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子供を護るには

 通り魔犯行の特徴として、“抵抗力を持たない相手を狙う”というものがあると思います。

 イジメだって、抵抗しないおとなしい相手を選ぶでしょう?

 私も子供の頃はおとなしい性格だったので、イジメの対象にされたりしていましたが、元々の顔が弱そうだから、大人になってもナメてかかってくる人が多かったですね。

 顔は変えられませんが、身体は訓練次第で変えられます。

 中学時代から太い樹の枝を削って作った振り棒を振って鍛えるようになり、高校の頃はジャッキー・チェンの『酔拳』『蛇拳』を観て拳立て伏せやぶら下がり腹筋なんかをやっていたものでした。

 お陰で、今でも腕は筋肉が発達してます。

 筋力はだいぶん落ちましたが、市販の長袖上着も前腕のところがひっかかってしまうくらい太いです。

 で、お陰で二、三度、不良からからまれずに済んだこともありました。

 まず、顔を見て「このオッサンにたかってやろう・・・」とニヤニヤ笑いしながら近づいてきたものの、夏場で半袖からのぞいている不自然な私の腕の太さに気づいて、「おい、こいつ、何かやってるぞ。やばいぞ・・・」と小声で囁いて行ってしまったり、手合わせしようとした相手が私の前腕を注視してギョッとした顔をしてやめてしまったり・・・。

 多分、普通に鍛えた感じでなく、前腕部の一部だけ筋肉がグッと盛り上がっているので、その異様な筋肉のつき方に「何か特殊な訓練をやっているのでは?」と思うからなのでしょう。

 事実、その通りなんですけどね。

 私は手首はむしろ人より細いくらいで、上腕はそんなに発達しておらず、前腕部だけボコッとしているのですが、これは振り棒を振って竹刀を絞めるように打つ訓練をしてきた結果なんです。

 ところが、これは剣道では有効でも、剣術ではよろしくなくて、今は困ってしまっていますよ。癖になっているので・・・。

 理想としては満遍なく全身の筋肉が程よくついているのがいいと思うんですけどね。

 もっとも、年齢を重ねると身体も変わります。

 若い頃より20kg以上は太ったと思うんですが、5月に体調崩して5kgは痩せたと思いますね。入らなかったズボンがスルッと入りましたから・・・。

 体格や筋力は関係ないと私は考えていますが、女性や老人はともかく、子供だとどうかな~?とは思うんですね。


 登下校時を狙った通り魔事件を70過ぎた交通誘導の小父さんが立ち向かって被害を最小限に留めた・・・というニュースを見て、改めて、大人が子供を護るのが重要だな~と思いました。

 よく、人から聞かれるのは、「武道に強さを求めて何になるんですか?」という言葉。

 私は本当に不思議なんですが、どうしてこう言う人達は“自分の強さ”を求めることの是非ばかり考えるのか?ということです。

 多分、武道という生々しい暴力装置を磨くことで特権エリート意識を求める人間に対する忌避感があるのでしょう。

 何故なら、こういう人達の多くが左翼系思想の持ち主だったりするからです。

 人間はすべからく平均的に弱い存在であるからこそ共同体が成立し得るのであり、卓越した能力の人間は独裁者になりかねない・・・みたいな発想があるのかもしれません。

 私が左翼嫌いなのは、こういう“人間は弱い存在だから・・・”という前提での自由平等を論じるところです。

 弱いから共同体で・・・という社会中心の思想は、結局、個人の可能性を潰して均質化することに邁進してしまう。

 本当に気持ちが悪いです。こういう負け犬根性礼賛思想は・・・。

 私が交通誘導の小父さんが偉いな~と思ったのは、“俺が逃げたら子供達が殺されてしまう・・・”という決死の思いで踏みとどまって立ち向かった点です。

 ニュースで見る限り、およそ武道の心得があるようでもなく、昔、剣道を少しばかりやったことがあるかどうか?という程度でしょう。

 子供達がいなかったら逃げていたでしょうが、弱い者を見捨てて逃げるなんか男のすることじゃない!という大和魂がふいに浮き上がったのではないでしょうか?

 もし、私がその立場だったらどうしていたでしょうか?

 無論、立ち向かったと言えます。が・・・。

 私が立ち向かえるのは、立ち向かう術を長年研究実践しているという自負心があるからであって、もし、心得が無かったら怖くて逃げ出してしまうかもしれません。

 相手の得物が小型ナイフだったから、細い指示棒でも立ち向かえたかもしれませんが、これが木刀や鉄パイプ、バールみたいなものだったら一発で叩き折られてしまっていたでしょう。

 学校の指示で親が登下校に同伴するようにしていましたが、何の武器も武術の心得もない親が付き添っても、あまり意味がないんじゃないか?という気もしました。

 今後はアメリカのようにスクールポリスが必要になるかもしれませんが、まずは学校の教師は教育過程で護身術を学ぶべきではないかな~?と思いますね。

 スポーツチャンバラや護身道のような護身術向きのものが良いと思います。

 普通の武道は対武器とか考えていませんからね。

 それと、学校にサスマタを用意するだけじゃなくて、交通誘導の人には杖やトンファー型警棒、ヌンチャクなんかを持たせるのも考えるべき時期かもしれません。

 無論、これらの武器はそれなりの熟練が必要ですが、子供達の安全を護るためには必要なことだと私は思いますね。


PS;今月のDVD割引は、『独己九剣の応用』を1万円とさせていただきます。月末には教材DVDの新作も出せると思いますので、しばらくお待ちください・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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