FC2ブログ
コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ
コンテントヘッダー

小説デビュー作『御先祖さまは忍者ガール』発売迫る!

 いやはや、小説の勉強を始めてから何年が経過したことか?

 ようやく念願の小説デビュー作が10月13日発売決定致しましたっ!

 昨年公開された『セーラー服忍者』のノベライズなんですが、続編と併せて一冊の単行本になりました。

 カクヨムに出したので既に読まれた方もいらっしゃると思いますが、加筆微修正して読み易くし、また、続編は書き下ろしオリジナルのコテコテ美少女武術物となっておりますので、絶対、楽しく読んで戴けると確信しております。

 タイトルは、『御先祖さまは忍者ガール』!

 映画とはタイトルを変えました。

 どうしてか?と申しますと、うちの会員ですら『セーラー服忍者』というタイトルに拒絶反応を起こしてDVDを見ようともしない?という事実が発生したものですから、青春アクション物風にした次第です。

 だってね~。DVD買ってくれた会員さんが、「特典映像だけ見ました」ってニコヤカに言うんですから・・・あんなに頑張って金作って小道具作って苦労しまくって作った映画を何かゲスい三流映画みたいに偏見持たれてしまったというのは大ショックでしたよ。

 確かに百二十万しかかけてない超低予算映画ですから、一般映画の水準には及ばないのは認めますけどね~。

 でも、みんな、頑張ったんですよ? 私だったら自分の師匠が頑張って作った映画だったら出来がどうだろうと最低10回は見ますよ!

 見てから貶されるのは仕方がないと思いますが、「見る気も起きない」って態度をシャレと解するほど私は心は広くありません。

 怒りはしないけど、本気でガッカリしましたよ・・・。

 それに、プロの水準には達してなくても自主映画としては相当、立派な出来だと思いますよ。映画祭の招待作品なんだから・・・。

 もっと時間をかけて準備して撮れていたらかなり違っただろうにな~?という思いがあるから小説を書いた・・・というのが実は本心です。

 つまり、この小説は、私の初プロデュース映画を補完するつもりで書いたんです。

 プロの映画監督に見てもらった感想では、「出来は悪いけど、面白かった! 秋本(つばさ)さん妃羽理さんは、流石、プロだと思った。下田(愛璃さん)ちゃんもいいし主役の娘(鶴巻星奈さん)が頑張っている。忍者にサムライ、JK(女子高生)は海外にウケる筈だから、これをリメイクしたい!」と言ってくれました。

「・・・ところで、長野さんはどこに出てたの?」

「笠かぶってるの、ほとんど俺」

「ちゃんと顔だししなきゃ~ダメ!」

・・・といった具合でした。

 武術仲間に見てもらうと、私の動きが武術的で感心したと評価してくれる人が何人かいました。アクションとしては未熟ですが武術的な動きが出ていたと評価してもらえたのは嬉しいです。特に、玄武館の岡部宜史先生は高く評価してくださり、男泣きしそうでしたよ。

 もっとも、それは武術的な動きがどういうものか?と解る人間にしか理解できない訳ですから、今後、また立ち回りをやる機会があったら最初からコンセプトを決めてやらなくちゃいかんな~?と思いました。

 やってみて思ったのは、既に50過ぎた私は普通のアクションや殺陣の動きは無理だということです。

 立ち回りの中に武術性が出せれば?と考えて撮影に臨んでいたんですが、基礎体力が無くなっているので無理があるんですよね。持病の膝関節炎も悪化してしまって跳躍動作はヤバかった・・・。

 着地した瞬間に膝にかかる負担で腰から砕けそうになったり、秋本さんがつけてくれた手を膝が言うこときかなくて変更してもらったり、いやはや情けなかったんですよ。

 足刀蹴りも昔は得意だったのに、蹴り脚を止めていられない・・・齢だな~?と。

 映画のアクションはそういうものだと思ってはいたんですが、自分がイメージしていたようにできなかったのは哀しくなりましたよね?

 ただ、その後、『師父』を見たり、『RE:BORN』を見たりしてから、「あ~、そうか? アクションだからこう見せなくちゃいけないという決まりはないんだよな~? 俺は考え過ぎていたな~」と思いました。

 それで、その反省も含めて小説の中には武術の秘伝となる要素をたくさん込めました。

 剣術、忍術、空手、中国拳法・・・秘伝テンコ盛りですよ!

