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2013年より教材DVD新シリーズ開幕

 2013年から游心流は本格的普及活動を開始します!

 まず、第一弾として、新しい教材DVDシリーズを刊行します。

 これまでは行き当たりバッタリでDVDを作ってきましたが、これらは技術の紹介という範疇を出るものではありませんでした。

 読者からは、「実際に習いたくても遠くに住んでいて習えません」という声が多く寄せられてきましたが、どうしても都心を中心にしたセミナーや講座しかできませんでした。

 何年か前には静岡や大阪にも教えに行ったりしていたんですが、なかなか目が行き届かなくて分裂騒動の火種になってしまったり、主催してくれた人の恩に報いることができずに申し訳ないばかりです・・・。

 そんな公にすべきでない理由もあったりするので、ここ何年かは私の目の届く範囲内でやってきた訳ですが、常連会員とセミナー受講生の進歩は驚くほどになりました。

 実際、自由組手をやる訳でもないので、我々はどのくらい戦闘能力が上がっているのか、さっぱり判らない。本気で打ったこともないので、どのくらい効くか判らない。

 だから、他流をやっていた人が入ってきた時に軽く手合わせしてある程度のレベルを判断しているというのが本当のところです。

 しかし、習いに来ている人を本気で打つ訳にもいきませんから、やっぱり正確なところは判らない。軽い腕試し程度の気持ちの人を本気で打つのも気が進まないので、通り魔事件にでも遭遇したら打ち殺しても構わないだろうけどな~?なんて普通の人なら絶対に考えないような物騒なことを夢想してしまって自己嫌悪に陥ったりするのですが・・・。

 こういうことを考えたりしていると、やはり武術は本業ではなく裏芸として修練すべきものなんだと思いますね。

 実力が測れないし、測るべきでもない。また、実力を誇っても命を護るべき時に護れなかったら意味が無い・・・。結果が全てです。

 どんな立派な理論を唱えたり段位を誇ったり試合実績をアピールしたりしても、油断しているところをフルーツナイフでプスッと刺されて死んでしまったら「不心得者」にしかならないのです。

 私は人と競って自分の実力を誇ることには何の意味も見いだせません。競うことに興味が無くなりつつあります。

 けれども、必死で戦う姿には感動を覚えます。

 だから、戦うことを放棄している人には魅力を感じません。ただし、それは口に出して声高にアピールすることじゃないですよね?

 武術関係者には自分の強さを声高にアピールして名の売れた人を貶して喜ぶ阿呆が多いのですが、江戸時代だったら生き残れなかったんじゃないでしょうか?

 現代で武術を学ぶ意義は、技以外のところにあるのは論じるまでもありませんね。

 それは、かつての武術では基本中の基本だった生きる上での処世の心得です。処世が下手な者は武術の基本が欠けているのです。

 私が、ただ技だけ教えている人間だったら、恐らくとっくの昔に食えなくなって郷里に帰っていたでしょうね?

 処世の心得と言っても極論したら、「どうやって金を稼ぐか?」ということですよ。

「人に感謝しなさい」というのも、「感謝の気持ちをもっている人は、対人関係が良好に進むので、自然に仕事が入り結果的に生活も良好になる」という極めて簡単な理屈。

 そういう意味では、うちのセミナーは「対人関係を良好にして人気者になるために武術を応用しましょう!」というのが趣旨なんですね(マジすか?)。

 だから、ディープな武術マニアは最近はほとんど来ません。ちょっと憧れていた・・・くらいの人が多いですね。セミナーは・・・。

 実際、ほとんど毎月、遠方から参加されている方もいらしたのですが、予算的にも限られてしまうでしょう。

 通信講座代わりに初級・中級と上級のDVDも作りましたが、その後、研究が進んで稽古内容が変わってしまったために手直ししようか?と思ったりもしていたのですが、「あまり多く詰め込まずに、段階的に詳しく解説しながらの映像教材にしてみたらどうか?」という意見もあり、それで、第一段として“基礎錬体”のみに絞った内容にしてみました。

 無論、ただ形だけやっても面白くありませんから、スワイショウ、立禅、試力の、それぞれの形と動きの意味と武術的用法も収録することにしました。

 また、シリーズとして続けていくために、毎回、“独己九剣”を一つずつ解説し、その応用例も紹介することにしました。


 12月19日に、その第一弾DVDの撮影を駒込の東京同好会会場で開催しました。

 改めてちゃんと解説して・・・と思うと、なかなか難しく、思いの外、時間も費やしました。

 示範は小塚師範代にやってもらい、私は解説と説明に専念したんですが、技の用法例でミットを持って打ってもらう時に、迫力が出るようにと思って、わざと筋肉を締めてガッチリ持ったんですが、バコンッ!と凄い重い打撃力で身体ごとベチャッと潰される感じで軽く首が鞭打ちになったりして、「やっぱり、うちの打撃技はすげぇ~な~」と、改めて思いましたね。

