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ツマヌダ格闘街にあの技が・・・

 土曜日の橋本支部の稽古会(北島師範指導)には、近いことから、私もちょくちょく顔を出しているんですが、24日は参加している会員のNさんが、『ツマヌダ格闘街』の最新刊(なのかな?)をもってきて見せてくれました。

「これは、長野先生の技だと思うんですけど~」と、微笑みながら見せてくれた箇所は、ドラエさんが畳表を巻いたマキワラを日本刀で試し斬りするシーンでしたが、何と!

 振りかぶらずにマキワラにピタッと刃を当てて、そこからシュパパパーンッと斬って見せるのですぅ~。

 確かに、これは私しか発表していない“寸勁斬り”(私が命名してるんで、さも昔からある技の名前なんだと勘違いしないでくださいね? 寸勁って中国武術用語なんだし・・・)じゃあないですか?

 いやぁ~、これは嬉しかったですね~・・・。

 漫画の参考にしてもらうというのは、何とも言えない嬉しいものがあります。

 要するに、「これはカッコイイ技だな~」と、認めてくれている訳でしょう?

 それと、そのまま連続斬りにアレンジして表現しているところも心憎いです!

 以前も、雑誌で“寸勁斬り”と称して披露していましたが、全然、別物でガックリしたものでした。真似するんなら、オリジナルを超えるものをやらなきゃ~ダメでしょう?

 私は、この技をできるようになるのに、かなり試行錯誤を重ねたんですが、会員も三人できるようになりましたから、単なる見世物芸で終わってしまうのでは意味がありませんし、現在は寸勁斬りを発展させた実戦刀法を工夫している最中です。

 よく、「固定したマキワラが斬れても動き回って攻撃してくる相手と戦うのには役立たない。そんなものは見世物芸でしかない」と、偉そうに言う人もいるじゃないですか?

 でも、論旨は間違いではありません。

 自在に動き回って攻撃してくる相手を倒すのに役立たないと意味がありません。

 だから、寸勁斬りは実戦刀法の必殺技として研究してきた訳で、私は別にマキワラが斬れることを目的にしている訳じゃあないんですよ。

 じゃあ、何を斬るのか?

 それは、ヒ・ミ・ツ・・・(笑)。

 武器の研究は、素手の体術の研究にフィードバックさせています。これは、今度の特別講習会で初公開しようと思っています(まだ、空きがありますよ~)。

 ちなみに、『ツマヌダ格闘街』は『拳児』以来の武術技法の教本的な活用法もできる貴重な作品ですね。作中に出てくる“最速の空手の突き”をどうやるのか?と質問されたので、これもやり方を教えました。これも講習会で教えましょうかね?

 この作品の良さは、武術にしろ格闘技にしろ、作者が敬意を持って描いているところだと思いますね。単なるネタ扱いしていない。


 やっぱり、何事も、始めた時は「道は遠いな~? これ、本当にできるようになるかな~?」と思えるものですが、諦めずに地道に続けていれば、偶然、うまくできた瞬間があったりします。

「あれっ? 今、何で、うまくできたんだ?」と、その瞬間を再現するように試行錯誤を繰り返しているうちに、“うまくできる瞬間”から“コツ”が導き出され、その“コツ”を集積していくことで、最初は、全然無理だと思っていたことが、当たり前にできるようになっていくのです・・・。

 私は、手裏剣が一番苦手なんで、もうちょっと、上手くなりたいな~と思って、先日、早朝暗いうちに道場のゴミ出しに行った時に、ツイツイ1時間くらい練習したんですが、それまで、たま~にしか刺さらなかった三間の距離で続けて刺さり、「むむっ? こんな感じかな?」とか、手首の角度を注意しながら打っていたら、畳み針みたいに細いのでも刺さって、ちょっと驚きましたね~。苦手だからって敬遠していたら、一生、できなかったかもしれない・・・。

 これが、“技の修業”。

 そして、“技の修業”を日常生活にフィードバックさせて考え方や行動原理の規範とすることが、“武術の修行”なんだと私は認識しています。

 しかし、修行って、何かの形がある訳じゃありません。稽古を型通りに繰り返していればいいというのは、多分、間違いでしょう。

 けれども、間違いの中から真実に到達する人だっています。それは、恐らく、形式をルーチンワークとするのではなく、“型破り”に遣う身体感覚を持つ人でしょう。

 幕末のある人斬りは、「剣術の修行をした人間ほど斬るのが容易だ」と言ったそうですが、それは、戦い方がパターン化しているからでしょう。

 予測できる攻撃パターンの相手を倒すのは難しいものではありません。

 パターンの裏をかけば簡単に制圧できるからです。

 私は、「正しい技」なんてものは存在しないと思っています。形があれば、必ず破り方が工夫できます。武術の技は勝てるかどうか?にしか正誤の別はありません。

 予測不能の攻撃をしてくる相手が恐ろしいのです。だから、昔気質の武術家は技を隠して簡単に見せたりしないのです。

 私も自分の本当の得意技なんかは隠して絶対、見せません。自慢気に技を見せたがる人を、私は武術家だとは思いません。

 この点、師範と名乗っていても、今は単なる武術マニアばかりで、武術家と呼べるような人は、ごく少ないですね~。自己顕示欲強過ぎ!

 私が隠しながら小出しにやってる技を、「あんな技じゃ通用しない」とか鬼の首とったみたいに評論する人もいまだにいるんだから、カワイイですね~?

 武術の技なんて、興味のない人に実演したってドン引きさせるだけなんだから、そんな実戦実戦だとはしゃいでみたって、オツム狂ってるアピールにしかなりませんよ~。

 私が尊敬する本物の武術の先生方って、一見、全然、武術家に見えません。ヤクザだって、親分格になると、物静かな爺さんにしか見えないもんですよ~。

 本当に、物事の裏をちっとも考えないで、目に映ったものがすべてだと思ってしまう人を見ると、「この人、世の中で苦労したことないのかな~?」と、ちょっと心配になってしまいますよね?


PS;来年2016年の月例セミナー予約申し込みは、月毎に割引価格が変わりますから、御希望の方は早く申し込みいただいたほうがお得ですよ。

PS2;かなり久しぶりに、動画アップしてもらいました。時代小説家の上田秀人先生御一行が道場見学に来られた時に記録用に撮影した“真剣無刀捌き”です。新作本のDVDに収録していたんですが、発売が遅れに遅れてしまったので、先に見てください(でも、真似しないでね~。死ぬデスよ~)。

PS3;新作本はタイトルが『剣に学ぶ武術の奥義』となりました。11月後半に発売される予定で、現在、仕上げ作業中です! また、昨年出した『重心力を極める武術のコツ』が増刷されて今月末には出ますので、買いそびれた方は是非、どうぞ! 「この本は面白いよ~!」と、道場や趣味のサークル内で宣伝してくださいませ~(笑)。

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最近、観た映画

『ヌイグルマーZ』
 大槻ケンヂ原作小説でショコタン主演、井口昇監督で映画化されたものですが、まず、ショコタンがヌンチャク相当上手くなってるのにビックリした。
 変身後は武田梨奈だから、ムチャ強いです。往年の志穂美悦子を思わせますが、どんな役でも全力投入する梨奈はエライ!
 突きを出す時に腰がクイッと捻られてからバシュッと出る様子に感涙・・・。

『EVE<エヴァ>』
 エヴァンゲリオンではなくて、スペインのSF映画。感情を持ったアンドロイドの話なんですが、主人公のロボット研究者に子猫のようにつきまとってくる謎の少女エヴァは何者か?というエモーショナルな作品。ちょっと、『僕のエリ200歳の少女』を彷彿とさせました。

『怪物魚を追え!』
 映画じゃなくてディスカバリーチャンネルのドキュメンタリー番組だけど、何かUMAが出てくる映画っぽいです。大ナマズとか大ウナギとか大電気ウナギとか、子供が遭遇したら怪物に見えるかも? 小学生の時に祖父母の住む小山の中腹にある家に行った時に、細い歩道で突然、後ろを歩いていた弟が、「へびっ!」と叫んだので、んっ?と思って足元見たら、私は、でかい蛇を跨いでいた。背筋をゾゾゾ~ッと寒気が走り、ダッシュで逃げた。祖父の話では、山のヌシででかいアオダイショウがいるのだとか? 好戦的で向かってくるというのですが、イメージ的には3mくらいあったように思えたんですが、多分、実測すると1mもなかったかもしれません。もともと蛇は苦手だけど、この時から大の苦手になった・・・。そういえば・・・祖父母の家のある町にフェリー乗り場があって、よく釣りをしたんだけど、ある時、海上を数十cmの紫色のグネグネした突起がいっぱい突き出た“怪生物”が泳いで?いたのを見た。アメフラシとかウミウシの仲間なんだろうと思うけど、あんな風に泳ぐものなのか? ひょっとしたらUMAだったかもしれない?

