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体罰と暴力障害

 私の小中学の頃は、体罰という言葉はあんまり聞いたことがなかったんですが、教師が生徒を叱る時にビンタ張るのは当たり前・・・の時代でした。

 今は、聞くところでは「殴りたかったら殴ってみろよ。教育委員会に訴えるよ」とガキが教師を挑発しながら暴力をふるったりする・・・んだとか?

 私だったら、「ふぅ~ん。どうせ訴えられるんなら、思う存分に殴っちゃおっかな~?」って、そのガキが恐怖でチビるくらい追い詰めちゃいますけどね・・・。

 私が大学入った頃は、母親が「とにかく教職課程さえ取れば、就職はどうとでもできるから・・・」なんて言われて、意地でも取りませんでした。

 私の両親は教師だったので、コネが利くから・・・という考えだった訳で、私はそういうのが嫌だったんです。

 うちの親父は熊本県下の教育関係者間でも名前が知られていて県の教育長にもなるんじゃないか?と言われるくらい(実際は某高校の校長で終わりました)だったので、親のコネで教師になっても「長野先生の息子はダメだね~」と笑われるようなダメ教師にしかなれない。そんな、ただのドラ息子で終わりたくなかったんですよ。

 結局、大学も辞めてしまったし、それ以降、現在に到るまで、多分、普通の精神の人だったら自殺するか鬱病になるかになっちゃうだろうな~?というダメダメ人生でしたが、まあ、反社会勢力に入らなかったのが奇跡かも?という感じで今に到るのは、神様に護られてるせいじゃなかろうか?と、結構、真面目に信じてたりしています・・・。

 あっ、今、思い出しましたけど、「アンタ、ヤクザに向いてる」と、本職の人から誘われたことがありましたよ。30代の頃だったと思いますけど、どういう状況で言われたのかはヒ・ミ・ツ・・・(笑)。

 やっぱり犯罪だけはやっちゃいけないと思ってました。どうしてか?というと、私が犯罪おかして新聞に載ったりしたら、頑張って生きてきて周囲から尊敬される教師になっていた両親に申し訳がたたない・・・と思ってたから。

 田舎の人は総じて世間体を気にするものです。世間体と言うのは御町内の噂話レベルなんですけどね。

 そういうのも嫌なんで、田舎には帰りたくないんですよ。


 それはそうとして、体罰を苦にして自殺した少年のことが論議されています。

 体罰は是か非か?という論議になりがちですが、以前から言ってるように、私は体罰は認めちゃいかんと思っています。

 体罰という名前で権力を持つ側の人間が暴力を行使することを容認しちゃいかん!

 人間、小っちゃい権力でも他人に振りかざして威張りたくなるもんですから、絶対に免罪符を与えてはいけないですよ。

 だけど、体罰が必要だと論じる人達の気持ちも理解できなくはありません。

 平気で暴力ふるうような生徒を口先でおとなしくさせるのは難しいですよ。

 ヤンキーや暴走族のように木刀や金属バット持って暴れるような相手を口先で何とかできます? できる訳ないでしょう。

 うちの会に入った人間の中にも、あからさまに、(何だ~、こいつ、本当に強いの?)って顔して挑発してきた者も居ましたよ。30分くらいカワイガリ?してやったら、「先生、僕にも教えてくださいっ!」ってなりましたけど・・・(苦笑)。

 中学生くらいになるとつかみ合いのケンカしたこともないような大人じゃ敵わないようなヤツもざらに居ます。

 最近は聞きませんが、家庭内暴力で暴れたという話も昔はよく聞きました。

 現実に暴力をふるってる人間に対しては実際に力でねじ伏せるしか方法が無いのは現実なんですよ。

「そんなことはない!」と言ってる人は、現実を無視してるだけ。

「警察も軍隊も必要ない。銃を無くせば犯罪は無くなる」って論理も、あまりにも平和ボケ過ぎ。

 世の中から銃を無くしたらどうなるか? 屈強な暴漢が我が物顔でのし歩く北斗の拳状態になるだけですよ。

「すべての武器を無くせばいい」って言い出す人もいるんですが、50cmの紐があれば人を絞め殺すことができますよね?

 コンビニのポリ袋を頭に被せて窒息死させることだってできる。

 周囲に武器に使えそうなものなんか、ゴロゴロしてますよ。日曜大工の道具箱なんて殺人兵器のシークレットケースみたいなもんです。

 そもそも武器が無くなったら人間は野生動物に捕食され放題でしょう? 人類、生き残ってないでしょう。

 だからといって「体罰も必要だ」と言いたい訳ではありません。

 人間が暴力ふるうのは本能として否定できない現実であり、一見、悪に見える行為もその実、必要性があるんだと言いたい訳です。

 もっとも、そこで文明論を語ったところで何もならん。

 私は、「現実を受け止めて現実的な対応法を講じるべき」と言いたい訳ですよ。

 体罰なんてものを認めてはいけないけれど、教育の現場で度を越して暴れるとか、明確に教わる気持ちが無いとか、そういう子供はペナルティーとして教室に入れなきゃいい。

 あぶれた不良性感度の高い子供はどうするか? 程度に応じた教育プログラムの場に行けるようにすればいいでしょう。それこそフリースクールであったり不登校生向けの塾がありますから。

 で、それでも行きたくない子供も居るでしょうが、現実社会で生きていくには生きられる知恵と知識、術が必要な訳で、それを自覚できなきゃ親に庇護されて生きるくらいしか方法は無いですね。

 では、そんな子供を持った親はどうすればいいのか?

