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新聞はフェアであれ

 19日の読売新聞朝刊に、小泉純一郎元首相の“「原発0」を目指して”という論点の寄稿がありました。

 私も原発大反対の人間なので、小泉さんが反原発の講演を行っているという話には、とりあえず応援したい気持ちでいたんですが、その中身に関しては、今回、初めて知りました。

 まあ、概ね、同感でした。

 歴代首相の中でも最も人気が高かった小泉さんですが、私は政治そのものが嫌いなので、特に関心もなかったんですけれど、変人変人と言われていましたが、この記事を読めば、非常に普通の感覚を持っている人だな~と思いますね。

 というか、反原発を説いている人達の平均的な考え方だと思います。

 極めて、まっとうな、当たり前の考え方であると言えるでしょう・・・。


 ただ、小泉さんの寄稿文のすぐ下に、“小泉氏は楽観的過ぎないか”という見出しで、論説委員の遠藤弦氏の署名入りの反論が載っています。

 まず、内容はともかく、「これは一体、何なのか?」という不可解さを感じました。

 一言で言えば、非常に不快な気持ちでした。一国の首相経験者に対して無礼でありましょう・・・。

 どうしてか?と申しますと、小泉さんの意見を載せておきながら、それに対して直後に、その意見を真っ向から切り捨てるような反論を掲げる・・・という、後出しジャンケンのようなアンフェアなやり方を“大新聞”がやっているという事実に対して、異様な言論封殺の意志を感じずにはいられないからです。

 まだ、日を改めての反論であれば理解できます。小泉さんの意見を読んだ人達が十分に考えたその後で反論を読んで、また考える・・・その余裕がある。

 しかし、これでは、小泉さんの意見を読んだ読者に対して、「小泉さんは現実認識ができていない空想論者なんだよ。惑わされないでください」と言わんばかりの意図が丸見えで、おぞましいまでの民衆扇動の思想統制の道具となり果ててしまったかのような気味の悪さを拭えません。

 新聞は何のためにあるのか? 読者に一方的な考え方を押し付けるためのものではないでしょう? 読者に多様な見方や考え方をできるような“素材”を提供するのがジャーナリストでしょう?

 論説委員であるならば、遠藤氏はジャーナリズムの原点を知るべきです。

 このようなやり方は、大新聞の論説委員という権力を利用した読者のマインドコントロールに過ぎません。

 そのような意図など無いと言うのならば、それは上から目線で読者を愚弄しているだけなのかもしれません。

 いずれにしろ、新聞というものが愚民化政策の道具とならないよう、毅然たる態度で“公平な情報・意見の開示”を努力していかなくては、日本は戦前の暗黒時代に戻ってしまうでしょう。

 日本の右傾化が諸外国から懸念されている現在、このような筋の通らない編集姿勢は厳に慎んで自由な意見交換ができる場としての新聞の役割を守っていただきたいと、元、新聞配達のバイトも経験した者の一人として、切に願っています・・・。

(今回は私個人の原発是非論については割愛しておきます・・・)


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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