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SPEC結を見て

 見逃していた『SPEC結』前後編をTVでようやく見ました。

 堤監督はオフザケに振り切ってしまうことも多いので、ちょっと心配だったんですが、壮大過ぎる展開に驚きました。

 正直、ここまで本気で作ったのは初めてなのではないでしょうか?

 もともと、ヒット作『ケイゾク』の続編として企画されたものの、世界観がどんどん膨らんでいった『SPEC』でしたが、秘密結社や影の政府のような陰謀論系SFに寄っていったところは『エヴァ』の影響であることは明らかでした。

 ファティマ第三の予言とか出てきた時は、ちょっと言ってみただけ?かと思っていたんですが・・・。

 ところが、そんなパクり感も今回はすっ飛びましたね。

「これは・・・魔王ダンテじゃん?」という永井豪的展開!

 地球(ガイア仮説が元ネタか?)の先住民の末裔がスペックを持つ異能者たちで、普通の人間は外宇宙からやってきたアミノ酸生命体が融合して生まれたという設定・・・。

 これはミトコンドリアイブの説も入ってるけど、『魔王ダンテ』で宇宙からやってきたエネルギー生命体“神”が人間に乗り移って現代の人類になり、これに対抗するべく先住民族が怒りのパワーで“悪魔”の姿に変わって歴史の闇に潜む・・・という設定にそっくりでした。

 ちなみに、魔王ダンテは、先住民の青年ダンテが、恐竜狩り用に作ったマシーンに乗って神に反撃しようとした時、たまたま現れたティラノザウルスとプテラノドン共々神の炎で焼かれて合体! ダンテの憤怒の精神エネルギーによって誕生した最強の悪魔王となったのです!

 この魔王ダンテのアニメ化企画が名作デビルマンへと繋がっていったのです。

 このダンテのビジュアルが凄くて、怪物の額に人間の顔が張り付いてるんですよね?

 堤監督が意識したのかどうかは不明ですが、もうね~、堂々たる中二病映画の超大作ですよ。

 世界が滅ぶけどパラレルワールドに移行することで人類の歴史は続いている・・・という何とも物寂しい結末。

 何か、『孔子暗黒伝』とか思い出してしまったよ。

「ヒラニヤ・ガルバ、何を夢見ている?」

「世界を・・・」

 ジャーンッ!ってな感じ。

 あっ、意味わかんないスか? 諸星大二郎先生の原作を読んでね?

 それにしても、三本足の烏、八咫烏(ヤタガラス)が出てきましたけど、これは最近、密かな話題の天皇のボディガード結社のことですね?

 世界の秘密結社をも超える日本の秘密結社! 作家として興味が惹かれます。もしかすると合気武術の出所なのかもしれない?という点も素敵です・・・。


PS;来年の月例セミナー割引予約。一カ月毎に価格が変わりますので、御希望の方は九月中がお勧めですよ。

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型の分解セミナー感想

 九月の月例セミナーは、“型の分解”でした・・・が、申し訳ない!

 今回はやり直したいくらい、私がダラけてしまっていて、あまりにテキトーにやり過ぎてしまったと反省しています!

 前日、映画の撮影で岩槻に行っていて、私の出番はこの日で終わりだったんですが、重要なアクションシーンの撮影で、一番、大掛かりだったんですね。

 のっけから、嫌な予感がしたのは、地震で電車が止まったことでしょうか? 「何か、嫌なことが起こらなけりゃあいいけど・・・」と思いつつ、集合時間には間に合ったんですが、台風被害の直後で大雨で蚊が大量発生しており、撮影場所の雑木林はヤブ蚊だらけでした。

 もちろん、虫よけスプレーを用意していたんですが、全員、蚊に刺されまくっての撮影待ちやリハーサルでしたから、集中するのが大変だったんですね。

 恐れていたことが起こってしまいました。

 ある俳優さんのアクロバットアクションシーンで事故がありました。演技そのものは成功したものの、表面的な怪我ではありませんが、その分、実は一番、治癒に時間がかかる重傷だったんです。

