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カリ・シラット、合気護身術講座

 今回は西荻窪ほびっと村にて、20日にカリとシラット(ちょびっと詠春拳)、21日に合気護身術の講習会を開催しました。

 カリ・シラットは、USA支部長のアベ師範代が里帰りしたのに併せて、アベ師範代のアメリカ修行時代の友人に当たる埼玉幸手支部長の山田師範代がWライダーのごとくタッグを組んでの初の武術講習会でした。

 前半はカリを山田師範代が、後半はシラットをアベ師範代が担当して指導しましたが、これは急遽、游心流DVDシリーズの特別編として製作販売することにしまして、私がカメラマンで撮影しましたよ。

「えっ? 長野さん、カメラマンとか大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、学生時代は8mmカメラで自主映画撮ってたし、ビデオカメラもそれなりに使ってたからね。

 しかしま~・・・山田、アベ両師範代は、初めてとは思えない立派な指導っぷりで、皆さん、これは素晴らしいですよ! 本当に、うちは人材が揃ってて凄いですわ。

 山田師範代の指導の丁寧さと理論的な説明は、私のようなアバウトな性格の人間には無いものであり、DVDや動画で見るフィリピン武術の奥深さも感じましたね。

 アメリカでは既にブームとなっていて、様々なアクション映画に採用されていたりして、日本でもここ最近、注目されつつあるカリですが(『SP』で岡田君がインストラクター資格を取る程、熱心に学んだ)、“スティックを使わない素手の技での練習の仕方をこれだけ事細かく指導した”のは、恐らく日本でも初めてなんじゃないでしょうか?

 また、アベ師範代のシラットは、変幻自在な体移動による動物的な動きの中に、中国武術やカポエィラのような動きも入っているし、脚がらみの技は地ショウ拳系の雰囲気もあります。

 最近、インドネシアの最強格闘術として『ザ・レイド』のアクションに使われているというので注目されているシラットですが、アベ師範代の話では、実はブルース・リーも熱心に研究していてグラウンド・テクニック(投げ・固め・絞め)にシラットの技を採り入れていたのだそうです。ざっと1960年代の話ですよね?

 つまり、『燃えよドラゴン』の冒頭のサモハン・キンポーとの試合のシーンや、『死亡遊戯』でのカーリム・アブドゥール・ジャバールとの戦いのシーン等にシラットの技を活用していて、世間的に言われている詠春拳のハンド・テクニックよりも多用していた?らしいのですね。

 エクササイズとしても秀逸で、「う~ん・・・今回は1万円で売ろうと思ってたけど、この内容だと2万円でないとおかしいな~」と判断し、DVDは2万円で販売することにしました。

 それだけ内容が素晴らしいということです!


 さて、翌日21日は、私の講座でした。連日、ほびっと村に来るのも、何だか、ちょっと恥ずかしい気もしましたし、二日続けてだと参加者が減るかも?と思っていたんですが、むしろ、いつもより多めでしたね。

 合気ばっかりやってる感じもありましたが、今回も5人も初参加の方が居て、盛況でした。

 例によって私は何をやろうか?と全然考えずに、ぶっつけ本番の即興でやりましたが(山田、アベ両師範代は綿密にリハーサルなんかもやっていたらしいです。まっ、普通はそうですよね?)、結構、皆さん、喜んでくださったみたいで安心しました。

 合気といっても、もう何回もやっているので、座捕り合気揚げみたいなのは省略して、うちの三元試力を応用した合気技とか、発勁風の“体の合気”を中心にやりましたよ。

 回し蹴りを食らうと同時に弾き飛ばす!というヤツ・・・。

 実戦で使おうと思ったら、対打撃技ができないと話になりませんからね。

 最後の感想の時に、「武術に憧れていろんなところに行ってみたけれど、行けば行くほど、ガッカリして、もう止めてしまおうか?と思っていたんですが、こんな楽しくやれたのは初めてです。感動しました!」と言ってくれた方が居て、「それを2ちゃんねるに書いてくださ~いっ!」って言っときましたよ。

 本当に嫌がらせめいたことばっかりしつっこく繰り返す人間が未だに居ますが、腕前に疑問があるなら、潰しに来ればいいだけでしょう? その度胸が無い人間が武術なんかやっても絶対に身にならないですよ。

 うちの会員も、大抵、「本当かな~?」という疑問を大なり小なり持って入会してきた人ばっかりですが、自分ができるようになって初めて、「あ~、本当のことなんだ」と納得できる訳です。

 はっきり言って、武術やりたがる人は、自分が体得することに対する執念が無い!

