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ほびっと村“発勁護身術”

 2013年1月は、月例セミナーに続いて西荻窪ほびっと村学校での講座もありましたが、今回は、どういう訳か? いつも10人足らずくらいなのに、16人も参加者がいらっしゃって、しかも半分くらいが初参加でした。

 東京同好会の小塚師範代も、「ほびっと村でこんなに人が来たのは初めて見ました」と言ってましたが、確かに、再開して以来では最多人数だろうと思います。

 もっとも、十数年前には最高で40人くらいになったこともあり、20人くらい参加者がいるのも珍しいとは言えないくらいだったんですが、ここ最近の印象としては二倍くらい来られているような感じですね。

 何でかな~?と思ったんですが、ニコ動生放送を見た人達が来られたのかな~?なんて思ったんですが、参加者に聞いてみたら誰も見てなかったみたいで、益々、謎です!

 まあ、参加者が多いとそれだけ儲かるので有り難いんですけれど、ここのスペースでは16人はちと多過ぎるのが難点・・・。

 何しろ、今回は“発勁”をやる予定なので、<人が跳ぶ>のです・・・。余計に大変になってしまいます。

 事実、今回、もうちょっとで窓ガラス割ってア~レ~!って事故が起こりそうになりまして、はぁ~・・・危なかったぁ~・・・と。

 以前は座布団三枚重ねて打ち手・受け手・支え手(跳ね飛ばされた人を受け止める人)で練習してもらっていたんですが、最近は威力を抑えていてもスゲ~ことになったりするので、「う~ん・・・危ないかも? やっぱり四枚にして・・・」と指示しました。

 前半は小塚師範代に基礎錬体をやってもらい、その後、基礎錬体の形や動作の武術的意味を私が示して、それを二人組んで練習してもらいました。

 今回は合気道をやっている人が数人いたので、教えやすかったですね。なまじ空手をやっていた人だったりすると、同じ突きでも突き方が違うので、むしろやり辛かったりするようなのです。

 発勁はノーモーションで打つので、多くの打撃格闘技のような力のタメを作りません。

 0の状態から力のタメを使わずに瞬間に100の力を打ち出す。

 そのためには身体の重さを乗せる要領を体感しないといけない訳ですが、これは本当に単なるコツなので、できる人はすぐにできるし、できない人は非常に苦労したりするのです。

 0から一気に100の力を出すためには、全身を十分に脱力させておかなくてはならない訳で、そこにちょっとでも力みが出ると力の流れをストップさせて全然効かない・・・という結果になったりするのです。

 この感覚は合気とも近いので、合気道の上手い人の方がやりやすいようですね。

 もう一つ、発勁の特徴として、コツが解ると0距離でも打てるので、相手に触れたら即打てる訳で、格闘技術としては極めて革命的な技だと思います。

 後半は発勁の基本的な打ち方と、その応用例を指導しました。

 縦拳・前腕・肘・双掌と、発勁式のローキックを指導しました。

 発勁式のローキックを解説する時に示範しようとすると、北島師範小塚師範代も(えぇ~・・・アレをやるんですかぁ~?)という非難するような目をします・・・。

 このローキック、見た目はいかにもへなちょこそうに見えるんですが、実は物凄い重い威力が出まして、多分、突っ張ってる脚に直に蹴り込んだら簡単に骨折すると思います。

 実際に座布団四枚重ねた上を半分以下に加減して蹴りましたが、受けた小塚師範代は一拍遅れてベチャッと潰れるように倒れてました。

 何で、こんな具合になるか?と申しますと、この蹴りは当たってから衝撃が浸透する威力が作用する持続時間が長くなるので、雪崩に巻き込まれるような感じでパワーが作用してくるのですね。

 蹴りの発勁を研究している時に、どうやって蹴り脚に重さを乗せるか?を考えて工夫した技なんですが、実は太極拳の踏脚はコレよりもっと威力が出まして、まともに入れたら内臓破裂するか背骨が折れるかすると思います。

 これは相手を踏み潰すような蹴りですが、うちの会では身長の高い千葉師範代が最も威力が出せます。この前も、軽~く当たっただけで受けた相手が蹲ってましたし・・・(17日のメイプルホール稽古中にて。余談ですが、この日は神奈川新聞の取材を受けました)。