 こんなの直に食らったら内臓がヤバイですよ・・・。

 これまで結構、いろんな流儀の打撃技を受けたりしましたが、これだけ重く、食らったらヤバイと思えるような打撃技は記憶にありません。

 やっぱり、これは直に打ち合うと危険過ぎるでしょうね・・・。


 独己九剣は、第一式“左剣”をやりました。

 長身の千葉師範代が刀を上段から振り降ろすと迫力があります。躱すと同時に刀を抜いて腕、そして喉元に付ける。

 この基本形からいくつかの応用技をやり、最後は無刀捕りをやりました。

 これも、いつもどうしてもユックリ斬りつけるのを捕るヤラセ臭い感じになってしまうので、全力で斬り降ろしてもらうようにしました。

 木刀でも失敗したら大怪我するでしょうが、今回は合金製の模擬刀なので、失敗する訳にいきません。千葉師範代も決死の表情でビュッと振り降ろしてくれたので、かなり臨場感のある無刀捕りになったと思います。

「あれ、失敗したら死んでましたね・・・?」と、小塚師範代がポツッと呟いてましたが、いくら合金製でも刀の形してますから死なないまでも大怪我はしているでしょうね。失敗したら・・・。

 もっとも、これもやり方をきちんと解説したので、できるようになる人も出るとは思います。考えてみてください。無刀捕りのやり方を解説した人なんか史上初かも?

 真っすぐ斬り降ろすだけなら、私はもう真剣でやってもらっても同様にやれるくらい慣れましたが、やはり、稽古としてやる場合は、失敗しても怪我しないようなソフトな棒を使ったりして段階的に怪我のないように注意しながら練習していって、充分に自信がついてからスピードを早くするようにしてもらいたいですね。

 その上で、木刀に替えて、模擬刀に替えて・・・といった具合にやればいいと思いますが、真剣を躱すのは、まだ会員にはやらせられません。

 これもまた、技よりも度胸! 平常心がないとできないんですね。


 以上で撮影予定は終了しましたが、イメージ的な映像も欲しいということで、抜刀二人懸けと剣舞をやりました。

 千葉師範代の紹介で撮って戴いたカメラマンの方がライティングを工夫してくださったので、必殺シリーズ的?な殺陣風になりました。やっぱりプロは凄い!

 もっとも、段取り決めずに二人に適当に斬りかかってもらって、躱しながら斬るというのをやりましたが、何回かやって、どれも別パターンになってしまいましたね。

 つまり、アドリブでやったという次第・・・。

 稽古でもやったことなかったんですが、頭の中で複数の敵にどう対処するか?という方法論を今年は研究してきて、基本的には戦略構造は出来上がっていたので、「丁度いい機会だから実験してみよう」と思った訳です。

 撮影範囲の中だったので、いつものやり方とは違って、少し難しくなったんですが、二人の斬りかかるタイミングのズレと死角を利用してやってみましたら、一応、できるにはできました。

 ただ、まだ本気で斬り込まれた場合にできるか?というのはデータ不足なので、これは来年の研究テーマにしようと思います。しかし・・・相手が二人になっただけで一対一の通常の勝負構造のセオリーは使えなくなる・・・という現実は、もっと知らせていくべきだろうな~?と思いますね。

 何か、出来上がりが楽しみです。

 発売は来年一月中になると思いますが、三カ月に一回のペースで出していこうと思いますので、皆様、御期待くださいませ!

 また、来年春頃には游心流の技術書も出ると思いますので、両方、宜しくお願い致します。

 あっ、それと、JR横浜線渕野辺駅より歩いて5分くらいのところに新事務所兼個人指導研究室を借りることに決めました。ワンルームの賃貸マンションで、8.6畳で狭いんですが、天井が高くて剣術もできそうだったので決めました。会員がもっと増えて大きな場所を借りるまで、当面はここで少数精鋭を育てようかと思っています。

 私の部屋から歩いて5分くらいでスーパーにも近いので、遠方の会員が泊まりがけで練習することも可能ですし、日曜の公園稽古が雨天でできない時の練習や、宴会なんかもできるでしょう。

 長らくやっていなかった予約制個人指導もこれで自由に再開できます。居合・剣・手裏剣・試し斬りなどもできるし、スタンディングバッグを置いて発勁や蹴りの練習もしたいと思います。

 あっ、そうだ! 木人椿も置こうかな(武術マニアの夢)?

 部屋代や光熱費の支払いがあるので個人指導料金は一回一万円くらいにせざるを得ませんが、密度の濃い秘密訓練場にしたいと思っています。開始日は一月後半から二月頭を予定しています。超達人を目指したい者よ、来たれ~!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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