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すいません! 値上げします!

 え~、誠に恐縮ですが、新作DVD『游心流武術の戦闘理論~読み・歩法・交叉法~』は、7月より大幅値上げをすることとさせていただきます。

 理由は、「これを観ただけで頭の良い人はいろんな流儀の型から技を作り出してしまえるだろうし、パクり放題にパクって、あたかも“謎の達人から一子相伝したかのごとく経歴詐称をする山師”が大量に出てきてしまいかねない」と、会員内で協議の上、封印しようか?とも思ったのですが、ある程度、販売してしまっているので封印することはできない。

 そこで、「素性の判らない人には売らないように書店売りは控えようか?」と思って、いつもは置かせていただいている神保町の高山本店さんにも今回は持っていかず、今までのところ、ネット通販とセミナー会場などでの手渡しでの販売だけにしていたんですが、高山本店さんの方から「新作のDVDを買いに来たお客さんがいて・・・」との注文の問い合わせを頂戴しました。

 それで、考えに考えた末、「書店販売は3万円にしよう。ネット注文する人だけ2万円で・・・」と考えたんですが・・・「それもまたおかしな話だしな~?」・・・と悩みまして、またまた協議の上、全面的に値上げすることに致しました。

 いきなり値上げするのもよろしくないので、6月中のネット通販は従来通り2万円とさせていたただき、7月から一律、3万円に値上げさせていただきます。

 高山本店さんにも6月中から3万円で置かせていただきますが、あそこは一割引きになりますから、多分2万7千円で売られると思います。中古DVDが一本買えるだけ安くなると思えば、随分と安くなった気もしますが、やっぱ、常識的には高過ぎるでしょうね。

 が、それほどまでに、このDVDで解説している内容は武術にとって核心中の核心であり、型しか知らない伝統武術家がこの理論を採用して修練していくことで、いずれは紛うかた無き“本物の遣い手”に必ずと断言できるくらいに“なれる”と思っています。

 もちろん、信じたくない人に信じてもらう必要はありません。嘘だと思う人、悪意ある人には買ってもらいたくありませんし、また、私共を信頼している方であっても、自身を向上させたいという気持ちがなく、単に興味本位に知りたいというだけの人には猫に小判もいいところなので、「なら、値段を高くすることにするしかないよな~」と決めた次第です。

 価値の解る人にとっては、「この内容だと5万円でも安いですよ」と言う人もいますので、私としては3万円でも妥当な値段だとは思っています。

 無論、ただ見ただけで突然、達人のようになれる人は滅多にいない(でも、全然いないとは言えない)とは思いますが、武術の理合を、かつてここまで明確にシンプルに解説した人間はいないだろうと思っています。職業柄、類書には目を通すようにしていますが、体得可能のレベルで明確に説明されているものは皆無と断言できます。

 どうしてか?と申しますと、武術の理合という代物は、従来、“言語化し得ない感性のレベルに同調することでしか伝えられないもの”だったからです。

 つまり、“感覚を磨くしか体得の手段が無かった”のです。

 私自身、感覚を磨いて体得するしか方法が無かったので、無刀取りや歩法などは、それなりにできるようになるまでに数年もかかっていますし、脱力技法にしろ発勁や合気にしろ、パフォーマンスとしてできるようになってから実用レベルに引き上げるまでには10~20年の歳月の試行錯誤と研究研鑽の日々を必要としています。

「長野さんは器用だから・・・」と、よく言われるんですが、冗談じゃありません。普通の人間なら諦めるところを何度失敗しても諦めないで執念深く試行錯誤を繰り返し続けてきた結果なんですよ。

 それと、私は自分が身体的に恵まれていなかったので、それを補うために徹底的に頭脳を駆使して技をどうやったらできるようになるのか?という観点で分析するようにしてきたので、それが結果的に技の理論構造化に繋がってきたんですね。

 従来、感覚を磨くためのキイワードとして、数多の武術家が、「気だ」といい続けてきていた訳ですし、その「気」を物理的エネルギーととらえて言語化しようとする作業はされてきたものの、守備範囲の定義付けが広すぎたり曖昧過ぎたりしたために、むしろ説明すればする程、抽象的になって「言葉で説明できないものなのだ」というアンタッチャブルな方向へとシフトしていく傾向が強まっていったのです。