 私の作家としての持ち味であり武器となるのは、“圧倒的な武術の知識”なんですから、武術小説(武術映画)を創作すればいいのだ!と思いました。

 そういう次第なので、『御先祖さまは忍者ガール』は、ただのジュブナイル小説(ラノベ)ではありません。

 私、長野にしか書けない武術小説です!

 私が目指すべきは新世紀の『拳児』なんだと思います。

 ただし、私は“戦う女”が好きなんで、そっちの作品を多く書くことになるだろうな~?と思います。

 あっ、それと“超強い爺さん”も好きなんで、この本の続編にも登場します。

 丸目蔵人佐も作中の年齢は六十代半ばくらいなんですが、この人、九十歳まで生きてますからね~。

 それと、秘伝をお教えしましょう!

 武術を上達させようと思うなら、カンフー映画や時代活劇映画をたくさん見ることですよ。

 これらの映画のアクション演出家は武術の動作をどう実戦に応用するか?ということを常日頃から考えており、実際に武術の技の応用変化を多数、立ち回りの中で表現していますから、なまじ武術の動画やDVDを見るよりも合理的だったりするんですよ。

 私自身が武術の技の応用変化を考えるのに最も参考にしているのが映画です。

 作り物だから虚構だと頭から決めつけている武道の先生も多いですが、このような硬直化した発想の人は武術の本質を洞察する能力はありません。

 もちろん、デコレーションされてる部分とリアルな戦術としての動きを区別できる眼識は必要ですが、それは多く見ているうちに自然に養われます。

 うちの会で技の応用変化を一番工夫できるのが小塚師範ですが、彼の能力はカンフー映画マニアであるという部分に負う面が大きいでしょう。

 もっとも映像で見るだけだと判別できない面もあります。

 だから、『セーラー服忍者』と『御先祖さまは忍者ガール』は補完関係にあるんです。

 是非とも、両方をご覧戴きたい!

 宜しくお願い致します・・・。

 でかい本屋には置かれるかもしれないですけど、アマゾンに予約するのが確実かと思いますよ。

 私が、そんじょそこらの小説と同じようなのを書く道理がないでしょう?

“読む秘伝書”ですよ・・・。

スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー

鈴木崩残先生ありがとうございました!

 先日、武道マスコミ関係の知人から「鈴木崩残先生が亡くなられたのは、長野さんは知ってますか?」と聞かれて、まったく知らなかったので、面食らって帰宅してからスマホでググってみましたところ、本当にお亡くなりになられていた様子でした。

 まだ、お若いのに・・・と、愕然としてしまいました。

 結局、私は鈴木先生とは一度も直接お会いしないままになってしまいました。

 こんなに早くお亡くなりになられると知っていたら、直接、訪ねて御礼を申し上げていたのに・・・と後悔するばかりです。

 何しろ、私の手裏剣術の師匠は鈴木先生なのです。

 自慢ではありませんが、私は武術に関しては大抵の術はそれなりにこなせるものの、手裏剣術だけは向いていないのか? 長く上達できませんでした。

 それが、40代半ばを過ぎた頃だったでしょうか? ある日、鈴木先生から御著書とハンドメイドの手裏剣数本を贈って戴きました。

 面識があった訳ではありません。

 だから、正直申し上げて、変な人なのか?と思いました。が、御著書を参考に手裏剣を打ってみると、それまで刺中率三割以下(しかも1m程度離れて)だったのに、ビシビシと刺さるようになり、3m離れても五割以上刺せるようになりました。

 手裏剣術を稽古されている方からしたら笑ってしまう程度でしょうが、まともに刺さらないのが当たり前だった私にしてみれば、大いなる進歩でした。

 それから鈴木先生と手紙・メール・電話で教えを受けるようになり、また、神秘思想方面や武術関係の裏話などもやり取りしました。

 しかし、私は神秘思想関係にはオウム事件以来、警戒心が強く出てしまって、あまり深入りしたくありませんでした。

 それで、一定の距離を縮める気持ちにはなれなかったのです。

 鈴木先生は私に非常な親しみを持って接してくださいましたが、私は数々の武術関係者との付き合いで煮え湯を飲まされた記憶がトラウマとなっており、どうしても一歩が踏み出せなかったのです。

 しかし、これは私の勝手な偏見です。

 鈴木先生は一貫して私の本質を見ようとしてくださっていました。

 そのような人は、松田隆智先生青木宏之先生以外にはごく少なかったのです。

 無礼をお詫びする機会も失ってしまいました・・・。

 今はただ、鈴木崩残先生の十数年にわたる御厚情に心から御礼申し上げたいと思います。
 ありがとうございました!


