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参加してくださった方、ありがとうございます

 ほびっと村の今年最初の講座の前日、うちの新人会員のKさんが、突然、訪ねてきました。

 どうしたのか?と思って家にあげて、秘蔵の日本刀なぞ見せてやったりしながら話を聞きましたら、2ちゃんねる掲示板に煽りの書き込みをしたら、事態がややこしくなって、ほびっと村の講座に道場破りが何人も行くということになってしまったのだそうで、責任を感じて私にお詫びを言いにきたらしい様子でした。

 まあ、「道場破りに来い!」と挑発して書いていたのは私自身ですから、彼を叱る資格は私にはありませんからね~(苦笑)。

 ただ、「ねっ? インターネット掲示板に書き込みしても人の口には戸は建てられないでしょ? 君はネットばかり見て、書かれていることを簡単に信じてしまうけど、無責任に書き込みできるということは、読む方はそうでもなくても、書き込みしているのはそれだけ非常識な人間だってことで、今回は勉強になったでしょ?」と慰めておきました。

 何でも、キックボクシングをやっている人も来る?とか言っていましたが、「それがどうかしたの? 相手が誰であろうが勝負となったら関係ないよ。ただ、怪我したり警察沙汰になるのは、できたら避けたいね~」と話しておきました。

 一応、そういうことなら対策はたてて準備しておかねばなりませんから、うちも頭数を揃えておこうと思って主な指導陣には声をかけておきました。

 うちは、今後、海外普及も視野においていて、活動をこれまでよりオープン化しようと考えています。そういう時に、たかだか、ネット掲示板で誹謗中傷を繰り返して騒ぐような恥を知らない連中を恐れるようでは話にも何にもならないでしょう。

 久々に、「よし、今回は真剣勝負も辞さずの覚悟をもって臨もう!」と決心しました。


 これは“試練”というものだと思いましたね。

 真剣勝負を標榜する以上、こちらの希望通りに事が進むような甘い考えでいてはなりません。戦わずして勝つ境地に到るには、技も心も両方、鍛えていかねばなりません。

 何の実戦経験も無い武道家が海外に出ていって「教えてやろう」なんて言っても、ナイフでブスッ、ピストルでズドン・・・で、一巻の終わり・・・ということになりかねないのではないでしょうか?

 私自身は、さして数の経験はありませんが、実は実戦めいた経験は何度かあります。

 平和な日本でそうそう実戦経験なんかできるものか?と思われるかもしれませんが、人間は夜に酔っ払って歩いていれば、普通はやる筈もないような暴力的な行動を平気でとってしまうものですよ。アルコール中毒は大麻以上だって言いますからね~。

 ナイフを突き付けられたり、ヤクザに脅された?り、喧嘩の仲裁に入ったり、襲撃されたり、ストーカーに付きまとわれている女性を助けたりしたこと、いろいろあります(結構、あるな~、オレ・・・)。

 でも、ハラ括って対応すれば実力行使しないで済むことが多いんですよ。

 実際にやり合わずとも、命がかかった状況に突然、置かれた時に、どう冷静に対応できるか?という胆力が無ければ、長年磨いた武術の技も駆使できないまま命を落とす場合もあるでしょう。

 しかし、そういう状況を自分から求めてつくるのは市民社会から逸脱してしまうことになります。アウトロー(ヤクザ者)になってしまうということですね。

 うちの会員さん達には、そういう襲撃の意志を持つ相手にどう対応するか?という経験を磨くまたとないチャンスかもしれない・・・と思ったのは、事実です。

 無論、本当に危ない時は、私が身体張って護らねば筋が通りませんが、でも、うちの指導陣が、そんじょそこいらの腕自慢に遅れを取るとはまったく思っていません。

 だから、「むしろ、これは有り難いことだ」と、考えるようにしました。

 だって、襲撃してもらってそれを撃退するのだったら、こちらは非難されません。やり過ぎてしまった?という場合も、相手が刃物でも持っていれば十分に正当防衛は証明してもらえるでしょう?

 すいませんね~。危ないことばっかり考えてしまって・・・。

 確かに、こんな危ないことを考える私は武道家の資格はありませんし、指導者としても問題大アリだと思います。それは指摘されるまでもなく自覚しています。

 しかし、世の中で生きていくのに、そんな建前に守られた綺麗事を口にしていて何ができるでしょうか?

 私が、いや、敢えて申しますが、今の世の中に生きている“私たち”は、現実にそこに在る様々な問題を直視し、逃げずに問題解決の具体的行動をとっていかねばなりません。

 先に頂戴した批判ブログの内容を読んでも、私は少しも心が動きません。空理空論としか思わなかったからです。

 現代に生きる私たちに必要なのは、宗教的な慰安の観念に依存して“自己を眠らせて生きる”ことではなく、現実逃避することなく新しい時代を開拓していくために、知恵を絞って具体的な問題解決のために行動していくことだと思っています。

 それが、“今”の時代に生まれた者の宿命であり義務でもあり、また、人が人として生きることのレーゾンゲートル(存在証明)ではないでしょうか?

