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最近、観た作品の感想

 まず、新年に高瀬將嗣先生より、昨年の公演を収録したDVDを頂戴致しましたので、これから感想を・・・。

 演劇を撮影して編集したものといいますと、これは、“ゲキシネ!”ですよね?

 私は、前々から、高瀬先生に「倉田先生みたいに高瀬道場で映画作ってくださいよ~」と言ってきておりますが、今回、ある意味、それが実現している訳ですよっ!

 そして、私ははたと気づきました。

 やっぱり、高瀬先生は映像の人なのだ・・・と。

 どうしてか?と申しますと、直接、舞台公演で見た時には、失礼ながら、ちょいギャグが空回りしてるかな~?という意外に“お笑い”に厳しい私でしたが、今回、DVDで拝見しますと、ツボにはまっちゃって、独りで夜中に観ていて笑っちゃっていたのです。

 生での“お笑い”と、カメラを通して編集を経て、フレームで切り取られた中での“お笑い”では、微妙に印象が異なるんですよね?

 役者をやっている人達は、「ライブの感動がたまらない」と舞台の魅力を語るものなんですが、TVっ子で映画も好きだった私は、どうも、フレーム感覚から抜け出せなくて、フレームの中で演じられる架空の世界観に惹かれるんですよね。

 だから、20年くらい昔は学生演劇に呼ばれて殺陣つけたりしていましたから、必然的にそのまま芝居を随分、観て、それで多少は慣れたんですけれど、やっぱり、同じ観るなら映画だな~という気持ちがあるんですね。

 これは、小説の勉強していても感じることで、文芸修行してきた人とは感覚が違うんだろうな~?と思うんですよ。

 私が考えるのは、映像のイメージが先にあって、それを文章化しているんですね。だから、読んでもらった人は、大概、「映像が浮かぶ」と言われるんですが、文芸修行一本でやってきた人達の物語って、あんまり具体的な映像が浮かんでこないんですよ。

 だから、私にとっては結構、読んでいて疲れたりするんです。

 高瀬先生のやり方も、恐らく、映像が先にあるんじゃないか?と思うんです。そして、フレーム感覚で繋いでいく編集理論があるんだろうと思いました。

 舞台公演だと全部が一度に進行していくので、例えば、脇の人が小芝居していて、そこが面白かったりするんですが、観客がそれを一気に把握していける訳ではありません。

 マニアックなネタのギャグに関しても、いきなり飛び出して、その面白味に感づく人は限られる訳で、この点は二度見したから、より面白くなったのかもしれません。

 舞台だと次々に流れていくので聞き逃してしまう場合も多いでしょう。これが映像作品だと編集してクローズアップされたりするので印象が強く残ったりする訳です。

 ただし、アクションの醍醐味は直に観る方が迫力ありますよね? アクションそのものは・・・。

 よって、映像作品ではカメラアングルや編集やエフェクトや音楽などで加工していくことで別種の醍醐味を作り出していく訳です。

 新選組のストーリーは、幕末テロルとその取り締まりの対決の物語ですが、実際はそれ以上に内紛の物語でもありました。

 芹沢鴨の暗殺、伊藤甲子太郎の暗殺は、その代表的な物語であり、この作品では、それを描いています。

 現実というのは、結構、こういうものなのかもしれません。

 結束している筈の組織の内部で対立が生じて内部抗争化していく・・・というのは昨今の民主党政治の顛末を見ても自明ですが、武道の団体にも付き物のようです。

 うちのような弱小団体ですら、第一次、第二次、第三次とあったんですから、何か人間の権力を求める欲望というのは、せつないですねぇ~・・・。

 これを防ぐには、「問題起こしそうな人は早めに破門する!」というのが一番、効果的だという結論に達しましたよ。

 外でギャースカ騒いでくれる分には、笑ってられますからね・・・。

 それに不思議なもので、面倒な縁をスパッと斬ると、逆に会の結束が強くなるんですよね~? 何度も経験したので、今は迷いなく、益が無いと思えば、スパッと縁を斬れますよ。

 グズグズと、いつまでも腐りかけて信頼も何もなくなってる縁を結んでおこうとすることは、百害あって一利もありません!

 余談ですが、正月から不幸の年賀状?を続けて三回も出してきた人がいますが、私はもう覚えていないんですが、私が四時間も電話でその人を説教したらしくてですね~。それを20年以上もずぅ~っと覚えていて恨んでいるみたいなんですよ。

 恐らく、もう40過ぎた大の大人だと思いますが、文章から推察するに仕事も何もやってないみたいで、「友達もいない」と書いていますが、そりゃあ、そうでしょうね。

 この人は私に四時間も説教されて私を異常な人間だと書いてる訳ですが、私はこの人以外にそんな長説教したことはありませんよ。

 つまり、あまりにもクズヤローだったから、「お前、いい加減にしろ!」という想いで一所懸命、叱ってやった訳で、「長時間、自分のような人間のために叱ってくださって有り難うございました!」って考え方をしていれば、心を入れ替えて立派な社会人になったかもしれないでしょう?

