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一月セミナー感想

 2013年しょっぱなの月例セミナーですが、私、久々にパニック障害の発作起こしちゃって、電車を三回降りて休み、開始時刻に間に合わないと思って北島師範に「遅れるから先に始めておいてくれ」とメールしました。

 この発作が厄介なのは本格的に起こってしまうと15分から30分間は完全に動けなくなってしまうので、起こりそうだと思ったら電車降りて休むとかしないといけないんですよね。芸人さんとかTVのタレントさんが、この病気で長期休養したり引退したりしてますが、よく解りますよ。

・・・と言うのも、天真会の吉田先生から頂戴したペンダントを汚部屋の中で落としてしまって見当たらなくなっちゃったもんだから、そのまま出かけたんですが、2年ぶりくらいに発作が出てしまったんですよ。

 いや~、参りました。

 同時に、あのペンダントが如何に効いていたか?という間接的証明になりましたよ。

 遅れて江古田の会場に向かうと、ビルの下で初参加の人に呼び止められました。場所が分からなかったみたい。駅の真ん前過ぎて、意外と気づかない人も居るし、ビルの出入り口が正面に無いから迷うんですよね。

 一緒に会場に入ると、北島師範小塚師範代が先に進めてくれていました。

 もう、ほとんど任せてしまっても問題無いから、今日は見てるだけにしようかな~?とも思ったんですが、見てるとウズウズしてきて、結局、いつものように独演会みたいにやりましたよ(苦笑)。

 それにしても常連さんの中には、発勁の威力がハンパ無くなってる人も居て、受けた人がウワァ~ッ!って叫びながら跳ね飛ばされたり、普通にガシガシ武道やってきて体格のガッシリした人が、コロンコロン転がされて、わざとやってんのか?と思うくらい、もう笑っちゃうしかなくて嬉しそうな顔でコロンコロン倒れまくってたり・・・。

 ちなみに、張り切り過ぎてギックリ腰になりそうだったのを、埼玉幸手支部長が治してあげましたっ!

 初参加した人は、脱力技法の冗談みたいな威力にびっくらこいちゃったみたいです。

 何か、毎年やってるんですが、年々、バージョンアップして嘘でしょ~?って感じになってきてますね。

 もう、パンチや蹴りをペチッとはたき落とすだけで相手がベチャッと潰れてしまうとか、普通にみんなできるようになってきてます。こういう技って、一昔前だと達人だけができる気の技とか言われてたんだけどね?

 この日は黒田鉄山先生が昔、月刊空手道の取材で現在、秘伝の副編集長やっているSさんのローキックを片手でピタッて止めてみせた技や、国井善弥先生の得意技である下段払いで突き蹴りをはたき落として身体ごとベチャッと潰す技とか、そういうのをアレンジしていくつもやりましたが、皆さん、結構できてましたよ。

 自分で言うのもなんですが、30年かかってもできないような技が30秒で体得できるってのは、うちの専売特許かな?と思います。

 私は、事実を言ってるだけなんで、「長野、嘘つくんじゃ~ね~よ」って言いたい人は、別に信じてもらいたいとかゼ~ンゼ~ン思ってないんで、好きにほざいててくださいよ。

 できない人達がゴチャゴチャ屁理屈並べて自惚れたり嫉妬したりしている間に、着実にできる人を増やして教授体系を進化させていっているので、悪口言ってる人達に対しても「哀れだねぇ~」としか思ってません。バカに理解してもらおうとか思わないし~。

 逆に、「なんで、こんな簡単なことを、さも高度な神業のように哲学的に権威付けして語りたがる人が多いのかな~? 甲野さんとか・・・」と、私はとっても不思議です。

 結果的に弟子にさっぱり伝わらないでしょう? 教えてできるようになっちゃうと自分の技が通じなくなるから隠したいのが本音じゃないですかね? 要は、武術をダシにして自分の権威性を広めて文化人ぶりたいんでしょう。

 劣等感の裏返しですね。

 でもまあ、いっか? 他所がそうやっててくれれば、うちが儲かるから・・・。

「何だ、長野は金儲けが目的でやってるのか?」って・・・?

 そうですけど、それが何か?

「武道は金儲けの道具ではないっ!」って・・・?

 じゃあ、「月謝取って教えるべきではない」って日本中の道場に手紙出せば?

