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2009年7~8月あたりのセミナーご感想

Q,
拝啓、長野先生

先日はどうもありがとうございました。
今回の「聴勁・推手」は前回の「読み」に比べると相手に接触している分、
比較的取組みやすかったような印象を受けましたが、実際に相手と
対峙した状況を考えると、相手の攻撃に対して交叉法を用いて接触しながら
相手の出方を読んで制圧していくといった用法が思い浮かびますが、
離れた状態での「聴勁」となるとやはり非常に高等な技術でこの場合は
前回の「読み」に頼った方が無難なように思いました。(・・・といっても「見て」
から動いてるレベルですが・・・)
しかし、接触状態からお互いに攻撃を繰り出す練習をしているときは、
こちらの攻撃を捌かれて次に出してこられる攻撃がなんとなく予測できて
チョット嬉しかったです。
(長年の組手練習からそれぞれの間合いでの相手の攻撃パターンを身体が
覚えていただけかもしれませんが・・・汗)
やはり基本的に「聴勁」は接触した状態でのものと認識していますが、
感覚を磨いていくことにより離れた状態でも活かせるようになるものでしょうか?

また、八卦掌の応用では、返した掌を打ち込む位置が骨盤の所と
教えていただき、容易に相手の中心軸を崩すと言う意味では、以前教えて
いただいた、回し蹴りに対して、カウンターで軸足を刈に行く方法に加え、
場合によっては、骨盤の蹴りが出てくる側を前足でストッピング的に使う
ことも有効だなぁと参考になりました。
八卦掌って剣舞のようで実際の用法も他の武術以上に剣を使っているような
動きで非常に興味深いです。

ご指導ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。



草々


A,
拝復、●●様。

 いつも感想文、ありがとうございます。

 聴勁の訓練としての推手と目付けを併用していれば、離れた相手の意識も徐々に読めるようになっていくと思います。

 また、観念運動の訓練を続けていると心法技術が進むので、読みやすくなります。自分の心身の状態が鋭敏になれば、その状態を相手に映して読み解くことができるようになる訳です。

 観念運動をやらせてみて思いの外、動かない人が多かったのですが、そういう人は意識と身体の連結がうまくいっていないので読みは難しいんですね。あんまり過敏になり過ぎると過剰反応で勝手に暗示投げにかかってしまったりするんですが、まったく観念運動にならない人は意識の働きが鈍重過ぎる訳で、これまた武術の体得は難しくなります。

 要するに、バランスとコントロールの問題です。

 ただ、これは時間がかかります。次のアスペクト・シリーズ本で訓練法を解説しようと思っていますから気長にお待ちください。

 骨盤を狙う技は、打撃技に崩しの要素を融合したもので、応用法は多く考えられます。
 ただし、骨盤を損傷したり仙腸関節や恥骨関節がズレると全身の骨格が歪んでしまうので、後から障害が起こる危険性があります。

 なので、やたらに狙わないのと、これを使った後は軽くスワイショウをやったり骨盤調整の手技をやったりするのが良いでしょう。

・・・いや、どうも、合理的で効果的な技というのは必然的に殺傷力が高い技になっていくので、どこまで教えていいものか?と悩んでしまいますよね~。


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Q,
昨日も、素晴しいセミナーに参加でき
誠にありがとうございました。

