代は、必死で生きるために戦わねばならない時代だと思います。自分が戦わずとも誰かが代わりに戦ってくれた時代は、もう終わったのだと私は思います。

 これからの時代、戦っていかないと世の中は良くならないと思いますね・・・。


 殺傷する技ばかり解説してもしょうがないので、最後に救急処置について・・・。

 骨折した時に添え木が無い時、傘を添えてネクタイやベルトで縛って固定するとか、手足を血止めする時も同様にできます。

 これは、昔、戦場で怪我した時に刀の鞘を添え木にして下げ緒で縛ったりするなどの応急処置法が口伝で伝えられていました。

 活法や整体接骨ばかりが武医術じゃ~ないんです・・・。

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『闘えドラゴン』にアノ人が・・・

 かつてドラゴン・ブームが世の中を席巻した頃、香港カンフー映画で活躍していた日本人アクションスターが凱旋した!という触れ込みで、和製ドラゴンこと倉田保昭先生が主演した『闘え!ドラゴン』には、今となっては驚くべきゲストが多数、出演しています。

 例えば、『カンフーハッスル』で最強の敵・火雲邪神役で不気味なハゲ親父と化した姿を見せてファンを呆然とさせたブルース・リャン!

 倉田先生とノンストップ・ランニング・バトルを繰り広げた『帰ってきたドラゴン』に主演した頃は、「ブルース・リー無き後の実力ナンバー1」と、テコンドー譲りの華麗な連続回し蹴りで有名なスマートなカッコイイ俳優でした。

 この作品では、まだスマートな頃のリャン先生が拝めます。が、確か、『Gメン75』にゲストで出た頃から、ちょっと太めになりかかってましたかね~?(人のこと言えんけど・・・)

 そして、その『Gメン75』の香港カラテ編で、毎度毎度別人の役で出てきて筋肉ムキムキっぷりを見せていたヤン・ツェーも出ています。

 しかし、この作品の凄いところは、ゲストで出てくる敵が武道の心得が有ろうが無かろうがおかまい無しに、何となくアクションできそうな人を無理やりキャスティングしたようなところですね。

 必然的に特撮物に主演した人が多かったですね。

 例えば、ライオン丸の獅子丸役の潮哲也、ウルトラマンのハヤタ隊員役の黒部進なんてヌンチャク使いの役だし、ホタテマンの安岡力也さんも出てました。

 当時、引退したばかりだったキックの鬼、沢村忠さんも出演していて、しかも演技が上手くてビックリ! 沢村さんは日大芸術学部出身だったんですね。

 そういえば、平泉成さんがワイルドな敵役で出た時は、意外なアクション達者ぶりに驚かされます。

 しかし、私が一番、驚かされたのは、最強の太極拳の遣い手として出てきて倉田先生と対決する拳法家・・・むぅ~ん・・・どっかで見たような・・・?

 クレジットタイトルを見て、「あっ、やっぱり!」と思いました。

 それは、高瀬道場の技芸会の審査員でお馴染み、あの岡崎二朗さんだったのです!

 40年くらい前の作品だから、トレードマークの髭も無いから確信が持てなかったんですが、強烈な目力と精悍な顔立ちはこの頃から変わりません。

 プロの武道家でもある倉田先生の動きにも遅れない俊敏な反射神経には驚かされます。

「うわ~、スゲー! 岡崎さんはこんなに遣い手だったんだ・・・」と、何か感動してしまいましたよ。まあ、太極拳っぽくは無いんですけど、動きのキレは素晴らしいです。

 ちなみに岡崎さんはズバットの第一話に出てくる主人公の親友でズバットスーツの開発者役であることが特撮ファンの間では有名なんですが、こんなにアクションできるんだったら、ズバットと闘って欲しかったな~?と思いましたね。

 技芸会でお見かけした時も、オーラがハンパ無いんですよ。あれは単なる俳優オーラだけじゃなかったのかもしれない・・・?


