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真田さんは凄い!

 日本を代表するアクションスターと言えば、千葉真一、倉田保昭、松田優作、ショー・小杉と、いろんな人の名前が挙がるでしょうが、「現役で一番なのは誰か?」と言えば、いまや国際派スターとなっている真田広之さんの名前があがるのではないでしょうか?

『ラストサムライ』『プロミス』『ウルヴァリン・サムライ』『47ローニン』などの海外の大作で活躍している真田さんは、渡辺謙さんに継ぐ国際派スターという印象があります。

 いまや演技派として有名な真田さんですが、JAC出身のアクションスターだったことを知る人はいまでも少なくないと思います。

『直撃!地獄拳』で少年時代の千葉ちゃんを演じ、『ジャッカー電撃隊』『超電子バイオマン』へのゲスト出演、『宇宙からのメッセージ銀河大戦』での主演、『戦国自衛隊』でのヘリコプターからの大ジャンプ、そして、『忍者武芸帖・百地三太夫』での映画初主演!

 さらに、『柳生一族の陰謀』『影の軍団』TVシリーズで人気を固め、『吼えろ鉄拳』『燃える勇者』『冒険者カミカゼ』『コータローまかりとおる』『伊賀のカバ丸』といった、JAC映画での主演や助演。

 角川映画の『伊賀忍法帖』『魔界転生』『カムイの剣』を経て、集大成たる『里見八犬伝』で、当時のトップスターだった薬師丸ひろこと共演し、青春スターとしての頂点を極めた印象がありました。

 しかし、その後、一転して文芸大作へ出演したりTVドラマに主演したりするようになり、アクションは封印した印象が強まり、ファンはやきもきしたものです。

 JAC時代の後輩俳優の話によれば、この時期、真田さんは重度の腰痛を患っており、アクションそのものから引退しようとしていたらしい?

 その後、岡本喜八監督の『イーストミーツウエスト』『助太刀屋助六』では軽快な殺陣を見せてくれ、そして山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』は、真田さん主演作品中でも屈指の名作となりました。

 29日にTV東京で放送された『ラッシュアワー3』では、ジャッキー・チェンとの堂々たる対決シーンが描かれています(ケンジという役名は、谷垣憲治監督がモデルか?)が、実は、真田さんがアクションスターとして登場した時期は、ジャッキー・チェンが香港アクションのトップスターだった時期なのです。

 当時のアクションマニアにとっては、「いつジャッキーとヒロユキが共演するか?」という期待でワクワクしていた時期だったのです!

 そんな頃に真田さんが香港で映画に主演するという話がありました。

 しかも、忍者!

 つまり、カンフー対忍術なのですよ!

 相手役はコナン・リー。ぱっと見、ジャッキー・チェンにくりそつです。

 ラスボスは、『蛇拳』『酔拳』『死亡の塔』『上海エキスプレス』のウォン・チョンリー。リアルファイトだと狂犬っぷりを発揮することで有名な方です。

 その映画のタイトルは、『龍の忍者』!

 私は楽しみで楽しみで、劇場公開を心待ちにしましたよ。

 で、実際に見てみると、真田さんの出てるシーンは格好良くてアクションも凄いんですが、ヘンテコなギャグ描写とか作品の方向性が定まってない感じで、ちょっと困った印象がありました。

 コナン・リーもアクションは凄いんだけど、ジャッキーとイメージかぶってるせいなのか、人気が出なくて今はアメリカだったかカナダだったかで忍者カンフー道場をやっているのだとか? 『リーサルウエポン4』にジェット・リーの兄貴役で出てきて何の活躍もしないまま死んだのにはガックリしましたが・・・。

 けれども、今でも私が大好きなアクション映画で必見ですよ!

 何より、真田さんが格好良い! 流石はアクションの本場、香港ですよ。

 その後、真田さんは『皇華戦士』で、キング時代のミシェール・ヨーと共演していますが、この時はおいしいところは全部、ミシェール・ヨーにもっていかれちゃって、ちょい悲しかったです・・・。

追伸;『龍の忍者』DVDはオルタナ・パブリッシングで販売中!

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大阪支部の様子

 大阪支部も活動が始まりました。キヨタキ支部長は、相当、几帳面な性格で、詳しく練習内容について電話で報告してくれて、ビックリしましたよ。

 練習内容について報告してくれるのは横浜支部長くらいで、私も基本、好きにやってもらっているんですが、ここまでホウ・レン・ソウをする人は初めてですね。

 参加した滋賀の会員さんからも「内容が詳しく丁寧で感動しました! 定期的に通いたいです!」という絶賛の感想を戴いていたんですが、二回目は兵庫支部長のキシ師範も応援参加したそうで、キシ師範からも感想の電話がありました。

「いや~、勉強になりましたわ~。細かくノートにメモ取って教えたり、凄い勉強家で驚きましたわ~」と笑って話してくれました。

 理論的に納得できないと食い下がって質問してくるので、セミナーで一緒になった会員はウザがったりする人もいたんですが、指導者となると、その熱心さが最強の武器になるんですよね?

 やっぱり、武道が好きなんだよね~?

 好きな対象にガンガン、アタックする性格だと、成果は出ますよね?

 これはますます、大阪でもセミナーやらなきゃ~いけないな~?と思いました。


 さてさて、今度の日曜はお花見です。

 が、何だか、肝心の桜がさっぱり咲いてなくって心配になりましたよ~?

 例年より早いと言っていたのに、この寒さで咲くのが遅れて、例年より遅くなりそうですね?

 まあ、4月の中丹田セミナーの時のほうが見ごろかもしれませんね?

 うちの道場に来る道は桜並木でなかなか風情があっていいかもしれません。夜桜が特に奇麗で、ここ数年は、ここの夜桜を夜明け前に見物するのが楽しみなんですよ。

 もとから好きなんですけど、親父が桜が満開の季節に亡くなったので、余計に思い入れが強くなりましたね?

 今年は親父と母親の法事を一緒にするということなんで、4月の後半に久しぶりに帰省してきます。

 最近は兄貴が応援してくれるので有り難いです。

 とは言っても、私ももう54歳で、親父が校長をやっていた年齢ですからね~?

 精神年齢って小学生の頃からちっとも上がってない感じがするけど、肉体はきちんと年とっていくからね~?

 先日、六十代半ばくらいの人と初めて会って話していたら、私も同世代だと思ってらしたらしくて、ビックリされてましたね~?

 髪も髭もかなり白くなってるからね~。

 まあ、遺伝なんで、親父も若い頃から白髪頭で染めない方針だったんで、遠目から見ると老人と間違えられたりしてました。

 私、一回染めたら抜け毛がひどくてビビッてしまい、それ以来、染めてません。ハゲよりは白髪のほうが知的な感じがしていいだろう?とか思ったりしてますけど、白髪はハゲないと聞いていたのに、やっぱハゲるんですよ~?

 水道水の塩素がヤバイ!という話を聞いたので、シャワーヘッドを交換しようか?と思っている今日この頃です・・・。

 でも、54といえば明治時代なら爺さんですからね?

 それより、年とって肉体が衰えても武術の技は伸びるという事実がわかったので、年とることに対する恐怖心は薄くなりましたね?

 特に、今回の最新作DVD『化勁の極意』は、過去最高なんじゃなかろうか?と、自画自賛したくなりましたよ。

 私の理想とするヘドラの境地に近づきましたよっ!

“ヘドラの境地”とは何か?

「相手の攻撃が全然効かず、あまつさえ攻撃した側が勝手に自滅してしまう」というパーフェクトディフェンス、略して“PD”です!

 システマのぱくりみたいに思う人もいると思いますが、違います! 新体道のワカメ体操をぱくったのです!(って、結局、ぱくり?)

 そうっすね~?

 何が近いかと言えば、『刃牙』の郭海皇が駆使した消力(シャオリー)ですかね?

 ただし、化勁というのは本来、ただ防御にだけ用いる技術ではなく、「攻撃してきた相手を自滅させる」という点に戦闘理論がある訳です。

 今回はその点もかなり詳しく解説できました。

 だから、過去最高作になったかな?と思った訳です。

 何か、護身術とか防御法とか言うと消極的なイメージがあって内容がつまらないように思う人が多いんですが、実際はまったく逆で、武術の真価は護身術だからこそ!なんですよね。

 私が誰にも負ける気がしなくなったのは、発勁と同時に化勁を研究したからで、0インチ打撃がステージが上がったのと同様に、PDもステージが上がったからなんですよね。

 だから、大抵の武道や格闘技の弱点を躊躇なく攻めることができる訳です。

 その意味でも化勁の技術はシークレットにしないで広めたいですね?

 ちなみに、横浜支部の合宿に行っていた会員が日曜の稽古会ではガラッと技の切れ味が良くなっていて、ビックリ!

