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研究室開設記念飲み会

 2/3は、研究室の開設記念と、私の50歳(大台に乗ったな~?)の誕生日と、今後の游心流の発展を祈念して宴会をやりました。

 小塚師範代は用事があって参加できなかったんですが、東京からはN師範代が駆けつけてくれまして、まずは公園で練習!

 N師範代は読みも体動もまたまた進化していまして、見ていて恐ろしいくらいになってきましたね。

 内功のレベルも凄くなっていて、年末の天真会の演武会の合間に青木宏之先生自ら気体調整による軸の調整をしてくださったので、武侠小説風に一気に進化したような感じ。

 まだ未成年ですからね~?

 北島師範も、いつもちっとも本気出さないんですが、やっぱりN師範代に引きずられるように、この日はちょい本気モードが出ていました。

 この時に聞いたんですが、橋本同好会に最近、入会された会員さんで、極真や軍隊系セルフディフェンスを修行されていた方が、つい先日、女性に暴力をふるっている男を止めたそうなんです。

 が、それがまた、相手が殴りかかってくるのを読みで躱してポンとはたいたらパターンとなって、のびてしまったそうです。

 ほぼ避けただけで勝手に自滅してしまったので、「游心流の読みができると素人のパンチとかミエミエですね?」ということだったそうで、かつて鍛えた技を使う必要もなかったそうです。

 ちなみに、この方も自由組手バンバンやっていたので、うちの練習に通った最初の頃は、「こんなんで通用するのか?」と思ったらしいんですが、今回の事件で“読み”の圧倒的な重要性と、威力は筋力ではなくて重心の操作(自分と相手の)で真の威力が出るのだと思ったらしいですね。

 それにしても、女性が血が出るくらいボカボカ殴るような凶暴な男をペチンとはたいてのばしてしまうなんて・・・どこの達人だ?って話ですけど、この方、まだまだうちの技は身についているとは言えませんから、御自分でも驚かれたでしょうね?

 願わくば、このドメスティック・バイオレンス男が男の品格に目覚めて弱い人に暴力をふるうようなゲスには天罰が下るのだ!と反省してくれたらいいですね~。

 でも、一念発起して自分を鍛え直そうとするような人間は少ないのが現実です。

 私は、この会員さんも、彼を指導している北島師範も誇りに思います。自分自身の強さを求めていても、困っている人を助けられないような人間じゃ意味ないですからね。

 読みも、最初は目付けでやっていましたが、今は正直、目付けは必要ないレベルになりましたから、初心者と指導者クラスでは練習内容を変えています。

“読み”に関しては友寄隆一郎先生から教えられた「徹底的に五感を磨け! そうすれば自然に第六感が芽生える」という言葉が本当だったな~と痛感しています。

 それと、数年前に青木先生から「心法を研究しなさい」と言われて、何かどんどん変わってきましたね。

 だから、ちょっと教えただけの人や、セミナーにしか来ていない人でもガラッと変わっていく人が増えてきたんです。「人間は、こんな簡単に変われるものなのか?」と、驚きますよ。

 他流でガンガンやってきた人が、コロッと転がされてしまうと「何じゃ、こりゃあ?」となってしまう。今までやってきたやり方が通用しない世界。それが武術なんだと思います。

「人間は鍛えた分しか強くなれない」という考えは、根本的に間違っていますね。

 むしろ、鍛えれば鍛える程、心と身体を固めていくだけで、一面的には強くなっているように見えても、違う角度から見ると欠点が大きくなっていっている・・・という現象がある訳です。

 もっとも、頑張って練習している人や、信仰的に自流に依存している人だと、その欠点にずっと気づかない訳ですね。鍛えている事実に依存して客観的に考えられない訳です。

 以前、私が「システマは凄い! これが本格的に入ってきたら日本武道は太刀打ちできない」と書いた時、「あんなのは見せかけだけ」と言う人も多かったですが、今は認識が変わってしまいました。

 自分のやっている流儀が正しいのだと思っているから、別のやり方の良さが洞察できない訳ですよ。

 私は、自分のやっていることが正しいのかどうかは判りません。「これが本物だ!」ともまったく思っていません。

 例えば、柔道、剣道、空手道のように競技試合に技術が引きずられている現状は、個人的には好みではありません。が、だから、「それは間違いだ」と言えるのでしょうか?

 現代武道というのは、武術とは目的が違います。戦争を放棄した平和国家日本の理念に沿って、社会体育、競技スポーツとしての枠組みの中で発展し普及されてきました。

 それは本物か偽物か?という論理とは別なのです。

 個々の技術内容や戦闘法が昔の武術と違うからと言って、それは是非を論じるべきことではないでしょう。

 また、「実戦」に関する考え方も、私は一般の武道や格闘技をやってきた人とは全然違う考え方ですし、伝統的武術をやっている人ともちょっと違うでしょうね?

