『SPEC~天~』観てきました
仕事も、ちょっと一息ついた感じで暇ができたので、久しぶりに地元のMOVIX橋本で映画を観てきました。
TVドラマが面白かった『SPEC』の劇場版。
加瀬亮のSIT出身の謹厳実直な瀬文刑事と、戸田恵梨香の左手にSPECを持つ当麻刑事という対比が面白かったし、毎回のゲストの持つSPECがどんな超能力なのか?という興味もあって、ちょっと怪奇大作戦風でもありました。
もともと、あの『ケイゾク』の続編という触れ込みで始まったドラマ・シリーズでしたが、世界観は全然別物で、まあ、金庸先生の『神雕侠侶』と『倚天屠龍記』くらいに違うという感じでしょうか?(って、誰もわかんないか?)
『ケイゾク』は、まだ刑事ドラマとしての現実味がありましたが、『SPEC』はエヴァみたいに陰謀史観が入っていたり、新人類と旧人類の戦いという仮面ライダー・アギトっぽいところがあったりします。
あっ、今、書いてみて気づきましたけど、『SPEC~天~』はアギトそっくりかもしれませんね?
神木クンも出てるし(神木クンがアギトに出演していたのはマニア間には有名)、神なのか大天使なのかわからないような謎のキャラも出てくるし、当麻がアギトだったと思えば、納得?
世界の終末を思わせるエンディングながら、堤監督はユーモア・センスが強過ぎて、深刻な感じにはならないんですね。
役者が熱演してても、無理やりギャグが挟まるところが持ち味で、観終わってもドヨ~ンとした気分にはならない。
何か、韓流の作品なんかはドヨ~ンとした気分にさせられるものが多くて苦手なので、観なくなってしまったんですが、無理やり明るく終わる昔の香港カンフー映画とかが好きな私としては、堤作品のシャレの効いたテイストは好きです。
特に、脇のキャラにまでインパクトある演技やセリフを言わせて印象に残るようにする演出法は、出演している役者さん達には嬉しいんじゃないでしょうか?
例えば、デカレンジャーでデカレッドを演じていた載寧龍二に、「デカレッド」と言わせるとか・・・?
重いシーンを軽く受け流すギャグ体質なところには、親近感を覚えますね。
私も、去年、青木先生のお誘いで参加させていただいたチャリティー・イベントで、ギャグ・テイストの解説をしながら会員に演武させる・・・という“演出”をしたんですけど、何か、「武道だからって糞真面目に真剣に演武しているのを観客に見せて面白いのか?」と前々から思っていたんで、“お笑い”を入れた演武とかやって真面目な人に顰蹙を浴びつつウケを狙う!というアバンギャルドな芸風を追求したんですけどね~?
余談ながら、近藤等則さんは、それを見て御自身が客員教授をやっている大学の講義に私をゲストで呼ぼうと思ったそうで、チャレンジャーですよね? 普通、あんなフザケたヤツに頼もうとは思わないでしょうけど・・・っうか、私、ついでに無刀取り演じただけで自分じゃ演武やってないですからね・・・。
いや~、なんか、武道の演武って、物凄く厳粛な顔して真剣にやらないといけない・・・みたいなイメージを持ってる人が多くって、親しくなった小説家の方にDVD贈ったら、概ね、誉めてくださったんですけど、「一か所だけ、先生が笑いながら解説していたところがいけません!」って言われて、ええ~?って思っちゃいました。
そんなこと言われると、セミナーの時とか稽古会の時はバカ話しながら教えているんで、面食らわれるだろうな~?と思いましたよ。笑いながらやった方がリラックスして動きは良くなるんですけどね・・・。
思うに、堤監督も、照れ屋なんじゃないかな~?と・・・。真面目腐って芝居しているのを見ていると、いたたまれなくなるんじゃないでしょうかね?
今回の『SPEC~天~』で完結してもおかしくないけれども、後、一回は完結編がありそうなので、それはやっぱり楽しみです。
ちなみに、椎名吉平演じる“津田助広”って、江戸時代の有名な刀工の名前がモデルだと思います。初代は“そぼろ助広”、二代は“津田越前守助広”。大阪新刀の代表的刀工として有名なんですね。
マニアックな言葉遊びが好きな堤監督らしいところですが、脚本の西荻さんのアイデアなのかもな~?