『ポゼッション』
 イザベル・アジャーニ主演のじゃない最近のエクソシズム物。たまたま観たけど、怖かった。

『メカニック』
 チャールズ・ブロンソン主演の殺し屋の師弟対決物。空手道場で卑劣な外人弟子の奇襲に激怒した日本人空手家がブチ切れて半殺しにするシーンにドッキリ・・・。このくらいやらんと外人は納得してくれないのか?と、ウ~ン・・・?と思った。

『悪魔の追跡』
 ピーター・フォンダ、ウォーレン・オーツ主演の、悪魔教団の秘密の儀式を目撃してしまったキャンプ中の二組の夫婦を、執拗に追いかけてくる悪魔教団の恐怖を描いた作品。シャロン・テート惨殺事件とか悪魔を崇拝する連中におびえていたアメリカ人にはグッとくる話。しかし、その後、オウム事件を経験した日本人にも判る恐怖ですね。

『黒帯ドラゴン』
 アクション映画の概念を変えた『燃えよドラゴン』でリー先生に次ぐカラテアクションを見せていたジム・ケリーを主演に、ブラック・スプロイテーション(黒人主演のアクション映画)風味で撮られた作品。名前だけ知ってたけど見るのは初めて。カラテにこだわらず拳銃も使うところがアメリカンな感じ。ジムはワルサーP38持ってた。

『バトルガンM16』
 結果的にチャールズ・ブロンソンのライフワークとなったデスウィッシュ・シリーズの第四作。一作目『狼よさらば』はサスペンス映画の傑作とされたが、二作目『ロサンゼルス』でリベンジ・アクションとなり、三作目『スーパーマグナム』ではウィルディ.475ガスオートマグナムで街のギャングをブチ殺して回る必殺仕事人と化すブロンソン演じるポール・カージー。四作目ともなるとB級アクションVシネ化も迷い無し! イングラムMAC11、ウージーピストル、スタームルガーmini14ライフル、ライフルグレネード発射装置付きM16アサルトライフルなどを駆使して悪党共を成敗して回る。一作目ではポール・カージーは確か家族思いの善良な建築家だった筈なんだけど、もう別人過ぎ! 凄腕の殺しのプロフェッショナルになってます・・・(苦笑)。

『DEATH WISH/キング・オブ・リベンジ』
 ブロンソンのデスウィッシュ・シリーズの、多分、最終作だと思われます。昔は、アクション俳優は40過ぎたら引退するもんだとばっかり思っていたけれど、千葉チャンみたいに70半ばでも「動けるうちは動きます!」みたいな現役続行する人達もいる。倉田先生なんて70になっても、およそ衰えてる感じがしない動きのキレが凄いしな~? ドニーさんは私と歳一緒だけど、今の方が激しいアクションに挑戦しているように見える。本当に役者稼業の人達のプロ根性って常人の域を超えてると思うね~? あ~、でも武術の世界にも少数だけど年齢を超越したような人もいるからな~?

『狼よ落日を斬れ』
 池波正太郎原作の幕末剣豪青春グラフィティーみたいな作品。沖田総司(西郷輝彦)に心形刀流の隻腕の剣客、伊庭八郎(近藤正臣)、薩摩の人斬りこと中村半次郎(緒形拳)に、架空の主人公の杉虎之介(高橋英樹)がからむ。杉は虚弱な身体を恥じて自殺しようとしたところを幕府隠密の凄腕剣客、池本茂兵衛(田村嵩弘)に助けられ、池本に弟子入りして剣を学んで育つ。ひょんなことから出会った四人は、杉以外は、それぞれの運命に誘われて死んでいくが、明治の世になって床屋になっていた杉は、師であり大恩人である池本を斬ったのが半次郎であったと知り、再び刀を手にして半次郎に会いに薩摩に行き、仇討ちを挑む・・・が、「仇討ちなんかするな」と言い残した池本の言葉を思い出して刀を捨てて東京へ帰る。後に杉が、半次郎(桐野利明)が戦場で討ち死にした新聞を読むシーンで映画は終わるんですが、権力の中で戦った者は死に、権力に背を向けて市井に生きた者だけが生き残る・・・という展開に、考えさせられます。

『ヒミズ』
 園子温監督の傑作と呼び声高かった作品ですが、確かに、こりゃあ凄いな~?と思いました。私は、園監督の作品のバカバカしいところが好きなんですが、この作品はずっと陰鬱で笑える箇所はほとんどありません。けれども、死の衝動に捕らわれた主人公をおっかけ回す少女の願いが最後には通じて、少年は生き直す決心をする・・・というところに、絶望を死で終わらせずに、“みっともない希望”をかざす園節がのぞいています。日本映画に多いのは、“滅びの美学”で、美しく潔く死ぬことをテーマにしがちなんですが、園監督は“泥塗れになってもみっともなく生きる”という描写が多いような気もする。この作品も東日本大震災以後を描いた作品なんですよね?

『一路』
 これも映画じゃありませんが、参勤交替をテーマにしたNHK時代劇。殺陣がそんなに多い訳じゃありませんが、ストーリーが非常に面白かったですね~。藩内の陰謀がからんでいる中、馬鹿殿のフリをしている殿様が主人公を信頼しているところが秀逸です。今、本格的な時代劇を作り続けているのはNHKだけというのが、実にもったいない。映画はそこそこ作られているんだから、TVドラマもジャンジャン作ればいいんですよ。日光江戸村とか太秦で作ればできるでしょう? 『るろうに剣心』も、月9で放送すればいいんですよ! 映画で、はしょらざるを得なかったシーンもやれますよ! 明治だからカツラ気にしないでいいし・・・。

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あの日見た青木宏之先生の凄さを僕達はまだ知らない・・・

 ほびっと村特別講座で青木宏之先生をお招きして、10月18日は対談をやらせていただきました。

 宣伝が遅くなったので人数が集まるか心配だったんですが、まずまずの参加者が集まり、青木先生を囲んでの和やかなお話ができました。

 今回、対談とは書いていますが、私はなるべく自己主張しないで青木先生のお話しを引き出すことに徹しようと思っていました。

 なぜなら、今、青木先生から聞いておかないと判らなくなってしまう貴重な情報が沢山あるからです。

 青木先生も著書はいくつも出されていますが、御自分から書くのは憚られる体験談も多く、私はいつも直接うかがっているのですが、「これは、もっと多くの人に知らせたいな~? もったいないよな~?」と思っていました。

 それで、映画出演の相談に事務所をおうかがいした時に、ほびっと村での対談もお願いしてみた次第でした。

 もちろん、青木先生はいろんな場所で講演もされていますし、イベントで対談されることも少なくはないでしょう。

 しかし、武道にしろ精神世界にしろ前衛芸術にしろ宗教哲学にしろ、本音で参加者とやり取りするような機会があるだろうか?と考えると、難しいと思うんですね?

 青木先生のように多彩な領域に渡って異能を発揮してきた人物に対して、一面的な話題で終始してしまうのでは、結果的に誤解しか残らないように思えるのです。

 本当は松田隆智先生だったら凄い深い内容のお話ができたに違いないと思うのですが、松田先生亡き今となっては、実現しようもありません。

 私では役不足でしょうが、辛うじて青木先生の体験談を引き出すことはできるかな~?と思った次第でした。

 内容に関してはネットに動画で出す予定ですから触れませんけれど、青木先生の人脈の広さには仰天させられましたね?

 ソニーの井深さん、京セラの稲盛さんといった日本の経済界のトップの人や、前衛舞踏の土方巽(ひじかたたつみ)、大野一雄・・・といった方々のことは聞いていましたが、超能力研究で有名な本山博、ニューサイエンスの旗手だったアラン・ワッツ、ケン・ウィルバー、デビッド・ボーム、そしてそして、若き日の大川隆法や、深見東州(お友達?なのだとか)・・・といった人物のことは私も初めて聞きました。

 まだまだ、次から次に知る人ぞ知る!という人名が出てくるのですが、参加者の皆さんで全員解った人は恐らくいなかったと思いますね?

 例えば、江上茂や井上方軒、鹿島神流の国井善弥って名前は、武道によほど詳しい人しか知らないでしょう?

 私の本やブログ読んでる人なら名前くらい知ってるでしょうけど、どんな人かまで知る人は、ほとんどいないでしょうからね?

 その上、エサレン研究所や、西田幾太郎、和辻哲郎、湯浅(あっ、名前忘れた!)といった現代思想家や、仏教やキリスト(ユダヤ)教の宗教理論の話をされるのだから、ほびっと村(日本のニューエイジ・ムーブメントの拠点だから前衛的知識人が集まっていた)でなかったら誰も話についていけなかったでしょう。

 しかし、話は難解な面もありましたが、青木先生のざっくばらんな裏表の無い人柄には、参加者全員が感銘を受けた様子で、大幅に時間超過していました。

 終わってから、「この後、行くところがあるので・・・」とのこと。

 お引き止めして申し訳なかったです。主に、うちの会員が技かけてもらったりしていたので・・・(苦笑)。

 ここ最近、世の中の沈滞ムードに、ほびっと村も晒されている印象があったんですが、久々にお祭り的な陽気な空間になったと思いますね?