長野峻也 拝

このページのトップへ
コンテントヘッダー

セミナー報告

型の分解

 忙し過ぎて遅れに遅れてしまいましたが、10日の“型の分解”は、非常に濃密な内容にできたと思います!

 以上!

 翌日は合気道ですが、今回は無刀取りをやりました。が、これに関しては合気道のやり方より私が独己九剣の応用でやるやり方の方が簡単で安全なので、これをやってもらいました。

 というのも、木刀でやると気づかないでしょうが、もし、真剣でやったら、大きく回してもぎ取るのでは刃先がかすって怪我をする可能性があると思ったからです。

 で、形式的に「できる」と誤解してしまうと実際にやった時に致命傷を負いかねませんから、ここは敢えて全面的に変えました。

 もちろん、合気の原理を使っているので手法が変わっても問題ないのですね。



大阪セミナー

 さて、大阪セミナーは、50年に一度の大形台風が列島縦断!ということで延期するかどうか?と悩みましたが、様子を見て大丈夫そうだったので、当日朝に出発!

 新大阪駅で大阪支部長と待ち合わせて江坂の会場に向かいました。

 10年ぶりくらいですからね~。ハッスルしていっぱいやりましたよ~。

 合気に発勁、交叉法・・・スタンダードなところを指導させてもらいました。

 しかし、今回は久しぶりなので、他で教えていない秘伝的な内容もいくつか公開しました。

 これは威力がどうこうというより、確実に致命傷を負わせるやり方なのですが、まあ、悪用する人はいないだろうと思ってお教えしました。

 セミナー後は会食会。

 一番驚いたのは、参加者の一人がビールをぐんぐん呑んだこと! 水でもあんな具合には呑めないよっ! 人間かっ?

 いろんな流儀を学んでいる人と話すと、いろいろな発見があって楽しいです。

 でも、武術は自分が学んで自分がどれだけ向上できるか?が大切なので、信仰に陥ってはいけないと私は思います。

 どんな流儀も水平に見て、良いものは取り入れ、悪いものは反面教師にすることで自分の成長に繋げられます。

 信仰はしばしば独善を招いて思考の硬直化に陥ります。それでは自分の成長を止めるだけですからね。

 大阪支部兵庫支部の発展を祈ります!

このページのトップへ
コンテントヘッダー

大阪セミナー2017/09/18 指導項目追加

大阪セミナー指導項目

1,合気技法
座捕り合気揚げ(大東流式・脱力技法・円天流道術式・指合気・片手合気・多数捕り)
立ち技合気崩し(波の原理・斬りの原理・胸倉掴み崩し・突き腕崩し・蹴り脚崩し)

2,発勁技法
重心力ミット打ち(縦拳・横拳・双拳・掌・双掌・重掌・前腕・肘・肩・足裏・ロー)
発勁打法の秘訣(剛体打法・柔体打法・打撃訣・十字勁・沈墜勁・纏絲勁・抽絲勁・波浪勁・螺旋勁・爆発呼吸・震脚・意念・コン歩・チン歩・第三段蛟龍歩)

3,交叉技法
各流儀技法分析(那覇手・首里手・太極拳・形意拳・意拳・詠春拳・八極拳・八卦掌・蟷螂拳・酔八仙拳)
暗腿技法の応用

4,読みの技法
目付けと聴勁(口伝にて解説します)


+++ 事務局注 +++

日時:2017/09/18(月・祝)11時~14時

場所:江坂公園前スタジオアズール5F(御堂筋線江坂駅から徒歩3分)

参加費:一般10000円 会員5000円

参加申込み等の詳細はこちら
このページのトップへ
コンテントヘッダー

大阪セミナー2017/09/18(月・祝)

游心流大阪セミナー

日時:2017/09/18(月・祝)11時~14時

場所:江坂公園前スタジオアズール5F(御堂筋線江坂駅から徒歩3分)

参加費:一般10000円 会員5000円

参加申込み等の詳細はこちら
このページのトップへ
コンテントヘッダー

九月セミナー“型の分解”

