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ゴールデンウィーク特別稽古

 毎年、GWは休日に特別稽古をするんですが、今年は昨年、見学に来られたプロダンサーの松田孝子先生が、また来たいということだったので、それに合わせて5月3日にメイプルホールでの稽古を設定しました。

 当日は北島師範が所用で欠席した外は、東京支部長、横浜支部長も参加し、常連のKさんとN師範代も参加していました。

 もっとも、大石総教練が仕事でギックリ腰をやってしまったそうでしたが、柔道整復の学校に通い始めたN師範代(游心流体道塾主宰!)の療法で治してもらっていました。

 何でも、武道界で伝説となっている鳥居隆篤先生の治療術を見学する機会があったそうで、気功も使った療術となっていました。

 鳥居先生って写真で見るとバカボンのパパに似てるな~と、怪しい感じがしていたんですが、とにかく、あっちこっちで聞く話が「マジで達人!」というものばかり。ちゃんと学んだお弟子さんも実力者揃いで、達人伝説は本物のようです。

 療法家としても並の腕前ではないらしいですね。

 ただ、凄過ぎるから技を取れる人が凄く少ないらしいですね。これまた達人にはありがちな話です。

 ついでだから書いておきますが、業界で名の通った武術師範なんかが秘技を習ったりしているそうです。私はお会いしたことありませんが、大石総教練とN師範代が証言していたので間違いないでしょう。

 見せかけだけのハッタリ君が多い武術業界の中では“本物”と言える数少ない人物であるといっても過言にはならないでしょうね。

 私はそっちのやり方はさっぱりできませんが(習ったのが力学的な骨格矯正が主体だったので)、結果がすべてだと思ってるので、現実にお爺ちゃん状態だった大石総教練がまともに立って歩けるようになった点で否定する気持ちにはなりませんね。

 また、毎週、ジェット爺ぃことUさんの鍼を受けていて経絡と気血の流れの関係も面白いもんだな~と思っています。

 一応は習ってるから勉強し直しますかね~?

 さてさて、当日は松田先生は3歳の娘さんとバレエをやっているお友達を連れてくるということでしたが、多忙のため、30分程度ですぐ帰らなくてはならないそうでした。

 半年くらい前にカナダのダンス指導家の方のワークショップを見学させていただいてもらった時は、小塚師範代と一緒に見学に行きまして、その時に本を差し上げたりしていたので、いくつか質問があったそうでした。

 私はちょっと喉風邪こじらせて寝込んでいた直後だったので、実演解説は小塚師範代にやってもらいましたが、説明がよく解らないということだったので少し実演解説したりしました。

 やっぱり、初心者に説明するというのは難しいですよね。ある意味、文化が違うみたいなものですからね。

 お友達は松田先生に無理に引っ張ってこられた感が満点でしたが、やっぱりバレエをやっている方なので勘がよくて、本来は凄く難しい技も、ちょっとコツを教えただけですぐにできていました。

 この辺は筋力の弱い女性の方が簡単にできたりするんですよね。

 そういう意味でもうちの技は老人や女性に向いていますね。闘争本能も乏しい人の方が技を体得するには都合がいい。

 私も病み上がりだったので力の抜け具合が丁度良くて、自分でも“あっ、今日は調子いいな~”と思いましたね。

 脱力技法は本当に便利! ヘロヘロな状態の方が威力出ちゃうんですからね~。

 本当に鍛えるのがバカらしくなりますよ。無駄過ぎて・・・。

 ガンガン鍛えた筋肉パワーを素人が脱力技法使えば簡単に上回ってしまうんですから。

 数日前に関西の会員さんから電話があって、久しぶりに本部道場に行ったら武術マニアの親子が入門していて、その人達に教える時にうちの技を使ったら、「それは八極拳ですね? ついに理想の武術に出会った!」と大喜びし、お父さんはキラキラ光る目で内弟子志願し、息子さんはニヤリと笑って、「これ覚えたらケンカで無敵だぜ・・・」と言っていたのだとか?

 いろいろ武術系の道場を回ったけど、どこもさっぱり技ができるようにならなかったんだそうですが、先日のほびっと村に来ていた人もそんなこと言っていたな~と思いましたね。

 正直言って、うちは特別なことをやっている訳じゃなくて、本来の武術はこういうものだろう?と思って練習しているだけなんですけどね。

 ただ、やっている内容の意味を理解してやっているのか、そうでないのか?ということは結果を大きく左右しますね。

 型稽古も、動作の一つ一つの意味をちゃんと理解して練習していないと何年やっても何の役にも立たないでしょうし、組手や乱取りも、ルーチンワークでこなしているだけの場合が圧倒的に多いようです。

 だから、一般に、武道に戦術を駆使して闘う人は滅多にいませんね。

 この技にはこう対処する・・・という方法論をいくつか組み合わせるのが関の山。

 しかし、本来、一つの技に対して一つの対処法しか知らないのでは二回闘えば底が割れますよ。

 いわゆる“バカの一つ覚え”というヤツです。

 一つの技に関しては、少なくとも十以上の対処法を持っておくべきだし、できれば即興で対処できた方がいいですね。

 古流の剣術や柔術、居合術では「極意は基本技にアリ!」と言われますが、それは技の形ではなく原理を理解して応用変化技を無数に考えつけるようになることを“極意”と呼ぶ訳です。

 金科玉条のように「基本が大切なんだ」と何の工夫もしないで基本練習だけを延々と繰り返していても何もなりません!

 この点を理解してもらうために、松田先生一行が帰られた後、独己九剣の第一と第二の左剣と右剣の応用を練習してもらいました。

 つまり、“無刀捕り”ですね。

 まず、上段からの斬り込みに対して、次は“突き”に対して・・・。

 原理が解っていればできる筈なんですが、突きに対しては皆、苦戦していましたね。

 技が変われば、繰り出す身法も攻撃の軌道線も変わりますから、対処法も変わって来ます。

 刀、槍、短刀・・・等と得物を変えて攻撃のやり方も変えて練習していかないと生きた稽古にはなりません。

 最終的には真剣の斬り込みを躱すとか、手裏剣を躱すとかまでできるようになってもらいたいんですが、これは原理構造が完全に解っていないと意識が硬直化するとできませんからね。

 恐らく、このやり方をきちんと理解してやっている人は日本で五人もいないと思いますね。

 意識の使い方と身法も大切ですが、攻撃してくる得物の攻撃の軌道が読めないと危ないですよ。そこが観えない限りは練習しても無駄だと思いますね。

 まっ、ヒントだけ書くと、何故、剣道では正中線が重視されるのか?ということです。

 これ、きちんと説明できたら立派です。多分、誰もまともに説明できないと思いますけれど・・・。


PS;9日に、トランペッターの近藤等則さんが講師をされている東京経済大学でまたワークショップをやります。二回目だから、どんなのやろうかな?

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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