今回の聴勁も、前回同様に武術の極意の一つだと思います。

中がどうなっているのか解らない真っ暗な洞窟の
入り口に立ちつくして茫然としてる自分がいます。

五円玉観念運動のような微細な筋肉の動きを感じ取れるように
なれるには地道な稽古を何年も積み重ねる必要があると思います。

果てしない道のりですね。

一方で、具体的な用法の稽古では、大切なコツを教わりました。
●●●で入って●を付けたまま体を密着して倒す・投げる。
そして打撃・関節を取る。

いつもながら、様々な技のバリエーションが
提示されますが、一体どれだけの技があるのでしょう。。。

さて、印象に残っているものをまとめますと、
・相手の●●に入るのが上策。
・●●に回る事は重要。

・●●●●に●●●を開けているのは愚策。
・●●し相手から攻撃されない、致命傷を貰わないこと。

つまり肝腎なことは、
・歩法のスピード
・●●での読み、●●(●●)接触での聴勁
・それを達成する冷静さ
だと思われます。

どれも、至難です。
カラダだけでなく、アタマも良くないといけません。

セミナーの最後に、独り聴勁のやり方を教わりました。

やってみると動きが凄くぎこちないです。
どうにも様になりませんが、少しずつやっていきます。

それから、過去4回のセミナーでは起こらなかった
モモの筋肉痛が発生しました。

大した事はありませんが、久しぶりのことです。
考えてみますと、推手での腰の動きを支えた?
或は、受身から立ち上がる時にリキんだ? くらいですが。

ともかく、慣れない動きとはいえ
たいへん情けないことでした。

ありがとうございました。
そして、来月13日もよろしくお願い致します。


敬具


A,
拝復、●●様。

 御感想、ありがとうございます。

 観念運動の要点は、リラックスして持つということと、五円玉が実際に揺れたり回ったりしている映像をしっかりイメージすることにあります。

 微細な筋肉の動きというのはイメージしなくて大丈夫です。リラックスし、しっかりイメージすれば勝手に動きますから、気楽にやってみてください。

 技のバリエーションは組み合わせで無限大に広がります。ですから、これを一つずつ覚えようとしたら絶対に無理です。

 現に私はすべてその場のアドリブでやっているので、セミナーが終わったら何を教えたか?ということはほとんど覚えていません。

 身体が勝手に動く身体感覚を養成するのが目的なんです。

 モモが筋肉痛になったというのは、日頃、使っていない筋肉に刺激がいったということだと思われます。

 私も、きつい運動をやった覚えがないのに筋肉痛になったりします。どう考えても使った覚えのない箇所が筋肉痛になったりするので不思議ですよね?


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Q,
長野先生の8月9日付けブログを拝見致しました。

冒頭に 「 特に眼振の病気があると言われる方もいらして、「目付け以外の
読みの方法はあるのか?」との御質問も頂戴していました 」

おそらく、この眼振の人とは、●●のことだと存じます。
誠に忝く、恐縮であります。

今度のセミナーも、難しい内容であろうと存じますが、
何としても馳せ参じ、勉強する決意です。

ご指導のほど、よろしくお願い致します。

それにしても、先生のブログには、ネットに公開するのが
勿体無い文章がたくさんあります。

一般の方々には見せたくないです。
あ、これは「心が狭い」ですかね・・・

申し訳ありません。
それでは、失礼いたします。


敬具


A,
拝復、●●様。

 メールありがとうございました。

 正直、私も金にならない文章で技術的な深いレベルのことは書きたくはないんですが、もったいつけ過ぎていると相手にされなくなってしまう危険性もありますし、「長野さんは本当のことをきっちり書く人だ」という具合に認識してもらった方が、将来的には良いだろうな~と思っています。

 しかし、一長一短はありますね。

 病気も含めて人間には一人一人、個性があります。

 良いか悪いかは受け止め方次第なんじゃないでしょうか?

 私は20歳くらいの頃からパニック障害の発作が出るようになって、酷い時はほとんど電車にも乗れないくらいでした。

 今でも30分以上電車に乗る時は発作が出ないように注意しています。

 だから、仕事も制限されて経済的には非常に苦労してきました。

 しかし、お陰で物書きの仕事に必死で取り組み、武術も教えるようになった訳ですから、結果的には良かったんじゃないか?と思います。

 長所も見る角度によっては短所になります。自信家は尊大で傲慢な人に見えたりもしますし、大企業を立ち上げた人が家庭の中は崩壊していたり、周囲は引きずり落としてやろうとする陰険な人間で埋め尽くされて気が休まらないとか・・・。