 やっぱり、青木先生は凄いですわ~。凄い人だと思ってはいたけど、青木先生が本当の意味で活躍するのは、これからのような気がしますね?

 それは、これまでは青木先生だけが突出して孤高の存在になってしまって“伝説の武道家”とされていたのに対して、21世紀も十数年が経過して青木先生に時代が追いついてきた?ということではないか・・・と思うのです。


 講座が終わった後、参加していたうちの会員6人から喫茶店で感想を聞きました。

 まず、皆、青木先生の気さくさに一番、感銘を受けている様子でした。技をかけてもらった会員に聞いたら、私の技と感触が似ていたそうです。

 そりゃあ、そうでしょう。私が青木先生の本を目を皿のようにして熟読して工夫した技なんだから、似てないと困るんですよ・・・。

「游心流の人はみんな(身体操作が)柔らかいね~」と、青木先生からも言っていただけたので、私は鼻が高かったです。

「堅い」と言われたら「ダメ」ってことですからね。

 そういえば、ある武道家(仮にUさんとしておきましょうか?)に習ったことのある人が、私がそのUさんの技をできないのに批判していると思っていたらしいですね?

 青木先生と付き合ってるお陰で私も敏感になり過ぎて、対談の最中、邪気を感じて仕方がなくて、そっぽ向いていたんですが・・・(苦笑)。

 いや~、あんまり謙遜するもんじゃないな~?と痛感しました。

 私が特定の武道家の技を批判する場合、基本的にその技を分析して再現し、実験して欠点を確認した上で批判しています。

 その人と少し話すと、「習っているその場ではできるけど(後から再現できない)」と言っていましたが、同様に言う人が多いですね?

 タネ明かしすると、Uさんのパフォーマンスは具体的な技ではなくて催眠暗示を使ってるからですよ。だから、その場ではできるけど、そうでないとできなくなる訳です。

「これが気の技だ!」って言われたら、まあ、嘘じゃないかもね(苦笑)?

 私は大体の極意技と呼ばれるような技は体得してますよ。口先だけで悪口言うような勘違いした素人と同じだと思ってもらっちゃ~困る。

 もちろん、できない技もあります。まだ、手裏剣は三間(約5.4m)くらいまでしか刺せませんし、その場回転受け身もできません。アクロバチックな技は苦手です。

 でも、実戦向けの武術の技は、正直、そこいらの武術家名乗ってる連中に遅れは取らないと思ってます。そうでなかったら、デカイこと言えないでしょう?

「じゃあ、フルコン空手のチャンピオンにも勝つ自信があるのか?」って聞かれるなら、「その人達が“読み”を知らなかったら勝てます」と答えます。

 Uさんがフルコンタクト空手の有名なチャンピオンを手玉に取って見せた?というのも、“読み”を知ってるかどうかで、それだけの圧倒的な差ができるという証明なんですよ。

 これは実力の問題ではありません。“読み”ができるかどうか?で、実力差とは無関係に圧倒的に有利になるというだけの話です。

 相手が攻撃しようと動く前に発勁打ち込めれば勝つのが当然でしょう? どんな凄い実力の持ち主でも技を出す前にやられたら素人と変わらないじゃないですか?

 だから、どんな実力者であろうが、“読み”を知らない相手を手玉に取って見せても、そんなのが自慢になるのか?と私は思う訳ですよ。

 私が青木先生を心底尊敬しているのも、“読み”のレベルが自分より圧倒的に上だからですよ。Uさんよりざっと十倍以上、青木先生が上だと断言できます。

 仮にパワーやスピード、テクニックがUさんの方が上だったとしても、青木先生には勝てないと思いますよ。

 いや、もっとはっきり書きますと、私程度でもUさんの技は通用しないと思います。

 それは、“読み”のレベルが私の方が、ほんのちょっとだけ彼より上だから・・・(苦笑)。でも、うちの会員には私より“読み”のレベルが高い人間もいますからね~。

 武術の真価は“読み”です。技の威力やテクニックやスピードというのは二の次、三の次なんです。

 理解できない人は、自分が“読み”を知らないから真価が解らないのです。

「あの先生とあの先生はどっちが強いかな~?」と、よく、そんなことばっかり考えてる人がうちの会員にもいるんですが、武術習っても、ものにならないでしょうね? このレベルに留まっている限りは・・・。

“読み”ができれば、そんな強さの比較なんて意味がないことが解るからです。

“読み”は、“洞察力”と言い換えてもいいでしょうかね~?

 11月3日の特別講習会で「5時間で達人を作る!」と私が明言できるのも、実は、この“読み”のやり方を詳しく教えるつもりだからなんですよ。

 よほどボンクラでなければ、5時間でUさんの技が通じないくらいになれますよ。

“達人”を尊敬するのはいいです。しかし、崇めるのは修行者のやることじゃない!

 武術を修行するなら、まず、自分が達人の境地に立つことを目標にしなければなりません。できないヤツがどんな立派なゴタクを並べても偽物は偽物です。

 率直に申しますが、私は、どんなに尊敬する先生であっても、いつか必ず超えるべき対象であると認識してきました。そうでないと自分が向上しないでしょう?

「俺は、こんな凄い先生に習っているんだ」とか、「俺の習ってる何々派こそが本物の技を伝えているんだ」とか、いい年こいてほざいているような“クソ馬鹿”は、一生、ヘッポコのままなんですよ!

 私は自分が達人だとも強いとも全然、思ってません! しかし、武術という文化を敬愛し、生涯、向上心を持ち続けていく情熱にかけては自分が世界一だと自負しています。

 だからこそ、逆に武道家だの武術家だのと自分ではおこがましくって言えないんです!

「自分ごときが、そんなことを名乗ってはいかん!」という畏れがあるからです。

 洞察力も何もない周囲の人達からチヤホヤされて天下無双の大名人みたいに自惚れ果てるバカが武術の世界にはザラにいます。本当に、こっちが恥ずかしい!

 そして、そんなバカが自分の権威性を確立するために人を利用しようとするようになったら、もうダメですね(大概はダメになっていくんだけど・・・)。

 青木先生はそうじゃないから尊敬できるんですよ。権威権力なんてものを振りかざすようになったら人間、腐るだけなんだから・・・(不思議なことに腕前も落ちていく)。

 今回の対談の様子は、近日中に動画で出しますから、心の目でしっかり観てください。

PS;そういえば、Uさんが出刃包丁で突いてくるのを捌くパフォーマンスやってましたね? 私もやるか~? でも、出刃包丁じゃつまんね~な~・・・。

PS;突然ですが、昨年出した『重心力を極める・武術のコツ』が増刷されて今月末に出るそうです。昨年、「買いそびれた」という声が多かったのですが、この機会に是非、どうぞ! DVD付き第二弾は、来月末に出る予定です(七月発売から予定が大分、伸びたな~?)。この本は“命かけましたから”・・・いや、マジで・・・。

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ほびっと村特別講座『伝説の武道家・青木宏之先生と語る』

 10月18日(日)は、西荻窪ほびっと村学校青木宏之先生をお招きしてディープな武術談義をやりたいと思っております。

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 先日、天真会の事務所で青木先生が宮崎で奉納演武された様子を見せていただきましたが、私の目がおかしくないなら、以前よりずっと速く、鋭くなっていると思ったんですよね?

 でも、青木先生はもうすぐ80ですからね? しかも、身体中、満身創痍といえる状態なんですよ? 普通なら車椅子生活で、立って歩いていることそのものが異常です。

 それで、さらに向上していくなんてことがあり得るんだろうか?と、流石に私も自分の目がおかしくなったのか?と思った訳です。

 最近、老眼なっちゃってるみたいだしな~?


 でも、過日、映画の特別出演シーンの撮影をやった時に、私の目がおかしくなったのではなく、事実、青木先生が向上されていたのだとはっきり判りました。

 背後から刀で斬りかかられるのを、さっと躱して・・・というシチュエイションでやったんです。

 20年ちょっと前くらいにウエスタン・ガン・シューティングのビル横山氏の抜き撃ちを捌いて見せた時より、ずっと速いんですよ。

 速過ぎるから斬りかかろうとするお弟子さんが、まだ全然、動いてない段階で振り向いてしまう・・・だから、見た目ではフライングにしか見えないんですね~(苦笑)。

 それで、撮影はウソついて、わざと遅れて避けてもらうしかなかったんですが、私は青木先生の察気術のレベルを侮っていましたね~。凄過ぎて、逆に凄さが見えない。

 当たり前にできてしまうから・・・。

 でも、武術って進めば進むほど、そうなってしまいますよね?

 映画が完成した時に見るのが怖いんですよ。自分のアクションがどれほどヘッポコに見えてしまっているのか?と考えると怖い。

 到底、思っていたようにはできませんでしたね~? 