 ところで、『闘え!ドラゴン』みたいなドラマは、『魔拳!カンフーチェン』『激闘!カンフーチェン』と、『聖龍伝説』くらいしか無いような気がするんですけど、先日、NHKのグラン・ジュテに出たシンシア・ラスターこと大島由佳里さんも『聖龍伝説』に出てましたね?

 あっ、知らない?

 大島由佳里さんと言えば、特撮マニアの間では、『超電子バイオマン』の敵の女幹部ファラの側近ファラキャット役が有名なんですが、その後、香港映画界で活躍し、フィリピンに招かれてシンシア・ラスターの名前で数々の武侠映画に出演して女倉田保昭とも言われた方です。

 もっとも、私は月刊空手道の昔の号に空手美少女で掲載された頃から知ってましたけどね。確か剛柔流だったと思います。

 怪我で引退されて帰国されてから、福岡でアクション・クラブをされているという話は『秘伝』の記事で読んでいたんですが、私の一学年下だったんだな~?と、ちょっと感慨深いものがありました。

 世代的に私くらいの年代の人間はブルース・リーとジャッキー・チェンの両方の影響受けてるんですよね? それから、ジェット・リーとドニー・イェン。

 日本だと千葉ちゃんと倉田先生と志穂美悦子と真田広之・・・。

 そして、松田優作のハードボイルドアクションの影響受けてる訳ですよ。

 あるいは、ウルトラマンと仮面ライダー。

 あるいはマカロニウエスタン。

 あるいはリアル剣戟物の時代劇。

 はたまた、ダーティハリーに始まる現代アクション・・・。

 要するに、小学生で目覚めて、中学生で夢中になり、高校生でオタク化したバトル・アクション馬鹿人生は、10代で脳の成長が止まってしまってからの必然だったのです。

 それより先に怪獣馬鹿・妖怪馬鹿をこじらせてオカルト馬鹿だったりもするんですが。

 しかし、いつの世も、時代を切り開くのはオタクなんですよ!

 過剰な愛情で好きなことにのめり込む人間だけが偉大な仕事をまっとうするんです。

 全国のオタクは胸を張りましょう! そして、のめり込むなら前人未到の境地まで徹底的にやらなきゃ~ダメですよ。

 中途半端なオタクはすぐに自惚れてしまう。だからダメ!

 あの怪獣博士と言われた大伴昌司なんて、36歳で急逝しながら、今でも孤高の特撮ビジュアル・プランナーとして業界の名だたる人達から崇拝されています。

 やっぱり、斯界の一流の人達から認められるようにならないとダメですよね?

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地井武男さん御逝去

 俳優の地井武男さんが心不全で亡くなられました。

 地井さんといえば、主演作品は少なかったものの、いろんな作品で名バイプレーヤーとして活躍されていて、特に刑事役を数多く演じられていました。

『太陽にほえろ』が知られているでしょうが、個人的には『少女コマンドーいずみ』の刑事役が良かったですね。

 最初は、いずみを嗅ぎ回っている刑事でありながら、次第に助けるようになり、最終的にはバイオフィードバッグ戦士計画の陰謀をいずみと一緒に潰そうとする・・・といったところは、『野性の証明』で高倉健さん演じる元自衛隊特殊工作隊の味沢を村落大量殺人事件の犯人として追いかけながら、最後は味沢を助けて犠牲になる夏八木勲の刑事を思い出させました。ちなみに夏八木さんと地井さんは俳優座の同期だそうです。

 組織の論理よりも個人の正義感を優先する刑事・・・というのは、恐らく現実にはもうほとんどいないんだろうと思いますが、地井さんが演じる刑事には、そんな雰囲気がありました。いや、70~80年代の刑事ドラマは、そんなキャラばかりでしたが・・・。