 九月の月例セミナーは、「型の分解」です。

 ここ最近、いろんな流派のDVDやユーチューブの動画も見たりしているんですが、武術の型の分解応用組手に関しては、どうも定型的な解釈が多いような気がします。

 つまり、基本型は基本的な使い方をするもので応用型が大切だ?みたいな解釈をどうもされているみたいに思えます。

 でも、恐らく、そうではないと思います。

 型の分解応用というのは、基本型こそ応用自在な筈で、応用型と言われる型は使い方が限定的になる筈なんですよ。

 何故なら、突発的に起こる攻撃に対しては、瞬間的な対応しかできないので、複雑な動作をやる余裕はない筈なのです。

 コンビネーションで不意打ちする人間はいないでしょう? 不意打ちは、単純な突きや蹴りを相手が臨戦態勢になる以前に食らわすもので、とにかく初撃のスピードが命。余計なことはしない筈です。

 この点、やはり空手家は速いっ!

 伝統空手の選手なんか速いですし、動画で川保天骨さんが体験レポートされていた無門會の富樫先生の突きなんかメチャ速いですね~。予備動作がなくて、ビシュッて出るから、あれは受けるのは至難でしょうね~。ブラックマンバみたいですよ・・・。

 中国武術も通背拳や翻子拳や詠春拳なんかは速いんですが、連打の回転の速さが特徴で、一発の速さでは伝統空手の突きのスピードは最速かもしれません。

 スナイパーライフルみたいな感じですかね?

 しかし、剣道の試合なんか見てると、素人にはどっちが勝ったのか判らないくらい神のごとき速度で打ち合ってますよ。

 余談ですが、水曜の東京支部の稽古に入会希望の人が来るので私も行ったんですが、この人は私と同じ熊本の人で剣道をやっているそうでした。

 剣道家だからか、対錬の時の突きのスピードが異様に速くて、小塚師範もヒヤッとした顔をしていました。気を入れていないと食らってしまいそうでしたね・・・。

 熊本は武道が盛んで、剣道・柔道・空手道・合気道と、いずれも日本トップクラスの県ですし、宮本武蔵(二天一流)・丸目蔵人佐(タイ捨流)・松山主水(二階堂流平法)・井鳥景雲(雲弘流)といった有名剣客が知られています。

 親の土地を相続しているので、将来、ここにも道場建てて熊本県にも游心流を定着させたいな~?と思ってます。


 え~、型の話に戻しますと、空手(那覇手、首里手)、合気道、柔道、中国武術、剣道、居合道・・・等の型や構えの所作には想像もつかない秘訣が隠されていたりするのです。

 ほんのちょっとした手の形や足の踏み方に凄い秘訣が隠れていたりするんです! こういうのは教えを受けない限り、自分で気づくのは相当に難しいと思いますね。

 今回はそういう秘訣について解説していこうと思います。

 予定内容は、空手はサンチンとナイファンチ、合気道と無刀取り、柔道の隠し技、中国武術の応用技、剣道の封じ技、居合道の変化技・・・等々。


 それと、その次の週(18日・祝日)には大阪セミナーを行います。

 こちらは10年ぶりくらいですかね~? 前の大阪支部を解散してからやっていませんでしたが、今年は新体制で支部が復活したので、要望も以前からちょこちょことあったので、久しぶりにやってみます。

 ただし、10年前と同じだと思ってもらっては困ります。

 同じだったら進歩がないってことでしょう? 私はそういうのが一番、嫌いなんです。

「な~んだ。昔と変わってないじゃん?」と思われたくありませんからね。

 より一層、効率よく強力で迅い技をお見せしたいと思っています。

 内容は、基礎錬体(とその応用)・歩法・各種発勁打法(拳・掌・前腕・肘・肩)・蹴り技(蹴りの発勁・暗腿)・合気揚げ(大東流式・脱力・指・多人数捕り)・交叉法対錬(読み・差し手)等です。

 何か、会場の関係で人数を先に申告しないといけないそうなので、申し訳ありませんが、限定20名としたいと思います。

 予約はお早めにお願い致します。

 
このページのトップへ
コンテントヘッダー

土屋嘉男さん御逝去

 黒沢時代劇や東宝特撮映画で活躍された俳優の土屋嘉男さんが亡くなられていたそうです。

 ちょうど、チャンネルnecoで土屋さんの代表作の一つでもある『マタンゴ』を放送していて、懐かしく拝見していた時に、2年前だったか特撮イベントでお会いした土屋さんのことを思い出しましたが、相当、御高齢だったんですね?