 私も若い頃、やったことあるから解るんですが、痛くは無いんですよ。でも、後からが大変なんです。私は病院にもいかず、ろくな処置もしないまま自然治癒に任せたので、得意だった高い蹴り技がまったくできなくなってしまいました。

 今では、ほとんど蹴り技使いませんが、昔、『ヤングマスター』を観てウォン・インシックの真似して練習していたから、かなり奇抜な技もできたんですね。一番、練習していた頃は、片足立ちのまま地面に蹴り足降ろさずに連続百本蹴り続けられました。

 でも、今はもう全然できません。後遺症が残っていて脚裏が伸ばせないんですよ。それで手技中心のスタイルに変えた訳です。

 だから、私だったら、その人の撮影シーンはそこで中断したでしょう。が、監督は撮影を優先して病院から戻った俳優さんに段取りを変えて演じさせました。

 これが良いのか悪いのか?は、私には判断できません。安全面を考えれば後日に回して安静にしてもらうべきだと思います。が、俳優さんの気持ちを考えたら、最後まで演じさせた方が良いのかもしれません・・・。

 どっちにしろ、私はプロデューサーとして責任がありますから、できるだけのアフターケアをしたいと思っています。

 そもそも論をすれば、あまりにも準備不足過ぎたと反省するしかありませんが、起こってしまったことは取り返せないので、満足できる作品に仕上げて、できるだけ多くの人に観てもらえるよう努力するだけでしょう。

 それで、「あ~、散々な目にあったけど、やっぱり出て良かった」と思ってもらえるようにするのが、私の役割だろうな~と思っています。


・・・とまあ、初めての映画プロデュースで精神的プレッシャーがあるからか? 最近、ずっと神経性腸炎っぽいです。撮影日は特に酷くなります。

 念願だった立ち回りも、武術を活かして・・・とはならず、「何だよ、長野、凄いヘッポコじゃ~ん?」と言われるようになっているのではないか?と、怖いです。

 武術に関しては自信がありますが、納得いく技ができたのは2~3箇所くらいで、後は1/10も満足できません。それでも、映像的に映えるアクションになっているか?というと、疑問だらけ。「武道とアクションはまったく別物」という高瀬先生や谷垣監督の言葉が、まったく正しい!と、痛感させられました。

 セオリーが違うのと、アクションはあくまでも演技力が主体であるということで、役者の修行をしていない者には無理があります。

 もう、時代劇やカンフー映画の見方が激変しましたよ。下手だと思っていた人達が、相当なものであり、ジャッキーのレベルは“生き神様”ですよ!

 何か、私が映画の足引っ張りしたんでは本末転倒ですけどね~・・・(泣笑)。

 言い訳はいろいろしたいんですけど、これ以上はカッコ悪いから自粛します!


 そんなこんなで頭真っ白状態で臨んだ今回のセミナーは、事前に考えたこと(形意拳や八卦掌や蟷螂拳とかいろいろやるつもりだった)が一切、思い出せず、参加者のリクエストに応えるというテキトー過ぎる展開でやっちまいました。

 初参加の人がいたら怒ったかもしれないな~?と、本当に申し訳ないです。

(でも、三戦の型から応用技を八つぐらいやったのは良かったかな~?)

 一応、苦情は出ませんでしたが、長年やってきて、今回は三本の指に入る反省回になりました。

 必要に迫られたとはいえ、金稼ぐことばかり考えて、提供する内容を充実させることを疎かにしてしまっていたかもしれません。遠くから足を運んでくれている人をガッカリさせてしまってはいかん!

 もっと、サービス業者という自覚を持って、臨まないといかんかな~?と・・・。

 次回はサービス、サービスゥ~(真面目にやる気があるのか疑われる表現?)。


PS;久しぶりに佐原先生とお会いしました。刀の鑑定?(本物かどうか)を依頼されたのですが、模擬刀(美術刀)でした。これなら登録証は必要ありません。簡単な判別は、刀身に磁石がくっつくかどうか?です。奉納刀など真剣でも刃が付いてないものもありますから、登録証のない刀を発見したら磁石がつくかどうかを試して、真剣だと判ったら警察に電話して登録のやり方を相談してくださいね。登録証の無い真剣は違反ですよ~。

PS2;そういえば、先日、竹光の刀差したまま岩槻駅前を闊歩してしまいました。撮影で届け出ていなかったら捕まるところですから、自主映画マニアの人達は御注意を!

