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田中泯独舞

 久しぶりに田中泯さんの踊りを中野富士見町のplanBに観に行ってきました。

 1~2年ぶりくらい?

 確かに、「え~っと、どうやって行くんだったっけ?」と行き方を忘れかかっていたくらい。

 ここんところ、ずぅ~っと武術の研究に専念してきていたのですが、もう臨界点に達したというか、武術そのものの技術に関しては解らないものは無くなったという感じがしていました。

 そういう時に他分野の芸術芸能といったものに接することで突破口が発見できるということがある訳です。

 実際に田中泯さんの踊りにはかつての武術には有っただろう色んな想念が含まれているように思えます。

 特に私が研究してきたのは内功武術なので、意識や身体内部の動き、働きが重要なので、単純に身体操作で分析できません。

 体の動きと一口で言っても、筋肉の収縮でしか考えられない人と、身体内部の血の流れや筋肉の連なり、骨の動き、細胞の蠢動・・・といった動き以前の蠢きを考える人とでは身体感覚の次元が異なるのです。

 武術で読むのは、そういった外側からじっと凝視しても判別できないような身体内部の律動であり脳神経の電気信号を感じ取る超感覚を駆使する訳です。

 そういうレベルの感覚を養うために瞑想などの修行をする訳で、筋肉を鍛えるという現代スポーツの認識では無理なんですね。

 いや、スポーツ理論も日進月歩していますから、必ず武術的な方向へと発展すると思いますが、東洋の武術は何千年も昔にそこに到達していたという事実があって、それが丹田や経絡の理論として伝承されてきたという次第です。

 昨年出した『武術の丹田』は、そこを知ってもらおうと思って書いたんですけれど、現代的な単純な筋トレ武道しか知らない人にとっては「神秘系~怪しい」というレッテル張りしかされなかったようです。

 神秘のベールを剥ごうとして書いたんですけどね~?


 泯さんの踊りは、踊りの源初の誕生の頃へ逆上ることを目指して探究されてきているように言われていたんですが、余計なものを削り落としていくような感じ。

 今回、おっ?と思ったのは、関節を延ばして身長が高くなっていくような動き。

 徐々に徐々に延ばされていかれたのが印象的でした。あれは身体の内部感覚が高くないとできませんよね~。

 いつもは踊りが終了すると、そのままなんですが、この日は着物を着てそのままトークに入りました。

 泯さんが自分から話すというのは珍しいように思いましたが、話すのが嫌いな訳ではないようです。

 予期していなかったトークは新鮮で、聞いているだけで面白かったですね。

 24日にはお弟子さんの石原志保さんの改称が発表されるということで石原さんの踊りがありますが、さて・・・。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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