 某古武術の先生とその娘さんに対する悪口も私以上に書いているんですが、やはり、同様に叱られて逆恨みしているんでしょうね?

 精神疾患なのは明白ですが、考え方の根本が変われば、結構、まっとうに生きていけたかもしれないのに、他人を恨むばかりで自分では何の努力もしないのでは、一生を無益に費やすだけでしょう。

 でも、ワガママが許される環境で生きていけるだけ幸せ者ですね。

 普通は、苦労して働いて金を稼いで、家族を養って、少ない小遣いで酒飲むか趣味に使うか?を悩みながら日々を生きていくのが大半の人だと思うんですよ。

 私も本当に金には苦労したし、親にも友達にも周囲の人達にも迷惑かけてやってきましたからね~。やっぱり稼げるようになったら少しでも恩返ししていかなきゃいけないと思いますよ。

 働かなくても生きていけるような家庭に生まれ育った人達が羨ましいよな~?


 あっ、何か、スッゲ~脱線しました。ごめんなさいっ!


 次、『鎧・サムライゾンビ』をチャンネルnecoで観ました。

 桜塚やっくんが役者として主演しているというので、注目していたんですが、私の好きな北村龍平監督のテイストがあって、坂口拓さんが監督してます。

 実は、駄作だという評判ばっかり聞いていたんですが、いや~、私は面白かったですね~。

 コメディとホラーとノワールアクションとミステリーがゴッチャになった感じなのが、評判を悪くしているのかな?とも思いますが、見所が多くて私は好きな作品です。

『VERSUS』と『山形スクリーム』を合わせて『八つ墓村』風にした感じなんですが、ややギャグ調が強過ぎて軽くなり過ぎたかな~?という印象がありますけれど、出ている役者陣のキャラクターの強さが光っていて、いい感じです。

 桜塚やっくんのハードボイルド演技もダークヒーローな感じでいいな~と思ったんですが、最後までいかずに八割方のところであっさり死んでしまうのでビックリ!

 夏目ナナのビッチな演技(いっせいの片キン食い千切ってプッて吐くところ・・・)も凄くいいですし、石田いっせいの“この人、ゾンビなの?”というキャラも非常にいいです。

 個々に見ていくと、北村ワールド的キャラクターが躍動していて魅力的なんですが、ラストのどんでん返しのオチが、どうも後味を悪くしてしまっているのかな~?という印象はありますね。

 因果応報的な終わり方ではなくって、ここは最後までやっくんが生き残って、「前世の因縁だか何だか知らね~が、何回でも殺してやるぜっ!」ってタンカ吐いて『野性の証明』みたいな終わり方するのもアリでは? パート2も作りやすいし・・・。

(ところで、『ミッドナイト・ミートトレイン』観たいな~・・・)


 次、やはりチャンネルnecoで放送していた『大拳銃』と『へんげ』・・・。

 前者は、完全に自主映画規模なんで、ちょっと評価が極端に分かれるだろうな~?とは思うんですが、密造拳銃作る町工場の社員が、対戦車ライフルみたいな威力の拳銃を作る話で、一点豪華主義みたいなアイデア物のバイオレンスが凄いです。

 女の社員が密造拳銃撃ったら、暴発して手が吹っ飛ぶとか、スプラッターな展開が唐突に入って、北野タケシっぽかったりもします。

 そして、後者は、心霊憑依物か?と思っていたら、カフカの『変身』や、『鉄男』のような不条理変身人間物で、怪奇大作戦の『吸血地獄』を思い出しましたね。

 驚かされたのは、霊能者の払い師の女がビビッて逃げてしまい、追いかけていった主人公が妻の目の前で変身して女を食い殺してしまうシーンや、変身した主人公が刑事を殺してしまい、夫婦で逃げたものの、追い詰められて警官隊の一斉射撃を食らうシーン。

 普通、ここで終わるか?というところで、何と主人公は巨大化してビルを壊して暴れ出し、戦車が出てきて撃たれると、今度はダイダラボッチのように巨大化してしまう・・・という悪夢のような展開・・・。

 これはどことなくクトゥルー神話のような雰囲気がありますが、まさか怪獣映画になるとは思わなかったですよ・・・。

 人類を滅亡させるために出現した怪物らしい・・・という設定はあるものの、心霊調から50年代のSFモンスター映画みたいなテイストに“へんげ”するところが妙な味ですね~。


PS;高瀬道場の殺陣・アクションの技法書が、もうすぐ発売されるそうです! 楽しみですぅ~。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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