 栗原師範なんて還暦過ぎてるのに蹴りのシャープさと同時に重さがぐぐっと出ていて、たまげました。

 スゲ~な~?と・・・。

 私は武術やってきて本当に良かったと思うのは、人生の終盤に向かって、自分が向上していけるという希望が持てていることですね~。

 知は力なり!って言葉は文字通りなんだと思いますよ。

 武術とは、まさに“知識と知恵”がチカラになるものですからね?

ゼロインチ打撃戦闘法』を出した時は、「危険な技を公開してしまった・・・」という反省があったんですが、今回の『化勁の極意』で、それを中和することができました。

 是非、セットでご覧戴きたいので、割引セールは4月まで延長します!

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アクションアワード2017感想

 今年も、日本のアクション映画やドラマの祭典、アクションアワードが開催されたので、拝見してきました!

 今年の開催地は渋谷の“LOFT9Shibuya”!

 回数を重ねることで安定したイベントとなってきた印象があり、今年は落ち着いて見れましたね。

 司会は、例年通り、高瀬將嗣先生と飯干景子さん。

 飯干さんって私と年齢同じなのに異常に若い! 30代と言っても違和感ありません。

 先日、深夜の番組に出演してドニーさん愛を熱く語っていましたが、ヘンな人っぷりをクローズアップするだけでドニーさんや香港アクションの凄さについて全然、紹介しようとしない番組の編集姿勢は残念でしたけどね。

 まあ、関心が無い人にとったら放置プレイで笑いを取るという貧弱な発想しかわかないんでしょうから、今更、怒る気持ちにもならないんですが、ただ、世界中でアクション映画のマーシャルアーツスターとして大注目されているドニーさんに対して、ここまで無関心な態度を取る日本の芸能界って、何と鎖国的なんだろう?とは思いましたね。

 それは、そのまま日本のアクション界隈に関する評価にも繋がっているでしょう。

 それを一番、肌身で感じている日本のアクション関係者が一致団結して地位向上と、アクションの魅力を広くアピールしていこう!というポジティブな考えで始まったのが、このアクションアワードなのだと思います。

 もちろん、すべての団体が賛同協力している訳ではないのでしょうが、参加していない団体の人達も心の中では応援しているのではないでしょうか?

 なぜなら、日本の芸能界のアクションの地位が向上することは自分達の仕事にプラスになりこそすれ、マイナスになることは絶対にないからです!

 そもそも論として、日本の映画はチャンバラと共に発達してきました。

 つまり、活劇がメインだったのです!

 日本のチャンバラ映画の影響を抜きにしては香港アクションも成立したかどうか?

 黒沢時代劇の影響を受けた欧米の映画人は多数いますし、日本のアクション映画が世界のトップに君臨した時期は確実にあったのです!

 そして、ブルース・リーやジャッキー・チェンによって香港アクションが世界のトップに躍り出て、そのオピニオン・リーダーと言えるのがドニー・イェン!だというのは異論がないところでしょう。

 しかるに、日本は今、どうなんだ?

 安心してください。日本のアクションはある意味、全盛期だと思いますよ。

 恐らく、今が大小様々なアクションクラブ、アクションチームが林立してしのぎを削っている状況ではないでしょうか?

 要は、メディアがきちんと採り上げないから一般に知られていないだけで、一度、脚光を浴びれば群雄割拠のアクション戦国時代が訪れることは確実です!

 だからこそ、アクションアワードが始まった?と考えることもできるでしょう。

 ほぼ、一年に一回、見に来ていますが、「今年はどんなアクション映画が見れるかな~?」という楽しみで待ち遠しくなるんですよね。

 それに、会場には日本を代表する名だたるアクション監督、殺陣師、アクション俳優、スタントマンが参集していて、何かアクションアワード杯の新人監督賞とか作ってもらいたいですよね?

 私も自分でやってみて、アクションがいかに大変か?ということを肌身で感じましたから、より一層、作家としてアクション映画やドラマの原作としてどういう作品が相応しいか?ということを考えながら書くようになりましたよ。

 あっ、そうそう。ほとんど本決まりに近いから書いちゃいますけど、昨年公開した『セーラー服忍者』の小説本を出せることになりました!

 DVD発売と併せて出す予定ですが、分量が少ないので、『セーラー服忍者外伝 MIYUKI ザ・カンフーガール』という下田愛璃さんが演じたカンフー少女を主演にした作品を現在、執筆中です!

 それから漫画化も企画進行中です!

 何だかんだと言いながら、デビュー作が『セーラー服忍者』になっちゃいましたよ。

 テヘッ・・・。


追伸;高瀬先生が監督した『昭和最強高校伝 國士参上!!』が、4月23日(日)13:30から渋谷ユーロライブで上映されます! ラストの格闘シーンはスパルタンXのジャッキーとユキーデの対戦を思い出させる名シーンで、今回のアワードでも選ばれていましたよ! 必見!
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『化勁の極意』完成

 今年最初の最新作DVD『化勁の極意』が完成しました。
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 これは、前作『0インチ打撃戦闘法』とは対になる作品で、前作が究極の打撃技を目指したのに対して、今回はそれを無効化する防御技を示したものです。

 実際、零勁(0インチ打撃)を体得してしまうと、軽く打っても致命的な内傷を起こす危険性があり、危な過ぎて練習を完全に寸止めにせざるを得なくなっていました。

 例えば、仁平師範が他流の打撃耐性のある方に形のみ打ってみたところ、通常の打撃技ではビクともしなかったその方が大きく体勢を崩されてしまって、非常にショックを受けてしまったのだそうでした。

 これが筋力と重心力の差なんです。

 筋力をほとんど使わないので、重心力で打つのはあまり実感がありません。見た目も自分の感覚でも“力を出している”という実感が乏しいのです。

 ところが、重心力で打たれると何メートルもドバーンと吹っ飛ばされたり、ポーンと跳ね上げられたりするのです。

 効くとか効かないではなく、何の抵抗もできません。

 打たれればイチコロで吹っ飛ばされるか、あるいは電気ショックを受けたような衝撃でバタンキューとなってしまうかです。

 本式に打たれれば人体は耐えられないと思います。

 いやはや、人間の身体のメカニズムを熟知した人が工夫した技なんだろうな~?と思うしかありません。

 だから、教えれば誰でも会得できます!

 故に、教える人を選んで秘伝にしたんでしょうね?

 ただし、私は研究家として「嘘だ!」と言われると、証明してやりたくなるんですよ。

 実証して見せれば信じる信じないの論は無用になります。

 私が実演するだけではインチキかもしれませんが、疑っている本人が会得すれば疑う余地は無くなるでしょう?

 もっとも、練習しづらくなってしまったので、困ったな~と思っていたんですが、唯一、安全に練習する方法がある!

 それが、化勁なんですよ。

 0インチ打撃は接触したところから打てる技ですから、これを受け止めるとヤバイ。

 じゃあ、「受け止めなきゃ~いいじゃん?」という発想で化勁を応用してみた訳です。

 本当は、これは秘密にしておいて、自分だけ知ってる技にしておきたかったんですが、護身術としての実用性は非常に高いし、0インチ打撃は殺人テクニックなんですが、化勁は身を護るためだけに使えます。

 つまり、普及しても何の問題もない訳です。

 で、今までほとんど誰にも教えないで自分で工夫していた技も実演解説してみました。

 重要なのは、「脱力して相手の攻撃の力を受け止めない」ということだけ!

 技は後からいくらでもできてきます。

 恐らく、内家拳というのは、本来、こういうものだったんじゃないかな~?と思いますし、形じゃなくて原理を理解することが大切なんです。

 そういう意味での“極意”なんです。

 前作も面白かったという感想を頂戴していましたが、今回はもっと面白いと思います。


 あっ、そうそう。この前のブログ原稿で、「半世紀前」って書いていたんですが、これでは50年前ってことになりますよね? 書き間違いでした。「四半世紀前」です!



+++事務連絡+++

DVD『化勁の極意』コンテンツ
 ・化勁の基礎(骨盤の横回転・縦回転)
 ・閉気栽脈法(相手の力の伝導を分断する)
 ・推手(片手のやり方・両手のやり方・差し手を利用した応用法)
 ・ワカメ体操(新体道養気体訓練の応用法・対多人数)
 ・剣術(続飯付けの応用法)
 ・ナイフ取り(受け流しながらしっかり取る)
 ・ピストル取り(銃口を避けて取る)
 ・関節技からの逆転(小手返しからの逆転・肘取りからの逆転)
 ・蹴りへの対応(ミドルキックの威力を柔らかく吸収しながらキャッチしての蹴り脚固め・ローキックの威力に逆らわず回転して流す)

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中達也先生は凄い!

 私は、この先生を見たいだけで『ハイキックガール』を何回見たことか?