 まっ、それはそれとして、武道界の第一線から退いて20年以上、青木宏之先生がどういう生き方をされてきていたか?について聞いてみたいと思っています。

 今回は予約制なんで、ほびっと村に申し込みしてくださいね?


 もう一つ。

 青木先生のお弟子さんで剣武天真流の次代を担う師範でもある吉田倫子さんと望月ウィウソンさんが、西荻窪駅近くで、整体とロミロミ(ハワイのヒーリング流儀)の療術院を開かれています。

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 名称は『躰座(Karadaza)』。

 私、映画撮影でお借りしていた道着をお返しに直接、うかがったんですが、非常に清涼な気に満ちた空間で、良かったですね~。

 西荻窪自体が帝都東京?の風水的特異点なんで、妙に精神世界や宗教関連の道場なんかがあったりするんですね。

 私も都内で一番、落ち着く街です。

 松田隆智先生と初めてお会いしたのも、この街でした。

 この『躰座』も、これから新しい情報発信地になるのではないかな~?と思いました。

 私も日頃、邪悪なことばっかり考えてるから、時々、リフレッシュしないとな~(苦笑)?

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『カンフージャングル』観よ!

 新宿武蔵野館で上映中のドニー・イェン主演のバリバリカンフー映画『カンフージャングル』を東京支部の小塚師範と一緒に観に行ってきました!
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 これだよ、これ! 私が観たいアクション映画はこれなんですよっ!

 私は『プロジェクトA』以降のジャッキー・チェン作品より初期のコテコテのカンフー映画(酔拳・蛇拳・笑拳・少林寺木人拳・拳精・ヤングマスター)の方が好きです。

 もちろん、ブルース・リー作品も大好きです。

 何故か?

 武術が好きだから・・・。

 だから、東映のカラテ映画も好きだし、サモハンの燃えよデブゴン・シリーズも好きなんですね~。

 尊敬するアクション監督はラウ・カーリョン

 何でか?というと、実際に洪家拳の伝承者だから・・・(あの有名なウォン・フェイフォンの系統)。

 で、この『カンフージャングル』ですが、現代劇なんですが、武術界最強を目指す男が武術界最強だった男に挑戦する・・・という『笑傲江湖』みたいな話なのです。

 拳法の遣い手、蹴り技の遣い手、武器の遣い手、擒拿(チンナ)の遣い手を次々に惨殺し、次は内家拳(多分、太極拳?)の遣い手を狙う?という時に、ドニーさんと対決。

 それぞれの対決シーンが非常にシャープで緩みが無い。一瞬でも気を抜いたら殺されるという緊迫感に満ちていて、これまでのカンフーアクションには無いバイオレンスな雰囲気が漂っています。

 拳法の遣い手との対決シーンは無く、冒頭、いきなり惨殺死体で登場するんですが、対戦相手を誤って死なせてしまって刑務所に入っていたドニーさんがTVで事件を知って、「捜査協力するから出してくれ」と・・・というちょっとミステリーの要素も入っていて、特にカンフー好きでなくても楽しめます。

 しかし、カンフー好きにとっては蹴り技の遣い手との対決シーンから楽しめます。これがテコンドー的な蹴り技の応酬ではなく、戳脚という北派武術の門派の技とか遣ってるところがマニアック!

 テコンドーやムエタイの蹴り技を見慣れた目には驚かされます。

 剣対剣、剣対棍の対決もスリリングです。最後はカッターナイフを遣って棍の間合を縮めて首を斬るえげつなさ・・・。

 擒拿術の対戦は、鷹爪拳を遣った対決ですが、点穴技法と分筋錯骨法を駆使した筋骨をクラッシュする残忍な技。実に痛そうです。

 私は杜式擒拿術の手ほどき受けた程度ですが、関節技の概念が変わるでしょうね? 固めるんじゃなくて捩り折るんだから・・・。

 このカンフーを遣う犯人は、武術に熱心なあまり頭がおかしくなってしまってる訳ですね。

 私も、こうなっちゃった人を何人も見てます。古武術や中国武術の道場に行けば、大抵、一人か二人はその類いの社会生活きちんとできなそうな“あぶなそ~な人間”がいます。

 実際に殺し合いをしていた昔の武術家にも大勢いたと思いますよ。

 私だって、「この野郎、なめ腐りやがって、ぶち殺したろうか?」って思ったこと、何度もあります。はい、本当にあります。

 でも、もちろん、そんなことしません。

 だって、そんなことしたら一生刑務所に入るか死刑になるかでしょう? 家族だって「人殺しの家族」と周囲から後ろ指さされて生きることになるんです。

 絶対的不幸になるのが判っていて、やれます? やれるのは超絶的にIQの低い馬鹿だけでしょう。

 そもそも、一時の感情で「殺してやろうか?」と思った程度の感情がずっと続く道理がありません。人間はそんなに人を恨み続けることはできないですよ。

 しかし、快楽殺人者という類いの人間は、このような考えができなくなって、人を殺すことを快楽に感じてしまうのだそうです。

 私は、この感情は全然理解できませんね。

 作中、犯人も、あろうことかドニーさんまでも、「武術は人殺しの技だ!」と言いますが、それは現象的には事実そのものなので否定できない訳です。

 私だって同意しますもん。事実は事実だから。

 でも、現象的には事実でも、武術の精神はあくまでも専守防衛の自己防衛術です。他人と技量を競うことは目的ではありません。比武(試合)も、修行上の一つの過程でしかなく目的ではないのです。

 ところが、この犯人は比武を殺し合いで決めようとするのです。

 何しろ、犯人はドニーさんを激怒させて本気で戦わせることが最初からの目的であったというのですから、イッちゃってます。

 つまり、この犯人は、最も尊敬する武術界最強のドニーさんを精神的師匠として崇めていた訳です。そして、師匠を倒してこそ自分が武術界最強となれるのだ!と勝手に思い込んでつけねらっていたストーカー野郎だった訳ですよ。

 いや~、身につまされるな~? 他人事だと思えなかったですよ。ブログ・トップ見てもらえば解ると思いますから、書きませんけどね・・・。

 本当に武術の世界ってクルクルパアの巣窟だったりするから、私はどことも関わりたくないんですね~。本当に押し付けがましい裸の王様ばっかりだから・・・。

 私が付き合えている先生というのは、自分の考えを押し付けない人格者に限られます。

 私自身も、そういう先生方をお手本にしたいと思っていますし、教えた会員にもそういう弱きを助けて強きをくじくカッコイイ人になってもらいたいんですよ。

 そういえば、最近は来ていませんが、うちの会員中、最も礼儀を弁えていなかったKさんという人も、一種のコミュ障みたいだったのに、ある時、都心から小田急急行で帰る時、黙ってシルバーシートで席を譲ったんですね~。

 当たり前のことかもしれませんが、そんな風に周囲に配慮できる人間じゃなかったんですよ。それが、こんなに変わったのか?と、私は内心でジーンとしましたよ。

 もともと頭も良かったから、真面目に取り組んだらびっくりするくらい腕前も上がっていたし、初段もあげたから、仕事を頑張ってやっていてくれればいいな~?と思っています。

 彼に限らず、今の会員は皆、人柄も良過ぎるくらい良い人ばっかりです。このくらい善人でないと武術やってたらおかしくなるのかもしれません・・・。


 で、作中のクライマックスで犯人と対決したドニーさんは、このイカれたストーカー野郎を激闘の果てにボコボコにするのですが、殴り殺す寸前で妹弟子との約束を思い出して手を止めるのですが・・・。

 最後は、アレです。『隠し剣鬼の爪』と同じです。

 どんな武術の達人になっても銃には敵わないんだよな~・・・という空しさ。

 でも、Gunマニアの私は、「やっぱ、現代の武術は銃も遣えなくっちゃ~ダメだよな?」って思っちゃいましたけど・・・。

 クライマックスの対決シーンで、おやっ?と思ったのは、棍対棍のシーンで犯人は槍の操法を遣っていたり、ドニーさんがシュワイジャオの投げ技を遣ったりしていたところ。

 殺伐としたSPL風の戦いをカンフーで演じたところが良かった。

 以前はジェットの影に隠れたイメージでしたが、『イップマン』以降、カンフー映画の第一人者といえばドニーさんというイメージが定着した感がありますね。ようやく日本でもそうなるか?