 いろんな活躍している人を見ても、やっぱり弱みや悩みは尽きないようですよ。

 だから、楽天的に考えた方が気持ちはゆとりができますね。



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Q,
 長野先生は
「目付けはあまり公開したくない」
と仰っていましたが、その目付けの講習で、形
として残る資料が用意されていたことにまず驚
きました。

 技の実践の前に、『戦闘的な性格の人は●●
●●●が発達している』、『武道をやっている者
は●を●●●と●●すことができない、●が抜
けているため●●●の●の部分にシワが寄って
いる』など、外見から『読む』方法を教えてい
ただきました。初めて聞くことばかりで、大変
勉強になりました。
「声で実力が分かる。実力のある人は丹田に力
の入った声をしている」
というお話もいただきましたが、先日、能楽堂
へ行った折、狂言師が客席からも分かるくらい
大きく下腹を動かしながらよく響く声を出して
いました。あれが『丹田に力の入った声』で
しょうか。

 実践的な技の練習は、構えから相手の●●を
読み事前に潰す、●●を●●●し動けないよう
にするといった、『先の先』を意識した内容で
した。
 今回初めて教えていただいた『●●●●●●』
は、軸の講習の際にも似たようなご指導をいた
だいたことがありますが、それを更に進めたも
のだと感じました。これだけでもある程度の読
みは可能ですが、●●の構えをとることにより
更に具体的な読みができるようになりました。
やはり想像上の●●●●よりも肉眼で確認でき
る自分の腕の方が『読み』のテクニックを使い
易いということでしょうか。他の参加者の方が
指摘されたように、腕で相手の攻撃を防御でき
るという精神的な安心も要因かもしれません。

 今回ご指導いただいたことは、武術に限らな
い広範囲での応用が期待できます。時間をかけ
て練習しようと思います。

 8月のセミナーは、静岡へ行かなくてはなら
ないため参加できませんが、その分きちんと基
礎を練習して次の機会に参加させていただく所
存です。


A,
拝復、●●様。

 いつも感想ありがとうございます。

 目付けもですが、読みに関しては新しい本で一通り発表しようと決心していまして、本で発表するからには隠しても意味がないと思ったので、資料も用意した訳です。

 能は武士の嗜みだったので、古武術と共通点が多いようです。

 古くからの芸能には丹田を鍛える発想が入っているものが多いですね。

 次回は参加できないとのことで少し残念ですが、新しい本が出た時はお楽しみください。


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Q,
「読み」のご指導、ありがとうございました。
たいへん勉強になりました。