 中達也先生は間違いなく現在の空手道の理論的オピニオンリーダーと言えるでしょう。

 それは、「空手は型にはじまり型に終わる」と言われていた沖縄古伝の空手“術”の原理を解明しつつあるという点に於いて、本土に伝わって以降の伝統空手道に欠けている“術理”を独自の探究で洗い出している姿勢に共感するからです。

「空手道がオリンピック種目になった!」とはしゃいでいる場合じゃないのです。

 このまま進めば、空手道は日本のお家芸ではなくなっていく運命が待っている。

 それはスポーツ競技の枠組みの中に押し込められて、身体文化としての“空手”の存在意義がないがしろにされる傾向が強まりこそすれ、その逆は望めないからです。

 どうしてか?

 オリンピックは莫大な金が動くからです。

 空手の探究という地道な日々の研鑽よりも金が儲かるほうを選ぶのが人情ですからね。

 スポーツビジネスに邁進する空手道場が増えるだけでしょうね?


 そういう御時世でもありますから、もう、空手の形の意味を研究しようなんて師範は消滅してしまう可能性が高く、そうすると形もどんどん見栄えの良いアクロバチックな動作に改変されていく可能性が高いでしょう。

 そもそも論として、空手の形の意味を理解して演武している空手家が何人いるのでしょうか?

 恐らく、片手の指で足りるんじゃないか?と思います。

 私も研究家として多少の空手の本や映像教材を見ているんですが、形の解釈に関しては不合理極まりない代物が大半です。

 もちろん、正解は有って無きがごとし・・・で、実際に戦っている中で通用するのなら間違いとは言えない訳です。

 しかし、武術としての空手を考えるならば、一つの動作に一つしか用法が無い・・・なんてことは有り得ないんですよ!

 一つの動作で、最低でも10、あるいは20くらいの応用変化技が繰り出せないと武術の動きとは言えないのです!

 空手の動作の解釈で、最もトンチキなのが、“受け”!

 上段受け、下段受け、手刀受け、内受け、外受け、掛け手受け、十字受け・・・。

 これらの動作は実際には技としては使えない・・・と解く師範もいます。

 正しく、しかり!

 空手のスピーディーな突き蹴りに、“受け止める技”は通用しません!

 つまり、これらの動作は“受け”じゃないのです。

“接触しながら攻撃する技”なんですよ。

 どうして、このような根本的間違いが蔓延したのか?

 それは、空手は離隔して突き蹴りを繰り出し合うもの・・・と規定してしまったからなのです。

 本来の空手“術”は、突き、蹴り、打ち、払い、掴み、当て、逆手取り、絞め、固め、投げ等の総合格闘術なのです。

 その多彩な技の応用変化を知らないまま競技化を図ったから誤解が定着してしまったと考えられます。

「中国武術を知れば空手は簡単に理解できる」という言葉があります。

 私が半世紀近く前に習った道場で言われていた言葉だそうです。

 これは、賢友流の友寄隆一郎先生と親しくさせて戴いてから確信に変わりました。

 もちろん、中国武術は普通に学んでも用法は教えてもらえません。これは沖縄空手以上に秘密主義だからです。

 しかし、戦闘理論が理解できれば技の応用変化は自ずと解明されていきます。

 奇妙キテレツな中国武術の動作が、実は驚天動地の実戦性を求めた結果である事実が判明すれば、シンプルな空手の動作の意味は割合簡単に解析することができます。

 ですから、私は「空手の形を解釈するなら自分が専門の空手家よりもできるだろう」という自負心を持っていました。

 ところが、中先生の実演解説を動画で拝見して、もう、惚れ惚れするくらいでしたよ!

 恐らく、空手以外の様々な流儀も研究されているでしょうね?

 でなければ、できる道理がありません!

 どうしてか?というと、“間合が違う”からです。

 これ、極意ですよ!

 私もこれについては公開したくないんですが、志しある空手修行者に知って欲しいから、敢えて書きますよ?

 いろんな流儀の戦闘理論は、その流儀が取っている“間合”によって決定されていくのです。

 これは遠・中・近と大まかに考えているだけでは解けません!

 実に微妙な差で変化していくんです。

 拳の幅の半分くらいの違いで技が通用したりしなくなったりするのですよ。

 例えば、用事ができたので、久しぶりに東京支部の稽古会に行ったんですが、せっかくなんで少し教えたんですね?

 その時に、技を掛けようとして上手くいったりいかなかったりする違いがどこにあるか?という点で、「この間合で相手の技が掛からなくなる。ということは逆に考えれば、この間合を少しでも離れれば、相手の技を潰すことができますよ」と実演してみせました。

 こういうのって、ただ技を掛け合うだけでは延々と気づかないものなんです。

 何しろ、受けてる感触だけでは、ちょっとした違和感でしかないからです。

 やってる先生も感覚的に自得しているだけだから、言葉で説明することができない。

 で、弟子はいつまでもできないものだから、「やっぱり先生は特別なんだ!」と崇拝することで自分のできなさを合理化して納得してしまう訳です。

 言葉で説明して相手に伝えるというのは理論化するということなんです。

 感覚的に伝えているだけでは理論は生まれません。

 私が中先生を高く評価するのは、この難しい作業をかなり的確に成立させられているからなんですね?

 無論、世の中には独自の理論を提唱する人は掃いて捨てるほどいますよ?

 でも、俺ジナル過ぎて意味不明な理論ばっかりですよね?

 人に伝えられない理論は価値がありません!

 それなら、理論なんかとなえないで感覚的に伝えて行くほうがマシなんですよ。

 昔の芸事の習い方って、大概、そんなもんだったんですからね~?

 ある程度、日本人ならそれでも有りかな~?と・・・。

 あっ、訂正します。

“昔の日本人なら”でしょうね?

 今の現代日本人は理論的に教えないと伝わらないでしょう・・・。

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ついに縮地法を使う人が出た

 女子マラソンで“忍者走り”で大活躍したというのが話題になっていて、私も小説の師匠から感想を聞かれたのでスマホで見たんですけど、両手を振らずに垂らしたまま走るというのは、要するに、体幹部の重心移動を駆使して身体を進めていっている訳で、典型的な縮地法のやり方でしたね。

 腕を振らないことで上体のツイスト運動を制限し、胴体を前に押し出すようにして速力を出し、足はそれについていくだけ・・・。

 かつての“ナンバ走り”をより先鋭的に進めた感じでしたね。

 これは恐らくトレーナーの方が研究した結果なんでしょう。

 従来の腕と脚を大きく振ることで速力を出そうとする走り方は筋力の強化に頼った訳ですが、この走法だと筋力に頼らず胴体を押し出す時の体内の重心移動を速くすれば、理論上、いくらでも速力をアップできます。

 ただし、アップさせ過ぎるとストップさせるのが難しくなるので、一瞬で脚を破壊してしまいかねない危険性も出てきますね。

 下り坂を加速度つけて駆け降りていくようなものです。

 それでも、重心移動のエネルギーを駆使する運動理論が工夫されてきている証拠だと思えば、誠に結構なことだと思います。

 第一、見ていて実に面白かった!

 マラソンがこれだけ面白いと思ったのは久しぶりです。

 これは異種格闘技戦の面白さに通じますね?

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渡瀬恒彦さん逝去

 闘病中だった渡瀬恒彦さんがお亡くなりになりました。

 男っぽいカッコイイ昭和の名優が、また一人、消えていってしまった・・・という喪失感があります。

 芸能界ケンカが強い人ランキングでいつも名前が挙がった渡瀬さんは、居合の遣い手だったと聞いたことがあります。

 お兄さんの渡哲也さんは空手の遣い手であることが知られていましたが、主演時代劇『忍法かげろう斬り』では、病気降板された渡さんに代わって渡瀬さんが主演をつとめて、まったく違和感が無かったことを思い出します。

 やはり、一般的には『仁義なき戦い』が話題になるのでしょうが、私は、『化石の荒野』や『セーラー服と機関銃』といった角川映画のイメージがあります。

 あるいは、『マッドポリス』や『お宮さん』といった刑事のイメージ。

 また、『恐竜怪鳥の伝説』や、『女必殺五段拳』『極道拳法(だったか? タイトル名よく覚えてません)』『激突!合気道』だったか? いわゆる東映のB級特撮やカラテ映画への出演もありましたが、「えっ? なぜ、この作品に渡瀬さんが?」という違和感を感じるくらいでしたね。

 現代劇は無数に出演されていると思うのですが、私は『赤穂城断絶』での千葉ちゃんとの対決シーンや、名匠・工藤栄一監督が撮った(千葉ちゃんが出ない)劇場版『服部半蔵影の軍団』での下服部の半蔵役が非常に印象に残っています。

 映画通の間で傑作と評価が高い『鉄と鉛』の探偵役も素晴らしかった!

