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武術・武道・格闘技のドラマ

 谷垣健治監督のトークイベントで購入した『アクション映画バカ一代』を読んでいて、「そういえば、武術・武道・格闘技をテーマにしたドラマって、どのくらいあるのかな~?」と思いました。

『宮本武蔵』のようなチャンバラ時代劇も入るだろうし、『姿三四郎』なんてモロにそうですよね?

 私の子供の頃だったら、『柔道一直線』もそうでしたね。

 その頃は空手は柔道のライバルみたいな悪役イメージでしたが、『燃えよドラゴン』が公開された後は、主人公が空手の遣い手というドラマが続出しました。

 その典型が、和製ドラゴンと呼ばれた倉田保昭先生の主演作『闘え!ドラゴン』であり、続いて倉田先生がメインキャストだった『Gメン75』の香港カラテ編シリーズ・・・。

 ここでは倉田先生の人脈が駆使されて、『燃えドラ』で注目されて、悪役なのに主演扱いの『空手ヘラクレス』などで人気が高まった筋肉男ボロ・ヤンこと、ヤン・スエや、ブルース・リー亡き後の本格派ブルース・リャン(『カンフーハッスル』でハゲチョビンのオッサン姿を披露してファンに衝撃を与えて以来、『さそり』で水野美紀にマジ蹴り入れて泣かすとか活躍中? 最近、『燃えよ爺ぃドラゴン』に主演)などが出演するという、『流星人間ゾーン』にゴジラやキングギドラやガイガンが出たようなお祭り状態でした。

 何しろ、当時は空手を遣うウルトラマンレオとか当たり前だったし、『電人ザボーガー』なんて大門豊の空手ドラマか?みたいな感じだったし、『太陽にほえろ』で松田優作演ずるジーパン刑事も拳銃嫌いの空手遣いという設定だったのです・・・。

 個人的にもう一度見たいのは、『ザ・ゴリラ7』かな~? 千葉ちゃんや志穂美悦子の空手殺法が見物でした。

 実写じゃないけど、アニメの『空手バカ一代』には、大山空手時代の名だたる師範方が実写で出ていて、今となってはお宝映像ですね。

 純粋に武術や武道、格闘技をテーマにしたドラマというのは、少ないんですが、設定にからめた作品は結構ありました。

 純粋なのでは、『魔拳!カンフーチェン』『激闘!カンフーチェン』がありましたが、後に安達祐実主演で、千葉ちゃんやケイン・コスギや当時はK-1で活躍してた佐竹雅昭とか、大島ゆかり(シンシア・ラスター)、ウルトラマン80こと長谷川初範(剣道・レスリング・シューティングの遣い手! いや、マジです)なんかも出てた『聖龍伝説』がありましたけどね。

 特撮物では、『ジャッカー電撃隊』のハートクインことカレン水木を演じたミッチー・ラブが本格的な空手アクションを披露し、何と志穂美悦子や真田広之、大葉健二もゲスト出演していましたね。

 その後、戦隊シリーズでは空手や中国拳法を遣う人間が居るのが当たり前となり、『マスクマン』みたいに全員が武術の遣い手(当時の表演武術の有名選手だった広田一成氏も出てた)だったり、『ダイレンジャー』のように全員が中国拳法家だったりする場合もありました。

 また、『世界忍者戦ジライヤ』みたいに、戸隠流忍法の継承者が活躍するという設定のドラマさえ作られ、戸隠流宗家の初見良昭先生が主人公の義理の父という役柄でレギュラー出演していました。

 このパターンとしては、『仮面ライダー・スーパー1』の主人公が赤心少林拳を遣うというものもありましたが、赤心少林拳というのは龍明広老師が公園で教えていたもので、どういう縁でドラマに関わられたのか?は不明です。

 あるいは、“一条寺拳法”なる架空の拳法の伝承者である新米女性教師が、学園を狙う悪とヌンチャクと拳法で闘う・・・という『そんな学園みたことない』というドラマもありました。みんな、知らないと思うけど、私は、結構、喜んで見てた。ちょっとスケバン刑事っぽかったですね?

 そうそう、スケバン刑事の後番組の『少女コマンドー・イズミ』は、設定では、当時流行っていた骨法の遣い手ということになってました。演じた五十嵐いずみがアクション上手くてカッコ良かったのに、何故かワンクールくらいで終わってしまったのが残念!

 ちなみに地井さんが刑事役で出てて、後半は、いずみ達を助ける人情刑事でしたが、実は地井さんは青木宏之先生の弟子で新体道空手の遣い手だったんだよぉ~?

 特撮武道系で言えば、忘れちゃいけないのが、『七星闘神ガイファード』!

 ビーバップ・シリーズや、あぶデカ・シリーズ、東映Vシネマの傑作『カルロス』や『シューティスト狙撃』シリーズ、『極道ステーキ』シリーズ等の侠気アクションで他の追随を許さない高瀬道場が、全面的に企画からからんだ特撮ドラマであり、ほとんどの特撮アクション物ではやらない“ローキック”(理由・地味だから)を格闘シーンに導入したことでマニア間で注目された作品でした。

 鳳龍院心拳の清水あすかのデビュー作でもあります。ちなみに、あすかちゃんはその後、『超星神グランセイザー』や、アクション系Vシネに数多く出演していました。

 また、主人公を演じた川井博之さんは、この後に佐伯日菜子主演の『エコエコアザラク』のTV放送が中止された分の最終三部作にゲスト出演し、黒井ミサの危機を救う謎の青年を演じていましたが、この時にミサを追い詰めながら殺される邪神教団のシスターを演じていたのが、秋本つばささん。あれ、タイマンで戦ってたらミサに勝ってたね?

 その後、川井さんは役者は辞めてしまわれたそうですが、もったいない・・・。

 ここ最近では、武道・武術・格闘技をモチーフにしたドラマって、特には無いようですが、深夜ドラマの『ホーリーランド』以降は、アクション演出に凝った作品が増えつつあるような気がします。

 恐らく、原作が少ないからなのかもしれませんね?

 ただ、例えば『ツマヌダ格闘街』なんて、結構、そのまま実写ドラマ化できるんじゃないかな~? テレ東の深夜にやって欲しいな~・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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