 イベントの時はお茶目にはしゃいでダンス・ステップを踏んでみせられたり、サービス精神旺盛な方だな~と思いました。

 萬屋錦之介主演の『柳生新陰流』第一話では、松田織部介を演じられていましたが、新陰流の指導をするシーンがありましたけれど、実に堂々としていて見事だったことを思い出します。

 TVよりは、やはり映画俳優というイメージのある方で、我々、特撮ファンの間では永遠のスターですよ!

 うちの道場には土屋さんがサインされた映画のチラシが貼ってあります。

 俳優という仕事は作品の中に永遠に魂を封じ込めるようなものですよね?

 記憶は作品と共に永遠に残ります・・・。


追伸;『悪魔のいけにえ』や『ポルターガイスト』『ファンハウス』等で有名なトビー・フーパー監督、それに初代ゴジラの着グルミに入っていた伝説のスーツアクター中島春雄さんも亡くなられました。御冥福を祈ります・・・。

このページのトップへ
コンテントヘッダー

差別意識はなぜ生じるか?

 若い頃、差別問題を考える市民サロンに出入りしていて、この問題が想像もつかない奥深い闇を持っていることを知りました。

 差別問題はアメリカのような多民族国家の問題だと思っていたから、日本に住んでいる限り、さして問題とするような話じゃないと呑気に考えていたんです。

 しかし、いろいろ知ると単に自分が無知で鈍感なだけだったのだと理解できるようになりました。

 日本にも様々な差別問題があったんですよ。

 誰もが知るのは江戸時代以前にエタ・非人と呼ばれた部落の人々のこと。これは私の田舎でもありました。

 が、上京してから知るようになったのは在日コリアンの人達のこと。

 私の田舎には少なかったらしく、ほとんど聞いたことがなかったんですね。

 中学校の社会科の先生は共産党だったそうで、人種差別の愚劣さについて強く訴えていました。いわゆる全共闘世代の人だったのでしょう。

 まあ、そういう時代だったんですね。

 ある時、この先生に職員室に呼び出された。何事か?というと、「お前は差別をした」と叱られたのです。

 何のことか?と思ったら、前の席から回ってきたプリントを後ろに回していた時に、私の後ろの男子がプリントのある箇所を避けて持ったので、その男子と共に呼ばれて叱られたのでした。

 彼がそうした理由は、私の前の席に、クラスでイジメられている女子がいて、彼女が触った箇所を避けたからだったそうでした。

 私は、「私は差別はしてません!」と抗議しましたが、彼の行為をとがめなかったから同罪だと見えた?らしい。

 先生としては差別意識の問題を教えたいと思ったんでしょうが、濡れ衣を着せられるのは我慢ならなかったので絶対に謝らなかったんですよ。

 別に私が普段から絶対に差別をしない人間だったということではありません。

 イジメをしたこともあります。

 しかし、この時は本当に差別意識など無かったのだから、「先生がそう思ったとしても俺にはそんな意識は無かった。先生は他人の心が読めるんですか? 何で決めつけるんですか?」と強弁したら、タジタジとした顔になっていました。

 実は、この先生は自分の正義感を生徒に押し付けるような傾向があって、仲間うちで反発するところがあったんですね。

 それで徹底して反発してやろうと思ったのかもしれませんね。当時の気持ちとしては。

 今から考えると非常に教育熱心な金八先生みたいな人だったのでしょうが・・・。


 もしかすると、この先生の影響かもしれませんが、大学生の頃は差別問題と心理学に興味を持ったし、20代は市民運動に参加したり、社会科学の勉強会に参加して討論していたりしました。

 いろんなジャンルの勉強をすればする程、「あ~、俺の知らないことは無数にあるんだな~?」と限界を痛感するようになりました。

 武術や格闘技はその点、実に単純。闘って勝った方が正しい! 論より事実。

 言葉が必要ない。IQ低くても無問題!(はっ? これも差別だ!)

 数年前から小説の勉強を続けていますが、やはり小説家を目指す人は高学歴です。頭もいいし知識もある。

 地方の私立大学中退の私の頭脳では本来、入っていけない世界なのだと思いますが、ヲタク体質だったのがプラスに働きました。要らん知識を膨大に蓄積していたことが幸いした次第です。

 ヲタクも極めればプロフェッショナルになれる!