 日本で数少ないハードボイルド役者だった渡瀬恒彦さん。

 早過ぎますよ・・・。

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三月セミナー下丹田感想

 年が明けて早くも三月・・・。今度はお花見か~?という季節になってきました。

 さてさて、今月のテーマは下丹田です。

 が、やっぱり下っ腹ポコンとなるのが嫌がられたのか? 参加者はきわめて少なかったです。

 それでも、参加者が少ないと内容がディープになるのがジンクス化しつつあるものか?
 今回も濃度が高いセミナーとなりました。

 もうね。クビレがどうこう・・・なんて欧米に毒された美意識ではなくて、“アジアの身体”は“上虚下実”のどっしりした低重心体型こそがカッコイイのだ!というムーブメントを興してやろうかな~?と思う今日この頃で~す?

 え~っ、下丹田を養成するメリットなんですが・・・

1,度胸がつく。

2,性格がおおらかになる。

3,技の威力がアップする。

・・・と、まあ、こんなような効果が実感されます。

 昔っから「器がでかい」とか、「ハラがすわっている」「キモッタマが太い」といったように大人物を表現する言葉として伝わっているんですが、人間、動揺すると重心が上がって「地に足がつかない」状態になりますよね?

 だから、重心が低く落ちていることが大切なんですよ。

 私は、若い頃は“瞬間湯沸かし器”とあだ名を中国拳法の師匠からつけられたぐらい、すぐに頭に血が昇る性格だったんですが、今では滅多なことでは怒らない性格になりました。

 考えてみたら、下丹田ができてくるのに従って性格も変わっていったような気がしますね?

 周囲を見回しても、痩せている人は性格がギスギスしてて、太ってる人は呑気です。

 世の中、ゆるキャラ人気なのも、癒しが求められているからじゃないですか?


 え~っと、で、セミナーなんですが、今回はセミナー直後に重要な案件がありまして、さくっと終わらせなくてはならなかったので、後半は簡化24式太極拳をやって、個々の技の用法を教えるのを気ぃ狂ったようなスピードでババババ~ッと教えて、終わりっ!

 いつもなら終了後にファミレスでまったりと参加者と懇親会をやるところなんですが、今回は無しっ!

「さあ~、けえったけえった~!」と、追い出しにかかって失礼致しましたっ!

 その後、何をやったのか?というのは、まだ秘密!です・・・。

 いやぁ~、すんげえ一日でした~(汗!)。

 ちなみに・・・この日はセミナー後で零勁斬りに二度目の挑戦をしましたが、まだ一回しか成功したことなかったので自信はなかったんですけど、一発でスパッと成功しましたよ?

 何となく、「左手は普通に持って、右手は逆手にしたほうがいいのではないか?」と思っていたので試してみたんですが、どうやら、正解だったみたいです。

 十四年くらい前に、古武術ムックの取材で朝霞の林邦史朗先生の道場をお訪ねした時に林先生が実演してくださった逆手持ちでの試し斬りがこういう持ち方でしたね?

 あの時は、下から斬り上げられていましたが、試し斬りの達人である林先生の技を直に見れたのは財産になったな~?と、改めて思いました。

 零勁斬りをもっと磨いて自在に斬れるようになりたいと思います。

 あっ、余談ですが、先日、川保天骨さんの会社に打ち合わせで行った時に、自作の試し斬り台を見せてもらいました。

 台座と支柱を分離合体できるようにしたゲッター3みたいなゴツイ台で、川保さんもDIY精神があるんだな~?と思いましたよ。

 何か、今年は縁が広がって、本も何冊も出すことになりそうですし、「ガンバレ、俺」って感じですよ。

 皆さん、頑張りましょう!

 頑張ってれば、いつか成功のチャンスは巡ってきますよ~。


追伸;19日(日)は、ついに大阪支部の稽古会が始まります! 関西近郊の方は是非、お尋ねくださいませ。大阪支部長は、この日のセミナーにも参加していてやる気満々でした。游心流史上最短で指導者(二段)になりましたが、熱心さでは随一です。ちゃんとカタギの商売もしていますので、単なる武術バカとは違います(当初、みんな誤解していて、名刺貰ってビックリ仰天した)。セミナー当日も護身を考えて棒術・剣術・ナイフ術を指導してくれと申し出ていたくらいです。私も大阪に行く機会が増えたので、また大阪セミナーもやってみようか?と考えています・・・。

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三月は下丹田

 月例セミナー三月のテーマは下丹田です。

 下丹田とは何か?と言うと、種々様々な解釈がありますが、私の解釈は、骨盤の球状中心に発生する膨張する腹圧の感覚としています。

 つまり、ハラとコシの感覚を融合した腹圧の感覚です。

 この感覚は、妊婦の感覚に近いとも言われますが、男の私にはピンと来ません。

 ただ、東洋医学では“上虚下実”と言われて下っ腹がポコンと出て胸が凹んでいる状態を理想とする考えがあり、西洋の理想とする腹が締まって胸筋が張っているギリシャ彫刻のような肉体とは逆になっています。

 日本も近代化される中で西洋的価値観を上位に置くようになっているので、“上虚下実”の身体は見苦しいものという美意識が優位になっていますが、伝統的武術や武道の修行者には“上虚下実”の身体を「練度が高い(内功が凄い)」と称賛する場合もあります。

 私は若い頃はブルース・リーみたいな身体に憧れて細マッチョな身体だったんですけど(誰も信じてくれな~いっ!)、30頃から太極拳や合気武術を好むようになって体型が変わっていき、現在はサモハン・キンポーみたいになってしまいました。

 若い頃はそんな体型は見苦しいと思っていたんですが、いざなってしまうと、何かもう、痩せたいという欲求が薄れていって、「まっ、いっか?」という感じになってしまいましたよ。

 何でか?というと、“技の威力が格段に上がった”から。

 ほら、「ハラから力を出せ!」とか「コシで打て!」とか昭和の指導者はよく言っていたでしょう?

 つまり、腹回り、腰回りの太さは手先に力を伝える場合に出力の大きさに直結するんですよね?

 ただし、単純に太ってしまうと全身の連動を阻害してしまうので動きが鈍重になってしまうのですが、腹・腰から力を送り出す全身連動の身体操法を実施する場合、体幹部の太さは最初の出力値を大きくするので出せる力もより倍加されるという訳。

 その上、逆腹式呼吸で瞬間的に腹圧を掛けると爆発的に威力を圧縮解放させることができる・・・というのが発勁の極意となる訳です。

 だから、伝統的な武術家は上虚下実の身体を尊ぶのですね? 実用的な意味で。

 かくして下丹田を錬成する修行法は様々に考案されてきました・・・。

 八段錦、易筋経、藤田霊斎の丹田呼吸法、岡田式静座法、肥田式強健術、戴氏心意拳の丹田功、那覇手系の三戦・・・いろいろ有ります。

 私が興した游心流武術健身法では“丹田歩法”と名付けた歩法訓練で下丹田を錬成しています。

 歩法で訓練するという方法はあまり知られていませんが、例えば、八卦掌の走圏の下盤勢での練功は下丹田の錬成に最適でしょう。

 私は、能の歩法を参考にしてこれを作りましたが、当初は下丹田の錬成を目的にしたのではなく、仙腸関節の微動を得るための訓練法として考えたものでした。

 ところが、実践して30分くらいすると、その場で下腹が膨張してくる感覚があり、自然に腹圧が高まったので驚いてしまいました。

 普通、いかなる下丹田の錬成訓練を行っても、実感を得るには毎日30分やったとしても何カ月かの単位は要します。

 それが、その場でゴゴゴゴ・・・・ッという具合に下っ腹が張ってくるなんか信じられませんでした。

「なっ、なんじゃ、こりゃあ~?」という感じですよ。

 その後、10年以上研究して理論的に整理しましたが、游心流で真面目に通って練習しているかどうか?は、下っ腹がポコッとしているかどうか?で判明するくらいになりました。

 無論、感覚的に鈍くて自分では認識できていない人もいますが、客観的に見れば全然、違います。

 これを書いている日の日曜の定例稽古の時も、参加者は小塚・栗原・田中の三人だけだったんですが、教えたそばからグングン技が変わって変幻自在に動いていて、教えた私が「えっ? 今、どう動いたの?」と思うくらい達人クラスの動きが勝手に出てきていました。

 批判を覚悟で正直に申しますが、今現在、武術の研究でうちが最先端であろう?と思っています。

 秘伝・極意の技をメカニズム的に解析し理論的に体得する方法を研究しているという意味において・・・です。

 それは、試行錯誤を繰り返して流派の境界を超えて“技”は“技”として抽出して分析しているからです。

 この日は基本に戻って太極拳推手のDVD教則本を参考にしてみたり、先週、大阪の賢友流本部に出版の打ち合わせでうかがった時に小耳に挟んだ賢友流の歩法を試したり、居合術の裏技として伝わる暗殺用秘剣を教えたりしました。

 最近は常連会員も仁平師範の刀功門に通ったり、山田師範のセミナーに参加したりしているので本部稽古の参加者は減っているのですが、人数が少ないと研究が進む?という逆転現象が起こって苦笑せざるを得ません。

 常連会員はみんな知ってることですが、私は基本的に質問しないと教えない人間なんですよ。

 大阪支部長が急激に伸びたのも、はっきり言って、質問魔だったからですよ。

 だから、人によって差がつきます。

 何年も通っているのに伸びない人がいたりするのも、その人が私にさっぱり質問しなかったから・・・ということだったりするのです。

 ところが、よその団体だと生徒が師匠に安易に質問することを禁じているところもあるのだとか? だから、質問しないのがお約束みたいになっていたりもするのだとか?

