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このアクションを見よ

『牙狼』の新シリーズの悪の親玉に倉田先生が登場してきて、何か、期待度がアップしまくっている今日この頃・・・私はCSでアクション映画ばかり観まくっております。

・・・と言うのも、しつこい喉風邪が治らず、何とか用事を一つこなすと、その日はもう続けて何かやれないくらいになってしまい、また、電車に乗ると弱冷房のせいなのか、咳が止まらなくなってしまうので、出掛けなくなってしまい、家でじっとしているからなんですね。

 これは肺炎かも?と思って病院に行こうと思ったら症状が軽くなり、何だろう?と思ったら、単に雨降って湿度が上がって喉が良くなったせいかも?

 何て思っていたら、突然、背中が痛くなって咳した度に肋骨が痛む・・・これは、昔、格闘技修行した頃に何度か体験した肋骨のヒビ入った時と同じ感覚です。

 食欲も一気に無くなって背中の痛みでまともに寝れずに朝まで呻いて過ごすザマ。

 本当に生まれて初めて救急車呼ぼうか?と本気で考えましたが、忍耐力が常人の何倍もある生粋の九州男児である私は朝まで唸りながら布団の上でゴロンゴロンして過ごし、翌日、近くの病院に行きました。

 ところが病院が休みで、さて困ったぞ、どうしよう?と考えて、単なる風邪とは違い過ぎるからレントゲンくらい撮った方がいいかも?と思って、二駅先の相模原の大きな病院に行ってみました。

 内科が午前中は予約で塞がっているというので、先に整形外科で診てもらいましたが、咳が酷いと呼吸筋が痛むことがあるから、そのせいだろう?とのことで、午後まで粘って内科で診てもらい、レントゲンも撮りました。

 特に骨には問題ないそうでしたが、5日分薬もらって、それで治らなかったら耳鼻咽喉科を受けてみてくださいと言われて帰りました。

 午前中に診てもらって午後の診療まで病院で待っている間、2時間くらいもあるので、一回、外に出て駅ビルの本屋で『仲代達矢が語る日本映画黄金時代』という本を買ってきて診療室の前の椅子に座って咳き込みながら読みましたよ。気を紛れさせていないと辛いんで・・・(この本は非常に面白かったですね。『影武者』の裏話も貴重だし、接点があったのかな?というヨロキンとの交流についても興味深く、大俳優と言えども最初は苦労したんだな~?と、納得するところもあります。オススメ)。

 いや~、病院には都合、5時間近く居た計算になるんですが、正直、入院さしてくれないかな~?と思うくらいキツかったですね~・・・。

 背中の痛みと共に、全然、食欲出ないんですが、薬飲むのに何か食べなきゃならんので、茶碗に半分ご飯入れて、お茶漬けも半分入れて無理やり食いました。

 何しろ、大好物の焼き肉弁当もせっかく買ってきたのに食べ切れなかったのが残念。

 その夜も前夜程ではないものの、背中の痛みが酷くてやっぱり寝れません。

 何とかできないかな~?と、立禅やったり、ストレッチやったり、フイゴの呼吸法(これはやってる最中は痛みが消えた)やったり・・・、でも、一番、効いたのは“唸ること”でした。

 黙って痛みに耐えるよりも唸り続けている方が楽なんですよね~。初めて気づきましたよ! こういう時って、マゾの人がうらやましいな~と思いますね。

 翌々日は少し良くなって、何とか寝れるくらいにはなりました。でも、食欲は全然無くて、3日間、ろくに食ってない状態で断食やってる感じ。多分、痩せたと思う。

 食ってないから出るものも出ない。何か気持ち悪いな~と思っていたものの、次の日にはちゃんと出た! 何かさわやかな気分ですね?

 で、この日は地方から出てくる小説家の先生の武芸考証をする約束をしていたので、夕方、橋本稽古会に行きました。

 北島師範も凄く体調悪くしていたんですが、ようやく復調していたみたいです。

 まあ、休み休み解説実演して立ち回りシーンの参考にしてもらいました。

 こういうシーンを書く場合、ここまで取材して体験して描写しようとする人は今時、滅多にいないだろうな~?と思います。作品に反映されて人気が出てくれると私も嬉しいです。

 しかし、普通の技だと、これだけ体調悪いと全然できなくなるものなんですが、うちの場合はヘロヘロでぶっ倒れそうな状態でも技の威力は余計に出るので、助かります。

 調子に乗って、居合の自由対練(型にはまらず相手の斬り込みに自由に対応する)とか、廻し蹴りを片手前腕で跳ね返す抖勁とか、腹で中段突き跳ね返すとか、内功を使った技も実演してみせました。

