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2011最後のセミナーも無事、終了!

 今年も月例セミナー、無事に終了しました。ふぅ~。

 いつものように、前半は普通に練習したんですが、最後のセミナーですから中盤からは忘年会兼?というムチャな構成でやりましたけれど、酒飲んだり寿司食べながらの投げやりな解説での活法とか質疑応答・・・いいのか? これで?

 初めての参加者がいたら怒ったかもぉ~?

 やっぱ、忘年会は区切ってやらなきゃダメだな~・・・と反省しましたです。はい。

 でも、一年間、一緒に練習してきた受講生の皆さんには“絆”が生じたみたいですね。

 食べ物や酒などを持ち寄ってくださった方も何人もいらして(特にUさんの唐揚げは大絶賛でたちまち無くなった)、講習はグダグダになって、次の時間の人達が焦って入室したりしてせかすもんだから、大慌てになりましたが、まあ、全体的には楽しく終われましたかね~?

 それで、一年間、御苦労様でした・・・の感謝の意味を込めまして、本年、10回以上参加された方には游心流二級を認定させていただきました。

 初段でもいいか?とも思ったんですが、3時間の10回、30時間で初段あげちゃうのは、流石に甘過ぎでしょう?と思って、二級とさせていただきました。

 そして、二年以上、参加されている方には初段! これはもう文句無し。中でも三年以上、関西からずっと来られているIさんには会員以外には認定したことのない二段を認定させていただきました。

 この日、来られていなかった方にも二段あげたかった人がいたんですが・・・。

「随分、アバウトだな~?」と思われるかもしれませんが、別に名誉段じゃありません。

 月一回ずつのセミナーにもかかわらず、常連参加者の向上ぶりは目を見張るものがあり、段級位の認定も迷う必要がありませんでした。中には、完全に達人と呼ばれるくらいの成長をしている方もいらっしゃるんですよ。

 もちろん、個人差はありますけど、全員が確実に向上しているのは間違いありません!

 本当に、皆さん、御苦労様でした! これからは「游心流の段級位を持っています」と堂々と名乗っていただいて結構ですよ。

 言っちゃあ悪いんですが、多くの武術流派は型を繰り返すだけに終始して護身術として技を用いる練習すらしませんし、現代武道でも格闘技でも「同じ闘い方で試合をする」という枠組みに特化した技能だけを訓練しています。

 私は、これらの稽古システムは本来の武術とは別物に劣化してしまっているんじゃないか?と考えざるを得ないんですね。本来の武術は、医術も伝承しているし、対武器・対複数などは当たり前、情報戦から化学兵器、暗殺術まで何でもアリですからね。

 基本的に“想定外”って無いんですよ。

 古い流儀では地相を観たり、占術や憑き物落としなんかまであるんですよ。中には呪殺術まで使った深甚流の草深甚四郎みたいな人までいます(留守中に道場破りに来て悪態をついた山伏をタライに水を張って一刀両断! すると道を歩いていた山伏が真っ二つになった?という話)。

 ちなみに、この逸話はあまりにもファンタジー過ぎるので、某小説に書かれていたのを読んだ評論家が創作だと思い込んだみたい・・・。そりゃあ、そうだわね~?

 ただ、類似の話は戸隠流忍法の高松寿嗣先生や、黒田鉄山先生の曾祖父の正邦先生にもあるみたいです。

 神秘的な話になると嘘だと決めつける人が多いですが、可能性としての研究は必要だと思うんですよ。手品みたいにタネと仕掛けがあったと考えれば不可能とは言えないでしょう?

 私も実際に、人間技とは思えない達人の逸話も何度か経験しているので・・・。


 でも、率直に申しますが、ここ最近、急激に通り魔的な事件のニュースが増えてきていますが、突然、ナイフや鉄パイプを持った暴漢に遭遇した時に、型稽古だけを繰り返してきた人や試合向けの練習だけをしてきた人が、どれだけ対処できるでしょうか?

 矢嶋師範代がうちに入会した切っ掛けが、このナイフを捌く練習を経験してみて、今まで練習してきた武道や格闘技の技では対処する方法論が無かったという事実に愕然として、悩んだ末に入会したんですね。

 そりゃあ、対処できないと思いますよ。そんな練習しないんだから・・・。

 現代武道でやっていたのは合気道くらいでしょうが、それも過去の話になりつつあるらしく、短刀捕りや剣・杖の技を練習する道場は珍しくなりつつあるそうです。

 空手・柔道・少林寺拳法なども対武器や武器術そのものの訓練はしないし、剣道だって模擬刀で真剣の操作法を学ぶ・・・みたいなことはやりませんよね。

 無論、格闘技になると、完全にそういう練習とは切り離されてしまう訳です。

 私だって、20代の頃に刃を潰したナイフで刺してこさせて捌く練習をやってみて、あまりにも対処できなかったもんだから、「素手の練習だけやってちゃダメだ」と思っていろんな武器術も研究し始めたんですね。

 ナイフ術だけに限っても軍隊式・特殊部隊式・フィリピン武術・古武術の短刀術・シチリアンマフィア式・・・等々を研究しましたよ。

 自分が相応に使えるようになれば、自ずと限界や弱点も自覚できますから、そこから制圧術を工夫したんですね。

 無刀捕りもそうやって自分で工夫したんですよ。誰にも習っていません(あっ、甲野さんには教わったけど、あれは使えなかったな~)。

 人間、やったこと無いことは、初めてやってできる筈はないんですよ。

 私も、今、小説家目指しているんですけど、講座を受講してみて、いかに自分が無知で不勉強であったか・・・ということを痛感させられましたよ。今野敏先生なんて、沖縄空手を教えながら、あれだけ沢山、作品を発表されているでしょう? カミですよ! 超天才ですよ!


