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テレ朝は時代劇頑張るね

 テレビから時代劇が激減して久しくなりますが、スペシャル・ドラマで続けて時代劇やっているのはテレビ朝日。エライッ!

『拝領妻始末』は田村正和主演で、松平健がライバル役という、何か凄い豪華な展開でした。原作は、確か、山本周五郎だったと思います。藤沢周平と似たテイストの時代小説の大家です。

 この作品は、三船敏郎主演の映画が有名ですが、加藤剛主演で時代劇スペシャル版もあります。私は、加藤剛版が結構、好きですね。「お上、理不尽っ!」と怒りの刃をふるうところが『武士の一分』や『必死剣・鳥刺し』を思い出します。

 脚本が『七人の侍』の巨匠、橋本忍(監督作品『幻の湖』は、大失敗作から伝説のカルト作品へと大変身?)ですが、今回の作品はリライトしたそうですね?

 リライトした分が良くなったのか?というと、私はちょっと、どうかな~?と思いました。姑の嫌みなところが強調され過ぎた割りに、後半は一気にフェードアウトしてしまってて、何か、すっきりしなかったですね。ここは、正和サマに叱られて改心するとかいうシーンがあった方が良かったと思うんですが・・・。

 しかし、一昔前だったら、正和サマとマツケンの対決なんて、到底、考えられなかったでしょうに、テレ朝は凄いな~と思いましたよ。

 オールドファンに解るようにいうと、市川右太衛門と片岡千恵蔵が対決するようなもんですよ・・・って、この譬えは70代後半より上の人しか解らないかな?

 それじゃあ、ジャイアント馬場とアントニオ猪木とかじゃどうかな? やっぱ古い?

 じゃあ、ウルトラマンと仮面ライダー(仮面ライダーJなら可能だ!)の対決みたいなもんかな~?(特撮ファンしかわかんね~よ?)

 マツケンが暴れん坊将軍やっていたのは誰でも知ってると思うけど、時代劇ファンじゃないと正和サマが時代劇俳優だったのは案外、知らなかったりするみたいですが、『眠狂四郎』や、『若様侍捕り物帖』『鳴門秘帖』『乾いて候』などのシリーズ物や、単発の時代劇スペシャル『不知火検校』『魔界番町皿屋敷』『刀化粧』・・・などと、結構、主演作があるんですね~。

 何しろ、あの伝説の剣戟王バンツマ(坂東妻三郎)の息子ですからね。

 無理やり両者の接点を探すと、正和サマもマツケンも、柴田錬三郎の傑作『運命峠』で、主人公の秋月六郎太を演じています。

 正和サマは連続ドラマで、マツケンは時代劇スペシャルで・・・。

 だから、今回の二人の共演は見物でしたね。

 殺陣も悪くなかったと思います。試し斬りのシーンなんかもあって工夫してます。

 クライマックスで孫娘をおぶって国境にやってくる正和サマのやつれた姿を見ていると、正和サマが49歳の時に演じた『子連れ狼・その小さき手に~』を思い出しましたが、今回は祖父と孫ですからね~。到底、江戸まで行き着けそうもなく悲愴感だけが漂います。

 それでも、若い頃は剣の遣い手として鳴らした男が、人生のたそがれ時に怒りの剣をふるって死ぬ・・・というのは、それなりに男のロマンだな~・・・と思いました。


 そして、テレ朝は続いて『必殺2013』も放送。

 里見浩太朗が初の悪役を演じるというのがウリでしたが、昨年の高橋英樹ほど弾けていなかったのは、やっぱりイメージ的に根っからの悪人というのは無理があったからでしょうか? これまた、病で余命いくばくもない男がダメ息子のために・・・ってところが泣かせます。

 里見さんと東山クンとの対決シーンは見ごたえがありました。やっぱり病のせいで里見さんが負ける・・・というのは、まあ、大御所だからしょうがないですよね?

 ジャニーズ版ともなった必殺シリーズですが、スピーディーで迫力あるアクション時代劇として、私は結構、好きですね~。松岡クンや田中聖は非常にいい味出してます。

 次回の敵役には、是非、滝田栄さんに出てもらいたいですね。滝田さんの悪役も、ほとんど見たことないけど、あの重厚な殺陣をもう一度見たいです・・・。


 さて、話は変わりますが、時代劇ヒーローとして最も活躍しているのが誰か?と考えた時、案外、柳生十兵衛が宮本武蔵を超えてるんじゃないか?と思いました。

 近衛十四郎の『柳生武芸帳』シリーズ、千葉真一の『柳生一族の陰謀』『柳生あばれ旅』『魔界転生』等もありますが、Vシネも面白い作品があるんですよ。

 渡辺裕之が十兵衛を演じた『魔界転生』はアクション時代劇として優れていますし、顔面凶器と呼ばれる小沢アニキが監督主演した『クノ一忍法帳柳生外伝』は、ハチャメチャなんだけど凄い面白いですよ~。漫画的というかアニメ的というか、小沢アニキは監督としての技量も高いと思います。一種、鈴木清順的なところが・・・(って、これは誉め言葉です。そういえば、『闇武者』の続編はどうなったんだろ~か?)。

 山田風太郎の『甲賀忍法帖』を原作にした、せがわまさきの漫画『バジリスク』は、アニメは凄く面白かったんですが、実写映画版は後半が失速してしまって残念な感じになりましたが、せがわまさきの『魔界転生』も漫画になっていて、かなり原作に忠実にやろうとしているみたいですね。

 前々から思っているんですが、『魔界転生』は深夜放送の特撮ホラーアクション時代劇として放送したら絶対にいい感じになると思うんですけどね~。

 結局、時代劇が視聴率取れないのは、老人向けのパターンで作ってるからではないか?と思うんですよね。

 現に『るろうに剣心』は大ヒットしたでしょう?