 私の経験上、タダでいろいろ教えていると自惚れて増長する人間が出やすい。タダなんだから、どんどん教えてくれ・・・みたいに貪欲になって感謝する気持ちが無くなっていく・・・そんな人間が何人も居ましたよ。破門にしたけど。

 だから、やる気と誠意を確認するために、それ相応のお金を取るべきだと考えます。

 ちなみに、現在、師範代以上の幹部からはお金取っていません。それは仕事で疲れて帰ってきてから私に代わって指導をやってもらっていたり、会の運営を支えて私の仕事を手伝ってもらっているからです。

 本当は、会社形式で給料出せるくらいにしてあげたいんですが、現時点ではまだまだなんですね。だから、ビジネスとして皆にきちんと給料出して生活の面倒を見れるくらいになりたい・・・というのが目下の私の目標なんですよ。

 それが、良くない考えなんですかね?

 お金を稼ぐことは生活の基盤を安定させるということだから、非常に大切なことです。

 どんな綺麗言を並べても、社会人として金を稼ぐ活動をしていないことは恥ずかしいことですよ。

 何か「修行」という言葉に酔っ払って世の中で生きていく責任を放棄している人間もいますよ。真面目に働いている人から金を騙し取るような寄生虫野郎が聖人君子ヅラしたりするのがカルト宗教の最大の問題点な訳でしょう?

 うちはセミナー料金も高いしDVDも高い。

 でも、これは金を貰ってもロクに身につかなくとも文句を言われない武術業界へのアンチテーゼのつもりです。

 私は、実力が無いのに武道家を名乗る人に対しては猛烈に厳しいですが、それは何故か?というと、間違いを広めることの長期的問題点を考えるからです。

「値段が高いからには、きちんと教えて体得させる!」という決意表明なんですよ。

 もう5年くらい、毎月のセミナーに関西から参加されている方もいますし、今回は和歌山から来られた方もいらっしゃったり、東北から、九州から毎回、足を運んでくださっている方もいます。受講料金の何倍も交通費を使って来られているんです。

 値段に見合った内容じゃなかったら、誰がわざわざ、そこまでしますか?

 金取って教える以上は責任があります。払ったお金以上に喜んで満足してもらう・・・ということを目標にしなきゃいけないんです。

 仕事で疲れて道場に行って、どつかれて怒られてお金をぶん取られる・・・って、そんなのマゾしか続かないでしょう? その上、ろくに体得できないんだったら、詐欺です。

 私はそんなの嫌だし、自分が嫌なことを人に対してやりたくないです。

 このブログはいろんな流儀の指導者の方も読んでらっしゃると思いますから、その参考にして考えてもらいたくて書いてます。

 やっぱり、武術や武道は金払って技を教えるという一方通行じゃダメですよ。

 何故、この技が必要なのか? 何のためにこの稽古法をやっているのか? そもそも、何のために武道や武術を学ぶのか?

 こういった事柄について生徒から質問された時に答えられなきゃ~ダメでしょう?

 もちろん、どれが正解か?なんてことは言えません。

 でも、人を指導する以上は、自分なりの考えを持っていなくちゃダメですよ。

 ただ面白がってやっているとか、ただ強くなりたいとか、そんな幼稚なことを言ってるようではダメですよ。特に30過ぎて、そんなことしか言えなかったら人間失格です!

 何で武術は面白いのか?

 私からすれば、人体の構造に詳しくなれたり、心の動きが身体の動きにシンクロしたりするのが面白いし、武術や武器の歴史的変遷なんてのも面白い。

 それと、体格の大きな屈強な人間を簡単にコロリッと倒せる技術的な面白さがありますよね。

 そして、死ぬことに対してリアルに直視した中から出てきた哲学的発想が凄いし、そもそも「人間に潜在しているチカラって、こんな凄いものだったんだ」という感動は、どんなスポーツや学問でも得られないと思います。

 つまり、武術を通して人間に秘められたチカラの存在を知ることができる。だから、楽しい訳ですよ。

 この日に初参加した人と終わった後で喫茶店で話していた時に、甲野さんのように介護やスポーツに役立てたりして世間的にもっとアピールしたらいいんじゃないか?といった意味合いのことを言われたんですが、こういう提案は、しょっちゅう言われるんです。