 ラストのクレジットタイトルでは、これまで香港カンフーアクションを支えてきた方々を列挙して感謝を捧げているか?と思いきや、「名前を挙げられなかった皆さん、すいません」とお詫びしているのが微笑ましかったですね。

 つまり、それほど多くの香港カンフーアクションに関わっている人達がいるという香港映画人としての矜持がのぞいていたんだと思います。


 さて、こんな凄い映画を見たからには、11月3日の特別講習会は、発勁(太極拳・通背拳・形意拳・八卦掌・詠春拳・八極拳などのやり方)、0インチパンチ、化勁、抖勁(身体のどこからでも打つ。肩とか腹とか太ももとか背中とかお尻とかでも打てます!)、合気(大東流・合気道・八光流・円天流道術などのやり方と合気の破り方)、縮地法(新体道・鹿島神流・和道流などのやり方)、無刀捕り、続飯付け、居合の抜き付け(一調子で抜くのと体捌きを利用する)、読み(目付けと聴勁で相手の動きの先を取る)、試し斬り(袈裟斬り・逆袈裟斬り・片手逆手斬り・寸勁斬りなど)、拳銃の撃ち方、拳銃の奪い方、ナイフ術(ヤクザ式・シチリアンマフィア式・拳法術式・シラット式などのやり方)、対ナイフ護身具(タオル・扇子・カバンなど)、棒杖術とか、五時間で怒涛のようにお教えしますよ!

 どうですか? 五時間で戦闘力が数倍どころか数百倍になる人もいるかもしれない?

 もちろん、「そんなベラボーに教えたって体得できる訳ないじゃん?」と疑問に思われるでしょうね?

 私も不安が無いと言えば嘘になりますが、これまで20年以上教えてきて、あっという間に体得させられるメソッドを確立できたと自負していますから、自信はあります。

 納得いかない人にはお金返してもいいですよ!(あ~、言っちゃった・・・)

 まあ、これだけ地道に体得しようと思ったら2000万払っても足りませんよ。

 そもそも、これだけ体得している人間がいるのか?って思われるでしょうけど、原理が解れば、技の数なんか問題になりません。私は原理を教えているんですよ。

 例えば、私、試し斬りやったことなかったのに、初めてやったらスパスパスパーッ!て斬れましたし、陳式太極拳習ったことないのに、内家拳の先生が私の震脚見て、「陳式は一体、誰に習ったんですか?」としつこく聞かれたりしました。

 こういうことがしょっちゅうあるんですが、「長野さんはオタクで器用なんだ」と一笑に伏す人もいるんだとか? でも、単なる物真似でそういう風になります?

 物真似名人と言われる人達なんて、物凄いトレーニングの果てに芸を体得しているんですよ。単なる器用さで体得できるような底の浅いものなんですか? 武術の技は?

 要は、原理が解ってるからできるんですよ! 私が技の本質を洞察する眼力を長年磨いてきてるからできるんですよ。

 私の友人のGunマニアは、新機構のガスガンを見せたら、その場でサクサクサクッと分解してしまい、(おいおい、ちゃんと組み立てられんのかよ~?)って思ってたら、また、サクサクサクッと組み立ててしまいました。もちろん、作動も問題無し。

 銃の基本メカニズムを熟知しているから、新しい機構のものでも応用して考えられるんですね~。流石に驚いたけど・・・(「お前は次元大介か?」って感じ)。

 ちゃんと原理が解れば、一つの技から無数に応用変化技を生み出せるのです。

 戸隠流の初見先生が「同じ技を二回できない。毎回毎回、新しい技をアドリブでやって見せられる」というのも、原理を理解されている証拠です。

「それじゃあ、長野は初見先生と自分が同格だとでも言いたいのか?」と言いたい方もいるでしょうが、年期が違うから同格にはなりようもないですが、同じ道を歩いているという感触はありますよ。いつか、あの境地まで行けるかもしれない・・・。

 でも、それは私だからできるのではなく、誰でも歩ける道なんです。

 それに気づくかどうか? それが大切!

 だけど、それを今度の講習会では教えるつもりです。だから、参加した人は自然成長的に達人化していけると思います。一年後か十年後か、そこまでは私にも解りませんが。

 11月3日は、奇跡は起こるべくして起こるのだ・・・と納得していただきたいと思っています。まだまだ余裕ありますから(遠慮してるのかな?)、迷っている方も、是非、どうぞ! 期待は裏切りませんよ!


PS;今週日曜の青木先生との対談は予約制ですので、ほびっと村に直接お申し込みくださいませ!(私に言っても意味ない)

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世界を変えるのは研究者かな~

 今年も日本人がノーベル賞を受賞してめでたい!

 特に、日本人研究者の地道な研究が世の中の大きな救いになるというのは、素晴らしい限りです!

 私も武術の研究が世の中に役立つものになって欲しいと思っていますが、道は険しいかな~?と、最近、つくづく思います。

 武術なんかやらない方がいいんじゃないか?と思ったことも、一度や二度ではありません・・・。

 最大の問題点は、熱心にやればやる程、独善的になりがちだということですかね~?

 国が軍備を増強するようなもんですからね?

 何でも力任せに脅しつけて支配できる?と考え違いしやすいんだと思います。

 だから、「武道は礼に始まり、礼に終わる」って言葉があるんでしょう。自分への戒めですよ。


 それはそれとして、今回、ノーベル物理学賞を受賞された梶田先生のニュートリノ研究ですけど、私の学生時代には、「本当にそんなものがあるのか?」と、疑似科学のオカルト扱いされていたように記憶していますけどね~?

 そもそも、近代自然科学の発展には錬金術なんかの影響が少なくなかったと言われていますし、80年代のニューサイエンスとかトランスパーソナル心理学、サイコセラピー、自己啓発セミナーなんかも陰謀論の括りで論じられたりしていますよね?

“オカルティズム”という言葉は“隠秘学”と訳されますが、秘教的神秘主義思想の流れで秘伝として伝えられて、一般には知られないようにされていた訳です。

 ここ最近は、バチカンにエクソシストが居るのが当たり前に知られるようになりましたが、20年くらい前には都市伝説の域を出ていませんでした。

 日本警察のSATなんかも以前は極秘だったんですね。

 秘密にしているから意味があるという面もあるんです。公開してしまったらメリットが無くなるんですね。

 伝統武術も、“秘伝”というシステムを温存すべきかどうか?という瀬戸際に立たされていますけれど、やっぱり、人を殺す技術を学ぶものなんだから、“秘伝”はあってしかるべきかな~?と、消極的に肯定せざるを得ませんね。

 もうね~。秘密に事が進められるってのは、世の中の必然なんです。


 安倍政権のムチャクチャぶり(憲法無視・民主主義放棄)を見ていると、なりふり構わずアメリカ様の言いなりになっているみたいで、何かもう責めるのも可哀想な感じがしてきましたよ。

 自民党員が小泉進次郎以外、すべて安倍さんに媚びているみたいなのは何かあるんじゃないか?と思えますね~。あの河野太郎さんすら変節しそうな勢いなんだから・・・。

 よっぽど脅されてるのかな~? 日本国民を売り渡すくらいなんだから・・・。

 右の人達は、何で「安倍の売国奴めっ!」って罵らないのかな~? フ・シ・ギ?

 桜井さんみたいに頭良さそうな人が、安倍さんのやっていることが日本を売り渡すことにしかなってないことくらい判らない筈がないと思うんだけど・・・?

 何か、もう、アメリカ様に逆らったら日本が無くなるとか? そのくらい脅されてるのなら理解できなくもないですが・・・。さては、あの事故も、やっぱり・・・?


 でも、誰が首相になっても無理なのかもしれませんね~?

 基本、私、アナーキストなんで、国の名前なんぞどうでもいいです。USAジャパン州でもいいんじゃね?

 日本人は日本人の魂を忘れなければそれでいいんですよ!(この辺の精神構造だけ右寄り?)

「火星に水がありました」ってのも、な~んか意味深・・・。そのうち、「火星人で~すっ! マー(MARS)くんと呼んでねっ?」って、出てきたりして・・・(結構、マジ)。
 そういえば・・・最近、めったやたらにUFO関連の超常番組が多いな~? 怪しい?

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10月セミナー隠し武器護身術感想

 いや~、今回は真面目にやったぞ~!

 隠し武器は、万力鎖・九節鞭・カランビットナイフ(エンジェルハートに出てきた!)・南蛮千鳥鉄(なんばんちどりがね)、中国扇子等を見せたんですが、こういう武器を素人がいきなり使いこなせる道理もありません。

 特に鎖系の武器は自滅必至ですし、蛍光灯割りそうなので、これらは見せただけです。

 では、何をやったか?

“タオル・ヌンチャク”です!

 何のこっちゃ?と思われるでしょうが、実は日本古武術にもある伝統的な隠し武器なんですよね~。

「ヌンチャクは琉球古武術だろ?」って、言いたい人もいるかもしれませんが、類似の武器(中国では双節棍と呼ぶ)は東南アジア全域にあるんですよね。

 日本にも肖子棍という武器がありますよ。棒の長さは非対象だけど・・・。

 ただ、正確に言えば、今回指導したタオル・ヌンチャクは、「濡れ手拭を使う護身術」として武術の裏技として伝えられたもので、特に名称はありません。

 専門に作られた隠し武器を持ち歩くのは下手をすれば違法性を問われますが、タオルを持ち歩いていてお縄になることはないでしょう?