 えっと、話を戻すと、単に差別と言っても、様々な差別がある。

 人種差別、性差別、障害者差別、学歴差別、出身地差別、美醜差別、能力差別・・・と、いろいろ。

 が、恐らく、一番多いのは信仰によって生じる差別ではないだろうか?と思います。

 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教・・・といった宗教間の対立が戦争を生み出して世界を分断させている元凶だと明言していたのはクリシュナムルティーだけど、確かにその通りのような気もする。

 ある種の信仰は人を強力に結び付けるけれども、その信仰を共有しない者に対しては異常に排他的になる例が多い。

 で、信仰の原点というものは何か?というと、「これが正しい!」という絶対の認識ですね。

「これが正しいんだから、他はすべて間違っているのだ」という論法になる訳。

 これが信仰の心理メカニズムであり、「これが正しい!」という認識からは「間違いを正してやらねばならない」という強迫観念が生まれ、これが制御できなくなって“暴力”が生まれる訳ですよ。

 だから、差別観念に問題があるというより、そこから発生してくる“暴力”が問題になる訳ですね。

 で、差別問題の真の問題が“暴力”だとするならば、早い話がパワーバランスの問題に帰結する訳ですよね。

 そもそも、何が正しくて何が間違っているのか?という問題をまともに解決する方法はありません。

 人類は力尽くしで問題を解決してきて、「正しい者が勝つのではない。勝った者が正しいのだ」というこの世の法則を既定してきた訳です。

 だから、ハマコー先生は「今の日本があるのはアメリカ様のお陰なんですよ~っ!」と宣った訳でしょうね? 

「洗脳されて、そうと自覚していないだけで、日本はずぅ~っと、アメリカの属国であったのだ・・・」という真相を自覚する人も増えてきていますよね?

 だからといっても個人でどうにもできない社会の構造的問題というものが厳然としてある。

「正しいものが勝つ。認められる」と考えるのは世の中の構造を知らない者の希望的観測、あるいは夢想にしか過ぎない訳です。

 山尾さんがスキャンダルで民進党を辞めましたが、これも怪しいですね~? 身内?がリークしたんじゃないかな~?という気がして仕方がありません。

 蓮方さんが代表を辞めた時も、二重国籍問題を問われましたが、内ゲバなんじゃないの?という気が拭えませんでしたね?

 何か、つるし上げて皆で石を投げ付けてるみたいに扱うのって、魔女狩りみたいで気持ちが悪いですけどね?

 人間、誰だって叩けば埃は出るでしょう?

 綺麗に間違わずに生きている人間なんかいないんだから、誰もが自分の能力をちゃんと発揮できる場で一所懸命仕事をやっていれば、それでいいんじゃないかな~?

 政治家だからとか、芸能人だからとか、公人だから完璧でなければいけない・・・なんて理屈は変でしょう?

 そんなこと言われたら、私なんか社会人としてはダメダメですからね~? 人様のこととやかく言えませんよ。

 ただし、武術に関しては厳しいですよ。インチキやってる人間は徹底的に暴いてやるっ!て気持ちでいます。

 まあ、それはそれ!

 差別されてきた側の人達は自己防衛本能が驚くほど強いものです。

 例えば、かつてのドイツでユダヤ人であることが知られたら殺されてしまうのだから、絶対に知られてはいけない・・・となりますよね?

 これに近い事情は昔の日本で部落出身者や在日コリアンの人達にもあった。

 だから、今でも出自を隠さねば迫害されると恐れる人達が厳然として居る・・・。

 特に、差別問題に関して認識が甘い日本では、ヘイトスピーチするような連中が大手を振って保守主義者として論陣を張ったりしている・・・。

 でもね。

 こういう人達って、実質的に日本がアメリカの属国であるという現実に対しては何故か戦っていこうとしないんですよ。

 どうしてか?

 勝てないのが解ってるからですよ。

 だから、その劣等感をヘイトスピーチとか弱い者に向けているんですよ。

 弱い者がもっと弱い者をイジメる・・・これが差別問題の根っこにある人間の哀しいサガですよね?

 その哀しいサガから抜け出すには、人間はどうすればいいのか?

 北朝鮮みたいに核武装する?

 いや、力を求めるのに一つのやり方しかない訳ではありません。

 知は力なり!

