コンテントヘッダー

新作DVD先行販売・追補

 教材用DVDの第二弾『歩法1』が完成しました!

「とにかく、今後は行き当たりバッタリじゃなく、定期的に教材として役立つものを作っていこう」・・・というコンセプトで動き出しての第二弾で、頑張っております(編集してくれたスタッフが!)。

 歩法に関しては、游心流の柱である、読み・交叉法・脱力技法と並んでの重要な要素なのですが、一番、難しいかもしれません。

 中国武術では、「技は教えても歩は教えるな」と言われるくらい秘密にしたそうで、技量が同程度ならば歩法ができるかどうかで差がつくとされます。

 私が游心流を名乗ったのも、歩法の研究が一段落ついたからでした。

 歩法に関しては20代後半の頃からいろいろ研究してきましたが、最初に学んだ剣道のスリ足が私の意識の奥にずっと眠っていて、最終的にスリ足の再検討から研究を進めたものでした。

 ボクシング系のフットワークも練習したんですが、どうも、両足が空中に浮くというのが性に合わない(空中での居着きに繋がるから)のと、脚力で動くことそのものに疑問を感じて(動き出しの気配が出るから)、結果的にたどり着いたのが“能”でした。

 スリ足で動くコツは体軸で先導させる点にあります。

 歩法の訓練は軸移動の訓練であり、だからこそ、動いている最中にも攻防を行えるようになる訳です。

 歩法だけで一巻に納めると、内容が多くなり過ぎて教材用としては良くないかな~?と思って、2巻に分けることにしました。

 何しろ、歩法を体現した者は、これまで十三、四年教えてきた中でも数人しかいなかったのですね。

 数年前の分裂騒動の時の決定的切っ掛けも、破門した会員たちが「這いは初心者には難しいから必要ない」と、“自分達ができないだけ”なのを「必要ない」なんて言い出しやがったのには、本気でぶち殴ろうか?と思いましたが、「それじゃあ游心流じゃなくなってしまうから、君たちは別に一派をたててやってくださいね~。バハハ~イ!」といった次第・・・。

 私が必要の無い練習法をわざわざやらせる道理が無いでしょう?

 歩法だけに限っても、剣道のスリ足、ボクシングのフットワーク、伝統空手のフットワーク、形意拳の歩法、八卦掌の走圏、意拳の摩擦歩、太気拳の這い、少林拳の三才歩、日子流の歩法、戸隠流忍法の歩法、駒川改心流の無足の法、甲野善紀氏の水鳥の足、新体道の縮地法・・・等々、膨大に実践研究してきた中から、「最低限、これだけ練習しておけば・・・」として残したのが游心流の歩法なんですよ。

 できないヤツが、とやかく言うんじゃないっ!って感じで、当時はムチャクチャ腹が立ちましたよ。

 最低でもできるようになったヤツが言うんだったら許せますが・・・。

 私は基本的に実力第一。できないヤツはいっぱしの口利くんじゃねえ・・・って考えです。「素人がプロに意見しようなんざ百億年早いんだよっ!」ってくらいプロ意識が目茶苦茶高いんで、皆さん、口の利き方には気をつけてくださいませませ・・・。

 私は何が嫌いって、身の程を弁えずに誰に対しても対等に口を利こうとするような人間が、もう、問答無用で顔面にグーパンチ入れたくなるくらい、大っ嫌い!

 実際、習いに来たのにタメ口利いたヤツに、いきなり猪木みたいにマジビンタ入れたことあります。私、そういう人間なんで、夜露死苦っ!

 あっ、最近、春めいてきたんで私の中のヤンキー魂がちょっと目覚めてしまってますので、御勘弁くださいませ・・・。

 まあ、確かに歩法はどれだけ訓練したらできる・・・という目安が無いので、うちの技術体系の中では不合理に思えるのも無理はありません。

 今の会員では北島師範とN師範代がほぼできてますが、その他の人は大石総教練でも八割くらいですかね~? まだ歩法の中に居着きが残ってますから、そこを消して動けるようになったら超達人なんだけどな~・・・。

 意外と普通の会員のKさんなんか早くできるかもしれない?

 やっぱり、ちょっとしたコツが飲み込めるかどうかで、できるかできないかが明確に分かれてしまうんです。

 単に体移動の技術だとしか考えない人にとっては、わざわざ難しい練習に時間をかける必然性も無いと思ってしまうかもしれません・・・。

 ですが、当然、単なる体移動の手段ではない訳です。

 秘伝にするくらいだから、武術の戦闘法に直結した裏技が膨大に隠れているのです。

 しかし、それらの裏技は、歩法ができるようにならないと駆使できないんですね。

 動きながら技を繰り出すから有効なのであって、動けないまま形だけ真似したらただ居着いているだけにしかならない訳です。

・・・ということは、地道な訓練を毎日積み重ねるしか体得への道筋は無い訳ですよ。

 だから、「ごちゃごちゃ言わんと黙ってやれ!」と言うしかないんですが、今時の日本人は理屈で説明して納得しないとやらないもんです。

 よって、うちでは「本当に強くなりたかったら練習してください。それほどでもなかったらやらなくてもいいです」と言っています。

 でも、大概の人がちゃんと練習しています。

 何故なら、私が立ち止まって技をかける時と、歩法を使って技をかける時では実力がざっと10倍くらい違って見えるから・・・らしいです。

 ただのスピードの差ではなくて、歩法を用いるということは、相手にとっては狙い目が移動し続けるので照準しにくい訳です。

 その上で歩法を使いながら自由に攻撃できれば、こちらが一方的に攻撃できることになります。

 お解りでしょうか?

 何故、「技は教えても歩は教えるな」と言われるか?

 これは勝新座頭市の殺陣にも同じことが言えますね。勝新座頭市は目まぐるしく動き回りながら仕込み杖をふるっています。

 カラミ役は適切にかかっていこうとするのですが、勝新座頭市が動き回るので、狙った通りに斬りかかっていけない・・・。居着いてしまっているのです。

 そこを座頭市がバシュバシュッと斬っていく訳です。

 武術は単純なパワー、スピードの勝負ではないといつも書いていますが、相手との相対的な勝負であり、心理戦や神経の反射反応を利用することで実力を出せなくする戦術も大切なのです。

 歩法のやり方をただ並べただけではなくて、しっかり意味を理解させて練習してもらうことで、武術の本当の奥深さ、面白さを感じてもらえれば幸いです・・・。

 今回のDVDでは、基本となる丹田歩法と、這い、そして練りの基礎的なやり方と解説をやっていますが、女性向けの護身術として発勁の打ち方なんかも解説しています。

 また、特典映像としてうちの最年少師範代のNさんによる八卦刀の自由演武も収録しています。彼の動きの途切れ無さは必見ですよ。

 それと、独己九剣は第二式“右剣”の徹底解説と応用法もやってますし、今回は研究室で収録した試し斬りのやり方と日本刀の簡単な手入れ法や、三月の月例セミナーの様子も入れていて、かなりゴージャスな内容になりました。

 武器術と体術の連環、そして歩法の重要性について認識を新しくしてもらえると有り難いですね~。

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索