 剣術だけでなく柔術を使う描写なのだそうなので、古流柔術的な技をやった訳です。

 ちょっと咳が出てきたので、早めに切り上げて帰りましたが、小説家の先生と帰りの方向が一緒だったので、いろいろお喋りしながら帰りました。

 そんな具合で、まだ体調は万全じゃありませんが、まっ、その分、ここ最近、映画観直してアクション演出の分析をしたりしておりますので、ちょっとばかり批評を・・・。

1,『キルビルVol,1』
 青葉屋の大殺陣シーンを見ていて、想像以上に若山先生の『子連れ狼』の影響が強いことを痛感しましたね。『冥府魔道』の時の振りかぶった刀の先端で後ろの敵を突くところとか、スネを斬り払って足首だけ残るとか、相手の刀を斬り折るとか、これらは若山先生の『子連れ狼』でよく用いられた表現です。が、床を転がりながら足首を斬るシーンは、『続・道場破り』で長門勇がやった殺陣の影響かも知れません・・・。

2,『五人の賞金稼ぎ』
 若山先生オリジナル・ヒーロー錣市兵衛が活躍する劇場版第二弾で、TVシリーズの最終回でも翻案されていましたが、ガトリングガンは登場するし、伊吹剛演じる忍者の頭が伊吹の主演作『無用ノ介』みたいに片目だったり、シャレの利いたエンタメ作ながら、工藤栄一監督のテイストが色濃く、シリーズ中では最も苦い印象が残ります。奪われたガトリングガンを取り返した市兵衛が、女忍者の陽炎をそっちのけで銃をなで回すシーンが武器フェチの私的にはグッと来ましたよ。

3,『孫文の義士団』
 ドニー・イェン主演ではあるものの、いつものスーパーヒーローのドニーさんではなく、負け犬が個人的男の意地だけで突っ走って、頼まれてもいないのに孫文を護る護衛団に助太刀し、その事実を知られることもなく死ぬ・・・ってところが男泣きです。登場する人物が一人一人魅力的で、しっかり活躍してから死ぬところも七人の侍を彷彿とさせます。

4,『蛇拳』『酔拳』『酔拳2』
 ジャッキー・チェンの存在を日本のアクション映画マニアに印象づけた『酔拳』『蛇拳』を観たのは、私が高校生の時でした。翌日、学校で酔拳・蛇拳の真似をしたのは、言うまでもありません! こんな高校時代から私の精神年齢は1mmも伸びておりません! いや、中学時代、いやいや、小学時代から伸びていないかもしれません! でも、それでいいんです! 私にとってのカミは、ブルース・リー、松田優作、松田隆智、そして、ジャッキー・チェンだったんですよ! ジャッキー・チェンは、私が初めて見た高校生の頃から三十数年、今でも現役で居続けているんですから、凄いものです。『酔拳2』に前作の面影はありませんが、蹴りの遣い手と戦うジャッキーの姿は、バトルの王道です。

5,『リベリオン』
 やっぱ、ガン=カタですよ! 銃プラス武術で権力を倒す!というのは男のロマンだよな~? 日本刀アクションもあるし・・・。ちなみに渋谷のウエスタン・アームズから、この作品に登場するクラリックガンのガスガンも発売されております。

6,『柳生一番勝負 無頼の谷』
 近衛十四郎主演の柳生十兵衛物シリーズの一編。近衛先生のオリジナル逆手二刀流がスパークして200人くらい斬りまくるムチャぶりが凄い作品。もう、柳生新陰流の片鱗もないんだけど、近衛先生だからオッケーです!

7,『ほんだら剣法』
 クレージーキャッツが活躍していた頃のお気楽時代劇ながら、犬塚弘が刀身三尺五~六寸くらいもある大太刀を駆使する剣の遣い手を演じていて、意外に殺陣が面白かったですね~。エノケン主演のオリジナルがあるそうなんですが、この作品なんてリメイクしても面白いかもしれません・・・。

8,『燃えよデブゴン10友情拳』
 DVDで観ましたが、詠春拳を描いた傑作としてマニア間で噂されていた作品。主演のカサノバ・ウォン(スゲ~、名前!)は蹴りの得意なテコンドー・ファイターとして有名で悪役が多いみたいなんですが、ここでは実直な青年。師匠はサモハン作品ではおなじみ髭の男レオン・カーヤン。メイクが違うので誰だか判らなかったけど、目付きがブルース・リーに似てるね? 無敵とも思えた師匠が騙し討ちにされて惨殺され、弟子達もほとんど殺される。残ったウォンとサモハンと師匠の姪が敵討ちに向かうものの、姪は惨殺されてしまい(女に容赦ないのが香港流?)、ウォンとサモハンが必死で蟷螂拳を操る不気味な敵の親玉を倒す。なるほど、アクションは凝りに凝ってます。途中、町長を衛る護衛役でラウ・カーリョンの弟のカーウィンが出ていて見事な単刀(日本で青竜刀と言われるヤツで、柳葉刀とか鬼角刀とかいろいろ種類がある)アクションを見せますが、硬気功(鉄布衫功。刃を通さない鉄のような皮膚)の遣い手と強力キックの遣い手コンビにやられてしまいます。何はともあれ、詠春拳好きは必見!