 何しろ、銃や化学兵器なんかも含めて実戦を考えていますから。

 でも、そういう武術関係者も何人かは出てきたみたいですよ? 元々がミリタリー系だった人なのか、武術の実戦について考えているうちにミリタリー系も必要と思ったのかはわかりませんが、現代戦の在り方について考えず古典に浸っているだけではダメだと考える人が増えるのは当たり前の感覚でしょう。

 所詮、武術は現実にやってみて理論通りにできるかどうか?が問題で、能書き垂れて人に自慢するためにやるものじゃありません。そんな時代は過ぎ去りました。

 私は今でも常に日々の稽古は試行錯誤の実験の場と思っていますから、絶えず微調整しながら技術を進化させようとしています。

 もしも、「これが本物の武術だ!」と思っていたら、そういうことはやらない訳です。

 なので、私は簡単に「本物、偽物」なんて言葉は口にしないように心掛けています。

 これも例で説明しましょう。

 例によって甲野善紀氏・・・。私は甲野氏の研究している武術は偽物だと思っていますが、その根拠は、数多の手合わせで負けまくっているからです。実戦に通用しない武術は偽物以外の何物でもありません。見世物じゃないんですから・・・。

 真に武術の真贋を論じるなら、負け・即・死になる訳ですから、これはいくらなんでも言い逃れがききません。数十回死んだ計算になりますからね。私の知ってる範囲でさえ。

 しかし、「武術の身体操作を現代の様々なジャンルに応用して実績を挙げている」という点から論じるなら、「武術家としては論外でも武術研究者としては歴史上、誰もやったことのない偉大な業績を挙げた本物中の本物だ!」と評価されても、一概に間違いとは言えないでしょう?

 私が批判し続けてきたのも、本人は直らなくとも勘違いして自分達が実戦に通用すると誤解してしまう人が増殖するのは危険だと思うからです。私が教えた人間の中にも勘違いしたヤツが何人かは出てしまいましたからね~。

 余談ですが、私の肩が前に出過ぎてるのがよろしくないと論じられてる人が居るそうですから、理由を解説しておきましょう。

 これは含胸抜背勢の訓練を日頃からやっているんですよ。わざとなんです。

 会員にも説明していなかったんで、あんまり、明かしたくなかったんですが、誤解される人が増えると迷惑なので説明しますね。

 一般に背中を反らせるように延ばして胸を張る姿勢が正しいと思う人が多いでしょうが、これだと胴体が固まってしまいますし、骨盤からの連動と伸縮、半身の切り返しが使えなくなります。つまり、威力の原動力になる部分を錆び付かせてしまうんですよ。

 私は相手の手先足先はもう見ません。

 この人も書いてるそうですが、確かに眼で見えないくらい速いパンチやキックに目付けで差し手を合わせるのは無理なんですね。うちの練習法も形式的にやっていたら何にもならないんです。

 でも、胴体の動きは遅いので胴体に気配が出るのを観察して出せば合わせることができるということに気づいた訳です。これは日々の練習の中で発見したことで、3年前くらいですかね? 気づいたのは。これを応用しているから真剣の無刀捕りもできるようになってきた訳です。

 逆説すれば、あまり動かすことができない胴体を動かすことで相手の予測を狂わせることが可能であり、そのヒントになったのは、実は酔拳でした。

 酔拳の極意はあの含胸抜背勢にあると私は思っています。姿勢が身法に繋がり、そこから戦闘法が出てくる訳です。これはシステマのDVDを見ていてヒントを得ました。

 これは非常に多くの利点を秘めています。腕を長く使えるとか弱そうに見せかけられるとか、色々なんですが、これ以上は手の内は明かしません。

 本やDVDではそこまで説明しません。知りたければ入会するかセミナーを受けてもらうか?ですね。

 この批判している人が勘違いしているのは、私が基本的に“隠す人”だという点を忘れてしまっていることです。発表している以上は、その返し技を10倍くらい工夫しているということですし、外見で解るようなヘマはしませんよ。

 そもそも、わざわざ敵視しているヤツに教えてやる義理はありません・・・(笑)。

 ちなみに新陰流の身法も肩を出してますが・・・あっ、これは言っちゃいけないんだった? いかん、いかん・・・(白々しい?)

 それと、うちの試力が動作を大きくやるのはストレッチ効果と周天法の経絡を開通させる効果を考えてのことです。これは説明してないので会員でも知らずにやっている人が多いですが、N師範代は気づいてましたね。

 ただ、先に特殊な用語で説明すると先入観を植え付けてよろしくないので、わざと黙っていた訳です。

 無論、大きく動かして訓練して、実戦では小さく鋭く触れると同時に爆発的に打つように指導していますが、これを練習でやると怪我人続出してしまうのが解りきっているので、一般には大きくやっているところしか見せない訳です。

 最初から小さく鋭く練習していると威力が得られないんですよ。一発で倒せないパンチではダメですからね。

 とにかく、うちの打撃は接触したと同時に最大威力で打ち出せるように訓練しているので、通常の打撃技の概念で見ても全然解らないでしょう。表技から裏技を洞察できるのは最初から裏技を知っている人間に限られますから、この批判者が勘違いするのも仕方がありませんが・・・。

 それにしても、武術の技術論で私と張り合おうなんて・・・笑かしてくれますよ。プロでも避けてるのに・・・。私が肝心なことは書かないし見せもしない・・・ということが解っていて、わざとつっついて書かせようとしたのなら、なかなか策士かな~?とも思うんですがね・・・どうかな?