 要するに、“気”で説明しようとしたことが、武術の実体を誤解させ続けてきた諸悪の根源にしかならなかった・・・と判断するしかありません。

 これは、「気なんかない!」とか「気は存在する!」といったアルナシ論議に本質をすり替えさせてしまっていたという意味であって、私が問題視しているのは、「気で説明しようとしてきたことが大間違いである! もっと常識的に誰でも論理的に納得できる説明をする必要がある」と主張したいに過ぎません。

 言うなれば、このような言語化を阻む武術の世界の自己陶酔型の体質そのものが、何十年も理論構築を妨げ続ける原因であり続けたのです。

 気で説明しないことを標榜した甲野善紀氏にしたところで、ナンバ・井桁・四方輪・・・といった俺ジナル言語を創作して独自に構築した俺ジナル理論を唱えていたので、実際問題として全然、人には伝わっていません。何よりも、しょっちゅう新理論を発表して「今までとは全然違う」と主張するから困ったものです。

 私なんか游心流興した時点から基本的な理論は全然変わっていません。やり方が発展しているだけです。技は変わるのはOKですが、理論というのはちょこちょこ変えたらダメなんですよ。

 スポーツや介護に役立ったという身体操作の研究家としては評価できますが、有り体に申して、“彼の工夫した武術には戦闘理論が無く”、個別の技に対応できる“限定的パフォーマンス技法”を次々に発表しているだけです。

 つまり、本来の武術という姿からは逸脱して衒学的な身体運動の次元へと貶めてしまっているのです。

 単なる身体運動であるからこそ、他分野に応用が利き易かった・・・だから、世間の注目を集めて時代の寵児と持て囃された・・・が、肝心の武術としては実用不能(戦闘理論が欠落しているためにそうなる)であるという現実が露呈してきて相手にされなくなってきたという次第でしょう。

 もっとも、甲野氏以前にも以後にも類似した自称武術家の問題はいくらでもありましたし、その多くが“気の武道”を標榜していた点から考えれば、甲野氏は気を“術理”と言い換えただけに過ぎません。

 この手の人達の心理構造は、リアリストとしての武術を追究するのではなくロマンチストとしての武術イメージに自己陶酔したがっている訳で、当然、弟子が育つ筈もありません。

 自然、言葉遊びの自己欺瞞集団へとアサッテの方向へ増殖していくだけで、「武術なんて、自分の実力も弁えない勘違い誇大妄想狂がやるもの」という風潮を武道格闘技の世界に蔓延させるに多大なる貢献?をしてしまっているのです・・・。

 そして、そういう所謂“武術ヲタ”の購買層に頼って刊行され続けていった武術雑誌が、よりディープなネタを提供するインターネットに敗れて休刊していった状況を鑑みるに、専門誌がもっと啓蒙的に“武術ヲタ”を“まっとうな武術愛好家”へと育てていく方向性を示していたならば、現在の状況は大きく変わっていただろうにな~?と、その現場に一時期足を置いていた者の一人として思うところはあります・・・。

 私は、できるだけ常識的に納得できるレベルの言語化で説明するように心掛けてきましたが、それでも常識的レベルを逸脱する現象が起こることまでは否定できませんでした。

 それは、“心法”です。

 心法に関しては、ヤラセではない証拠として撮影中の事故も、そのままDVDに収録しました。

 普通はそういう部分は編集でカットして神秘性を煽るところなのでしょうが、私共は研究対象として武術に取り組んでいるので、事実は事実として、そのまま提示すべきと判断した次第です。

 そういう内容でもありますから、武術の価値をよく解っておらず、また個人的売名と社会的成功のために武術を私的に利用しようとするような卑しい人間を排除したいと思っている訳です。

 ただし、恐らく、日本の武術家のように型そのものを金科玉条に盲信している人には理解できるかどうかは定かではありません。どうしてか?というと、信仰心は現実を曇らせてしまうからです。

 私が危惧しているのは、合理的思考が常の海外のマーシャルアーティストがこれを知ったら、超人的な技の遣い手に変身してしまって、もはや日本の武術家が太刀打ちできなくなってしまうだろうと思っているからです。