9,『上海エクスプレス』
 これもDVDで久しぶりに観ましたが、香港アクションのオールスター(ジャッキー・チェン除く)映画のようなお祭り感覚が楽しい作品です。顔見せ程度ですが、ジミー・ウォングが、ドニーさんが『アイアンモンキー』で演じたウォン・ケイイン役で息子のウォン・フェイフォンと登場し、ライバル役の親子の父親は『燃えドラ』の鉄の爪ハンこと、シー・キエンが演じております。倉田先生とシンシア・ラスターが、ウォン・チョンリーと三人組で日本のサムライ役で登場。倉田先生はヤラレ役でしたが、シンシア・ラスターは見所十分。恐らく、日本から香港に渡って初期の頃に出演した作品なんじゃないでしょうか? ウォン・チョンリーも流石の蹴り技で存在感抜群ですね。やっぱ、格が違う感じ。監督はサモハンで、ユン・ピョウと共演。デビッド・ノートンとシンシア・ラスロックのマーシャルアーツも見所で、『プロジェクトA』の最強海賊を演じたディック・ウェイも出てる。

10,『ヒョウ行天下』『侠客行』
 チャンネルnecoでおなじみの中国武侠ドラマ枠の放送ですが、前者は2時間ドラマスタイルで一話完結。後者は、毎度、おなじみ金庸先生の作品のドラマ化です。前者は中国独特の武装運送業“ヒョウ局”の面々の活躍を描いた作品で、主人公の父親役を演じているのが、往年のカンフー・スター、デビッド・チャン! 私はそれだけで驚いてしまいました。この人は『新・片腕必殺剣』の主演や、丹波先生も出演した『水滸伝』でも主演でした。顔立ちは西村和彦に似てたんですが、年とって丸顔になって恰幅が良くなっており、最初、似てるな~?と思ったものの気づきませんでした。このドラマの主人公親子は槍術の遣い手なのが斬新でしたね。それもカシーンと継ぎ足してバージョンアップする槍なんですよ。アクションも肉弾戦をきっちり見せてくれて楽しめました。後者は始まったばかりですが、ちょっとワイヤーワークやCG遣い過ぎて、オイオイって感じがします。私はこの武侠ドラマ・シリーズでは、やっぱり『笑傲江湖』のローテクと体技が組み合わさったアクションが好きですね~。やり過ぎは興醒めですよね~。でも、いつもの金庸先生のスカシ芸がすでに全開で、最強の達人と思われた男が会得したばかりの究極奥義を出すと、痩せた医者に扇子一つでいなされてしまい、ビックリして「いや~、俺、修行中だから・・・」と、とっとと逃げてしまうところが何とも・・・。でもね~。武術の世界って実際にそんな具合だったりするんですよね。だから、他を侮ったり大言壮語しているとエライ目にあったりするんです・・・。

11,『妻は、くノ一』
 NHKのBSプレミアムは、最近、時代劇にやる気満々。このドラマは半分くらいしか観ていないんですが、殺陣に香港アクションが融合したような忍者アクションが楽しく、こういう“やり過ぎ”なら大歓迎です! やっぱり、『猿飛三世』から弾けた感じがしますね? 侍がやると違和感があっても、忍者なら大アリだと思うんですよね。武芸考証的には稽古の時に木刀の刃部を握って捻り倒すとか、小柄を抜いて手裏剣打ちにしようとするとか、侍の習慣を把握してないな~?と思う点もありましたが、これは知ってる人がほとんどいないだろうから仕方が無いと思います。むしろ、居合斬りで、くノ一を斬る田中泯さん演じる元平戸藩主の松浦静山の太刀捌きとか、最終回の忍者戦闘の素晴らしさは、目を見張る斬新さ! 『るろうに剣心』のような乱戦の激しさの中で、刀技と体技を駆使したくノ一母娘の死闘には、「TVでここまでやるのか?」と唖然としましたね~。若村真由美さんは時代劇にも多く出てるから殺陣はまあまあできる方ではあるものの、ここではバトルマシーンのような激しさで、多分、一生に一度のアクションでしょうね(ここで死んじゃう役だし)。そして、主演の瀧本美織はさらに激しいアクションで、本人が顔だしでやってるところも結構ありますね? ビックリ! 真の主演の染五郎は弱っちい役なので全然、活躍しませんが、殿と、年上の養子で実は忍者だったという設定の梶原善が助けてくれるから心配ありません。事実として、松浦静山は心形刀流の達人でしたから、最終回では泯さんも何人も斬ってます。そしてまた、若村がかつて情を交わした女だったことを知り、するってぇ~と、あのくノ一は俺の娘か?と気づいて・・・という展開は、並の役者だったらオタオタオイオイやったりするんだろうけど、田中泯はハードボイルドに受け流して笛吹いたりする・・・って、カッケェ~! これはマジでメチャクチャ面白いですよ。多分、第二シリーズとかやると思います。心形刀流には二刀の型なんかもあるから、泯さん、二刀流もやってください! 再放送で全部、観ま~す!


・・・おっと・・・、体調悪くても文章だけは元気だな~、オレ!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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