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何故にキョンシー・・・

 事前情報無しで、金曜日の深夜にテレ東見てたら、いきなり川島海荷がキョンシーを倒すシーンがあって、「はてな? CFかな?」と思っていたら、『好好!キョンシーズ』という新番組でした・・・。

 何か、スッゲ~、安い感じなのに、キャストは異様に豪華で、名高達朗や佐藤我次郎が出てたり、ゲストでミッキー・カーチスがキョンシーやったりしているのです。

「なんじゃ~、こりゃ~?」という感じで、緩い作りと微妙にセンスのズレたギャグが自主映画みたいな感じなんですが、ひょっとすると狙い澄ました職人芸のような気もします・・・多分、錯覚だと思うけど・・・。

 作ってる人は、恐らく80年代にTVで『来来!キョンシーズ』を見ていたんだろうな~?という想像がつくんですが、「アイドルの川島海荷が封印されていたキョンシーを解放してしまって道士となって退治する」という『うしおとトラ』みたいな話なんですけど、アイドルの川島海荷が、マンマ、本人として登場している点がミソ!

 事実かどうかは知らないんですが、川島海荷は女子大生でもあるのだとか?

 あたしゃ、てっきり、中学生くらいなんだと思ってたよ・・・。

 まあね~。30過ぎてても美少女と呼ばれたり、50近くでもセクシー売りにする業界だからね~。

 童顔過ぎると役に苦労すると思うんだけど、『ヘブンズフラワー』の美少女暗殺者役も違和感あったけど、今回も女子大生アイドルだと言われてもピンとこないよな~。どう見ても中学生にしか見えないし、中学生レベルの話だし・・・(苦笑)。

 しかし・・・2回目も見たら、テレ東きっての美人女子アナとして知られる大江真理子がキョンシーに?!

 びっくりしたな~、もう~。

 進藤昌子がランク王国でセーラームーンのコスプレした時より驚いたよっ!

 名高達朗も過去の渋い二枚目役が夢幻と消えてしまうかのようなバカな役柄で、タクマシンといいナダカといい、二枚目も中年過ぎるとギャグ要員と化してしまうのか?

 何か、やっぱりテレ東は侮れないですな~。


 さて、もう一本!

 谷垣監督がアクション指導していると『映画秘宝』の連載記事で書かれていたので、楽しみにBSプレミアムで『猿飛三世』を見ましたよっ!

 もう、私の琴線をピンポイントで弾きまくってくるようなアクションで、思わず、また谷垣監督にメールしようか?と思いました。

 スタント・アクションもさりげなく凄いことやってるし、何よりもジャッキー・チェンの黄金時代とも言うべき『蛇拳』『酔拳』『笑拳』『ヤングマスター』の頃のアクションを彷彿とさせていて、嬉しくなりましたよぉ~。

 え~と、主人公がカッコ良く活躍したと思ったら、虎牙光輝演じる強敵忍者にボコボコにやられて屈辱の降参・・・これって、『酔拳』でジャッキーがウォン・チョンリーにボコられて「俺の股をくぐれっ!」って恥ずかしめられるところを彷彿とさせるし、立ち回りの最中に刀で髪の毛がハラリと切れるシーンは『笑拳』でジャッキーが三人組の殺し屋と戦うシーンを彷彿とさせるし、ブチ切れた主人公がムチャクチャに立ち向かっていくシーンは『ヤングマスター』でジャッキーが水パイプの水飲まされて異常に興奮して痛みを感じなくなってウォン・インシックに立ち向かっていくシーンを彷彿とさせる・・・って、どんだけ彷彿とさせられてんだよ、オレっ?

『薄桜記』も地上波放送はじまったし、時代劇が視聴率取れないというのも、作り方の問題だったと思いますね。

『薄桜記』が正統派とすれば、『猿飛三世』は完全に狙った変化球ですが、これだけ力入った時代劇が面白くならない道理がありません!

 侍の殺陣でカンフーやワイヤーアクションやると違和感を感じるものですが、忍者だったら話は別です。奇妙奇天烈、予想もつかない技や動きをするから忍法なんです!

 マニアはすぐに「時代劇であんな蹴りとかやらね~よ」とか文句つけたりするもんなんですが、無知だよね~・・・。古流柔術にはアクロバット的な飛び蹴りや、技の流れの中で浴びせ蹴りまで繰り出したりする変化技もあるんですよ。

 知らなかったでしょ~?

「それって骨法か?」と思った人が多いと思うけど、違います。これは竹内流の技。

 プロレスの技だって、キャッチ・アズ・キャッチ・キャンとか、ヨーロッパ流の組み討ち技の伝統が基盤にある訳で、古流柔術に酷似した技なんかいくらでもあるんですよ。

 廻し蹴りひとつ考えたって、フルコン空手で主流になっているスネで蹴るやり方だって、ムエタイから採用したものだし、伝統空手では足指を反らした上足底で蹴っているけど、上地流なんかは足指尖端で蹴るし、中国武術みたいに足裏全体で蹴ったり、足甲で蹴ったり、やり方はいくらでもあるんですよ。

「このやり方が正しくて他は嘘だ」みたいなこと言う人も多いんですが、私に言わせてもらえば、単なる無知! 私は知り得たやり方は全部、実験してますが、それぞれ一長一短はあります。ケース・バイ・ケースで使い分けすべきだとは思いますね。

 ところで、カンフー映画とか馬鹿にする武道家武術家がいますけれど、とんでもない勘違いですね。

 誇張された表現しか見ないから洞察できないんでしょうが、カンフー映画の中で使われる中国武術の技法表現は、実に緻密で膨大な実戦テクニックの要点が散見されます。

 特に、サモ・ハン・キンポーやラウ・カーリョンがアクション演出している作品だと、その傾向が濃厚です。

 ラウ・カーリョンなんて、実際の南派武術の名門、洪家拳の有名な先生ですからね~。

 カンフー映画によく出てくる五獣の拳(竜・虎・豹・蛇・鶴)だって、洪家拳の中の套路(型)なんですよ~。

 中国武術の教則DVD見るよりカンフー映画見まくった方が、よっぽど実戦技法の研究になりますよ。

 交叉法・換手・封手・粘手・分筋錯骨法・連環打法・化勁・擒拿・震脚・暗腿・肩発勁・打撃訣・纏絲勁・抽絲勁・波浪勁・鞭手・・・これらはカンフー映画の中で表現されていた武術技法のほんの一部ですよ。

 教則DVDでこれらの用法をきちんと説明しているものって、あんまり無い。

 だから、実戦用法を研究するにはカンフー映画を見まくった方が、ずっと勉強になる訳ですよ。洞察眼の無い人には無理だろうけど・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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