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本の感想

 いつもDVDの編集やってもらっている友人が町田の近くに引っ越してきているので、次回作のデータを渡すのと、10月に出る予定で伸び伸びになってしまっている教材DVDの第四弾目の(ラッシュ映像を編集する時の指示をする)打ち合わせで、小田急線の某駅近くのガストで昼飯食べながら、あれやこれやとノートに書いて細かい指示を出しました。

 映像作品に関してははセミプロなんですが、今回は武術の教材用なんで専門用語とか細かい点を教えておかないと編集作業ができないからです。

 例えば、今回、游心流体道塾のN師範代が八極拳・形意拳・戴氏心意拳を演武していますが、これはある程度、中国武術に詳しくないと見ても区別できないでしょう。

 うちの会員で正確に判るのはマニアックな大石総教練と小塚師範代くらいかな~?と思います。

 北島師範は中国武術は簡化24式太極拳と形意五行拳と八卦単換掌くらいしか教えていないので、多分、区別できないと思いますし、他の会員も同様でしょう。

 もっとも、N師範代は、ほとんど動画で独修して覚えたらしく、私はちょっと細かいコツを教えた程度なんですけど、断言しますが、専門に習っている人よりずっと遣えます。

 半年前くらいまでは剣術はまだかな~?と思っていましたが、先日、見たらベラボーに上達していてたまげました。

 剣の筋がいいのは北島師範小塚師範代でしたが、これは完全にうちの会でナンバー1ですね。頭一つじゃなくて頭三つも四つも抜きん出ています。これだけ圧倒的にできると嫉妬する気持ちも起きないでしょうね。

 多分、戦えば大石総教練、北島師範の方がまだ分があるでしょうが、今の時点で比べても意味がないでしょう。理合を完全に理解した上でやっているんだから、上達度合が異常に早く、一度は勝っても次は勝てないでしょう。

「長野さんより上なの?」と聞かれるなら、はっきり言って、もう私より上ですね。

 そうだな~? 知識の量に差があるくらいでしょうかね?

 しかし、驚くべきことに彼はまだ10代ですからね~。武術漫画の主人公が実在しているみたいなもんで、普通の人間の進歩で考えたらいかんでしょう。

 特にビックリしたのは、彼は経絡の研究をしていて自分で裏の経絡(陰経絡)に気づいていたことですね。

 これは私がパリッシュ先生に武道医学学んでいた頃に「裏の経絡の存在は普通の鍼灸やっている人は知らない。世界中でも数人しかいない筈だ」と聞いていたので、彼が教えている時に、オヤッ、これはもしかして気づいてるんじゃないの?と思ったんで質問してみたんですけど・・・。

 彼の演武を気観の能力のある人が観れば、いかに驚くべきレベルに達しているのか?ということが判るでしょう(ネットで文句つけてる連中は、自分のレベルの低さを晒しているだけです。そんなに文句つけたいなら勝負してみたらいいじゃないですかね?)。

 むしろ、普通に武道武術やってきた人だと全然判らないでしょうね~。

 以前は「長年やってきた空手をもっとレベルアップさせたい」と言っていたのに、もう興味が無くなってしまった様子なんですけど、その切っ掛けが、空手の動きに内家拳の体動が混ざってきたので動きが繋がってメリハリの表現が薄くなってしまい、「空手が下手になった」と判断されてしまって、一気にやる気がなくなってしまったみたいですね。

 でも、私に言わせれば彼の空手は進化したんですよ。動きが草書体になったから楷書体の動きしか評価できない人達には読めなくなっただけです。

 何が違うか?というと、彼は内勁を巡らせながら演武しているんですよ。外側の形ではないから、内勁の伝達を理解している人間(恐らく、日本の武術の世界で何人もいないでしょう)でないと観ても判らない・・・。

 内勁が解らないと、手の形や握りがどうとか勘違いしたことばかり言い出す。

 そういう細部の整合性を云々するような凡庸な人間ばっかり伝統武術をやってたりするから、独りよがりに阿呆な感想を書いて喜んだりするんですよね。

 まあ、そういう他人を嫉妬することで自己憐憫に浸っていられるのも幸せ者かもしれませんがね? 世の中に出ない限りは・・・。


 でもね~。圧倒的大多数の人間は世の中に出て格闘しながら自分のポジションを築いていくしか生きる道はないんですよ。働いて生活費を稼がないと生きていけませんからね。

 そういう苦労は避けて通れないし、苦労することが自分の本当のチカラになっていく訳ですから、苦労している人は自慢すべきだと思いますね。

 苦労知らずの人間は挫折を乗り越えるチカラが育たないからね~・・・。

 私も相当、苦労したし、今でも多少の苦労はありますが、昔と比べたら、どうってことないですし、いろんな体験したから対処法もいろいろ知ってますからね。

 無駄な苦労はなかったな~と思いますよ。

 その点、最近は苦労させないように・・・ってばっかり考えるでしょう? ダメだよね~。これ以上、精神の弱い人間を増やしてどうするんですかね~?

 最近の事件起こした人間って、自制心が無さ過ぎるでしょう? 忍耐力のカケラもないような人間が事件起こしてる。

 心が弱くて自己愛しかない。だから簡単にキレて見境なく暴走するんですよ。

 せめて、武術やる人間くらいは、そうならないようにしなくちゃ~・・・。


 おっと、脱線し過ぎたので元に戻します!