PS3;DVDの割引セール(月イチでどれかを半額にする)をまたやって欲しいという要望があるんですが、どうしましょう? 「欲しいけど金がなくて・・・」と毎度買ってくれていた人から言われるとな~・・・? 私としては安売りして広まって安易なパクリマンが増えるのは防ぐべきだと思っての料金設定なんですが・・・。

PS4;別にパクリに文句言いたいんじゃありません。私も無数にパクッてきてますからね。「参考にしてもらってありがとうございます!」って気持ちです。でも、出所隠して自分が考えたネーミングとして発表するのは恥ずかしくないですかね? 寸勁斬りとか重心力ナントカとか・・・。ホント、節操の無い人達が多いな~と思いました。

PS5;ただ、流派名とか商標登録するのって、私はなんか嫌ですね~。自分のやってることに自信があったら「俺が本物だ」って主張する必要ないでしょう? 何か商売でしか考えていないみたいで見苦しいように思えます。「名前なんぞどうでもいいんだよ」ってぶっきらぼうに言う人の方がカッコイイと思う。

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映画撮影ケイゾク中

 52歳で初のアクション俳優挑戦中なんですが・・・予想はしていたけど、予想以上に難しいっス!

 武術の方が比較にならないくらい簡単!

 何が難しいか?というと、「動きを大きくして、カッコ良く止める」という見栄えを重視した動き方をしないといけない点が、一番、難しいかな~?

 武術だと、「動きは小さく、流れを止めない」のが理想です。つまり、真逆にしなければいけないのです。

 私は武術的な動きを表現したかったんですが、まったく映像的に映えないことに気づいて諦めました。アクション映画として面白くなくなってしまっては意味がないからです。

 せめて、武術の技を見せようと思ったんですが、これも秋雨前線の影響で撮影時間がどんどん削減されてしまったために、ほぼ、思ったことはできませんでした。

 参ってしまったのは、雨で湿って鞘から竹光の刀が抜きにくくなってしまい、アクションのキレが悪くなってしまったことですかね~? 時間の余裕もないので撮り直しできなかったのが残念無念・・・。

 ただし、「それができたら映画として面白くなるのか?」というと、どうも、違うように思えてきました。

 カメラのフレームの中にどう映るか?というのが大切なので、無駄な動きをやっても意味がない訳です。

 だから、例えば、駅前を歩いているサムライ(現代にタイムスリップしてきたサーチ・アンド・デストロイな剣豪)に職質したミニスカポリスが刀の柄を握ったことに腹をたてて抜き斬りにしてしまうシーンでは、予定していた殺陣の動きがよく見えないので、逆手抜きで斬る技に変えました。

 でも、逆手抜きにしたのは誰も気づいてくれてませんでした。

 武術の技をきちんと見せようと思ったら、ドキュメンタリーでやるしか方法がないように思えますね。

 あるいは、香港アクションみたいに膨大な量を撮って編集するしかなく、日本の映画製作の状況(アクションに金も時間もかけない)では無理ではないか?と、今回、痛感しました。

 それよりも、やはり、つばさプロジェクトにお願いして良かったです!

 やっぱり、餅は餅屋ですね? アクションの構成や見せ方に関してプロは違うな~?と、改めて思いました。

 お任せして安心できます。むしろ、私が足引っ張ってしまいましたよ~(哀)。

 今度、やる機会があったら、走り込みとかしてないと無理ですね~。要は、体力勝負だということです。

 それでも、初挑戦した映画プロデューサーですが、撮れた映像を見ると、予想以上に面白い仕上がりが期待できそうで、楽しみです。

 特に、ヒロインのアクションを演じてくれたつばプロの岩下さんは素晴らしい! しばらく離れていたらしいのですが、復帰してくれて感謝です。

 やる気スイッチが入ったのでしょう。ヒロイン役の鶴巻さんも「あたしがやってみます! やらせてください!」と自らアクションに挑戦する気合の入り方で、今後の女優活動に対する向上心が感じられました。