 海外の武術愛好家は、特定のやり方に固執せず、有効性のある技術は何でも貪欲に取り入れようとする傾向があります。カジュケンボー(空手・柔術・拳法・ボクシングの融合)やJKD(詠春拳・ムエタイ・カリ・ペンチャックシラット・サファーデ等を取り入れている)のように、流派という枠組みを取り払って進化発展系のマーシャルアーツを先取の気性で創始する人が少なくありません。

 それは、伝統の格式を重んじる文化的気質が少ないからこそ、技法原理そのものに目を向けることができるのでしょう。

 日本でこれをやると「節操のないヤツだ!」と否定的に潰しにかかられます。私自身がそういう具合にされてきましたから、痛感しています。

 ですから、海外の武術を修行されている方からの御注文があって、受けるかどうか、かなり迷いました。この理論を、その流儀の中に取り入れられれば、もう、信仰心で取り組んでいる日本の武術家では、誰も勝てなくなってしまうぞ・・・と思ったからです。

 ですが、真摯に道を求めている方の要望には応えたいですし、それで「個人で練習するだけに留めておいてください」と書き添えてお売りしました。後はその方次第ですね。

 それでも、インターネットで注文された方ならどなたであるということが判っていますから、万が一に問題が発生した場合でも対応ができます。

 けれども、書店売りだと誰が買われるか判りません。

 以前、雑誌を読んでいて、私が自主製作DVDで解説している内容とそっくりそのまま解説実演している武術家がいらして、「おいおい、これって俺が考えたやり方で誰も言っていないぞ? というか、俺がストリートダンスを参考に考案した練習法が何で伝統武術にある訳?(苦笑)」と、呆れてしまったことがありました。

 こりゃあ、ダメでしょ? 私なんて、「この技は誰それ先生に習って・・・」って、一所懸命、言ったり書いたりしているのに・・・。何なんでしょう? この平気で嘘をつく節操の無さは・・・。

 別に「勝手にパクるなっ!」とは言いません。私なんかあらゆるところから、パクりにパクりまくってきていますからね。

 ただ、「嘘は言うなよ!」ってことですよ。

 いや、漫画や小説だったらいいんですよ。目的が違うんだから、エンターティンメントとして広まるための参考として使ってもらうのは、むしろ嬉しいくらいです。私の本を参考にしてもらえたのなら、こんな名誉なことはないでしょう?

 うちには役者さんやプロのダンサーの方も所属されていますが、そうした人達が自身のフィールドで武術を役立ててくれることは本当に嬉しいです。

 欲を言えば、参考文献として書名をあげておいてくださると私の本が売れて印税が増えるから、もっと有り難いんですけどね~(お願いしまっす!)。

 だけど、いわば同業者でそれをやっちゃあダメでしょう? 推理小説なんかでトリック勝手に使ったらいかんでしょう? つまり、そういうことですよ。

 そういえば、以前、空手の雑誌で松濤会の特集記事が出ていて、そこで“天真五相の型”が紹介してあったんですけど、これが青木先生が創案して新体道に伝わっている型だということは一言も書いてなくって、私は猛烈に腹が立ちましたね~。これって無邪気な詐欺行為ですよ。こういう筋違いなことを、何故か武術武道の世界では誰もが平然とやってしまう。原点に敬意を払うのは礼儀でしょう?

 私が書いたり武術教えたりしているのは、生活費を稼ぐためであって、“シノギ”なんです。趣味や道楽を楽しむような経済的余裕は一切無いんです。

 ブログだって、基本的には宣伝が目的で書いているんですよ! 自己満足のためでも自己主張したいのでもありません! 宣伝広告費がかけられないからブログで書いている訳ですよ。

 現実問題として、金を稼ぐためのビジネスの一環でブログも書いているのです。

 だって、私は文章書くのはプロですからね。金につながらない無駄な文章は書きませんよ。だから、“掲示板でワイワイ書き込む人達の気持ちが全然、解らない”ですよ。

「何で金にもならない場所で自己主張したり他人の悪口書き込んだりして喜んでいられるんだろう? そんなヒマがあったら、腕前磨くか、女の子と遊びに行くか、仕事して金稼いだ方がいいじゃん? 何で無駄なことにエネルギー注いでんの?」としか思いません。