 足掻いてください!

 自分の子供だったら一緒に悩んで足掻いて答えを見つけ出していく覚悟をしてください・・・と言うしかないですよ。

 そんな簡単に答えなんか見つからないし、何のトラブルもなく過ごせる人生なんか幻想かサザエさんの世界にしか無いですよ。

 私の親の世代は戦中派だったんで、戦争の話ばっかり聞かされましたよ。

 母親が子供の頃に住んでいた大連では、国境近くで機関銃の撃つ曳光弾の光が闇夜を切り裂いて飛んでいく様子が綺麗だったとか・・・、天草に帰ってきたら土地を取られてしまっていて海水を煮詰めて塩を作った・・・とか、そういう苦労話。

 生きてただけで有り難いという時代なら、どうということの無い悩みを、人生の一大事と悩むのも、馬鹿らしいことだと思いませんか?

 私が武術始めたのも、最初から他人に助けてもらおうと思わなかったから。

 戦争の話ばっかり聞いてたから、「自分の力で何とかできなきゃ生きていけないのが人生だ」と思ってたから。

 もっとも、実際には周囲の人達がいろいろ救いの手を差し伸べてくれましたが、それも、私が最初から人を頼っていたら助けてくれなかったんじゃないか?と思います。

 私のところに来る武術志願の人の中には、そら恐ろしいくらい他力本願な人が結構居ます。武術を習えば人生がどうにかなるのか? 何か勘違いしてますね~。

 私は、そういう人はほとんど断ります。

「武術なんかやってる場合じゃないでしょ? 今、貴方に必要なのは必死で働くことです」と・・・。

 私にとっての武術は今では仕事・・・つまり、マネーを稼ぐ手段になってる訳です。趣味でやってる訳じゃないので、そりゃあもう~、必死ですよ!

 趣味で取り組んでる人達は、「何か適当に習えて最高に強くなれる道場ないかな~?」みたいな阿呆なこと考えたりするけど、そんな人間がどんな優れた先生に素晴らしい技を習ったところで遣い手にはなれませんよ。

 実際に斯界で噂される一流の道場を数多く見てきた私の認識は、「どんな先生に習っても凡庸な人は並み以上にはなれない」ということです。

 先生は凄いんだけど、弟子は凡庸・・・というのが大抵の道場の現実です。

 そこんところはボクシングやキック、総合格闘技なんかのジムではあり得ないですから、まともに実力を高めたいなら、そういう格闘技ジムに入った方がいいでしょう。

 これは、うちでも同じことです。着実に実力をつけているのは熱心に通っている人に限られます。セミナーや講座に一回だけ来て見世物芸ができるようになっても、それは武術的実力ではありませんからね。

 無論、本気で護身術の必要性を考えている人に対しては、常に、「どうやったら、もっと合理的にできるか?」と、毎日毎日考えて練習中も会員の様子を観察して技を改良することを考えていますが、甘いこと考えてる人間には厳しい現実を突き付けるのが私の誠意ですよ。

 総体的に、みんな、必死さが足りないですね~? 食うにも困るような生活したことないんだろうな~?


・・・おやっ? ふと外を見ると雨が雪に変わってますね~?

 今住んでる部屋はエアコンがついてるから、今期は風邪ひかずに済んでるんですが、以前の部屋は暖房がコタツだけだったから、しょっちゅう風邪ひいてましたよ。

 ここ数年は、ほぼ毎月、家賃払えていますが、以前はしょっちゅう滞納しちゃってましたから・・・。

 ちゃんと仕事して金稼ぐということが、生活の基盤ですよね?

 私は持病(パニック障害)のせいで、普通に勤めることができなかったんですが、武術をずっと続けてきたのと、中二病で文章書く能力が少しあったから、それを駆使して何とか食えるようになりましたが、この先はどうなるか判りませんからね。日々、勉強!

 何にしても、金を稼ぐ仕事をするためには、相応の勉強をしないといけない。教育はそのために有る訳ですから・・・。


 最後になりますが、体罰による自殺・・・の今回の事件をワイドショーなんかで聞く限りは、これはもう暴力障害事件でしかありませんよね?

 スポーツや武道にはついて回る話ですが、考えてみたら、私は体罰として会員叩いたことはほとんどありません。練習でついうったり当たっちゃった・・・くらいですね。

 そもそも、今回のような体罰云々の是非を論じる場合、フルコンタクト空手やボクシング、キックボクシング、シュートボクシング、総合格闘技、相撲なんかはどうなるんでしょう。

 何か変な具合に誤解されて圧力かけられたら嫌だな~・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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