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DVD撮影完了!

・・・いや~、忙しい一日でした。

 3/6は、午前中には通常通りに渕野辺駅集合、鹿沼公園にて稽古会をやりまして、こちらはセミナー未受講分の振替参加で遠方から来られていた女性の参加者もいらして、いつものオッサン軍団とは少し違った感じで練習しました。

 練習後に駅前のジョナサンで昼食を食べながら、お話したところ、最初は甲野さんの本を愛読されていたらしく、それで古武術の道場にも入られたそうなんですが、たまたま私の本を買って、甲野さんの正体?にビックリ仰天されて、それで私が書いてることが本当なのかな~と思ってセミナーにも参加されてみた・・・ということみたいです。

 そりゃあ、TVにも出て本も沢山出していて、内田樹や茂木さんや養老さんと対談本を出したりしている武術界の最も有名な人が、実は「とてつもなく弱い。その上、平気で嘘をつく性格?」だったという情報を知ったら、「ホンマでっか?」と誰だって思うに違いありません。

 でもね。率直に申しますが、武術の世界って伝統的に、そんな人間が非常に多かったと思いますよ。表沙汰にならなかっただけで・・・。

 特に、古武術と合気武道と中国武術の世界は経歴詐称は当たり前の世界です。

 何でかって言うと、型の伝承しかやらないのが普通だから、「俺はもしかして、ムチャクチャ達人なのかもしれない・・・」という誇大妄想がムクムク湧いてきてしまうんですね。

 試合で白黒ついちゃう世界だと、誇大妄想に陥ってもバキッとぶん殴られて目が覚めたりするし、公開の場所で試合するから言い逃れが利かないでしょう?

 だから、一般に、剣道、柔道、空手道などでは、そういう誇大妄想狂は生息できないんですね。

 うちの会だって、過去に誇大妄想にオツムを乗っ取られた者は何人か出てしまいましたよ。それは私の指導方針の甘さによるものだから、今は「絶対に許さない!」という厳しい方針に変えました。

「自惚れたこと言いよったら、腕の二、三本も(二本しかないよ)叩き折ってくれるっ!」ってな気持ちです。

 本当に実力ある人だったら、でかいこと言っても、「はは~、おっしゃる通りです」って私なんかは言ってしまう人間なんですが、でかいこと言う人間って、大体、実力が伴っていないんですよね。

 私が、「これぞ現代の本物の達人だ」と思っている青木先生、小林先生、友寄先生、光四郎先生は、自分が負けた話でも平然としてくれました。

 考えてみれば当たり前の話で、修行時代に先生や先輩に負けるのは当たり前だし、病気だったり泥酔していたりという時にも遅れを取ることはありますよ。

 生涯不敗というのは、それだけ実戦経験が少なくて弱い相手としか闘ってないってことでしょう?

 だから、自信のある人ほど自分の負けた話は平気で言えるもんですよ。

 ろくに闘ったこともない人間が有名な武道家や格闘家をバカにした発言をしたり上から目線で論評する・・・恥ずかしいですね?

 私は、甲野さんのどこが嫌いって、もう、あの前代未聞の恥知らずっぷりですよ。

 それでもまだ、“若気の至り”ってのはあるから、30前の人間が言うんだったら、笑って済ませる場合もありますけどね~。私も覚えがあるし・・・(苦笑)。


 まあ、それはそれで、わざわざ2時間もかけて遠くまで稽古に参加してくださって恐縮しております。女性で、これだけ熱心な人は初めてでしたよ。

 さて、それで、昼食後は常連会員の皆さんと一緒に江古田へ移動。4:00から江古田ストアハウスでDVD撮影に入りました。

 今回の内容は、『游心流の戦闘理論・基本編』ということで、読み(目付け・聴勁・心法)と交叉法(対の先・後の先・先の先)と、そして、本邦初公開の歩法です。

 結構、内容が多くなって撮影が時間内に終わるかな~?と心配だったんですが、結構、サクサク進んで、2時間で撮影完了しました(1時間余ったよ)。

 とにかく、今回の戦闘理論の公開に関しては、これまで秘伝扱いして公開してこなかった内容について実技で見せる・・・というのがコンセプトだったので、出し惜しみしないで実演しています。

 その結果、今回は相当、凄い内容になったと思っています。武術の理合と技の使い方に関して、ここまで平易に公開したのは初めてなんじゃなかろうか?と思います。

 見せ芸はやらず、すべてリアルな武術の技と戦術を原理解説から実演までやっているんですが、私は、うちの会員が、これほど上達していたとは・・・と、ちょっと感動してしまいましたね。

 発勁とか合気とかは、どうしても実演する場合に危険性のないように見世芸でやるしかないんですが、目の肥えた武術ファンや格闘技やっている人からは、「あれじゃ実戦に使えないだろう」と言われてしまうしかない訳ですよ。

 だからといって本気でやったら危険過ぎるんですね。

 今回も寸止めにしたり崩して倒すだけにしていますが、それでも、理合に則った戦闘法というのが、これほど圧倒的なものなのか?ということは、理解してもらえるんじゃないか?と思っています。

 パワー・スピード・テクニックを超えたタクティクス(戦略・戦闘理論)を知らなければ、武術は現代武道や格闘技には到底対応できないでしょう。

 そして、そのタクティクスを支えている技法は単独で成立しているのではなく、複合的に成り立っているのだということです。

 今回のDVDでは、特に、大石教練が新体道仕込みの心法での読み(察知術)を駆使して、北島師範の攻撃を捌いて投げ倒す・・・という目隠し組手をやっていますが、これがヤラセでないのは、投げられた北島師範が受け身を取れずに後頭部を床板に強く打ち付けて瞬間、失神したようになったシーンで明らかです。

 これが、もし路上のアスファルトの上だったら命にかかわっていたでしょう。

 目隠ししていたので手加減ができなかったという点もありますが、大石教練の反応力の鋭さは尋常なレベルではなくなっています。

 また、矢嶋師範代の歩法も、かなりのスピードアップを果たして掌打との連携も上達してきています。

 しかし、私が一番驚いたのは、北島師範の縮地法を駆使した連続掌打の激烈さです。

 動き出した瞬間に熱風のような闘気がブワッと吹き付けてきたように感じて、横で見ていた私も恐ろしいと感じた程でした。

 無論、彼らはフルパワー、フルスピードでやってはいません。それをやったら、とても技をコントロールできないでしょう。

 もし、フルパワー、フルスピードでやれば、そんじょそこいらの腕自慢ごときはひとたまりもなく撃砕してしまうだろうと思っています。

 これは、今までのDVDと比べたら殺伐とした内容になったかもしれませんが、游心流がヤワな流儀ではないと知ってもらうには、このくらいはいいか?と思っています。

 是非、御期待ください。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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