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結局、剣が解らないと日本武術は解らない!

 以前から、そうじゃ~ないかな~?と思ってはいたんですが、最近、つくづく、「日本武術は剣(日本刀)が解らないと原理が解らない」と確信するようになりました。

 まず、正中線の概念。

 それから、間合。

 そして、角度。

 表技と裏技。

 丹田、読み、交叉法・・・

 もう、剣の理合を知らなければ理解不能な概念ばっかりですよ。

 ここ十年足らずの間に、実際に日本刀を入手し、十数本も使い比べてみた結論として、日本武術の理合(戦闘理論と稽古理論)のベースになっているのは、紛れもなく日本刀の操法なのだと認識するようになりました。

 だから、私が毎日、稽古らしきことをやるのは、もっぱら真剣の抜き納め。それだけ。

 それだけしかやらないのに、体術も他の武器術もどんどん深まっていきます。

 先日、マキワラ斬り用の畳表を頂戴した清心館の佐原先生に、居合抜きで片手抜刀でマキワラが斬れたり、マキワラに刃をくっつけた位置からでも斬れるようになったと御報告申し上げたら、驚かれていました(結構、自慢です)。

 実際に、こういった技は試し斬りを日常的に訓練している方でも、ほとんどやらないようです。片手で斬るとか、鞘から抜いたと同時に斬るとか、ゼロ距離で斬る・・・とかいったことを試そうとすら考えないのかもしれません。

 しかし、基本的な斬る原理が理解できたら、後は原理に沿って、いろんな応用法を工夫して試していくのは、本来、当たり前の筈です。

 私は、佐原先生とお話している時のいろいろなコツについてのお話をあれやこれやと組み合わせて総合的に「どうやれば斬れるのか?」と考え、それに沿う形でいろんな斬り方を実験している訳です。

 できるかできないかは結果論でしかなく、できるなら「何故、できるのか?」、できなければ「何故、できなかったのか?」を考えます。

 だから、できてもできなくても理由が解れば、一歩ずつ着実にできるように向かって進歩していく筈なのです。

 私はそうやって技を工夫し体得していったので、だからこそ、剣術から体術でも他の武器術でも応用して工夫していけるのです。

 例えば、刀で斬る動作は、手刀打ちで崩す体術にそのまま応用できますし、入身のタイミングの取り方や、死角に入る体捌きとかも剣術で練習しておくと体術でもよりコンパクトにできるようになります。

 この辺りの理屈については次のDVDで解説しようと思っていますが、武術というものが、本来、物凄くクリエイティブな能力を引き出す訓練法となる・・・という点については、今後、もっともっとアピールしていくべきかな~?と思ったりしています。

 なので、剣術に興味がない人でも、剣をやれば体術の概念そのものがガラッと変わりますから、お薦めですよ。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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