 うちの技で技術的に変だと思う人は存分に批判してくれて構いませんよ。万が一、こちらの参考になる点があるかもしれないし・・・。この批判者には、「残念でした!」の一言ですが・・・(苦笑)、まあ、私に対して論戦しようとした心意気だけは「カワイイね~」と言っておきましょう。

 だいたい、私が自分の体癖に無自覚な道理もないし、意味もないことやってる訳ない。体構え・運足・気感・筋肉操作・重心移動・意念・・・誰かが言っているようなことはすべて研究続行中ですよ。

 最近は必要性を感じてきたので東西の宗教哲学や神秘学も勉強し直してます。陽明学者の林田先生はシュタイナーやクリシュナムルティーについてもお詳しいので、私も勉強し直そうと思ったんです。小説のネタにもなるかもしれないし・・・。

 それと、この批判者は整体治療系の勉強をしたから自信があるのかもしれませんが、お生憎様(笑)でした。

 うちの会員にはいろんなプロ治療家が10人以上居ます。カイロプラクティック・オステオパシー・SOT・野口整体・鍼灸・伝統和鍼・柔道整骨・気功治療・武術整体・熱鍼療法・皇方医学・・・等々、オーソドックスなのから非常に珍しい療法の人まで居ますから、私独りを相手にしているつもりでいたら大間違いですよ。

 万事、敵を侮れば勝負は既に負けと思うべし・・・。何故なら、侮りは自己の劣等感から生じる恐れにほかならないからです。

 10年経っても20年経ってもレベルがさっぱり変わらない人間なんて、よっぽど特殊なのであって、男児三日会わざれば刮目して相まみえよの言葉のごとく、変わる人はガラリと変わるものです。

 我々游心流は日々、進化し続けています。それは変わろうとしている人間とそうでない人間の差なんです。昔の私の幻影を追いかけている間に、こっちはずっと先に進んでいるということを少しは想像したらどうでしょうか?

 まあ、能書き垂れても意味ありませんから、文句があるなら、確かめに来たらいいでしょう。うちの師範代が手合わせしたがってますから、どうぞ、御遠慮なく・・・。


 さてさて、練習は、いつもよりやや早目に切り上げまして(でも、2時間くらいやった)、研究室に移動する時に駅前で寿司とショートケーキを買いました。

 途中でピザも注文し、大石総教練には手裏剣の的に使う古畳と、ミット打ちできるスタンディングバッグを私の部屋から研究室まで車で運んでもらいました。

 ちょっとは練習しようか?と思ってたんですが、限定版M.E.Uピストルでガスガンの撃ち方を指導しただけで、後は飲み食いお喋りで夕方まで費やしましたよ。

 でも、「え~? こんなに威力あるんですか?」と、皆、ガスガンの威力にたじろいでました。眼球に直撃したら失明は免れません。昔のヘロヘロ・エアガンのイメージの人は驚くでしょう。ガスガン撃ったことある会員も「思ってたより三倍ぐらいある~?」と驚いてましたが、多分、10歳以上用だったのでは?

 それにしても、改めて思うのは、このスピードで飛んでくるBB弾を抜刀で斬ってしまう町井先生って、やっぱり凄いとしか言えません・・・。

 そうそう、『秘伝』に販売促進用のDVDが付いていましたが、非常に楽しかったですね。専門にやっている先生方は、それぞれ見るべきところがありますね。保江さんの脱力具合は想像以上で感心しましたし、永野順一さんは甲野氏より実力は上ですね~。やっぱり心形刀流という古典を追究しているからでしょう。新陰流・制剛流、頑張ろうっと。

 中国武術も根本先生の蟷螂拳はいいですね~。技に切れ味があります。蘇先生もやっぱり凄いですね。このDVDは、よくぞやってくれました・・・ってBABを誉めたい!

 私、やっぱり打撃系より合気系の方が好きですね~。技に無理がありません。無理が無いから効くんですよ。見た目に強そうに見える技は実は大して効かなかったりするし。

PS;これまでもDVDとプレーヤーの相性が悪くて再生できないという苦情がたまにあったのですが、DVDそのものには不都合が無かった。しかし今回はDVDのコピーがうまくいっておらず、製品に不良品が目立つようになってしまいましたので、製作体制を変更しました。御注文に対して製品の発送が少し遅くなってしまうか?と思いますが、何卒、御了解くださいませ。御迷惑をおかけして申し訳ありません。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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