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日本もアクション女優が続々出るかも?

『映画秘宝』の高瀬先生の連載記事で、アクションの上手い女優について評論されていて、芦名星や原幹恵の名前が挙げられていました。

 あんましピンとこない人も多いかもしれませんが、私も芦名星には注目していたんですね~。

 この女優さんは、確かモデル出身じゃなかったでしょうか?

 私ども特撮バカ(自分で言うか?)の間では、「仮面ライダー響鬼に出てた魔化魍の姫を演じてた人」として有名だったんですが、映画界的には役所さんが出てた『シルク』で注目された女優さんとしての方が有名でしょうね。

 その後は、いろんなドラマにも出演されて、主演映画も『七瀬ふたたび』がありますが、『ブラッディマンデー』の時の女刑事役の時に、総合格闘技の練習するシーンがあったんですが、凄く上手いんでオオッと思ったことがあったんですよ。プロ格闘家っぽいんですよ。リラックスしてスルスルッと技かけたりしてて・・・。

 シーンはちょこっとだけでしたが、手足の長さとクールビューティーな風貌でアンジェリーナ・ジョリーっぽいですよね。スパイアクション物とか似合いそうですね。

 原幹恵は、『キューティハニー・ザ・ライブ』の主演でしたから、AACでみっちり鍛えられたに違いありません。

 AACは昔、ライターやってた頃に取材しましたけど、雰囲気が明るくて楽しんで練習しているところが良かったな~。スーツアクターで有名な吉田瑞穂さんと名刺交換した時に、「あっ、貴方はゼイラムですね?」って言ったら、スッゲ~苦笑されていました(どんなヲタクやねん?と思ったことでしょう)。

 もう十数年前ですけどね~。F堂で仕事貰ってた頃は楽しかったな~。もう、同期のライターや編集者もほとんど離れていますけどね。

 あっ、そういえば、あの時の私が担当したアクションカラテ特集号、岩本先生も楽しんで読んでくださってたみたいです。「ブルース・リーは神である!」みたいな発狂した調子の文章で「月刊空手道も、ついにここまで堕ちたか・・・」とお叱りを受けたりしましたっけ・・・(最高!という賞賛も多かったけどね)。

 余談ですが、どこかの出版社の編集者の方で、私にアクション映画について書かせてみようという奇特な方はいらっしゃいませんかね~? そこそこ売れる本にはなると思うんで、企画が無くて困ってる方、待ってま~す!

 それはそれとして、原幹恵ちゃんは、あの高瀬先生が絶賛するくらいだから、よっぽどでしょうね~。高瀬道場でレッスンした成果を早く披露してもらいたいですね・・・っていうか、もう、“高瀬先生の監督作品で主演したらいいと思います!”


 ところで、身体の柔軟性とスピード、姿勢のキメといった身体訓練の基礎ができていれば、役者のアクションはそれなりにサマになります。

 だから、中途半端に武道かじった人より、バレエやっていた人や新体操出身の女優はアクションやっても見栄えがすると思います。

 自分で言うのも何ですが、武道武術やっていた人間は、動きが小さ過ぎて見栄えがしないんですね。多少、誇張してカッコ良く見せる工夫とかしないと駄目だと思うんです。

 私も芝居で殺陣つけてた時は、いかに見栄えよく見せるか?ってことを優先して考えましたからね。武術でやる場合と逆のこと指導しましたね。

 こういうことはブルース・リーも弁えていたそうです。「実戦で高い蹴りは出さない」とか本人が言ってた訳ですから。

 なので、魅せることを優先するダンスや体操とかをやっていた人の方がアクションには向いているんですね。仮に私がアクション映画の監督をする場合、役者さんはダンスや体操やっていた人を優先的に集めるかもしれませんね。見栄えするもんね~。

牙狼GARO』の、さとうやすえや、松山メアリーは、その典型じゃないでしょうか?

 本格的なスタント・アクションやアクロバット・アクションはプロに敵わないとしても、アクションの基礎訓練は演技者としての幅を広げます。

 柴咲コウの『少林少女』も、本人が相当、頑張って訓練した成果が出ていたと思いますよ。

 高瀬先生は、『黒帯』は誉められていましたけど、それは長崎監督だから演出がちゃんとしてたという評価でしょうか?