そして、いつもの通り、弱い自分を再発見しました。

こと游心流だけでなく、すべて武術、スポーツ、日常生活に至るまで
極めて大事な秘訣、「読み」の講習を受けられたことは、真に幸いなことでした。

他の方の感想文などにもありますが、長野先生の研究の奥深さは
想像を絶するものがあります。

いってみれば、武術の奥義にも関らず、それをいとも簡単に、
飄飄として語られる先生には、驚くばかりです。

さて小生は、”眼球振とう”という病気で、物を真っ直ぐに見れない半生を
送ってきました。顔を真っ直ぐに向けると眼球が揺れて焦点が合わないからです。

目を合わすのが、苦手です。目が揺れているのを見られたくないからです。
相手からすれば、気にならないほどのものであろうと思いますが。

そして、斜めを向いて、正面を見ると、焦点の合う角度があります。
なので物心つくまでは、いつも斜めを向いていました。

成長するにつれ、それでは見っとも無いと感じるようになり
見えなくとも真っ直ぐにみるように努力するようになりました。

しかし、物を凝視したり、気が緩んだりすると
生来の斜め向きとなります。

剣道をやっていたときに、先生から真っ直ぐに構えろと何度も
注意されました。正眼に構えているのに、面は斜めを向いている。
確かに、それは見っとも無い構えでした。

しかし、相手にとっては、一種フェイントに見えたやもしれません。
少なくとも、遣りづらいことではあったでしょう。

剣道では、やはり相手の目を見て、心を、動きを読めといいます。
しかし、読めませんでした。できるわけないです。

そも視力も悪かったし、目が見えたにしても、心の動きなど・・・
でも不思議なこともありました。

出小手という技があります。相手の動き端に、小手を押さえる――
この技は、相手が動いてから打ちに行っては絶対に間に合いません。

相手が、動くの「う」の時に、打てなくてはいけません。
これは、かなり困難なことです。考えていては不可能です。

それが、見事に決まったことが、一度だけ(汗)ありました。
高1の時でした。その場面は今でも不思議に思い出せます。

読みは、実践できなければ意味はありません。
かつ、いつでも使えなければいけません。

貴重な論理的な説明と稽古法を先生から戴いたのですから、
あとは実戦あるのみです。

とはいうものの、セミナーでやったような対人稽古は、自宅では無理です。
カミさんには手伝ってもらえないでしょうし・・・

それから、読むためには、冷静でなくてはいけません。
しかし、いざという時に、冷静でいられるか・・・

ビビッて俯いて丸くなっているか、
頭に血が上って周りが見えないか、どちらかです。

こんなときは、脱力などできていません。極度の緊張状態でしょう。
つまりは、平静さと読みはセットなんですね。。。

どうすれば、ビビらずに、また、血が上らずに、
平静でいられるか、肚を据えられるか。

これも、やはり、場数を踏むしかないのでしょうか・・・

考えるほどに迷宮に嵌って、暗澹たる気分になります。
下手な考え休むに似たり、とは思いますが。。。

乱文お許しください。


不一


A,
拝復、●●様。

 ご感想、ありがとうございました。

 生きていて心身に何の問題も抱えていない人は、恐らくいないと思います。

 コンプレックスは自分自身が養成するものであり、自分が思うほど他人は気にしないものですし、万事、堂々としていれば人も気にしなくなるものです。

 私は自分の欠点をギャグにして話したりしますが、心理的に捨て身になっていくことで心も鍛錬されます。

 自分は弱いということをきちんと自覚していれば、次に「誰もが本当は弱いのだ」という事実に気づくものです。

 武道や格闘技の強さなんか、別に大したものではありません。そういうことをやっている人間は、実は普通の人より臆病なんですよ(良くいえば「危機意識が鋭敏」)。

 武道や格闘技をやっても寿命が普通の人の二倍になるものでもありませんし、病気や怪我だってします。

「俺が最強だ!」とか吠えてる人には、紛争地域に行って世界から戦争を駆逐して欲しいものですが、できないでしょう?