 歴女ブームや刀剣女子ブームなんかもありますし、坂本龍馬や新選組の人気は安定的に高い。

 アニメでも戦国武将を美少年や美少女に置き換えた独自アニメがブームになってる。

 問題は、老人向けに作ってる点にあると思うんですよ。古めかしいパターンをただ踏襲しても、恐らく60代より上の世代しか見ないでしょう?

 時代劇好きの私にしても、殺陣がつまらなかったら、もう見ませんからね。

 だから、私は老人が読むような時代小説は書きたくないし、勉強のためにいろいろ読んではいるんですが、何かこう、物足りないんですよね~。

 活劇の要素が乏しいんですよ。情景描写もあっさりし過ぎていて、サラダっぽいというか、「俺は焼き肉食いてぇ~んだよっ!」って飢えを感じるんです。

 やっぱり、私は特撮とアニメで育ってて、小説も夢枕獏と菊地秀行ばっかり読んでたもんだから、どうも、普通の小説を読んでもちっとも面白いと思えなくてですね~。

 時代小説も、山田風太郎とか柴田錬三郎の大衆娯楽小説が大好き!

 当然、自分で書いても“普通の小説”は書けない訳ですよ。

 プロの編集者に読んでもらっても、「面白いんだけど・・・う~ん」みたいになっちゃうんですね~。「面白けりゃ~、いいじゃん?」と思うんですけどね~。

 小説って、あんまり細かく描写すると良くないらしくて、私の場合、“描写し過ぎ”だそうです。剣術の描写が細か過ぎて、剣術好きでないと辛いだろうとのことだったんですが、私は逆に剣豪小説読んでいて、あまりにも描写が薄っぺらで面白くない・・・。

 まさか、意図的に描写しないようにしているとは思わなかったですね。

 だとしたら、私は剣豪小説とかもう読む気がしませんけどね。つまんないから。

 私は蘊蓄語るところが自分の持ち味だと確信しているんで、普通の小説を書こうとすると実につまらなくなってしまうと思うんですね。

 だから、新人賞に応募してもどうせ受からないと思っていたんですが、でも、自分が面白いと思うものを書けば、売れると思ってるので、わざわざスタイルを変えて自分の持ち味を殺してまでデビューしたいとは思わない訳ですよ。

 恐らく、それをやったらすぐに売れなくなって作家生命も終わるでしょう。多くの新人賞作家がそうなっているように・・・。

 私が目指すのは“エンタメ作家”であり、職人的に読者を楽しませるためだけを考えて書きたいんですね。文芸作品を書きたい訳じゃあないんです。エンタメ!を書きたい。

 何故なら、エンタメは書く行為そのものも面白いから、いくらでも書けるんですよ。アイデアだけは、いくらでも思いつきますからね・・・。

 恐らく、本が売れなくて出版業界が傾いているのも、こう言っては失礼だとは思いますが、送り手が独りよがりに陥っているからだと思います。「良い小説を出そう」という志しは素晴らしいと思うんですが、プロが考える「良い小説」は、読み手が望む読みたい作品とはズレがあると思うんですね。売れない事実で明白でしょう。

 そのズレを自覚しないと、出版業界の未来は無いと思います。要は、購買層が求めるものを提供してないから売れないだけだと思いますね。

 だって、うちのDVDは1万円も2万円もするのに、売れてる・・・。

 何が求められているのか?と考えて作ってるからですよ。買う人のニーズを考えて作ってる。でないと、この値段で売れる道理がありません。

・・・という次第で、小説デビュー作は自費出版で出すことにしました。小説としての完成度よりも、私は活劇の面白さを優先したいからです。面白いと思う人だけが買ってくれればいいんです。

 ところで、Iさんに聞いたんですが、逆手斬りで竹斬ってる人が居るそうで、勇進流?という流派の先生だとか? いや~、何か因縁を感じてしまいますが、正直、凄いな~と思います。逆手斬りはやっぱり、そう簡単にはできないと自分でも解るし・・・。

 また、個人指導の時にIさんに乾いた細竹で試し斬りもやらせたんですが、間合がやや遠くなって斬れたり斬れなかったりでした。

 ところが、後で刀をよく調べてみたら、横手筋から先の切っ先の刃(3cmくらい)だけが丸まっていて、彼が正確に切っ先だけを当てていた事実が判明して、改めて驚かされましたよ。

 いやはや、初めて真剣を使ったとは思えません。彼の凄いところは、実に思いっきりがいいところで、武器もブンブン振り回す度胸の良さ。それでいて繊細に使えるんだから大した逸材です。

 最初に会った頃から、凄い才能が眠っていると睨んでいましたが、やっぱり、思った通り、いや、それ以上でした。

 またまた、漫画のキャラクターにしたい会員ができましたね?

 どうも、うちの会には物凄い才能を秘めた人間が集まりはじめているような気がしますね~。他所の団体から警戒されるのも仕方がないかな~?と思います。

 それと、難しいと思っていた技も、ちょっとしたコツが解れば、案外、簡単に修得できるもので、手裏剣3本同時打ちも、先日のKさんに続いて、小塚師範代もIさんも成功しました。これができると手裏剣も実戦的になりますよ~。

 とにかく、研究室を確保して自由に練習できるようになったので、游心流を、誰も文句が言えないような超達人軍団に仕上げてみせますよ!


PS;18日の神奈川新聞に道場紹介してもらいました。近隣の方、お気軽に見学においでください

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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