 護身用と言うと、誰もが伸縮警棒やスタンガン、催涙スプレーなんかを連想するんですが、これらを使って身を護っても過剰防衛にされる可能性が高いでしょう。

 だから、日常的に持ち歩ける物を転用するのが一番いい訳です。

 もちろん、タオルが難しければ、フェイスタオルや大きめのハンカチでも代用できますよ。

 これを指導したのには、もう一つ理由がありまして、“素手でも応用できる”から。

 実は、今回、護身術に最適な拳法を教えるためにタオル・ヌンチャクをやった訳なんですよ!

 その拳法の名前は、“通背(トンペイ)拳”!

「トンペイは神拳なり!」と、数多ある中国武術の中でも最も実戦的実用性が高いと専門家筋から評価されている拳法で、伝説的な超人とされる酔鬼張三が遣った?とされる拳法です。

 恐らく、女性が使っても男以上の威力を出せる可能性のある拳法でしょう。

 五行通背、白猿通背、牛街通背・・・など、いろいろ派閥があり、通臂拳という門派もほとんど同種で、劈掛掌や孫ビン拳、翻子拳なんかとも発勁原理が近い。

 鞭の原理で脱力した腕を振り出すことで威力を出す鞭手打法が特徴です。一撃の威力は八極拳などには及びませんが、とにかく高速連続打撃を雨あられと打ち出すので、非常に攻撃的です。

 脱力技法を主体とする游心流にとっては、攻撃技の要になるものとして研究してきましたから、ここぞという時(対腕試し)は、これを使っています。

 やっぱり、普通の拳法と異質な速度とサイコガンみたいに婉曲して打てるから、これを使うと相手は為す術なくめった打ちになりますね?

 私は、通背拳の身法が形意拳と近似していることに気づいてから、両者を融合する工夫をしてきたので、相当、鞭手も重い威力になったと思いますよ。

 形だけ教えても威力が軽いんですよね? 内面の重心力を効かせるようにすることで、見た目からは想像もつかない重い威力(浸透力)が出ます。

 また、この打法は、相手が受け止めた腕に巻き付けるようにして瞬時に巻き込み投げとか関節技に変化させることもできます。

 あるいは、重心力を効かせることで相手の突き腕や蹴り脚を破壊するような打ち払い技もできます。

 使いこなせると恐ろしいと言うか、超絶的な武術になります。

 ただし、この拳法は通常の武道をしっかりやり込んだりして筋肉が堅く盛り上がっている人だとあまり威力が出せません。「背中が通じる」と書くごとく、背筋から手先までしなやかな鞭のように身体を遣うのが特徴だからです。

 女性でも男性以上の威力が出せる可能性があるのも、この筋肉のしなやかさが重要だからです。

 北村龍平監督の出世作『VERSUS』に出てくる女殺し屋が、この通背拳を遣っていたと記憶します。普通の格闘アクションと全然違うので、面白かった。


・・・とまあ、こういう技を指導したんですが、鞭手打法だけではなくて、護身術として有効な点穴技法も指導しました。これは通背拳の透骨拳や、戸隠流の拇指拳(指刀拳)、骨法拳、鷹爪拳の鷹爪手・・・なんかをやりましたけど、こういう技って、指の細い女性の方が骨が当たって効きますね?


 最後は、銃の構え方と撃ち方をやりました。使ったのはすべてBB弾を撃ち出すエアガン、ガスガンです。実際に狙ったところに弾が飛ぶのは手裏剣と同様で面白いし、ちゃんと狙えているか?の確認にもなります。

 ボルトアクションライフルで、スタンディング(立ち撃ち)、ニーリング(膝立ち撃ち)、プローン(伏せ撃ち)のやり方。ハンティングやスナイパー、ターゲットシューティングの構え方の違いも実演解説しました(Gunマニア歴長いから一通り知ってます)。

 日本国内で所持できる銃といえば、ライフルかショットガンですから、基本的な構えを知らないと使えませんからね。

 特に、初心者が必ずといってよいくらい間違うのが、銃床の台尻を肩に当てることを知らずに腋の下に挟んでしまう点です。肩に当てて銃の反動を受け止める訳です。

 ちなみに種ヶ島銃にはこれが無いので、反動の逃がし方が判らずに現代のライフル射撃のチャンピオンが試し撃ちで引っ繰り返ったという事件があったそうです。

 プロでもこういうことがあるんだから、知識は大切ですね?

 拳銃は、リボルバー(回転弾倉式)と、セミオートマチック(半自動式)。どっちもガスガンを使いました。やっぱりガスガンは手軽でいいです。ただ、気温が低いとガスの圧力が低下して威力が弱くなるのが難点ですが・・・。

 サブマシンガン(MP7A1)とレバーアクションライフル(ジョン・ウェインが使ってたヤツ)、アンチマテリアルライフル(チェイタックM200)も参考までに操作法を解説しました。

 レバーアクションのライフルは現在ではほとんどありませんが、サブマシンガンやアンチマテリアルライフルは特殊部隊御用達の銃です。

 もっとも、サブマシンガンは拳銃用の弾丸を使うのに対して、MP7A1は、正確にはPDW(パーソナル・ディフェンス・ウエポン)と呼ばれる個人自衛武器として開発されたもので、拳銃弾より貫通力の高い小口径高速弾が使われています。

 これはボディアーマーを撃ち抜ける中距離射撃もでき、片手でも撃てる携帯に適したサイズの小型の自動小銃を目指して開発された新しいカテゴリーの銃なので、サブマシンガンと言い切ってしまうと少し違うんですが・・・。


 やっぱり、銃に対する知識が無いと、使えないんですよね。構え方や狙い方すら知らないと入手しても意味がありません。もし海外で武装テロリストに拉致された時も何もできずに殺されるより、銃を奪って逃げるなり何なりできた方がいいでしょう?

 これまでは遠い国の話だと思えたでしょうが、これからの時代はそうもいかなくなると思いますよ。備えておくのは重要だと思います。


 それと、拳銃の奪い方。

 これは至近距離に限られますが、ナイフを捌くのと同様のやり方で奪うことも不可能ではありませんから、絶体絶命の時はやってみる価値はあると思いますね。

「どうせ、死ぬならお前ら道連れじゃあ~っ!」と、竹内力みたいに叫んでみたい?


 武器というのも道具ですから、使い方を知らないと意味がありません。一見、おかしな形をしている物でも、使い方を知ると、「な~るほど~!」と感心させられたりする場合もあります。

 先日、ディスカバリーチャンネルで『アメリカンガンズ』という番組を見ていて、南北戦争時代の軍用ナイフというものが出てきたんですが、刃と反対側に護拳のガードが付いていて、何かの間違いか、シャレで作られたイミテーションなのか?と、店長達が首を捻っていたら、ナイフ研究家が呼ばれて鑑定。

「これは間違いなく南北戦争の頃のオリジナルの軍用ナイフだ。しかも左利き用に作られたもので、俺も実物は初めて見る」と言うと、使い方を実演。

 何と、このナイフは刃を上向きに握り、下から切りつけるのだそうで、だから護拳のガードが反対側に付いていたという訳・・・。

 通常のナイフの構造からはヘンテコに見えたのも、特殊な使い方に特化したものだったからなんですね~?

 かくして、さして価値がないと思っていたナイフが激レア物で、店長達はウハウハになりました・・・という話でした。

 武術の秘伝も、これに近いですね~。

 教えられると、「な~んだ。そういうことか?」ってなるんですが、知らないと摩訶不思議に見える・・・。

 セミナー後に、ヤヌシュ先生との交流会に同行した会員から聞いた話・・・。

 私が横浜支部長が持つキックミットに八極拳の冲捶(中段突き)で発勁打ってみせた時、ヤヌシュ先生達はキョトンとしていたんですが、隣で練習していた空手の団体の人達が、ビックリ仰天した顔をしていたのだとか・・・?

 空手やっている人達は「中国武術なんかカッコウばっかりで全然使えない」って思い込んでる人が多いし、普段からミットトレーニングやってるから、直突き一発でミット持ってる人間が吹っ飛んだりすると驚くでしょうね?

 うちのセミナーに来た空手修行者が一番、驚くのが発勁ですね~(合気に大喜びする人も多い。何で?)。

 打ち方の原理が違うのと、ほとんど予備動作無しで、いきなり凄い威力で吹っ飛ばされるから、何か神秘的な力なのか?と誤解してしまうみたいです。

 でも、自分ができるようになると、嬉しいような困ったような不思議な顔付きになりますね? 「えっ? こんなんでできるの? 本当に俺、できてんの?」って感じ・・・。

 本当です!

 11月3日の特別講習会に参加した人はネイルさんと合体したピッコロみたいに5時間で戦闘力数倍にして帰しますよ! 信じるか信じないかはアナタ次第・・・。

 フッフッフ・・・(不敵な笑い)。

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10月セミナー“隠し武器~護身術”

 11月3日に特別講習会をやる!と告知しましたが、月例セミナーをおろそかには致しません!

 特に九月はタルんでしまったので、10月11日は気合入れてやりますよっ!

 内容は、“隠し武器”を使った“護身術”なんですが、馬鹿にしてもらっちゃあ困りますよ~。

 武術とは“専守防衛の自己防衛術”に外なりません!