 死ぬも生きるも天命と思って、「運が悪けりゃ死ぬだけだ」と思っていれば、段々、平気になっていきますよ。

 大丈夫ですよ。死ぬのは貴方だけじゃない。誰もが最後は墓の下。生きてる間は自分のやりたいことをやって人生を充実させるのが命題ですよ。


“読み”に関しては、目付けが大切ではありますが、視力の関係で目付けが向かない人もおられます。

 そういう方の場合、次回の“聴勁”を利用する手がありますよ。道は一つだけじゃありません。無かったら作ればいいんです。



---------------------------------

Q,
拝啓、長野先生

昨日はどうもありがとうございました。
今回の「読み」は武術(戦闘)という分野を超えて日常生活の多岐に
わたって役立つもので大変勉強になりました。
特に相手の性格、精神状態をも含めて「読む」というのは実際、
知らない相手と対峙した時などは非常に重要な技術だと思いました。
とはいうものの、知ると行うとは大違いでどうしても相手の動き出しを
「見て」から動くのが精一杯でした。
後半は何となく相手の身体の●●具合などからどういった蹴りや突きが
くるのか反応できるようになりましたが、「技の発動前に察知してこちらから
先に制する」レベルまでは程遠く、これからも意識しながら感覚を磨きたい
と思います。
家に戻って早速鏡に映る自分を見て動きをチェックしましたが、自分の
想像以上に何を出すかバレバレの動きに若干へこみました。
思った以上に●●が大きく動いてこれは簡単に察知されて捌かれても
無理ないな、と思いました。●から●●ことを意識するあまりオーバーアクション
になっていたようです。
今後は、相手の●●●●●の見極めと同時に、相手に察知されない程、
極力●●●●●で且つ体内の重心移動が的確に行われる身体操作を目指す
必要性を感じました。
そこで質問ですが、相手に読まれにくい動きをするコツのようなものは
あるのでしょうか?例えば中国拳法の蹴りにあるように、●●●●を●から
出すのではなく、●●●●を出すように●●●●膝を上げながら途中で変化
させて蹴る(●●●●・●●●●●●キックのように・・・)といったような技の用法と
体内で相手に察知されないように●●●●や●●を伝達していく身体的な方法が
あるのかな?と漠然と想像していますが、何かヒントをご教示いただければ幸いです。


ご指導ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。



草々

A,
拝復、●●様。

 ご感想、ありがとうございます。また、お中元も頂戴してありがとうございました。ゼリー大好きなので、ありがたいです。

“読み”に関しては時間内で説明し切れなかったことが過半数で、あんまり盛り込み過ぎたかな~と反省しております。

 やはり、本質的なことは体得は難しいものです。簡単にできることは簡単に防がれてしまいます。

「長野さんに習うと難しい秘伝があっと言う間に簡単にできるようになる?」というイメージが広まってしまいましたが、真に難しいことは、体得には相応の時間が必要です。

 もっとも、10年かかることを1年で体得できるようにはできると思っています。

 それはやっぱり、原理を知っているかどうかで大差が生じる訳です。

 目付けのやり方も、知ると知らないでは物凄い差がついてしまいます。

 ご質問の「相手に読まれにくい動きのコツ」ですが、いくつかあります。

1,相手の●●●を殺す。
2,相手の●●から攻撃する。
3,●●●で動く。
・・・等々です。

 ●●●を殺すのは、相手の●●●●●をする構えのことで、●●を●●●●に向ける●●●の構えや、●●●の●●の●●、●●●の●●の掌で相手の●●●●●をするやり方や、●●●●●や●●柔術の●●●で●●●に仮当てするやり方・・・等の行為は、●●●●するというより●●●を殺して間合を潰すためです。相撲の●●●●もそうです。

 ●●から攻撃するというのも、カウンターで技を合わせる時に相手の●●の●から攻撃していくようにすることで、こちらの●●●●●を見せないようにします。相手の●●に収まる範囲(●●対決)で出したら、身体構造上、消える動きは原理的に不可能です。

 ●●●で動くのは、全身協調の連動を●●●で行い、「●●●と思ったら技が終了している」という具合に技を出す途中動作が●●て●●が見えなくすることです。

 これは太極拳の動きがそうなっています。力をタメて、その解放でバネが弾けるように動くやり方ではありませんから、それに慣れている人には難しいでしょう。

 なので、太極拳(陳家以外)を練習してください。


Q,
拝啓、長野先生
お忙しい中、大変詳しい解説ありがとうございました。
なかなかそのまま即体現とはいかない部分も多々ありますが、
意識しながらやってみようと思います。
太極拳どう練習したものかと悩みますが、まずは長野先生の
DVDを見ながら習得したいと思います。
なぜ「陳家以外」とコメントされたのか最後に頭の中に「?」
マークが残りましたが、実際の用法を考えながら型を覚える
事から始めてみます。
ありがとうございました。