ハイキックガール』『KG』は殺陣師の視点から低く評価されているご様子でしたが、それはまあ、解ります。

 アクションの見せ方が映画のドラマとうまくマッチしていないように思うでしょう。それは私も同様に思ったんですよ。

 だから、できたらプロの殺陣師がきちんとアクションの構成や見せ方の演出をした方が良いとは思いましたね。

 もっとも、私は、『黒帯』より『ハイキックガール』の方が好きなんですね。

 何でか?というと、武田梨奈のスキルの高さそのものに感動できたからですし、中達也師範の見事過ぎる空手の分解組手風のテクニックが存分に見られたから、それだけで見せ方はどうでもよくなってしまったからです。

 連続して動ける人は、カット割りや編集で分断すると、むしろ迫力が減ってしまいますから、この辺りは難しいところですね。

 一般にアクションの上手い人は引きの画面でカットしないで見せるのが効果的ですが、それ一辺倒でも飽きるでしょう。アクションの演出、見せ方は難しいのです。

 私個人は、『黒帯』は、ドラマが実につまんなかったので、空手の凄さが堪能できませんでした。シナリオの問題でしょう。あれでは高倉健のデビュー作『電光空手打ち』みたいな時代錯誤な感じで、真面目過ぎてストーリーに魅力を感じませんでしたね。

 ちなみに、『黒帯』で夏木陽介が演じた主人公たちの師匠は、最初は前衛舞踊家の田中泯さんにオファーがあったそうです。泯さん、断っちゃったみたいです。

 空手映画は、やっぱり、“アマゾネス7”とか“高砂流吹き矢”とか“シラリンチャン”とか、敵はインチキ臭っさいゴレンジャーのナントカ仮面みたいなのが唐突に出てきて、千葉ちゃんの「ヒューッ・・・カァァ~」って息吹と共に金玉むしり取るような空手殺法が出てこないと“つまんない”ですっ!

 アクションの一つの魅力は、“バカに徹する!”という点もありますよ。お笑い見る感覚と近いですよね。つまり、エンタメとして何も考えないで楽しめることが大切!

 若山先生の子連れ狼シリーズだって、「三途の川の乳母車」「死に風に向かう乳母車」「地獄へゆくぞ!大五郎」って、タイトルだけで、「バカやってま~す!」ってわかるじゃないですか? そこがいいんですよ。内容もほんとにバカだったりするし・・・。

 私が香港カンフー映画好きなのも、一言でいって「バカ過ぎるから」ですよ。

 スウォーズマンとか大好きですよ。一回観ただけじゃ、どういう話なのか全然わかんないし・・・。ジャッキーの『シティハンター』も全然、シティハンターじゃないんだけど、そんなもんどうでもいいってくらい面白かったですよ。

 でも、『ハイキックガール』で、一つ、残念だったのは、やっぱり、ラストは“石橋雅史先生が登場しないとダメ”ですよね。“本位田三兄弟の長兄、猪一郎”(次男が鹿次郎で三男が蝶三郎なんだよねって・・・花札じゃん?)とか名乗って、「イエエエ~イッ!」って叫びながら、釵をカチーン、カチーン・・・と・・・って、ムッ? 何か、“白獅子仮面”みたいだな~?(いきなり、ドマイナー特撮チョンマゲ話・・・)

『KG』は見逃しちゃったんですが、横浜まで観に行った北島師範の話によれば、何かカンフーとJKDの使い手、乙黒エリ主演の『お姉チャンバラ』と同じような話(とーちゃんが殺された誘拐された妹が洗脳されて姉妹対決する?)みたいです・・・って、解る?


