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ちょっと補足解説

 メイプルホールの本部稽古で、K村さんがまたネットストーカー君情報を教えてくれたんですが、何かウザッチイですね~?

 ウザッチイから、私は全然見ないんですけど、阿呆の話が広まると困るから、ちょっと補足解説しておきます。

 まず、青木先生が竹斬ってる様子の動画を「力任せだ」とか、「姿勢が悪い」「下手くそだ」とこき下ろしていたそうなんですが、青木先生の斬りの原理がまったく観抜けないみたいだから、解るように解説してあげましょう。

 力任せで日本刀振ったって竹は斬れません。鉈とかを力任せに叩きつけてみたら一発で判ります。食い込んでから途中で裂けますよ。

 刃筋の侵入角度と、刀身がブレずに力が刃先に集中して切断していかないと斬れないんです。

 力任せで斬れると思っている時点で、“自分で斬ったことない”のがバレバレで、この人、恐らく、真剣を買う金がなくて模擬刀しか持っていないのでしょう。やってる人間なら、こんな馬鹿なことは言いません。

 また、青木先生の姿勢が悪いというのも大きな勘違いなんですよ。

 青木先生が竹斬ってる時は、新体道の“養気体”の身体運用を利用して刀身の一点に重心落下のエネルギーを集中しているんですね。

 これは、身体をクニャンクニャンに柔らかく使って体内の重心を一気に刀に集中して乗せる・・・だから、通常の姿勢正しく振った刀でも斬るのが難しい太さの竹が、茹でた竹ノ子を切るみたいにスカーン、スカーンと切断できる訳ですよ。

 私が普通の剣道家や試し斬りやっている人には判らないだろうと評したのは、外見ではなくて身体内部の操作を洞察できる人でないと、メカニズムが解らないと思ったからなんです。

 ちなみに、私もその原理を使って斬ってるんで、外見で判断できない筈ですよ。だって、自分で観てもわかんないんだから・・・。

 この“養気体”というのは、私の言ってる“脱力体”と同じ意味です。

 脱力しただけでは力が出ないと思ってる人が多いですが、確かに単に脱力しただけでは力は出ません。

 脱力するのは「体内で自在に重心移動させるため」であり、中国武術の“抖勁(身体のどこからでも発勁できる技)”も、これができないと不可能です。そして、熟練すれば剣や棒などの得物からも重心移動で重さを伝えることができるという訳なんですよ。

 だから、私が試し斬りに凝ってるのは、発勁の技能を高めるためです。威力だけなら一撃必殺はできるようになったと思うので、今度は自由自在に得物からでも打てるようにするためです。

 この段階になると姿勢なんかデタラメにやっても威力は自在に出せます。姿勢が極まらないと威力が出せないのでは実戦に用いる技としては中途半端過ぎます。

 だから、私はわざと「下手くそに見える姿勢で・・・」って書いたんですね。「観る目のない人達には下手くそに見えるでしょうね~? でも、これこそが恐るべき秘術の真剣刀法なんだよ~。わっかるかな~? わっかんね~だろ~な~(笑)」っていう謎かけだったんですね。

 わかんないヤツが食いついたって訳ですかね?(苦笑)

 えっと、それから、私がつくった独己九剣は新陰流とは関係ないって評していたそうですが、これまた、観る目の無さを自白するに等しく、ここまでくると武術のブの字も解ってないのに一端の武術家のつもりで評論しているんだから、カワイイですね。

 要するに、外見の形しか見えてないから何も理解できない訳ですよ。

 観る人が観れば、刀法の原理を相当に参考にしているのは一目瞭然です。うちのK塚さんは、その刀法の原理を洞察したから、「新陰流を参考にしたんですね」と質問した訳であって、形に関して言っている訳ではありませんよ。

 技の形しか見れない者と、技が成立する理合を洞察できる者との認識のズレは決定的に差があります。己の未熟を自覚しないまま評論すればするほど、自身の無知と論理的洞察力の欠落をさらしてしまうだけです。

 実際、居合の高段者や新陰流剣術の指導者クラスの方も私のところに訪ねてこられていますが、彼らは“技の形”ではなくて、その奥にある根本的な“理合”を学びたいと思って私を尋ねて来ている訳ですね。

 自分の立場も顧みず、自分の知らないことは素直に学ぼうという探究心で頭を下げて来られている。そんな人からは、こちらも教えながら教えを受ける気持ちです。

 無知蒙昧な輩に限って身の程知らずな真似をして恥じないものですね。

 そもそも、いっぱしの評論をするのなら、自分の姓名と何者であるかの履歴を明かし、武歴もきちんと申告して堂々とやるのが筋というものです。

 私は、自分の姓名も住所も武歴も全部明かして評論活動しているんだから、匿名で人を誹謗中傷してウサを晴らすしかできない者に対等な口を利いてもらいたくありません。

 それと、私の本で空手や中国武術などの実演モデルをつとめてくれている会員の“握り方”とかにケチをつけている人もいるそうです。

 が・・・、これは相当にやっている人間でも意味が判らないのは仕方がないかな~?とは思ってました。

 例えば、太極拳の単鞭の時の鉤手の形ですが、これは台湾系の王樹金派の特徴で実戦用法の秘訣を内蔵しています。私、教わったんですが、秘伝だそうなので解説は割愛しておきます。

 ちなみに同様の鉤手の形は、やはり台湾の陳式太極拳の藩作民系の人もやっていたのを見たことがあり、陳式の老師ではこうする人もいるみたいですね。

 また、空手の突きの時の握りで小指を締めないのは、八極拳の把子拳の握りを説明した時に経絡の理論とからめてモデルをやってくれた彼に解説しておいたら、驚くべきことに自分自身の身体感覚と照らし合わせて自然に極意を悟ってしまったんですね~。

 普通、小指を締めることを強調される場合が多いんですが、締めないことでハラから繋がる筋連動の感覚を得ることができます。

 世の達人が拳を握ると、本当に判っている人は小指を締めずに半握りにするんです。これは拳を放つ速度と打撃時の衝撃の浸透を高める効果があります。

 もう一つ、打撃の威力を三倍くらいに高める秘訣の打法もあるんですが、モデルをやってもらった彼に教えたら、それも体得してしまって、本当にビックリしました。これは秘伝中の秘伝なので、ちょっと公開できません。ごめんなさい。

 今回の本では、「どれだけ洞察できる人がいるのかな~?」と思って、わざと彼にモデルやってもらったんですが・・・ははぁ~、やっぱり判らないヤツが反応しましたか~?

 まあ、そんな観る目のあるヤツがゴロゴロいる訳ないから、しょうがないかな?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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