 おっと、脱線・・・

 それにしても、「俺はやっぱり、人を癒す技の探求って、興味ないんだな~」と我ながら思いました。自分で「活法整体を教えるぞぉ~」・・・って思って、事前に珍しく勉強までして臨んでいたにもかかわらず・・・、やっぱり、“殺法の指導”の方が楽しくってね~(苦笑)。

 根本的に、私は喧嘩好きなんですね。それも、殴り“合う”んじゃなくて、相手の油断を衝いて“一方的にかます”のが好き・・・。

 それに、殺すのは簡単(技術的には・・・)だけど、活かすのは難しいです。「活法整体とかって、まどろっこしいからメンドー臭ぇ~」とか思ってしまうんですね。

 まして、性格を矯正するのなんて至難の技でしょう。

 ホラ・・・例のナイフとかナタとか持ち歩いていた猟奇的な餓鬼・・・。

 常連の方から「ああいう少年も教育して何とかできるでしょうか?」って質問されたんですが・・・。

「無理です。猫の首切断して自慢げに友達に見せたりするようなキチガイは矯正するのは無理。一生、閉じ込めて社会に出さないか、処刑した方がいいと思います」とお答えしました。

 何か、子供なんだから愛ある教育で何とかできる・・・とか考える人が多いとは思うんですけど、こういう快楽殺人者って性犯罪者と同じで本能を制御しようとする葛藤とか感じなくなってる訳だから、教育でどうこうできないと思いますよ。

 13日の金曜日のジェイソンや、ハロウィンのマイケル、エルム街の悪夢のフレディと一緒ですよ。


 戦後民主主義教育で「殺されたって戦わない!」という絶対平和無抵抗主義をとなえている人が本式に武術学んでも意味がないと思っていますし、そういう人達にとっての武術なんて、娯楽以外に何の価値もないでしょう。

 それはそれでいいんだと思います。戦わないと決めてる人に戦えって言う必要はないですからね。勝手にすれば~?って思うだけ。

 私は、必要があると感じたら、いつでも“やってやる覚悟”はあります。『我に撃つ用意あり』って原田芳雄さん主演の映画がありますけど、そんな感じです。

 ただ、“やる”気で向かうと、人間ってたじろぐもんですね? その時点で相手がおとなしくなったり逃げたりするんですよ。今までナイフで殺意をちらつかせて脅していた人間でさえ・・・。

 やっぱり、技だの力だのより、本当に重要なのは決死の覚悟で戦うという意志の問題なんですよ。

 しかし、私自身の価値観を他者に共有してもらいたいとは思っていません。会員も含めて・・・。

 それでも、猟奇的な人間が増えていくであろう現在、自分と身内、あるいはたまたま近くにいた人達を護ったり救ったりする技能を磨くことが無駄だとは思わないんですよ。

 むしろ、技能もないのに正義感だけで暴漢に立ち向かって無駄に命を落としてしまう人の話とか聞くのは、本当に残念なんですね。「あ~、この人に教えてあげたかったな~」と思うことがよくあります。

 強い人が弱い人を救うのは、人間としての当然の義務(極論過ぎ?)。強い者が弱い者をいじめるのは人として最低の恥ずべき行為・・・という倫理観が昔の日本にはあったと思うんですけどね~。

 今は、弱い者イジメしたり、匿名で他人の誹謗中傷したりする行為を恥ずかしいと思う人が減っているのは確実でしょうね。倫理観の欠如は、ナルシストが増えて他者の痛みに共感する感性が育たない環境のせいかもしれませんが、だからこそ通り魔は増える一方のように思えます。

 それにしても、猫大好きな私としては、猫を虐待惨殺するような餓鬼は生殺しにしてやりたいくらいですよ。

 游心流を学んだ人達が、困った人を救うとか、そういうヒロイックな生き方をしていってくれると嬉しいな~と思いますね。

 義を見てせざるは勇無き也。

 しかし、勇を発揮するには技能の裏付けのある自信が必要です。逆に、技能も無いのに勇気だけあっても事態をややこしくするだけだったりするもんね~(苦笑)。


PS;来年2012年の月例セミナーの一括予約割引セールは終わりましたが、常連の方と長く御無沙汰している会員さんのみ、12月一杯まで申し込み受け付けますので、御希望の方はどうぞ!

PS2;游心流のDVDが欲しいという方は、神田神保町の高山本店さんでも購入できます。こちらは一割引きですから、若干安くお求めになれますよ~。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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