コンテントヘッダー

八月『合気と化勁』感想

 八月は、お盆と稲川さんの季節・・・。蝉の声もキングゼミラのように煩いような気がして、酷暑も通り越した今年は、ひたすらバテバテですね~?

 毎年、八月セミナーが一番、面倒臭くって、できればお休みにしたいな~?というくらいやる気がわかないんですけれど、何時間もかけて遠くから足を運んでくださっている受講生の皆さんのことを思えば、我が儘は言えません。

 でも、暑い・・・。

 40度越えが当たり前になりそうな暑さは、暑いというより痛い感じがしますね。何でも、ついに41度越えの新記録が出たそうですが、そんな記録は要りませ~ん!

 この季節、水分補給も大切ですが、塩分もとらないと浸透圧の関係で逆に危険ですから、皆さん、塩飴なめながら水飲むか、スポーツドリンク飲んだ方がいいですよ~。

 節電のためなのか? エアコンの効いてるファミレスに客が殺到しているような気がします。いつもより混んでる・・・。

 この季節、本当に怖いのは脳梗塞とかです。軽い熱中症だと侮らないで、体の変調を感じたら、すぐに休んでください。血液が濃くなって血栓ができるのが怖い。注意して予防してくださいね。

 あと、暑くて食欲が減るからといっても、動物性タンパク質は適度に摂った方がいいですよ。ただ、食中毒の危険性があるので、よく焼いたり煮たりした方がいいです。

 お寿司にワサビが入ったり、ガリが添えてある意味はご存じですか? あ~いうのを薬味って言うでしょう? つまり、殺菌効果があるものを添える昔の日本人の知恵だった訳なんですよ。醤油だって味のためだけのものじゃなくて、やっぱり殺菌なんですよ。酢飯にするのも同じ・・・。


 さて、今月は合気と化勁・・・。

 これは毎年の目玉なんですけれど、だからといっても毎年、同じことをやっていたのでは芸がありません。

 だから、毎年、より進化した内容にしていかなくてはいけない・・・と思っているので、実は一番、プレッシャーかかるんですよ。

 合気上げだの指合気だのといった見世芸は、初めて体験する人はビックリして感動するかもしれませんが、一度、仕組みが解ってしまえば武術的意味の無い技だとはっきりしてしまうので、通の人は逆にバカにするだけでしょう。

 素人を驚かせるだけの技で、実戦に用いる技は別の練習が必要なんです。

 見世芸で達人のフリをする時代は終わったのです!

 見世芸の大御所と言えば、今は何といっても甲野善紀氏ですね。あれほど極端な方は外におられないと思いますが、“見世芸一代”と言うべき飽くこと無き“状況設定達人技演出理論”は素人から専門家まで数多の人を盲信させているのですから、あるいは「日本武道史上空前絶後の詐術家」として歴史に名前が残るかもしれません・・・。

 まあ、詳しく書けば本一冊書けるくらいの量になると思うので割愛しますが、最近出たDVD付きムック本で、ナンバについて自分の理論が誤解されて広まってしまった・・・みたいに書いていたんだそうで・・・そのあまりにも恥を知らないタワケっぷりには、怒りを通り越して「こんなド阿呆を一時期でも信じた俺は超バカだったぜ~っ!」と、物凄い自己嫌悪を感じてしまいましたよ・・・。

・・・という訳で、今回は護身術的な状況で用いる合気や化勁の応用技をいろいろやってみました。

 胸倉つかまれたり、パンチ(ストレート、フック)、後ろから羽交い締めされたりするのに対して合気技で逆転する・・・というのをいろいろやってみました。

 一応、見世芸の原理も教えてますが、見世芸って仕組みを教えれば誰でもできる訳ですよ。だって、相手が協力してくれてる訳だから・・・。

 これが“状況設定の詐術”なんですね。相手が無自覚な状況で一方的に自分が勝てる設定にはめ込む・・・それだけの話です。

 実際、もう、見世芸だったら、うちのセミナーに来ている人達のほとんどが、0インチパンチ、合気上げ、多人数合気、指合気、体の合気、片足立ちで胸押されても崩れない上にその状態から胸から発勁して相手を跳ね飛ばす・・・なんて芸当まで体得させちゃってますからね。

 明言しますが、これらは状況設定すれば誰でもすぐに体得できることなんですよ。

 よって、甲野氏の神業?も、私が教えれば誰でもすぐに体得できますし、さらにその業を通じなくさせる返し業も体得させられます。

 即ち、私が教えたら、ズブの素人でもあっという間に甲野氏の業がまったく通じなくなってしまうのです。

 何で、そんなことができると断言できるのか?

 それは、彼の神業を成立させている必要条件が、業ではなくて“状況設定”に秘密があるからなんですよ。

 これは別に彼だけの問題ではなく合気武術系の見世芸全般に通じている原理です。

 この点については吉福先生も気づいておられなかった様子ですね。本を読む限り。

 見かけ上の威力やスピードに注目させることによって、その業を成立させている条件に目が行かないようにする・・・これは手品の常套手段です。

 ごく簡単に言えば、状況設定の主目的は、重心の固定化です。しっかり構える。頑張って踏ん張る。力を入れて抵抗させる。・・・これらをやらせることによって、相手に本気でやっているように思い込ませる。