 何か、最近は、女装男子(男の娘)や、お姉キャラが市民権を得てきたのに比例するように、ワイルド男子系の映像作品が激減してきた気がするんですが、正直、私はアクション映画だったら主演が男でも女でもどっちでもいいです。

 むしろ、肉弾相打つアクションよりも、アートのごとく組み上げられたテクニカルなバトルアクションの方が好きなんで、女性が活躍する作品の方が面白かったりします。

 高瀬先生も挙げておられる志穂美悦子の女必殺拳シリーズなんて、千葉ちゃんのカラテ映画以上に華麗なアクションが魅力的でしたね。悦っちゃんは『里見八犬伝』の犬坂毛野なんて素晴らしかったですよ。あの頃のJACは凄かったな~・・・。

 ミッチー・ラブは『ジャッカー電撃隊』のハートクイン、カレン水木役が、早川絵美は『ザ・カゲスター』のベルスター、風村鈴子役が特撮バカ的には(しつこい?)、有名ですが、二人とも東映カラテ映画(女必殺拳シリーズや『少林寺拳法』)にも、ちょくちょく出てましたよね。

 やっぱ、あのカラテでも何でも「激突!」していた頃が楽しいですよね。合気道ですら激突してたんだから・・・(悦っちゃんがドサクサに紛れて蹴りまくる。合気道じゃね~じゃん?)。

 今だったら、武道や格闘技ができる女子は、「カッケエ~!」と称賛されますが、昔はイロモノ的に見られましたからね。彼氏もなかなかできないとか? 私なんか逆に武術できる女でないと興味ないですけどね。

 しかし、現代は、女が主役で世界を動かしていく時代へと向かっているのかもしれません。男が頼りなくなった分、女が能力値、高まっているような気がします。


 で、高瀬道場の多加野詩子先生がヒルナンデスに出演された時に平愛梨の殺陣センスがいいな~と注目していたら、平ちゃんが出ているというので、会員のK塚さんが『笑う大天使(ミカエル)』のDVDを貸してくれたので、アクション・メイキングのところを見ました。

 この作品、アジアを股にかけるアクション監督、谷垣健治監督(あっ、今、思い出したけど、サイン書いてもらえば良かったか。しまった・・・)がアクション演出をされた作品であるというのと、上野樹理が主演しているというので有名です。

 で、『ネガティブ・ハッピー・チェーンソー・エッジ』でアクション女優っぷりを披露し、『必死剣・鳥刺し』でトヨエツに「ごめんっ」って、刺し殺されていた?関めぐみも出ています。

 しかし、アクション・センスは平ちゃんがダントツで、瞬発力やパンチ、キックの回転の速さ、動きのキレ等、冗談抜きで逸材だと思います。『20世紀少年』のカンナ役はこの演技が注目されたのか?とも思いました。

 谷垣監督の批評によると、「(女子は)160cmくらいの背丈が一番、アクションに向いている」とのことで、監督の著書にも「アクション俳優は背丈の小さい人が多い」と、170cmに足らない私なんか勇気が持てることが書いてありましたね。

 身長低い方が単純に神経伝達の距離が短いからかな~?とも思いますが、確かに武術の世界でも「名人に大男はいない」と言われるんですね。

 それにしても、平ちゃん主演で『あずみ』のTVシリーズとか作ったら、時代劇復活するんじゃないかな~? こんな才能のある女優を使わないのはもったいないですよ。TV朝日かTV東京さん、どうですか?


 しっかしま~、谷垣監督のインタビューを見ていて、殺陣師の先生方は、そこらの武道の師範より遥かに教えて上手いな~と思いましたね。武術教えてる人間として頭下がりましたよ。

 ヒルナンデスで平ちゃんたちに教えていた多加野先生も、2時間しか教えていないらしいんですが、それでまったくの初心者をあそこまでできるように教えたんですから、驚異的な指導力ですよ。絶句・・・。


PS;いつもお世話になっているアクション女優の秋本つばささんが主宰する“つばさ基地”が、都内のもっと広い場所に移転するそうです。広さが4倍で天井まで6mあるんだそうですよ。凄いな~。立ちあげて数年で、そこまで・・・(絶句)。やっぱ、時代は女が動かしていくのかも?

PS2;いつもお世話になっているストアハウスさんが、上野に新しい劇場を開場しました。記念公演『縄-ROPE-』は、6/8~14にあります。演劇ともダンスとも分類し難い屹立する孤高の前衛パフォーミングアートを、この機会に是非、一度、観てみられてはいかがでしょうか? スンゴイよ~。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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