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七月セミナー感想

 いや、とにかく暑いっ!

 言語道断に暑いっ!

 もう、50過ぎてから体調があっちゃこっちゃ崩れまくって、やっぱり肉体は爺さんに向かって、ちゃくちゃくと衰えてるんだな~?と、変なところに感心している次第。

 一週間前からエアコンのせいなのか、ずっと喉が痛いのを市販薬と喉飴で小康状態にしていたんですが、前日の夜から腹の具合が悪くて、「これはもう北島師範小塚師範代に頼んで休もうかな~?」と、真剣に考えましたよ。

 以前はパニック障害の発作で遅れたりしたことは何度かあったんですが、休んだことは無かったと思うんですけどね。

 今回は具合が悪いのと異常な暑さが合わさるとヤバイのではないか?と思った訳。

 でも、多少、具合が悪くてもセミナーに出ると調子が良くなって気分よく帰る・・・というパターンがあったので、今回もちょい無理して出掛けましたよ。

 しかし、七月からこの暑さだと八月が怖いですね~?

 今年は40度越えあるんじゃないかな~?


 練習に夢中になって熱中症になったらマズイので、エアコンつけて休憩も2回入れてやりました。

 交叉法はいくら説明しても分からないと思うので、今回は“差し手”をいろいろとやりました。

 まずは剣術と抜刀術で説明しましたが、要するに、交叉法は“読み”で相手の攻撃に合わせ技するものなのだと説明しまして、差し手も、最初に差した段階で相手の重心をわずかでもグラつかせて二撃目を出せない状態に追い込む・・・これが肝心なのだと説明しました。

 相手が二撃目を出せるということは、普通に乱戦に持ち込まれる危険性があるということであり、ラッキーパンチで逆転されたり延々と殴り合いになって体力勝負になってしまうということです。これじゃ、せっかくの交叉法の意味がありません。

 では、二撃目が出せないようにするとはどういうことか?

 これは間合を潰したり相手の身体構造上のバランスを崩したり、足を踏むとかのけ反らせるとかいろいろなやり方がありまして、今回はそれを特に指導しました。

 初参加の人が形意拳を学んだことがあるということだったので、崩拳・劈拳・虎形拳・馬形拳などを応用してみせたりしましたが、特に相手の中上段の廻し蹴り(の蹴り脚そのもの)を虎形拳で打って潰す・・・というのを実演してみせたら、結構、受けましたね。

 北島師範に実演したらベチャッと潰れるように倒れてしまったので、本当にそんなに威力があるのか?と思ったらしく、山田師範代もやってくれと言ってきたので、やってみせたら、山田師範代も同様にベチャッとなってしまい、驚くというか苦笑いしてました。

 最近、こういう蹴りを受けると同時に跳ね返すとか潰すとかする技を研究してきていたんで、理屈では“こうすればこうなる(筈)”と判っていて実演したんですが、私も初めてやってみたものなので、予想以上の威力でちょっと驚きました。

 もっとも、これを参加者にやらせて失敗して大怪我する人が出るかもしれない?と思ったので、練習はしないようにしておきました。

 あくまでもタイミングが合えば、こういうこともできる・・・という例でやってみせただけです。

 交叉法を応用すると大抵の中国武術の技が突然、実戦で使えるようになるんですが、いわゆる用法の解説として教わる場合は、この戦闘理論が教えられることは、ほとんどありませんから、純粋な中国武術を学んでいてフルコンタクト空手やキックに対抗できる人は極めて少数だろうと思います。

 何故なら、相手はこちらの都合のよいように攻撃してはくれませんからね。

 だから、“読み”が重要になるのですが・・・。

 以前に買ったものの読まずにおいていた山田編集長の本を初めて読んだんですが、山田さんはアダプターテクニックと名付けた差し手に似た技法を用いている様子でしたけれど、“読み”については書いていないので、感覚的にやってらっしゃるのだろうと思います。

 感覚的にやっていても身体が自動的に反応して処理できるくらいになれば実用的には問題ないでしょうし、私は読みと交叉法は習ったものを研究発展させているので、御自身で気づいて研究したとすれば山田さんは偉いな~と思いましたね。

 それと、最初に一撃で倒せる威力を養成するのに拳法空手道のサンドバッグ打ちを採用しているという点は、非常に慧眼だと感心しました。

 やはり一発で打ち倒せる威力が無いと武術ではありませんからね。

 この辺は私もうちの会員にもっともっと厳しく指導しないといけない!と反省させられました。

 効く効かない・パンチが重い・・・程度の話にうつつを抜かしているようでは根本的に話にならないからです。

 効くか効かないか?なんてレベルの技は、要するに効かないんです!

 100パーセントで打ったら絶対に死ぬ!という凶悪なレベルでないと、生きるか死ぬかの戦闘には絶対に通用しません!

 ボコボコ殴り合って数で圧倒するような打撃技では論外なんですよ。そんなの素人の喧嘩レベルです。

 日本刀でたたっ斬る威力を素手で出せないといけません。一発で相手が動けなくなり戦闘意欲が根こそぎへし折れるような威力を最低でも会得しておかないといけません。

 無論、それだけの威力があるから約束組手で練習するしかないし、寸止めにするしかない訳です。ボコボコ殴り合っても平気な威力しかないなら、殴り合って練習した方が合理的でしょう。

 私は牙の無い武術なんかやる意味がないと思います。

 いざ命を護らねばならない時に敵を抹殺できる力が無ければ、何もならないのです。

 最近はうちの稽古会も生ぬるくなり過ぎていて、皆、自己満足に陥ってしまっていますから、ここらで原点をしっかり認識させて真に武術の再生をさせねばならないと思っています・・・。

 やっぱり、素手の技しかやらないとドンドン意識が鈍っていきますね・・・?

 セミナーは楽しくやってもらえば十分ですが、会員に対しては本物を目指してもらいたいですね。

 最近は子供を狙った通り魔事件だの女性を車ではね飛ばしてバッグをひったくる・・・なんて凶悪な事件も出てきました。

 いつ何時、そんな人の心の壊れた暴漢に出くわさないとも限りません。

 自分の身を護るのはもちろん、周囲の人達を助けられるような超達人を育てたいと思っている私としては、きちんと比喩でも何でもない文字通りの“必殺技”を体得させたいと思います・・・。


PS;21日は、ほびっと村の講座です。内容は決めていなかったんですが、交叉法が楽しかったんで、延長戦にします! 是非、どうぞ!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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