コンテントヘッダー

肩書に拘る日本人

 iPS細胞を巡る一連の虚偽捏造者の報道を見ていると、「あ~、この人、病気だよ」と思わせられましたね。

 あるニュース番組でコメンテイターの松尾さんが「この人は可哀想な人だと思います」と発言して、一瞬、スタジオの空気が変わったりしていましたが、「いや、この人はある種の病気なんだと思いますよ」と付け足して言われていましたが・・・。

 私も松尾さんと同意見ですね。

 この人、会見中も目を瞑ったまま受け答えしたり、貧乏揺すりが酷かったり、急にヘラヘラと笑いながら喋り出したり、明らかに挙動不審です。

 恐らく、統合失調症で“妄想”に支配されているんでしょう。現実と妄想の区別ができず、自分の言動をコントロールできないんだと思いますよ。

 だから、あんまり責めるのも可哀想な気がしますね。適切な治療を受けさせるべきだと思います。

 この手の人は武術関係者に結構居るので、私も何度も何度も遭遇しました。

 共通しているのは自己顕示欲が強過ぎること。だから、こんな具合になるんじゃないかな~?と思います。

 例えば・・・

 自分の本やビデオを出しませんか?・・・と言ってきて、電話で話したり、直接会うと、もう非常識というより社会性が皆無。

 後日、「こんな人に会いましたよ」と業界の人に話すと、「あ~、長野さんのところにも来ましたか?」と言われる・・・。

 聞けば、武道関係の出版社に片っ端から売り込みをかけて断られている有名人なのだとか?

 まあ、武道系出版社から蛇蝎のごとく嫌われている私が、人のことをとやかく言えませんが、支持してくださる会社や先生もいらっしゃるので、まだマシかな~?と(苦笑)。

 で、この人の場合、大きな会社に相手にされないから、私のように個人営業している人間にまで声をかけてきたという訳でしょう。

 しかし、勘違いしてるな~と思うのは、私は自分の生活のためにDVD作ったりしているのであって(普及する気が無いからバカ高い! 本当に価値を認めてくれる人だけ買ってくれればいいと思ってる)、ビデオ会社やろうとしている訳じゃないので、赤の他人の作品を作るような資金はありませんからね。

 ましてや、有名でもない人の作品を出しても売れる筈がないでしょう? 大損するのが分かってて作品つくるような人はいませんよ。

 特に、今の御時世、確実に売れる!という目処がたたない限り、企画は通りません。

 はっきり言って、内容が良いとか悪いとか関係ないんです。売れるか売れないか? それが優先されるのがビジネスの厳しい現実なんですよ。

「それじゃあ、長野さんは、志しあるけれども貧乏な人は相手にしないのか? 金の無い人には教えないと言うのか?」って、以前、言われたことがあります。

 はい、私はボランティアで武術教えている訳ではありません。それに、本当に志しがあって学びたいと思うのなら、相応の謝礼を渡すのは社会の規範ですよ。

 生活に窮する人間が武術学んでどうにかなる・・・なんか幻想ですよ。

 ならない。ならない。無理。無理・・・。

 私が武術の本書いたりDVD作ったり、指導したりしているのは、第一に生活のため!

 若い頃からパニック障害でまともに勤めることができなかったから(派遣社員で工場勤務したけど一カ月もたなかったよ)、日雇い仕事で食い繋ぎ、親から金せびって、友達から金借りて・・・とやってきて、福昌堂でライターやらせてもらって以降、「あっ、武術で金稼ぐことができるんだ!」と気づいて十数年・・・絶対絶命の危機を周囲に助けられて何とか、かんとか、やってこれましたよ~。

 武術しか俺には無かったんだよぉぉ~~~~(泣く)。

 だから、私は生活のために金を稼ぐという行為が、どれだけ大切であるか?ということを考えないで、「志しが云々」とか、上っ面でヌルイこと言ってるような偽善者に教える義理はありませんっ!

「この糞甘っタレがっ! 地獄に落ちろっ!」って、言ってやりたくなりますよ。

 世の中には、私の何十倍も金に苦労しながら頑張って自分の地位を築く人もいます。そんな必死で頑張っている人達に小判鮫みたいにくっついて、おこぼれに預かろうとするような“さもしい人間”に武術なんか必要ありません!

 人間、若いうちの苦労は買ってでもしなさい・・・と言われるのは、一般に金を稼いでいるのは悪徳な人間・・・というイメージがあるので、現実にまともに金を稼ぐことがどれだけ大変なことなのか?を知ることが、他人に対する敬意や節度を養うことに繋がるからだと思いますね。

 だってね~。金を稼ぐというのは、人に協力してもらわなくちゃならないんですよ。

 モノを売ったり、サービスを提供したりして、相手が感謝の気持ちを持つからお金を払う訳でしょう?

 何かね~、ラブホでバイトした時に思ったんですが、職業に貴賎は無いですよ。誰もが必死で働いてお金を稼いで生きている訳ですからね。駅のトイレ掃除してるオバチャンとか、「ありがとうございました」って、私はつい言っちゃいますよ。すると、大抵の人は無言で恥ずかしそうに会釈されるだけですけど、たま~に嬉しそうにされる方もいます。

 やりたくてやってる仕事じゃないでしょうけれど、家族を養うために必死でやってるかもしれないじゃないですか?

 ラブホ勤めてた時も、子供の学費のためにバイトしてる主婦とかお父さんとかいましたよ。

 私はずっと自分独りだから嫁さんや子供を食わせるために仕事するということをやってないですからね。まだまだ恵まれてますよ。

 何とか武術で食えてるし・・・。無論、そうなれたのは、教えてくれた先生方のお陰ですよ。腕前が上がるだけじゃなくて、私の場合は、教わった技術を基盤にして生活が成り立っている訳ですから、教えてくれた先生方への感謝の気持ちはそんじょそこらの人より何十倍もありますよ。

 極論すれば、自分が生きていられるのも先生方のお陰だ!ってことです。

 なので、何十万円もする刀贈るのだって、ちっとも惜しいとは思いませんでしたよ。もっと金あったら何百万円もする刀だって平気で贈ってるでしょう・・・。


 なんか話が違ってきましたけど、要するに、人様のお陰で自分が生きていられるという自覚があれば、“俺が俺が・・・”とはならないと思うんですよね。

 日本人は肩書に弱いけれども、そこには自己崇拝の精神が隠れていると思うんですよ。

 人にペコペコされたい。チヤホヤされたい。・・・そういう特別な存在に自分がなりたいと思っている人は少なくないと思います。

 武術武道の世界は、金儲けを嫌う人は多いんですが、名誉欲だけは人一倍強い人がほとんどだと思いますね。

 名誉欲の無い人は極めて少数だと思います。

 金庸先生の武侠小説に登場する悪の親玉は、大抵、これですね。

 何かっていうと、「自分こそが武林最強だっ!」って言いたがる・・・。

「実に武術家の心理をわかってらっしゃる!」と、私は甚だ、感心した次第です。

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索