 私は、発勁のメカニズムについては分析し尽くしていますが、力の作用の仕方については、まだまだ未解明な部分があり、私でも予想がつかないので、全力で打つのは怖くて一度もやったことありません。

 まあ、譬えるなら、『幽々白書』の暗黒武術大会の決勝で戸愚呂弟が百パーセントの力を解放して戦える相手に巡り会いたがっていた・・・?みたいな・・・(違うか?)。

 点撃・打撃訣・拳撃・掌撃による威力の作用の仕方などは人体実験できない面があるので、私でさえ予想もしなかった効き方をしたりします。

 何よりも、この技の真に恐ろしい点は、鍛えていない人間でもコツが解れば必殺の威力が出せる・・・という点でしょう。

 逆説すれば、こんなに護身術に絶好の技はない訳です。

 何しろ、老人でも女性でも子供でも、体得しさえすれば一発で大の大人を打ち倒す威力が出せる・・・という冗談みたいな特徴があるからです。

 まあ、普通に武道や格闘技を熱心に練習してきた人には理解してもらえないでしょうし、どれだけやって見せても心情的に認めたくないかもしれません。

 何よりも常識的に「鍛えた大の男を何の経験もないか弱い女性が一発で打ち倒すなんて、漫画じゃあるまいし、嘘をつくのも大概にしろ!」・・・って思うでしょう。

 仮に、か弱く見えるけれども実は遣い手の空手ガールだったらあり得るかも?と思うでしょうが、発勁に関してはズブの素人でもちゃんとやればできちゃう訳なんです(私が教えればの話です)。

 だから、どんな武道の大家が否定したとしても、事実は事実なんです。

 事実であることは、参加された方には納得してもらえると思います。

「素人の私がこんな簡単に経験者を吹っ飛ばせるようなパンチが打てるなんて・・・凄いと言うより恐ろしいと思いました」という感想を言ってくれた人もいました(セミナー参加者)。

 もちろん、戦いは威力さえあれば勝てるというものではありませんが、倒す威力が無い技はいくら出しても無駄に終わるでしょう。

 護身術ということを考える時に、「これを使えば必ず倒せる」という自信が無くては、暴力に立ち向かう勇気は出せないでしょう。

 だから、護身術を考える時に一番大事な立ち向かう勇気を持てるようにすることが肝心だと思うのです。

 ただ、発勁の欠点は、「自分で威力がどのくらい出ているのかよく判らない」という点であり、軽くやっても致命傷を与えてしまうかもしれず、護身術としてはオーバーパワー過ぎるかもしれません。

 これもまた、参加された方には納得戴けるか?と思います。

「こんなに軽く打ってるのに何十kgの人間がズバーンとふっ跳んでしまうのか? もし、これをクッション無しで直に思いっきり打ったらどうなるんだ?」という恐怖心を持った方もいらっしゃいました。

 私も怖くて百パーで打つなんてできません。三十パー以下にして後遺症が残らないように力が背中に抜けるように注意して打つようにしていますが・・・。

 何はともあれ、「中国武術なんか弱い」と思っていた昔の私を思い出すと、何と無知だったことか?と、恥ずかしい限りです。

 中国武術が弱く見えるのは、やっている人達が本来の戦い方を知らないからなんです。

 私に言わせてもらえば、こんな超合理的に人体を破壊する術を考えた昔の中国の武術家は恐ろしいものだな~・・・と思います。

 それにしても、今回、「痴漢に遭遇するので何か身につけたいで~す!」みたいな若い女の子が参加してるかな~?と、ちょっと期待してたんですが、オッサンばっかでした。

 俺のモテ期はもう来ないのかぁ~?

PS;25日から研究室(秘密特訓場?)をJR横浜線淵野辺駅から歩いて5分くらいのところに借ります。本格運用は来週以降となりますが、これで個人指導もいつでもできるようになりますので、宜しくお願いします。

PS2;以前、私に成り済まして悪さをしていた人間が居たんですけれど、ひょっとすると同じヤツかも?みたいなことがありましたので、私の名前でヘンな書き込みとか嫌なメールとかあったら私にお知らせください。弁護士さんに相談しますので・・・。(そういう次第ですから、私の誹謗中傷をいい気になってやっている人達もお覚悟くださいね)

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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