 義を見てせざるは勇無き也!・・・ですよ。

 私はそれができないのなら、自分が生まれてきた甲斐は無いと思っています。

 私は、“武道家”だの“指導者”だのの資格が自分にあるとは思いませんが、自分の生き方が間違っているとは露ほども思っていませんし、私についてきてくれ、支持してくださる人達が、私に何を期待しているか?という点に関しては十分に理解しているつもりですし、その期待を裏切ることだけはすまいと念じています。

 それに、私は、日本の多くの武道家は了見があまりにも狭いと思います。「武道家とはこうであるべきだ」という信念を持つことは否定しませんが、自分の生活空間の付き合いだけで物事を語り、まったく“大局を観ようとしていない”のではないか。

「日本は武道の母国である」と言いながら、その不勉強ぶりと世界観の狭さは絶望的なまでに小市民主義です。宗教や哲学の用語を借りねば自己の考えを語れないのでは、知性の拙劣さを自白するに等しい。

 善人ぶって、「人の恨みを買うのは未熟者である」と言い訳して、自分の殻に閉じこもってしまうのが日本の武道家を自認する人達に多い自閉的傾向です。だから、武道は社会的に高く認知されないままなのだと私は考えます。

 何もしなければ何もトラブルは起きないでしょうが、何もしなければ何も得られない・・・それが、世の理(ことわり)というものです。

 世の中で何事かを成す人は、いわゆるトラブルメイカーの側面を必ず持っています。

 どんな争い事の嫌いな優しい性格の人であっても、突出した技能を持ち、新しい価値を世の中に提示する人は、周囲に誤解され、警戒され、敵視され、揚げ句に潰しにかかられてしまいます。

 イエス・キリストだって、ゴータマ・シッダールタだって、生存の時代は、既存の価値観から人々を解放するメッセンジャーだった筈ですよ。

「だったら長野は、自分が突出した技能を持ち、新しい価値を世の中に提示する人間だって言いたいのか?」と思われるでしょうね。

 はい! その通りです! 私は自覚的に自分が新しい時代を開拓していく人間の一人になろうとして生きています。それだけのチカラが武術文化に隠されていると確信しているから、そのチカラを抽出する研究をしているのであって、小乗的な自己満足で武術をやっているのではありません。

 この考えは、青木宏之先生と親しくしていただくようになるに従って、そのような巨大な時代の運命的な法則の存在を強く感じるようになった影響ですね。

 青木先生は、十数年も前に私がまったくの無名のペーペーの頃から、「長野さんは必ず、武道の世界で名を成す人間になるから、その自覚をもって頑張ってください」と言ってくださっていました。松田隆智先生も、そうやって私を出版関係に推薦してくださっていました。

 私がもの書きになる切っ掛けを与えてくださった元月刊空手道・季刊武術の編集長だった生島裕氏は、明確に「長野さんは才能があるから・・・」と言ってくださいました。

 こうした方々は、私を表面的に判断せず、中身を観て言ってくださいました。その心に響く激励の言霊が、私の魂を磨いて困難にめげずに初志貫徹する強靭な精神力を養成してくれたのだと思っています。

 でも、そんな人は滅多にいませんよ。大抵は、「どこの馬の骨とも知れないヤツが大言壮語している」と小馬鹿にしたりキチガイ扱いして門前払いを食わせるだけでしたね。

 もちろん、そうされたら、「あ~、そうですか? そういうナメた態度とるんだったら、後々、ホエヅラかかしてさしあげましょう・・・」と、逆に奮起しましたけどね。

 いちいち名前は挙げませんが、他にも何人かの方が私の才能を認めて将来性を買って応援してくださいました。

 こうした人達の御厚情があればこそ、今の私があると思っています。私は、少しも舞い上がったり調子に乗ったりはしていませんよ。もし、そういう風に見えるのなら、失礼ながら、そう思う人の心の中に嫉妬心が潜んでいるからなんでしょう。

 つまり、本心は私みたいにやりたいが、敵が増えるのが嫌だからできないでいる・・・というのが真相でしょう。

 ブレーキ踏みながらアクセル踏んでるようなものです。自己矛盾に気づいてないだけ。

 私は、やられたら、やり返す主義です。魔太郎が来る!みたいな性格。それは逆説すれば、恩人には恩返ししたいということです。

 恩情の気持ちに応えられなかったら、男じゃないでしょう?

