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年始の御挨拶

 明けましておめでとうございます! 本年も、どうぞ宜しくお願い致します。

 さてさて、ここ数年は独りで年末年始を過ごすことが通例となりましたが、一応、年越しソバとかは習慣で食べたりしております。

 30日には游心流の忘年会を駅近くの和食ファミレス華屋与兵衛でお座敷借りて開催しました。

 4000円のしゃぶしゃぶ付き松花堂コースにしましたが、贅沢な感じでしたよ。

 本当は、公園で練習してから・・・の予定だったんですけど、生憎、雨で練習できず、しょうがないので、いつものジョナサンに行って、お昼までドリンクバーで粘ったんですが、遠くから来ているNさんは「練習できなくて残念ですっ・・・」と本当に残念そうでした。

 ちなみにNさんは師範代に格上げしましたが、理由は言わずもがな・・・技量が抜群だからです。

 しかし、本当の理由は、この若さでず抜けた技量に達していながら、まったく驕っていない点にあります。

 もし、私が彼と入れ替わって高校生の時にこれだけの技量であったら、もう世の中に敵はいない!とばかりに自惚れ果てて発狂していても不思議ではないでしょう。

 Nさんは、そんな凡庸な精神構造ではなく、ひたすら修行者として冷静に歩んでいますから、そこを評価して師範代に認定した次第です。

 けれども、今回、いろいろ話を聞いていて、彼が何故、これほどの天才性をものにしているのか?という理由が判明しました。

 それは、彼が学んだ古武術の師、S先生が、無名ながら驚くべき技量の持ち主であったらしいのです。

 それは、Nさんがまだ小学生だった頃、友人のお祖父さんで武術の遣い手であるということで教わったそうなのですが、その頃、メディアに頻出していた甲野善紀氏の講演会に誘われて観に行ったそうです。

 S先生は遠くから観ていただけだったそうですが、帰り道で首を捻りながら歩いておられたそうです。

 Nさんもまた、有名な武術の遣い手という触れ込みだったのに、自分が学んでいる師に比べれば遥かにレベルが低いので、「この人はできない人だな~」と思ったそうです。

 何故なら、このS先生は、箸を手裏剣打ちにして捨てられていたフライパンをカシュッ!と貫くことができたそうなのです・・・。

 鋼鉄の手裏剣でもフライパンを貫くのは難しいでしょうが、木製の箸でできたというのは「できるかも知れないけど、本当にできたら物凄いな~」という仰天の腕前です。

 Nさんが刺さった箸を抜こうとしても抜けなかったそうですが、S先生はスルーッと抜いてしまったそうで、単なる技量ではない神秘的なものを感じたそうでした。

 ちなみに、S先生からは整体活法術を学んだそうで、それが切っ掛けでNさんは高校卒業後は伝統療術の専門家への道を歩むことに決めていたそうなのでした。

 ちなみに、このS先生のお名前は私も初めて聞きました。

 それだけの腕前であれば私が知っていてもおかしくないと思ったのですが、世に出ないままやってこられていた方なのでしょう。

 直接、お会いしていれば、どういう経歴の方なのか、もう少し正確に判ったかもしれませんが、亡くなられた今となっては判りません。

 ただ、殺活法の技法には分筋・断筋・錯骨といった言葉を使われていたらしく、これらは中国武術の擒拿(チンナ)や点穴法に類する“分筋錯骨法”の流れかもしれず、また、武道医学の影響があるような気もします。

 何はともあれ、S先生が亡くなられた今となっては、Nさんが学び目撃してきたものが全てであり、そこから発展させつつ他分野との共通項を探して体系化していくしか道はありません。

 しかし、私は彼ならそれができるだろうと思っています。私はそれを手助けすることで次の世代に古い武術の遺産が活かされることを期待するだけです。


 さて、今年の正月は、青木宏之先生より頂戴した小烏丸造りの刀の鞘塗りをしました。

 この刀は、霊剣“小烏丸”を写した刀なので、いつもよりゴージャスな感じにしようと思っていたので、鞘の握りに近い所に余った鮫革を貼り、黒漆塗りにした後で、東急ハンズで買ってきたダイヤピースの金・金茶・レインボーの粉を混ぜ合わせて撒き散らしてみました。

 こうすると、光の加減でいろんな具合に光ってゴージャス! 黒漆の下地が夜の星空みたいで綺麗なんですよね~・・・。

 金と金茶が微妙に違うし、ところどころに青や赤が光ってイルミネーションっぽいのですよ。

 このケバケバしい感じもいいのではないか?と思って、ハバキや切羽、縁頭も金で鮫は緑、柄糸は黒革にしてますからね。

 もっとも、作業が終わって鞘を物干し台に吊り下げて部屋に入ってみたら、服や作業した場所に金粉がピカピカ光ってて・・・「あ~、そういえば、最近やってなかったから忘れてたけど、いつも、こうなってたな~?」と・・・。

 漆塗料が乾いてダイヤピースの粉も定着したかな?と思ったんですが、混合したから粒子が大きくなって塗料にくっついていない分があるらしく、軽く表面を目の細かいスポンジ研磨材でさすって均してみたんですけど、それでも凸凹が残るので、今回はさらにクリヤーのシリコンスプレーを吹き付けて保護膜を作ることにしてみました。

 このままだとザラザラした手触りだし、帯に抜き差しする時に金粉が散らばって道着が汚れてしまいますからね。

 それにしても、この小烏丸造りの刀は、かなり斬れそうな気がするんですが・・・。

 今年は新しい特訓ルーム?も借りるし、数年ぶりに鍛え直してみっかな~?と思ってますので、皆様、宜しくお願い致します・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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