 今では信じられないでしょうが、悪役も少ないながら演じられています。

 代表的なのは『黄金の犬』の殺し屋役。これは、非常にインパクトがあり語り草で、チェスカという特殊な拳銃を使う殺し屋の地井さんは、とにかくワルでした。

 ちい散歩のイメージからは想像できないでしょうが、無頼な侍役も演じられてます。

『江戸の激斗』では、江戸で多発する凶悪犯罪の対策のために組織された遊撃隊に雇われた一人で、いつ死ぬかも判らないハードバイオレンスな仕事なので独り身が条件なのに、実はこっそり嫁が居る・・・というワケ有り設定の侍でした。

 この設定を活かした、嫁さんに子供ができたと知った地井さんが仕事中に捨て身になり切れなかったばかりに、仲間の石橋正次が傷を受けてしまい、仲間からの不信感を払拭するために独りで敵地に乗り込む・・・という話だったと記憶しています。

 この作品、遊撃隊員がちょくちょく死んだりするので、ハラハラして見ていましたが、危機一髪の時に仲間が駆けつけて助かる・・・という話だったと思います。

 この作品、小林桂樹主演の捕り物話シリーズ物の一本なんですが、それまでの人情路線からちょっと変えて、西部警察とかマッドポリスみたいなのを時代劇でやろうとした印象がありましたが、殺陣が多かったので私は楽しく見てましたね。

 そういえば、この『江戸の激斗』の主題歌と『黄金の犬』の主題歌の歌手は同一人物で、長瀬晴美さんという方だそうです。非常に渋いバラード調の男気のある歌でしたね~。

 また、90年頃の時代劇スペシャルの『影狩り』では、村上弘明演じる主人公と共に影(忍者)狩りをする日光・月光の二人の侍の、日光を演じていました。女忍者に騙されて催眠術を掛けられて村上さんを襲う・・・という、ちょっと人間味のある陽性のキャラでした。ちなみに月光は石橋蓮司さんで陰性のキャラで居合斬りが渋かったですね。

 今、これを書きながら、地井さんの遺作となった『大崎郁三の事件散歩』を観ていますが、不思議なもんですね~。俳優って、作品の中で生きていますよね?

 終わった後に特別にアナウンサーの地井さんの追悼コメントと、ちい散歩の一篇を放送された点など、いかに地井さんが仕事仲間に愛されていたか?ということがうかがえました。


 人間、誰でもいずれは死にます。早いか遅いかの違いはありますが・・・。

 地井さんが体調を崩されて番組を降板された時に、何となく、復帰されないような予感がしてなりませんでした。

 どうも、ここ何年か、そういう予知みたいな感覚が働くようになってきていたんですが、不吉なことを口にしてはいけないと思って、いつも言わないようにしています。

 猫は自分の死期を悟ると買い主の前から姿を消すと言いますが、実際にそういう習性があるのは事実ですね。

 そういう動物的本能は本来、人間にもありますから、瞑想系の修行をしているとそうなりやすいみたいです。

 優秀な占い師も、人の生き死にに関しては口にしないと聞きます。そりゃあ、当然だろうな~と思います。そんな占いが当たっても商売のマイナスにしかならないでしょう。

 地井さんの番組終了の挨拶文をワイドショーで読んでいましたが、その文面からすると地井さんも悟っていたんじゃないかな~?という気がしました。

 ところで、地井さんが新体道を学んでおられたということを青木先生にお聞きしたのは去年だったでしょうか? 先日、青木先生に聞いたところでは、近藤さんより少し早かったそうですね。

 青木先生にも律義にずっと年賀状を出されておられたそうです。

 それにしても、まだ70歳というのは、ちょっと早過ぎますね。

 名優、地井武男さんの御冥福を心よりお祈り致します。

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ほんに屁のような・・・

 消費税増税の民主党のゴタゴタっぷりを見ていると、本当に、日本の政治家は屁のような連中ばっかりだな~?と、下手なコントを見せられているようですね。

 野田総理に反旗を翻した小沢さんも、さっさと離党すれば良かったのに、いつまでもジラスばかりで、何だかゴジラにエリマキ付けただけで弱っちくなっちゃったジラースみたいで、「国民のためを思って反対しました」ってのがポーズだけなのがバレバレで、「何とも骨抜きになっちゃったな~、小沢は・・・?」って印象だけしか残りません。

 結局、アレでしょ? 小沢さんは金が欲しいだけでしょ?