 知力を磨くことですよ。ありとあらゆる知識と知恵を磨いて差別の本質、暴力の本質を見極めて、その対応法を考える・・・。

 それが一番、賢明なやり方であると私は考えます。

 それは、観察眼、洞察力、情報の収集と分析、対応法を工夫する力、実行する技能等々です。

 私の場合、これらは武術から学びましたよ?

このページのトップへ
コンテントヘッダー

『RE:BORN』を見た

 会員のTさんと新宿武蔵野館でレイトショー公開中の『RE:BORN』を見てきました!

 感想を一言で言うと・・・

「俺が見たかったのは、コレだ!」

 昔、渋谷で『VERSUS』を見た時以来の衝撃でしたね~?

 私が映画を作る側の人間になりたいと思った最初の切っ掛けは、高校の卒業式前日の深夜にTVで見た『最も危険な遊戯』でした。

 松田優作演じる殺し屋、鳴海昌平が活躍するハードボイルドでスタイリッシュなアクション映画に、『大都会2』や『探偵物語』で見せた優作のブラックユーモア・センスが加わり、低予算を逆手にとった非常に疾走感のある作品でした。

 過日、黄金町に『スクール・オブ・ナーシング』を見にいった時に、「ここが『最も危険な遊戯』で優作が疾走していたロケ地だったのか?」と気づいた時は、年甲斐もなくはしゃいでしまいましたよ。

 そのくらい高校最後の日に見た映画が私の現体験になっていた訳。

 次の衝撃は、浪人時代に福岡のテアトル西新のオールナイト特撮特集で見た『狼の紋章』でした。これまた松田優作が悪役でデビューした作品で、既に後の優作の演技の原型が見られます。が、主演の志垣太郎がハマリ役だし志しの高い作品でしたね~。

 その次の衝撃は、レンタルビデオで見た『子連れ狼・死に風に向かう乳母車』。私はこれで時代劇大好きになりましたよ!

 その後、『VERSUS』と出会った訳ですよ~。

 随分、間が空いたけど、感動する作品はあっても衝撃を受ける作品というのは滅多にあるものじゃないんです。

 思えば、『VERSUS』もアクション監督は下村勇二監督だったんですよね~?

 下村監督のアクション演出が私の理想に近いということなのかもしれませんね?

『RE:BORN』を先に見た会員さん達はアクションは凄いと誉めつつもストーリーや役者の演技は誉めませんでしたし、設定もありきたりだと言っていました。

 つまり、アクションしか見るべきところがないと言わんばかりだったのですが、私の見立てはちょっと違いますね。

 ハリウッドや韓国に似たような設定の作品はいくつもありますが、それらと根本的に違うのは、この作品は史上初のマーシャルアーツ・ムービーだということです。

 マーシャルアーツ・ムービーとは、武術を見せる映画だと言えばいいかもしれません。

 武侠映画とも違います。

 武術の技と精神、戦いの本質を描き出す映画なのです。

 こう定義すると、『燃えよドラゴン』や『刑事ニコ・法の死角』『ザ・レイド』なんかは違うのか?と問われるでしょうが、それらの映画はアクション映画のアクセントとして武術を活用しているのであって、武術そのものをテーマにしているのではありません。

 強いて言えば『グランドマスター』や『師父』はマーシャルアーツ・ムービーと言えるかもしれませんが、『RE:BORN』のような衝撃は受けません。

 私が衝撃を受けたのは、主人公がPTSDの治療に心療科を受けながら、殺人の禁忌を感じないことを吐露したり、戦闘と言うより最早、暗殺術を駆使して群がる敵を瞬殺していくシーンの中でハードボイルドやニヒリズムを超えた“非日常の自然態”を醸し出している点でした。

 これは武術で言われるところの死生眼の悟りであり、唯一、養っている少女に対する愛情だけが人間らしさかもしれません。

 アクション映画というのは熱気が充満するものですが、この作品は逆です。冷えた虚無感が漂っており、主人公の仲間はまだ情熱を持ち、戦いの充実感の中で死にたいというイカれた願望を持っていたりします。

 この願望は格闘技を真剣にやっている人なら共感できるかもしれません。

 しかし、武術だとそういう情熱もまた捨て去るべき意識の夾雑物に過ぎません。

“戦い”の語源は、“叩き合い”なのだそうです。

 つまり、殴ったり殴られたりすることが前提です。

 ですが、武術は前提として敵の攻撃は受けない。自分が一方的に敵を倒す。

 だから、必然的に行き着く先は瞬間暗殺術となるのです。

 かつて武術のプロジェクトチーム楽天会では“殺倒術”の稽古をやったそうです。

 名前の通り、身も蓋もない“敵を殺すだけの術”です。

 この原型は、陸軍中野学校で空手術を指導した江上茂翁にあったらしいのですが、要するに武術の本質は敵をいかに効率的に殺すか?ということであり、それが戦場で遣う野戦体術に必要な要素なんですね?

