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追加撮影完了

ミリタリーむすめ』の追加撮影が8月1日にあったので、今回は千葉師範代と一緒に、お手伝いに行ってきました。

 朝6:30に渕野辺駅で待ち合わせて八王子へ。八王子で監督の車に拾ってもらって移動・・・車中で追加撮影分のシナリオを見せてもらいましたが、改造モデルガンみたいな表現があったので、「この表現はマズイから、直しましょう」と、一部のセリフを変更してもらいました。

 この辺りの言い回しの微妙な表現というのは、銃刀法の詳しい内容を知らないと、うっかり法律に引っ掛かるような内容になってしまう場合があります。

 モデルガンは、昔、ヤクザが改造モデルガンで実弾を撃てるように改造して使ったという事例があったことから、何度も銃刀法改正を繰り返してきています。

 銃口を塞ぐとか外側を金ピカにメッキするとか、亜鉛ダイキャスト製にするとか、いろいろあった訳で、そこで見た目がリアルじゃないモデルガンに変わって、ABS樹脂製のプラスチック製モデルガンが作られて普及するようになったり、アクリル製BB弾を発射するエアソフトガンが流行するようになると、ガスガンが登場して爆発的に人気が出て、モデルガンを駆逐するように普及しました。

 それに続いて、スプリングエアー式の古いタイプのエアガンも電動モーターでスプリングを圧縮するセミ・フル切り替えの電動エアガンが登場してからサバイバルゲームの主流となって、これまた爆発的に普及しました。

 ところが、高圧エア・コンプレッサーを使ってボールベアリングを発射したり、強力なスプリングをカーボンスチールギア・システム等で駆動させる装薬銃並みの威力の改造エアガン(ドラム缶に穴が開いた)を作るマニアやガンショップが出るに及んで、日本各地でエアガンのイタズラや殺傷事件(失明や肺を貫通して死亡など)が頻発し、また銃刀法が改正されてBB弾の威力の上限も1J未満に規定されました。

 このような細かい業界の変遷の経緯を知らない人だと、モデルガンとエアガン、ガスガンの区別もつかなかったり、威力の規制やら何やら、細かい法的規制に則したシナリオ内容にするのは無理な話で、そのために私に声が掛かっていた訳なのです。

 なので、今回のシナリオも、現場で見せられる前に監督と電話で話していた内容から、多分、問題があるだろうと予想していたのですね。

 まっ、問題の無いように直したので大丈夫になりましたし、表現法としても迫力が増したと思いますよ。

 正直、最初の段階から、「中学生がエアガン、ガスガン撃ち合ってもショボイんじゃないかな~?」と思っていたんですが、“ある工夫を施した”ことで、中々~な感じになると思います(予告編に一部、出てます)。

 それと、今回の追加撮影で登場した新キャラの生徒会長のお姉さん。カッコイイんですよ~。

 どんな人が演じるんだろうと思っていたんですが、イメージ通りのカッコイイ女優さんでした。

 河原でガスガンの水平撃ちを披露するんですが、このシーン。ただ撃つだけじゃ~もったいないから、石の上の空き缶を撃ち飛ばすところも撮ろう!と言っていて、その撃ち飛ばすカットは私がカメラアングルの外から撃ったんですけどね。

 風が強かったので空き缶が飛ばないように小石を入れたり川の水で重しにしたりしたんですが、そのせいでBB弾が命中しても倒れない・・・ゲゲッ・・・。

 重りを減らして風で飛ばないギリギリくらいに調整してやり直したんですが、今度はバッチリ! カンカンカーンッと撃ち落としましたよ。

 いやね~。何で、このカットに拘ったのか?と申しますと、松田優作が主演してハードボイルド・アクションの快作になる筈だったのに、優作の独断暴走で異様な“怪作”になってしまった・・・という伝説のノワール・アクション『野獣死すべし』の中で、鹿賀丈史演じる真田に射撃を教えるシーンを再現したかったんですよぉ~!

 河原で空き缶をコルト・ピースメイカーで撃つ優作・・・カーン、カーンと跳ね上がる空き缶・・・。

 アレって、火薬仕込んで電気着火式でやってる特殊効果(故トビー門口が担当)なんですが、今回、カメラのアングル外から別のガスガン(東京マルイのハイキャパ4.3デュアルトーンステンレスを使った)で撃てば同様の効果が見せられる筈・・・という計算で撮った訳です。

 まっ、本当いうと私の“趣味でやりたかっただけ”なんですけどね。結果は中々、いい感じになってると思いますよ(安上がりな特殊効果だな~?)。

 カットされてなければいいけどな~?と思ってます。

 後、ラストの撮影は唯一格闘シーンを演じている今井さんの朝自主練シーンでしたが、実は独りで練習しているシーンというのが、一番、難しいんですよね~。ずうっとやっている人が型とかやっても中々サマにならなかったりするんで、「これは難しいな~」と思っていたんです。

 で、やっぱり難しい。相手がいれば身体能力だけで魅せられるけど、独りで動くと相当に経験量が無いとサマにはならないんですよ。

 例えば、時代劇で剣豪が稽古しているシーンがあったりしても、「あ~、相当練習したんだろうな~」とは思うものの、むしろ逆に素人なのが目立ってしまってたりする訳。

 でも、しょうがないんです。型の演武が苦手な専門家も多いんですよ。

 ジャッキー・チェンやジェット・リーの凄さは、独りで演武してみれば、すぐに判りますよ。

 それと、今井さんは闘争本能が0なんで、空手的な動きは苦手みたい。時間があったら合気道とか教えたのにな~・・・。

 それでも、一所懸命、頑張ってくれました。練習が終わってお婆ちゃんから呼ばれて慌てて家に入るカットでは、慌てて靴を脱いで上がった後、きちんと靴を並べて爪先を外にする今時あり得ないくらいの礼儀正しさ!

 よっぽど家の教育がしっかりしているんでしょう。何か、みんな、呆気に取られてしまいました。

 監督のイメージに合わないとカットされてやり直しになってしまいましたが、私だったら、どんなに慌てていても要所要所で礼儀正しくなってしまう・・・というのは面白いキャラだと思って採用するんですけどね~(笑)。

 あっ、いかんいかん・・・。あんまり内容を書いてしまうと楽しみが無くなってしまいますね? これくらいにしておきましょう・・・。

・・・という次第で、追加撮影で見せ場が増えたと思います。お楽しみに~。


・・・と、いいつつ、今回は監督以外のスタッフは我々だけ。レフ板持ったり、マイク向けたり、完全に自主映画時代に戻った感じ。もちろん、ギャラもありませんよ~(笑)。

 本チャンの時は寒かったのに、今回は激暑っ。スマイル学園の面々も、相当、日焼けしちゃっただろうな~? 熱中症になってなきゃ~いいけどな~?

「追加撮影ってのは気分的にカッタルイだろうな~?」と思っていたので、主演の飯田ゆかさんがパワーストーン集めるのが趣味だということだったので、町田の東急ハンズで買っていた“鉄隕石”をお土産にプレゼントしてきました。

「流石に、隕石は持ってないでしょう」と思っていたのですが、やっぱり、喜んでもらえたみたいです。“宇宙のパワーストーン”だから最強でしょ?

「クラブの面々のキャラクターが際立つように・・・」というエグゼブティヴ・プロデューサーの指令での追加撮影でしたが、皆さん、夏休みに、お疲れ様でしたっ!

『ミリタリーむすめ』は、10月にイベント公開して、12月にはDVD発売になる予定です。よろしくねっ!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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