 馬鹿馬鹿しいですね?

 習いに行ってお金も出しているんだから、たくさん教えてもらった方が得じゃないですか?

 教える側だって、お金もらってるんなら教えないと詐欺ですよね?

「何を質問すればいいのかわからない」と言う人もいます。

 言葉にできないのなら、「技をうまくできないんですが・・・」と言ってくれれば、ちゃんとできるやり方を教えますよ。

 月例セミナーは単発参加の人は一万円も取っていますし、地方から何万も使って来る人もいます。お金は無駄にしないでください。

 私は満足して“おなか一杯”になって帰ってもらいたいので、皆さん、遠慮しないで質問してくださいね?

“日本で最も武術について何でも教えてくれる道場”を目指してますから!

 ただし、悪用しそうな人・礼儀を弁えない人・精神を病んでいる人・・・などの人には教えられません。

 私が教える技はまともに使えばビックリするほど簡単に人を破壊してしまえるので、人柄だけは確認します。

 武術は護身のための術ですから・・・。


追伸;遅くなりましたが、三月のDVD割引セールは、今年最新の新作『化勁の極意』とします。前作が攻撃技の極意たる0インチ打撃についてだったので、「打撃技、特に0インチ打撃に対して無力化する防御法」をテーマにしたいと思っています。これまた、あまり公開したくはないんですが、危険性の高い攻撃技を発表した以上は、それに対抗する防御法も発表しなければならないな~?と思った次第です。何か、矛と盾で、矛盾しているみたいですけど、大切なことですからね? また、いつものように三月中に申し込まれた方は2万円のところを1万5千円(税込み)とさせていただきます。原理的にはシステマっぽくなってしまうんですが、恐らく、システマでもやらないであろう?という誰でも簡単にできるやり方も収録しますので、御期待ください。

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武器の修理

 私は武術研究の一環として、稽古に使う武器類を改良したり、時に自作したりもするんですが、これは小学時代の図工、中学時代の技術家庭の授業以来、DIY好きであるということも手伝っています。

 材木削って木刀作ったり、竹を削って弓矢を作ったりもしていましたが、Gunマニアになってからはエアガン、ガスガンのカスタマイズをするのが趣味でした。

 それが高じて、今では真剣の外装を自作したりしている訳です。

 まあ、練習で模擬刀を使っていると、鞘の鯉口が擦れてユルユルになったり、速く抜刀しようとし過ぎて鞘が割れるなんてこともあります。

 日常的に稽古で使う道具をいちいち武道具店に修理を頼むのも面倒だし、お金もかかりますから、刀身が折れるとかは別として、多少の破損は自分で直せるようになるべきだと思っています。

 が、どうも、うちの会員さんはブキッチョな人が多いみたいで、破損した模擬刀をそのまま使っていたりする・・・。

 見かねて、私が預かって修理するという機会が結構あります。

 鞘がボロボロだったから塗り直したとか、鯉口に薄板を貼ったりとか、割れた鞘を強化して直したとか・・・そういうこともやっています。

 先日も、超至近距離から抜く暗殺秘剣術を教えていた時に、北島師範が速く抜こうとし過ぎて鯉口を破損させてしまいました。

 この模擬刀は二尺六寸近くある長めの刀で切っ先も大きく重量もあるので、速抜きには適していないんで、「誰か壊すかも?」と予想していたので、しょうがないか?と思いましたね。

 鞘も二つ繋げて作っているので、ちょっと脆弱だったんですが、そちらは壊れなかったので、ほっとしましたね?

 破片もあるので、修理と同時に少し強化しておこうと思います。

 また、ついでに、取っ手が壊れかかっていたトンファーも持ち帰って修理しました。

 クサビが抜けていて、木の釘で固定してあったんですが、それが中で折れているらしく、ガタつきがあったので引っ張ってみたらスッポリ抜けてしまいました。

 この状態で振っていたら危険でしたから、丁度良かったです。

 まず、薄い板を切ってクサビにし、折れた木釘を取り除くのに、木釘自体に錐で穴を開けて貫通させました。

 アロンアルファを適当に塗ってから取っ手を挿入し、錐で開けた穴には軟鉄の細丸棒を差し込んで固定し、余った部分は金ノコで切断してヤスリで馴らしました。

 これでブンブン振り回しても大丈夫!

 トンファーはアメリカの警察のポリスバトンにも採用されているぐらいですから、熟練すると非常に機能的な武器です。

 琉球古武術特有の武器だと日本では思われていますが、同様の武器は中国にもタイにも、アジア各地に伝承しています。

 ジャッキー・チェンの映画では度々出てきますが、『拳精』や『龍拳』は必見です!

 琉球古武術といえば、圧倒的にヌンチャクが有名ですが、トンファー・棍・拐(ウェーク)・釵・鉄拳・スルヂン・ティンベー・ローチン・二丁振鎌といった武器術も伝承しています。

 中国も剣・刀・棍・槍を代表に、三節棍や双節棍(いわゆるヌンチャク)、(十三・九・七)節鞭、硬鞭、戦斧、圏、鉞、点穴針、峨嵋刺、双鉤、蛇矛、青龍偃月刀等々、多種多彩な武器(兵器、あるいは器械と言う)があります。

 日本の古武術も実は膨大な武器が伝承しているんですよ?

 だから、武術の研究は武器の研究を避けて通れないんですよ。

 現代武道のイメージで考えると皆目、理解できない。それが武術の真相なんです。

 例えば、素手で闘うものだと思って古流柔術を習ったら、棒、薙刀、槍、刀、居合、手裏剣と習うハメになって面食らってしまった・・・なんて話もあります。

 素手で試合するイメージそのものが、近代国家となった日本が海外のスポーツ教育によって洗脳された実例なんですよ。

 戦闘術としての本来の姿をめくらまししてしまった訳ですね。

 だから、私は武器を極端に嫌がる人には「だったら、お前は武術なんかやるなっ!」って言いたくなるんですよ!

「空手は徒手空拳の武術である」という建前が拡大解釈され過ぎて、洗脳されてしまった結果だと思いますよ。

 空手の古式の言い方は「唐手」。つまり、唐の国の武術であり、当然ながら多彩な武器術も伝承していた訳です。

「琉球の武士が武器を取り上げられたから素手で剣に対抗するために手を工夫した」という説がもっともらしく言われていますが、これは完全な誤説ですよ。

 源流が中国伝来であることは明々白々です。

 戦後、文化的に日本民族を精神的に去勢して戦闘をイメージさせる武器に対する拒否反応を刷り込みした訳。

 本来の日本人は勇猛な戦闘民族だったのに、現代の日本人は殺されても戦わないような似非平和主義者が圧倒的に多数派になっているでしょう?

 武道の母国だなんて威張っても、意味がないんですよ。

“武道とは何か?”をきちんと説明できる人なんか、ほとんどいないんですから。


追伸;毎年恒例のお花見会は、今年は4月2日の日曜日に実施します! 午前10時半に淵野辺駅改札前に集合して、鹿沼公園でやります。雨天の場合は道場で実施しますので、普段、御無沙汰している会員の皆さんもおいでください! また、この日は初の支部長総会も実施しますので、支部長はできるだけ御参集ください。游心流も結構、所帯が大きくなってきたので年に1~2回は支部長総会を開催して活動方針などを定めていきたいと思います。宜しく!

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新作DVD撮影

 今年最初の自主製作DVD『化勁の極意』の撮影をやりました!

 化勁の説明と練習法(単推手・双推手・ワカメ体操など)、パンチやキックの威力の殺し方(閉気裁脈・伸筋連動断切・脱力しての受けからの逆固め・回転受け流し)、ナイフ・ピストルの捌き、剣術応用(続飯付け・脱力技法からの斬撃無力化)等々。

 既に予約申し込みされた方もいらっしゃいますが、今回もなかなか、面白い内容になったのではないか?と思います。

 というのも、もう数年前には全然できなかったようなことも、今では普通にできるようになっているし、それも私だけじゃなくて、その場でやらせて常連会員は問題なくすぐにできるんですよね?