 つまり、護身術こそが“武術の本体”なのですよ。

 これは現代武道や格闘技をやっている人には理解しにくいことなのかもしれませんが、本来の武術を研究すればするほど、“護身術”として徹底的に研究されていったのだと確信せざるを得なくなります。

 では、クラブマガみたいなものなのか?と思われるでしょうが、はっきり言いますが、歴史が違います!

 もちろん、現代に工夫されたものがレベルが低い訳ではありません。銃を遣う現代戦闘の中から生まれた軍隊格闘術がダメな道理がありません。

 しかし、伝統的な武術というものは、数百年、数千年の発展の歴史があるのです。それを単純に時代遅れの役に立たないものだと考えるのは大きな誤りです。

 もちろん、意味がわからなければ武術というものは全然、遣えなくなってしまいます。

 意味もわからないまま、ただ練習を続けていれば自然に遣えるようになる?と考えるのは武術の歴史を何も理解していない考えの甘い人でしょう。

 武術というものは、理合(戦闘理論)がわからなければ本当の真価は発揮できないように構造化されて稽古システムが考案されているものなのです。

 ただ、習っただけでは実は遣えません。

 だから、型を一通り学んでも遣えないままだったりする訳です。師匠が遣い方を教えてやらないと、長年の努力が無駄になってしまうものなのです。

 怖いですね~?

 私は、いろんな先生から部分部分を教わりました。

 本来なら、それだけではダメなんでしょうが、私はヲタク気質だったので、本や映像作品を漁りパーツパーツを組み合わせていき、意味不明な部分は論理的に推測して全体像を描いていきました。

 後は、教えながら実験検証を繰り返す作業を30前後から延々と続けてきた訳です。

 チリも積もれば・・・の譬えの通り、研究成果は次第に明確な形になっていきました。

 まあ、20年以上、そういうことを続けてきたお陰ですし、有名無名を問わない多くの諸先生方の研究を分けていただく格好になったのだと思っています。

 だから、私は自分の研究成果をパクられることには鷹揚でいられる訳です。もっとも、隠されるのは不愉快ですけどね~(苦笑)?

 でもまあ、いいんです。

 私が武術研究のトップを走り続けていればいいだけですから・・・。

 理論を拝借しても自分ができなきゃ~意味がありませんし、仮に自分ができても、弟子を育てられなければ指導者として“無能”でしょう?

 武術業界だと、とにかく必要以上にへりくだって謙虚に「私ごときが・・・」と言えばいいみたいな風潮がありますが、「本当にそう思ってんの?」って疑問に思う時もあるんですね。

 実際、そういう謙虚な性格の人もいますが、謙虚なだけで武術が上達するのか?と疑問に思うんですよ。

 どんな立派なこと言っても、武術は戦って敵を倒す技術を錬磨するものです。戦うべき時に卑屈に逃げるような人間では論外でしょう。

 生きることは戦うことですよ。それを自覚するための日々の修行が武術です。

 戦うことを考えない武術では意味がありません。

 では、戦うこととは何か?

「現代で戦う必要なんか無いだろう?」と言う人の方が圧倒的に大多数かもしれませんが、それって、単に鈍感なだけだと思いますよ。

 子供は勉強、大人は仕事が“戦い”の本体ですよ。

 有り体に言えば、生きていくにはお金が無くてはなりませんね? お金を得るには仕事をしなくちゃいけない。お金を得られる仕事をするには勉強しなくちゃいけない。

 ねっ? 納得できるでしょう?

 やらなきゃいけないことをやる! それを“戦い”と言わずして何を言うのか?

 もちろん、武術は具体的に人を殴ったり蹴ったり投げつけたり関節の逆を取ったりする技を練習する訳なんですが、何のためにそんな練習をするのか?と考えてみれば、直接的な対人戦闘の技術を磨くことで、人生のサバイバルの“意識を高めている”んですよ。

 どういう意味かわからない人もいるでしょうね?

 源初生命体としての生存本能を刺激することによって、人生に対する覚悟を養成している訳なんです。

 例えば、現代では弱い人が暴力を受けているのを見ても助けに入る人は稀でしょう?

 どうしてでしょうか? どうして助けに入らないのでしょうか? 正義感が無いからでしょうか?

 いや、そんな理由ではありません。

 助ける具体的な力を持っていないからですよ。

 下手に助けに入って自分が暴力に晒されるのは嫌だから、見て見ぬフリをするしかない訳です。

 それでも警察に通報するくらいの人はいるでしょう。

 でも、間に合うかどうか?

 死傷者が出てしまった後では意味がないですよね?

 私は、子供の殺人事件が起こった時に親の責任を論じるのが常ですが、親だったら自分の命を捨てても子供を護る!くらいの覚悟を持って欲しいと思うからですよ。

 学校とか職場のイジメもそうです。

 私は権力をかさに着て弱い者イジメするようなヤツが大っ嫌いです。

 自分も中学時代にイジメを受けていた側だから、許せない訳です。今から中学時代に戻れたら、イジメ・グループを全員半殺しにしてやりたいですね~。

 大人げないとか言いたい人は言えばいいんです。

 でも、彼らのお陰で今の自分があると思えば、まあ、許せますよ。

 中には空手やったりヤクザになったりした人間もいると聞いていますが、純粋な戦闘能力だけなら私が負ける要素ありませんからね。

 あっ、自慢しているんじゃありませんよ? 私は自分が研究してきた武術に絶対的確信を持っているだけの話です。

 武道や格闘技を学んでも、圧倒的な武器を持った敵には勝てません。

 強くなるのは、あくまでも限定された想定内の闘いの中でしかない訳ですし、自分より強い相手に勝つ術はない訳です。

 当然ですね? どっちが強いか?を競うことを目的にしている訳ですから、相手が明らかに自分より戦力が上だったら闘うことそのものが無意味です。

 しかし、武術は強いとか弱いとかは無関係に、敵を殲滅する術策を延々と工夫します。

 降参したフリをして敵の隙を突くとか、敵の武器を奪って制圧するなんてのも当たり前にやる訳です。要は、最終的に“勝ちゃ~いい”んですよっ!

 卑怯だと言いたい人が多いんでしょうが、私は、「そこがいいんじゃない! 誰でもできるからいいんじゃない」と言いたいですね。

 普通の武道や格闘技では30過ぎたら実力は維持できなくなるだけですし、そもそも、どれだけ頑張っても素質や才能に大きく左右されてしまいます。

 苦労に見合って上達することはできない訳ですよ。

 私も若い頃は、それが仕方がないことだと思っていましたが、今は「それでは本当の武道とは言えないんじゃないか?」と思います。だから、武“術”の研究をしていった訳ですね。

 今回は、「なぜ、武術なら勝てるのか?」という答えを披露します。

 もちろん、「隠し武器なんか、いつでも持ち歩ける訳じゃないだろう?」と文句を言いたい人もいるでしょう。

 別に自分が持ち歩いていなければいけない訳ではありません。

 有り合わせの物を使えばいいし、無ければ自分の身体のパーツを利用する。あるいは、敵の武器を利用すればいい訳です。

 それと、自分が被害を被らないのが目的なので、やり方に規定はない訳です。いちいち格闘する必要もないのです。

 以前にも何回か書いたと思いますが、例えば、某国がいきなり武力制圧してきた場合、武力で防衛するという方策しか考えないのは芸が無いんですね。

 被害が無いうちに降参してしまい、好きに支配させる。その上で戦略的に制圧していくのが賢い戦法だと私は思いますね。

 戦後のアメリカの日本支配のやり方がそれですよね。

 表向き自主独立させているように見せかけて、日本国民にもそう思わせる。しかしながら、精神的にアメリカ依存体質の国民に洗脳していく・・・。

 実にうまいやり方ですよね?

「陰謀論だ」と、つい最近まで冷笑していた人達も、最近は押し黙ってしまった印象がありますが、恐らく、アメリカの陰謀が露骨過ぎて隠すに隠せなくなってきたからではないでしょうか?

 原発再稼働もTPPも安保法案もマイナンバーも、すべてアメリカの命令だから逆らえない・・・。

 もうバレバレですからね~?

 ちなみに、日本の原発推進の中心人物、正力松太郎氏はCIAだったとスッパ抜かれていますが、政治もメディアもアメリカに圧えられてるということでしょう。

 真相がそうなら、もう隠す必要ないんじゃないですか? 日本もアメリカの州にしてもらって、将来は日本人の大統領を出して日本式の教育やカルチャーを普及すればいいんですよ!

 アメリカ人はアメリカ人で、日本に経済侵略されることに対する恐怖心があって、『猿の惑星』とか侵略SF系の映画に日本を暗示するような要素がいろいろあった訳ですね。

 でも、日本通の外国人なんかは、日本が世界一平和で文化的な国だって大好きになったりするでしょう? 