TVドラマが面白かった『SPEC』の劇場版。
加瀬亮のSIT出身の謹厳実直な瀬文刑事と、戸田恵梨香の左手にSPECを持つ当麻刑事という対比が面白かったし、毎回のゲストの持つSPECがどんな超能力なのか?という興味もあって、ちょっと怪奇大作戦風でもありました。
もともと、あの『ケイゾク』の続編という触れ込みで始まったドラマ・シリーズでしたが、世界観は全然別物で、まあ、金庸先生の『神雕侠侶』と『倚天屠龍記』くらいに違うという感じでしょうか?(って、誰もわかんないか?)
『ケイゾク』は、まだ刑事ドラマとしての現実味がありましたが、『SPEC』はエヴァみたいに陰謀史観が入っていたり、新人類と旧人類の戦いという仮面ライダー・アギトっぽいところがあったりします。
あっ、今、書いてみて気づきましたけど、『SPEC~天~』はアギトそっくりかもしれませんね?
神木クンも出てるし(神木クンがアギトに出演していたのはマニア間には有名)、神なのか大天使なのかわからないような謎のキャラも出てくるし、当麻がアギトだったと思えば、納得?
世界の終末を思わせるエンディングながら、堤監督はユーモア・センスが強過ぎて、深刻な感じにはならないんですね。
役者が熱演してても、無理やりギャグが挟まるところが持ち味で、観終わってもドヨ~ンとした気分にはならない。
何か、韓流の作品なんかはドヨ~ンとした気分にさせられるものが多くて苦手なので、観なくなってしまったんですが、無理やり明るく終わる昔の香港カンフー映画とかが好きな私としては、堤作品のシャレの効いたテイストは好きです。
特に、脇のキャラにまでインパクトある演技やセリフを言わせて印象に残るようにする演出法は、出演している役者さん達には嬉しいんじゃないでしょうか?
例えば、デカレンジャーでデカレッドを演じていた載寧龍二に、「デカレッド」と言わせるとか・・・?
重いシーンを軽く受け流すギャグ体質なところには、親近感を覚えますね。
私も、去年、青木先生のお誘いで参加させていただいたチャリティー・イベントで、ギャグ・テイストの解説をしながら会員に演武させる・・・という“演出”をしたんですけど、何か、「武道だからって糞真面目に真剣に演武しているのを観客に見せて面白いのか?」と前々から思っていたんで、“お笑い”を入れた演武とかやって真面目な人に顰蹙を浴びつつウケを狙う!というアバンギャルドな芸風を追求したんですけどね~?
余談ながら、近藤等則さんは、それを見て御自身が客員教授をやっている大学の講義に私をゲストで呼ぼうと思ったそうで、チャレンジャーですよね? 普通、あんなフザケたヤツに頼もうとは思わないでしょうけど・・・っうか、私、ついでに無刀取り演じただけで自分じゃ演武やってないですからね・・・。
いや~、なんか、武道の演武って、物凄く厳粛な顔して真剣にやらないといけない・・・みたいなイメージを持ってる人が多くって、親しくなった小説家の方にDVD贈ったら、概ね、誉めてくださったんですけど、「一か所だけ、先生が笑いながら解説していたところがいけません!」って言われて、ええ~?って思っちゃいました。
そんなこと言われると、セミナーの時とか稽古会の時はバカ話しながら教えているんで、面食らわれるだろうな~?と思いましたよ。笑いながらやった方がリラックスして動きは良くなるんですけどね・・・。
思うに、堤監督も、照れ屋なんじゃないかな~?と・・・。真面目腐って芝居しているのを見ていると、いたたまれなくなるんじゃないでしょうかね?
今回の『SPEC~天~』で完結してもおかしくないけれども、後、一回は完結編がありそうなので、それはやっぱり楽しみです。
ちなみに、椎名吉平演じる“津田助広”って、江戸時代の有名な刀工の名前がモデルだと思います。初代は“そぼろ助広”、二代は“津田越前守助広”。大阪新刀の代表的刀工として有名なんですね。
マニアックな言葉遊びが好きな堤監督らしいところですが、脚本の西荻さんのアイデアなのかもな~?
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