 いやはや、「やっぱり俺は日本一教えて上手いな~?」と自画自賛しながらナルチシズムに浸ってしまいましたね~?

 気づいている人がいるかどうかは判りませんが、私、最近はシステマをライバル視してまして、あの見事な技術体系を如何にして超えるものを工夫するか?ということに心血を注いでおります!

 基本的に私は武術の流儀に優劣は無いと思っている訳ですが、JKDとシステマのように進化系の流儀?に対しては、自分も進化系の流儀を興したという自負心があるので、どうしても「負けたくない!」という気持ちが出てきてしまうんですよ。

 いや~、ガキンチョで申し訳ない!

 しかし、日本の武道にしろ武術にしろ硬直化した考え方の人が多過ぎて、伝統という概念に胡座をかいて技術内容を深めようとする意識が欠落しているんじゃないか?と思えて仕方がありません。

「型を絶対に変えてはいけない!」と説く人は大勢いますが、実際に戦う時に型の通りに使おうとするのではナンセンスですし、稽古の意味と実際に戦う場合の応用変化の必要性を理解していない人が大半のように思えます。

 結果的に、現代武道や格闘技の洗練されたスピードに翻弄されて無残に敗れてしまうのでは武術がどうのこうのと論じることそのものに益がありません。

 要するに“事理一致”していないまま、型を崇めて絶対視しているのですが、滑稽なのは、肝心の型が明治以降に改変されている事実に気づいていない人が大多数だということなのです。

 長くなるので、ここには書きませんが、古式のまま延々と伝承されている流儀はほとんど皆無に近いのです。

 それは当たり前のことであって、まず生活様式が変わっているのだから、現代に生きる日本人が江戸時代以前の生活様式を再現して生活するなんて不可能であり、必然的に昔のままの武術稽古ができる道理がないのです。

 いや、反論したい人もいるでしょう?

「俺は着物で生活している」とか?

 いやいや、よく考えてくださいね? 車も電車も飛行機も使わず、添加物の入っていない和食を食べて、井戸水を飲み、薪割りして火を使い、自然農法で米と野菜を作って自給自足し、移動手段は自分の脚のみ・・・なんて生活ができますか?

 これってホームレスみたいな生活しないと無理ですよね?

 つまり、まともな社会生活を捨てないと古式に則った武術稽古なんかできないということですよ。あるいは甲野氏みたいに裕福な家に生まれて働く必要がなかったとか?

 何か、ズレまくったこと考えてる人が多いですよね~?

 昭和の時代までは形骸化することを恐れる人が多かったものの、今では型の保存伝承こそが至上命題になっていたり、競技試合で勝つことにしか価値を置いていなかったり、何か本質からずれてしまっているのではないか?と思えてなりません。

 武の術とは、自己防衛の戦闘サバイバル術です!

 簡単に言えば、護身術ですよ。

 護身の概念の無いものは武術ではないんですよ。

 護身術として役立たないものを武道とは言わないんですよ。本来は・・・。

 日本の場合、明治以降に西洋スポーツの概念が入ってきてから流儀武術は統合化されて武道となっていきましたが、アンダーグラウンド化しながら細々と継承されてきた流儀武術群にも近年は注目が集まっています。

 しかし、それはスポーツ性ではなく戦闘護身術としての叡知への期待なんでしょう。

 いわゆる「達人の実在性」ですよ!

 けれども、格闘競技の試合の場に引き出された武術家?の悲惨な、あるいはファニーな(コントのような)負け方によって、その期待感は概ね裏切られてきた訳ですが、そもそも競技と実戦は状況がまったく違っており、その違いを理解できないのは戦後長く平和な時代が続いてきている日本特有の現象でしょう。

 だから、およそ日本人が目を向けようともしなかった古武術に海外の軍事警察関係者が注目した例として、戸隠流忍法武神館の初見良昭先生の存在がありましたし、同様に海外から注目されている古武術師範もいます。

 競技上の強さしか判別できなくなっている現代武道実践者にとっては、判別できない眼を海外の真に実戦の場に立ち合ってきた人達は持っていた訳です。

 少なくとも、日本武術は生死の狭間で磨かれていた時期を通って形成されていました。

 剣術、居合術は実際に敵を斬る技術であり、弓術は敵を射殺す技術、柔術も敵を素手で制圧して懐剣で首をかっきる技術であった訳です。

 中国の武術はもっとシンプルです。

 奇妙なポーズを取ることから形ばかりで実戦に使えないと思い込んでいる人が多いものの、それは試合競技に当てはめた場合であって、実際には中国武術のあの奇妙なポーズの数々に驚くべき実戦用法が秘められているのです!

 それは、健康体操法として普及している太極拳が実戦用法を教われば、恐るべき必殺武術へと変貌してしまう事実で充分に証明されるでしょう。

 簡化24式太極拳をマスターしている人なら、30分レクチャーしただけで護身術には充分な実戦力が得られるでしょう(私が指導したらの話・・・)。

 太極拳の強さは発勁と化勁にあります。

 とりわけ、化勁の効力は数ある武術や格闘技の中でも群を抜いて優れています。

 ファンソン(放鬆)と呼ばれる脱力体を応用することで、自在な技の変化を達成できます。

 脱力という言葉が嫌いな方もおられるようですが、筋肉を鍛えて威力を出すやり方は40代以降は下降するしかないのに対して、脱力技法は50代60代70代と年齢を重ねても技術的向上ができる。

 その上、鍛える必要が無い・40度の熱があってもできる・足腰立たないくらい泥酔していてもできる・小学生でも体重100kgの大人を一発で倒せる・・・と、武道格闘技の概念を木っ端ミジンコに粉砕する仰天の効力を発揮できるのです!

 嘘じゃありませんよ? ここに挙げたのはすべて“実例”です!

 何故なら、筋肉の収縮によって力を生み出すのではなく、身体に常に働いている重力を使うからです。

 私が誰にも負ける気がしないと豪語しているのも、たった一つ! 打撃の威力で誰でも一発フルパワーで当てさえすれば確実に殺せる!(倒すではありません)という確信があるから言えるんですよ。

 松田隆智先生が言ってこられた“発勁の凄さ”は紛れも無い真実なんですよ!

 別に私は信じてもらいたいなんか、ちっとも思いませんよ。影で悪口言いたいヤツは勝手に言えばいいんです。

 何故なら、ここに書いている内容は私とうちの常連会員にとって“当たり前”であり、疑う余地が無い“事実”だからです。

 まともに打ったら怪我どころでは済まないのが判っているから、「いかに怪我させないようにセーブするか?」ということに注意して練習していますからね?

 だから、「本当に脱力したら倒れてしまうじゃないか? 脱力なんてインチキだ」という意見がありますが、批判しているおつもりなんでしょうけど、それくらいが理想的なんですよ!

 倒れる瞬間の重心落下のエネルギーを威力として使うんですから、物凄いパワーが発生する訳です。その重心落下で発生するエネルギーを利用して技を繰り出しているから、人が吹っ飛んだり、指先一本で潰されたりする訳ですよ。

 私が合気道を絶賛しているのも、合気道の神秘の威力の正体がコレだと理解しているからで、“気のパワー”だの“精妙な身体操作”だのといった表現は的外れであると認識しているからです。

 武道格闘技の業界では「神秘武道」だとか呼んでいますが、馬鹿言っちゃいけない。こんなに科学的合理性に満ちた技術体系なんだから、真に理解して学べば誰でも達人になれますよ!

 私が游心流合気道を興そうと思ったのも、武道業界で未だに「合気道の実戦性」に疑問符がつけられているからでもあるんです。

 習ってる人達、あるいは教えている人間ですら、「使えない」と思い込んでいたりしますからね?

 違うんです!

 学んでいる人間が理解できていないだけ!

 教えている人間が理解できていないだけ!

 合気道の実戦性に悩んでいる指導者の方がいらしたら、是非、おいでください。たちどころに疑問を解消してさしあげます!

「あ~、私は何て素晴らしいものを学んでいたんだろう? 疑って申し訳ない」という気持ちになりますよ!

 これは太極拳だともっと深刻な問題でしょう?