 けれど、失礼ながら、こういう考えは武術の本当の価値を知らないから、こういう発想に繋がるんだと私は思っています。一時的なポピュリズム(大衆迎合主義)でブームに便乗しようという程度では意味がないんですよ。もっと恒久的な価値を求めないと。

 譬えるなら、“超一流の料理人を目指している人が最高の包丁と出会った感動”です。

 ただ切断するというだけだったら、日本刀も鉈も斧も鋸もマチェーテもチェーンソーもタクティカルナイフも包丁も変わらないですよね? 理屈で言えば。

 でも、全然違いますよね。使い方・切る対象・切り口・・・。

 包丁だって、フルーツナイフ・菜っ切り包丁・出刃包丁・牛刀と、みんな違うし、百円ショップで買った包丁と日本刀職人が鍛造した和包丁なんかは全然、質が違いますよね。

 日本刀も、私、数十振り試し斬りで比較してみましたが、想像以上に斬れ味は違うものなんですよ。似たような形してるんだから似たようなもんだと予想していたら、こんなにも違うんだ!と驚きましたね~。

 実力がついていくに従って、余計に差が判るようになってきましたよ。

 これはもちろん、斬る対象によっても違ってきます。

 私の究極の目的は“最高の武術を創造すること”です。お金を稼ぐことはその目的実現に必要だからですよ。

 だから、「達人先生に習えて幸せ~」みたいなヌルいこと考えてるようなシロウト連中から悪口言われても何とも思いません。

 私は、国内でトップレベルの先生方に何人もお会いしていますが、尊敬はしても、必ず習性で「この先生のどこが弱点かな~?」と考えながら観てしまうんですよ。

 だからこそ、武術の研究家としての眼力が養成された訳です。

 よって、他人の評価は全然、当てにしていません。どんなに世評が高くとも、自分で観て「こりゃ、アカン」と思ったことが何度もありましたよ。

「こりゃ、アカン」と思ったというのは、つまり、「この先生と俺が戦ったら俺が勝っちゃうな~」って意味ですが、これまた、誤解されがちなことなので解説しておきます。

 どんな達人でも人間である以上、必ず弱点はあります。そして、相手の攻撃を恐れず相討ち覚悟で弱点だけを攻めれば、実力差が10倍あったとしても勝てるんですよ。

 ルール無用の真剣勝負というのはそういうものです。知識と覚悟。この二つあれば勝てます。

 逆説すれば、ルールつけて互角に闘えば、その闘い方に慣れているとか体格や体力が優る方が有利になる訳です。

 だから、「私は試合やっても勝てない」と平気で言ってる訳ですが、真剣勝負しなきゃいけなくなったら、私はどんなことやっても絶対に勝ちにいきますよ。その自信があるから、競技で勝つことに対する野心が湧かないんですね。まあ、若くもないし。

 命がけの勝負を前提にしているのが武術なんだから・・・。

・・・という認識を指導して、ものの考え方を幅広くしていってもらうのも、最近のうちの特徴ですかね?

 今回のセミナーでも、アドリブでいろいろ技の実験をやってみました。

 白鶴拳の白鶴震身や太極拳の纏絲勁を原理的に利用した骨盤で打つ発勁で廻し蹴り跳ね返すとか・・・?

 これは「骨盤の動きをメイン動力に使う」という游心流の基本概念をそのまま技に反映させたんですが、これまで一度もやってみたことなかった訳で、アドリブで試してみたんですが、予想以上にできましたね。

 よく「体幹部を使う」って言われますが、「体幹部でそのまま打撃する」のを教えてるのはうちぐらいじゃないかな~?と思います。

 そういう意味ではセミナーそのものが実験の場となっているかもしれませんね。

 今年も始まったばかりです。宜しくお願いします!

PS;次回ほびっと村の講座はぐっとお安く3000円にて受講できますんで、宜しくお願いします。今回は発勁のいろんな打撃方式を護身術的に使ってみます! 皆さん、発勁というと拳か掌しか考えなかったり、「空手の突きは関節のある部分ならどこでも打てる」という言葉にヘヘェ~っと有り難がったりしますが、別に関節部分でなくても打てます。拳・掌・肘くらいは誰でも考えつくでしょうが、うちでは腕一本で20ケ所以上使って打てますよ。これは参加した人だけ教えます・・・フ、フ、フ。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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