 彼の論は、相手に対して、受けさせることを要求します。ここがくせ者なんですよ。

 受けた瞬間、嫌でも相手は重心が固定化してしまう。だから重心が崩される訳。

 固定したマキワラを斬るのは難しくありませんが、動いていたらうまく斬れなくなる・・・というのと同じ原理です。

 動かない的なら百発百中の腕前の人でも動き回って撃ってくる相手に当てるのは至難の業です。

 彼の状況設定は、相手を居着かせるための工夫なんですよ。受けてる人はそれに気づいていないから、自由に反撃させてもらっているように錯覚してしまう訳です。無論、事実としては言われるままに限定させられた対応をしているので、本気でやっても既に詐術にはめられて術中に陥っているのです。

 10年くらい前に、私が口頭で説明しただけの会員数人が甲野氏に圧倒的に勝ってしまったのも、状況設定の手口を教えて返し方を説明したからなんですよ。

 つまり、術中にはまらない相手に勝つ実力は無かったということです。

 実力がある方が勝つ・・・としか考えられない人間(大抵の武道愛好家)は、そのような騙しの手口に引っ掛かってしまうのです。要するに、騙しているだけで実力勝負でも何でもないのですから・・・。

 もちろん、その後、甲野氏の業が格段に進歩している・・・と反論する人もいますが、私の見るところ、“見せ方を変えているだけ”で本質的には少しも進歩していません。相変わらず小手先の見世芸で、戦いの使いものにはならないと思います。

 嘘だと言われるなら、いつでも証明しましょう。

 いや、別に私やうちの会員が手合わせしなくても証明できます。

 私が甲野氏の教え子に入れ知恵して、その場で甲野氏の業が通用しないようにしてしまう・・・ってのはどうですか?

 これなら、完全な技術論だけで証明できるでしょう?

 まあ、この期に及んで弱い者イジメする気はないんですが、あんな見世芸を繰り返して武術を誤解させ続けて、“間違いを指摘されても屁のような言い逃れをして平然としていられるような恥知らず”に、これ以上、武術のブの字も語らせてはいけない!という気持ちなんですよ。

 私は、いい加減でルーズな人間ですが、こと武術に関しては真剣にやってきました。はっきり言って、命かけてやってますよ。安全なところから誹謗中傷を繰り返しているような性根の腐った連中と同列に思われるのは心外です。

 そもそも、武術を利用して間違いを広め、それを指摘されても謝らず責任も取らないようなのって、プロ以前に人間としていかがなものか?と思いますよ。

 甲野氏は世間一般には武術の世界の第一人者だと思われている訳ですから、自分の発言の影響力に関して無責任でいられる道理がありません。間違ったら、「間違いました。済みません。訂正させてください・・・」と書くのが当然のやり方です。

 松田隆智先生青木宏之先生は、私が間違いを指摘しても堂々と認めてくださいましたよ。それが当たり前なんだけど、できない人の方が多いんです。大先生扱いされてると、特にそうなってしまいます・・・。

 グダグダと言い逃れして自分の責任ではないと強弁する姿なんて、見苦しいだけです。

 もう松田隆智先生も亡くなられてしまったし、インチキはインチキだ!と言い続ける人間がいないと、日本の武術の世界は恥知らずの売名欲しかない“平気で嘘をつくクズ連中”の巣窟になってしまうのではないか?と、本当に心配です。

 もうすぐ発売される『秘伝』で、松田先生の御逝去について特集記事が載ると思いますが、一体、何と書かれているのか? その内容次第では、私は、ちょっと業界にカマしてやろう・・・という気持ちでいます。

 インチキを指弾して訂正していく人間が私以外にいないんだったら、これはもう、やるしかありませんね。

 ま~た、つまらぬ恨みを買うことになるでしょうが、それもまた、修行の道ってことでしょうかね~? あの世に行った時に、松田先生だけは誉めてくれるでしょう・・・。

 セミナーが終わって、いつものように喫茶店でダベッてゲリラ豪雨を避けてから帰りましたら、京王線が落雷で不通になってしまっており、小田急線に乗り換えて帰りました。

 途中、メールで千葉師範代からレイトショーで『パシフィック・リム』を観に行きませんか?と来たので、帰宅してから待ち合わせて地元の映画館MOVIX橋本で『パシフィック・リム』を観てきましたよ~。

 これ、大怪獣VS巨大ロボという日本の特撮やアニメが描いてきた内容で、メチャメチャ燃えましたよ~! ギレルモ・デル・トロ監督は、デビュー作の『クロノス』から、『ミミック』『パンズ・ラビリンス』『ブレイド2』『ヘルボーイ』と、大抵、観てて好きな監督さんなんですが、今回は、ゴジラ、ガメラ3、キングコング、エヴァンゲリオン、パトレイバー、ジャイアントロボ、機動武闘伝Gガンダム、空飛ぶ幽霊船、原子怪獣あらわる、水爆と深海の怪物、リベリオン・・・と、何か中二病の私としては大変、楽しい作品でした。菊地凛子が主役というのも凄いな~と思いましたよ。親子で楽しめる怪獣映画ですよ~。

PS;DVDにも収録している游心流体道塾を主宰するN師範代の九十九式太極拳の演武映像をユーチューブに出してますので、どうぞ、ご覧ください。ちなみに、現在はこの映像の数倍上達していて、八卦掌や戴氏心意拳も独修していっています。こっちの方が神業だと思うけどな~?

PS2;9月29日に詠春拳の特別講習会を開催します。指導は当会埼玉幸手支部長の山田師範代です。その詠春拳の技を体験した、うちの御意見番の大石総教練をして、「これまで游心流に来た人の中で最強ですよ~」と、珍しく絶賛していました。でも、温厚な性格だから怖がらないでおいでくださいね~。

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索