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谷垣監督の本を読んだ

 会員のK塚さんから、谷垣健治監督の本があるというので、貸してもらって読みましたよ。

 タイトルは『香港電影 燃えよ!!スタントマン』(小学館)。
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 表紙には、CZ75のファーストモデルを構えている谷垣監督の写真が使われてます。

 谷垣監督は、ジャッキー・チェンの『スネーキーモンキー蛇拳』を観たのが切っ掛けで香港アクションの世界に入っていったそうですが、私も、もう少し若かったら、武術の世界ではなくてアクションの世界を目指していたかもしれません。

 ジャッキー世代の人だとカンフーよりもスタントアクションに魅力を感じる人が多いと思うんですが、私はブルース・リー世代でもあるので、やっぱりリー先生の影響を受けると武術の方に行く人が多いと思うんですね。

 丁度、空手バカ一代世代とも重なるんで、私より上の世代だと、中国武術マニアになるか、極真空手習うか・・・で分かれるんですよ。

 私は当然、中国武術マニアの方ですけど、九州出身なんで子供の頃から普通に殴り合ったりするケンカをしていますから、ケンカに使えるのは、やっぱり空手か?と思って、空手の練習もしましたけどね。

 戸隠流忍法に興味持ったのも、当時、初見先生の本が続けて出ていて、「ムムッ、これは何か使えそうだな~」とマニアックな技に興味をひかれていたからですね。

 実際に戸隠流学んだ時は想像以上の巧妙なテクニックが楽しくて仕方なかったですね。

 けれども、最初に憧れた中国武術は何としても学んでみたいと思っていました。

 まあ・・・かように私の興味は常に武術に引っ張られてきた訳ですが、香港アクションも私はあんまりスタントには興味がなくって、ひたすらバトル・シーンのテクニックに魅了されていた訳です。

 その意味で、型の美しさよりも、技の用法の巧妙さを見せてくれるのが大好きで、ただパワーがあってスピードが速い・・・ってのより、テクニックの見事さに惹かれますね。

 よって、蛇拳や酔拳でも、ジャッキーより爺さんに憧れる訳です。ヤングマスターの時も悪漢キムに、スパルタンXの時もベニー・ユキーデに・・・。

 この感覚って、ウルトラマンより怪獣が好きって感覚と近いかもしれませんね。

 そういえば、CSで『七人の侍』と『十一人の侍』を久しぶりに観ましたが、私はやっぱり、剣の遣い手を演じた宮口精二や西村晃が主役よりずっと好きですね。

 ジェット・リーのワンチャイ・シリーズも、鬼脚七を演じた熊キンキンがサイコー!(実はジェットのアクションの吹き替えもこの人が演じていたというのは有名)


 谷垣監督の香港スタント事情は凄く興味深かったです。自分のやりたいことにまっしぐらに文字通り身体張って突っ走る人を私は全面的に尊敬します。

 実は、最近、私、密かにアクション俳優デビュー?しました・・・っつうか、それ以上は書けないんですけど、何らかの形で今後、アクション映像の裏方仕事とか関わりが出てきそうな予感がします。昔から憧れだけはあったけど、48歳でデビューって遅過ぎるにも程があるけどね~。


 それと、北島師範がコンビニで買ったという『世界のすごい武術・格闘技』という本を貸してもらって読みました。執筆陣に福昌堂ライター出身者がいるじゃ~ん? 頑張ってるね~。

 懐かしいな~と思いながら、楽しく読みました。ツッコミ具合は薄いですけど、幅広~く紹介されていて面白いです。もう少し日本や中国の伝統武術について突っ込んで書いてあると良かったんですけど、マニアックなだけだとつまんね~しな~・・・。

 また、『太極拳・全 改定新版』を会員のNさんから借りて読んでます。

 王樹金一門の派ですから、99式正宗太極拳。私もほびっと村の大友先生と、躾道館の小林先生に教わりました。

 でも、長いから全部は覚えられませんでした。

 どうも、私は型は短いものしか覚えられませんね。単式練習するような型しかやる気がしないんですよ。

 一時期は結構、真面目に練習して、太極拳・八卦掌・八極拳とか、七つくらいは覚えて練習してたんですけどね~。どうも、分解組手の練習が好きなんで、套路はほとんど忘れちゃいましたね。

 そういえば、昔、うちの師範代に任命していたOさんは、八極拳の套路が非常に上手で、将来は凄い武術家に育つんじゃないかな~?と期待していたんですけど、ある事情で休会させていたら、そのままフェードアウトしてしまい、本当に残念でしたよ。

 Oさんに関しては、別に辞めさせた訳じゃないから、気兼ねしないで戻ってきてくれていいんだけどな~・・・。

 もっとも、武術業界は独特な人間関係があるんで、根本的に合わない人もいるんです。

 特に自己中心的な考えで行動する人は、必ずトラブルメイカーになります。基本的にヤクザと近い義理人情で縛られている業界なんで、師匠のメンツを考えない人間は確実にOUTですよ。

 そして、二度も三度も同じような事件を繰り返せば、もう廻状が回されて武術業界でお尋ね者扱いされてしまいますから、安易な考えで入門したら最も危険が危ないよ~。

 ちなみに私も廻状回されたことあるらしいです。でも、誤解なんで先方の先生に謝りに行きましたよ。撤回してくれなかったそうですが・・・(苦笑)。

 あっ、そういえば・・・谷垣監督の著書中、カンフー道場のヤツは、どいつもこいつもヤクザみたいだと書かれていて、私はムハハッと笑ってしまいました。

 表演派ならそんなことはないと思うんですが、伝統武術の道場だと“伝統的”に秘密結社に入る習わしがあったりするので、黒社会系の傘下になったりするんですね。

 私、以前、台湾の中国武術界の大物と会ったことありますけど、この老師もチクレンパンの大幹部なんだそうな。

・・・っつうか、中国武術での拝師制度って、オートメーションでその門派が属する結社への入会を意味してるんですね。

 ギョギョッとする人もいるかもしれませんけど、これって当たり前のことなんですよ。

 別に武術でなくても伝統文化を学ぶということは、そういうもんなんです。

 日本だって事情はそう違わないです。伝統ある流派に正式に入門するには紹介者が必要だったり、誓約書に血判押したりしますもんね。

 それに、本当に実戦的な道場って、代表者が右翼でヤクザだったりするのが当たり前なんですよ。それ聞いてビビるようなヤツはやらない方がいいです。

 だったら、「スポーツ格闘技の方が健全でいいや~」って、プロ格闘技のジムを選んだ人! あま~いっ!

 プロの格闘技って、興行がからむから、よりヤクザ率が高いんですよ。プロ格闘技のプロモーターが不審な自殺をしたりする事件とかあるじゃないですか? あれって怪しいよね~?

 元世界チャンピオンがヤクザ組織の用心棒をやっている場合もあって、転落ストーリーを悲劇的に語ったりしますけど、なんのこた~ない。ジムが元々、そっち系だったってことでしょうね。

 名前は出せませんけど、思っているより多いですよ~。

 華やかで楽しげでカッコ良さげに見えても、それを支える裏側は綺麗事じゃあ語れないもんです。それを理解した上でこそ、本当に好きだと言えるんだと思いますね。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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