 本気で国民の苦境を考えているのなら、経済復興の具体的な政策を掲げるのが普通でしょう? 考えも無いのに反対したって政治家としてダメでしょう。

 まっとうな政策があるなら、そんな消費税増税しなくたっていいじゃん?となるのに、その具体的な対策も掲げないで、ただ反対したってダメでしょう。

 これは野田総理も同じで、“頑張ってきちんとしっかりやります”って言ってるだけで、何にも具体的な経済復興の対策が無いんですよ。これでは、何の説得力もありません。

 まして、福島原発事故の原因も明らかでなく、収束だってしていないのに、もう終わったことのように語り、「原発が無くてはやっていけない」という論理を国民に押し付けてゴリ押ししていく無責任さは、万死に値するでしょう。

 また、原発が核武装を目指しての国防の意味があったという事実が明らかになった上は、最早、原発の存続は日本にとってマイナスにしかなりません。

 どうしてか?というと、核武装を目指していたのが明らかになった上は、日本中にある原発施設は最大の攻撃目標になってしまった・・・ということだからです。

 例えば、北朝鮮、中国から原発に普通にミサイル撃ち込まれたら、もうそれだけで日本は壊滅して死の島になってしまいます。

 国防も糞もないですよ。

 エネルギー政策ということであれば、3.11以降、急速に節電・蓄電・自然エネルギー利用の研究開発が進んでいますね? これは大きな経済効果になっているんですよ。

 ここでまた原発マネー・システムに後戻りしたら、日本の高い技術力の発展の可能性を閉ざすことになってしまうでしょう。

 少ない金を回そうとするんじゃなくて、まず金を増やすためのビジネスを優先する。ビジネスの要になる商品開発をする。それが先決でしょう。

 電力会社の独占企業体制を温存させるからいけない訳で、解体していろんな企業が参入して競い合えば、商品内容も進化し金も増える訳ですからね。

 電力だって、大規模なものから小規模なものまでいろんなやり方をできるようにすればいいんですよ。選択の幅が広がれば経済状況も活発になるんですから。

 年金制度だって、崩れるものは無理に温存させようとするより、高齢者が無理なく働ける経済環境をどんどん作った方がいいんです。

 一つのやり方に拘るから無理が生じるんですよ。もっと細分化していろんな手法を選べるようにすればいいんです。

 例えば、店を出したけれども流行らないで火の車。どうしたらいいのか?と考えた場合、じゃあ、商品をネット販売してみようとか、宣伝のプロモーションCFを作って動画サイトに出そう・・・とか、いろいろ手段はある訳ですよ。

 いろいろやって、それでもうまくいかなければ止めればいいんです。

 何だか、野田総理のやり方を見ていると、非常に拙劣なやり方に思えますね。

「こうするしかないんだ!」という固定観念で決めていっている印象を感じます。無策なんですよ。

 一つのやり方に固執すれば、そのやり方が通じなかった時にすべてがオジャンになってしまいます。そんなのは政治家のやり方じゃないですよ。

 今の段階で目先のことを考えて決めていったらいけないでしょう。

 原発稼働を決めるよりも、地熱や天然ガスなどを利用する発電所の増設を計画する方が賢明と思います。


 しかし、日本の問題点は、あまりにも情報をあけすけに公表してしまうことにもあると思いますね。

 小笠原の近くで大量のレアアースの鉱床が海底にあることが判った・・・というニュースを見た瞬間、「あ~、これは中国やロシアやアメリカに先を越されるだろうな~」と思いました。潜水艦で潜って行けちゃうでしょう?

 もっと隠しておいて日本が採掘できる段取りが確立してから発表すればいいのに・・・。

 日本は、忍法とか必修教育した方がいいんじゃないですかね~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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