 別に、うちの会で彼だけが異常に上達している訳ではありません。常連の会員やセミナー受講生は押しなべて嘘みたいな速度で上達していっています。

 どうしてそうなるのか?というと、やっぱり理合を理解することから教えているからでしょうね?

 逆に、うちに通っていてもなかなか上達しない人もいますし、部分的に上達するけれど総合的にはさっぱり伸びないという人もいます。

 要するに、理解してないんですよね。理解していたら勝手に応用変化させられる筈なんですが、どうも、皮相的な言葉に捕らわれて本質をきちんと理解できていない様子なんですよ・・・。

 まあ、それでも基本的に、真面目に通ってさえいれば知らない間に変わりますけどね。


 そんな次第・・・(はっ? 話が繋がってないぞ?)で、教材DVDは、何とか11月中には・・・と思っていましたが、友人も仕事が立て込んでいたので、結局、12月に食い込んでしまいました。

 正規の仕事を後回しにしてくれとは頼めないので、仕方がありません。その分、ラッシュで見る限り、相当に濃い内容になりますよ! 超・御期待くださいっ!


 で、この日は打ち合わせが済んでから、高田馬場のクエストさんに、田中光四郎先生が撮影で使う両刃の模擬短刀を持って行きました。

 翌日、光四郎先生からお電話を戴き、久しぶりにお話しました。

 光四郎先生も松田隆智先生と世代が近いですからね。御恩返しできるうちにしておかないと・・・と思ったんですね。

 12月1日に撮影があるというので、練習後に応援に行こうとしていたら、撮影が順調に進んで予定より早く終わってしまったらしく、間に合わないので途中で引っ返しましたが・・・。


 光四郎先生は海外に指導の拠点を移されていますが、本物の武術は日本より海外の方が受け入れられるんでしょう。

 そうそう・・・クエストさんの帰りに駅前のビルにある書店の武道コーナーに寄ったんですが、そこで『世界武道格闘技大百科』というデカい本を買いました。

 フル・コムさんが関わってるみたいですが、一つ一つの解説は少ないものの、世界中の様々な武術や格闘技が写真で紹介されているので、研究家としては大変、有り難い本ですね。

 アフリカやヨーロッパ、南北アメリカの武術というのは情報も少ないので重宝します。

 私も聞いたこともなかったような流派がいくつもあって、非常に面白いんですが、中でも気になったのは、“ネコリュウゴシンジツ”!

「これは、キャット(猫)と呼ばれた剛柔会の山口剛玄先生の流れなのか?」とか思ったんですが、全然、違っていて、文字通り、猫の巧妙さを基にした護身術で、日本人の中林先生という人がビジネスマン向けに作った護身術がベースなんだとか? でも、発祥時期は1870年代ってことなので、明治時代? 謎です・・・。

 猫好きの私としては非常に気になる流派です・・・。

 これで具体的な技の解説とか入っていたら、凄く面白いだろうな~?と思いました。

 日本武道のコーナーには新体道も紹介されていて青木宏之先生の写真も掲載されていたので、天真会の書展にも持参してお見せしましたが、青木先生はご存じなかったですね。

 無断で載せてどうこう・・・と言い出したらキリがありませんが、好意的に採り上げて紹介している訳ですから、ヤボはよしましょう。

 それにしても海外のマーシャルアーツをこれだけ網羅して紹介するのは大変なことだと思います。

 昔、私が20代の頃に学んだ戸隠流忍法の野口先生も写真で載せられていて、嬉しかったですね~(でも、ひょっとして初見先生と間違ってんのかも?)。

 朝鮮の服着た一団の写真を日本軍人と紹介してたりするくらいなので、あり得るかもしれません・・・。

 けれども、武術好きな人間は買って損しないと思いますよ。6000円だけど。


PS;12月8日の月例セミナーは、一年間の総まとめとして、アノ先生やコノ先生の神技?の仕組みを解明してみます。さあ、これで忘年会、新年会で「私は実は武術の達人なんですぅ~!」とホラ吹いてみてくださいね? うまくメディアに売り込めば一獲千金できるかもよ?(つ~か、そんなヤツばっかだけどね~? 武術業界は・・・)

PS2;新体道の“武道エクササイズ”が新展開中です! 指導は、石井俊充首席師範、寺崎桂子師範。初心者向けの体験コースも開設中とのことです。私も若い頃に体験して武道の最も重要な脱力体・貫通する突き・意識の解放・・・等を学んだ新体道。多くの著名武道家がこっそり学んだ事実については知られていませんが・・・(以下、自粛)。アルタード・ステーツ(変性意識)状態の心法を駆使する現代の無住心剣術! それが新体道の真相なのです。ア・エ・イ・オ・ウン・・・の母音の発声は、マントラ(真言)を唱えて精神統一する密教や、呪文を駆使する西洋魔術にも通じる動的瞑想にもなり、一見、奇異な稽古法に見える中に、古来から伝わる東洋の身体論や様々な宗教的秘儀の英知を織り込んだ超人覚醒のシステムを持っています。そうです。新体道は超人を生み出す稽古法なのです。武術の中に隠されていた極意、奥義を誰もが会得できるようにオープンにした最初の流派と言えるかもしれません。道を求める人にお勧めです!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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