A,
拝復、●●様。

 ちと、説明不足だったようなので、補足しておきます。

 太極拳の要になるのは、徹頭徹尾、力を抜いて、ゆっくりじっくりと動いて体内の重心が移動していく感覚を確認しながら練習することにあり、その要点として等速度で動くという点があります。

 しかし、陳式だけは急激に剛的に瞬間発勁する動作が含まれています。

 充分に脱力(放鬆)のできる人がやる分には問題ありませんが、空手拳法系を長くやってきた人が陳式をやると、肝心の脱力が体得できないまま、全身に力が入りまくったまま形ばかりの太極拳をやってしまう場合が多いのです。

 だから、陳式以外の太極拳(楊式・呉式・孫式・簡化24式など)を練習して、徹底的に筋肉に力を入れないまま動く練習をすべきだと勧めている訳です。

 打撃系格闘技を長年やってきた人は、力のタメを作る癖ができていますから、これを徹底的に抜かないと動きの予備動作を大きく取ってしまうので、読みのできる人にはエジキにされてしまいます。

 そして、筋肉の収縮で力を出すのでなく、体内の重心を集中して打ち込む打撃法に変換することで余計な動作は必要なくなります。

 その上で、相手が飛ばずにその場に昏倒するような打撃の秘訣を覚えれば、老人でも簡単に屈強な若者に致命傷を与えることができるようになります。

 ですが、この技は後遺症が残る率が高くてコントロールも難しいので、これを覚えたら試合はやめた方がいいでしょう。相手が突然死する可能性もあると思います。

 どうしてか?と言いますと、打撃訣というのは相手を素手で殺すための当て身の方法なので、その場で昏倒する程度で後遺症の残らないように打つ・・・という方がずっと難しいからです。

 格闘技好きな人は試合が好きなんでしょうけれど、私は後々に起こるだろう後遺症を考えると試合は若いうちにとどめて、乱取りなんかも40過ぎたら止めた方がいいと思います。恨みもない相手を突然死させる危険性のあるスポーツではまずいでしょう。

 また、頭部に直接打撃を受け続けていれば実際に脳機能がどんどん衰えますからね。私が格闘技に深入りしなかったのもそこです。

 プロボクシングの世界チャンピオンが晩年、身体障害者になっていたり、ケンカ空手十段と呼ばれた芦原英幸先生が筋無力症で亡くなったりするのを見ても、直接、身体を打ち合う格闘技が身体に及ぼす悪影響は明らかでしょう。

 正直、私はちょっと本気出して打つと相手を殺してしまうのではないか?と思えて、怖くて本気で打てません。人に教える時はガラスや陶器を扱うつもりで怪我させないように注意して教えています。寸勁を自在に打てるようになると、そうならざるを得ません。

 もっとも、長年、直接打撃制で練習してきて、どうしてもやめられない人には納得できるように教えてはいますが、正直、危険の残らないような打ち方で試合に勝たせるのは難しいですよ。

 中途半端な発勁よりは普通にぶん殴った方がダメージは負わせられるでしょう。

 発勁で人に効かせるには打撃訣を知らないとダメなんですが、それを知れば知ったで違う意味で試合では使えなくなってしまうのです。なので、結局、游心流では自由組手も試合もやらないことにしたんです。

 そういうので「実戦的じゃない!」と言いたい人は、人間の身体について無知なんですね。武道家って身体のこと知らないでしょう? 充分に知識があったら30過ぎた人間に直接打撃の試合はやらせないと思いますよ。必ず後遺症でますからね。


Q、
拝啓、長野先生

更に詳しい解説ありがとうございました。
武道、武術を修行するには人間の身体について
ある程度の知識は不可欠だということがよくわかりました。

幸い(?)自分は10年程前に、体力・体の大きい方に有利な
フルコンタクトルールに疑問を感じて以来、試合には全く興味を
持たなくなり、テレビのK-1などもあまり観なくなりました。