 率直にいって、今回のアクションはかなり危険な面もある(クライマックスのアクションシーンは砂利だらけの場所で足場が悪くて危険だった)ので本人にはやらせたくないのがプロデューサーとしての本音なんですよ。

 アイドル事務所に所属しているのだから疵が残るような怪我でもされては一大事だからです。

 アクションは日頃の鍛練が現れますから、専門に何年もやってきた人に任せるのが正解だと思うんですね。

 例えば、私は北島師範以外の人を相手に演武するのは不安です。受けがきちんと取れないとか呼吸が合わないからです。

 今回、女性を相手にアクションやるので怪我させないように・・・と、かなり注意してやっていて、それが無意識に動きをセーブし過ぎてしまったようにも思います。

 余裕がなくて事前の練習がまったくできなかったのが悔やまれるところですが。

 それでも、武術研究家として役だったこともあります!

 小道具の刀の木製ダミー刀身を作れたこと・アップ用の合金刀身との取り替えを素早くできること・・・です!

 撮影用の竹光は一本一万円するんだそうですが、私は自作したので千円もかかっていません。自分が使う大小二振と、ヒロインが持っている“おそらく造り”の短刀のダミーも自作しました。

 特にヒロインの短刀は、白鞘の模擬刀で買ったのを拵えも自分で作っていたので、要するに、竹光刀身にするとオール・ハンドメイドになる訳ですよ。

 竹光作れる職人さんも絶滅寸前らしいので、腕を磨いて本職になろうかな~? ひょっとして、それで生活できるかも?

 何はともあれ、九月中にクランクアップ予定で頑張っておりますので、御期待くださいませ~。


 さて、9月13日の月例セミナーは、「型の分解」です!

 武術の型に秘められた意味は、“分解組手”によって初めて明らかになります。

 この時に重要なのは、その流派の戦闘理論に沿って分解解釈することです!

 現代の武道や格闘技の修行者が武術を誤解してしまう最大の原因が、戦闘理論を知らない点にあります。

 フルコン空手家が「中国武術の技を使おうとしたけど、うまくいかなかった」と言っているのを聞いたことありますが、戦闘理論が違うまま使おうとしても使える道理がないのです。

 例えば、空手の形の中にもある“両拳で同時に突く技”は、通常の骨盤の横回転を動力源にしては威力が出せません。

 これは、骨盤を縦回転して突くことによって、初めて真の威力が出せるのです。

 ところが、横回転でも使えない訳ではありません。この場合、同時に突くのではなく時間差で二連突きにするのですが、この場合、突き腕を引かずに延ばしたまま突くのが秘訣です。

 往々にして、一つの原理ですべてを解釈してしまいがちですが、術の原理は複数ありますから、使い分けをできなければなりません。

 合気に関しても、術理としては私は三つに大別していて、細かく分類したらキリがなくなります。「これが合気だ!」と言ってる人は、恐らく、勘違いしているのでは?

 そういえば、私の造語の“重心力”という言葉を早速、使ってる人がいました?

 まあ、別にいいですけど、間違いを広めないでくれればいいな~と思いますね。

 それと、甲野氏が研究書を出していたので参考のために久々に買いました。こういう文化的学術的に価値のある仕事に徹して、武術として使えない妄想技の発表はやめたらいいと思います。

 介護やスポーツに役立ったのは良いんですが、肝心の武術として役立たないんじゃ、シャレにならんでしょう?

 本当に、真面目にやっている修行者を惑わさないで欲しいですよ。

 それでなくても、“武術はインチキ”というイメージが格闘技愛好者には定着してしまっているんですから・・・(私には、「武術なんかインチキなんでしょ?」って言葉が、「殺してください」って聞こえるんですけど、幻聴かな~?)。

PS;『続・合気の応用』『発勁と当身』のセット割引セールは終了致しました。ありがとうございます。御注文いただいた方には順次、発送しております。(セミナー参加者には半額でお売り致しております)

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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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