 皆、誤解していますが、“摩擦”は、天が与えた試練であり、その本質は“チャンス”なのです。

 神話伝説の時代から今の映画やTVのドラマでも、優しく謙虚で争い事なんか嫌いな主人公が、何故か次から次に争いに巻き込まれて、必死でそれを乗り越えていく過程で成長していく・・・というのが定番です。

 試練を乗り越えることによって、大きく道が広がる・・・というのが神代の昔から人間の真実なのです。

 今の日本の教育方針は、子供に危ないことをさせない・やらせない・・・という過保護システムでしょう? だから、逆境に極端に弱い日本人が増えたんですよ。

 田中光四郎先生の魅力も普通の武道家とは比較になりませんが、それは自ら進んでアフガン・ゲリラになったり、人間の盾になったり、常に世界的な問題の最前線に出ていった行動力の賜物でしょう。

 そして、エゴしかない人は、試練を乗り越える苦労をしようとはしません。どんどんごまかして歪んでいってしまいます。変節して輝きを失ってしまうのです・・・。

 エゴが優先する人は、いざという時に行動する度胸は無いものです。私はそう考えているので、「俺を非難するのなら、ハラ括って倒しに行く度胸を決めてみなよ。姿隠して陰口たたくだけしかできない自分のままで満足なのか?」というエール(応援)の気持ちも込めた“挑発”をしているつもりなのですが・・・。


 翌日、正午ちょうどに北島師範、大石教練と連れ立って、渕野辺を出発しました。

 西荻窪駅で会員と合流し、ほびっと村へ・・・。


 今回、いつもやっている最初の自己紹介はやりませんでした。名前も書いてもらいませんでした。

 もし、この場に道場破りが目的で乗り込んできた人がいたとしても、それは試練として私自身が受け止めなければならないと考え、下手な疑心暗鬼にならずに、ただ緊張感を持っていつも通りに講座を実施するのが正しい対応だと考えたからです。

 それに、無責任に陰口を叩くだけしかできない人間とは違って、いわば敵地である相手の講座に実際に足を運ぶというのは、そっちも覚悟を必要とするのです。

 私も、何度か乗り込んだことがあるので、よく解ります。乗り込む方だって“怖い”んですよ。それが当たり前なんです。

 だから、「もし、本当に乗り込んできた人がいるとしたら、口先だけの愉快犯じゃないんだから、敬意を払って対応してくれ」と北島師範たちには話しておきました。

 第一、挑発した私が悪いのですから、やられるのも自業自得なのです・・・。

 講座を始める前に、私がブログで挑発的なことを書いた理由を説明し、「できれば穏便に講座を進めたいけれども、どうしても納得がいかない人は好きにかかってきてください。その時はこちらも本気で立ち向かいます」と話してから開始しました。

 で、それから2時間。

 本当に有り難いことに、ここ最近でももっとも充実した楽しい講習にすることができたと感じています。本当に、私は楽しかったですし、何人もの参加者が「楽しかった」と言ってくださいました。

 特に、海外指導部長に任命したばかりの千葉師範代が見学に同伴されていたカナダ在住の女性の方(日本人です)が、「やっぱり体験してみたい」ということで練習にも参加され、楽しんで帰られたのが有り難かったですね~。

 心の中で道場破りを考えていた人が果たして居たのかどうか? それは判りません。

 知ろうとも思わないし、もはや、どうでもいいことです。

 私は、この日、参加してくださったすべての人に心から感謝したいと思っています。本当に、ありがとうございました!

 また、反省すべきは、もの書きとして、言葉の持つ影響力をまだまだ甘く考えていたな~という点です。

 これは、今後の課題として活動に役立てていきたいと思っていますので、建設的な御批判を頂戴できれば幸いです。

「長野のここがダメだ!・・・という批判は、こちらの足りない点を教えてくれるに等しいのだから、被害者意識で受け止めてはいけない」と、会員にも話しておきました。

 私なんか足元にも及ばない先生は無数にいますからね~。私の目標は70歳で地上最強の男(竜?)になることなんで、まだまだ20年以上ありますからね~(笑)。

 ただ、無数の先人が伝えた武術の可能性を探り、世の中に役立つものとして、時代性を鑑みて、より一層、発展させていくことが私の研究の目的であり、それ以外には「生活の心配が要らない程度の経済的基盤が確立できて自宅兼道場を建てて猫に囲まれて暮らせればいいな~(猫道場?)」くらいの望みしかありません。

 殺法はもう発狂寸前まで研究したので、今後は、より一層の心法の研究を進めていきたいと考えています。


追伸;講座の翌日、小説の師匠との共著の企画打ち合わせで出版社の編集者の方とお会いしました。その時に師匠から、「新聞の講評なんか載せてもらっても売上には結びつかない。それより悪口を沢山書かれている方が圧倒的に宣伝効果が出るんだよ」と言われて、目からウロコがボロボロボロッと落ちた思いがしましたよっ! 俺は今まで、なんて勘違いをしていたんだっ! 毒舌キャラ封印も考えていたんですが、本が売れなくなったら困るから、やっぱし、やめたぁっ! 人に称賛されるより、金が儲かった方がいいもん!
2ちゃんねるで悪口書いてる皆さん! タダで宣伝してくれるアナタ達が頼りです。これからも、「長野のキチガイ」とか「ド変態野郎」とか、思う存分、悪口を書いてくださいねっ? どうぞ、夜露死苦~!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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