練習では大会に出場する選手相手に組手をすることもありましたが、
今年の3月以降は、そういった組手主体の練習をやる試合偏重の
支部(「組手」と言わずに「スパーリング」なんて言ってます・・・)には
足を運ばなくなり、せいぜいミット打ち、昔からやっている●●●●
(●●●●●●がやっているあの型です)をやる程度になりました。

それでもミット越しに上手く力加減が出来なくて相手が思った以上に
飛んでしまうと怖くなりますし、今回の先生の解説を読むと本当に
注意して練習しないといけないなと改めて思いました。

打撃訣というのは、この相手が飛んでしまう現象の延長線上にあるもの
なのでしょうか?それとも全く異なった用法で行うものなのでしょうか?

とにかく、先ずは太極拳を動きが途絶えることなく連綿とゆっくりじっくり
できるようになるよう頑張ります。

ありがとうございました。


------------------------------

Q,
 初めて、参加させていただいた、福井の●●です。

参加された方が、多いのと遠方からのご参加が多いのに まず、びっくりしました。

 自己紹介に入り、長野先生の、ユーモアを交えた、お話や、参加者の方からの質問に、
丁寧に、又 的確に答えていらっしゃるのをお聞きし、初参加の緊張はいつの間にか消えていました。

 ところが、練体が、始まったとたん、顔から火が出るほど、自分が恥ずかしくなってきました。

 長野先生の著書は、すべて読ませていただき、初級、中級のDVDも、見せていただいていたはずなのに、
練体の大切さをまったく理解していなかったため、いきなり、体が、動きません。

 多分、長野先生は、そんな私をすぐに、見抜かれたと思われますが、
怒られる事もなく、ちゃんとご指導くださいました。    大変失礼いたしました。

 組手に入ってからも、色々ご指導くださり、汗だくになって、やらせていただきました。
セミナー終了後の、喫茶店でのお話も大変面白く、あっという間に時間がたっていました。
 
福井に帰ったのが夜の十一時過ぎ、興奮さめやらずで、家族に報告し、深夜の就寝。
 にもかかわらず、今日の体調は、すこぶる快調でした。
改めて、游心流武術健身法の健身ということが、実感できました。

 また、あらためて、DVDや著書をしっかり見なおして、稽古をしたいと、思っております。

       本当に有難うございました。


A,
拝復、●●様。

 ご感想、ありがとうございました。

 やはり、自分の欠点は人と接している中でしか中々自覚できないものですし、独修している人は誇大妄想に陥りやすいみたいですね。

 セミナーに初めて参加して、思う通りにできないのは当たり前のことですし、それは恥でも何でもありません。

 むしろ、自分のできなさ加減を自覚できない方が問題な訳で、そういう人は向上しないですよね。

 私も、中国拳法の師に出会った時は、「あ~、後、せめて5年前に出会っていれば」と思ったものでしたが、しばらくして「いや、昔に会っていたら何も吸収できなかっただろうな」と思うようになりました。

 年齢を重ねて体力や反射神経に頼るやり方をしても向上は期待できません。

 理合を知って、無理のないやり方で取り組んで、徐々に向上させた方がブレない強靭さを獲得していけると、私は思っています。


-----------------------------------

Q,
拝啓、長野先生。

7月の月例セミナーに参加させていただいた●●●●と申します。先日はご指導していただきありがとうございました。

今回の「読み」はあまりに奥が深く、教えてもらったから出来るようになりました。という簡単なものではなく、自分自身どれだけ研究したか?にかかってくると思いました。

ただ相手を見れば見るほど身体が硬くなり、思い込みも強くなって、ワンテンポ反応が遅れてしまいます。

するとだんだん●を●●の時のように●●●●ず、●●●●まで●●、来ると思った瞬間に●●●●(●に出るのは単なる癖ですが)に踏み出し、後は自然な手の反応任せみたいになってしまいます。

そこで一つお聞きしたいのですが、この感覚任せの癖はやはり無くした方がいいのでしょうか?それとも感覚的な部分も多少は残しておいても構わないのでしょうか?



