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10月セミナーとほびっと村講座

 10月セミナーのテーマは、震災の影響で休止していた3月の『化勁』をやります!

 奇しくも、最近の稽古では「相手の攻撃力を無力化する」という技術の研鑽を積んでおりまして、かなり面白いことができるようになってきました。

 化勁とは、「力を化かす」という意味なんですが、第一段階では、「相手の攻撃を受け流す」というものです。

 けれども、一撃目を受け流しても、相手が二撃、三撃と連続して攻撃してきた場合、受け流せずに潰されてしまう危険性があります。

 実際に中国武術の中には、一撃目を受け流されることも前提として、続けざまに打拳を繰り出して粉砕する“連環打法”の技術が多く伝わっています。

 詠春拳なんかはその典型例で、ショートレンジでマシンガンのように次々にパンチを打ち込む戦法が有名です。

 実際、喧嘩だとこの戦法が非常に効果的なんですね。

 フルコンタクト空手の試合でも、下突きのラッシュで打ち勝った方が勝ち上がっていくという様子がよく見られます。

 私も喧嘩で有効なので、この手の技はいろいろ研究してきていますが、難点は、相手に不必要な怪我を負わせてしまう危険性があるので、あまり多用しないように注意しています。

 練習では寸止めでやらせていますが、よく注意していないとパンチが流れて顔面に当たってしまう場合も少なくありません。

 かといって、安全のために防具を装着して打ち合えば、安心してついつい強く打ってしまって首をやられる危険性があるので、結局、寸止めで練習することに落ち着きました。

 発勁が普通に打てるようになると、軽く打っても威力が浸透してしまって後から障害が出てくる危険性がありますから、十数年間の研究の結論として、「寸止めにするしかない」となってしまったのです。

 特に実戦的な状況を考えれば、頭部への攻撃は必要不可欠です。護身術である以上、いかに少ない労力で確実に敵の戦闘能力を奪うか?という観点から、あらゆる方法を検討していかなければなりません。

 常に武器を携帯することが不可能である以上、素手で戦う技能は最大限に高めておかなくてはなりません。江戸時代の侍が居合と柔術の修練もし、相撲で身体を鍛えていたのも、安易に刀を抜くことができなかったからです。

 その素手での攻撃技の究極のものが発勁であると私は考えています。

 暗勁・冷勁・浸透勁のレベルで駆使できるようになれば、一撃で屈強な巨漢を戦闘不能にすることは充分に可能であると私は断言します。

 先日、松田隆智先生と電話でお話した時にも、この点は意見の一致を確認できました。

 では、逆に、それほどの攻撃技を出せる敵に遭遇したら、もう勝てる見込みはないのでしょうか?

 対処法は三つです。

 その一、“逃げる”。

 その二、“敵が攻撃するより先に仕留める”。

 この二つは納得されると思います。いわゆる武術の達人で強いと言われる人のほとんどが、“その二”を使っています。つまり、先の先、先々の先を駆使しているのです。

 けれども、対処法はもう一つ残っています。

 その三。“敵の攻撃力を無力化する”。

 これが、日本武術の奥義“合気”であり、中国武術の奥の手“化勁”です。

 さて、その“化勁の真価”は、単純に敵の攻撃を受け流すということばかりではありません。

 受け流すのは初歩であり、戦略戦術的な化勁とは、「防御から転じて攻撃すること」なのです。

 今回の月例セミナーでは、これを解説指導してみようと思っています。

 が、一点だけ誤解のないように・・・。

“化かす”という点が化勁の神髄であり、防御してから反撃するものではなく、防御と反撃が一連の流れとなって一体化されているのです。これは口で説明しても理解できないかもしれません。禅問答のように感じられるでしょう。

 私は「反射迎撃システム」と呼んでいますが、化勁はその中核を成す技術です。

 まずは体験してもらわないと理解してはもらえないと思いますので、体得したい方は受講をお勧めします


 それと、16日のほびっと村学校の講座では、アスペクトの新刊本『潜在力を引き出す武術の丹田』にちなんで、丹田開発法の解説指導をやります。

 既に読まれた方は御承知と思いますが、本の中では「危険性があるので割愛します」としていた上丹田の開発法も指導させていただきます。

 まあ、実地に指導すれば、細かい注意点も説明できますからね。

 日本のニューエイジ運動発祥の聖地である西荻窪ほびっと村学校でもありますから、出し惜しみはしないでおこうと思います。

 ただし、上丹田開発法は、この時だけしか部外者への解説指導はしません。入会されたらいずれは指導しますが、そこまで教えるのに最低でも一年以上は稽古に通ってもらわないといけません。

 そういう意味で、チャンスは一度きりですから、御希望の方は逃さないようにお願いします。

 あっ、そうそう。当然のことですが、金さえ払えば教えるというものではありませんので、受講される方は心して御参加くださいね。本来、素人に公開されるようなものではないのですから、私が直に観て、「あなたには教えられない」と言う可能性も無きにしもあらず・・・ですよ。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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