 近年はクラブマガやシステマ、あるいはシラットといった戦場野戦体術系マーシャルアーツが日本にも紹介されてきていますが、その実態はエクササイズとして薄められたものである様子です。

 そもそもは日本の武術もそうだったのに、戦後GHQの指導によってスポーツとしての現代武道となってしまい、源流の必殺テクニックも戦術も忘れ去られてしまいました。

 指導者が知らないんだから、もうどうしようもありません。

 正直に申しますが・・・多くの日本人がシステマやクラブマガ、シラットを有り難がって押し寄せている現状は、日本の武術を研究している者として、忸怩たるものを感じざるを得ませんでした。

 日本の武術の凄さを知らずに舶来のマーシャルアーツを礼讚する人達には残念な思いもあります。

 しかし、現状、日本の武術家には偏狭で見識も無い人が多く、スキルも時代遅れになっている。これでは仕方がないだろうと諦めていました。

 私自身も海外の武術を相当に研究してきていますし・・・。

 これはアクション映画を見れば、一層、痛感させられることでした。

 香港アクション、ハリウッドアクション、韓国アクション、タイアクション・・・日本でアクション映画が下火になっている間に海外はどんどん発展していっていました。

 そんな中で、『るろうに剣心』で一矢報いたか?と思っていましたが、それに続く作品がなかなか出てこない・・・。

『ザ・レイド』で残酷アクションが絶賛され、ますます日本はアクション後進国みたいに思われつつあった時に、『RE:BORN』の噂を聞き、期待値が高まっていました。

 が、なかなか公開の話を聞かない。お蔵入りするほど酷い出来なのか?とも思いましたが、いやはや・・・期待をブッち切る衝撃作に、私はその日、深く静かに熟睡できましたよ・・・。

 撮り方も見せ方も美術も非常にセンスが良い!

 下村監督は間の撮り方が上手いんでしょうね? ホラーを思わせる絶妙な怖さも演出できるアクション監督というのは、ちょっと他にはいらっしゃらないんじゃないでしょうかね~?

 それにしても、これだけゼロレンジコンバットというケレン味の薄い流儀の動きを斬新に見せ切った演出手腕は驚くべきことです。

『マッハ!』だって、古式ムエタイの動きは必要最低限で派手なアクロバットアクションを多用していたでしょう? 普通は地味になり過ぎてしまうので、多くの殺陣指導者が嫌うものなんですよ。

 銃弾を避けるというのはシナンジュもビックリ! しかし、正確に銃口の向きから予測される弾道を避けてサイドステップして躱すという「稲川先生なら本当にできるんじゃないの?」と思わせる合理性を表現しているのには本当に感動させられます。

 私が感心したのも、この“読み”を駆使する点を表現したところですよ。

 タクさんと稲川先生の対決シーンはアクション映画史に残るでしょうね~?

 肩甲骨を動かす地味な動作が逆に異様な対決シーンを盛り上げますし、ステップワークも注目! 瞬間的な打拳の異様な迅さ! これは脱力しているからこそ出せる速度!

 カランビットナイフをカスタマイズしたナイフでのナイフファイティングは、小太刀の名手同士が対決しているようにも見えるし、先を取って戦う日本武術の読みの要素も表現しているし、タクさんと稲川先生だからこそ実現できた名シーンでしょうね?

 というか、よく稲川先生、出てくれましたね~? 顔隠しているからかな? 私もそうだったから・・・。

 それにしても、坂口タクさんは、よくぞ俳優に復帰してくれましたよ。日本のドニー・イエンみたいに、これからの日本アクション映画をけん引していってもらいたいです。

 だけど、恐らく、この作品は海外の方がウケがいいだろうから、海外で活躍することになるかもしれませんが・・・?

 まずはジャパニーズ・アクションのエポックメイキングとなる『RE:BORN』のシリーズ化を期待しておりますよ~。下村監督!


このページのトップへ
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

リンク
FC2カウンター
最新記事
カテゴリー
長野峻也ブログ
QR
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。