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四月のセミナー・講座

 四月の月例セミナーのテーマは、“縮地法”です!

 教材DVDの最新作が『歩法、這い、練り』なんですが、これと内容が重なる訳です。

 私は元々、高校時代から両膝の関節炎が持病で30年以上つきあっているんですが、だからこそ逆に歩法の研究は特別にやったものです。

 最近は膝痛もかなり酷くなっているんですが、“縮地法”はそれでもできるんですから不思議ですね?

 要は、脚力で動く歩法ではないからできる訳です。

 以前、やはり「膝が悪くて歩けなかった母に教えたら、スルスル歩けるようになりました」という感謝のメールをDVDを買った方から頂戴したことがあります。

 どうしてか?というと、スリ足で歩くから膝への負担が少なくなるんですね。

 スリ足というのは地面を蹴って歩く動作ではないので、常に体重が両足に分散するので、負担が少なくなるんです。

 片足だけでジャンプしたり、高いところから飛び降りた時に片足だけで着地してみたら、私の言いたいことが判ると思います。負担が大きいどころか怪我しかねないでしょう?

 普通、中国武術では片足に完全に体重を乗せ換えることを秘訣としますが、私はどうもこれに納得がいかなくてですね~?

 何でか?というと、片足に完全に体重を乗せてしまったら居着くじゃないですか?

 そこを狙われたらヤバイでしょう?

 いや、ヤバイんですよ。だって、私だったら片足に体重が乗った瞬間(蹴り出してきた時なんか)に膝砕き足刀蹴り食らわしますから・・・。

 游心流があまり蹴り技を使わないのも同じ理由です。ルール無用の勝負の場合には面と向かってハイキック出すなんか自殺行為なんですよ。

 自分の蹴りが届く間合なら相手の蹴りも届く。片足立ちで蹴りを出したら軸足を狙われるのは当然でしょう? 蹴りはモーションも大きいから、一発食らう覚悟で最初から軸足蹴り砕くつもりでいる相手に出したらヤバイんですよ。

 無論、軸足狙わなくても片足立ちになった瞬間は歩法が使えないんだから、顔面から胴体に渡って隙だらけですよ。蹴ってきてくれたら「有り難うございま~す!」って訳。

 こっちのカウンター攻撃が威力倍増するんだから・・・。

 蹴りを出すなら歩法の中で出すか? あるいは相手の死角から出すか? もしくは相手の体勢が崩れた状態で出すか? それくらいでしょうね。

 特に、“縮地法”を駆使するには片足に力を込めて地面を蹴ったりしてはいけません。

 それでは武術にはなりません。

 胴体から押し出すように重心移動して、それに足が引っ張られるようについていく感覚が重要なんですね。要するに、体幹部先導の歩法なんです。

 そして、この歩法を駆使するからこそ、動きながら攻撃と防御をも同時に自在にできる訳ですよ。

 ボクシングの試合で足を止めて打ち合うシーンがありますが、アレをフットワークを使いながらできたらいいと思いませんか?

 しかし、パンチの威力を出すのに足でリングの床を蹴るキックショックを使う・・・という訳ではありません。

 これは形意拳のコン歩や八極拳の震脚にも通じるんですが、やった瞬間に居着いてしまうのが、やっぱり気に入らない・・・。

 それで私は段階を設定しました。

 まず、第一に体得するのは骨盤起動の歩法。

 次にジグザグの歩法(這い)。

 その次に歩法と手法の分離と協調(練り)。

 そして、震脚を交えた丹田の爆発呼吸を利用した内燃機関化(発勁連発)。

 最終段階はスピードのみに特化(超加速歩法)。

 これらの歩法の基盤になっているのが日本武道の基礎であるスリ足なのです。

 このメカニズムを解析するのに、えらい苦労しましたよ~。

 ちなみに、これは段階を一つ一つクリアしていかないと体得できないどころか身体を故障するだけです。

 実際に、見様見真似で第四段階の歩法を練習して足首挫いた人が何人も居ます。

 ちょっと練習したくらいでは体得できないから、第二段階以降は必要ない!と言い出した者も居たくらいです。

 が、体得が難しいことをやらせるには、相応の理由がある訳です。

 何か、「長野さんが教えれば、どんな難しい技でも簡単に体得できる」というイメージばかりが広まってしまいましたが、簡単にできることは簡単に防がれてしまうものなんですよ。

 難しいことを体得してこそ、本当に高度な水準に到達できることは言うまでもありません!

 ちなみに、第一段階は下丹田、第三段階は中丹田、第五段階は上丹田の錬成法ともなっていて、歩法の訓練が東洋の身体学に於ける心身開発法にもなっているのです。

 これは、中国武術の中でも新しい門派である八卦掌の走圏法の中で説明してみようかな?と思っておりますが、結構、エポックメイキングだと思いますよ~。

 オカルトマニアばっかり来たら気持ち悪いから、今まであまり言わないように注意していたんですが、武術が単なる戦闘技術ではなく、“超人養成システム”だってことなんですからね~。

 いや、本当に、実にもったいない学び方をしてますよ。皆・・・。本当に価値が全然、わかってない。格闘技だと認識していたら真価が全く観えてこないし、「身体の動きを質的に変える」なんて、何ともしみったれた論理で哀しいですよ。

 そんなんじゃ~、ありません! 人間を進化させるシステムが武術の中に隠されているんです!

 正直、何十万円も取るんじゃないかな~? 自己啓発系のところだったら。

 まっ、御安心ください。料金はいつもと同じですから。今月は、この原理をみっちりと指導したいと思います。


 さて、続く翌週の西荻窪ほびっと村での講座は、『合気護身術』です!

 最早、ダンナ芸としての合気揚げだの何だのをやっていても意味がありません。

 護身術としての合気技をどう駆使すれば良いか?ということを、いろいろやってみますので、御期待ください!

 動けば即ち技になる!という植芝盛平の境地を目指しますよっ(マジっすか?)。


PS;セミナー、講座共に教材DVDの販売もしております。なんかもう武術のDVDじゃなくて、“超人養成DVD講座”って名前変えちゃおうかな~?なんて考えたりしていますが、それくらいの内容になってきちゃいましたよ。

PS2;ほびっと村での講座の前日は、USA支部長・幸手支部長による、今、ちまたで話題のインドネシアの最凶武術シラット!の特別講習会があります。もちろん、私も行きますので、みんな! 西荻窪ほびっと村で僕と握手!

PS3;時代小説の解説文を頼まれました。忠臣蔵物なんですが、目茶苦茶面白いです。刊行されたらお知らせしますので、買ってね~!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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