A,
拝復、●●様。

 ご感想、ありがとうございます。

 感覚に任せた自然な手の反応に関しては、次回の推手の時に解説指導する予定なので、それ自体は間違っている訳ではありません。

 一口に“読み”と言っても、視力の関係で目付けが向かない人もいます。そういう人の場合、感覚(触覚・聴覚・臭覚)で察知したりするのは必然的にそうならざるを得ませんから、一通りのことを知った上で自分の得意なやり方を工夫すればいいと思います。



-----------------------

Q,
拝啓 長野先生

長文失礼いたします。

第6回の游心流セミナー、
ご教授ありがとうございました。

北島先生にも
大変ご丁寧に指導していただきました。
ありがとうございました。

最近は巨体の持ち主を見ると
「やはりこの人の突進を止めるには
まず膝狙いかな。いや、それとも・・」などと
妄想膨らむ
●●●●です。

先日のセミナーの帰り、
電車で斜め前に座って寝ているお兄さんを、
この体つきは、 キック(ボクシング)をやっているな
などと観察していていると
大きなベルトのバックルに「KICK」とかいてあり、
なんだまんまじゃん、とひとり、笑いを含んでおりました。
考えてみれば、
自分の流儀のTシャツを着ている人は、
手の内がわかってしまったりしますね。
そういう方はしっかりと構えをとられる可能性が高いのでしょうが・・・

先日のセミナーは、また一段と得ることが多かったです。
ありがとうございました。

極めた相手の腕を使って背骨を崩す
つまり、相手の身体を武器として使う
合理性に深く感銘いたしました。

また、いろいろと教えていただく中で

●●●とは●●●場合より●●は相手に近づけるのかな。
まず相手に接触することから始めるには最良だな。
などど考えたり、

●●て攻撃しようとする時、ワンツーのリズムが癖になっていて、
その間に相手の攻撃を受けてしまうのに今更ながら気づき、
裁き崩すと同時に攻撃することを心がけるようになりました。

また、正面攻撃が抜けず、
横に回りこむのにいちいちステップを考えたりしていたものが、
いつのまにか不恰好ながらもできるようになっていて、
長野先生のセミナーの不思議さを感じました。
考えるより慣れろということでしょうか。

護身に大切なのは、
「試合(ためしあい)はしない」ということも最近は実感として理解してきました。
相手の●●に入ることも、
脱力して相手の力を無効にするのも、
軸を崩して相手を崩すのも
徹底して●●●●●●●にさせないということですね。
その●●●●●●●●●を知ることが「読み」ということなのでしょうか。
まったく本当に興味が尽きません。


次回のセミナーも大変楽しみです。
ご指導よろしくお願いいたします。

失礼いたします。

敬具


A,
 お返事が遅くなって失礼しました。

 今回の「読み」は、武術の中でも一番、日常生活に役立つものではないか?と思いますので、楽しみにしてください。


---------------------

Q,
先日は軸について講義していただきありがとうございました。
その時に感じたことは軸の講義のはずなのに、内容的には目付け、脱力、交叉法といったものが見受けられ、毎度のことながら游心流の奥深さを実感するとともに、基礎練体の重要性を痛感しました。毎回同じ内容の文面になってしまうことが恥ずかしいのですが、正直な感想です。
これからも御指導よろしくお願いします。

A,
 感想、ありがとうございます。

 今年は意図的に、毎回のテーマを繋げて教えるようにしています。だから、目付け・聴勁・化勁・体捌き・発勁などは自覚しないうちに体得できていくように考えて指導しています。

 その分、かなり難しくなり過ぎているかも知れませんが、一年間で10年20年分の上達を図ることを目標にして凝縮した内容にしています。実際、人によっては見違えるように上達している人もいますよ。

 なので、頑張ってください。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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