 世界の趨勢から見ると、軍事的に紛争を解決するのは無理なんですよ。延々と紛争の火種を残してしまうだけだから。

 本当に世界の平和を実現するには、文化芸術の交流が重要でしょうね。

 民族によって宗教的価値観が違うから、価値観の押し付け合いは争いしか生まない。

 では、どうすればいいのか? 

 何もしないのが一番ですよ。余計なことはしない。

 その上で、暴力で支配しようとしてきた相手には専守防衛で迎撃する・・・それだけでいいんです。

 言葉が違って価値観が違えば、理解し合うには時間がかかります。

 しかし、一足飛びに共感できるのが文化芸術。

 芸術に言葉はいりませんからね~。

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『セーラー服忍者』クランクアップ打ち上げ

 今夏、雨に悩まされながら苦心惨憺撮り上げた、初プロデュース映画『セーラー服忍者』の打ち上げパーティーが、7日夜に大宮駅近くの串八丁でありました。

 このお店は、作中、刑事役で出演していただいた地元岩槻の方の経営するお店で、実はこの映画、“いろんな顔”があったのです!

 現在はさいたま市に組み込まれて区になってしまいましたが、岩槻は歴史のある城下町だったのですね。その岩槻の映画祭実行委員会の全面的協力による“御当地映画”だったのです!

 そして、主演の鶴巻星奈さんはじめ、芸能プロKIEに所属する現役アイドルが出演する“アイドル映画”!

 そしてそして、アクション女優、秋本つばささん、筋肉ミュージカルでもお馴染みのニューハーフ忍者、妃羽理さんはじめ、つばさプロの若手アクション俳優も登場する“忍者アクション映画”!

 その上、何と! 超人育成体技“新体道”を創始し、秘技“遠当て”を再現して“気の武道”の潮流を生み出した“武道界の生ける伝説”、青木宏之先生が、近年創始した“剣武天真流”の秘技を実演している“本人役で特別出演しているというサプライズ!”

 不肖、私も「男と生まれたからには一度はやってみたかったアクション俳優」に52歳で初挑戦?(つばさプロのお陰で何とかなりました~。てへっ)

 語ると文庫本一冊くらいになりそうなので、割愛しますが、企画たててから撮影完了まで気ぃ狂ったような猛スピードで進行した“鬼(奇)跡”?の作品ですよ。

 いや~、よく撮れたな~?

 正直、「このホン、本当に撮れんのか?」と、思ったもん。監督、偉いよっ!

 メジャーに企画出しても絶対に通りそうもない話で、下手に撮れば大失敗間違い無しですから、私は心配で心配で、ずぅ~っとポンポン痛かった(神経性腸炎?)とですよ。

 クライマックスシーンの二日目では、あまりに体調悪くて、つばさプロの石田さんに変わってもらったんですけど、体型が違い過ぎて(サモハンのスタントをユン・ピョウが演るようなもん? ムリッ!)申し訳なかったですぅ~(汗)。

 という訳で、突如、敏捷に動いてカッコ良くジャンプしているところは石田さんで~す!(いや~、最初っから全部やってもらえば良かったよ・・・)

 しかし、打ち上げ会場でTVに静止画像を流してくれていたのを見て、かなり安心しました。

 スッゲー、面白そう!

 いや、私は自分が演じたラスボス、現代にタイムスリップしてきたサーチ&デストロイな剣鬼、丸目蔵人佐がヘッポコに映っていたら台なしになってしまう~?と、怖くて見れなかったんですよ。

 動いてるの見ないと何とも言えませんが、静止画像で見る限り、目指していた“ゼイラムっぽいキャラ”という設定にはなったかな~?と、ちょっと安心・・・。

 それに、出てくるキャラが全員、濃い!

 登場シーンは短いですが、やっぱり妃羽理さんはダントツで存在感がありますよ!

 つばさプロの皆さんは全員、素晴らしい! やっぱ、プロは違うな~・・・。もっと準備期間かけて予算が潤沢な作品でお願いしたかったけど・・・。

 でもね~・・・(苦笑)、一番、濃い~のが刑事役で出演していただいた地元の皆さんというのが・・・何だかな~(微笑)。

 そこだけ西部警察みたいになってますから、必見!

 とにかく、いろんなアングルから楽しんでもらえるエンタメ作品になるのは間違いないと思います!

 来年春頃から上映する予定ですので、是非、劇場で御覧くださいませ!


 現時点で、来年四月に岩槻映画祭にて上映予定。二月か三月に有料試写会(ミニライヴ・パーティー付き)を相模原でも予定しています。

 その後は、都内で一日限定か、あるいはレイトショー公開を計画しています。

 低予算Vシネマ規模の作品で有名な俳優は出ていませんが、志しだけは世界のどこに出しても負けない作品になると思いますので、どうぞ、宜しくお願いします!

PS;11日の隠し武器護身術のセミナーですが、要するに、隠し武器に転用できる物を使ったり、何も無ければ素手でどう効率よく撃退するか?というコツを一挙公開します。鍛えないと戦えないという思い込みは捨ててください! 戦う意志がアナタを最終兵器に変えるんですっ!(少女コマンドー・イズミ?) やってやろうじゃないの?(狂い咲きサンダーロードのジンさん?)

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ポーランド武術研究家ヤヌシュ氏と交流

 ポーランドでコンテンポラリーダンスを教えている松田孝子先生の紹介で、詠春拳を中心にいろんな武術を研究されているポーランドの武術研究家ヤヌシュ氏と、10月4日に新宿区高田馬場のスポーツセンターで技術交流会を催しました。

 要は、私と同様の仕事をしている人だから気が合うのでは?という松田先生の考えだったのですが、私も長い間、武術業界を生きてきて、武術に熱心な人間ほど、原理主義者であって、安易に技術交流なんかしたお陰で、後々、不倶戴天の敵となってしまった・・・という実例を腐るほど見聞し、自分でも体験してきたので、正直いうと、あまり乗り気ではありませんでした。

 松田先生も同行できず、一度も面識も無く、その上、言葉もろくに通じないのですから、どうすんの?という不安の方が大きかったんですね。

 でも、日本人の通訳の方もいらしたので、何とかかんとか無事に交流会を終えることができて、ホッとしましたよ。

 しかし、言葉の壁というのはいかんともし難いものですな~?

 先に無刀取りとか発勁とか見せてもウンともスンとも反応が無く、ちょっと困りましたがな~?

 要は、詠春拳にしか興味がない先生なのだと判明したのですが、戦闘理論に関する質問をされても説明のしようがないので断片的なコツを示したんですが、詠春拳の連続攻撃の戦闘理論が正しいという価値観なので通じなかったと思いますね?

 私は、交叉法と読み、そして一撃必殺の観念を基本にしているので、二撃三撃を繰り出すのは好みません。

 二撃目以降を相手に出させてしまうのでは勝てないと考えているからです。

 これは日本剣術でも質問されたんですが、外部秘にしているので説明はせず、ヤヌシュ氏のお弟子さん相手に実演して見せました。

 それでも食い下がって質問されたんですが、新陰流の技を実演して質問されたのは参りましたよ~(苦笑)。

 だって、私は過日、転會を辞めていますし、当然、教授資格だって貰っていません。

 研究家の見解としては「~だろうと思う」とは言えますが、それをやったら渡邊先生を裏切ることになってしまうでしょう?

 答える訳にはいかないじゃないですか? 道義的に・・・。

 しょうがないから、「私の立場上、お答えできません」と申し上げておきました。

 それにしても、いろいろ実地に学んでよく研究されている方で、外国の武術愛好家は貪欲だろうと思っていた通りの方で、非常に刺激を受けました。

 詠春拳のいろいろな派閥や系統を研究し、白鶴拳や八卦掌、太極拳なんかも比較研究に中国に学びに行ったらしいですね?

 今回の来日は、新陰流剣術の研修が主な目的だったらしいです。転會のポーランド支部の方らしいです。

 ただし、一方的に教えたがるのはお国柄の気質なのかな~?と、帰り道でアメリカで詠春拳を学んだ山田師範と話しましたね。若干エキサイトしかかって、「やっぱ、ケンカ拳法だからな~?」と、変に感心しましたよ。

 不愉快な展開にならずに済んで、良かった~(苦笑)。

 でも、改めて思ったのは、武術好きな人は自分の学ぶ流儀だけを信奉しているので、私みたいに「流儀なんか関係ないよ」と平気で言ってしまう人間は、ほぼ他にいないようですね~。

 やっぱ、君子の交わりは水のごとく・・・薄く流れるのが良いだろうな~?と思いましたね。

 私は、今後も変わらず、「長野先生に是非、教えてもらいたい」という人達だけを相手にしていこうと思いましたね。

 もちろん、交流会そのものは楽しかったですよ~。動いた後のビールはウマイっ!

 新宿スポーツセンターも何年ぶりに行ったかな~? 「長野め~っ、死ね~っ!」って向かってくる人がいたら、どないしょ?って、ちょっと思ってたんだけど・・・(苦笑)。
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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