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入門するということ

 うちの会員さんは、過半数が他流団体との掛け持ちです。
 掛け持ちを禁止はしていないんですが、過去にトラブルに発展したことが何度かあったので、うちの場合は所属している流派団体のことは申告してもらうようにしています。

 トラブルが起こった場合に対処できるようにしている訳です。まあ、簡単に言って、トラブルを起こした者は破門にするんですね。トカゲの尻尾切るみたいで理不尽だと思われるかもしれませんが、流派間のトラブルに発展するのを防ぐには、自己責任で処分する方が良いからです。

 昔の伝統武術の流派では掛け持ちは厳禁されている場合がほとんどでした。

 どうしてか?というと、流派のシステムが秘伝性にあったので、他流に漏れるのを防ぐ意味がありました。

 今日では、そういう秘伝性は薄れているので、掛け持ちで学ぶ人が少なくありませんから、学ぶ側でも「何がいけないの?」という感覚の人が多いようです。

 けれども、例えば、仲の悪い師範同士の流派を掛け持ちしている弟子がいて、一方の師範が他方の悪口を言っていたら、その人は面白くないでしょう。

 仮に、その人が「あの先生は、こんな悪口を言っていましたよ」と軽い気持ちで伝えたとします。

 すると、もともと仲が悪かったのだから、「あの野郎~」と怒りが爆発してしまったりする訳です。

 そうして流派同士の全面戦争になったとしたら・・・。

 ねっ? 掛け持ちの問題点は、そういうところにある訳ですよ。

 だから、私は入会希望者には現在、所属している流派団体について細かく聞くようにしています。もし、私を嫌ったりしている師範の道場に所属している人だったら、入会申し込みは断ります。

 だって、もしその人が何の悪気もなく、「長野先生の游心流にも入りました」と先生に言ったら、どうなりますか?

「へぇ~」と、無関心であったとしても、内心では快く思わないでしょう。

 そして、その人が「游心流ではこういう具合に習ったんですが・・・」と、その道場のやり方に疑問を言ったりしたらどうなるでしょうか?

 先生は益々、ムカついてしまう・・・というのが火を見るよりも明らかです。

 ことほど然様に、複数の流派を掛け持ちするということには予想外のリスクが発生するのです・・・。

 私が、今現在、極力、他流との付き合いをしないように注意しているのも、目指す方向が異なる以上、意見の相違は当たり前。それが対立にまで発展する可能性も珍しいことではないからです。

 このような事情については、是非、心得ておいていただきたいと思います。

 ちなみに、私が武術研究家を名乗っているのも、自己防衛のためです。武術家と名乗っていたら、恐らく、今の十倍以上の圧力がかかって、とっくに潰されていたでしょう。

 現在、私はまったくの初心者に直接教えるということは、セミナー以外ではやっていませんけれど、それは、メインの会員の実力を徹底的にアップさせたいからです。

 千人を越える初心者に毛の生えた程度の会員がいるよりも、少数でも他流のトップレベルと互角以上に戦える腹心の弟子を育てるほうが、私の研究している内容が評価されると考えているからです。

 游心流の会員自体は、登録している総数だけなら200人近くいるんじゃないかと思いますが、その大半が既に通ってはいません。

 コンスタントに通っているのが数人で、常連と言えるのが20人くらいですか?

 そのうち、游心流の技をきちんと使えるのは3~4人です。

 過去に教えていて来なくなった人には、使えるという水準まで達した人は一人もいませんし、そもそも、名前だけ登録して技を一切、使えないままの人も相当数いるのです。

 だから、私の名前だけ広まって、私の弟子を自称して実力が0という人が出てきたら、本当に嫌だな~と思います。

 USA支部長のabeさんのように、数回しか教えていなくとも基本的な技の原理を洞察して独自に発展させられるような人だったら問題ありませんが(そういう人だから支部長をやってくれと依頼した訳)、そんな人は非常に少ないですからね。

 はっきり言って、私は実力しか認めません。できる人は評価するし、できない人は相手にしません。できない人間が私と対等に口を利いてきても「十年早いよ」と無視します。

 ダメなものはダメ! できない人には「それはダメでしょ」って、はっきり言います。

 もちろん、それを言う以上は、実力で判らせてやる覚悟はしていますよ。仮にも武術やっている人間なんだから、いつでも必要とあらば相手の顔面にパンチするのに一切躊躇はありません。

 よく、「そんな物事を暴力でカタをつけようなんて、社会性が欠けている」なんてマヌケなこと言う甘えた餓鬼もいますけど、何を寝言いっとんじゃ~?としか思わないです。

 いいですか?

 私は、いざとなったら物事を暴力で解決するという覚悟で武術修行をやっている人間なのであって、社会性だの法治国家が云々だのという平和ボケした連中のタワ言なんぞ聞こうとも思いませんよ。

 信じるのはオノレの戦闘能力のみ!

 くっだらね~思想を唱えれば、誰もがほほぉ~っと感心して言うこと聞いてくれるとか思ってる阿呆じゃありません。

 よって、私は武術を趣味として楽しもうとは思っていません。あくまでも実際に命がかかった時に生き残れる技術であるかどうか?ということしか考えていません。

 私が嫌いなものは、政治・国家・権力・権威・・・。

 もちろん、嫌いだから無視するというつもりはないですよ。法治国家の仲に住んでいるんだから、他人に迷惑かけないように、できる限りは従うつもりでいます。

 だけど、私の意識の中で、「これは従えない」と思ったら、絶対に従わないで自分のルールを通すつもりでいます。だから、自分のルールを通して生きるためには自己防衛の技術が必要だと考えて武術修行している訳ですね。

 少なくとも、特殊部隊と戦って独りで脱出できるくらいの戦闘能力は体得しとかなくちゃいかんな~と思うので、銃にも拘るんですよ。

「そんな事態がある訳ないだろ?」って思う人は甘~い。

 北朝鮮に拉致された人達って、要するに特殊部隊に捕まったんだし、あるいは紛争地域でアルカーイダに捕まって処刑された日本人青年とかいたじゃないですか?

 絶対ないとは言えませんよ。

 武術の心得として、“想定外”は設定しちゃいけないんです。いかなる事態も起こり得るという考えで、いざ、それが起こった場合にどうやって切り抜けるか?ということを考えるのが基本ですからね。

 論を戻すと、だから、流派を掛け持ちする場合、「学んでいる双方の流派に迷惑がかからないように言動には注意すること」と、「もし、トラブルが起こった場合は自分が責任をもって解決すること」の二つは最低限の覚悟として認識しておくべきなんですね。

 だから、もし、掛け持ちしている人は、自分が掛け持ちしている事実をきちんと先生に話して、「絶対に先生には迷惑をかけません」と宣言して許可を得られることをお勧めしますね。

 やっぱり、隠していてバレた時は、先生も切ないものなんですよ~。隠し事って、いろいろと人を傷つけるものなんです。話した方が絶対、楽ですよ~。

追伸;新作DVD絶賛発売中! これは内容が内容なので安売りできませんので、割引セールからは対象外とさせていただきます。また、場合によっては封印するかもしれませんので、「そのうち、割引されるだろう」と思っている方はごめんなさい。「これは、出し過ぎてしまった・・・」と、後悔しているので・・・。

追伸2;現在、遅れている本の原稿を大幅手直し作業中で、セミナー感想のお返事が書けておりません。申し訳ありません。ブログ記事も滞っておりますが、御理解ください。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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