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12月セミナー感想

 いやはや・・・今年も月例セミナー終了しました!

 ここ最近、何か入会希望者が増えたり、本やDVDの企画が動き出したり、注目が集まってるのかな~?という感じでしたが、武道武術の業界的には随分と人気が下火になっているんだそうです。

 けれども、今回は今年最後ということもあって、初参加の方も三人いらして、なかなか盛況でした。

 予告した通り、今回は武術業界の著名人が披露する神技のタネ明かしをやりました。

 常連の方にとっては、今更・・・という内容になりかねないので、ちょっと新ネタ仕入れとくかな~?と思って、水道代と電気代払いに行ったついでに寄った書店で、甲野氏の新しい本を眺めてみました。

 参考になるような技があったら買おうかな?と思ったんですが・・・。

 ま~、驚くばかりに実用性0。そのまま打ったら入る間合でヘンな技やったり、顔面ガラ空きで一方的に技かけようとしたり・・・もう、論外です。武術じゃなくて奇術の研究しているのか?とも思いましたが、こんな低レベルの奇術じゃ~な~?

 そんな次第で「これは目の毒だ」と思って買わなかったんですが、やっぱ神技パフォーマンスみたいなのの代表的なことはやらないとな~?と思って、多人数にかける発勁とか合気とか大東流の秘技“空中合気”もやりました。

 空中合気は私も実験したことなくって、「多分、こうやればできるな・・・」と思っていたやり方を参加者にやらせてみました。

 結果は成功。数人に抱え挙げられた状態からオイッチ、ニー!の二動作で成功しましたね。やり方は今度出す本で解説しておきますね。

 ただ、あまりに簡単なので質問者も苦笑い・・・。

 万事、神技パフォーマンスはコツさえ解れば難しくないんですよ。素人手品みたいなもんです。仕組みが判らないから崇め奉る・・・。

 私は、正直、こういう見世物演芸を神技と称して披露するようなことはやる気が湧かないんですけれど、それでも技の原理的な部分には実用技のヒント(沈身とか力のベクトルをずらすとか)も隠れているので、技法解析することそのものは楽しいんですね。

 ただ、やってみたら阿呆みたいに簡単だったりするから、こういう演芸やって達人顔している連中や、それをもって天下の達人と思い込んでる信奉者のバカさ加減にウンザリする訳ですよ。

 そんな連中より、懸命にきつい練習に取り組んで、真面目に嘘のつけない試合に臨んでいる空手家・柔道家・格闘家・・・といった人達こそを私は尊敬しますね。

 でも、そういう真面目にやっている人達を取り込んで自分の売名に利用しやがるから、こういう糞みたいな連中は斯界から駆逐しなきゃ~いかんと思う訳ですよ。タチの悪い新興宗教みたいなもんです・・・。

 私は誰もが命の危機に遭遇した時に護身術として使える武術を研究していきたいし、“見世物演芸しかできない戦えない連中に武術を語って欲しくない”んです。

 昔、ある先生から「おいっ、長野! お前が武道のことをとやかく言うのは、俺が許さんぞ!」と叱りつけられたことありましたが、「俺は先生に認めてもらわなくて結構です!」と睨み返したら黙ってしまわれたことがありました。

 私の批評活動が気に入らず、口先だけの人間だと思われたんでしょうが、表だって堂々と批判するのと、陰で無責任に誹謗中傷するのと、どっちが男として正しいでしょう? 私は前者でありたいですね。

 この思いは生涯、変わらないと言えます。

 何故なら、私は世界で一番、武術という文化を敬愛する人間だからですよ。

 戦闘という野獣の本能を否定せず、理性的にコントロールする術を発明した数多の先哲に絶大なる敬意を持つのです。人類の発明の中でも最も偉大なものの一つだと思います。

 そんな訳で、来年も宜しくお願いします。


追記;久しぶりに横浜名刀会に行ったら、当会の元師範代だった鈴木雅美氏が六月に自宅で急死しているのを発見された・・・とうかがって、大変、驚きました。持病があったらしく、体調不良で会社を休んでいる間のことだったそうです。独身で特に親しい友人もいなかったらしく、趣味の刀剣の仲間が預かっていた刀のことで訪ねた時に判ったらしいのですが、孤独死のような格好であったようでした。当会の退会に際しては感情的な誤解も残りましたが、会に所属していた頃の彼の功績は無視できないものがあります。特に二度の分裂騒動の時も相談に乗ってくれましたし、刀に詳しく、いろいろ教えてくれ、新体制で活動した頃に真剣を二振りプレゼントしてくれ、一振りは東京支部の小塚師範に贈っています。聞くところでは御実家とも疎遠であったらしく、お参りに行く術もありません。彼は昔、鹿島神流を稲葉稔先生に学んだことを誇りにしていました。もし、このブログを読んでいる稲葉先生に近しい方がおられましたら、宜しくお伝え戴ければ、彼も喜ぶと思います。数年間の縁でしたが、今はただ、鈴木雅美氏の御冥福を祈るばかりです。合掌。

長野峻也 拝

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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