『闘えドラゴン』にアノ人が・・・
かつてドラゴン・ブームが世の中を席巻した頃、香港カンフー映画で活躍していた日本人アクションスターが凱旋した!という触れ込みで、和製ドラゴンこと倉田保昭先生が主演した『闘え!ドラゴン』には、今となっては驚くべきゲストが多数、出演しています。
例えば、『カンフーハッスル』で最強の敵・火雲邪神役で不気味なハゲ親父と化した姿を見せてファンを呆然とさせたブルース・リャン!
倉田先生とノンストップ・ランニング・バトルを繰り広げた『帰ってきたドラゴン』に主演した頃は、「ブルース・リー無き後の実力ナンバー1」と、テコンドー譲りの華麗な連続回し蹴りで有名なスマートなカッコイイ俳優でした。
この作品では、まだスマートな頃のリャン先生が拝めます。が、確か、『Gメン75』にゲストで出た頃から、ちょっと太めになりかかってましたかね~?(人のこと言えんけど・・・)
そして、その『Gメン75』の香港カラテ編で、毎度毎度別人の役で出てきて筋肉ムキムキっぷりを見せていたヤン・ツェーも出ています。
しかし、この作品の凄いところは、ゲストで出てくる敵が武道の心得が有ろうが無かろうがおかまい無しに、何となくアクションできそうな人を無理やりキャスティングしたようなところですね。
必然的に特撮物に主演した人が多かったですね。
例えば、ライオン丸の獅子丸役の潮哲也、ウルトラマンのハヤタ隊員役の黒部進なんてヌンチャク使いの役だし、ホタテマンの安岡力也さんも出てました。
当時、引退したばかりだったキックの鬼、沢村忠さんも出演していて、しかも演技が上手くてビックリ! 沢村さんは日大芸術学部出身だったんですね。
そういえば、平泉成さんがワイルドな敵役で出た時は、意外なアクション達者ぶりに驚かされます。
しかし、私が一番、驚かされたのは、最強の太極拳の遣い手として出てきて倉田先生と対決する拳法家・・・むぅ~ん・・・どっかで見たような・・・?
クレジットタイトルを見て、「あっ、やっぱり!」と思いました。
それは、高瀬道場の技芸会の審査員でお馴染み、あの岡崎二朗さんだったのです!
40年くらい前の作品だから、トレードマークの髭も無いから確信が持てなかったんですが、強烈な目力と精悍な顔立ちはこの頃から変わりません。
プロの武道家でもある倉田先生の動きにも遅れない俊敏な反射神経には驚かされます。
「うわ~、スゲー! 岡崎さんはこんなに遣い手だったんだ・・・」と、何か感動してしまいましたよ。まあ、太極拳っぽくは無いんですけど、動きのキレは素晴らしいです。
ちなみに岡崎さんはズバットの第一話に出てくる主人公の親友でズバットスーツの開発者役であることが特撮ファンの間では有名なんですが、こんなにアクションできるんだったら、ズバットと闘って欲しかったな~?と思いましたね。
技芸会でお見かけした時も、オーラがハンパ無いんですよ。あれは単なる俳優オーラだけじゃなかったのかもしれない・・・?
ところで、『闘え!ドラゴン』みたいなドラマは、『魔拳!カンフーチェン』『激闘!カンフーチェン』と、『聖龍伝説』くらいしか無いような気がするんですけど、先日、NHKのグラン・ジュテに出たシンシア・ラスターこと大島由佳里さんも『聖龍伝説』に出てましたね?
あっ、知らない?
大島由佳里さんと言えば、特撮マニアの間では、『超電子バイオマン』の敵の女幹部ファラの側近ファラキャット役が有名なんですが、その後、香港映画界で活躍し、フィリピンに招かれてシンシア・ラスターの名前で数々の武侠映画に出演して女倉田保昭とも言われた方です。
もっとも、私は月刊空手道の昔の号に空手美少女で掲載された頃から知ってましたけどね。確か剛柔流だったと思います。
怪我で引退されて帰国されてから、福岡でアクション・クラブをされているという話は『秘伝』の記事で読んでいたんですが、私の一学年下だったんだな~?と、ちょっと感慨深いものがありました。
世代的に私くらいの年代の人間はブルース・リーとジャッキー・チェンの両方の影響受けてるんですよね? それから、ジェット・リーとドニー・イェン。
日本だと千葉ちゃんと倉田先生と志穂美悦子と真田広之・・・。
そして、松田優作のハードボイルドアクションの影響受けてる訳ですよ。
あるいは、ウルトラマンと仮面ライダー。
あるいはマカロニウエスタン。
あるいはリアル剣戟物の時代劇。
はたまた、ダーティハリーに始まる現代アクション・・・。
要するに、小学生で目覚めて、中学生で夢中になり、高校生でオタク化したバトル・アクション馬鹿人生は、10代で脳の成長が止まってしまってからの必然だったのです。
それより先に怪獣馬鹿・妖怪馬鹿をこじらせてオカルト馬鹿だったりもするんですが。
しかし、いつの世も、時代を切り開くのはオタクなんですよ!
過剰な愛情で好きなことにのめり込む人間だけが偉大な仕事をまっとうするんです。
全国のオタクは胸を張りましょう! そして、のめり込むなら前人未到の境地まで徹底的にやらなきゃ~ダメですよ。
中途半端なオタクはすぐに自惚れてしまう。だからダメ!
