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『妖怪人間ベム』感想

 日テレ土曜夜の『妖怪人間ベム』。

「『怪物くん』みたいなパロディ的な感じになったら嫌だけどな~」と思っていたんですが、意外に重厚な人間存在を哲学する内容になっていて、非常に感心しています。

 亀梨君のベムというのは無理があるのでは?と思っていましたが、これがビックリ。かなりの好演で原作のベムよりずっと人間味があります。彼の当たり役になるかもしれませんね。

 そもそも、原作アニメがあまりにも怪奇趣味が際だっていて、敵の妖怪なんかより主人公たちの方が不気味という点が出色でした。

 しかし、昔のヒーロー物って、結構、怪奇趣味が強かったりしてましたよね。

 黄金バットだって、何で顔がドクロなんだろう?って思ったし、鬼太郎だって紙芝居の時の“奇太郎”は、ひたすら不気味な顔で邪悪な感じでした。

 デビルマンだって原作の絵は悪魔そのものだし、ウルトラマンも最初は高原竜ヒドラみたいな怪獣タイプで名前も“ベムラー”・・・。

 これなんか、メタリックなヒューマノイド・タイプのウルトラマンのデザインが決定してから敵怪獣に名前やデザインが流用されたってことでしょう。

 いかに映像化されるまでに企画が変転していくか?といういい例ですよ。

 私も、今、小説家目指していろんな作品のプロットを考えては練り直し、考えては練り直し・・・と繰り返していますけれど、こういうのは自主映画撮ってた学生時代以来でしょうかね~?

 ここ最近は、TVドラマがダメになってきて・・・みたいな話ばっかりでしたし、特に時代劇ドラマがほとんど消滅してしまったことからTVの危機が囁かれていましたが、いや、むしろ、最近は力入れてドラマ作ろうとしている感じがしますけどね。

 栗山千明の主婦スパイ物みたいなのも、「えっ、何で栗山千明がこんなチープなドラマに主演してんの?」って思ったんですけど、でも、観ると面白いんですよ。ラノベっぽいのが大人の鑑賞にはたえないと思えたんですが、本来、エンターティンメントって、こういう非現実的な話を軽く見せてくれるところが大切なんですよ。

 仮面ライダーや戦隊シリーズが定着しているのも、かつての時代劇が持っていたようなファンタジー性を楽しむ心の余裕が転移していったからじゃないか?と思うんですね。

 世界中、どこの人間でも精神の奥には幻想と怪奇を求める夢想のロマンチシズムがあります。

 これは世界中の神話伝説を紐解けば明らかです。

 日常的なリアルなドラマの中に滲むロマンを求めても、それは時代が変われば受け入れられなくなるでしょう。

 時代を超えて人気を呼ぶ特撮作品は、幻想と怪奇という人間の根源的な精神の奥底に眠る感情に由来するからなんじゃないか?と私は思いますね。

 でも、私はマゾヒストじゃないので、恐怖の対象には戦いを挑むという物語しか考えられないですね~。

『エコエコアザラク』の佐伯日菜子版が大好きなのも、黒井ミサが狂言回し的存在に留まらずに敵と戦うからですよ。

 仮に私がホラーを書いても、『牙狼』のようなゴーストハンター物みたいなのしか書けないでしょうね。

 やっぱ、男だったら、死ぬ時に絶望と恐怖に顔を引きつらせて死んじゃダメでしょう。

 ニヤッと不敵に笑って死ぬのがカッコイイと思うんですけどね。

 そういう意味では、私は純粋なホラー小説というのは書けないだろうな~・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
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