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第十一回天真書法塾発表会

 今年も日中友好会館で天真書法塾の作品発表会がありました。

 丁度、熊本から弟が出張してきて帰る日だったんですが、出発の時間を調整してくれたので空港に行く前に飯田橋駅で待ち合わせて喫茶店で一時間ばかり話して、それからうちの会の最年少指導員資格を認定したNさんと合流して、会場に向かいました。

 私の弟は剣道の初段を貰っていますが、それ以外に武道武術の経験も無く、「人の顔を殴るなんて信じられん」と言うような性格ですから、私が何か教えたということもありません。

 もっとも、私の家族は私が帰省した時に剣術や杖術、手裏剣術の練習をしているのを見ている程度で、それももう20年以上前ですよ。

 弟が学生で山口県に住んでいた頃、一回、遊びに行ったことがあるんですが、帰りに弟がそっと金を三万円渡して、「生活大変やろけん。何か使ってくれ」って言うんですよね~。いい弟でしょ? バイトで稼いだ金なのに・・・。

 そんな訳で、社会的に成功したら十倍返しにしなきゃあ兄貴の威厳が無いよな~?と思いつつ、長いこと経過してしまいました。

 せめて、出張してきた時くらい飯くらいは奢ろうとしているんですが、やたら遠慮するんですよね~。確かに未だに定収入無いけど、それなりに稼いでるから心配しなくていいんですけどね?

 今回も喫茶店でコーヒー代払ったら、それだけで恐縮するんですけど、「こっちは独身で家族もいないし、今はいろんな活動頑張ってるから心配ない」と言って、付き合いのある人達のことなど色々話して理解してもらいました。

 親のこととか弟が随分、骨折ってくれて私は何もできなかったんでね~。“俺は感謝してるんだ”ということだけでも伝えようと思った訳です。

 もっとも、「マイホームパパ過ぎて男としての野心が無いのが物足りないな~?」とか思ったりしていたんですが、帰り際に、「小山薫堂君がTVに出てたと聞くと、ちょっと悔しかったりする」と言ったので、「お~、やっぱり我が弟だ!」って、少し嬉しかったですよ。

 小山薫堂さんってTVの放送作家から出発して作家として大活躍していますが、小山さんは天草出身でうちの弟と同級生なんですよね。

 だから、同級生が全国区で活躍していたら「男として負けておれん!」みたいな感情が無かったら嘘でしょう?

 そういうプライドが全然無いような単なる善人なんか男として魅力が無いですよ。

 私は何が嫌いかって、男が「僕は平和主義者で暴力なんか絶対反対ですぅ~」みたいなこと平気で言うヤツ・・・死ねっ! お前のようなヤツに生きる資格はな~いっ!

 でも、私、別に右翼じゃないですよ。右翼思想ぶってるヤツって、自分が戦う前提で考えてないのがミエミエだったりするじゃないですか? だから、口先だけ過激なこと言ってるヤツはもっと嫌い!

 余談ですけど、介護職をやりたがる人の中にも、どうも偽善者的な匂いを感じたりするんですよね~?

 圧倒的に弱い人を助けている自分に酔いたいんじゃないの?と言いたくなるような人も見かけます。

 どうしてか?というと、およそ別の職業が勤まらないような社会性の欠けた人がいたりするからです。

 介護職って、そんなステイタスでやるものでも技術的なものでもないでしょう?

 もっと精神的なタフさが必要だと思うし、される側の気持ちを察して敬意を持つことも必要じゃないでしょうかね?

 私は、介護が必要ないように死ぬ直前までピンピンしていられるような人を育てる訓練法を研究したいとは思いますが、武術を介護技術に役立たせようという考えは皆無です。

 もちろん、そういう観点でやっている人達を否定はしませんが、でも、それなら武術でなくていいんじゃないでしょうか?

 武術の真価は護身の技術と健身の訓練法が一体化している点であり、それは東洋の身体訓練法が究極的には人間を超人化させることを目指していたのに通じるものだと私は考えています。

 そして、その典型的な実例が、天真会だと思います。

 武道・瞑想法・書法・そしてボランティア活動という天真会の活動には、21世紀に武術が目指すべき方向性が具体的に示されていると思います。

 何故なら、我々、武術を修行する者には、真剣にやればやる程、虚無感が深まっていくという救いの無い闇があります。

 闇とは、心の闇であり、“病身(やみ)”と言い換えてもいいでしょう。

 熱心にやればやる程、精神が病み自己の暴力性をコントロールできなくなって、社会性を失っていく・・・。そうなっている人が随分いるのです。

 何でそうなるか?というと、自分の本心ときちんと向き合わないことと、自己愛に縛られてしまうからでしょう。

 欲望とかマイナスの感情は誰にでもある訳ですが、それらに縛られないで解放させることで天真爛漫な本来の人間性を取り戻そうとするのが天真会の方針でありメソッドであると私は解釈しています。

「書道も武道も瞑想も皆、同じです」と、青木先生は言われます。

 垣根が無いのは技術を超えた人間の創造力の源泉にアプローチしているからでしょう。


 ちなみに「青木先生に会いたい」と言うNさんを紹介すると、青木先生も突き蹴りの秘訣などを気軽に教えてくださったりしていましたし、私が作った日子流仕様の脇差の拵えと、作り掛けの小烏丸を持参していたのでお見せしましたら、例によって会場で振っておられました(苦笑)。

 弟はビックリして固まってましたが(これが普通の反応)、Nさんは喜んでじっと観ていました・・・。


 さて、書の感想ですが、もう毎年毎年、ぐんぐんレベルアップされているのだけは判るんですが、今年は特に本部から独立した支部の会員さんの作品が増えているようでした。

「シャンバラ教室って、鋼の錬金術師みたいだよね~」とNさんに言うとニコニコしていましたが、こういう神秘主義思想系の用語も、漫画やアニメ、ライトノベルで随分と広まりましたよね~?

 私は武術と同時進行で神秘思想の本も読むようになったんですが、昔は話の合う人がさっぱりいなかったのに、最近は高校生でも話が通じたりしますからね~?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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