 お金というものは、かけたエネルギーの代価として客観的に数値化して払われるものであって、価値に見合うか見合わないかの問題はあっても綺麗だの汚いだのの問題じゃないんです。

 だけど、私は金のためなら何でもやる・・・という覚悟はありません。仕事内容は自分のやりたいこと、納得できることに限ります。

 この点は、ちょっと自分でも「甘いな~、俺は・・・」と思うところではありますが、そもそも、純粋に金儲けだけが目的だったら、武術なんかやってないよね~。

 DVDだって、5000円くらいにして書店売りもバンバンやった方が儲かるに決まってるんですが、そこはそれ・・・やっぱり、“真摯に道を求めて価値の解る人だけ”に伝えたいと思ってしまうんですよ。

 価値の解らない人は、この値段だと買わないですよね。安く売れば、観の眼もないのに誹謗中傷したいだけの連中にエサ与えるようなもんですからね。

・・・という次第で、7月より3万円に値上げしますので、悪しからず御理解ください。

 また、既に買われた方は、このDVDはどんな極意書にも優る武術の理合が解説されていますから、そのつもりでご覧ください。

 例えば、北島師範は、高校時代の空手の友人と久しぶりに会って軽く組手やってみて、以前は一方的に弄ばれるくらい太刀打ちできなかったのに、今では逆に友人の動きが全て読めて先が取れたので、「えっ? 本当にこんなに差がついちゃうものなのか?」って驚いたそうです。

 戦闘理論の有無とは、武術に於ける勝負論の方程式の有無と同じ意味になるんです。強い弱いの問題ではなくなるんです。

 読者の中で既に何かの流儀を修行されている方がおられたら、自問してください。「自分の学んでいる流儀の戦闘理論はどういうものか?」と・・・。

 恐らく、答えられる人はいないと思います。

 よく考えてください。ほとんどの人が、自分の学んでいる流儀が、「このように戦うことで敵を制圧できるのだ」という戦闘方法の必勝の方程式を知らないままで学んでいるのです!

 そんなバカなことがあるものか?と思うのなら、説明してください。

 ねっ? できないでしょう?

 何となく漠然と、「実力があれば勝てる」とか、「この必殺技を使えば勝てる」とか呑気に夢想しながら道場に通ってるんじゃないですか?

 はっきり申し上げます。勝つには理由があります。負けるのも理由があります。その理由を明確に理解して対策をたてられる人間が常勝するのです。

 これは仕事でもナンパでも同じですよ。常に成果を出せる人は、「こうすれば成果に繋がる」と明確に解っているのです。それを理解できないまま「頑張れば何とかなる」と思い込んでいても偶然の成果は得られても常に一定の成果を出し続けることはできません。

 ですから、私は武術に関して、「こうすれば常勝できる。そして常勝するためにはこういう訓練をする必要がある」ということをDVDで解説実演している訳です。例えば、宇城さんの技の秘密も明確に判りますよ。よっぽどの馬鹿じゃなければ・・・。

 単に個別の技の解説をしているんじゃないんですよ。武術の常勝するための理論ですから、武蔵の五輪書みたいにビジネスに応用して考えることだってできます。

 これを、1円の価値にするか、100万円、1000万円の価値にするかは買った人次第なんです。

 大袈裟だと思われますか?

 いいえ、客観的な事実として、単純な計算をしてみますと・・・私自身、このDVDで解説している内容で本を10冊以上、DVDを何本もセミナー講座講習会を何年も開いてきている訳で、そこから得た収益はトータルで1000万をとっくに超してます。

 毎月5000円とか10000円とか月謝払って何年も道場に通って体得できる技のレベルと比べて、高いか安いかは論じるまでもないと思っています。

 高いと思う方には必要ないでしょう。既に買われた方は、何度も観て理論を理解してください。そうすれば、目先の強い弱いではなく、達人への道は現実のものになります。

 そして、この理論を人生設計に応用することで、もしかすると人生が劇的に変化するかもしれませんよ? 信じるかどうかは・・・貴方次第です!

(何か、自己啓発セミナーみたいになっちゃったな~・・・テヘヘッ)

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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