 私が初めて太極拳に触れたのは20代後半のことでした。

 今も西荻窪ほびっと村学校で正宗太極拳の講座を主催されている大友映男先生に佐藤金兵衛先生系の太極拳を数回教わり、脱力と姿勢の重要性を実感し、以後、様々な流儀に触れる度に基準としてきました。

 合気武術の研究も太極拳のファンソンを基礎にして考えたから、いろいろな派閥の比較研究ができた訳です。

 太極拳自体も、楊式・呉式・陳式を少し学びました。

 内家拳と呼ばれる太極・八卦・形意を中心に練習しましたが、身体能力の無い私でも実力を高められるのではないか?という期待感もありましたが、体質や気質に合っていたような気がします。

 だから、八極拳も柔らかく動いて鋭く発勁するという具合になりましたし、自分の身体の中では流儀の区別が曖昧になっていきました。

 化勁の技術も、合気の技術とほとんど同質と言えるくらいに融合していきました。

 重要なのは、“相手の力とぶつからない”ということ。

 基本は受け流すこと。

 そして、今は受けると同時に融合するように貼りついて威力を吸収してしまうこと。

 これは今回のDVDでは剣術で示しています。

 0インチ打撃(零勁)をものにしてしまってから、迂闊に打てなくなってしまって練習が制限されてしまいましたが、化勁の技術を高めることによって0インチ打撃の威力をも無化してしまうという方向への稽古の発展性が開けてきました。

 今回も、頭の中だけでアイデアを作っていたものを実際にやってみて確認したことがいくつもあったのですが、問題はありませんでした。

「これはシステマのパクリだと勘違いする人がいるだろうな~?」と思って、「これは新体道のワカメ体操からパクりました~」と自白して?実演したりもしました。

 そうです!

 私が影響を受けた三大流儀の一つが新体道なのです!

 と言うか、青木宏之先生と言うべきでしょうか?

 後のお二人は、松田隆智先生と友寄隆一郎先生です。

 この三人の先生方は、武術の理論を教えてくださった大恩人であり、また、研究家としての私の才能を認めてくださった先生方でもありました。

 人間、認められないと頑張れないものですよ。

 外部で悪口言ってる連中はそもそも眼中にありませんが、親兄弟親戚の中でも私の才能を認めて応援してくれた人はほんの数人でしかありませんでしたし、会員の中にも実際はそう多くはないでしょう。

 どうしてか?というと、私に聞いてくれれば一発で教えられることを、あっちの道場、こっちの本といった具合に目移りして、結局は間違った知識を覚えてさっぱり伸びなかったりしている人間もいるのですから・・・。

 教わった先生の中にも、私が単なる口先だけの人間だと決めつけている人はいると思います。

 私は喧嘩になったり嫉妬されたりするのにウンザリしているので、どれだけ仲良くなっても他流の先生の前で自分の技を見せたりしないように注意していますから、必然的に「大した実力ではない」と思われる訳です。

 武道マスコミ関係の友人からも「長野さんがこんなに使えるとは思わなかった」と言われたことが数回ありました。DVDを見て、驚いたと言うのです・・・が、実は私はDVDでも本気で技やって見せたことは一度もありません。

 いや、本気で戦ったことが一度もないのです。

 理由は御承知でしょう? 本気で打ったら確実に殺してしまうという恐怖心があるからですよ。

 だから、いかに防具付けていたとしても会員に本気で打ったりはできないんですよ。DVDで見せているのは1/3以下だと思ってください。

 でも、それだけ隠していても見る人が見れば隠しているのが解るので、そういう人は評価してくれる訳ですね?

 それはそれで、別に認めてもらいたいとも思っていないから、いいんですよ。教わった先生方に関しても、教わった事実は事実として感謝する気持ちだけは持っておきたいと思っていますから。

 お世話になった先生は何十人もおられますが、青木先生、松田先生、友寄先生は私にとっては別格の大恩人なんです。

 それは、“期待してくださった”ということなんですよ。

 期待されたなら、期待に応えないと男じゃないでしょう?

 生きてる間にどれだけのことができるか? そういう挑戦をしないで何が面白いのか?って思いませんか?

 私が子供の頃は、「将来、何になりたいですか?」という質問に「公務員」だの「サラリーマン」だの答えるヤツは馬鹿にされていました。

「え~っと、武術の達人で作家で映画作りたいな~?」と漠然と考えていましたが、随分と紆余曲折はあったものの、何となく実現できちゃってたりしますしね~?

 あれっ?

 何か、俺、結構、希望の通りの人生歩んでるのかも~?

 それにしても苦労し過ぎだけどね・・・?

 50過ぎて、まだ定収入が無いとは思わなかったですよ~。

 目下の最大の目標はベストセラー作家になって印税で道場付きの家に住んで、老後は猫と暮らす・・・ってことです。神様、お願~い! 叶えてぇ~?

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サイコパスばっかり?

 ベストセラーになっているサイコパスについての本を買って読んでいたら、「げげっ? もしかして俺もサイコパスか~?」と、ちょっとドキッとしましたよ。

 というのも、武術家って、どう考えても普通の精神構造じゃないんですよね?

 私は研究家ですけど、ひょっとすると世界で一番、武術について考えている人間ですから、どうしても思考的に武術家みたいになってしまう訳ですよ。

 ほら、普通の日本人は、「いざとなったら暴力に頼る!」って考えないでしょ?

「危なくなったら警察を呼ぶ」としか考えないでしょう?

 私は、「緊急で必要とあらば、一切ためらわずに暴漢をぶん殴ったり腕をへし折ったりできる人間でいよう!」と“決めてる人間”なので、やっぱりサイコパスになっちゃうんじゃないでしょうか?

 過去、二回。本気で人を殺してやろうか?と真剣に考えたこともありましたし、若い頃に「武術を究めるためには人殺しの経験が必要なんじゃないか?」と、真面目に傭兵になろうか?と考えていた“狂ってた時期”もあります。

 どうですか~?

 キチガイでしょ?

 半世紀以上も生きてきたから、今では「あ~、俺ってキチガイだよな~? こんなキチガイの部分を表に出してはいけないな~?」と知恵つけて普段は出さないように注意しているんですが、やっぱり今でも心の奥底にはキチガイが眠っているんですよ。

 しかし、俺だけがキチガイを飼ってるのか?と思っていたけど、そんな訳じゃないな~?と思うようになりましたね。

 誰でも心の奥にはキチガイが眠っているんですよ!

 そのキチガイの別名は“本能”です。

“闘争本能”ですね?

 で、闘争本能のややこしいところは、これって“生存本能”に直結しているってことなんですよ。

 動物だと闘争本能に従って瞬時に戦いますからね。

 武術にも動物に倣った型とかありますよね?

 鷹爪拳・龍拳・蛇拳・鶴拳・虎拳・豹拳・猿拳・蟷螂拳・狗拳・鴨拳・・・etc.

 で、私は猫好きなんで、猫の動きをかなり研究しましたよ。

 また、うちの猫がこれまた凄い喧嘩好きで毎日、三回は庭に侵入してきた野良猫と戦い、時に蛇と戦い、床下でイタチを追っかけ、雀を狩り、ドブネズミを喰らい、隣の家の高価な鯉をすくって食べ、襲い掛かってきた犬を返り討ちにしてました・・・。


 しかしながら!

 人間は本能を理性で制御することで文明を築き、文化を育んできています。

 武術と暴力の違いは、この“理性”の有無にかかっている訳ですよ。

“理性”とは何か?

 合理、論理、理知、理解、理法・・・。

 人と動物の違いは、理を悟り、理に従って生き方をクリエイトしていけるということ。

 動物の生き方も自然の律に従っていますが、人間は理に従うことを選んでいます。

 それは必ずしも自然律とは相いれないものですが、宗教や科学は“理”を求めて生み出されたものです。

 武術も戦いの理を追究して生み出されてきたものです。

 長年、研究してますけど、知れば知る程、奥が見えなくなっていく感じがします。

 武術をある程度以上に極めると、どう考えても超能力としか言えないような神秘の世界に突入してしまう?と考えざるを得ないんですよね~?

 私は徹底的に合理性を現実的に追究しているんですが、それでも説明のつかない領域の技ってある訳ですよ。

 もちろん、それを体現できる人は極めて希少で、一般化できるとは思えません。

 それでも、人間の潜在能力は凄いものだな~?と思えば、武術研究の可能性にも手ごたえを感じるんですよね?

 ただし、そのボーダーラインには有象無象のサイコパス君が巣くっているのが現状なのです。

 従って、あんまり武術を一般の人にはお勧めできないな~?と思ってるんですよ。

 超絶的に理性が強靭な人間しか武術を学んではいけないんじゃないか? 普通の人間が下手に首突っ込んだら、単なるイカレポンチになってしまうだけなんじゃなかろうか?

 最近、そう感じています。

 相模原の大量殺傷事件や、小金井のシンガーソングライター刺傷事件の犯人は、格闘技や柔道をやっていてかなり強かったらしいですね?

 これって格闘技や武道が単に暴力性を助長しているだけではないですか?

 彼らに欠落しているもの。

 それは“理性”です!

 この場合、“社会性”と言い換えてもいいでしょう。

 多くのサイコパスに共通するのは「考え方が自己完結している」ということではないか?と思います。

 つまり、自分自身の考え方に固執していて対人や対社会で考える頭脳が働いていないのです。

 言葉を換えれば、思いやりや配慮が無い訳です。

「これを言ったら、どう受け止められるか?」ということを考えなかったり、考えているつもりで見当外れだったりするのです。

 これはカルト団体の人間にも共通しますね?