 その癖、有名な先生に秘伝を教えてもらうことに関する特権意識だけを求める。

 でもね~。免許皆伝貰ったり、拝師したり、~段貰ったりしたところで、自分の腕前に自信を持てなかったら、まったく意味が無いんですよ。

 私は、現実にどんな状況でも戦って勝ち残れる戦闘技能を求めているだけなので、権威なんか眼中にないんですよ。武術をやっているのも、自分の目的とする戦闘技能を伝えていると思うから学んできた訳です。

 そもそも、武術というものは、私の求める条件と同様のものを求めた人達が考案して伝え、代々の伝承者が研究工夫を加えて発展させながら長い年月を進化してきたものです。

 それを“必要性が無いから”と、危険な技を省いてスポーツ競技の形式に押し込んでしまったから“衰退してしまった”訳ですよ。

 スポーツ競技としての武道なり格闘技なりを教えられる人はゴマンと居ても、真に武術を研究して伝えられる人は、今はもう絶滅寸前に物凄く少ないですよ。

 空手だって形の意味を教えられる人は驚く程少ないし、中国武術なんて20年も30年もやっても使えない人がざらに居る。合気道なんて何年もやっている本人が、「いや~、使えませんよ」なんて平気で言っちゃう・・・。おかしいと思わないんでしょうか?

 護身術として役立たないなら武術としての核が無いのと同じですよ。

 だから、私は流派を超えて武術を戦闘哲学と技術を伝える文化として長年、研究してきた訳ですよ。

 その努力は“唯我独尊”だと思ってますよ。マジ!

 私と同じ努力は誰もできないと思います。何故なら、縁が無いとできないからですよ。

 たとえ、私と縁ができても、薄い人は離れていきますね。それはその人にとっては私と一緒にやっていくのはキツイからだと思いますよ。

 本気で武術やろうという人は、やっぱり、純粋な情熱が無いと無理なんですよ。その人自身の天命もあれば、天運みたいなものもありますし・・・。

“縁無き衆生は度し難し”というでしょ?

 まあ、今回は、「武術やりたくて上京してきたけれど、やればやる程、ガッカリさせられた」という人に希望を提供できただけでも良かったですね。

 その人の相手をしたのがN師範代で、体の合気?で回し蹴りを弾き返してみせたりしていたので、「游心流の皆さんは、みんな、こんなことできるんですかぁ~?」とビックリしていて、「いや~、この人は特別なんで・・・。みんながこのレベルだったら、俺はもっと自慢しまくって、誰でもかかって来いやぁ~って、言ってますよ(笑)」と応えておきました。

 でも、うちは幹部クラスが凄いことなってるんで、“達人養成道場”の名に恥じないレベルになりつつあるな~?と思いました。

 今後、もっと露出を増やしていけば、私の言ってることがスタンダードになると思っています。でも、それは過去に武術を真摯に探求されていた諸先生方の言葉を追認するだけでしかないんですけどね? だから、青木先生、松田先生、友寄先生、光四郎先生・・・に感謝!

 私に疑問を持つのは御自由ですが、確認もしないで否定すんな!と言いたいですね。

 例えば、「発勁が打てるようになると危なくてスパーリングなんかできない」という話も、決して眉唾じゃないんですね。

 新作DVDをお贈りした陽明学の林田先生から、「スパーリングなんかも収録した方がいいんじゃない?」と言われて、「うちはスパーリングできないんですよ。最初の頃に防具付けてやってみたんですが、防具があるからと思って安心して打ったら首が折れそうになったとか、後で倒れたとか事故が起こるので、発勁で打ち合うとマジで死ぬな~と思って、寸止めで練習するしかなかったんですよ。伝統空手が寸止めルールにしたのも、発勁と同様の打撃ができる人間同士ではそうするしかなかったんだと思いますよ」と説明すると、「そんなに危険なものなの?」と、ちょっと引き気味でした。

 いつもふっ飛ばすようにしているのも、そうしないとマジで致命傷になる危険性があるからなんですよ。「押し飛ばすだけじゃ本物の発勁とは言えない」なんてほざく人もいますが、バカじゃないの?と思いますよ。マジで効かすように打ったら死ぬか生涯治癒できない内傷を負うかのどちらかでしょう?

 できるから隠してるくらい気づかんのか?って思いますけどね・・・。


 山田、アベ両師範代は研究室に泊まってもらって、宴会やりました。小塚師範代だけしか参加できなかったんですが、楽しくやれましたよ。

 翌朝、研究室に来たら、二人で手裏剣練習してましたが、もう三本同時打ちも体得できましたね。これでアメリカ戻ってニンジャのフリしても大丈夫?

 もっとも、アベ師範代は肘が痛いと言うので、ジェット爺ぃことUさんに来てもらって鍼を打ってもらいました。

 和鍼まで体験したんだから、アメリカへの土産話もできましたね?



PS;カリ・シラットのDVDを急遽、販売することになりました。4月中には販売できると思いますので、先行予約受付します。価格は2万円。予約申し込みされた方には完成次第、順次発送致します。これは期待してもらいたいですね~。
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PS2;戦闘理論と上級編は5月までで販売を終わらせていただきます。単品で申し込まれる場合は、それぞれ半額とさせていただきます。二つ併せての場合は2万円です。申し込みはお早くどうぞ

PS3;春の入会金半額セールも、もうすぐ終了しますが、GW期間中まで有効にしますので、希望者は5/6までにお申し込みください。ちなみに5/2(木)のメイプルホールの稽古会は、翌日3日(祝日)の夕方4時から6時に変更になります。


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著者プロフィール

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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