あの怪獣博士と言われた大伴昌司なんて、36歳で急逝しながら、今でも孤高の特撮ビジュアル・プランナーとして業界の名だたる人達から崇拝されています。
やっぱり、斯界の一流の人達から認められるようにならないとダメですよね?
例えば、『カンフーハッスル』で最強の敵・火雲邪神役で不気味なハゲ親父と化した姿を見せてファンを呆然とさせたブルース・リャン!
倉田先生とノンストップ・ランニング・バトルを繰り広げた『帰ってきたドラゴン』に主演した頃は、「ブルース・リー無き後の実力ナンバー1」と、テコンドー譲りの華麗な連続回し蹴りで有名なスマートなカッコイイ俳優でした。
この作品では、まだスマートな頃のリャン先生が拝めます。が、確か、『Gメン75』にゲストで出た頃から、ちょっと太めになりかかってましたかね~?(人のこと言えんけど・・・)
そして、その『Gメン75』の香港カラテ編で、毎度毎度別人の役で出てきて筋肉ムキムキっぷりを見せていたヤン・ツェーも出ています。
しかし、この作品の凄いところは、ゲストで出てくる敵が武道の心得が有ろうが無かろうがおかまい無しに、何となくアクションできそうな人を無理やりキャスティングしたようなところですね。
必然的に特撮物に主演した人が多かったですね。
例えば、ライオン丸の獅子丸役の潮哲也、ウルトラマンのハヤタ隊員役の黒部進なんてヌンチャク使いの役だし、ホタテマンの安岡力也さんも出てました。
当時、引退したばかりだったキックの鬼、沢村忠さんも出演していて、しかも演技が上手くてビックリ! 沢村さんは日大芸術学部出身だったんですね。
そういえば、平泉成さんがワイルドな敵役で出た時は、意外なアクション達者ぶりに驚かされます。
しかし、私が一番、驚かされたのは、最強の太極拳の遣い手として出てきて倉田先生と対決する拳法家・・・むぅ~ん・・・どっかで見たような・・・?
クレジットタイトルを見て、「あっ、やっぱり!」と思いました。
それは、高瀬道場の技芸会の審査員でお馴染み、あの岡崎二朗さんだったのです!
40年くらい前の作品だから、トレードマークの髭も無いから確信が持てなかったんですが、強烈な目力と精悍な顔立ちはこの頃から変わりません。
プロの武道家でもある倉田先生の動きにも遅れない俊敏な反射神経には驚かされます。
「うわ~、スゲー! 岡崎さんはこんなに遣い手だったんだ・・・」と、何か感動してしまいましたよ。まあ、太極拳っぽくは無いんですけど、動きのキレは素晴らしいです。
ちなみに岡崎さんはズバットの第一話に出てくる主人公の親友でズバットスーツの開発者役であることが特撮ファンの間では有名なんですが、こんなにアクションできるんだったら、ズバットと闘って欲しかったな~?と思いましたね。
技芸会でお見かけした時も、オーラがハンパ無いんですよ。あれは単なる俳優オーラだけじゃなかったのかもしれない・・・?
ところで、『闘え!ドラゴン』みたいなドラマは、『魔拳!カンフーチェン』『激闘!カンフーチェン』と、『聖龍伝説』くらいしか無いような気がするんですけど、先日、NHKのグラン・ジュテに出たシンシア・ラスターこと大島由佳里さんも『聖龍伝説』に出てましたね?
あっ、知らない?
大島由佳里さんと言えば、特撮マニアの間では、『超電子バイオマン』の敵の女幹部ファラの側近ファラキャット役が有名なんですが、その後、香港映画界で活躍し、フィリピンに招かれてシンシア・ラスターの名前で数々の武侠映画に出演して女倉田保昭とも言われた方です。
もっとも、私は月刊空手道の昔の号に空手美少女で掲載された頃から知ってましたけどね。確か剛柔流だったと思います。
怪我で引退されて帰国されてから、福岡でアクション・クラブをされているという話は『秘伝』の記事で読んでいたんですが、私の一学年下だったんだな~?と、ちょっと感慨深いものがありました。
世代的に私くらいの年代の人間はブルース・リーとジャッキー・チェンの両方の影響受けてるんですよね? それから、ジェット・リーとドニー・イェン。
日本だと千葉ちゃんと倉田先生と志穂美悦子と真田広之・・・。
そして、松田優作のハードボイルドアクションの影響受けてる訳ですよ。
あるいは、ウルトラマンと仮面ライダー。
あるいはマカロニウエスタン。
あるいはリアル剣戟物の時代劇。
はたまた、ダーティハリーに始まる現代アクション・・・。
要するに、小学生で目覚めて、中学生で夢中になり、高校生でオタク化したバトル・アクション馬鹿人生は、10代で脳の成長が止まってしまってからの必然だったのです。
それより先に怪獣馬鹿・妖怪馬鹿をこじらせてオカルト馬鹿だったりもするんですが。
しかし、いつの世も、時代を切り開くのはオタクなんですよ!
過剰な愛情で好きなことにのめり込む人間だけが偉大な仕事をまっとうするんです。
全国のオタクは胸を張りましょう! そして、のめり込むなら前人未到の境地まで徹底的にやらなきゃ~ダメですよ。
中途半端なオタクはすぐに自惚れてしまう。だからダメ!
あの怪獣博士と言われた大伴昌司なんて、36歳で急逝しながら、今でも孤高の特撮ビジュアル・プランナーとして業界の名だたる人達から崇拝されています。
やっぱり、斯界の一流の人達から認められるようにならないとダメですよね?
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