 どう考えても、「それってアウトでしょう?」という事柄に関して、何も疑問を感じなくなる・・・これは恐ろしいことです。

 人間にとって社会性を失うということは、社会からスポイルされてしまうということを意味しています。

 閉じた空間で同じ価値観を共有していた時は問題なかったけれども、一度、外に出てしまったらキチガイ扱いされてしまう・・・というのがカルトな団体の弊害です。

 森友学園ですか?

 戦前の教育みたいなことを園児に強制している様子をニュース番組で見ると、悪い冗談みたいで気持ちが悪くなってしまいます。

 よその国だったら、苦笑して見ていられますが、今の日本でこれかいな?という気持ちの悪さがありました。

 鴻池さんが会見で「オバハン」だの「無礼者」だのとか言っていたのは笑いましたけど、「こんなヤツは教育者じゃない!」と言っていたのには、激しく同意?しましたよ。

 でも、私だったら札束でペシペシされたら、「ははぁ~っ、何でもおっしゃる通りに致しますぅ~!」って言っちゃいそうですね・・・(苦笑)。

 しかしまあ~、籠池さんですか?

 日本会議って、こんなレベルの人間がやってるのか~?と思うと、ダメージ大きいでしょうね~?


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唯一無二の鈴木清順監督逝去

 どうも、最近、予知能力でも芽生えたものか? ふと頭に浮かんだ人が亡くなったりする。あまり嬉しいことではない・・・。


 シュールレアリスムか、はたまた、夢幻の映像化か?

 私が鈴木清順監督を知ったのは、松田優作が主演した『陽炎座』を劇場で観た時だった。
 確か、私が岡山の大学に行っていた頃だったと記憶しているのだけれど、昔のことだから記憶が定かでない。浪人していた頃だったかな~?

 また、映画の中身が輪を掛けてヘンテコなものだから、尚更、記憶が混乱してしまう。

 当時、角川から出ていた映画雑誌『バラエティ』の記事で松田優作が「清順監督がヘンな芝居の要求ばかりするので困惑した」という感想を言っていたのを覚えている。

 混乱して途方に暮れてしまった時に、「そうです。それです!」と言われて、余計に面食らってしまったのだとか?

 確か、そんな感じだった。

 この時期から松田優作は怪しい演技に突っ走っていた。

 それまでハードボイルドなアクション俳優というイメージだったのを、『野獣死すべし』『ヨコハマBJブルース』『家族ゲーム』、TVスペシャル『断線』『断崖』でヘンな男ばかりを演じたりしていた。

 どうも、もともとの演技嗜好にシュールさが加わったのも『陽炎座』がきっかけになっていたのかもしれないと思っている。

 その後、『ツィゴイネルワイゼン』を観た。

 これまた、実に異様な映画だった。薄ら寒くなるようなホラー風味のある超現実映画とでも言うべきか?

 とにかく原田芳雄の代表作の一本?ということになっているが、なんとも異様過ぎて、評価が難しい前衛芸術のような作品だった。

 日本映画には舞踏系の人を意味なく出演させて芸術性を際立たせようとする手法がしばしば見受けられるが、清順監督の場合、芸術の持つ高尚な権威性を小馬鹿にしているような印象も受ける。

 かつて、どうしてヘンな映画ばかり撮るのか?と聞かれた清順監督は、「だって、普通に撮ったら面白くないでしょう?」と、スッとぼけてみせたそうだ。

 確かにその通りだと笑ってしまった。

 例えば、まったく同じ脚本でも演出家によって作品の印象が大きく異なる場合がある。

 黒澤明の『椿三十郎』とリメイクされた『椿・・・(以下、自粛)。

 それはそれとして、清順監督の名を高からしめている『殺しの烙印』の続編として撮られた『ピストルオペラ』をテアトル新宿で観た時は、ラストシーンで劇場内が「ええ~っ!」と絶叫に包まれ、私は椅子からズリ落ちそうになった!

 まさに、「なんじゃ、こりゃあ?」な展開だった・・・。

 そんな清順監督は巨匠然とした人ではなく、お茶目なお爺さんという雰囲気もあり、当然のように役者もこなしていた。

 その風貌は、水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する井戸仙人のようなポップでキュートな雰囲気であった。

 確か、『美少女仮面ポワトリン』の神様役でも出演されていたと思う。

 亡くなられた時の新聞のフィルモグラフィーには載っていなかったようだが、ルパン三世の監修もされていて、劇場版『バビロンの黄金伝説』は監督もされていた。

 ちなみにルパン三世の裏話を書いた本によると、清順監督は宮崎駿監督と打ち合わせで対立したことがあったらしい。

 後に国民的アニメ映画の巨匠となった宮崎監督と比すれば、清順監督はメジャーとは言い難いのかもしれないが、日本映画界の歴史に特筆されるべき名監督として記憶されるべき人物だと私は確信して疑わない。

 鈴木清順監督に献杯。

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この映画、この本

 先日、見逃していた『あぶない刑事ファイナル』をTVでやっと見ました!

 いや~、吉川さんがメチャクチャ格好良いですね~?

 高瀬先生の映画秘宝の連載で、撮影中のトラブルで足を骨折されていたということでしたが、ステッキをついての登場でしたが、『ブラックレイン』の松田優作を越えてるんじゃないか?というくらいの悪役っぷりで、立ち回りシーンでは怪我している足での蹴りも繰り出すんだから、唖然とさせられました。

 クライマックスのバイクの曲乗り対決シーンなんて、何と素晴らしいアクションでしょうか?

 ウエスタンの決闘シーンをも彷彿とさせつつ、吉川さんの悪のダンディズムが滲み出ていて圧倒されました!

 高瀬先生も凄いけど、それをやった吉川さんは凄い!

 ファイナルと言っても、外伝ならまた作れるんじゃないですか?

 年よりが活躍するアクションというのも見たいですよ。

 ちなみに、高瀬先生が監督した『國士参上!』地方巡業公演開催中ですので、是非、スクリーンで見ましょう!


 それから、『ツマヌダ格闘街』が終わって淋しい気持ちでいたんですが、上山道郎さんの新作『オニヒメ』を読みました。

 むむぅ~・・・個人的に、こっちの方がより好きかもしれない・・・?

 何しろ、剣術物であり、また妖怪退治物であり、主人公は超美少女・・・という、私が小説講座で毎回毎回提出して先生が苦笑いしている企画そのままな話・・・。

 というか、私は小学生の妄想話みたいなのしか思いつかないんですけど、それを漫画で表現して「ヤラレタ~っ!」と思うくらい面白くするというのがプロですよね~。

 それゆえに、いちいち私の心の琴線に響いてくるんですよ~、これが・・・。

 柳生十兵衛や宮本武蔵はまだわかるけど、柳生連也厳包はあんまり知られていないでしょう?

 しかも、連也の愛刀・鬼の包丁を使う・・・。

 新選組の近藤・土方・沖田も出てくるし、丸目蔵人佐も出る?

 具体的なことは、是非、本を買って御確認ください!

 いや~、また楽しみが出来て良かった良かった・・・。


 それと、『テラフォーマーズ』地球編になってから、面白くなってきやがりましたねっ?

 この作品、ちょこっと武術ウンチクが出てくるのが、良か!


 歴史のウソ本当?みたいな本も随分、出てますが、この前出てた本を読んでいたら、峰打ちで刀が折れる原理について私が書いたそのまま載っていたんですが、今回は参考資料一覧にも載っていて、有り難い限りでした。

 ただね~?

 情報って、いったん世に出ると、知らない間に拡散していくものでしょう?

 それはもう止めようのないものだし、発表する時点でこちらも覚悟しなきゃいけないと思いますね?

 最近、北島師範に教えてもらって、スマホでようやくググれるようになって、楽しいからいろいろな人や会社とかググッてたんですが、ネットは便利で一通りの情報が得られるんだけど、やっぱり広く浅い感じなんですよね?

 それと、真偽の区別が判然としないのが問題ですよね?

 要するに、誰でも書けるから嘘や妄想話もどんどん増殖してしまうという問題点がある訳で、逆に直に確かめることの重要性が高まっているのかもしれません。

 しかし、迂闊に直接繋がることでカルトな宗教団体に関わってしまったりする場合もありますから、私はもうよその団体を推奨したりすることは慎もうと思っています。

 武術の世界はいろいろと問題があります。一般の人が安易に食いつくと危険な面があります。

 今でも、「どこの流派がいいですか?」と私に聞いてくる人がいますが、いろいろアドバイスしてもうまく行くとは限りません。

 だから、最近は、「游心流が一番いいです!」と、きっぱり言うことにしました。


追伸;何か、細川茂樹さん(仮面ライダー響鬼)もトラブってて、やっぱり仮面ライダーの呪いが発動してるのかな~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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