コンテントヘッダー

将来は博物館を建てようかな

 10月中は、急遽、とある大物女優さんの付き人の仕事を頼まれていた千葉師範代が、11月に入って稽古にも復帰してきました。

 将来、時代劇出演の時に困らないように・・・と、今回は二天一流の構えから分析した游心流式二刀流刀法と、無刀捕りのやり方について解説指導しました。

 お断りしておきますが、私は、いろんな流派の型を研究していますが、技の用法は基本的に自分で工夫しています。

 無刀捕りに関しては、ほとんど誰にも習っていません。20年くらい交叉法と読みの研究を続けてきた中で実験を繰り返し、できるようになった段階で技術分析していったものです。

 最初は竹刀、次は木刀、その次は合金製模擬刀、そして最後は真剣で試していき、上段からの真っ向斬りに関しては、ほぼ問題なく捕れる方法論を確立しまして、現在は袈裟斬りへの対応法を研究中です。

 先日のホビット村での講座では、木刀と合金製模擬刀での斬り込みを避ける秘訣を指導しましたが、木刀でも模擬刀でも理屈では変わらない筈なのに、皆、模擬刀を使うと微妙に反応が遅れたりしていましたね。

 まして、真剣でやったら、身体が竦んで動けなくなる人がざらでしょう。やり方を知らなければ・・・。

 昔、ある著名な武術家の無刀捕りを見ましたが、方法論が確立しておらず、気合で飛び込むようなやり方だったので、ひどくハラハラさせられた記憶があります。

 無刀捕りは柔術系の流派なら、大抵、伝承しているものですが、やり方を明確に理解してやっている人は非常に少ないみたいです。

 できる人も勘でこなしているようで、だから弟子にもなかなか伝わらないのでしょう。

 うちの場合は、無刀捕りも方法論として体得の仕方を確立しています。少なくとも私ができる程度のことは教えれば大抵の人ができるようになれます。

 もっとも、誤解されると困るので部外者には教えませんし、本にはヒントは書きますが、具体的には説明していません。

 どうしてか?というと、下手に実験して怪我したり事故死したりする人が出てしまってはいけないと思うからです。

 千葉師範代にも、これまで具体的には説明していなかったので、ついでに実演解説した訳です。

 まず、千葉師範代に木刀で打ち込んでもらい、これを避けて見せます。

 もちろん、避けやすいスピードで振っていますから、「もっと早く!」と促します。

 今度はそこそこのスピードで振ってきますが、同じように避けて、「もっともっと早く!」と促します。流石に全力で振って私が失敗したら大怪我するのは必定なので、彼もちょっと逡巡しています。

「大丈夫だから、安心して振ってくれ」と言い、彼が本気で振るのを余裕かまして、わざと裏捌きで背中側に躱してみせたりしましたが、相当、驚いている様子でした。

 これを見ていたKさんは、先日、私の動きが大石総教練などと比べるとかなり遅いように見えると評していたんですが、ビックリした顔で、見直してくれた(笑)様子でした。

 相手が猛烈スピードで攻撃しても先のタイミングを取れれば、相対的にもっと早く動ける訳です。だから、彼の目には私が猛烈なスピードで動いたように見えたのでしょうが、実は私の体捌きのスピードそのものは、少しも変わらないどころか、背中側に裏体捌きした分、むしろ遅くなっていた筈なんです。これも錯覚なんですね。

 タネを明かせば、私は相手が振ろうとする“フ”のところでもう避けてる訳です。だから、早く避けようがゆっくり避けようが同じことなんですよ。

 それを理解してもらいたいので、私は演武では極力ゆっくりやるようにしているのですね。スピードでごまかすのは下手糞な証拠なんですよ。素人はビックリするかもしれないですけどね? ゆっくりやっても間に合うのが武術なのであって、身体操作のスピードに頼るのは何もわかってない証拠ですよ。

 案の定、洞察力の無い連中は私がスピードが無いみたいに誤解しているそうですが、そんな観の眼の無い人は私には勝てませんよ~?

 でも、その程度のヤツばっかりだから、オラ、威張っていられるよな~?

 さて、相手が動き出してから反応したのでは、それこそスピードの競い合いになってしまう訳ですが、読みができれば相手の動きの先が取れるから、老人になっても実力は衰えないという仕組みです。

 技が、間に合う、間に合わない・・・とか論じる人がいますが、技というのは“間に合わせる”ものなんですよ。つまり、間が読めないと使えない訳なんですね。

 身体操作に頼っていても意味が無いと私が言ってきたのは、読みの重要性を認識しているからなんですよ。

 無論、身体操作による(重心移動の)加速法も研究してきたので、ただ速く動くだけなら、私、相当速いですよ。ただ、これやるとスピードが出過ぎてコントロールできなくなるので、相手に当ててしまう訳ですよ。

 だから、相手に大怪我させてしまう危険性があるので、加速法は使わないように注意しています。

 あっ、ごめんなさい。使ってましたよ。体捌きの一瞬には使ってますね~?

 それと、寸勁斬りも加速法を使っていますね。

 でも、これはまだ説明しない方がいいかな~? もうちょっと指導陣が使いこなせるようになってから発表しますので、後、半年くらいお待ちください・・・。


 練習後はデニーズで一時間ちょっと、お話しました。

 千葉師範代と夏に行った特撮博物館ですが、我々にとってはディズニーランドに行ったようなもの。

 それで、武術資料館みたいなヤツをやってもいいかな~?とか話しました。

 定寸刀・脇差・大太刀・槍・薙刀・十文字鎌槍・隠し武器・・・とか、展示品は結構揃ってますからね。

 天草の田舎ならすぐにできるんですが、やっぱり遠過ぎるから、相模原に建てたいですね~?

 となると、やっぱり3F建て以上のビルみたいな道場兼自宅の最上階を資料館みたいにするのがいいような気がしますね?

 こうなったら、鎧兜とか火繩銃とかカラクリ鉄砲なんかも買わなきゃいかんかな~?

 中国の武器も集めるか? 麟角刀とか風火輪とか関羽大刀とか・・・。

 むっ? 何か、今、一瞬思い出したのは、『燃えよドラゴン』のハンの根城に武器資料館みたいなのがあったな~?

PS;高山本店で馬傳旭老師の『八卦掌Ⅱ』を買いました。練習風景とセミナー風景を映したものが中心なんで解りにくいんですが、流石、中国武術界の実戦派と言われるだけの荒っぽさと言うか、一方的に弟子をイジメているような?容赦の無さが中国の伝統武術家らしい? 寸勁で打ち倒す時にさりげなく足引っ掻けてるのが、流石、陰険な戦法が有名な八卦掌らしいな~と思いました。でも、服の上からも判る筋骨隆々とした体格には驚きますね。内家拳の遣い手は胴体がズ太くなるんですよ。クロマティ高校のメカ沢君みたいな体型になっていくんです。それと、中国の武術家って年齢重ねていてもやたら元気ですよね~? だから、爺さんが活躍する武侠小説が出てくるんだろうな~?

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索